JP3572174B2 - フィルム包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムを用いて被包装物例えば食品等が収容されたトレイを自動包装するフィルム包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
伸張し得る塩化ビニル製の包装用フィルムを用いて包装すべき物品をトレイと共に自動包装するフィルム包装機は特開平6−321255号公報で知られている。このフィルム包装機は、前記フィルムの繰出し端部を掴んでこのフィルムを包装すべき物品に対して引き出す移動可能なフロントグリッパと、引き出されたフィルムの幅方向両側に設けられてフィルムの幅方向両側縁部を掴んでこのフィルム幅を広げる一対の移動可能なサイドグリッパとを備えている。
【0003】
前記フィルム包装機は、フロントグリッパで引き出されたフィルムを一対のサイドグリッパで幅方向に伸張し、このフィルムを物品が入ったトレイに被せた後、このフィルムを、その繰り出し方向(フロントグリッパによる引き出し方向)に沿う両側及び幅方向に沿う両側から前記トレイの底部外面に折り込んで、前記トレイを包装するものである。
【0004】
前記各グリッパいずれもフィルムグリッパをなすものであり、上部クランパと、この下側に回動可能に配置されて上部クランパに対して開閉されるアーム状の下部クランパとを備え、下部クランパの先端部上面にはスキン層を有しない独立発泡構造のポリウレタンスポンジゴム(商品名;バルコラン)が被着されている。ゴムは、表面に凹凸がない平板状であって、下部クランパの開閉に伴って上部クランパの先端部下面(フィルム接触面)に接離される。これらのグリッパは、下部クランパを下方に回動して両クランパ間を開いた状態でフィルムの側縁部等に向けて移動されて、この側縁部などを上下両クランパ間に位置させてから、下部クランパを上向きに回動させることにより、両クランパ間にフィルムの側縁部などを把持し、この後に元の位置に向けて移動される。それにより、フィルムの引き出し、或いは引き出されたフィルムを幅方向に伸張するようになっている。
【0005】
そして、こうした伸張動作等において、前記ゴムとフィルムとの接触により、フィルムがグリッパから抜け出すことを抑制しつつフィルムの把持状態を保持して、前記伸張などを可能としている。
【0006】
なお、前記構成のフィルム包装機の他に、引き出されたフィルムをその幅方向に伸張させる場合に、フィルムの幅方向両側に位置される一対のサイドグリッパの内の一方が移動できず、他方のみが移動可能に設けられ、その移動によってフィルムを幅方向に伸張させる構成のフィルム包装機も知られているが、この包装機のグリッパも前記と同様に独立発泡構造のポリウレタンスポンジゴムをフィルム接触部材として用いて、フィルムを把持する構成となっている。
【0007】
また、最近に至り本出願人は、フィルムグリッパのフィルム接触部材を、従来公知の独立発泡構造のポリウレンタンスポンジゴムに代えて、シリコンゴムで形成することにより、高湿度環境下でのフィルム包装機の使用においてもフィルムの把持力の低下を少なくできるフィルム包装機を提案し、既に出願済みである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フィルム包装機は種々の環境で使用され、例えば包装機が設置された厨房の床に水を撒いた状態等のように使用環境湿度が高い条件、同様な地域、時期において使用される可能性がある。そこで、使用環境条件のいかんに拘らず、自動包装作業を全うするためには、その各グリッパでのフィルムの把持を確実にして、伸張時等においてフィルムがグリッパから不用意に抜け出さないようにする必要がある。
【0009】
しかし、フィルム接触部材として独立発泡構造のポリウレタンスポンジゴムを採用した従来公知のフィルム包装機は、前記接触部材の耐久性があって、かつ、この接触部材とフィルムとの剥離性が経年変化しない点で優れているが、高湿度条件下でのフィルム把持力については十分ではなかった。
【0010】
そのため、湿度が高い使用環境での使用や、使用環境の温度変化によりフィルムやグリッパに結露を生じたり水滴が付着する場合には、水分の影響によってグリッパに把持されたフィルムが前記ゴムに対して滑り易くなって、グリッパからフィルムが抜け出す可能性が高められ、その抜け出しにより包装不良を生じ易くなるという問題がある。
【0011】
すなわち、フィルム把持力が低下する理由は明確ではないが、包装に通常使用される塩化ビニル製フィルムには防曇剤(界面活性剤)を含んでいるから、これが被包装物を包装する動作中に滲み出して、フィルム接触部材をなしたポリウレタンスポンジゴムのフィルム接触面に付着して、フィルムとの接触条件を変化させると考えられる。また、この他にも、ポリウレタンスポンジゴムは、その発泡形態が独立構造であるために、フィルムに付着した水分が前記ゴムのフィルム接触面に入った時に他に移動されずに止まることから、この接触面と把持したフィルムの面との間に水膜ができてしまうことも原因であると考えられている。したがって、従来公知のフィルム包装機においては、既述のように湿度が上がるにつれて把持したフィルムが抜け易くなって包装不良を起こし易いという問題がある。
【0012】
また、本出願人が先に出願した発明においてフィルム接触部材に採用したシリコンゴムは、湿度が上がっても従来公知のウレタンスポンジゴムに比較してかなり高い水準の摩擦力(フィルム把持力)を維持できる点で優れているが、把持したフィルムとの剥離性が悪くなるという不具合がある。この原因は明らかではないが、シリコンゴム製のフィルム接触部材の表面が、使用中に加わる圧力(把持するための力)、摩耗による化学変化、及び、シリコンゴム中の可塑材に含まれている低分子材(シロキサン等)がにじみ出て、フィルム接触面が一見したところ溶けたようなべたつき状態となったり、或いはシリコンゴムの摩耗による平面度の向上に伴いフィルムとの摩擦抵抗が増大すること等が原因であると考えられている。
【0013】
このようにフィルムとの剥離性が悪くなると、被包装物の底部外面に折り込んだ後、グリッパが開いて元の位置に戻る際における左右のフィルムグリッパのフィルム解放のバランスが崩れたりフィルムを引き摺ってしまうことがある。それによって、被包装物の底部外面でのフィルムの重なり部分が不足したり、フィルムが破れたり、被包装物がフィルムとともに引き摺られたりして、包装不良を招くことがある。
【0014】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、高湿度条件下での使用であってもグリッパからのフィルムの抜け出しを確実に防止できるとともに、フィルムとの剥離性もよく、自動包装を全うできるフィルム包装機を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、フィルムグリッパが有する開閉可能なフィルム挟持部のうちの少なくとも一方に取付けられたフィルム接触部材を、互いに並設される第1、第2の接触要素を含んで形成し、前記第1接触要素が環境湿度の変化に拘らず前記フィルムとの摩擦力の変化が少ない性質を有する非シリコンゴム系材料からなり、前記第2接触要素が前記フィルムとの間の剥離性の経年変化が少ない性質を有する非シリコンゴム系材料からなることを特徴としている。
