JP6217136B2 - フィルムフィード装置及び包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムを挟持してフィルム移送を行うフィルムフィード装置に関し、特に所定位置まで移送したフィルムを商品包装などに使用した後にフィルムフィード装置に残ってその終端まで移送されてきたフィルムカスなどのフィルムを取り除くのに好適なフィルムフィード装置及びこのフィルムフィード装置を用いた包装装置に関するものである。
従来、フィルムの両側辺部分をそれぞれ上下ベルトで挟持して移送するフィルムフィード装置を具備するストレッチ包装機が使用されている(例えば特許文献1参照)。この種のストレッチ包装機は、所定長さにカットされたフィルムを、フィルムフィード装置によって包装部まで移送し、包装部において被包装物をフィルムの下部からエレベータによって突き上げ、被包装物の上面を前記フィルムで包装するように構成されている。フィルムフィード装置は、上述のようにフィルムを移送する機能と、被包装物を突き上げてその上面をフィルムで覆うと共にフィルム端部を被包装物下面側へ折り込む際にフィルムの挟持と開放を適当なタイミングで行うことでフィルムの張り状態を適正なものにする機能とを有している。
特開2000−62709号公報
しかしながら、上記ストレッチ包装機は、フィルムの端部を挟持した状態で被包装物を突き上げて包装を行う構造なので、フィルムの挟持された部分に強い引っ張り力が加わってフィルムの一部がちぎれるなどして上下ベルトの間に残る場合が生じる。そしてこのような場合は、引きちぎられたフィルムカスなどがフィルムフィード装置の終端まで搬送され、上下ベルトの終端に設置されたプーリー(回転部)に巻き付き、これによってフィルムフィード装置の正常な駆動が阻害される恐れがあった。特にプーリーへのフィルムの巻き付き量が多くなると最終的にはフィルムフィード装置が停止してしまう。
このような問題を解決するため、フィルムフィード装置の終端近傍にフィルムを検知する検知器を設置し、この検知器がフィルムを検知した際に、フィルムが更に下流側へ移動することを禁止する方法が考えられていた。しかしながらこの種の検知器では、フィルムの検知が不十分な場合があり、やはり終端に設置されたプーリーにフィルムが巻き付いてしまう場合があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、構造が簡単で、終端まで移送されてきたフィルムカスなどのフィルムを容易に取り除くことができるフィルムフィード装置及び包装装置を提供することにある。
本発明は、無端状の上ベルトと無端状の下ベルトとを上下方向で接してなる搬送コンベアを有し、前記搬送コンベアの上下ベルトの間にフィルムを挟むとともに、前記上下ベルトを同時に駆動することによって前記フィルムを搬送するフィルムフィード装置において、前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置して前記上ベルトを巻き回す第1の回転部と、前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置して前記下ベルトを巻き回す第2の回転部と、を具備し、前記第1,第2の回転部の内の少なくとも何れか一方の回転部の外周面に、前記上ベルト又は下ベルトを収納するベルト収納凹部と、前記ベルト収納凹部に隣接して設けられる側部とを形成し、前記ベルト収納凹部に巻き回した上ベルト又は下ベルトの表面高さと、前記ベルト収納凹部の端部における前記側部の表面高さとを略同一とし、且つこの側部中に、ベルト収納凹部の端部側からこの回転部の回転中心方向へ傾斜する傾斜面を設け、さらに前記ベルト収納凹部に収納される上ベルト又は下ベルトは、回転軸に対し一体となって回転する1つの前記第1の回転部のみ又は前記第2の回転部のみに巻き回されていることを特徴としている。
このように構成すれば、ベルト収納凹部に巻き回した上ベルト又は下ベルトの表面とこれに連続する側部の表面との間に段差が無くなり、これによって搬送コンベアの終端まで移送されてきたフィルムが第1又は第2の回転部に巻き付くことを防ぐことができる。また側部に傾斜面を設けたので、側部から回転部の端部側へフィルムが移動するように作用し、よりフィルムの第1又は第2の回転体への巻き付きを防ぐことができる。
