JP6312124B2 - 食材包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食材包装装置に関し、例えば、具入りの巻き寿司シャリを海苔等が収容された薄い包装フィルムによって包装する巻き寿司包装装置に関する技術である。
円柱状の巻き寿司シャリを海苔入りの薄い包装フィルムで包装する作業は、専ら手作業とされているが、作業に手間と時間がかかり、量産性に乏しいことから、巻き寿司包装装置による自動包装が進められている。
巻き寿司包装装置については、例えば特許文献1に記載があり、搬送ベルトによって包材を搬送する途中において包材上に食材を載せた後、その食材を包材によって包装するベルト方式の巻き寿司包装装置において、食材を包むように包材を折り曲げながら複数の巻き込みローラ間に自動投入した後、各巻き込みローラを回転させて食材を包材とともに巻き込む構造が開示されている。
特開2008−201453号公報
しかしながら、ベルト方式の巻き寿司包装装置においては、包装前の食材および包材を搬送ベルトにより包装機構部へ移送する際に、搬送ベルトが邪魔になり食材を固定した状態で移送することが困難である。このため、食材および包材を不安定な状態で包装機構部に移送することになり、包材の巻き方向一端の辺が食材の軸線に対して斜めにずれる包材ずれ不良が発生する場合がある。この問題は、コシのある包材(短い包材)を用いる場合に特に顕著になる。このような包材ずれ不良が発生した場合は、包材のずれを手作業で直しているので製品の量産性が低下する。
本発明は、包材ずれ不良の発生率を低減することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の食材包装装置は、食材を包材で包装する包装本体部と、前記包装本体部の包装室に連通する入出口部上に上下動自在の状態で配置された第1の上下動部材と、包装前の前記食材および前記包材を前記第1の上下動部材とともに挟持した状態で前記入出口部から前記包装室内に移送するとともに、包装後の前記食材および前記包材を前記包装室から前記入出口部に移送するように前記包装室内に上下動自在の状態で配置された第2の上下動部材と、前記包装室内において、前記第2の上下動部材の移動空間の両側に回転自在の状態で、且つ当該移動空間に対して近接および離間する方向に移動自在の状態で設けられ、その回転により前記包装室内の前記食材を前記包材により包み込む複数の包み込みローラと、前記包装室内において前記複数のローラの長手方向の両端面に対向する面に設けられ、前記包材を前記包装室内に挿入したときに当該包材の折り込み状態が前記食材の下部を包むようにガイドする折込ガイド部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明の食材包装装置は、請求項1記載の食材包装装置において、前記複数の包み込みローラのうち、前記第2の上下動部材の移動空間を境にして、前記包材の回転搬送方向の下流側の包み込みローラを、前記包材の回転搬送方向の上流側の包み込みローラよりも先に回転させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明の食材包装装置は、請求項1または2記載の食材包装装置において、前記複数の包み込みローラのうち、前記第2の上下動部材の移動空間を境にして、前記包材の回転搬送方向の下流側の包み込みローラの回転速度を、前記包材の回転搬送方向の上流側の包み込みローラの回転速度よりも速くすることを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明の食材包装装置は、請求項1、2または3記載の食材包装装置において、前記包材を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルト上に前記包材を供給する包材供給部と、前記包材供給部の搬送下流に設置され、前記包材上に前記食材を供給する食材供給部と、前記食材供給部の搬送下流に設置され、前記食材を載せた前記包材を前記包装本体部の前記入出口部上に移送する移送手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明の食材包装装置は、請求項4記載の食材包装装置において、前記包材供給部の搬送下流であって前記食材供給部の搬送上流に前記包材の平面位置を整列する包材整列部を設けたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明の食材包装装置は、請求項4または5記載の食材包装装置において、前記搬送ベルトは、前記包材を負圧により吸着する構成を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、包装前の食材および包材を安定した状態で包装室内に移送することができるので、包材ずれ不良の発生率を低減することが可能になる。