【0016】
この請求項1の発明に係るフィルム包装機が備えるフィルムグリッパのフィルム接触部材をなす第1、第2の接触要素は、いずれも非シリコンゴム系材料であるので、それらの表面が長期にわたる使用に拘らず溶けたようにべたつことがなく、耐久性がよいとともに、フィルムとの剥離性もよい。そして、第1接触要素は、環境湿度が高い条件でも把持したフィルムが抜け出さないような必要な摩擦力をフィルムとの間に維持して、グリッパからのフィルムの引き抜けを防止する。又、第2接触要素は、フィルムとの剥離性の経年変化が少ないので、把持したフィルムの剥離不良が起きないような必要な剥離性を長期間にわたりフィルムとの間に維持して、把持したフィルムを確実に剥離させる。
【0017】
したがって、高湿度使用条件にあっては主として第1接触要素により所定値以上のフィルム把持力を維持し、常湿度使用条件にあっては第1、第2の接触要素により所定値以上のフィルム把持力を維持でき、又、把持したフィルムとの剥離性を主として第2接触要素により保証できる。そのため、フィルムグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させて、グリッパからのフィルムの剥離不良による包装不良を防止できるとともに、高湿度条件下等での自動包装作業においてもフィルムグリッパに把持されたフィルムが引き抜けることに伴う包装不良を防止できる。
【0018】
同様に、前記課題を解決するために、請求項2の発明は、フィルムグリッパが有する開閉可能なフィルム挟持部のうちの少なくとも一方に取付けられたフィルム接触部材が、前記フィルムとの間の摩擦力が環境湿度の上昇につれて変わらないか又は上昇する性質を有する材料製のベースと、このベースのフィルム接触面から突出して前記ベースに埋め込まれた少なくとも一つの剥離子とを有して、前記剥離子が前記ベースよりも軟質であって前記ベースの厚み方向に伸縮可能な材料からなることを特徴としている。
【0019】
この請求項2の発明において、フィルム接触部材のベースは、そのフィルム接触面に接触するフィルムとの間の摩擦力、つまり、フィルム把持力を環境湿度条件に拘らず所定値以上に維持する。ベースの一部に埋め込まれた剥離子は、前記フォルム把持状態では、ベースにおいて前記所定値以上のフィルム把持力が得られるように把持されたフィルムを介してベースの厚み方向に縮められる。そして、両フィルム挟持部間が開かれてフィルムの把持が解放されると、剥離子はそれ自身の復元力によりベースのフィルム接触面から突出し、フィルムを前記ベースから引き離す。このように、使用環境の湿度が上昇したところで、ベースをなした材料の性質により所定値以上のフィルム把持力を維持できるとともに、フィルムの把持とその解放に伴って伸縮する剥離子によって把持したフィルムとの剥離性を良くできるから、自動包装作業においてフィルムグリッパに把持されたフィルムの不用意な引き抜けや、グリッパからのフィルムの剥離不良による包装不良を防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0023】
図1はフィルム包装機1の全体構成を示し、この包装機1は、フロントパネル2a(図1参照)及びリアパネル2b(図3参照)を有したフレーム2を備え、このフレーム2に、トレイ搬入部3と、トレイ搬出部4と、トレイ包装部5と、フィルム供給部40とを設けている。なお、図1中8はフィルム包装機1を載せる台である。
【0024】
トレイ搬入部3はフロントパネル2aを前後に貫通する水平なベルトコンベア6を備え、このコンベア6の後部は前記両パネル2a、2b間に配置されている。ベルトコンベア6はその幅方向に間隔を存して配置される複数本の無端ベルト7を有している。このコンベア6の前部上面には、被包装物として食品などを収めた上面開放の偏平な四角箱状をなすトレイ10(図2等参照)が供給されるようになっている。
【0025】
トレイ搬出部4は、両パネル2a、2b間においてトレイ搬入部3よりも高い位置に配置されている。このトレイ搬出部4は、図3、図4に示されるように水平状に設けられる無端の搬出ベルトコンベア13の内側に電気ヒータ14を設けるとともに、このコンベア13の搬入側に、互いに平行な折り返しローラ15を設け、さらにこれらローラ15と前記コンベア13との間に複数本の搬出ローラ16a〜16d及びカッタ受け51を互いに平行に設けている。各ローラ15、16a〜16d、及び搬出ベルトコンベア13は図示しない駆動機構により同一方向に同期して回転される。
【0026】
包装機1を平面的に見た場合に、トレイ搬出部4はトレイ包装部5を介してトレイ搬入部3とは直角に連続する配置に設けられている。トレイ包装部5には、トレイ搬入部3の後部に送り込まれたトレイ10を上昇させるリフタ(図2、図3、図5参照)30が設けられている。このリフタ30は、ブラケット31と、このブラケット31に支持されてベルトコンベア6の無端ベルト7の間を通過可能な複数の支持片32と、ブラケット30を昇降させる昇降機構33とを備えている。各支持片32の内、トレイ搬入部3の幅方向中央位置の支持片32を除く他の支持片32は前後方向に回動可能に支持されているとともに、通常は図示しないばねの力によって起立状態に保持されている。なお、符号34は支持片32群の真ん中に位置してブラケット30から突設された固定支持片である。
【0027】
トレイ包装部5の昇降機構33は、支持片32が無端ベルト7の上面より下がってこのベルト7上のトレイ10の底面と向かい合う下降位置と、トレイ10をトレイ搬出部4と同一高さにまで押し上げる上昇位置とに亘ってブラケット31を昇降操作されるようになっている。
【0028】
フィルム供給部40はトレイ搬出部4の下方に設けられている。この供給部40は、図3及び図4等に示されるように透明で、かつ、伸張し得る柔軟なフィルムFが巻かれたリール41と、このリール41から引き出されたフィルムFを導くテンションローラ43と、このローラ43に導かれたフィルムFを案内するガイドローラ44a、44b及びディスペンサ46とを有している。ガイドローラ44a、44b及びフィルムFの幅よりも広いくし歯状をなすディスペンサ46は、共にフレーム2に支持されている。なお、フィルムFは塩化ビニル製等であり、防曇材が含まれるものの、含まれないものも使用できる。
【0029】
さらに、フィルム供給部40は、折り返しローラ15にその下方から接離可能なグリップローラ47(図4参照)を備え、このローラ47の両端を支持した一対のレバー48a(一方のみ図示)は、フレーム2に回動可能に取付けられている。両レバー48aは図示しないばねで上向きに付勢され、この付勢により折り返しローラ15に接する位置に保持されている。また、レバー48aは、その中間部に屈曲部49を備え、この屈曲部49はグリップローラ47が折り返しローラ15に接する位置に回動されている時に、トレイ搬出部4のローラ支持フレーム13aよりも上方に突出されるようになっている。
