JP6315459B2 - 食材処理装置および食材包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食材処理装置および食材包装装置に関し、特に、糸状物質が発生する納豆等が具材として使用された具入りの巻き寿司シャリを海苔等が収容された薄い包装シート上に供給する食材処理装置および食材包装装置に関するものである。
具入りの巻き寿司シャリ(食材)を海苔入りの薄い包装シート(包材)で包装する作業は、専ら手作業とされているが、作業に手間と時間がかかり、量産性に乏しいことから、巻き寿司包装装置(食材包装装置)による自動包装が進められている。
巻き寿司包装装置においては、ターンテーブルの収容移送孔に収容された食材を、その下方の搬送ベルト(搬送手段)上に載置された包材上に載せている。搬送ベルトの包材上に載せられた食材は、搬送下流に設置された食材包装部へと搬送され、ここで包材で包装されて製品化される。
なお、巻き寿司包装装置については、例えば特許文献1に記載があり、ターンテーブルの収容移送孔の底部に観音開きすることが可能な一対のゲートを開閉自在の状態で設け、その一対のゲートを開くと食材が一対のゲートに支持されながら下降して包材上に載せられると同時に、収容移送孔を通じて供給型を下降して食材を包材に押し付けることにより食材を包材上に載置する構造が開示されている。
特開2008−201453号公報
ここで、巻き寿司の具材として、例えば納豆のように糸状物質が発生するものを使用した場合、巻き寿司シャリを巻き寿司包装装置で取り扱う際、具材の納豆が装置に付着し、付着部位から伸びるようにして糸状物質である納豆糸が発生する。
つまり、本発明者が検討した食材処理装置を示す図12において、納豆Faを具材にした包装前の巻き寿司シャリ(食材F)を移送テーブルTに形成された収容移送孔Taに収容して搬送ベルト(搬送手段)V上に移送する際に、納豆Faが収容移送孔Taの壁面に触れてしまう。そのため、食材Fを搬送ベルトV上に落下させると、移送テーブルTの壁面から食材Fにかけて納豆糸Fbが発生する。そして、搬送ベルトVが動いて食材Fと包材Pとが搬送されると、食材Fの移動に追従して納豆糸Fbもさらに伸びていき、最終的には切れて搬送ベルトVに付着する。
搬送ベルトVは食材Fを包装する包材Pを搬送しているので、搬送ベルトVに付着した納豆糸Fbの上に包材Pが供給され、これにより納豆糸Fbが包材Pに付着することになる。
このように納豆糸Fbが包材Pに付着すると、搬送ベルトV上で包材Pの適切な位置決めが出来なくなり、包装不良の問題が発生する。
また、食材Fを包材Pで包装した製品を消費者が手にしたときに包材Pに付着した納豆糸Fbに手が触れると、納豆糸Fbのネバネバした感触で不快感を覚えるのみならず、不衛生な印象も抱いてしまう。
例えば移送テーブルTの収容移送孔Taの壁面に「逃げ」を作って壁面が納豆Faに触れないような工夫をし、納豆糸Fbの発生を抑えることも考えられる。しかしながら、納豆Faは僅かに触れるだけでも納豆糸Fbが発生してしまうので、納豆糸Fbの発生を十分に抑制するのは困難であると思われる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、糸状物質が発生する食材を包材で包装する際において、発生した糸状物質の搬送手段への付着を防止することのできる食材処理技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の食材処理装置は、包材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の直上に食材を移送する食材移送手段と、前記食材移送手段により移送された前記食材を前記搬送手段に搬送されている前記包材上に供給する食材供給手段と、前記包材に前記食材が供給された位置よりも搬送下流に回転可能に設けられ、前記食材が前記包材上に供給されたときに前記食材と前記食材移送手段との間に発生して前記搬送手段に搬送される前記食材に追従して伸びる糸状物質を巻き