また、請求項1記載の発明によれば、太さの違う食材の包装に対応することが可能になる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、包装前の食材および包材を包装室内に挿入した後に包材が広がってしまうのを防止することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、食材に対する包材の巻き加減を調整することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、食材に対する包材の巻き加減を調整することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、包装前の食材および包材を安定した状態で包装室内に移送することができるので、包材ずれ不良の発生率を低減することが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、包材の平面位置精度を向上させることが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、包材を安定した状態で搬送することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る巻き寿司包装装置において食材の包装に用いる包材の一例の全体斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る巻き寿司包装装置の平面図である。 図2の巻き寿司包装装置の側面図である。 図2の巻き寿司包装装置を構成する包装機構部の概念図である。 (a),(b)は食材を包材で包装する包装工程中の包装機構部の一例の概念図である。 (a),(b)は図5に続く包装工程中の包装機構部の一例の概念図である。 (a),(b)は図6に続く包装工程中の包装機構部の一例の概念図である。 (a),(b)は図7に続く包装工程中の包装機構部の一例の概念図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(包材および食材の説明)
図1は本実施の形態の巻き寿司包装装置において食材の包装に用いる包材の一例の全体斜視図である。
包材Pは、例えば、プラスチック製の扁平形状の薄い包装フィルムからなり、長方形状の本体部P1と、その長手方向一端側の左右両辺において本体部P1に対して交差する方向に延びる矩形状の耳部P2とを一体に備え、その外形は全体として、例えばT字状に形成されている。
本体部P1は、例えば、乾燥した海苔等のような巻材Wを収容する部分であり、耳部P2は、食材(図1には図示せず)の長手方向の両端面を被覆する部分である。食材は、例えば、略円柱形状に成形された米飯塊の中心に干瓢や胡瓜等のような具を入れた巻き寿司シャリである。
(巻き寿司包装装置の説明)
図2は本実施の形態の巻き寿司包装装置の平面図、図3は図2の巻き寿司包装装置の側面図である。
本実施の形態の巻き寿司包装装置1は、例えば、無縁端状の一対の搬送ベルトV1,V2によって包材Pを搬送する途中において、搬送テーブルTを通じて送られた食材Fを包材P上に載せた後に包材Pによって包装するベルト搬送方式の食材包装装置であり、搬送ベルトV1,V2による包材Pの搬送方向に沿って順に、包材供給部2と、包材整列部3と、耳折れ防止部4と、粘着シール貼付部5と、食材投入部(食材供給部)6と、包材耳折込部7と、搬送チャック部(移送手段)8と、包装機構部(食材包装装置)9と、排出ベルトV3とを備えている。
一対の搬送ベルトV1,V2は、巻き寿司包装装置1の包材供給部2から排出ベルトV3に向かって包材Pを間欠動作により搬送する搬送手段であり、巻き寿司包装装置1の幅方向に沿って並設されている。一対の搬送ベルトV1,V2は包材Pを負圧により吸着可能な構成になっており、包材Pの搬送ずれを防止することが可能な構成になっている。
搬送テーブルTは、作業者により投入された食材Fを回転動作により食材投入部6に搬送する回転テーブルであり、反時計方向に回転自在の状態で設置されている。搬送テーブルTの上面の外周近傍には、搬送テーブルTの周方向に沿って複数の投入開口部Taが形成されている。この投入開口部Taには食材Fが収容される。
また、搬送テーブルTは、その外周側の一部が搬送ベルトV1に平面的に重なるように設置されており、その重なる部分に食材投入部6が設置されている。この搬送テーブルTの食材Fの搬送経路において、作業者による食材Fの投入位置と食材投入部6との間には、食材成形部10が設置されている。食材成形部10は、食材Fの形状を整える機構部である。
包材供給部2は、複数枚の包材Pを収容するとともに、その収容された包材Pを1枚ずつ一対の搬送ベルトV1,V2上に供給する機構部である。包材Pは、本体部P1を一対の搬送ベルトV1,V2に掛け渡すように配置され、両方の耳部P2,P2およびそれに挟まれた本体部P1の一部を一方(巻き寿司包装装置1の前面側)の搬送ベルトV1上に載せるように配置される。