【0030】
なお、図4中50はカッタ受け51の下方に配置された上下動可能なカッタである。このカッタ50は、図示しない電磁ソレノイド等のカッタ駆動機構により、ディスペンサ46より上方に突出されてカッタ受け51に先端を挿入するフィルム切断位置と、ディスペンサ46の下方に引っ込む待機位置とに亘って昇降されるものであって、その動作によってリール41から引き出されたフィルムFを切断する。
【0031】
図3に示されるようにフロントパネル2aとリヤパネル2bとの間のトレイ包装部5には、そのリフタ30の上方に配置されるスライダ55が水平に掛け渡されている。スライダ55の両端部は、両パネル2a、2bに取付けたガイドレール56(図3に一方のみ図示)をガイドとしてトレイ搬出部4に接離する方向にスライド可能に支持されている。このスライダ55は、モータを有する駆動ユニット(図示しない)により、トレイ搬出部4に隣接する第1の位置と、トレイ搬出部4から遠ざかる第2の位置とに亘って往復動される。
【0032】
図4に示すようにスライダ55は、前記上昇位置に押し上げられたトレイ10を押してトレイ搬出部4に送り込む押圧プレート58を備えているとともに、前記第1の位置にスライダ55が移動された時にトレイ10の下方に入り込んでこのトレイ10の底面に接するように配置される折り返しプレート59を備えている。
【0033】
スライダ55にはピボット軸63を介してフォーク62が回動可能に枢支され、このフォーク62には、折り返しプレート59の真下に位置されて上下方向には移動しない固定側の上部クランパ64が、トレイ搬出部4に向けて突設されている。上部クランパ64はその先端部にローラ65を支持している。ピボット軸63にはアーム67が固定され、このアーム67には、上部クランパ64にその下側から向かい合うくし歯状の下部クランパ68が取付けられている。下部クランパ68は、上下方向に回動できる可動側のものであって、板ばね69により上向きに付勢されている。これらクランパ64、68を備えてフィルムFの繰出し端部Fを掴んで引き出すフロントグリッパ70が形成されてい折り、これはフィルムグリッパをなしている。
【0034】
また、スライダ55の両端部にはカム面82を有したレバー押圧部材81が設けられている。これらの部材81のカム面82は、スライダ55が第1の位置にスライドされた時に前記レバー48aの屈曲部49に接触して、これらレバー48aを図示しないばねに抗して下向きに回動させ、それにより、グリップローラ47を折り返しローラ15から下方に離すようになっている。
【0035】
前記フロントグリッパ70は、スライダ55が前記第1の位置に近付けられたときに、フレーム2に支持された図示しない第1のカムと係合し、このカムによって下部クランパ68が上部クランパ64から離れる開き動作をするようになっている。そして、スライダ55が前記第1の位置に到達したときに、フロントグリッパ70の下部クランパ68と上部クランパ64とが互いに合わされ、それによって、フィルムFの繰出し端部Fがフロントグリッパ70には把持されるようになっている。
【0036】
図2、図3、図5等に示されるようにトレイ包装部5には、フィルムグリッパとしての一対のサイドグリッパ85、86が配置されている。これらのグリッパ85、86は、トレイ包装部5に繰出されたフィルムFの幅方向の側縁部F、Fを把持するものであって、フィルムFの幅方向に沿う両側に配置されているとともに、フレーム2に対して互いに接離する方向に移動可能に支持されている。
【0037】
これらグリッパ85、86は図示しないモータを備えるグリッパ駆動機構105により同期して互いに反対方向に移動されるようになっている。駆動機構105には、例えば図示しない送りねじと、案内棒と、送りねじに螺合し案内軸に移動自在に嵌合して送りねじの回転により案内棒に案内されて直線往復移動する移動台93とを組み合わせた構成が採用される。移動台93にはサイドグリッパ85、86が個別に支持されている。
【0038】
図2及び図6等に示されるようにサイドグリッパ85は、複数例えば第1ないし第7のグリッパ部85a〜85g、86a〜86gを並設してなる集合体からなる。各グリッパ部85a〜85g、86a〜86gは、図7に示されるように上下方向には移動しない固定側の上部クランパ88と、上下方向に回動する可動側の下部クランパ89と、カム90と、レバー91と、コイルばね92等を備えてなる。上部クランパ88及び下部クランパ89は対をなすフィルム挟持部をなしている。
【0039】
カム90は移動台93に突設されている。上部クランパ88は、水平状のクランパべースの中央部両側縁から下向きの突出片88b(一方のみ図示)を折り曲げ、これら突出片88bの先端部間に横架した軸94にカム従動子としてのローラ95を回転自在に取付けている。そして、上部クランパ88は、そのローラ95をカム90のカム面90aに転接させるとともに、固定台93に取付けたねじ受けピン96と軸94との間に架設したコイルばね92によって、カム90と組み合わせられてコイルばね92のばね力により前記クランパベースが水平となる姿勢を常に維持するように設けられている。
【0040】
下部クランパ89は前記クランパベースの下側に配置されて一対の突出片88b間を通り、かつ、これら一対の突出片88bに軸97を介して回動可能に枢支されている。下部クランパ89は、カム90から遠い方の端部89aが上部クランパ88の先端部88aに接離されるようになっている。
【0041】
カム90の側面に突設された枢軸98にはレバー91が回動可能に枢支されている。上部クランパ88に対して下部クランパ89を開閉させるためのレバー91は、フィンガ91aを有し、このフィンガ91aは下部クランパ89の他端部に設けたピン99に係合されるようになっている。
【0042】
こうした構成の各グリッパ部85a〜85g、86a〜86gは、上部クランパ88がコイルばね92により上向きの力を受けているので、レバー91の下端部が上位置にあるときには、図7(A)に示されるように上下クランパ88、89が閉じた状態を維持している。また、この状態からレバー91の下端部が図7(A)に示すように下位置に回動されると、そのフィンガ91aとピン99との引っ掛かりにより、下部クランパ89全体が軸97を中心に図7中反時計回りに回動されるとともに、それに伴って上部クランパ88がコイルばね92に抗して押し下げられる。この場合、上部クランパ88の下降量よりも下部クランパ89の回動による下方への変位量の方が大きいので、図7(B)に示されるように上下クランパ88、89が開いた状態に保持される。また、この開放状態からレバー91を上向きに戻すと、コイルばね92のばね力により上部クランパ88が上昇されるとともに、下部クランパ89が軸97を中心に図7中時計回りに回動されるために、図7(A)に示されるように両クランパ88、89が閉じられるようになっている。
【0043】
