JPH11278417A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH11278417A
JPH11278417A JP8373498A JP8373498A JPH11278417A JP H11278417 A JPH11278417 A JP H11278417A JP 8373498 A JP8373498 A JP 8373498A JP 8373498 A JP8373498 A JP 8373498A JP H11278417 A JPH11278417 A JP H11278417A
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JP
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film
comb
gripping
shaped plate
gripping body
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Application number
JP8373498A
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English (en)
Inventor
Toru Nishiie
徹 西家
Izumi Matsushita
泉 松下
Akira Kudo
章 工藤
Yoshimi Urushibata
芳実 漆畑
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、フィルムを引出す際に引出し用掴み
体からフィルムが抜け出ることを防止した包装装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】保持されたフィルムFを一対の引出し用掴
み体43、44で掴んで物品Aを覆う位置まで引出し、
引出した前記フィルムFを用いて前記物品Aを包装し、
包装した前記物品Aを排出する包装装置において、一対
の引出し用掴み体43、44のうち少くとも一方の掴み
体は、フィルム引出し方向に対して交差する方向に沿っ
て並ぶ複数の櫛歯66aを有する金属からなる櫛歯形板
66を備え、この櫛歯形板66の各櫛歯66aの先端に
は、相手側の掴み体とともに掴んだフィルムFに対して
弾性力を加える弾性部材71を有していることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品をフィルムを用
いて包装する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品などの商品を入れた皿形の容
器(物品)を伸長し得るフィルムで包装する包装装置と
して、保持されたフィルムを一対の引出し用掴み体で掴
んで物品を覆う位置まで引出し、引出した前記フィルム
を用いて前記物品を包装し、包装した前記物品を排出す
るものがある。
【0003】すなわち、この包装装置は、ロール状に保
持されたフィルムの先端を掴み位置に待機させておき、
一対の引出し用掴み体がフィルム掴み位置に移動して閉
じて待機しているフィルムの先端縁を掴み、次いで一対
の引出し用掴み体がフィルム長さ方向に沿って物品を覆
う位置まで移動してフィルムを引出し、次いで引伸し用
掴み体によりフィルムを幅方向に引伸ばして物品の底部
外面に折り込み、次いで一対の引出し用掴み体がフィル
ムを物品の底部外面に折り込みながら移動して物品を掴
み位置(物品排出位置)へ向けて搬送し、次いで掴み位
置で切断機構によりフィルムの包装した部分と未使用部
分とを切断して、一対の引出し用掴み体を開放してフィ
ルムを解放する。さらに、一対の引出し用両掴み体は、
包装動作を終了した後に掴み位置において切断されて待
機しているフィルムの先端縁を再び掴んで物品を覆う位
置まで引出す。
【0004】この包装装置に設ける一対の引出し用掴み
体は、上掴み体と下掴み体とを開閉可能に組合せたもの
である。従来、この上掴み体は例えば基体の下面にウレ
タンスポンジゴムを貼付けて構成され、下掴み体は例え
ば基体の上面に複数の櫛歯を並べた金属からなる櫛歯形
板を取付けて構成されている。
【0005】ここで、下掴み体に櫛歯形板を設けるのは
次の理由による。すなわち、切断位置には保持機構を設
けて、フィルムの未使用部分の先端部を保持して次に行
われる包装動作を待機させている。そして、次の包装動
作を行う場合には、フィルム掴み位置で保持機構で保持
したフィルムの先端部を一対の引出し用掴み体により掴
むとともに、その後保持機構によるフィルムの先端部の
保持を開放するようにしている。この場合、保持機構に
おいて複数の櫛歯を並べてなる櫛歯形板を設けてフィル
ムの先端部を保持し、一対の引出し用掴み体では例えば
下掴み体に複数の櫛歯を並べてなる櫛歯形板を設けて、
掴み位置で一対の引出し用掴み体側の櫛歯形板を保持機
構の櫛歯形板に噛み合わせた状態でフィルムの先端部を
掴むようにすれば、保持機構から一対の引出し用掴み体