包材整列部3は、一対の搬送ベルトV1,V2上の包材Pの平面位置を整列する機構部である。この包材整列部3により包材Pの平面位置が設定される。包材Pの位置は初期の段階で設定することが各機構部での位置合わせの上で好ましいので、包材整列部3は、包材供給部2の搬送下流において他の機構部を介することなく配置されている。
耳折れ防止部4は、包材Pの耳部P2が不用意に折れるのを防止するための機構部である。
粘着シール貼付部5は、食材Fを包材Pで包装した後、封をするための粘着シールを包材Pの本体部P1の長手方向端部に貼り付ける機構部である。粘着シールには、例えば、一方の片面に粘着材が塗布され、他方の片面に商品の賞味期限等を表示されたPOS(Point Of Sale)ラベルを用いている。
食材投入部6は、搬送テーブルTにより送られた食材Fを、搬送ベルトV1,V2により送られた包材P上に載せる機構部である。
包材耳折込部7は、食材Fの長手方向端面および端部側一部を覆うように包材Pの耳部P2を折り込む機構部である。
搬送チャック部8は、食材Fおよび包材Pを掴むようにして搬送ベルトV1,V2上から包装機構部9に搬送する機構部である。
包装機構部9は、食材Fを包材Pとともに回転させることにより、食材Fを包材Pにより包装し封をする機構部である。
排出ベルトV3は、包装機構部9で包装された食材Fを巻き寿司包装装置1の外部へ排出する機構部である。
(包装機構部の説明)
次に、図4は図2の巻き寿司包装装置を構成する包装機構部の概念図である。なお、図4は図2および図3の矢印A1方向から見た図である。なお、符号Sは、上記粘着シールであり、粘着面を上に向けた状態で包材Pに貼られている。
包装機構部9を構成する包装本体部9aは、食材Fを包材Pにより包装する機構本体部である。この包装本体部9aの上面には入出口部9bが形成されている。入出口部9bは、包装本体部9a内の包装室9c内に連通しており、包装前の食材Fを包装室9cに搬入したり、包装後の食材Fを包装室9cから搬出したりするための入出口である。この入出口部9bは、包装前後の食材Fを搬入搬出可能なように食材Fの長手方向の長さに合わせて図4の紙面に対して垂直な方向に長く延びている。
この包装本体部9aの入出口部9b上には、折込ガイド板9dが設置されている。折込ガイド板9dには、入出口部9bに一致するように折込開口部9d1が形成されている。折込開口部9d1も、包装前後の食材Fを搬入出可能なように食材Fの長手方向の長さに合わせて図4の紙面に対して垂直な方向に長く延びている。ただし、折込開口部9d1の幅(短方向寸法)は、包装前の食材Fを折込開口部9d1を通じて包装室9c内に搬入する場合に包材Pが食材Fを包んでU字状になるように設定されている。
包装本体部9aの入出口部9bおよび折込ガイド板9dの折込開口部9d1の直上には、挿入上型(第1の上下動部材)9eが上下動自在の状態で設置されている。挿入上型9eは、食材Fに接して食材Fおよび包材Pを包装室9c内に挿入する部材であり、図示はしないが平面で見ると食材Fおよび包材Pを安定した状態で包装室9c内に挿入可能なように食材Fの長手方向の長さに合わせて図4の紙面に対して垂直な方向に長く延びている。なお、挿入上型9eにおいて食材Fに接する面は、食材Fの外周形状に合わせて円弧状に形成されている。
一方、包装本体部9aの入出口部9bの下方の包装室9c内には、挿入下型(第2の上下動部材)9fが上下動自在の状態で設置されている。なお、挿入上型9eと挿入下型9fとは、上下対向するように位置している。
挿入下型9fは、包材Pに接して食材Fおよび包材Pを包装室9c内に挿入する役割の他、包装後の食材Fを包装室9cから入出口部9bに排出する役割を備えている。挿入下型9fも図示はしないが平面で見ると食材Fおよび包材Pを包装室9c内に挿入したり包装室9cから排出したりを安定した状態で行えるように食材の長さに合わせて図4の紙面に対して垂直な方向に長く延びている。
包装前の食材Fを包装室9c内に挿入する場合は、入出口部9bにおいて食材Fおよび包材Pを挿入上型9eと挿入下型9fとで挟み込むようにして保持した後、そのままの状態で包装室9c内に移送するようになっている。これにより、食材Fおよび包材Pを安定した状態で包装室9c内に移送することができるので、包材Pの一端の辺が食材Fの軸線に対して斜めにずれる包材ずれ不良の発生率を低減することができる。したがって、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
また、包装本体部9aの入出口部9bの下方の包装室9c内には、例えば4本の巻ローラ(包み込みローラ)9g1〜9g4が、例えば、時計回りの方向に回転自在の状態で設置されている。この巻ローラ9g1〜9g4の回転により、食材Fを包材Pにより包み込むとともに、粘着シートSにより封をすることが可能になっている。