取る巻取手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の食材処理装置は、請求項1記載の発明において、前記巻取手段はローラである、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の食材処理装置は、請求項2記載の発明において、前記ローラに当接し、当該ローラに巻き取られた糸状物質を除去するスクレーパをさらに備える、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の食材処理装置は、請求項1記載の発明において、前記巻取手段は、少なくとも1カ所の平坦面を有する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の食材処理装置は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記巻取手段は昇降可能に設けられている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の食材処理装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記食材移送手段には、前記食材を収容して移送する収容移送孔が形成され、前記食材供給手段は、前記収容移送孔の下方に設けられて当該収容移送孔を開閉する開閉部材、および前記開閉部材が開位置になったときに前記収容移送孔に収容された前記食材を上方から押して前記包材上に供給する供給型を備える、ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項7に記載の本発明の食材包装装置は、前記搬送手段上に前記包材を供給する包材供給手段と、前記包材供給手段の搬送下流に設置された請求項1〜6の何れか一項に記載の食材処理装置と、前記食材処理装置の搬送下流に設置され、前記食材を前記包材により包装する食材包装手段と、を有することを特徴とする。
請求項8に記載の本発明の食材包装装置は、請求項7に記載の発明において、前記包材供給手段の搬送下流であって前記食材処理装置の搬送上流に、前記包材の平面位置を整列する包材整列部を設けた、ことを特徴とする。
本発明によれば、伸びた糸状物質が巻取手段に接触すると、当該巻取手段の回転によって糸状物質が巻き取られる。したがって、食材から発生した糸状物質が切れて搬送手段に付着することが防止できる。
本発明の一実施の形態に係る巻き寿司包装装置において食材の包装に用いる包材の一例の全体斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る巻き寿司包装装置の平面図である。 図2の巻き寿司包装装置の側面図である。 図1の巻き寿司包装装置を構成する食材処理装置を示す概略図である。 本実施の形態の食材処理装置による食材処理工程の図4に続く概念図である。 本実施の形態の食材処理装置による食材処理工程の図5に続く概念図である。 本実施の形態の食材処理装置による食材処理工程の図6に続く概念図である。 本実施の形態の食材処理装置における納豆糸巻取装置の変形例を示す概念図である。 本実施の形態の食材処理装置における納豆糸巻取装置の他の変形例を示す概念図である。 本実施の形態の食材処理装置における納豆糸巻取装置のさらに他の変形例を示す概念図である。 図10の食材処理装置における納豆糸巻取装置による納豆糸の巻き取り動作を示す概念図である。 本発明者が検討した食材処理装置を示す概念図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(包材および食材の説明)
図1は本実施の形態の巻き寿司包装装置において食材の包装に用いる包材の一例の全体斜視図である。
包材Pは、例えば、プラスチック製の扁平形状の薄い包装シートからなり、長方形状の本体部P1と、その長手方向一端側の左右両辺において本体部P1に対して交差する方向に延びる矩形状の耳部P2とを一体に備え、その外形は全体として、例えばT字状に形成されている。