前記構成のフィルム包装機1で、食品を収めたトレイ10をフィルムFで包装する手順を参照して説明する。
【0044】
リフタ30の支持片32が下降位置に待機した状態で、食品Aを収めたトレイ10はトレイ搬入部3に供給されるから、このトレイ10はベルトコンベア6を介してトレイ供給部5に供給される。そうすると、スライダ55が第1の位置に向けて移動される。それによって、最初に、グリップローラ47が折り返しローラ15の下方に大きく離された後、フロントグリッパ70がトレイ搬出部4のトレイ包装部5側の端部の下方に位置されるとともに、このグリッパ70の上下両クランパ64、68が互いに離間されて、ディスペンサ46に向い合う。そして、スライダ55が第1の位置に到達すると、下部クランパ68が上向きに回動されて、これと上部クランパ64とでディスペンサ46から繰り出されたフィルムFの繰り出し端側の縁部Fを上下から把持する。
【0045】
次に、スライダ55がトレイ10の大きさに対応した第2の位置にスライドされる。そうすると、グリップローラ47が上向きに回動されて折り返しローラ15との間でフィルムFが挟み込まれるから、フィルムFは、ローラ15、47とフロントグリッパ70との間で引っ張られ、適当な張りを持ってトレイ供給部5上に引き出して配置される。このようにフィルムFが引き出されるとき、サイドグリッパ85、86はフィルムFの幅方向の側縁部F、Fから離れた位置に保持されている。
【0046】
この後、サイドグリッパ85、86は、まず、レバー91の下向き回動によって上下両クランパ88、89を開いてから、その状態を保持してグリッパ85、86相互が近付く方向に進出され、この進出位置でのレバー91の上向き回動によって上下両クランパ88、89を閉じる。それにより、引き出されたフィルムFの側縁部F、Fを個別に把持する。
【0047】
次に、サイドグリッパ85、86が、トレイ10の幅に応じて互いに遠ざかる方向に移動される。それにより、引き出されたフィルムFが幅方向に沿う両側から引っ張られて、トレイ10を上方から十分に覆えるような大きさに伸張される。
【0048】
この後、リフタ30を介してトレイ10を上昇させ、このトレイ10及びその中の物品Aを大きく伸張されたフィルムFに押し当てて、このフィルムFをトレイ10に被せる。こうしたトレイ10の上昇が完了すると、サイドグリッパ85、86が互いに近付く方向に進出されて、トレイ10の下方に入り込み、フィルムFの幅方向の側縁部F、Fがトレイ10の底部外面に沿って折り返される。この後、サイドグリッパ85、86は、開き操作されてフィルムFの側縁部F、Fから離脱されるとともに、互いに遠ざかる方向に移動され、初期状態に復帰する。こうした動作により、トレイ包装部5に引き出されたフィルムFは、その幅方向に沿う両側からトレイ10の底面に折り込まれる。
【0049】
次に、スライダ55が第1の位置に向けてスライドされるから、折り返しプレート59がトレイ10の底部下側に入り込む。それにより、フロントグリッパ70に掴まれているフィルムFの繰り出し端部Fが、折り返しプレート59によってトレイ10の底部外面に沿うように折り返される。そして、スライダ55の更なるスライドに伴い、トレイ10は押圧プレート58によりトレイ搬出部4に向けて送り込まれる。この場合に、サイドグリッパ85、86の各グリッパ部85a〜85g、86a〜86gは、トレイ搬出部4から遠い方の第1グリッパ部85a、86aからトレイ搬出部4にもっとも近い第7グリッパ部85g、86gに向けて図示しない共通のカム機構(これはスライダ55の搬出部4側への移動に連動する)により順番に開いてフィルムFを解放するものである。
【0050】
このような逐次解放動作により、フィルムFを解放しようとするグリッパ部に対して、それよりもトレイ搬出部4側に位置されたグリッパ部は、把持したフィルムFを把持し続けているので、フィルムFを解放しようとする前記グリッパ部の後述のフィルム接触部材101に対するフィルムFの剥離は、すべてのグリッパ部で同時にフィルムが剥離される構成に比較してより円滑に行われる。なお、グリッパ部の使用数は、トレイ10の大きさにより決定され、最小使用数は第5〜第7のグリッパ部85e〜85g、86e〜86gであり、最大のトレイの場合にはすべてのグリッパ部が使用される。
【0051】
前記トレイ搬出部4へのトレイ10の送り込みにより、折り返しローラ15及び搬出ローラ16a〜16dに乗り上げる。そうすると、繰り出されているフィルムFは、折り返しローラ15に巻き付くように繰り出し方向が反転されて、折り返しローラ15及び搬出ローラ16a〜16dとトレイ10の底面との間に導かれるように折り返される。
【0052】
次に、カッタ50が上昇されてフィルムFが切断される。このフィルムFの切断端部F4は、送り出しローラ15の周面を経てトレイ10の底面に導かれる。こうしてフィルムFにより一連のトレイ10の包装作業が完了する。そして、包装されたトレイ10は、回転されている折り返しローラ15及び搬出ローラ16a〜16dによって搬出コンベア14に至り、そこにおいて下方から加熱される。それにより、トレイ10の底面上で重なり合ったフィルムFが密着されて、トレイ10からのフィルムFの外れが防止される。
【0053】
以上のような一連の包装動作を繰り返して行うフィルム包装機1において、そのフロントグリッパ70及びサイドグリッパ85、86のフィルムFを掴む面には、フィルム接触部材が夫々取付けられている。
【0054】
すなわち、図4に示されるようにフロントグリッパ70においては、上部クランパ64の先端側下面に厚み1mmのフィルム接触部材100が接着止めされているとともに、下部クランパ68の先端側上面にそのくし歯形状に沿って厚み4mmのフィルム接触部材101が接着止めされている。なお、このフロントグリッパ70はフィルムFを引き出すものであるから、その際に把持したフィルムFに大きな抜け出し力が作用することはないとともに、前記フィルムFの幅方向の伸張の際にも過大な抜け出し力が作用することはないから、以下に述べる材質のフィルム接触部材100、101を省略してもよく、また、従来の独立発泡構造のポリウレタン製のスポンジゴムを設けてもよい。
【0055】
また、図7に示すようにサイドグリッパ85、86においては、上部クランパ88の先端部88a下面を覆って厚み1mmのフィルム接触部材100が接着されているとともに、下部クランパ89の先端部89a上面を覆って厚み4mmのフィルム接触部材101が接着されている。
【0056】
なお、図7に示すように上部クランパ88においてはそれに固定したフィルム接触部材100の突出片88b側の縁以外の周縁を囲むコの字状のフランジ88cが設けられ、このフランジ88cはフィルム接触部材100の厚みよりも大きい高さをもって折り曲げられている。こうしたフランジ88cを設けることにより、フィルムFを掴んだ際に、このフィルムFをフランジ88cにも接触させて、フィルムFをトレイ10の底部外面に折り込む際におけるフィルム接触部材100との摩擦抵抗を少なくしている。それによって、前記フィルム包装動作時に側縁部F、Fをトレイ10の底部外面に折り込んでから、サイドグリッパ85、86を元の待機位置に戻す際の動作が、折り込まれたフィルムFに極力妨げられないようにして、動作を容易にしている。なお、図示しないが、フロントグリッパ70の上部クランパ64においても同様の工夫が施されている。