また、4本の巻ローラ9g1〜9g4は、挿入下型9fの上下動を邪魔しないように挿入下型9fの移動空間の左右両側にそれぞれ2段になって配置されている。この配置により、挿入下型9fを上下動自在の状態で包装室9c内に配置することができ、上述のように食材Fおよび包材Pの安定した移送を確保することができる。
また、巻ローラ9g1〜9g4は、挿入下型9fの移動空間に対して近接および離間する方向に移動自在の状態で設置されている。すなわち、巻ローラ9g1と巻ローラ9g3とは互いに近接および離間する方向に移動自在の状態で設置され、巻ローラ9g2と巻ローラ9g4とは互いに近接および離間する方向に移動自在の状態で設置されている。これにより、横方向に隣接する巻ローラ9g1,9g3同士および巻ローラ9g2,9g4同士の各々の隣接間距離を食材Fの太さ(直径)等に応じて変えることができるので、1台の巻き寿司包装装置1で太さの違う食材Fを包装することができる。また、包装室9c内の食材Fおよび包材Pを巻ローラ9g1〜9g4の近接動作によりしっかりと保持し、その状態から巻ローラ9g1〜9g4の回転による包装工程に移行することができるので、包材Pの巻き具合を良好にすることができる。このため、上記包材ずれ不良の発生率を低減することができるので、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、複数の巻ローラ9g1〜9g4に回転速度差や時間差を持たせることが可能になっている。これにより、食材Fの太さ、米質(大きさや固さ等)、具材の質(大きさや固さ等)および要望の食感等に応じて食材Fに対する包材Pの巻き加減を調整することが可能になる。
具体的には、複数の巻ローラ9g1〜9g4のうち、挿入下型9fの移動空間を境にして、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4と、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2との回転開始時を異ならせる。また、複数の巻ローラ9g1〜9g4のうち、挿入下型9fの移動空間を境にして、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4と、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2との回転速度を異ならせる。
例えば、包材Pをきつめに巻きたい場合は、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4を、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2よりも先に回転させるようにする。また、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4の回転速度を、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2の回転速度よりも速くする。
一方、包材Pをゆるめに巻きたい場合は、上記と逆にすれば良い。例えば、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2を、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4よりも先に回転させるようにする。また、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2の回転速度を、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4の回転速度よりも速くする。
包装用の巻ローラ9g1〜9g4の数は、4本に限定されるものではなく、例えば6本でも良いが、あまり多くすると包装機構部9の大型化を招いたりコストが高くなったりするので、最低4本あれば小型かつ簡単な構造で食材Fを包装することができる。
また、包装室9c内において、巻ローラ9g1〜9g4の長手方向(軸方向)の両端面に対向する両内壁面には、包材Pを包装室9c内に挿入した場合に、包材の折り込み状態が食材Fを包むようにU字状になるようにガイドする折込ガイド溝部(折込ガイド部)9hが形成されている。これにより、巻ローラ9g1〜9g4が離れる方向に移動している場合でも、包装室9c内に挿入された包材Pが広がってしまうのを抑制または防止することができる。その結果、包材Pの巻き具合を良好にすることができる。このため、上記包材ずれ不良の発生率を低減することができるので、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。ただし、この包装室9c内の折込ガイド部は、折込ガイド溝部9hに限定されるものではなく、例えば、包装室9cの両内側面に交差する方向に突出するガイド板により形成しても良い。
