JP6615717B2 - 包装ロール体の摘片形成装置及び摘片形成方法 - Google Patents
包装ロール体の摘片形成装置及び摘片形成方法 Download PDFInfo
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Description
支持手段は、エンドレスの無限循環帯に複数のローラが回転可能に連結された搬送用のコンベヤであり、このコンベヤには、複数のローラをコンベヤの搬送方向とは反対側の逆方向に回転させるローラ駆動機構を設け、
摘片形成手段は、コンベヤの複数のローラの上方に設置される基材層と、この基材層に接着される弾性の緩衝層と、この緩衝層に取り付けられて下方の包装ロール体の樹脂シートを擦る接触層とを含み、緩衝層をエラストマーとするとともに、接触層を搬送用の樹脂ベルトとし、
コンベヤにより包装ロール体を搬送し、ローラ駆動機構の起動により複数のローラを搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、この複数のローラ間に支持された包装ロール体を搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、この包装ロール体に摘片形成手段の樹脂ベルトの幅方向の一部を強く接触させるとともに、樹脂ベルトの幅方向の残部を弱く接触させることにより、包装ロール体の樹脂シートの自由端部を巻き方向とは反対側の方向に折り返して樹脂シートの幅方向に傾斜させ、樹脂シートの自由端部の一側と他側とを樹脂シートの巻き方向にずらすことで、摘片を形成することを特徴としている。
支持手段は、自由回転可能な複数のローラが一列に並ぶ搬送用のコンベヤであり、
摘片形成手段は、コンベヤの複数のプーリ間に巻架されて複数のローラの上方に設置される基材層と、この基材層に接着される弾性の緩衝層と、この緩衝層に取り付けられて下方の包装ロール体の樹脂シートを擦る接触層とを含んだ循環可能な平ベルトであり、この平ベルトの緩衝層をエラストマーとするとともに、接触層を搬送用の樹脂ベルトとし、
包装ロール体に平ベルトの樹脂ベルトの幅方向の一部を強く接触させるとともに、樹脂ベルトの幅方向の残部を弱く接触させ、平ベルトをコンベヤの搬送方向とは反対側の逆方向に循環させることにより、コンベヤの複数のローラ間に支持された包装ロール体を搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、包装ロール体に樹脂シートの自由端部を巻き方向とは反対側の方向に折り返して樹脂シートの幅方向に傾斜させ、樹脂シートの自由端部の一側と他側とを樹脂シートの巻き方向にずらすことで、摘片を形成することを特徴としている。
また、支持手段のコンベヤに、包装ロール体の樹脂シートに接触する接触部材を設け、この接触部材を摘片形成手段の上流側に隣接させることができる。
また、摘片形成手段のエラストマーの硬度をアスカーC型の硬度計で測定した場合にアスカーC8以下とすることもできる。
また、摘片形成手段のエラストマーを包装ロール体の樹脂シートの幅方向に分割し、この分割した複数のエラストマーの硬度を相互に異ならせることが可能である。
また、包装ロール体の巻芯の中心部、包装ロール体の樹脂シートの自由端部の一側、及び樹脂シートの自由端部の他側が形成する中心角が、90°〜180°の範囲であることが好ましい。
また、摘片形成手段を略板形とすれば、支持手段を搬送用のコンベヤとし、このコンベヤを包装用の製函手段に接続することが容易となる。また、摘片形成手段の緩衝層がエラストマー、特にクッション性、圧力分散特性、衝撃吸収性に優れる低反発のエラストマーの場合には、遅い変形戻り性により、包装ロール体の樹脂シートに対する接触層の接触面積が拡大し、例え包装ロール体の回転数が少なくても、樹脂シートの自由端部に摘片を形成することが可能になる。さらに、摘片形成手段の接触層が搬送用の樹脂ベルトなので、摩耗に伴う脱落の減少が期待できる。
また、摘片形成手段の緩衝層がエラストマー、特にクッション性、圧力分散特性、衝撃吸収性に優れる低反発のエラストマーの場合には、遅い変形戻り性により、包装ロール体の樹脂シートに対する接触層の接触面積が拡大し、例え包装ロール体の回転数が少なくても、樹脂シートの自由端部に摘片を形成することが可能になる。さらに、摘片形成手段の接触層が搬送用の樹脂ベルトなので、摩耗に伴う脱落の減少が期待できる。
請求項4記載の発明によれば、コンベヤ上の包装ロール体の樹脂シートに、接触部材が接触して包装ロール体の位置ずれや跳ね上がり等を防ぐので、姿勢の安定した包装ロール体を下流の摘片形成手段に供給することが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、樹脂ベルトの静摩擦係数が0.4以上で滑りにくいので、樹脂シートの自由端部を折り返して傾斜させ、摘片を形成する作業に困難を来すおそれを排除することが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、分割された複数の樹脂ベルトの静摩擦係数が一律ではなく、部分的に異なるので、樹脂ベルトの一部を滑りやすくしたり、残部を相対的にやや滑りにくくすることができる。したがって、樹脂シートの自由端部を幅方向に徐々に曲げながら傾斜させる作業が容易となる。
2 巻芯
3 中心部
4 ラップフィルム(樹脂シート)
5 自由端部
6 一側
7 他側
8 摘片
10 包装箱
11 蓋板
20 コンベヤ(支持手段)
24 第一の動力源
25 チェーン駆動機構
27 コンベヤチェーン(無限循環帯)
28 ローラ
32 当て板(接触部材)
33 第二の動力源
35 ローラ駆動機構
37 駆動チェーン
40 摘片形成手段
40A 摘片形成手段
41 基材層
42 緩衝層
43 エラストマー
44 接触層
45 樹脂ベルト
50 製函手段
Claims (10)
- 巻芯に樹脂シートが巻かれた包装ロール体を複数のローラ間に回転可能に支持させる支持手段と、この支持手段に支持された包装ロール体に接触してその樹脂シートの自由端部に操作用の摘片を形成する略板形の摘片形成手段とを備えた包装ロール体の摘片形成装置であって、
