JP6616202B2 - 庇 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP6616202B2
JP6616202B2 JP2016016883A JP2016016883A JP6616202B2 JP 6616202 B2 JP6616202 B2 JP 6616202B2 JP 2016016883 A JP2016016883 A JP 2016016883A JP 2016016883 A JP2016016883 A JP 2016016883A JP 6616202 B2 JP6616202 B2 JP 6616202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
rail
bolt
fixture
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016016883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017137621A (ja
Inventor
貴子 赤木
雅也 相澤
Original Assignee
Ykk Ap株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ykk Ap株式会社 filed Critical Ykk Ap株式会社
Priority to JP2016016883A priority Critical patent/JP6616202B2/ja
Publication of JP2017137621A publication Critical patent/JP2017137621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6616202B2 publication Critical patent/JP6616202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

本発明は、壁面に庇板が上吊りされて設けられる庇に関する。
壁面に庇板が上吊りされて設けられる庇としては、例えば、天板と称する庇板に設けられた固定金具と、壁面に設けられた固定金具と、に吊り材を張架して壁面に屋根となる庇板が取り付けられる庇が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような庇は、庇板を上吊りする吊り材の一端が建物の躯体に固定される。このとき、建物の躯体の間隔は必ずしも一定ではないため、吊り材の他端が固定される、庇板側の固定金具は、各々の建物が備える躯体の位置に合わせて設けなければならない。このため、庇板に設けられる固定金具をレール型とし、庇板に対する吊り材の固定位置を移動可能としている。
実用新案登録第3103652号公報
上記のような庇は、庇板と棒状の吊り材との接合位置が、庇板から離れると、上吊りする吊り材に庇板の重量が支持されることにより生じるモーメントが大きくなり耐荷重性能が低下する。このため、庇板と棒状の吊り材との接合位置は、できるだけ庇板に近い方が望ましい。一方、庇板側の固定金具は、吊り材の固定位置を移動できるようにレール型としているので、少なくともレールとレールに対してスライドする部材とが必要であり、庇板と吊り材とを直接接合する場合より部材数が増えるとともに、それらを固定するためのボルトなどの固定具の数も増える。このため、庇板と吊り材との接合位置が庇板からより離れた位置となり、耐荷重性能が低くなるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、吊り材の固定位置を調整可能としつつもより高い耐荷重性能を備えている庇を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の庇は、庇板と、一端が壁面側に固定され他端が取付部材を介して前記庇板の上面側に取り付けられる吊り材と、を有し、前記取付部材は、前記庇板の面内方向および前記壁面に沿うレール部を備え前記庇板上に、当該庇板を貫通する第1固定具により固定される庇板保持部材と、前記吊り材の他端に設けられ、前記レール部に案内されて前記庇板保持部材に対してスライド可能に係合し、第2固定具により前記庇板保持部材に固定されるスライド部材と、を有し、前記庇板保持部材は、前記庇板の上面と対向して前記第1固定具が貫通する庇板対向部と、前記庇板対向部に、見込み方向において互いに間隔を隔てて対向させて設けられ、前記スライド部材が案内される前記レール部を形成する一対のレール形成部と、を有し、前記庇板対向部と前記一対のレール形成部とにより形成され前記庇板対向部を貫通した前記第1固定具が位置する固定具配置空間と、前記レール部とは区画されており、前記スライド部材を貫通した前記第2固定具の先端は前記レール部内に位置していることを特徴とする庇である。