また本発明は、前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置する上ベルトと下ベルトの間に、上ベルト又は下ベルトに取り付いたフィルムをそのベルトから引き離す方向に誘導するフィルム誘導部材を設置することが好ましい。
また本発明は、前記傾斜面が、前記ベルト収納凹部の端部から側部の全体に渡って形成されていることが好ましい。
これによって第1又は第2の回転部上のフィルムを、よりスムーズに取り除くことができる。
また本発明は、上記フィルムフィード装置を備えた包装装置にある。
本発明にかかるフィルムフィード装置によれば、構造が簡単で、終端まで移送されてきたフィルムカスなどのフィルムを容易に取り除くことができる。
フィルムフィード装置100を用いたストレッチ包装機1の概略縦断側面図である。 ストレッチ包装機1の概略縦断正面図である。 搬送コンベア101のフィルム搬送方向終端近傍部分の要部拡大概略側断面図である。 搬送コンベア101のフィルム搬送方向終端近傍部分の要部拡大斜視図である。 搬送コンベア101のフィルム搬送方向終端近傍部分を下側から見た要部拡大斜視図である。 第2の回転部119の斜視図である。 第2の回転部119の側面図である。 第2の回転部119の正面図である。 第2の回転部119に下ベルト105を巻き回した状態を示す図であり、巻き回した下ベルト105のみを断面で示す一部断側面図である。 第2の回転部119−2の側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるフィルムフィード装置100を用いて構成されたストレッチ包装機(包装装置)1の概略縦断側面図、図2はストレッチ包装機1の概略縦断正面図である。両図に示すようにストレッチ包装機1は、機枠10の手前に、被包装物である商品Aを載置する載置部20を設置して構成されている。機枠10内の上部には、フィルムフィード装置100が設置され、フィルムフィード装置100の中央下部にはエレベータ30が設置され、フィルムフィード装置100の上流側端部近傍(図2の右側)の下部にはフィルムロール配置部40とフィルムロール41から繰り出されるフィルム41aの先端を保持するフィルム保持部50が設置されている。なお以下の説明において、載置部20側を手前側又は前側といい、その反対側を奥側又は後側といい、フィルムフィード装置100の図2に示す右側を右側又は始端側、左側を左側又は終端側ということとする。
載置部20は、計量皿21で構成されており、プッシャコンベア23により機枠10内のエレベータ30の上まで搬送される。エレベータ30は、その上に搬送されてきた商品Aを真上に向けて突き上げるものである。
フィルムロール配置部40はフィルムロール41を回転自在に機枠10内に設置するものである。フィルム保持部50はフィルムロール41から引き出されたフィルム41aの先端部分を保持するものであり、フィルム受け板51と、保持板53の間にフィルム41aを挟んで保持すると共に、フィルム受け板51と保持板53がフィルム41aを挟持した状態でフィルムフィード装置100の始端に向けて移動して(図2に示す矢印A1方向)、フィルム41aの先端をフィルムフィード装置100に受け渡す構造に構成されている。フィルム保持部50とフィルムフィード装置100の始端部分との間には、フィルムフィード装置100で挟持されフィルムフィード装置100内に引き出されたフィルム41aを所定長さのところで切断するカッター60が配置されている。さらにフィルムフィード装置100の上方には、商品Aの上面を覆うフィルム41aの左右両端部を商品Aの底面側に折り込む左右折り込み板70,70´と、左右折り込み板70,70´の後方に位置する後折り込み板71と、後折り込み板71の上方に位置して包装済みの商品Aを排出する排出プッシャ73と、左右折り込み板70,70´の前方に位置する前折り込みローラ75及び排出部77とが設置されている。
フィルムフィード装置100は、一対(2本)の搬送コンベア101,101を間隔を開けて一対設置して構成されており、また包装部P1を挟んだその前後にわたって配置されている。各搬送コンベア101,101は、フィルム41aの幅方向の両側辺部分を挟持する上下一対の無端状の上下ベルト(弾性ベルト)103,105と、下ベルト105の内側(往復のため上下に位置する下ベルト105の間)に設置された複数(5つ)のクランプ板107と、上ベルト103の内側(往復のため上下に位置する上ベルト103の間)に設置された当て板109と、フィルム搬送方向終端に位置する上ベルト103と下ベルト105の間に設置されたフィルム誘導部材200とを具備して構成されている。両搬送コンベア101はそれぞれ取付枠115に支持されている。またクランプ板107は下ベルト105の往路側(上側)を上ベルト103の往路側(下側)へ圧接可能(上下動可能)に構成されている。
