JP2011084325A - 多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置 - Google Patents

多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロール式縦シール装置を備えた多列自動包装機において、縦シール用回転ローラより搬送方向上流に配設され、複数条にスリットされた包装フィルムをそれぞれ折り返して搬送方向を変更しながらそれぞれの幅方向位置を調整可能な包装フィルム搬送調整装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る包装フィルム搬送調整装置100は、長尺の帯状のフィルムFを複数条の帯状の包装フィルムF’にスリットし、当該包装フィルムF’を、それまでの搬送方向に対して傾斜した傾斜部102A〜102D廻りに折り返すことで搬送方向を変換すると共に、それまでの搬送方向における位置を調整することで、折り返した後の幅方向における包装フィルムF’のそれぞれの位置(X1〜X5)を調整する。傾斜部102A〜102Dには重畳部分が設けられており、これにより比較的広範囲に亘って、包装フィルムF’のそれぞれの幅方向位置が調整となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、包装フィルム(包材)を用いて被包装材料(内容物)を自動的に充填包装する自動包装機の技術分野に属する。より詳細には、帯状の包装フィルムを複数条にスリットし長手方向に延びる細長な略筒状に(或いは長手方向に沿った折線で折り返した重ね帯状に)フォーミングして包装袋を形成する多列自動包装機に関する。
従来から、例えば、特許文献1に記載されるように、一度に複数本横に並んだスティックタイプの包装袋を連続的にシール成形できるように構成した縦型多列自動包装機が存在している。これは多列式に構成された各製袋シュートの周囲に複数本に切断された帯状の包装フィルムの各々を巻装して略筒状にフォーミングした後、この巻装された包装フィルムの合わせ部に対して縦ヒートシーラによって縦シールを施して略筒状形態にし、次いで、略筒状になった包装フィルムの規定の位置に対して横ヒートシーラによって横シールを施している。
そして、縦型多列自動包装機は、出来上がった袋状の包装フィルム内に製袋シュートを通して被包装材料(内容物)を充填し、その後、この包装袋の充填口を横シールして封止し、この封止された横シール中央付近に対してカッター装置を用いて切り離し、最終的に三方がシールされた個別包装形態の包装袋を多列で、且つ連続的にシール成形されるようになっている。
特開2000−6921号公報
ところで、縦型多列自動包装機によって作られる個別包装袋を構成する包装フィルムは、原反ロールに巻回されており、この原反ロールから包装フィルムは生産(搬送)速度に応じて送り出されるようになっている。
原反ロールからは幅広の包装フィルムが送り出され、これを横方向に並ぶ複数条の包装フィルムにスリット(分割)し、特許文献1の図1に記載されるように、それぞれの包装フィルムを折り返しながらそれぞれの搬送方向を略90度変換するなどした後、それぞれの包装フィルムに対して上述したようなシール成形がなされることが行われている。
ところで、縦型多列自動包装機において、縦シールを施す場合、図7に示したようなロール式の縦シール装置5を採用するものがあり、この縦シール装置5のそれぞれの縦シール部5Aは固定的であるため、これに合わせて複数条の包装フィルムF’を整列させることが必要となる。
しかし、例えば、充填する内容物の種類や量などに応じて、複数条の包装フィルムF’の幅の変更が必要となったり、縦シール装置5の縦シール部5Aに位置合わせをするために縦シールが施される包装フィルムF’の合わせ部の位置を変更することが必要となるなど、複数条の包装フィルムF’のそれぞれの幅方向における位置の調整が必要とされる場合がある。
このようなことから、図7に示した製袋シュート4の位置を微調整することが行なわれていたが、かかる調整だけでは限界があり、十分な位置合わせを行なうことができず、無理に位置合わせを行うと円滑な包装フィルムの搬送延いては良好なシール成形が行えなくなるといった惧れもあった。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単かつ安価な構成でありながら、長尺の帯状のフィルムを長尺方向に沿って複数条の帯状の包装フィルムにスリットし、当該複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれの両端を合わせて略筒状にフォーミングし、それぞれの合わせ部を、列数に応じた間隔で複数配設される一対の縦シール用回転ローラ間に挟み込んで縦シールを施すロール式縦シール装置を備えた多列自動包装機の包装フィルム搬送において、前記縦シール用回転ローラより搬送方向上流に配設され、複数条にスリットされた包装フィルムをそれぞれ折り返して搬送方向を変更しながらそれぞれの幅方向位置を調整可能な包装フィルム搬送調整装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る多列自動包装機の包装フィルム搬送方向変換装置は、