このような庇によれば、レール部を備えた庇板保持部材が庇板に固定され、レール部に案内されて庇板保持部材とスライド自在に係合するスライド部材が吊り材に固定されているので、庇板に対する吊り材の、壁面に沿う方向における固定位置を調整することが可能である。また、庇板に庇板保持部材を固定する第1固定具と、庇板保持部材と係合するスライド部材を吊り材に固定する第2固定具とが、上下方向において互いに重ならない位置に設けられているので、第1固定具と第2固定具とを庇板の面内方向に並べて配置することが可能である。このため、第1固定具と第2固定具とが上下方向に並べて配置される場合より吊り材の取付部材との取り付け位置を、庇板に、より近づけることが可能である。よって、吊り材の固定位置を調整可能としつつもより高い耐荷重性能を備えた庇を提供することが可能である。
また、第1固定具が配置される固定具配置空間とスライド部材を貫通した第2固定具の先端が位置するレール部とは区画されているので、たとえ、第2固定具を伝って雨水等がレール部内に浸入したとしても、固定具配置空間には浸入しない。このため、第2固定具を伝って進入した雨水等が庇板の下面に移動して漏れることを防止することが可能である。
かかる庇であって、前記一対のレール形成部は、当該一対のレール形成部の間に位置する前記固定具配置空間側に前記固定具配置空間及び前記レール部のいずれとも区画され前記レール部に沿って設けられた排水溝を有し、前記取付部材は、前記排水溝と前記固定具配置空間とを上方から覆う覆い部材を有し、前記スライド部材は、前記覆い部材を上方から覆っていることが望ましい。
このような庇によれば、一対のレール形成部には、レール部より固定具配置空間側に、固定具配置空間及びレール部のいずれとも区画され排水溝が設けられているので、例え一対のレール形成部とスライド部材及び覆い部材との間から雨水等が浸入したとしても、排水溝に移動させ、固定具配置空間に移動することを防止することが可能である。このため、雨水等が庇板の下面に移動して漏れることを防止することが可能である。
かかる庇であって、前記第1固定具は、第1ボルトであり、前記第2固定具は、前記スライド部材を前記庇板の面内方向に沿って貫通する第2ボルトであることが望ましい。
このような庇によれば、庇板に庇板保持部材を固定する第1ボルトは庇板を貫通するように上下方向に沿い、庇板保持部材とスライド部材とを固定する第2固定具は庇板の面内方向に沿っているので、第1ボルトと第2ボルトとを庇板の面内方向に並べて容易に配置することが可能である。
かかる庇であって、前記第2ボルトは、前記第1ボルトの頂部より下に位置していることが望ましい。
このような庇によれば、第1ボルトと第2ボルトとが庇板の面内方向に並べて配置することが可能なので、吊り材の取付部材との取り付け位置を、庇板に、より近づけることが可能である
本発明によれば、吊り材の固定位置を調整可能としつつもより高い耐荷重性能を備えている庇を提供することが可能である。
本実施形態に係る庇を示す斜視図である。 本実施形態に係る庇を示す縦断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 取付部材を示す斜視図である。 取付部材構成を示す分解図である。
以下、本発明の一実施形態に係る庇について図面を参照して説明する。
本実施形態の庇10は、図1、図2に示すように、庇板2が設けられる建物1に沿う端部が壁面としての外壁1a側に固定されるとともに、庇板2の上面が外壁1a側から吊り材3により支持される上吊り型の庇10であって、建物1に後付け可能に構成されている。
以下の説明においては、建物1に取り付けられた状態の庇10を外壁1aに向かって見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、外壁1aと直交する奥行き方向を見込み方向として示す。庇10の各部位であっても、また、庇10を構成する各部材については単体の状態であっても、建物1に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。
庇10は、矩形状の庇板2と、庇板2の、建物1に沿う端部を外壁1a側に固定する壁側端固定部材4と、庇板2と建物1の躯体1bとを連結して庇板2を上方から吊る吊り材3と、吊り材3の下端を庇板2に取り付けるための取付部材5と、を有している。