へのフィルムの移行が円滑且つ確実に行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この包装装置
では次に述べる問題がある。すなわち、一対の引出し用
掴み体がフィルムの縁を掴んでロールから長さ方向に引
出す場合、および引伸し用掴み体によりフィルムを幅方
向に引伸ばす場合に、夫々フィルムが引出し用掴み体か
ら抜け出てしまうことがある。
【0007】ところで、この包装装置は、商店や工場な
どにおける商品を入れた容器を包装する作業場に多く設
置されて使用されることが多いが、この作業場は商品を
洗浄するためや清掃を行うために水を多く使用する。ま
た、包装装置は湿気が多い環境の場所に設置されて使用
されることもある。さらに、商品自体も水分を多く含む
ものがある。このように包装装置が水や湿気が多い環境
下にある場合には、前述したフィルムが引出し用掴み体
から抜け出てしまう事態が特に多く発生している。
【0008】そして、このように引出し用掴み体からフ
ィルムが抜け出ると、容器の底部外面における重ね合せ
代が不足して確実に包装できない部分が生じる。これに
よって物品の底部外面の外観を悪くしたり、商品の種類
によっては商品が含む液体が底部外面の未包装部分から
漏れ出して不衛生な状態となり商品価値を低下させるこ
ともある。
【0009】そこで、本願発明の発明者らは、従来引出
し用上掴み体と下掴み体で掴んだフィルムが抜け出す現
象が発生する原因について種々研究を重ねてきた結果、
次に述べることが原因であることが判明した。
【0010】従来の構成の上掴み体と下掴み体の組合せ
において、何らかの理由により下掴み体の櫛歯形板の櫛
歯が反りや変形を生じると、上掴み体のスポンジゴムと
の密着性が悪くなり、櫛歯形板の櫛歯が片当りするなど
の理由により各櫛歯毎にフィルムを押える力が力が不均
一となり、この結果フィルムを確実に押えることができ
なくなる。このため、引出し用上掴み体のスポンジゴム
と下掴み体の櫛歯形板における各櫛歯とがフィルムを掴
んで保持する力が低下し、フィルムに加わる外力に抗し
てフィルムを掴んで保持するに充分な大きさを得ること
ができなくなる。スポンジゴムと下掴み体の櫛歯形板に
おける各櫛歯との保持力が弱い箇所があれば、そこから
フィルムが抜け出て行く。そして、上掴み体と下掴み体
のフィルム掴み面に水分が付着するとフィルム保持する
力が一層低下する。
【0011】本発明はこれらの原因を踏まえてなされた
もので、フィルムを引出す際および引伸ばす際に引出し
用掴み体からフィルムが抜け出ることを防止した包装装
置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の包装装
置は、保持されたフィルムを一対の引出し用掴み体で掴
んで物品を覆う位置まで引出し、引出した前記フィルム
を用いて前記物品を包装し、包装した前記物品を排出す
る包装装置において、前記一対の引出し用掴み体のうち
少くとも一方の掴み体は、フィルム引出し方向に対して
交差する方向に沿って並ぶ複数の櫛歯を有する金属から
なる櫛歯形板を備え、この櫛歯形板の前記各櫛歯は、フ
ィルム掴み側端部に、相手側の掴み体とともに掴んだ前
記フィルムに対して弾性力を加える弾性部材を有してい
ることを特徴とする。
【0013】この発明の構成によれば、一対の引出し用
掴み体でフィルムを掴む際に、掴み体に設けた櫛歯形板
の各櫛歯で夫々弾性部材が弾性力でフィルムを押圧する
ことにより、櫛歯形板の各櫛歯と相手側掴み体との密着
性を高めて各櫛歯毎のフィルムを押える力を均一化し
て、一対の引出し用掴み体によるフィルムの保持力を増
大してフィルムに抜け方向へ作用する力に対して抵抗を
もたせてフィルムの抜け出しを防止することができる。
【0014】請求項2の発明の包装装置は、請求項1に
記載の包装装置において、前記弾性部材は前記櫛歯形板
の櫛歯のフィルム掴み面上において相手側の掴み体に向
けて反り上がる爪形をなすものであることを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、弾性部材を効果的な形
態で得ることができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1に記載の包装
装置において、前記弾性部材は前記櫛歯形板とは別体に
形成され、前記櫛歯形板の各櫛歯のフィルム掴み側端部
に取付けられていることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明は、請求項1に記載の包装
装置において、前記弾性部材は前記櫛歯形板の各櫛歯の
フィルム掴み側端部に一体に形成されていることを特徴
とする。
【0018】これら請求項3および請求項4の発明の構
成によれば、櫛歯形板の各櫛歯に弾性部材をもたせるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図11を参照して説明する。
【0020】この実施の形態は、物品として商品を入れ
たトレイを対象にし、このトレイを包装する場合に適用
したものである。この実施の形態の包装装置の全体の構
成について説明する。図1ないし図9は包装装置の構成