図3は搬送コンベア101のフィルム搬送方向終端近傍部分の要部拡大側面概略図、図4は搬送コンベア101の同部分の要部拡大斜視図、図5は搬送コンベア101の同部分を下側から見た要部拡大斜視図である。これらの図に示すように、搬送コンベア101のフィルム搬送方向終端には上ベルト103を巻き回す第1の回転部117と、下ベルト105を巻き回す第2の回転部119とが設置されている。第1の回転部117は第2の回転部119よりもフィルム搬送方向前方に間隔(隙間部分S)を置いて配置されている。第1の回転部117は、上ベルト巻付保持用の凹部117aを形成するようにその外周両側にリング状の鍔部117bを設けている。第2の回転部119には、図5に示すように、下ベルト巻付保持用のベルト収納凹部131が形成されている。ベルト収納凹部131の底面には、歯車となる凹凸133が形成されている。
第1の回転部117の凹部117aに巻き回される上ベルト103は、その内側面を平滑に形成している。つまり上ベルト103は歯付きではない平ベルトである。一方第2の回転部119のベルト収納凹部131に巻き回される下ベルト105は、その内側面に歯を設けた歯付きベルトで構成されている。つまり下ベルト105は、ベルト収納凹部131内に設けた凹凸(歯車)133に噛み合う。
第1回転部117にはこれと同軸に第1駆動歯車121が取り付けられ、第2回転部119にはこれと同軸に第2駆動歯車123が取り付けられている。これら第1,第2駆動歯車121,123と、駆動モータ127の駆動歯車129には、歯付きベルト125が巻き掛けられており、駆動モータ127を駆動することで第1,第2駆動歯車121,123、即ち上下ベルト103,105が同時に回転駆動される。なお、図3では説明の都合上、第1,第2駆動歯車121,123をそれぞれ第1,第2回転部117,119よりも小さく記載しているが、実際にはこの例では図4,図5に示すように、第1,第2回転部117,119よりも大きい。
一方フィルム誘導部材200は、第1の回転部117と第2の回転部119の間の隙間部分Sに挿入して設置されている。フィルム誘導部材200は板状部材(平板状)である。またフィルム誘導部材200中には、上ベルト103を挿通するベルト挿通部203が形成されており、このベルト挿通部203を通過する際に上ベルト103に付着して搬送されてきたフィルムを上ベルト103から剥離する。
図6は第2の回転部119の斜視図、図7は第2の回転部119の側面図、図8は第2の回転部119の正面図である。また図9は第2の回転部119に下ベルト105を巻き回した状態を示す図であり、巻き回した下ベルト105のみを断面で示す一部断側面図である。これらの図に示すように第2の回転部119は、略円柱状であって、例えば合成樹脂によって構成され、その外周面の中央には、円周方向に同一幅の凹部を設けてなるベルト収納凹部131が形成され、外周面のベルト収納凹部131に隣接するその両側には側部135,137が形成されている。
ベルト収納凹部131は下ベルト105を収納する寸法、即ちその幅寸法を下ベルト105の幅寸法と略同一寸法に形成している。またベルト収納凹部131は、図9に示すように、ベルト収納凹部131に巻き回した下ベルト105の表面高さと、ベルト収納凹部131の端部B1,B2における前記側部135,137の表面高さとを同一(略同一)としている。
側部135,137は、ベルト収納凹部131の端部B1,B2から第2の回転部119の回転中心L方向へ傾斜する傾斜面C1,C2となっている。言い換えれば、側部135,137は、ベルト収納凹部131から離れる方向に向かってその外径を小さくしていくように傾斜する傾斜面C1,C2を有しており、この傾斜面C1,C2は、ベルト収納凹部131の端部B1,B2から側部135,137全体に渡って形成されている。そしてこの傾斜面C1,C2には平滑処理が施されている。具体的には、合成樹脂の表面を梨地処理することで平滑面としているが、鏡面処理などの他の処理によって平滑面としても良い。要はこの傾斜面C1,C2の表面に付着したフィルムが滑り易くなるような平滑面であればよい。