【0057】
各グリッパ70、85、86の開閉動作に伴い、相対向するフィルム接触部材100、101は互いに接離可能である。そして、図8のサイドグリッパ85、86用のフィルム接触部材100、101で代表して示されるように、これら馬蹄形状の接触部材100、101は互いに並設される複数の非シリコンゴム系異種材料を組合わせてなる。本実施の形態においては、環境湿度の変化に拘らず前記フィルムFとの摩擦力の変化が少ない性質を有する材料、例えばポリウレタンラバー製の第1接触要素110と、フィルムFとの間の剥離性の経年変化が少ない性質を有する材料、例えば連続発泡又は独立発泡のスキン層を有しないポリウレタンスポンジゴム製の第2接触要素111とからなる。
【0058】
前記ポリウレタンラバーは、その表面が多少べたついた状態となっており、したがって、フィルムFとの間の摩擦力、言い換えれば、フィルム把持力は大きく、かつ、前記摩擦力は環境湿度が変わってもほとんど変化せずに一定しているものである。又、ポリウレタンスポンジゴムは、シリコンゴムに比較して表面のべたつき状態がなく、それにより、フィルムFとの剥離性に優れるとともに、耐久性にも優れている。
【0059】
これら第1、第2の接触要素110、111は交互に貼り合わされてフィルム接触部材100、101を形成している。本実施形態では、各接触要素110、111をフィルム接触部材100、101の幅方向と直交する方向、言い換えれば、フィルムFの引き抜け方向と直交して並設したが、これに限らず、前記幅方向に並設してもよく、又、斜め方向に並設しても良く、更には一つ一つの接触要素が円弧形状の相似形をなしていて、それらが平面的に連続するように並設しても良く、或いはモザイク模様を呈するように並設してもよい。
【0060】
一方のフィルム接触部材100の各接触要素110、111に対して、他方のフィルム接触部材101の各接触要素110、111を、本実施形態では図8に示されるように同位相となるようにしたが、これらの位相はずれていても良い。なお、両フィルム接触部材100、101の各接触要素110、111が同位相である場合には、各接触要素110、111を貼り合わせた状態で棒状となった1種類の貼り合わせ棒状体を、その軸直角方向に沿って所定厚みにスライスするように切断することで2種類の接触要素110、111を簡単に作ることができる点で優れている。
【0061】
前記のように各グリッパ70、85、86のフィルム接触部材100、101をなす第1、第2の接触要素110、111は、いずれもポリウレタンラバーやポリウレタンスポンジゴム等の非シリコンゴム系材料で作られているので、それらの表面が長期にわたる使用に拘らずシリコンゴムのように溶けたようにべたつことがなく、耐久性がよいとともに、フィルムFとの剥離性もよい。
【0062】
詳しくは、ポリウレタンラバー製の第1接触要素110は、そのフィルム接触面に環境条件に左右されない一定のべたつきを持っているから、環境湿度が高い条件でもフィルムFとの間に必要な摩擦力(フィルム把持力)を維持でき、それにより、各グリッパ70、85、86からのフィルムFの引き抜けを防止できる。又、ポリウレタンスポンジゴム製の第2接触要素111の高耐久性及びフィルムFとの高剥離性については経年変化が少ないので、長期間にわたりフィルムFとの間の必要な剥離性を維持できる。
【0063】
そのため、各グリッパ70、85、86は、異種材料からなる第1、第2の接触要素110、111の長所を生かしてフィルムFを取扱うことができる。つまり、使用環境が高湿度使用条件にあっては主として第1接触要素110により所定値以上のフィルムFに対する把持力を維持し、常湿度使用条件にあっては第1、第2の接触要素110、111の双方により所定値以上のフィルム把持力を維持できる。又、どのような湿度条件であっても把持したフィルムFとの剥離性を主として第2接触要素111により保証できる。
【0064】
したがって、第1の実施の形態に係るフィルム接触部材100、101の組み合わせを持つ各グリッパ70、85、86を備えて、既述の手順でトレイ10を自動包装するフィルム包装機1は、フィルムFを引き出したり伸張させる際には、各グリッパ70、85、86からフィルムFが引き抜けることが防止されるとともに、トレイ10の底部外面に折り込んだ後、サイドグリッパ85、86等が開いて元の位置に戻る際における各グリッパでのフィルムFの剥離不良が防止され、フィルム解放のバランスが崩れたりフィルムを引き摺ってしまうことがなくなり、トレイ10の底部外面でのフィルムFの重なり部分が不足したり、フィルムFが破れたり、トレイ10がフィルムFとともに引き摺られたりすることが防止される。
【0065】
このように第1の実施の形態に係るフィルム包装機1では、各グリッパ70、85、86からフィルムFを容易かつ確実に剥離させて、各グリッパ70、85、86からのフィルムFの剥離不良による包装不良を防止できるとともに、高湿度条件下等での自動包装作業において各グリッパ70、85、86に把持されたフィルムFが引き抜けることに伴う包装不良を防止できる。したがって、所定の自動包装作業を全うできる。
【0066】
本発明は以下の形態でも実施できる。なお、以下説明する他の実施の形態に係るフィルム包装機は基本的には、図示されない部分を含めて第1の実施の形態と同様な構成であるため、同様構成部分の説明は重複を避けるために第1の実施の形態と同一符号を付して省略し、異なる構成部分についてのみ説明する。
【0067】
図9に示される第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、各フィルムグリッパが備えるフィルム接触部材の構成であり、サイドグリッパ用のものについて代表して説明する。
【0068】
上部クランパに接着される厚さ1mmの馬蹄形フィルム接触部材120は、例えば平板構造であり、ポリウレタンスポンジゴム、ポリウレタンラバー等の非シリコンゴム系材料、前記第1の実施の形態で説明した異種材料を組合わせたもの或いはシリコンゴム等により形成されている。下部クランパに接着される厚さ4mmの馬蹄形フィルム接触部材121は、馬蹄形をなすベース125と、1以上の剥離子126とを有して形成されている。
【0069】
ベース125は、フィルムFとの間の摩擦力が環境湿度の上昇につれて変わらないか、又は上昇する性質を有した材料、例えばスキン層を有するポリウレタンゴムで形成されている。この材料からなるベース125のスキン層すなわちフィルム接触面は、環境湿度の上昇に拘らずある程度のべたつき(摩擦力)をもってフィルムFに接触するものであり、したがって、フィルムFとの間の剥離性はポリウレタンスポンジゴムよりも大きい。なお、ベース125を構成する材料として、シリコンゴムを用いても良い。シリコンゴムは、フィルムFとの間の摩擦力が環境湿度の上昇につれて上昇し、かつ、上昇域に止まる性質を有している。