を示している。図1は包装装置の全体構造を示す斜視
図、図2は包装装置を示す平面図、図3は引出し機構お
よび引伸ばし機構を示す平面図、図4は図2のZ方向か
ら見た断面図、図5は図2のY方向から見た断面図、図
6は引出し機構がフィルムを掴んだ状態を示す断面図、
図7は引出し機構における掴み体を拡大して示す図、図
8は引出し機構における掴み体を示す分解斜視図、図9
は掴み体に設けた櫛歯形板の櫛歯を拡大して示す斜視図
である。
【0021】図1において、11は包装装置の本体フレ
ームである。この本体フレーム11には搬入ベルトコン
ベア12がその一部を搬入口を介して本体フレーム11
外部へ突出して設けてある。この搬入ベルトコンベア1
2は、図2および図5を示すように商品Bを入れたトレ
イA(物品)を載せて本体フレーム11の搬入口を介し
て内部へ搬入するもので、複数の無端ベルト12aが一
対のプーリ12bに支持されて構成されている。
【0022】図1、図2および図4に示すように本体フ
レーム11には搬入ベルトコンベア12に対して直角な
方向に沿って搬出ベルトコンベア13が設けられてい
る。すなわち、搬入ベルトコンベア12のトレイ排出側
端部に対して搬出ベルトコンベア13が直角な方向で且
つ上側に位置して設けられる。搬出ベルトコンベア13
は本体フレーム11の内部において包装されたトレイA
を本体フレーム11の外部に搬出するものである。搬出
ベルトコンベア13は、フレーム21に設けられた一対
のプーリ22で無端ベルト23が支持されたもので、こ
れら無端ベルト23で囲まれる領域には電気ヒータ24
が配置されている。搬出ベルトコンベア13はフレーム
1の内部と外部にわたって配置されており、本体フレー
ム11に設けられた回転駆動機構25によりプーリ22
が回転され、このプーリ22の回転により無端ベルト2
3が回転される。
【0023】なお、一対のフレーム21は本体フレーム
11の内部に向けて延長され、この延長部の先端には後
述する動作を行う折返しローラ26がプーリ22と平行
に設けられ、さらに延長部には折返しローラ26とプー
リ22との間にプーリ22と平行な複数の搬出ローラ2
7が並べて設けられて回転自在に支持されている。折返
しローラ26および各搬出ローラ27は夫々回転駆動機
構25により回転される。
【0024】図4に示すように本体フレーム11におけ
る搬出ベルトコンベア13の下側には、透明で伸張し得
る柔軟なフィルム(ストレッチフィルム、例えば塩化ビ
ニールからなるフィルム)Fが巻回されたリール31が
搬出ベルトコンベア13の長さ方向に対して直角な方向
に沿って配置されており、このリール31は本体フレー
ム11に設けた図示しない部材により回転自在に支持さ
れている。また本体フレーム11にはリール31から引
出されたフィルムFを導いて支持することによりバック
テンションを付与するバックテンションローラ32がア
ーム33に支持されて設けられている。
【0025】また、図4および図6に示すように折返し
ローラ26と複数の搬出ローラ27の下側において、バ
ックテンションローラ32から移動するフィルムFが折
返しローラ26側へ向けて移動する通路には、フィルム
引出し方向下流側(折返しローラ26に近い側)から上
流側へかけて切断機構51およびフィルム保持機構52
が順に並べて設けられている。切断機構51は、可動刃
51aと固定刃51bとの間をフィルムFが通過し、フ
ィルムFで物品Aを包装した後、この物品Aを搬出ベル
トコンベア13に移動させた時点で動作して、物品Aを
包装したフィルムFの部分と、ロール状部分から繰り出
されて切断機構51の手前で待機しているフィルムの未
使用部分とを切断するものである。フィルム保持機構5
2は、切断機構51がフィルムFを切断する時および切
断後に切断機構51に対してフィルム引出し方向上流側
においてフィルムFの未使用部分を保持固定するもので
ある。
【0026】図4および図6に示すように搬出ベルトコ
ンベア13の下側には、折返しローラ26に対して接離
可能に設けられた掴みローラ28が設けられている。こ
の掴みローラ28の両端を支持したレバー28aは図示
しないばねで上向きに付勢され、この付勢により折返し
ローラ26に接する位置に保持されている。
【0027】一方、図4に示すように本体フレーム11
の内部には、搬入ベルトコンベア12で搬入されてきた
トレイAを搬出ベルトコンベア13のトレイ搬入側端部
より高い位置まで上昇させるリフト機構14が設けてあ
る。すなわち、このリフト機構14は、図5に示すよう
に図示しない昇降駆動機構により昇降される昇降体14
aと、この昇降体14aの上端部に設けられた物品支持
体14bを有している。昇降体14aは搬入ベルトコン
ベア12における複数の無端ベルト12aの間を通過し
て昇降できるように複数に分割されており、物品支持体
14bは引伸し機構16A,16Bにおける引伸し用掴
み体45がフィルムFをトレイAの底部外面側に折込む
時に障害とならないように掴み体45に押されて倒れる
ようになっている。
【0028】また、本体フレーム11の内部には、折返
しローラ26および掴みローラ28まで搬送されてきた