本体部P1は、例えば、乾燥した海苔等のような巻材Wを収容する部分であり、耳部P2は、食材(図1には図示せず)の長手方向の両端面を被覆する部分である。食材は、例えば、軸方向に長い略円柱形状の米飯塊の軸中心に、例えば納豆のように糸状物質が発生する具材を入れた巻き寿司シャリである。
なお、以下においては、具材として納豆が用いられた巻き寿司シャリ(いわゆる「納豆巻き」)を食材の一例として取り上げて説明し、納豆Faから発生する糸状物質を納豆糸と称する。但し、納豆が用いられた巻き寿司シャリは糸状物質が発生する巻き寿司シャリの一例に過ぎないことは言うまでもなく、具材は納豆に限定されるものではない。
(巻き寿司包装装置の説明)
図2は本実施の形態の巻き寿司包装装置の平面図、図3は図2の巻き寿司包装装置の側面図である。
本実施の形態の巻き寿司包装装置(食材包装装置)1は、例えば、無縁端状の一対の搬送ベルト(搬送手段)V1,V2によって包材Pを搬送する途中において、移送テーブル(食材移送手段)Tを通じて移送された食材Fを包材P上に載せた後に包材Pによって包装するベルト搬送方式の食材包装装置であり、搬送ベルトV1,V2による包材Pの搬送方向に沿って順に、包材供給部(包材供給手段)2と、包材整列部3と、耳折れ防止部4と、粘着シール貼付部5と、食材投入部(食材供給手段)6と、納豆糸巻取装置(巻取手段)11と、包材耳折込部7と、搬送チャック部8と、包装機構部(食材包装手段)9と、排出ベルトV3とを備えている。
なお、食材包装装置である巻き寿司包装装置1において、搬送ベルトV1,V2、移送テーブルT、食材投入部6、および納豆糸巻取装置11により食材処理装置が構成されている。但し、食材処理装置には、これら以外の構成要素が含まれていてもよい。また、搬送手段としては、本実施の形態に示す搬送ベルトV1,V2に限定されるものではなく、包材Pおよび食材Fを搬送することができる様々な形態の搬送手段が適用される。
一対の搬送ベルトV1,V2は、巻き寿司包装装置1の包材供給部2から排出ベルトV3に向かって包材Pを間欠動作により搬送する搬送手段であり、巻き寿司包装装置1の幅方向に沿って並設されている。一対の搬送ベルトV1,V2は包材Pを負圧により吸着可能な構成になっており、包材Pを安定した状態で搬送できるので、包材Pの搬送ずれを抑制または防止することが可能な構成になっている。
移送テーブルTは、作業者により投入された食材Fを回転動作により食材投入部6に搬送する回転テーブルであり、反時計回りに回転可能な状態で設置されている。移送テーブルTの上面の外周近傍には、移送テーブルTの周方向に沿って複数の収容移送孔Taが形成されている。この収容移送孔Taに食材Fが収容され、移送テーブルTの回転によって食材投入部6へと移送される。
また、移送テーブルTは、その外周側の一部が搬送ベルトV1に平面的に重なるように設置されており、その重なる部分に食材投入部6が設置されている。この移送テーブルTの食材Fの搬送経路において、作業者による食材Fの投入位置と食材投入部6との間には、食材Fの形状を整える機構部である食材成形部10が設置されている。
包材供給部2は、複数枚の包材Pを積層して収容するとともに、その収容された包材Pを1枚ずつ一対の搬送ベルトV1,V2上に供給する機構部である。包材Pは、本体部P1を一対の搬送ベルトV1,V2に掛け渡すように配置され、両方の耳部P2,P2およびそれに挟まれた本体部P1の一部を一方(巻き寿司包装装置1の前面側)の搬送ベルトV1上に載せるように配置される。
包材整列部3は、一対の搬送ベルトV1,V2上の包材Pの平面位置を整列する機構部である。この包材整列部3により包材Pの平面位置が設定される。包材Pの位置は初期の段階で設定することが各機構部での位置合わせの上で好ましいので、包材整列部3は、包材供給部2の搬送下流において他の機構部を介することなく配置されている。
耳折れ防止部4は、包材Pの耳部P2が不用意に折れるのを防止するための機構部である。