【0070】
前記剥離子126は、ベース125よりも軟質であってベース125の厚み方向に伸縮可能な弾力性をもった材料、例えばスキン層を有しないポリウレタンスポンジゴム等で形成されている。この剥離子126はベース125の表面、つまり、フィルム接触面から突出してベース125に埋め込まれている。図9(A)に示されるように剥離子126を、一つではなく、フィルムFが接触する個所の全域に渡るように分散して設けることは、後述の剥離性能をより向上できる点で優れている。スキン層を有しないポリウレタンスポンジゴムはフィルムFとの剥離性が良好である。なお、以上説明した点以外の構成は図9に示されない構成を含めて前記第1の実施の形態と同じである。
【0071】
この第2の実施の形態に係るフィルム包装機の包装動作時においては、各クランプのフィルム接触部材120、121間に把持されたフィルムFに対する把持力を、フィルム接触部材121のベース125のスキン層からなるフィルム接触面に接触するフィルムFとの間の摩擦力によって、主として得る。このフィルム把持力は、ベース125を形成する材料がフィルムFとのべたつき性が有していることにより、環境湿度条件に拘らず所定値以上に維持できる。
【0072】
フィルムFを把持した際、ベース125の一部に埋め込まれた1以上の剥離子126は、既述のように前記所定値以上のフィルム把持力が得られるように把持されるフィルムFを介してフィルム接触部材120で押されて、上端がベース125のフィルム接触面と同一面となるように弾性変形してベース125の厚み方向に縮められる。この状態は図9(C)に示されている。したがって、フィルムFを把持した状態で加えられる剥離子126の反発力によりフィルムFの把持力を高めることができる。
【0073】
そして、両フィルム挟持部120、121が開かれてフィルムFの把持が解放されると、剥離子126は、それ自身の復元力により、図9(B)に示されるようにベース125のフィルム接触面から突出される。こうした突出動作によって、それまでベース125のフィルム接着面に接着されていたフィルムFがベス125から浮き上がるようになるから、フィルムFを容易に引き離すことができる。しかも、剥離子126はフィルムFとの剥離性が良いから、これら剥離子126にフィルムFが引っ掛る恐れも少ない。
【0074】
このように第2の実施の形態に係るフィルム包装機では、フィルムFとの剥離性が良好な剥離子126が、フィルムFの解放に伴ってベース125から突出するように復元して、各グリッパのベース125からフィルムFを容易かつ確実に剥離させるから、各グリッパでのフィルムFの剥離不良による包装不良を防止できる。又、ベース125が有するべたつきによるフィルムとの摩擦力が大きくそれは高湿度条件下等でも維持されるので、自動包装作業において各グリッパに把持されたフィルムFが引き抜けることに伴う包装不良を防止できる。したがって、このフィルム包装機においても所定の自動包装作業を全うできる。
【0075】
なお、この第2の実施の形態において、フィルム接触部材120には、フィルム接触部材121と同じものを使用してもよく、又、フィルム接触部材120は省略して実施することもできる。
【0076】
図10に示される第1参考例が第1の実施の形態と異なる部分は、各フィルムグリッパが備えるフィルム接触部材の構成であり、サイドグリッパ用のものについて代表して説明する。
【0077】
上部クランパに接着される厚さ1mmの馬蹄形フィルム接触部材130、及び下部クランパに接着される厚さ4mmの馬蹄形フィルム接触部材131は、いずれも使用環境に拘らず、かつ、長期にわたる使用において耐久性があるとともに、べたつきがなくフィルムFとの剥離性を良好に維持できるが、高湿度環境ではフィルム把持力が低下するスキン層を有しないポリウレタンスポンジゴムで形成されている。そして、これら接触部材130、131のうちのいずれか一方、例えば上側のフィルム接触部材130のフィルム接触面には1以上の孔や凹み等からなる凹部135が設けられているとともに、他方のフィルム接触部材131のフィルム接触面には、グリッパを閉じた時に凹部135に嵌まり込む1以上の凸部136が一体に突設されている。これら凹凸部135、136はフィルムFの抜け方向に交差して設けられ、かつ、これら凹凸部135、136の嵌め合い寸法は、相互間にフィルムFを挟んだ時に挟まれたフィルムFが破れないように設定されている。凸部136を図示のように半球状とすることは、フィルムFを凹凸部135、136で挟んだ際にフィルムFに過大な張力を与えることをより抑制してフィルムFが破れないようにできる点で優れている。なお、以上説明した点以外の構成は図10に示されない構成を含めて前記第1の実施の形態と同じである。
【0078】
この第1参考例に係るフィルム包装機の包装動作時において、各グリッパがフィルムFを挟持する際には、フィルム接触部材130、131はそれに設けられた1以上の凹部135又は凸部136を互いに嵌合させて、相互間にフィルムFの縁部を把持する。それにより、図10(B)に示すようにこれら凹部135及び凸部136にフィルムFの縁部が引っ掛って、フィルム把持力を保証する。そのため、フィルム接触部材130、131を作っているポリウレタンスポンジゴムは、そのフィルム把持力が高湿度条件では低下するという性質を有しているにも拘らず、この低下を前記凹凸部135、136へのフィルムFの引っ掛りによって補うことができる。すなわち、高湿度条件下等での自動包装作業において各グリッパに把持されたフィルムFが引き抜けることを防止できる。
【0079】
又、フィルム接触部材130、131を作っているポリウレタンスポンジゴムは、シリコンゴムと異なり、その表面が長期にわたる使用に拘らず溶けたようにべたつことがなく、耐久性がよいとともに、フィルムFとの剥離性が抜群によいものである。そのため、包装動作において各グリッパを開いた際には、これらのグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させることができる。
【0080】
前記のように第1参考例に係るフィルム包装機での自動包装作業においても、各グリッパに把持されたフィルムFの不用意な引き抜けや、グリッパからのフィルムFの剥離不良を防止できるので、このフィルム包装機においても所定の自動包装作業を全うできる。
【0081】
図11に示される第2参考例が第1の実施の形態と異なる部分は、各フィルムグリッパが備えるフィルム接触部材の構成であり、サイドグリッパ用のものについて代表して説明する。
【0082】