フィルムFを先端縁部を掴み、フィルムFをリフト機構
14で上昇移動されてきたトレイAを覆う状態に引出す
引出し位置との間を往復移動させる引出し機構15が設
けてある。
【0029】引出し機構15について図6ないし図9を
参照して説明する。図6に示すようにこの引出し機構1
5は移動体41を備えている。移動体41はリフト機構
14の上側の箇所に配置され、折返しローラ26と掴み
ローラ28とで案内されたフィルムFの先端の端縁部を
掴む掴み位置(トレイ排出側先端位置)と、掴んだフィ
ルムFをリフト機構1で上昇移動されてきたトレイAを
覆う状態に引出す引出し位置との間を往復移動するよう
になっている。移動体41はリフト機構14により上昇
位置に押上げられたトレイAを押して搬出ベルトコンベ
ア13に送込むとともに、移動体41が掴み位置に移動
した時にトレイAの下方に入り込んでトレイAの底面に
接するように配置されるプレート42を備えている。
【0030】移動体41には、供給されたフィルムFの
端縁部を着脱可能に掴む開閉可能な上掴み体43と下掴
み体44が設けられている。図6ないし図8を参照して
上掴み体43おおよび下掴み体44について説明する。
【0031】上掴み体43は、基体61の下面に弾性板
62を取付けて構成されている。基体61は、金属板に
よりフィルムFの幅より大なる長さを有する横長の形態
に形成されており、フィルムFの幅方向(フィルム引出
し方向に対して直角な方向)に沿って配置されて移動体
41に設けた枢軸67により上下方向に傾動可能に支持
されている。すなわち、枢軸67はフィルム引出し方向
に対して直角な方向に沿って設けられており、基体61
はこの枢軸67を中心として上下方向に傾動可能に支持
されている。弾性板62は例えばポリウレタンスポンジ
ゴムからなるもので、基体61と同様にフィルムFの幅
より大なる長さを有する横長の形態に形成されている。
弾性板62はフィルムFの幅方向に沿って配置されて基
体61の下面に接着剤や両面接着テープを用いて接着さ
れている。この弾性板62は弾性力をフィルムFに加え
るために設けている。
【0032】下掴み体44は、上掴み体43の下側に配
置されるもので、基体65と、この基体65に取付けた
櫛歯形板66とで構成されている。基体65は金属板に
よりフィルムFの幅より大なる長さを有する横長の形態
に形成されており、上掴み体43の下側においてフィル
ムFの幅方向(フィルム引出し方向に対して直角な方
向)に沿って配置されている。基体65の後端は枢軸6
7により上掴み体43に対して開閉する方向(上下方
向)に傾動自在に移動体41に支持されている。基体6
5は上掴み体43の基体61に対して組み合わさるよう
にして枢軸67に傾動自在に支持されており、基体61
と基体65とは個別に上下方向に傾動することができ
る。
【0033】櫛歯形板66は金属板からなるもので、フ
ィルムFの幅より大なる長さを有する横長の形態に形成
されており、櫛歯形板66の前端部(フィルム引出し方
向に関して上流側部)には、所定幅を有する複数の櫛歯
66aがフィルムFの幅方向(フィルム引出し方向に対
して直角な方向)に沿って所定間隔を存して並んで形成
されている。各櫛歯66aは、フィルム引出し方向に沿
って延びるもので、上下方向に弾性変位できるようにな
っている。なお、櫛歯形板66は上掴み体43の下側に
位置するとともに、櫛歯66aが弾性板62のフィルム
掴み面63に対向して位置するように配置され、且つ櫛
歯66aが基体65よりフィルム引出し方向上流側に突
出するように基体65に対して公知の手段により取り付
けられている。
【0034】また、図8および図9に示すように櫛歯形
板66における各櫛歯66aの先端すなわちフィルム掴
み側端には、相手側の上掴み体43とともに掴んだ前記
フィルムに対して弾性力を加える弾性部材71が夫々取
付けられている。この弾性部材71は板ばねなどの短冊
形をなす金属板からなるもので、水平な取付け部71b
と、この取付け部71bの一端から上向きに起立して上
向きに反り上るばね爪部71aとを有するものである。
このばね爪部71aは上側から垂直な下向きの外力が加
わった場合に平坦に広がるように弾性変形し、この外力
を取り除くことにより再び弾性により元の上向きに反り
上る形状に復帰するものである。そして、弾性部材71
は櫛歯形板66における櫛歯66aの先端に配置され、
取付け部71bが櫛歯66aの下面に長さ方向に沿って
当接されて溶接やろうづけにより固定されており、ばね
爪部71aが櫛歯66aの上面上方に位置している。す
なわち、ばね爪部71aは上掴み体43の弾性板62に
向けて反り上がっている。この弾性部材71は、一対の
引出し用掴み体43、44によりフィルムFを掴む際
に、ばね爪部71aが弾性力でフィルムFを上掴み体4
3の弾性板62に押圧するものである。そして、櫛歯形
板66における各櫛歯66aの先端に夫々弾性部材71
が取付けられている。
【0035】ここで、上掴み体43の基体61は移動体
41に設けた図示しないばねにより上方向に向けた回動
力が付与されており、且つ移動体41に設けられたスト