庇板2は、例えばポリカーボネートなどの合成樹脂製の板やアルミ樹脂複合板などの矩形状をなす平板材であり、矩形状の四辺のうち外壁1a側の端部を除き、端部を保護する保護部材21が全長に渡って設けられている。また、庇板2の上面側には、見込み方向において庇板2の中央より外壁1aと反対側(以下、反壁側という)に取付部材5が複数設けられている。複数の取付部材5は、左右方向に互いに間隔を隔てて、外壁1aに沿うように一列に配置されている。また、庇板2の下面側には、平板にボルトのねじ部が立設され、取付部材5を庇板2に固定している第1固定具及び第1ボルトとしてのボルト材2a等を下方から覆う下カバー22が、庇板2の左右方向における全長にわたるように設けられている。
壁側固定部材4は、外壁1aに当接される壁側当接部材41と、壁側当接部材41とともに庇板2の壁側の端を挟持する壁側挟持部材42と、壁側挟持部材42を上方から覆うカバー部材43と、を有している。壁側当接部材41、壁側挟持部材42、カバー部材43は、いずれも押し出し成形部材であり、庇板2の左右方向における全長にわたるように設けられている。
壁側当接部材41は、外壁1aに当接される壁当接部41aと、壁当接部41aの下端が外壁1aから離れる方向に延出され庇板2の端部が載置される載置部41bと、を有している。壁当接部41aの上端部には、カバー部材43の上係止片43aが係止される上被係止部41cが設けられている。
壁側挟持部材42は、壁当接部41aを外壁1aとともに挟んで躯体1bに固定される下躯体固定部42aと、下躯体固定部42aの下端が外壁1aから離れる方向に延出されて庇板2の上面に載置される挟持部材延出部42bと、を有している。挟持部材延出部42bの延出された先端部には、カバー部材43の下係止片43bが係止される下被係止部42cが設けられている。
躯体1bに固定された壁側当接部材41の載置部41b及び壁側挟持部材42の挟持部材延出部42bの間に庇板2の外壁1a側の端が挟持され、載置部41bに係合されたプレートナット2cに庇板2及び挟持部材延出部42bを貫通したボルト2bが螺合されて固定されている。庇板2が固定された後に、上係止片43aが上被係止部41cに係止され、下係止片43bが下被係止部42cに係止されてカバー部材43が取り付けられている。
吊り材3は、円筒状の本体部31と、本体部31の両端部から本体部31に沿う方向に延出された延出ねじ部32と、を有し、両端の延出ねじ部32には壁側固定部材4よりも上方にて外壁1aに設けられた後述する外壁固定部材6及び取付部材5に回動自在に固定される端部材7がそれぞれ設けられている。
端部材7は、図3に示すように、延出ねじ部32が貫通される貫通板部71と、貫通板部71の左右方向の端から本体部31と反対方向に向かって延出され互いに対向する一対の端部材対向壁部72と、を有している。端部材7は、貫通板部71に貫通された延出ねじ部32の、貫通板部71の両側にそれぞれ螺合されたナット73が両側から締め込まれて延出ねじ部32に固定されている。このため、延出ねじ部32に対するナット73の螺合位置を変更することにより、吊り材3により固定される外壁1aと庇板2との間隔を変更することが可能であり、複数種類のサイズの庇板2や躯体の1b位置が互いに異なる建物1に用いることが可能である。
外壁固定部材6は、図2に示すように、外壁1aに当接されて躯体1bに固定される上躯体固定部61と、上躯体固定部61の左右方向の端から外壁1aと反対方向に向かって延出され互いに対向する一対の外壁側対向壁部62と、を有している。対向する一対の外壁側対向壁部62の間には、吊り材3が有し上側に位置する端部材7が配置される。一対の外壁側対向壁部62の間に配置された端部材7の対向する一対の端部材対向壁部72は各々、外壁側対向壁部62と対面するように配置され、対面する端部材対向壁部72と外壁側対向壁部62とを左右方向に貫通するボルトにナットが螺合されて上側の端部材7が躯体1bに固定されている外壁固定部材6に固定される。
吊り材3の下端側に設けられた下側の端部材7が固定される取付部材5は、図4、図5に示すように、庇板2の上面にボルト材2aとナット2dとにより固定される庇板保持部材51と、庇板保持部材51の上部を覆う覆い部材52と、庇板保持部材51上に配置され吊り材3の下側の端部材7が固定されるスライド部材53と、を有している。取付部材5は、建物1の躯体1bをなす例えば間柱に上端側が固定される吊り材3毎に設けられているので、左右方向における間柱の間隔と同じ間隔で庇板2に設けられている。
庇板保持部材51は、押し出し成形部材でなり、庇板2の上面に対向して当接される庇板対向部51aと、庇板対向部51aの見込み方向の両端部に各々立設されて外壁1aに沿う溝状のレール部51bが形成されるレール形成部51cと、各レール形成部51cの、互いに他のレール形成部51c側に張り出して左右方向に沿って上方に開放された排水溝51dを形成する溝形成部51eと、を有している。