上部クランパに接着される厚さ1mmの馬蹄形フィルム接触部材140、及び下部クランパに接着される厚さ4mmの馬蹄形フィルム接触部材141は、いずれもスキン層を有しないポリウレタンスポンジゴムで形成されている。そして、一方のフィルム接触部材140のフィルム接触面には、1以上のV字形状又はこの形状に沿うように延びる凹部145及び凸部146が一体に設けられ、同様に、他方のフィルム接触部材141のフィルム接触面には、1以上のV字形状又はこの形状に沿うように延びる凹部147及び凸部148が一体に設けられている。これら凹凸部145、146及び147、148はいずれもフィルムFの抜け方向に交差して設けられている。前記各凹部145、147、及び凸部146、148は、グリッパを閉じた時に互い違いに入り込むように位置をずらして形成されている。なお、以上説明した点以外の構成は図11に示されない構成を含めて前記第1の実施の形態と同じである。
【0083】
この第2参考例に係るフィルム包装機の包装動作時において、各グリッパがフィルムFを挟持する際には、フィルム接触部材140、141に設けられた1以上の凹部145、147および凸部146、148が互い違いに入り込むように噛み合わされて、フィルム接触部材140、141相互間にフィルムFの縁部を波を打たせるようにして把持する。それにより、図11(B)に示すようにこれら凹部145、147及び凸部146、148にフィルムFの縁部が引っ掛って、フィルムFの把持力を保証する。そのため、フィルム接触部材140、141を作っているポリウレタンスポンジゴムは、そのフィルム把持力が高湿度条件では低下するという性質を有しているにも拘らず、この低下を前記凹凸部145〜148へのフィルムFの引っ掛りによって補うことができる。すなわち、高湿度条件下等での自動包装作業において各グリッパに把持されたフィルムFが引き抜けることを防止できる。
【0084】
又、フィルム接触部材140、141を作っているポリウレタンスポンジゴムは、シリコンゴムと異なり、その表面が長期にわたる使用に拘らず溶けたようにべたつことがなく、耐久性がよいとともに、フィルムFとの剥離性が抜群によいものである。そのため、包装動作において各グリッパを開いた際には、これらのグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させることができる。
【0085】
前記のように第2参考例に係るフィルム包装機での自動包装作業においても、各グリッパに把持されたフィルムFの不用意な引き抜けや、グリッパからのフィルムFの剥離不良を防止できるので、このフィルム包装機においても所定の自動包装作業を全うできる。
【0086】
図12に示される第3参考例が第1の実施の形態と異なる部分は、各フィルムグリッパが備えるフィルム接触部材の構成であり、サイドグリッパ用のものについて代表して説明する。
【0087】
上部クランパに接着される厚さ1mmの馬蹄形フィルム接触部材150、及び下部クランパに接着される厚さ4mmの馬蹄形フィルム接触部材151は、いずれもスキン層を有しないポリウレタンスポンジゴムで形成されている。そして、一方のフィルム接触部材150のフィルム接触面には、1以上のリブ状の凸部155が一体に設けられ、他方のフィルム接触部材151のフィルム接触面には、1以上のV字形状の凹部156が一体に設けられている。これら凹凸部155、156はフィルムFの抜け方向に直交して設けられている。前記凸部155と凹部156とは、グリッパを閉じた時に互いに嵌合する位置に形成されている。なお、以上説明した点以外の構成は図12に示されない構成を含めて前記第1の実施の形態と同じである。
【0088】
この第3参考例に係るフィルム包装機の包装動作時において、各グリッパがフィルムFを挟持する際には、フィルム接触部材150、151に設けられた1以上の凸部155と凹部156とが互い嵌合されて、フィルム接触部材150、151相互間にフィルムFの縁部を波を打たせるようにして把持する。それにより、図12(B)に示すようにこれら凹凸部155、156にフィルムFの縁部が引っ掛って、フィルムFの把持力を保証できる。そのため、フィルム接触部材150、151を作っているポリウレタンスポンジゴムは、そのフィルム把持力が高湿度条件では低下するという性質を有しているにも拘らず、この低下を前記凹凸部155、156へのフィルムFの引っ掛りによって補うことができる。すなわち、高湿度条件下等での自動包装作業において各グリッパに把持されたフィルムFが引き抜けることを防止できる。
【0089】
又、フィルム接触部材150、151を作っているポリウレタンスポンジゴムは、シリコンゴムと異なり、その表面が長期にわたる使用に拘らず溶けたようにべたつことがなく、耐久性がよいとともに、フィルムFとの剥離性が抜群によいものである。そのため、包装動作において各グリッパを開いた際には、これらのグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させることができる。
【0090】
前記のように第3参考例に係るフィルム包装機での自動包装作業においても、各グリッパに把持されたフィルムFの不用意な引き抜けや、グリッパからのフィルムFの剥離不良を防止できるので、このフィルム包装機においても所定の自動包装作業を全うできる。
【0091】
図13に示した第4参考例は、フィルム接触部材150のフィルム接触面に一体に突設した凸部155と、フィルム接触部材151のフィルム接触面に形成した凹部156とが、いずれもフィルム接触部材150、151の幅方向とは直交する方向に延びて設けられている点以外は、第3参考例と同じである。したがって、第4参考例に係るフィルム包装機においても、第3参考例と同様に、各グリッパに把持されたフィルムFの不用意な引き抜けや、グリッパからのフィルムFの剥離不良を防止して、所定の自動包装作業を全うできる。
【0092】
又、本発明において、フィルム接触部材を、スキン層を有しないポリウレタンスポンジゴム製とする場合に、その高湿度使用条件下でのフィルムとの摩擦力(フィルム把持力)を高めるために、以下のような把持力増強材を混合したポリウレタンスポンジゴムを採用してもよい。把持力増強材としてはシリカ(二酸化珪素)又はベンガラ(赤錆)を使用でき、これらをポリウレタンスポンジゴムをなすベース材に適当な混合比率で混入しフィルム接触部材を成形することができる。こうして得た把持力増強材入りのポリウレタンスポンジゴム製のフィルム接触部材を使用する場合には、ポリウレタンスポンジゴムの性質である耐久性とフィルムとの高剥離性を維持しつつ、前記増強材によりフィルムとの摩擦力を高めることができる。したがって、こうして実施する場合においても、本発明の所期の課題を解決できる。なお、このようなフィルム把持力の増強は、ポリウレタンスポンジゴム製のフィルム接触部材を採用した前記各実施の形態において適用できる。
【0093】
なお、本発明は前記各実施に形態には制約されない。例えば、前記第1の実施の形態のサイドグリッパのように複数の対をなすフィルム挟持部を有する場合、その一部のフィルム挟持部のみに前記フィルム接触部材に設けて実施しても良い。同様に、フロントグリッパのように長いグリッパにおいては、その長手方向の一部に、例えば間隔的に前記フィルム接触部材に設けて実施しても良い。
【0094】