支持手段は、エンドレスの無限循環帯に複数のローラが回転可能に連結された搬送用のコンベヤであり、このコンベヤには、複数のローラをコンベヤの搬送方向とは反対側の逆方向に回転させるローラ駆動機構を設け、
摘片形成手段は、コンベヤの複数のローラの上方に設置される基材層と、この基材層に接着される弾性の緩衝層と、この緩衝層に取り付けられて下方の包装ロール体の樹脂シートを擦る接触層とを含み、緩衝層をエラストマーとするとともに、接触層を搬送用の樹脂ベルトとし、
コンベヤにより包装ロール体を搬送し、ローラ駆動機構の起動により複数のローラを搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、この複数のローラ間に支持された包装ロール体を搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、この包装ロール体に摘片形成手段の樹脂ベルトの幅方向の一部を強く接触させるとともに、樹脂ベルトの幅方向の残部を弱く接触させることにより、包装ロール体の樹脂シートの自由端部を巻き方向とは反対側の方向に折り返して樹脂シートの幅方向に傾斜させ、樹脂シートの自由端部の一側と他側とを樹脂シートの巻き方向にずらすことで、摘片を形成することを特徴とする包装ロール体の摘片形成装置。 - 巻芯に樹脂シートが巻かれた包装ロール体を複数のローラ間に回転可能に支持させる支持手段と、この支持手段に支持された包装ロール体に接触してその樹脂シートの自由端部に操作用の摘片を形成するエンドレスの摘片形成手段とを備えた包装ロール体の摘片形成装置であって、
支持手段は、自由回転可能な複数のローラが一列に並ぶ搬送用のコンベヤであり、
摘片形成手段は、コンベヤの複数のプーリ間に巻架されて複数のローラの上方に設置される基材層と、この基材層に接着される弾性の緩衝層と、この緩衝層に取り付けられて下方の包装ロール体の樹脂シートを擦る接触層とを含んだ循環可能な平ベルトであり、この平ベルトの緩衝層をエラストマーとするとともに、接触層を搬送用の樹脂ベルトとし、
包装ロール体に平ベルトの樹脂ベルトの幅方向の一部を強く接触させるとともに、樹脂ベルトの幅方向の残部を弱く接触させ、平ベルトをコンベヤの搬送方向とは反対側の逆方向に循環させることにより、コンベヤの複数のローラ間に支持された包装ロール体を搬送方向とは反対側の逆方向に回転させ、包装ロール体に樹脂シートの自由端部を巻き方向とは反対側の方向に折り返して樹脂シートの幅方向に傾斜させ、樹脂シートの自由端部の一側と他側とを樹脂シートの巻き方向にずらすことで、摘片を形成することを特徴とする包装ロール体の摘片形成装置。 - 樹脂シートの自由端部に摘片が形成された包装ロール体を未完成の包装箱の開口部に挿入して製函する製函手段を含んでなる請求項1又は2記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 支持手段のコンベヤに、包装ロール体の樹脂シートに接触する接触部材を設け、この接触部材を摘片形成手段の上流側に隣接させた請求項1又は3記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 摘片形成手段のエラストマーの硬度をアスカーC型の硬度計で測定した場合にアスカーC8以下とした請求項1ないし4のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 摘片形成手段の樹脂ベルトの静摩擦係数を0.4以上とした請求項1ないし5のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 摘片形成手段のエラストマーを包装ロール体の樹脂シートの幅方向に分割し、この分割した複数のエラストマーの硬度を相互に異ならせた請求項1ないし6のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 摘片形成手段の樹脂ベルトを包装ロール体の樹脂シートの幅方向に分割し、この分割した複数の樹脂ベルトの静摩擦係数を相互に異ならせた請求項1ないし7のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 包装ロール体の巻芯の中心部、包装ロール体の樹脂シートの自由端部の一側、及び樹脂シートの自由端部の他側が形成する中心角が、90°〜180°の範囲である請求項1ないし8のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の包装ロール体の摘片形成装置を用い、包装ロール体の樹脂シートの自由端部に操作用の摘片を形成することを特徴とする包装ロール体の摘片形成方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016160440A JP6615717B2 (ja) | 2016-08-18 | 2016-08-18 | 包装ロール体の摘片形成装置及び摘片形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016160440A JP6615717B2 (ja) | 2016-08-18 | 2016-08-18 | 包装ロール体の摘片形成装置及び摘片形成方法 |
Publications (2)
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JP2018027793A JP2018027793A (ja) | 2018-02-22 |
JP6615717B2 true JP6615717B2 (ja) | 2019-12-04 |
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ID=61248875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016160440A Active JP6615717B2 (ja) | 2016-08-18 | 2016-08-18 | 包装ロール体の摘片形成装置及び摘片形成方法 |
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2016
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