ッパにより上方向への傾動を規制されている。また、下
掴み体44の基体61は移動体41に設けた図示しない
ばね(上掴み体43の基体61に用いるものとは別なも
の)により上方向、すなわち下掴み体44が上掴み体4
3に対して閉じる方向へ回動力が付与されている。この
ばねにより下掴み体44は上掴み体43に対して常時閉
じた状態を維持し、フイルムを掴んだ時にはフイルムを
保持する力となる。
【0036】そして、移動体41は本体フレーム11に
設けた図示しない移動駆動機構により引出し位置(初期
位置)とフィルム掴み位置(物品排出位置)との間を移
動されるようになっている。移動体41が移動すること
により上掴み体43と下掴み体44が一緒に移動するこ
とになる。本体フレーム11における移動体41が引出
し位置とフィルム掴み位置との間を直線移動する通路に
は、移動体41が引出し位置から出てフィルム掴み位置
へ移動する途中に、ばねにより上向きに傾動した位置に
停止している上掴み体43の基体61に対して下向きに
傾動させる図示しないカムなどからなる第1の傾動手段
が設けられている。この上掴み体43の基体61が下向
きに傾動すると、下掴み体44も上掴み体43に押され
て閉じた状態を保持して下向きに傾動する。また、移動
体41が引出し位置(初期位置)ととの間を直線移動す
る通路には、第1の傾動手段に対してフィルム掴み位置
に近い位置に、下掴み体44の基体65のみを単独で下
向き、すなわち上掴み体43の基体61から離れて開く
位置に傾動させる図示しないカムなどからなる第2の傾
動手段が設けられている。これにより移動体41がフィ
ルム掴み位置に到達する前に下掴み体44が上掴み体4
3から離れて開放される。なお、移動体41の移動によ
り上掴み体43と下掴み体44がフィルムEを掴む位置
に達して両者の間にフィルムFの先端縁部が入る時点
で、第1の傾動手段および第2の傾動手段による上掴み
体43と下掴み体44に対する働きかけが解除され、上
掴み体43がばね上向きの傾動するとともに下掴み体4
4がばねにより上向きに傾動して上掴み体43に対して
閉じる。
【0037】図3ないし図5に示すように本体フレーム
11の内部には、引出し機構15により引出されたフィ
ルムFの両側の側縁部を掴む掴み位置とフィルムFをリ
フト機構14により上昇移動されてきたトレイAを包装
する状態に引伸す引伸し位置との間を往復移動させる2
組の引伸し機構16A,16Bが設けてある。引伸し機
構16A,16Bはフィルム移動通路を挟んで対向して
設けられており、両方の機構16A,16Bはフィルム
移動通路を挟んで対向して配置され、フィルムFの長さ
方向に並ぶ複数の引伸し用掴み体45を有している。そ
して、両方の機構16A,16Bはフィルム移動通路の
中央部に向けて互いに接近し、またフィルム移動通路の
両側へ向けて互いに離間するように移動動作する。この
ような2組の引伸し機構16A,16Bは本体フレーム
11に設けた図示しない駆動機構により駆動される。
【0038】このような構成をなす包装装置においてフ
ィルムFによりトレイAを包装する手順について図10
および図11を参照して説明する。図10はフィルムF
をその長さ方向からトレイAを包装する手順を示し、図
11はフィルムFをその幅方向からトレイAを包装する
手順を示している。
【0039】まず、図10(a)に示されるように搬入
ベルトコンベア12には食品などの商品Bが予め収納さ
れたトレイAが載せられ、このトレイAは搬入ベルトコ
ンベア2の回転により本体フレーム10の内部に搬入さ
れる。この時、引出し機構15の移動体41および掴み
体43、44は折返しローラ26から離れた初期位置に
待機しており、掴み体43、44は開放状態にある。ま
た、図5および図10に示すように切断機構51では可
動刃51aが下降位置にあり、固定刃51bと離間して
いる。
【0040】さらに、フィルムFは保持機構52および
切断機構51における可動刃51aと固定刃51bとの
間を通過して折返しローラ26の直下に引出される。フ
ィルムFは予備折畳み機構34によって幅方向両側部が
長さ方向に連続して折畳まれる。
【0041】図10(b)に示されるように引出し機構
15の移動体41が折返しローラ26から離れた初期位
置(引出し位置)から搬出ベルトコンベア13に接近す
る向きに掴み位置(物品排出位置)まで移動される。こ
れにより移動体41により掴み体43、44も一体に移
動される。ここで、移動体41が引出し位置から掴み位
置へ移動する途中で第1の傾動手段により上向きに傾動
した位置に停止している上掴み体43の基体61をばね
力に抗して下向きに傾動させる。さらに、移動体41が
掴み位置へ向けて移動すると、第2の傾動手段により下
掴み体44の基体65を上掴み体43の基体61から離
れて開く位置に傾動させる。これにより下掴み体44と
上掴み体43は開放してフィルムFを掴む態勢になる。
【0042】そして、移動体41が掴み位置に到達する
と、下掴み体44と上掴み体43との間に掴み位置で待
機しているフィルムFの先端縁部が入り込む。また、こ
こで上掴み体43の基体61が第1の傾動手段から外れ