長尺の帯状のフィルムを長尺方向に沿って複数条の帯状の包装フィルムにスリットし、当該複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれの両端を合わせて略筒状にフォーミングし、それぞれの合わせ部を、列数に応じた間隔で複数配設される一対の縦シール用回転ローラ間に挟み込んで縦シールを施すロール式縦シール装置を備えた多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置であって、
前記縦シール用回転ローラより搬送方向上流に配設され、複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれに対応して設けられ、それまでの搬送方向に対して傾斜した複数の傾斜部を有し、前記傾斜部廻りに折り返すことで複数条にスリットされた包装フィルムの搬送方向を変換すると共に、前記傾斜部の前記それまでの搬送方向における位置を調整することで、折り返した後の複数条の包装フィルムのそれぞれの幅方向位置を調整可能に構成されると共に、
前記複数の傾斜部の包装フィルム幅方向において同一方向にあるそれぞれの一側が、当該一側に隣接する傾斜部の他側を越えて重畳するように形成されたことを特徴とする多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置。
本発明において、前記傾斜部の位置は、多列自動包装機に取り付けた状態で調整できることを特徴とすることができる。
本発明において、前記傾斜部の位置調整は、回転運動を直線運動に変換するネジ調整機構を利用することを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ安価な構成でありながら、長尺の帯状のフィルムを長尺方向に沿って複数条の帯状の包装フィルムにスリットし、当該複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれの両端を合わせて略筒状にフォーミングし、それぞれの合わせ部を、列数に応じた間隔で複数配設される一対の縦シール用回転ローラ間に挟み込んで縦シールを施すロール式縦シール装置を備えた多列自動包装機の包装フィルム搬送において、前記縦シール用回転ローラより搬送方向上流に配設され、複数条にスリットされた包装フィルムをそれぞれ折り返して搬送方向を変更しながらそれぞれの幅方向位置を調整可能な包装フィルム搬送調整装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る縦型多列自動包装機の正面図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の正面向かって左側の側面図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の背面図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の正面向かって右側の側面図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の上面図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置の拡大図である。 同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の縦シール装置の縦シール用回転ローラ(縦シール部)付近を拡大して示す拡大図である。
以下に、本発明に係る多列自動包装機の一実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態に係る自動包装機(縦型多列自動包装機)の正面図であり、図2は同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の左側面図であり、図3は同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の背面図であり、図4は同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の右側面図である。図5は、同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の上面図であり、図6は同上実施の形態に係る縦型多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置100であり、図7は縦シール装置の縦シール用回転ローラ(縦シール部)付近を拡大して示す拡大図である。
これらの図面において各々符号1で全体的に示した縦型多列自動包装機は、列方向において複数(本実施の形態では4列(4条))に分割(スリット)された包装袋を一度にシール成形できるように構成されている。