次にストレッチ包装機1の動作を説明する。
まず図1において、作業者が載置部20に載せて計量した商品Aが、プッシャコンベア23によって機枠10内へ搬入される。
一方上記搬入動作と並行して、図2に示すように、フィルム41aを挟んで保持したフィルム保持部50(フィルム受け板51と保持板53)を、フィルムフィード装置100の始端側に移動して(矢印A1)フィルム41aを始端側(フィルム供給側)の上下ベルト103,105の間に挟持させる。そして駆動モータ127(図3参照)を駆動することで上下ベルト103,105を同時に回転し、これによってフィルム41aをフィルムフィード装置100内に引き出していく。このときクランプ板107は適宜押し上げられて、下ベルト105を上ベルト103に圧接しており、これによって上下ベルト103,105間にフィルム41aの両側辺が挟持できて、フィルム41aの引き出し、移動が可能となっている。
次にフィルム41aが予め決められた長さ寸法だけ引き出されると、フィルム保持部50(フィルム受け板51と保持板53)が初期位置へ戻り、カッター60によってフィルム41aを切断する。切断されフィルムフィード装置100内にあるフィルム41aをさらに移送し、包装部P1に対してセンタリングする。次にエレベータ30を上昇させて商品Aをフィルム41aに対して突き上げることで、商品Aの上面をフィルム41aで覆う。
次に左右折り込み板70,70´によってフィルム41aの左右折り込みを行い、次に後折り込み板71によってフィルム41aの後折り込みを行い、最後に排出プッシャ73による排出時にフィルム41aの前折り込みを行う。
クランプ板107によるフィルム挟持状態の解除は、前記各折り込み動作と連動させて適宜行うが、前記フィルム41aの折り込み動作の途中まではフィルム41aの張りを維持するために、解除は行わず、このため、フィルム41aの両側辺の一部がちぎれるなどして上下ベルト103,105の間にフィルム(フィルムカス)が残ってしまう場合が生じる。そして残ったフィルムは、フィルムフィード装置100の駆動に伴って、その終端位置まで上下ベルト103,105間を移送される。
上下ベルト103,105の終端位置まで移送されてきたフィルムの内、上ベルト103に付着しているフィルムは、上ベルト103がフィルム誘導部材200のベルト挿通部203を通過する際に、引き剥がされ、フィルムはフィルム誘導部材200の下面側の傾斜面に沿うように移動し、下方に落下する。
一方上下ベルト103,105の終端位置まで移送されてきたフィルムの内、下ベルト105に付着しているフィルムは、第2の回転部119の上部において上ベルト103と離れた後、第2の回転部119の外周を180°反転する際に、下ベルト105の表面から自重によって剥がれ、下方に落下する。
このとき前述の通り、ベルト収納凹部131に巻き回した下ベルト105の表面高さと、ベルト収納凹部131の両端部B1,B2における側部135,137の表面高さとが同一となっているので、ベルト収納凹部131に巻き回した下ベルト105の表面とこれに連続する側部135の表面との間に段差は無い。このため下ベルト105と側部135,137の境界部分にフィルムが引っ掛かることは無く、フィルムはスムーズに第2の回転部119から外れる。これによってフィルムが第2の回転部119に巻き付くことを防止できる。
同時に側部135,137に傾斜面C1,C2を設けたので、側部135,137上を第2の回転部119の端部側へフィルムが移動するように作用し、よりフィルムの第2の回転体119への巻き付きを防ぐことができる。特にこの例では、傾斜面C1,C2をベルト収納凹部131の端部B1,B2から側部135,137全体に渡って形成しているので、第2の回転部119上のフィルムを、よりスムーズに取り除くことができる。さらに傾斜面C1,C2には平滑処理が施されているので、フィルムが傾斜面C1,C2上をより滑り易くなり、フィルムの第2の回転体119への巻き付きをより確実に防ぐことができる。