るとともに、下掴み体44の基体65が第2の傾動手段
から外れる。これにより第1の傾動手段および第2の傾
動手段による上掴み体43と下掴み体44に対する働き
かけが解除され、上掴み体43がばね上向きの傾動する
とともに下掴み体44がばねにより上向きに傾動して上
掴み体43に対して閉じてフィルムFの先端縁部を掴
む。
【0043】この場合、下掴み体44の基体65に取付
けられた櫛歯形板66が上掴み体43の基体61に設け
た弾性板62に向けて傾動する。櫛歯形板66の各櫛歯
66aの先端に夫々取付けられた各弾性部材71におけ
るばね爪部71aが、フィルムFの先端縁における幅方
向に沿い複数の分散した箇所を下側から押圧する。これ
によりフィルムFの先端縁部は上掴み体43の弾性板6
2と櫛歯形板66の複数の櫛歯66aとに掴まれて確実
に保持される。
【0044】次に、図10(c)に示されるように移動
体41および掴み体43、44がトレイAの長さに応じ
た引出し位置(初期位置)へ移動されてフィルムFが引
出される。すなわち、掴み体43、44は物品を覆う位
置までフィルムAを引出す。これに先出って、掴みロー
ラ28が折返しローラ26との間にフィルムFの引出し
部(縁部)を挟むので、これらローラ26、28の抵抗
に応じて引出し部は適当な張りをもって引出される。
【0045】また、この状態においてフィルムFの引出
し部と引伸ばし機構16A、16Bとの関係は図11
(a)に示されており、各引伸ばし機構16A、16B
はフィルムFの引出し部の両側縁から離された初期位置
に配置されている。
【0046】その後、図11(b)に示されるように各
引伸ばし機構16A、16Bは互いに近付く方向へ向け
て掴み位置まで夫々移動し、夫々掴み体45でフィルム
Fの引出し部分の両側縁部を夫々別々に掴む。そして、
図11(c)に示されるように各引伸ばし機構16A、
16Bが夫々互いに遠ざかる方向に向けてトレイAの幅
に応じて引伸ばし位置まで移動される。それにより夫々
掴み体45がフィルムFの引出し部を幅方向両側から引
っ張って予備伸張する。
【0047】次に、図10(d)および図11(d)に
夫々示されるようにリフト機構14における昇降体14
aが下降位置から上昇動作して予備伸張されたフィルム
Fの引出し部をさらに伸張させながら上昇位置までトレ
イAを押し上げる。なお、リフト機構14は搬入ベルト
コンベア12の各無端ベルトの間を通って昇降動作され
る。
【0048】図11(e)に示すように各引伸ばし機構
16A、16Bが互いに接近する方向、すなわちフィル
ム移動路の中央部に向けて移動されてトレイAの平らな
底部外面に接するようにトレイAの底部外面の下側に入
り込む。これにより各引伸ばし機構16A、16Bの掴
み体45が掴んだフィルムFの引出し部の幅方向両側縁
を夫々トレイAの底部外面の外面に沿って折り込む。そ
の後、図11(f)に示すように各引伸ばし機構16
A、16Bは互いに離間する方向(フィルム移動路の外
側へ向く方向)へ移動されて初期位置に戻される。この
場合、フィルムFは掴み体43、44により確実に掴ま
れていてから外れることがない。
【0049】以上のようにしてフィルムFの引出し部
が、トレイAの幅方向両側からトレイAの底面の下側に
折り込まれる。この折り込みが完了した状態は図11
(f)に示されている。
【0050】図10(e)に示されるように移動体41
が折返しローラ26に向けて移動されて搬出ベルトコン
ベア13に近付けられる。すなわち、引出し機構15の
掴み体43、44はトレイ排出側最先端位置(フィルム
掴み位置)まで移動される。このため、折返しプレート
42が移動されてトレイAの底部外面に接するように入
り込む。これにより掴み体43、44が掴んだフィルム
Fの先端縁部がトレイAの底部の外面に沿って折込まれ
る。引続き移動体41の移動により押圧プレート42が
トレイAを押して移動させ、折返しローラ26および搬
出ローラ27上に乗り上がらせる。
【0051】そうすると、図10(f)に示されるよう
に引出されているフィルムFは折返しローラ26および
搬出ローラ27に巻き付くように引出し方向が反転され
て各ローラ26、27とトレイAの底部外面との間に導
入される。搬出ベルトコンベア13の搬出動作でトレイ
Aが搬出されるに伴いフィルムFがトレイAの底面に沿
って折り込まれる。
【0052】次に図10(g)に示されるように切断機
構51および保持機構52が動作してトレイAを包装し
たフィルムFの部分と、切断機構51より引出し方向上
流側に位置する未使用で待機しているフィルムFの部分
とを切断する。このようにしてフィルムFの引出し部の
後端がトレイAの下側において切断され、切断されたフ
ィルムAの引出し部は折り返しローラ26によってトレ
イAの底部外面に導かれる。これによってトレイAの包
装が終了する。引出し機構15の下掴み体44は下向き
に開放して両方の掴み体43、44がフィルムFを掴ん
でいる状態を解放する。
【0053】次いで、図10(h)に示すようにトレイ
Aは、折返しローラ26および搬出ローラ27により搬
出ベルトコンベア13へ搬送され、さらに回転する搬出
ベルトコンベア13の無端ベルト23により搬出され