図1〜図7において、符号1Fは本体フレーム、符号2は計量された被包装材料(内容物)を包装体内に供給する内容物供給パイプであり、符号3は幅の広い包装フィルムFを所定間隔で配設されたカッター等により複数条(ここでは4条)にスリット(分割)するスリッター装置、符号4はスリットされて幅が狭くなった複数条の包装フィルムF’を略筒状に巻き付けると共に中央開口部に内容物供給パイプ2を挿通して被包装材料の投入を助ける中空状の製袋シュートを示している。
符号5は縦シール装置、符号6はその下に設けた横シール装置、符号8は操作パネルボックスを示している。
また、図1〜図7において、符号FHは幅の広い帯状の包装フィルム(包材)を円筒状の芯金(ドラム状部材)の外周に巻回した状態にした原反ロール、符号FはこのロールFHから引き出された幅の広い帯状の包装フィルム、符号10は幅の広い帯状の包装フィルムFを折り返しながらその搬送方向を略90度変換して水平方向かつ縦型多列自動包装機1の背面側に向けて包装フィルムFを搬送させるための包装フィルム搬送方向変換装置である。
更に、本実施の形態では、図3に示すように、スリッター装置3により複数条にスリットされた後の包装フィルムF’のそれぞれを、折り返しながらその搬送方向を略90度変換して垂直方向かつ縦型多列自動包装機1の上面に向けて包装フィルムF’を搬送させるための包装フィルム搬送調整装置100が備えられている。
そして、この包装フィルム搬送調整装置100により搬送方向を変換された包装フィルムF’は縦型多列自動包装機1の上面を通過した後、正面に配設される製袋シュート4、縦シール装置5、横シール装置6、7などに導かれるようになっている。
なお、本実施の形態に係る縦シール装置5は、一対の縦シール用回転ローラ(縦シール部)5Aが列数に応じた間隔で複数配設され、それぞれの一対の縦シール用回転ローラ間に包装フィルムの合わせ部を挟み込んで縦シールを施すロール式縦シール装置である。
本実施の形態に係る横シール装置6、7は、例えば、一対の横シール用回転ローラが列方向(幅方向)に亘って配設されると共に半径方向に所定に突出する横シール部が回転方向において所定間隔で設けられており、横シール用回転ローラの回転に伴い前記横シール部が包装フィルムF’と当接して横シールを施すロール式横シール装置である。
このような構成を有する縦型多列自動包装機1の包装袋成形について説明すると、縦シール装置5の縦シール動作のための一対の縦シール用回転ローラの回転動作と同期して順次下方に引き出される各包装フィルムF’はフォーマーリングと製袋シュート4の隙間を通過することによって略筒状にフォーミングされる。
次に、縦型多列自動包装機1は、縦シール装置5の縦シール部5Aによって略筒状にフォーミングされた各包装フィルムF’の両端同士を重ね合わせた合わせ部を挟み込んでシール成形する。
更に、この略筒状の包装フィルムF’に対して横シール装置6の横ヒートシーラによって挟み込んで包装袋形状とした後、上記製袋シュート4を通してこの包装袋の内部に被包装材料(内容物)を投入する。投入後、更に横シール装置6の横シール用回転ローラを回転させて半径方向に所定に突出する横シール部によって、被包装材料(内容物)が入った包装袋の充填口を封止して密封し、多列式に包装袋をシール成形するものである。
なお、横シール装置7は、横シール装置6の横シールを強固なものとするためのもので、横シール装置6によりなされた横シールの上から再度横シールを施すようになっている。
そして、上記の動作を連続して繰り返し行い、且つ開封用ノッチを入れたり、各横シールの中央部分をカッター装置などで上下に切断することにより、一度に多数の個別包装袋を連続的に生産できるように構成されている。
ここで、本実施の形態に係る縦型多列自動包装機1の包装フィルムの搬送に関して説明する。
本実施の形態では、縦シール装置5の縦シール動作のための一対の縦シール用回転ローラの回転動作と同期して順次原反ロールFHから送り出される幅の広い帯状の包装フィルムFは、図2に示すように、包装フィルム搬送方向変換装置10において表裏反転されると共に搬送方向が水平方向かつ縦型多列自動包装機1の背面に向かうように変換される。
その後、包装フィルムFは、ローラ装置11のローラにより、その搬送方向が水平方向かつ縦型多列自動包装機1の背面に沿った方向に変換される。
ローラ装置11により搬送方向が変換された幅の広い包装フィルムFは、図3に示すように、スリッター装置3のカッター(3A、3B、3C)により、製袋シュート4の列数に合わせて幅の狭い複数条(ここでは4条)の包装フィルムF’にスリットされる。
スリッター装置3により複数条にスリットされた包装フィルムF’のそれぞれは、包装フィルム搬送調整装置100により、表裏反転されつつ搬送方向が略90度変換されて垂直方向かつ縦型多列自動包装機1の上面側に向かって搬送されるようになる。
ここで、包装フィルム搬送調整装置100は、図6に示すように、搬送されてくる複数条の包装フィルムF’の搬送方向に沿って配設される板状要素101A〜101Dを含んで構成され、当該板状要素101A〜101Dの搬送方向端部には搬送方向に対して略45度傾斜された傾斜部102A〜102Dが形成されている。
傾斜部102A〜102Dに到達した包装フィルムF’は、この傾斜部102A〜102Dに沿って搬送されることで折り返され、その搬送方向が水平方向から垂直方向へと略90度変換される。なお、このとき、包装フィルムF’の表裏面は逆転される。