また、本発明は、単に被包装物をフィルムで包装するだけではなく、トレイ搬入部に計量器を取付けるとともに、トレイ搬出部に前記計量器での計量にしたがった値付け印刷を施されたラベルを発行して、それを包装済みトレイに貼り付けるようにした構成の、いわゆる自動計量包装値付け機にも適用できる。
【0095】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果がある。
【0096】
請求項1記載の発明によれば、フィルムグリッパとフィルムとの剥離性がよく、フィルムグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させることができるとともに、湿度の上昇に拘らずフィルム把持力が低下しないので、高湿度条件下での自動包装作業であってもフィルムがフィルムグリッパから引き抜かれることを防止でき、したがって、包装不良が防止されて自動包装を全うできる。
【0097】
請求項2記載の発明によれば、フィルム接触部材のベースをなした材料の性質により所定値以上のフィルム把持力を維持する一方で、このベースの一部に埋め込んだ剥離子の伸縮によって把持したフィルムをベースから剥離できるから、フィルムグリッパからフィルムを容易かつ確実に剥離させることができるとともに、高湿度条件下での自動包装作業であってもフィルムがフィルムグリッパから引き抜かれることを防止でき、したがって、包装不良が防止されて自動包装を全うできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフィルム包装機全体の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係るフィルム包装機のトレイ搬入部及びトレイ包装部の構成を示す断面図。
【図3】第1の実施の形態に係るフィルム包装機のトレイ包装部の構成を示す断面図。
【図4】第1の実施の形態に係るフィルム包装機においてフロントグリッパがフィルムを掴んで引き出す状態を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係るフィルム包装機のトレイ包装部の構成を示す平面図。
【図6】第1の実施の形態に係るフィルム包装機において物品を収めたトレイがフィルムに押付けられた状態を示すトレイ包装部を示す平面図。
【図7】(A)第1の実施の形態に係るフィルム包装機のサイドグリッパの構造を閉じ状態で示す断面図。
(B)第1の実施の形態に係るフィルム包装機のサイドグリッパの構造を開き状態で示す断面図。
【図8】第1の実施の形態に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
【図9】(A)は本発明の第2の実施の形態に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
(B)は図9(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持する直前の状態を示す断面図。
(C)は図9(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持した状態を示す断面図。
【図10】(A)は本発明の第1参考例に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
(B)は図10(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持した状態を示す断面図。
【図11】(A)は本発明の第2参考例に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
(B)は図11(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持した状態を示す断面図。
【図12】(A)は本発明の第3参考例に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
(B)は図12(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持した状態を示す断面図。
【図13】(A)は本発明の第4参考例に係るフィルム包装機のサイドグリッパに取付けられる一対のフィルム接触部材の構成を示す斜視図。
(B)は図13(A)に示された一対のフィルム接触部材がフィルムを把持した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…フィルム包装機、
10…トレイ(被包装物)、
70…フロントグリッパ(フィルムグリッパ)、
64…上部クランパ(フィルム挟持部)、
68…下部クランパ(フィルム挟持部)、
85、86…サイドグリッパ
85a〜85g…グリッパ部、
86a〜86g…グリッパ部
88…上部クランパ(フィルム挟持部)、
89…下部クランパ(フィルム挟持部)、
100…フィルム接触部材、
101…フィルム接触部材、
F…フィルム、
…フィルムの繰出し端側の縁部、
、F…フィルムの側縁部。
110…第1接触要素、
111…第2接触要素、
120…フィルム接触部材、
121…フィルム接触部材、
125…ベース、
126…剥離子。

Claims (2)

  1. 開閉可能なフィルム挟持部を有したフィルムグリッパを備え、前記両挟持部の少なくとも一方にフィルム接触部材を取付け、被包装物を包装するフィルムに前記フィルム接触部材を接触させて前記フィルムの縁部を把持するとともに、前記フィルムグリッパを前記被包装物の底部外面に移動させて前記フィルムを折り込み終わったときに前記両フィルム挟持部間を開いて前記フィルムの把持を解放して、前記被包装物を前記フィルムで包装するフィルム包装機において、
    前記フィルム接触部材が互いに並設される第1、第2の接触要素を含んで形成され、前記第1の接触要素が環境湿度の変化に拘らず前記フィルムとの摩擦力の変化が少ない性質を有する非シリコンゴム系材料からなり、前記第2接触要素が前記フィルムとの間の剥離性の経年変化が少ない性質を有する非シリコンゴム系材料からなることを特徴とするフィルム包装機。
  2. 開閉可能なフィルム挟持部を有したフィルムグリッパを備え、前記両挟持部の少なくとも一方にフィルム接触部材を取付け、被包装物を包装するフィルムに前記フィルム接触部材を接触させて前記フィルムの縁部を把持するとともに、前記フィルムグリッパを前記被包装物の底部外面に移動させて前記フィルムを折り込み終わったときに前記両フィルム挟持部間を開いて前記フィルムの把持を解放して、前記被包装物を前記フィルムで包装するフィルム包装機において、
    前記フィルム接触部材が、前記フィルムとの間の摩擦力が環境湿度の上昇につれて変わらないか又は上昇する性質を有する材料製のベースと、このベースのフィルム接触面から突出して前記ベースに埋め込まれた少なくとも一つの剥離子とを有して、前記剥離子が前記ベースよりも軟質であって前記ベースの厚み方向に伸縮可能な材料からなることを特徴とするフィルム包装機。
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