る。この場合、トレイAは搬出ベルトコンベア13に設
けたヒータ24により下側から加熱される。それにより
トレイAの底部外面において互いに重なるフィルムAの
部分が溶着されて、トレイAにおけるフィルムFによる
包装が崩れることを防止できる。
【0054】さらに、引出し機構15の掴み体43、4
4は上向きに回動して両方の掴み体43、44で、前述
したように切断されているフィルムAの端縁部を掴み、
以降同様な動作を繰り返して包装を行う。
【0055】この包装装置における引出し機構15は次
に述べる効果を有している。引出し機構15における下
掴み体44に設けた櫛歯形板66の各櫛歯66aのフィ
ルム掴み端部には、夫々相手側の上掴み体43とともに
掴んだフィルムFに対して弾性力を加える弾性部材71
が取付けられている。そして、上掴み体43と下掴み体
44とでフィルムFを掴む場合には、ばねにより下掴み
体44が上掴み体43に向けて傾動し、櫛歯形板66の
各櫛歯66aに夫々取付けられた各弾性部材71のばね
爪部71aが下側からフィルムFを上掴み体43に設け
た弾性板62の下面に押し付ける。さらに、ばねにより
下掴み体44が上掴み体43へ向けて傾動すると、各弾
性部材71のばね爪部71aがさらに押されて平坦に向
けて広がるように弾性変形する。これによりばね爪部7
1aは反力として弾性力を作用し、フィルムFを挟んで
弾性板62に対して垂直方向に力を加える。このため、
櫛歯形板66の各櫛歯66aに夫々設けた各弾性部材7
1は各櫛歯66aの1個1個の形態に応じて弾性変形し
て、各櫛歯66aの1個1個の変形や曲り具合を吸収し
つつフィルムFを弾性板62に押し付ける。櫛歯形板6
6の各櫛歯66aに夫々設けた各弾性部材71は確実に
力を作用してフィルムFを弾性板62に強固に押し付け
る。
【0056】従って、櫛歯形板66の各櫛歯66aに夫
々設けた各弾性部材71は、櫛歯形板66の各櫛歯66
aの1個1個毎にフイルムFを密着させ、各櫛歯66a
と上掴み体43の弾性板62との密着性を高めて各櫛歯
66a毎のフィルムFを抑える力を平均化して、一対の
引出し用掴み体43、44によるフィルムFの保持力を
増大してフィルムFに抜け方向へ作用する力に対して大
きな抵抗をもたせることができる。このため、一対の引
出し用掴み体43、44は幅方向全体にわたり充分な力
でフイルムFを掴み保持して抜け出しを防止することが
できる。
【0057】なお、櫛歯形板66が櫛歯66aが基体6
5よりフィルム引出し方向上流側に突出するように取付
けられているので、櫛歯66aは弾性を作用してフィル
ムFを掴むことができる。上掴み体43には弾性板62
を設けることにより、櫛歯形板66の各櫛歯66aに夫
々設けた各弾性部材71を弾性変形により受け止めてフ
イルムFを一層確実に掴むことができる、従って、上掴
み体43と下掴み体44が閉じて弾性板62と金属から
なる櫛歯形板66の複数の櫛歯66aとでフィルムFを
掴んだ状態で、一対の引出し用掴み体43、44により
フィルムFをロール31から長さ方向に引出す場合、お
よび引伸し用掴み体45によりフィルムFを幅方向に引
伸ばす場合に、フィルムFに作用する外力より大きい保
持力でフィルムFを掴み保持することができ、これによ
り一対の引出し用掴み体43、44における弾性板62
と櫛歯形板66の各櫛歯66aとの間からフィルムFが
抜け出すことを防止することができる。
【0058】従って、水分や湿気が多い環境下で引出し
用掴み体43、44がフィルムFの縁を掴んでロールか
ら長さ方向に引出す場合、および引伸し機構16A、1
6B用掴み体45によりフィルムFを引伸ばす場合に、
フィルムFが両掴み体43、44から抜け出ることを防
止できる。このため、引出し用掴み体43、44からフ
ィルムFが抜け出て物品であるトレイAの底部外面にお
ける重ね合せ代が不足し、これによって物品の底部外面
の外観を悪くしたり、トレイAに載せられる商品Bの種
類によっては商品Bが含む液体がトレイAの底部外面の
未包装部分から漏れ出して商品価値を低下させるという
事態の発生を防止できる。
【0059】前述した実施の形態では、弾性部材71を
櫛歯形板66の各櫛歯66aとは別体に製作して各櫛歯
66aに取付ける構成としている。この構成では、寸法
形状および弾性力の大きさが異なる種々の弾性部材を製
作して選択して櫛歯形板66に取付けることができる。
また、図12に示すように弾性部材71を櫛歯形板66
の各櫛歯66aと一体に製作することもできる。この構
成では櫛歯形板66および弾性部材71を金属や合成樹
脂などにより製作する。
【0060】本発明は前述した実施の形態に限定されず
に、種々変形して実施することができる。本発明は保持
されたフィルムを引出し用上掴み体と下掴み体で掴んで
物品を覆う位置まで引出し、引出した前記フィルムによ
ってトレイを包装し、包装したトレイを排出する包装装
置に広く対象にできる。また、前述した実施の形態で
は、櫛歯形板を下掴み体に設けているが、これに限定さ
れず櫛歯形板を上掴み体に設けても良く、さらに両方の