粘着シール貼付部5は、食材Fを包材Pで包装した後、封をするための粘着シール(図示せず)を包材Pの本体部P1の長手方向端部に貼り付ける機構部である。粘着シールには、例えば、一方の片面に粘着剤が塗布され、他方の片面に商品の賞味期限等が表示されたPOS(Point Of Sale)ラベルを用いている。
食材投入部6は、移送テーブルTにより送られた食材Fを、搬送ベルトV1,V2により送られた包材P上に供給する機構部である。
包材耳折込部7は、食材Fの長手方向端面および端部側一部を覆うように包材Pの耳部P2を折り込む機構部である。
搬送チャック部8は、食材Fおよび包材Pを掴むようにして搬送ベルトV1,V2上から包装機構部9に搬送する機構部である。
包装機構部9は、食材Fを包材Pとともに回転させることにより、食材Fを包材Pにより包装し封をする機構部である。
排出ベルトV3は、包装機構部9で包装された食材Fを巻き寿司包装装置1の外部へ排出する機構部である。
(食材処理装置の説明)
次に、図4は図1の巻き寿司包装装置を構成する食材処理装置を示す概略図である。
前述のように、本実施の形態の食材処理装置は、搬送ベルトV1,V2、移送テーブルT、食材投入部6、および納豆糸巻取装置11で構成されている。
ここで、食材投入部6は食材投入部6は食材Fを包材P上に供給する部分であり、供給型(押し込み部材)6aと、シャッタ(開閉部材)6bとを備えている。
食材Fは収容移送孔Taに収容された状態で移送テーブルTの回転により包材配置部(搬送ベルトV1,V2上において包材Pが配置された部位)の直上の食材配置部(食材Fが配置された部位)に移載される。そして、食材投入部6は、包材配置部の直上の食材配置部に設置されている。
供給型6aは、包材配置部の直上の食材配置部に位置する収容移送孔Taを貫通するように昇降可能となっている。この供給型6aは、シャッタ6bが閉位置のときには上昇した位置にあり、シャッタ6bが開位置になったときに下降して収容移送孔Ta内の食材Fを上方から押して包材P上に供給する部材である。
また、供給型6aは、食材Fを安定した状態で押圧することが可能なように食材Fの長手方向の寸法に合わせて形成されている。なお、供給型6aにおいて食材Fと接する面には食材Fが貼り付かないようにするための処理がなされている。
シャッタ6bは、収容移送孔Ta内の食材Fの保持および供給を制御する部材であり、食材配置部において移送テーブルTの収容移送孔Taの底面側に互いに近接および離間することが可能なように開閉自在の状態で設置されている。これにより、食材Fを搬送ベルトV1,V2上の包材Pに供給するタイミングを制御することができる。
納豆糸巻取装置11は、巻き寿司シャリ(食材F)の具材として使用された納豆Faから発生した納豆糸Fbを巻き取る樹脂製のローラであり、食材投入部6により包材Pに食材Fが供給された位置よりも搬送下流において回転可能に設けられている。
巻き寿司シャリの具材として納豆Faが使用されている場合、納豆Faが移送テーブルTの収容移送孔Taの壁面に触れてしまうために、食材Fを搬送ベルトV1,V2上に落下させて包材P上に供給したときに、移送テーブルの壁面から落下した食材Fである巻き寿司シャリにかけて納豆糸Fbが発生する。そして、搬送ベルトV1,V2が動いて食材Fと包材Pとが搬送されると、食材Fの移動に追従して納豆糸Fbもさらに伸びていく。
納豆糸巻取装置11は、このように食材Fの移動に追従して伸びていく納豆糸Fbが接触する位置に配置されており、納豆糸巻取装置11の回転により納豆糸Fbが巻き取られて回収されるようになっている。
なお、本実施の形態において、納豆糸巻取装置11は常に回転しており、搬送ベルトV1,V2との対向部位が搬送ベルトV1,V2の進行方向と逆向きになる方向に回転している。但し、食材Fが搬送ベルトV1,V2上に落下されてから所定時間だけ回転する間欠回転でもよく、回転方向も限定されるものではない。さらに、回転速度も限定されるものではないが、早すぎると具材の納豆Faまで巻き取ってしまい、遅すぎると納豆糸Fbの巻き取りおよび回収が十分に出来なくなるので、納豆糸巻取装置11のロール径や搬送ベルトV1,V2の搬送速度、納豆糸Fbの粘度などを考慮して、このような問題が発生しない回転速度に設定することが望ましい。