このように本実施の形態の巻き寿司包装装置1においては、包装機構部9の主要部をリニア動作だけの簡単な構造の挿入上型9eおよび挿入下型9fと、回転動作だけの簡単な構造の複数の巻ローラ9g1〜9g4とで構成したことにより、簡単な構造で、上記包材ずれ不良の発生率を低減することができ、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
(包装方法の説明)
次に、食材の包装方法を図4および図5〜図8を参照して説明する。図5〜図8の(a),(b)は食材を包材で包装する包装工程中の包装機構部の一例の概念図である。
まず、図4に示したように、食材Fを載せた包材Pを搬送チャック部8により包装本体部9aの入出口部9b上に折込ガイド板9dを介して載置する。この段階では巻ローラ9g1〜9g4は、挿入下型9fから離間した位置に待機している。
続いて、図5(a)に示すように、挿入上型9eを食材Fに接する位置まで下降させて止める。その後、図5(b)に示すように、挿入上型9eと挿入下型9fとで食材Fおよび包材Pを挟み込んで保持した後、その状態を維持したまま挿入上型9eと挿入下型9fとを下降し、図6(a)に示すように、食材Fおよび包材Pを包装室9c内のほぼ中心位置に移送する。この際、食材Fおよび包材Pが折込ガイド板9dの折込開口部9d1を通過することにより、包材Pを食材Fを包むようにU字状に折り曲げる。このように本実施の形態においては、食材Fおよび包材Pを包装室9c内に移送する場合に、食材Fおよび包材Pを挿入上型9eと挿入下型9fとで挟持し安定した状態で移送することができるので、上記した包材ずれ不良の発生率を低減することができる。したがって、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
続いて、図6(b)に示すように、挿入上型9eを上昇させて包装室9cの外部に移動する。この際、包装室9c内に上記した折込ガイド溝部9hが形成されているので、包装室9c内の包材Pが広がってしまうのを抑制または防止することができる。このため、包材Pを食材Fに良好に巻き付けることができるので、上記包材ずれ不良の発生率を低減できる。したがって、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
次いで、図7(a)に示すように、巻ローラ9g1,9g3同士および巻ローラ9g2,9g4同士をそれぞれ互いに近接する方向に移動することにより4つの巻ローラ9g1〜9g4により食材Fおよび包材Pを取り囲むように保持して固定する。このように包材Pおよび食材Fを巻ローラ9g1〜9g4により安定した状態で保持し、その状態で巻ローラ9g1〜9g4の回転による包装工程に移行することができる。このため、包材Pの巻き具合を良好にすることができるので、上記包材ずれ不良の発生率を低減できる。したがって、食材Fを包材Pにより包装した製品の量産性を向上させることができる。
続いて、図7(b)に示すように、挿入下型9fを下降させて包装室9cの外部に移動する。その後、各巻ローラ9g1〜9g4を時計方向に回転させることにより、包装室9c内の食材Fおよび包材Pを回転させて食材Fを包材Pにより包み込むとともに粘着シートSにより封をする。
この際、本実施の形態においては、複数の巻ローラ9g1〜9g4に回転速度差や時間差を持たせる。これにより、食材Fの太さ、米質(大きさや固さ等)、具材の質(大きさや固さ等)および要望の食感等に応じて、食材Fに対する包材Fの巻き加減を調整することが可能になる。
具体的には、複数の巻ローラ9g1〜9g4のうち、挿入下型9fの移動空間を境にして、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4と、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2との回転開始時を異ならせる。また、複数の巻ローラ9g1〜9g4のうち、挿入下型9fの移動空間を境にして、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4と、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2との回転速度を異ならせる。
包材Pをきつめに巻きたい場合は、例えば、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4を、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2よりも先に回転させる。また、例えば、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4の回転速度を、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2の回転速度よりも速くする。