庇板対向部51aは、見込み方向における中央に左右方向に沿って上方に窪む凹部51fを有しており、この凹部51fには、庇板保持部材51がボルト材2aにより固定される際に庇板対向部51aとともにボルト材2aに貫通される止水材8が配置され、ナット2dが締め込まれることにより止水材8が圧縮されるように構成されている。
レール形成部51cは、見込み方向における建物側に、建物側に向かって開放されたレール溝部51gが形成され、見込み方向における反建物側に、反建物側に向かって開放されたレール溝部51gが、各々外壁1aに沿って形成され、レール溝部51gの開放端側の幅が奥側より狭くなるように上下に互いに対向する方向に各々突起51hが設けられてレール部51bが形成されている。
溝形成部51eは、2つのレール形成部51cに設けられたレール溝部51gの開放側と反対の底部側から互いに対向する方向に延出された対向延出部51iと、対向延出部51iの先端から上方に立ち上がる先端壁部51jとにより形成されている。対向延出部51iと庇板対向部51aとは上下方向に間隔が隔てられている。対向延出部51iと庇板対向部51aとの間の空間には、庇板対向部51aとともにボルト材2aが貫通されるプレート51kが挿入され、ボルト材2aにナット2dが螺合されて庇板保持部材51が庇板2に固定されている。
覆い部材52は、2つのレール形成部51c上に掛け渡されて庇板保持部材51上を覆い上面が平坦なカバー板部52aを有しており、下面側に突出された係止突起52bが排水溝51d内に挿入されて係止されている。覆い部材52の下面には、2つの先端壁部51jの、見込み方向における中央側に係合する係合片52cが垂設されている。ここで、庇板対向部51aの上面、2つのレール形成部51c、2つの溝形成部51e及び覆い部材52により囲まれた空間が、ボルト配置空間S(図3)に相当し、排水溝51dはボルト配置空間Sと区画されている。
覆い部材52に覆われた庇板保持部材51の左右方向における端部には、小口を塞ぐキャップ54が、軟質合成樹脂でなるシート状のシーラー55を介してビス止めされている。キャップ54及びシーラー55には、排水溝51dと外部とを連通する連通孔54aが設けられているが、シーラー55の連通孔は図示していない。
スライド部材53は、覆い部材52の上面に当接される覆い当接部53aと、覆い当接部53aの左右方向の端から上方に向かって延出され互いに対向する一対の上方延出部53bと、覆い当接部53aの見込み方向における両端部からそれぞれ垂設された垂設板部53cと、を有している。
対向する一対の上方延出部53bの間には、吊り材3が有し下側に位置する端部材7が配置される。一対の上方延出部53bの間に配置された端部材7の対向する一対の端部材対向壁部72は各々、上方延出部53bと対面するように配置され、対面する端部材対向壁部72と上方延出部53bとを左右方向に貫通するボルトにナットが螺合されて下側の端部材7がスライド部材53に固定されている。
スライド部材53が、覆い部材52が係止された庇板保持部材51上に載置された状態で、2つの垂設板部53cが庇板保持部材51の2つのレール形成部51cと各々対向する。各垂設板部53cには、見込み方向に進入する、第2固定具としての2本の第2ボルト53dによりレール部51b内に設けられた板材でなるスライド可能な裏板材53eが取り付けられている。このとき、第2ボルト53dは、ボルト材2aの頂部2eより下に位置している。
裏板材53eは、上下方向の幅がレール形成部51cの対向する突起51h間の間隔より広く、レール溝部51gの上下方向の幅より僅かに狭く形成されている。2本の第2ボルト53dを緩めた状態では、裏板材53eはスライド部材53とともにレール部51bに沿って移動可能であり、2本の第2ボルト53dを締め込むことにより、垂設板部53cと裏板材53eとにより対向する突起51hが挟持されて、スライド部材53が庇板保持部材51に固定されるように構成されている。このため、庇板2に対する吊り材3の下端側の左右方向の固定位置は、左右方向に調節可能に構成されている。
本実施形態の庇10によれば、レール部51bを備えた庇板保持部材51が庇板2に固定され、レール部51bに案内されて庇板保持部材51とスライド自在に係合するスライド部材51が吊り材3に固定されているので、庇板2に対する吊り材3の、外壁1bに沿う方向における固定位置を調整することが可能である。また、庇板2に庇板保持部材51を固定するボルト材2aと、庇板保持部材51と係合するスライド部材53を吊り材3に固定する第2ボルト53dとが、上下方向において互いに重ならない位置に設けられているので、ボルト材2aと第2ボルト53dとを庇板2の面内方向に並べて配置することが可能である。このため、ボルト材2aと第2ボルト53dとが上下方向に並べて配置される場合より吊り材3の取付部材5との取り付け位置を、庇板2に、より近づけることが可能である。よって、吊り材3の固定位置を調整可能としつつもより高い耐荷重性能を備えた庇10を提供することが可能である。