(食材処理の説明)
次に、食材処理の一例について図4〜図7を参照して説明する。図5〜図7は本実施の形態の食材処理装置による食材処理工程を図4から連続的に示す概念図である。
まず、図4に示したように、移送テーブルTの収容移送孔Ta内に収容された食材Fを移送テーブルTの回転により搬送ベルトV1,V2上の包材配置部の直上に移送する。この段階では、供給型6aは収容移送孔Taの上方に待機している。また、収容移送孔Ta内の食材Fが落下しないように収容移送孔Taの底面側のシャッタ6bは閉じている。なお、シャッタ6bは図面の手前側および奥側に動いて開閉するために、図5〜図7においてはシャッタ6bの図示は省略されている。
続いて、図5に示すように、シャッタ6bを開き、供給型6aを収容移送孔Taを通じて下降させ、収容移送孔Ta内の食材Fを搬送ベルトV1,V2上の包材Pの位置へと供給する。このとき、納豆Faが移送テーブルTの収容移送孔Taの壁面に触れていると、前述のように、移送テーブルTの壁面と落下した食材Fである巻き寿司シャリ(より詳しくは、食材Fである巻き寿司シャリの具材として使用された納豆Fa)との間に納豆糸Fbが発生する。
図6に示すように、搬送ベルトV1,V2により食材Fと包材Pとの搬送が開始されると、食材Fの移動に追従して納豆糸Fbは徐々に伸びていく。
そして、図7に示すように、伸びた納豆糸Fbが納豆糸巻取装置11に接触すると、当該納豆糸巻取装置11の回転によって納豆糸Fbが巻き取られる。したがって、納豆Faから発生した納豆糸Fbが切れて搬送ベルトV1,V2に付着することが防止できる。
これにより、搬送ベルトV1,V2に付着した納豆糸Fbの上に包材Pが供給されて納豆糸Fbが包材Pに付着し、納豆糸Fbの付着した包材Pで包装した製品を手にした消費者が、当該包材Pに付着した納豆糸Fbに触れて不快・不衛生な思いをすることがなくなる。また、搬送ベルトV上で包材Pの適切な位置決めが出来なくなって包装不良の問題が発生することがなくなるので、生産効率を上げることが可能になる。
ここで、以上の説明においては、納豆糸巻取装置11としてローラが用いられ、当該ローラの回転により納豆糸Fbを巻き取る構造となっているが、図8に示すように、さらに、ローラ(納豆糸巻取装置11)に当接し、巻き取られた納豆糸Fbを除去するスクレーパ12を備えてもよい。このような構造によれば、納豆糸巻取装置11の外周の納豆糸Fbが除去されてスクレーパ12上に蓄積されるので、納豆糸巻取装置11に巻き付いた多量の納豆糸Fbが当該納豆糸巻取装置11の回転により飛散し、搬送ベルトV1,V2等を汚染するおそれがなくなる。
また、納豆糸巻取装置11としてはローラに限定されるものではなく、例えば図9に示すように、径方向断面において直線部分を有する形状、すなわち平坦面11aを有する形状にしてもよい。平坦面11aが形成されていれば、図9(a),(b)に示すように、納豆糸Fbを巻き取る際に納豆糸Fbと納豆糸巻取装置11ローラとの接触位置が上下するので、納豆糸Fbが切れやすくなってより速やかに納豆糸巻取装置11に巻き取られることになる。
なお、平坦面11aは、図9に示すように2カ所に形成してもよいが、1カ所、あるいは3カ所以上であってもよい。さらに、図9に示すように、平坦面11aと湾曲面11bとが組み合わさったものでもよいが、平坦面11aのみで構成されていてもよい。後者の場合において、平坦面11aが2カ所の場合には板状形の納豆糸巻取装置11となり、平坦面11aが3カ所以上形成されていれば多角形の納豆糸巻取装置11となる。