一方、包材Pをゆるめに巻きたい場合は、上記と逆にすれば良い。例えば、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2を、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4よりも先に回転させる。また、例えば、包材Pの回転搬送方向の上流側の巻ローラ9g1,9g2の回転速度を、包材Pの回転搬送方向の下流側の巻ローラ9g3,9g4の回転速度よりも速くする。
続いて、上記した包装工程の終了後、図8(a)に示すように、巻ローラ9g1〜9g4を停止した後、挿入下型9fを上昇して包装後の食材Fを支持する。その後、横方向に隣接する巻ローラ9g1,9g3同士および巻ローラ9g2,9g4同士をそれぞれ互いに離間する方向に移動することにより、包装後の食材Fを巻ローラ9g1〜9g4による保持状態から解放する。その後、図8(b)に示すように、挿入下型9fをさらに上昇させることにより、包装後の食材Fを包装室9c内から入出口部9bを通じて外部に移送する。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば前記実施の形態においては、包装手段として巻ローラを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば複数本のベルトを用いても良い。
以上の説明では、本発明を巻き寿司包装装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々適用でき、例えば、円筒食材の包装等、他の食材を包装する食材包装装置に適用することもできる。
1 巻き寿司包装装置
2 包材供給部
3 包材整列部
4 耳折れ防止部
5 粘着シール貼付部
6 食材投入部
7 包材耳折込部
8 搬送チャック部
9 包装機構部
9a 包装本体部
9b 入出口部
9c 包装室
9d 折込ガイド板
9d1 折込開口部
9e 挿入上型(第1の上下動部材)
9f 挿入下型(第2の上下動部材)
9g1〜9g4 巻ローラ(包み込みローラ)
9h 折込ガイド溝部
10 食材成形部
V1,V2 搬送ベルト
V3 排出ベルト
T 搬送テーブル
P 包材
P1 本体部
P2 耳部
W 巻材
F 食材
S 粘着シール

Claims (6)

  1. 食材を包材で包装する包装本体部と、
    前記包装本体部の包装室に連通する入出口部上に上下動自在の状態で配置された第1の上下動部材と、
    包装前の前記食材および前記包材を前記第1の上下動部材とともに挟持した状態で前記入出口部から前記包装室内に移送するとともに、包装後の前記食材および前記包材を前記包装室から前記入出口部に移送するように前記包装室内に上下動自在の状態で配置された第2の上下動部材と、
    前記包装室内において、前記第2の上下動部材の移動空間の両側に回転自在の状態で、且つ当該移動空間に対して近接および離間する方向に移動自在の状態で設けられ、その回転により前記包装室内の前記食材を前記包材により包み込む複数の包み込みローラと、
    前記包装室内において前記複数のローラの長手方向の両端面に対向する面に設けられ、前記包材を前記包装室内に挿入したときに当該包材の折り込み状態が前記食材の下部を包むようにガイドする折込ガイド部と、
    を備えることを特徴とする食材包装装置。
  2. 前記複数の包み込みローラのうち、前記第2の上下動部材の移動空間を境にして、前記包材の回転搬送方向の下流側の包み込みローラと、前記包材の回転搬送方向の上流側の包み込みローラとの回転開始時を異ならせることを特徴とする請求項1記載の食材包装装置。
  3. 前記複数の包み込みローラのうち、前記第2の上下動部材の移動空間を境にして、前記包材の回転搬送方向の下流側の包み込みローラと、前記包材の回転搬送方向の上流側の包み込みローラとの回転速度を異ならせることを特徴とする請求項1または2記載の食材包装装置。
  4. 前記包材を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルト上に前記包材を供給する包材供給部と、
    前記包材供給部の搬送下流に設置され、前記包材上に前記食材を供給する食材供給部と、
    前記食材供給部の搬送下流に設置され、前記食材を載せた前記包材を前記包装本体部の前記入出口部上に移送する移送手段と、
    を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の食材包装装置。
  5. 前記包材供給部の搬送下流であって前記食材供給部の搬送上流に前記包材の平面位置を整列する包材整列部を設けたことを特徴とする請求項4記載の食材包装装置。
  6. 前記搬送ベルトは、前記包材を負圧により吸着する構成を有することを特徴とする請求項4または5記載の食材包装装置。
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