またこのフィルムフィード装置100においては、下ベルト105を歯付きベルトで構成すると共に、第2の回転部119のベルト収納凹部131の底面に下ベルト105に設けた歯を噛み合わせる凹凸133を設けているので、第2の回転体119に対して滑りなく、下ベルト105を回転させることができる。また下ベルト105と第2の回転体119の係合状態が歯の噛み合いによって確実に行えるので、上述のように、ベルト収納凹部131に巻き回した下ベルト105の表面高さと、ベルト収納凹部131の端部B1,B2における側部135,137の表面高さとを略同一にしても(つまり下ベルト105をベルト収納凹部131内に深く収納しなくても)、下ベルト105が第2の回転部119から外れる恐れがなくなる。
一方このフィルムフィード装置100においては、上ベルト103を歯の無いベルト(平ベルト)で構成しているので、上ベルト103の厚みを薄く構成でき、搬送コンベア101の厚みを薄くできる。一方下ベルト105は上述のように歯付きベルトで構成されているが、これは少なくとも上下ベルト103,105の内の何れかのベルトの移動を正確に制御できる必要があるからである。つまり下ベルト105の下側にはスペースに余裕があるので、下ベルト105の厚みが多少厚くても装置の薄型化には大きな影響が無く、一方上ベルト103を薄くすれば、その上部の高さを効果的に低くでき、薄型化による大きな効果が生じる。そこで、下ベルト105を歯付きベルトとすることで、上述のように下ベルト105の表面高さと側部135,137の表面高さとを略同一にし且つ上下ベルト103,105の正確な駆動ができるようにすると同時に、上ベルト103を歯の無い薄いベルトで構成して装置の薄型化を図ったのである。
ところで上記フィルムフィード装置100においては、第2の回転部119のベルト収納凹部131の両側に傾斜面C1,C2を設けたが、傾斜面は、少なくとも一対の搬送コンベア101,101の内側に位置する第2の回転部119の側部に形成するのが好ましい。何故なら、フィルムを一対の搬送コンベア101,101の間に集めることができ、集めたフィルムの除去作業が行い易くなるからである。またフィルムは商品を包装する際に一対の搬送コンベア101,101の内側に引っ張られるため、そのフィルムカスなどのフィルムは上下ベルト103,105の内側に挟持されている場合が多く、この点からもフィルムを一対の搬送コンベア101,101の内側へ誘導するのがフィルム除去に効果的だからである。なお傾斜面は、場合によっては、一対の搬送コンベア101,101の外側に位置する第2の回転部119の側部のみに形成してもよい。
図10は他の実施形態に係る第2の回転部119−2を示す側面図である。同図に示す第2の回転部119−2において、前記図1〜図9に示す第2の回転部119と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し添え字「−2」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図9に示す実施形態と同じである。
第2の回転部119−2において前記第2の回転部119と相違する点は、側部135−2,137−2の形状のみである。即ち第2の回転部119−2の側部135−2,137−2は、ベルト収納凹部131−2の端部B1−2,B2−2から所定距離水平方向に向かった後、第2の回転部119−2の回転中心L−2方向へ傾斜する傾斜面C1−2,C2−2を設けている。そして側部135−2,137−2の表面全体にわたって平滑処理が施されている。
このように側部135−2,137−2を構成しても、傾斜面C1−2,C2−2による効果は前記第2の回転部119の場合と同様に生じる。但し、第2の回転部119のように、傾斜面C1,C2を、ベルト収納凹部131の端部B1,B2から側部135,137全体に渡って形成した場合は、第2の回転部119上のフィルムを、よりスムーズに第2の回転部119から取り除くことができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造、材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記フィルムフィード装置100では、第2の回転部119,119−2に本発明を適用したが、その代りに又はそれと共に、第1の回転部117に本発明を適用しても良い。その場合、上ベルト103を歯付きベルトで構成し、第1の回転部17に設けたベルト収納凹部底面の凹凸に噛み合わせるなどしてもよい。このように構成すれば、フィルム誘導部材200は省略しても良い。また上記フィルムフィード装置100では、第2の回転部119のベルト収納凹部131に隣接するその両側に側部135,137を設けたが、傾斜面C1又はC2を設けない側の側部は省略しても良い。その場合、ベルト収納凹部131の側部を設けない側は解放されるが、解放された側を他の部材(例えば取付枠115)に接するようにすればよい。