また、庇板2に庇板保持部材51を固定するボルト材2aは庇板2を貫通するように上下方向に沿い、庇板保持部材51とスライド部材53とを固定する第2ボルト53dは庇板2の面内方向に沿っているので、ボルト材2aと第2ボルト53dとを庇板2の面内方向に並べて容易に配置することが可能である。
また、ボルト材2aと第2ボルト53dとが庇板2の面内方向に並ぶので、吊り材3の取付部材5との取り付け位置を、庇板2に、より近づけることが可能である。このため、吊り材3に庇板2の重量が支持されることにより生じるモーメントを小さくすることが可能であり、高い耐荷重性能を備えた庇10を提供することが可能である。
また、ボルト材2aが配置されるボルト配置空間Sとスライド部材53を貫通した第2ボルト53dの先端が位置するレール部51bとは区画されているので、たとえ、第2ボルト53dを伝って雨水等がレール部51b内に浸入したとしても、ボルト配置空間Sには浸入しない。このため、第2ボルト53dを伝って進入した雨水等が庇板2の下面に移動して漏れることを防止することが可能である。
また、一対のレール形成部51cには、レール部51bよりボルト配置空間S側に、ボルト配置空間S及びレール部51bのいずれとも区画され排水溝51dが設けられているので、例え一対のレール形成部51cとスライド部材53及び覆い部材52との間から雨水等が浸入したとしても、排水溝51dに移動させ、ボルト配置空間Sに移動させることを防止することが可能である。このため、雨水等が庇板2の下面に移動して漏れることを防止することが可能である。
本実施形態においては、第1固定具は、平板にボルトのねじ部が立設されたボルト材2aとしたが、第2固定具をなす第2ボルト53dと同様のボルトであっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1a 外壁、2 庇板、2a ボルト材、2e 頂部、3 吊り材、5 取付部材、
10 庇、51 庇板保持部材、51a 庇板対向部、51b レール部、
51c レール形成部、51d 排水溝、52 覆い部材、53 スライド部材、
53d 第2ボルト、
S 配置空間、

Claims (4)

  1. 庇板と、
    一端が壁面側に固定され他端が取付部材を介して前記庇板の上面側に取り付けられる吊り材と、
    を有し、
    前記取付部材は、前記庇板の面内方向および前記壁面に沿うレール部を備え前記庇板上に、当該庇板を貫通する第1固定具により固定される庇板保持部材と、
    前記吊り材の他端に設けられ、前記レール部に案内されて前記庇板保持部材に対してスライド可能に係合し、第2固定具により前記庇板保持部材に固定されるスライド部材と、
    を有し、
    前記庇板保持部材は、前記庇板の上面と対向して前記第1固定具が貫通する庇板対向部と、
    前記庇板対向部に、見込み方向において互いに間隔を隔てて対向させて設けられ、前記スライド部材が案内される前記レール部を形成する一対のレール形成部と、
    を有し、
    前記庇板対向部と前記一対のレール形成部とにより形成され前記庇板対向部を貫通した前記第1固定具が位置する固定具配置空間と、前記レール部とは区画されており、
    前記スライド部材を貫通した前記第2固定具の先端は前記レール部内に位置していることを特徴とする庇。
  2. 請求項1に記載の庇であって、
    前記一対のレール形成部は、当該一対のレール形成部の間に位置する前記固定具配置空間側に前記固定具配置空間及び前記レール部のいずれとも区画され前記レール部に沿って設けられた排水溝を有し、
    前記取付部材は、前記排水溝と前記固定具配置空間とを上方から覆う覆い部材を有し、
    前記スライド部材は、前記覆い部材を上方から覆っていることを特徴とする庇。
  3. 請求項1または請求項2に記載の庇であって、
    前記第1固定具は、第1ボルトであり、
    前記第2固定具は、前記スライド部材を前記庇板の面内方向に沿って貫通する第2ボルトであることを特徴とする庇。
  4. 請求項3に記載の庇であって、
    前記第2ボルトは、前記第1ボルトの頂部より下に位置していることを特徴とする庇。