掴み体に設けても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の包
装装置によれば、一対の引出し用掴み体でフィルムを掴
む際に、櫛歯形板の各櫛歯に夫々設けた弾性部材がフィ
ルムを挟んで相手側の掴み体を押圧することにより、櫛
歯形板の各櫛歯と相手側掴み体との密着性を高めて各櫛
歯毎のフィルムを抑える力を平均化して、一対の引出し
用掴み体によるフィルムの保持力を増大してフィルムに
抜け方向へ作用する力に対して大きな抵抗をもたせフィ
ルムが一対の引出し用掴み体から抜け出ることを防止す
ることができる。
【0062】請求項2の発明によれば、弾性部材を効果
的な形態で得ることができる。
【0063】請求項3の発明および請求項4の発明の構
成によれば、櫛歯形板の各櫛歯に弾性部材をもたせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における包装装置を
示す斜視図。
【図2】同実施の形態における包装装置を示す平面図。
【図3】同実施の形態における包装装置を示す平面図。
【図4】同実施の形態における包装装置を示す断面図
【図5】同実施の形態における包装装置を示す断面図、
【図6】同実施の形態の包装装置に設ける引出し機構が
フィルムを掴んだ状態を示す断面図。
【図7】同実施の形態の包装装置に設ける引出し機構を
拡大して示す断面図。
【図8】同実施の形態の包装装置に設ける引出し機構の
掴み体を示す分解斜視図。
【図9】同実施の形態における掴み体および弾性部材を
拡大して示す斜視図。
【図10】同実施の形態の包装装置における包装動作を
示す説明図。
【図11】同実施の形態の包装装置における包装動作を
示す説明図。
【図12】他の実施の形態における掴み体および弾性部
材を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
11…本体フレーム、 12…搬入ベルトコンベア、 13…搬出ベルトコンベア、 14…リフト機構、 15…引出し機構、 16A…引伸し機構、 16B…引伸し機構、 17…物品押え機構、 26…折返しローラ、 27…搬出ローラ、 31…リール、 32…ローラ、 41…移動体、 43…引出し用上掴み体、 44…引出し用上掴み体、 45…掴み体、 51…切断機構、 61…基体、 62…弾性板、 65…基体、 66…櫛歯形板、 66a…櫛歯、 67…枢軸、 71…弾性部材、 71a…ばね爪部。 A…トレイ(物品)、 B…商品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆畑 芳実 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持されたフィルムを一対の引出し用掴
    み体で掴んで物品を覆う位置まで引出し、引出した前記
    フィルムを用いて前記物品を包装し、包装した前記物品
    を排出する包装装置において、 前記一対の引出し用掴み体のうち少くとも一方の掴み体
    は、フィルム引出し方向に対して交差する方向に沿って
    並ぶ複数の櫛歯を有する金属からなる櫛歯形板を備え、
    この櫛歯形板の前記各櫛歯は、フィルム掴み側端部に、
    相手側の掴み体とともに掴んだ前記フィルムに対して弾
    性力を加える弾性部材を有していることを特徴とする包
    装装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は前記櫛歯形板の櫛歯のフ
    ィルム掴み面上において相手側の掴み体に向けて反り上
    がる爪形をなすものであることを特徴とする請求項1に
    記載の包装装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は前記櫛歯形板とは別体に
    形成され、前記櫛歯形板の各櫛歯のフィルム掴み側端部
    に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    包装装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は前記櫛歯形板の各櫛歯に
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の包装装置。
JP8373498A 1998-03-30 1998-03-30 包装装置 Pending JPH11278417A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112570415A (zh) * 2020-11-24 2021-03-30 蚌埠绿源创芯环保科技有限公司 用于在填埋垃圾的表面覆盖薄膜的设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112570415A (zh) * 2020-11-24 2021-03-30 蚌埠绿源创芯环保科技有限公司 用于在填埋垃圾的表面覆盖薄膜的设备

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