以上の説明に関し、さらに以下の項を開示する。
(付記1)
請求項1に記載のフィルムフィード装置であって、前記傾斜面は前記第2の回転部に設けられ、且つ前記下ベルトを歯付きベルトで構成すると共に、前記第2の回転部のベルト収納凹部の底面に前記下ベルトに設けた歯を噛み合わせる凹凸を設けたことを特徴とするフィルムフィード装置。これによって、第2の回転体に対して滑りなく下ベルトを回転させることができる。また下ベルトと第2の回転体の係合状態が歯の噛み合いによって確実に行えるので、上述のように、ベルト収納凹部に巻き回した下ベルトの表面高さと、ベルト収納凹部の端部における側部の表面高さとを略同一にしても(さらに下ベルトを薄く形成しても)、下ベルトが第2の回転部から外れる恐れがなくなる。
(付記2)
請求項1に記載のフィルムフィード装置であって、前記傾斜面には平滑処理が施されていることを特徴とするフィルムフィード装置。これによってフイルムが傾斜面上を滑り易くなり、フィルムの第1又は第2の回転体への巻き付きをより確実に防ぐことができる。
1 ストレッチ包装機 A 商品
10 機枠 20 載置部
21 計量皿 23 プッシャコンベア
30 エレベータ 40 フィルムロール配置部
41 フィルムロール 41a フィルム
50 フィルム保持部 51 フィルム受け板
53 保持板 60 カッター
70 左右折り込み板 71 後折り込み板
73 排出プッシャ 75 前折り込みローラ
77 排出部 100 フィルムフィード装置
101 搬送コンベア 103 上ベルト
105 下ベルト S 隙間部分
P1 包装部 107 クランプ板
109 当て板 115 取付枠
117 第1の回転部 117a 凹部
117b 鍔部 119 第2の回転部
131 ベルト収納凹部 133 凹凸
135,137 側部 B1,B2 端部
L 回転中心 C1,C2 傾斜面
200 フィルム誘導部材 203 ベルト挿通部
121 第1駆動歯車 123 第2駆動歯車
125 歯付きベルト 127 駆動モータ
129 駆動歯車

Claims (4)

  1. 無端状の上ベルトと無端状の下ベルトとを上下方向で接してなる搬送コンベアを有し、前記搬送コンベアの上下ベルトの間にフィルムを挟むとともに、前記上下ベルトを同時に駆動することによって前記フィルムを搬送するフィルムフィード装置において、
    前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置して前記上ベルトを巻き回す第1の回転部と、
    前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置して前記下ベルトを巻き回す第2の回転部と、を具備し、
    前記第1,第2の回転部の内の少なくとも何れか一方の回転部の外周面には、前記上ベルト又は下ベルトを収納するベルト収納凹部と、前記ベルト収納凹部に隣接して設けられる側部とを形成し、
    前記ベルト収納凹部に巻き回した上ベルト又は下ベルトの表面高さと、前記ベルト収納凹部の端部における前記側部の表面高さとを略同一とし、且つこの側部中に、ベルト収納凹部の端部側からこの回転部の回転中心方向へ傾斜する傾斜面を設け、
    さらに前記ベルト収納凹部に収納される上ベルト又は下ベルトは、回転軸に対し一体となって回転する1つの前記第1の回転部のみ又は前記第2の回転部のみに巻き回されていることを特徴とするフィルムフィード装置。
  2. 請求項1に記載のフィルムフィード装置であって、
    前記搬送コンベアのフィルム搬送方向終端に位置する上ベルトと下ベルトの間に、上ベルト又は下ベルトに取り付いたフィルムをそのベルトから引き離す方向に誘導するフィルム誘導部材を設置することを特徴とするフィルムフィード装置。
  3. 請求項1に記載のフィルムフィード装置であって、
    前記傾斜面は、前記ベルト収納凹部の端部から側部の全体に渡って形成されていることを特徴とするフィルムフィード装置。
  4. 請求項1に記載のフィルムフィード装置を備えた包装装置。


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