JP2016016883A 2016-02-01 2016-02-01 Active JP6616202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016883A JP6616202B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016883A JP6616202B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017137621A JP2017137621A (ja) 2017-08-10
JP6616202B2 true JP6616202B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=59566733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016016883A Active JP6616202B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6616202B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3103652U (ja) * 2004-02-27 2004-08-19 株式会社フジカケ・プランニング 吊り庇用ハニカムパネル
JP5611707B2 (ja) * 2010-08-02 2014-10-22 株式会社屋根技術研究所 板状モジュールの固定構造
JP2012046988A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Kyowa Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017137621A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8925258B1 (en) Wall and door panel adjustment device
JP3205872U (ja) 調整式フェンス
JP6616202B2 (ja)
JP3217663U (ja) 開閉式テント
JP6523646B2 (ja) 手摺装置
US20150240517A1 (en) Support post for glass
KR101699425B1 (ko) 비계용 안전발판
JP6445254B2 (ja) 独立構造体および隙間塞ぎ材の取付方法
KR102031985B1 (ko) 높이 조절이 가능한 선반의 결합구조
KR101909629B1 (ko) 내재해형 에어 그린하우스
WO2007038214A3 (en) Concrete forming structure frame locking device
IT201600074949A1 (it) Sistema di fissaggio di una o piu' pannellature ad un componente edilizio, in particolare per la realizzazione e l'installazione di pensiline, tettoie o simili
KR101235009B1 (ko) 조립성이 향상된 도로표지판의 행거 고정장치
KR20120001160U (ko) 가변식 설치 구조를 가진 낚시대 고정 장치
JP5913530B2 (ja) 建築構造体
US2936988A (en) Adjustable fixture hanger
JP5844130B2 (ja) 建築構造体
FR2817272A1 (fr) Suspente pince coulissante
JP4663438B2 (ja) 野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法
JP2013190058A (ja) チャンネル材用ボルト保持具
JP7090307B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JP6264605B2 (ja) 支柱支持具および支柱
JP3170632U (ja) 吊りチェーンクランプ
FR2887417A1 (fr) Crochet indecrochable multi-positions
ES2432766T3 (es) Kit de construcción para fabricar tejados

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6616202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250