さらに、以上の説明においては、納豆糸巻取装置11の位置は動かない固定式となっているが、図10、図11に示すように、昇降式となっていてもよい。納豆糸巻取装置11を昇降式にすれば、食材Fである巻き寿司シャリが大きくなったときには(食材Fである巻き寿司シャリの径が太くなったときには)、納豆糸巻取装置11を上昇させておいて搬送ベルトV1,V2で食材Fを搬送し、食材Fが納豆糸巻取装置11の下を通過した後に当該納豆糸巻取装置11を下降させて納豆糸Fbを巻き取るようにできる。したがって、様々な大きさの食材Fに対応することが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば前記実施の形態においては、食材Fの具材Faとして納豆が用いられていたが、これに限定されるものではなく、納豆、オクラ、山芋、あるいは少なくともこれらのうちの2種類の混合物などのように糸状物質が発生する種々の具材を用いることができる。
以上の説明では、食材の一例として巻き寿司シャリ巻きが適用されているが、これに限定されるものではなく種々の食材が適用でき、例えばシャリ玉やお結び等のような食材を適用することができる。
1 巻き寿司包装装置(食材包装装置)
2 包材供給部(包材供給手段)
3 包材整列部
4 耳折れ防止部
5 粘着シール貼付部
6 食材投入部(食材供給手段)
6a 供給型
6b シャッタ(開閉部材)
7 包材耳折込部
8 搬送チャック部
9 包装機構部(食材包装手段)
10 食材成形部
11 納豆糸巻取装置(巻取手段)
11a 平坦面
11b 湾曲面
12 スクレーパ
F 食材
Fa 納豆(具材)
Fb 納豆糸(糸状物質)
P 包材
P1 本体部
P2 耳部
T 移送テーブル(食材移送手段)
Ta 収容移送孔
V1,V2 搬送ベルト(搬送手段)
V3 排出ベルト
W 巻材

Claims (8)

  1. 包材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の直上に食材を移送する食材移送手段と、
    前記食材移送手段により移送された前記食材を前記搬送手段に搬送されている前記包材上に供給する食材供給手段と、
    前記包材に前記食材が供給された位置よりも搬送下流に回転可能に設けられ、前記食材が前記包材上に供給されたときに前記食材と前記食材移送手段との間に発生して前記搬送手段に搬送される前記食材に追従して伸びる糸状物質を巻き取る巻取手段と、
    を備えることを特徴とする食材処理装置。
  2. 前記巻取手段はローラである、
    ことを特徴とする請求項1記載の食材処理装置。
  3. 前記ローラに当接し、当該ローラに巻き取られた糸状物質を除去するスクレーパをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2記載の食材処理装置。
  4. 前記巻取手段は、少なくとも1カ所の平坦面を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の食材処理装置。
  5. 前記巻取手段は、昇降可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の食材処理装置。
  6. 前記食材移送手段には、前記食材を収容して移送する収容移送孔が形成され、
    前記食材供給手段は、前記収容移送孔の下方に設けられて当該収容移送孔を開閉する開閉部材、および前記開閉部材が開位置になったときに前記収容移送孔に収容された前記食材を上方から押して前記包材上に供給する供給型を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の食材処理装置。
  7. 前記搬送手段上に前記包材を供給する包材供給手段と、
    前記包材供給手段の搬送下流に設置された請求項1〜6の何れか一項に記載の食材処理装置と、
    前記食材処理装置の搬送下流に設置され、前記食材を前記包材により包装する食材包装手段と、
    を有することを特徴とする食材包装装置。
  8. 前記包材供給手段の搬送下流であって前記食材処理装置の搬送上流に、前記包材の平面位置を整列する包材整列部を設けた、
    ことを特徴とする請求項7記載の食材包装装置。
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