例えば包装フィルムF’は、図3、図6において、板状要素101A〜101Dの手前側を通過して、傾斜部102A〜102Dにて奥行き側に折り曲げられるようにレイアウトすることができる。
なお、ネジ調整機構110A〜110Dを駆動するハンドル111A〜111Dを操作して、回転運動を直線運動に変換するネジ調整機構110A〜110Dに係合された板状要素101A〜101D延いては傾斜部102A〜102Dの図6中水平方向位置を調整することで、傾斜部102A〜102Dを通過した包装フィルムF’のそれぞれの水平方向位置(両端の包装フィルムF’の水平方向位置や、隣接する包装フィルムF’の間隔X1〜X3など)を調整することができるようになっている。
すなわち、包装フィルム搬送調整装置100によれば、包装フィルムF’の搬送方向を変換しながら、同時に、縦シール装置5の縦シール用回転ローラ(縦シール部)5Aの位置に合わせて、複数条の包装フィルムF’のそれぞれの水平方向位置(複数条の包装フィルムF’の幅方向における位置関係)を簡単に調整することができるように構成されている。
特に、本実施の形態においては、傾斜部102A〜102Dの包装フィルムF’の幅方向において同一方向にあるそれぞれの一側が、当該一側に隣接する傾斜部102B〜102Dの他側を越えて形成され、傾斜部102A〜102Dの傾斜面に略直交し、かつ、図6平面に平行な方向から見たときに重畳するように(図6中の「重畳部分」参照)、傾斜部分102A〜102Dは形成されている。
かかる重畳部分の存在により、例えば、包装フィルムF’の遊動等があっても不具合等を起こすことなく円滑に、包装フィルムF’を折り返しながらその搬送方向を水平方向から垂直方向へと変換することができる。
更に、かかる重畳部分の存在により、内容物の量やサイズ等に応じて原反ロールFHに巻回される包装フィルムFが幅の広いものに変更され、それに応じて複数条にスリットされる包装フィルムF’のそれぞれの幅も広くなるような場合でも、包装フィルムF’の幅方向端部が、傾斜部102A〜102Dから脱落してしまうことを回避できる。
すなわち、隣接する傾斜部102A〜102Dまで延在する重畳部分を設けるようにした本実施の形態によれば、内容物の量やサイズ等に応じて包装フィルムF’の幅を比較的大きく変更しても対応可能であり、比較的幅の狭い包装フィルムF’から比較的幅の広い包装フィルムF’まで、良好に包装フィルムF’の搬送方向を変換しながら、同時に、縦シール装置5の縦シール用回転ローラ(縦シール部)5Aの位置に合わせて、複数条の包装フィルムF’のそれぞれの水平方向位置(複数条の包装フィルムF’の幅方向における位置関係)を調整することができることになる。
従って、図7に示したようなロールタイプの縦シール装置5を採用した場合においても、列方向(幅方向)において固定的な縦シール用回転ローラ(縦シール部)5Aの位置に、縦シールが施される包装フィルムF’の合わせ部の位置を合わせるように、製袋シュート4の位置調整を行う際に、円滑な包装フィルムの搬送延いては良好なシール成形を維持しながら、その調整幅を拡大することがきる。
ところで、本実施の形態において、傾斜部1022A〜102Dは、それまでの搬送方向に対して略45度傾斜するようにして説明したが、これに限定されるものではなく、適宜の傾斜角とすることも可能である。
なお、本発明の多列自動包装機における列数は、4列構成の例で説明してきたが、この列数に限定されたものではなく、原反ロール幅と包装袋幅の値に応じた任意の列数を採用することができ、更には縦型に限定されるものでもない。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
FH 包装フィルムを巻いたロール(原反ロール)
F 包装フィルム
F’ 幅方向に複数条にスリットされた包装フィルム
1 縦型多列自動包装機
1F 本体フレーム
2 内容物供給パイプ
3 スリッター装置
4 製袋シュート
5 縦シール装置
5A 一対の縦シール用回転ローラ(縦シール部)
6 横シール装置
8 操作パネルボックス
10 包装フィルム搬送方向変換装置(包装フィルムF用)
100 包装フィルム搬送調整装置(複数条の包装フィルムF’用)
101A〜101D 板状要素
102A〜102D 傾斜部
110A〜110D ネジ調整機構

Claims (3)

  1. 長尺の帯状のフィルムを長尺方向に沿って複数条の帯状の包装フィルムにスリットし、当該複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれの両端を合わせて略筒状にフォーミングし、それぞれの合わせ部を、列数に応じた間隔で複数配設される一対の縦シール用回転ローラ間に挟み込んで縦シールを施すロール式縦シール装置を備えた多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置であって、
    前記縦シール用回転ローラより搬送方向上流に配設され、複数条にスリットされた包装フィルムのそれぞれに対応して設けられ、それまでの搬送方向に対して傾斜した複数の傾斜部を有し、前記傾斜部廻りに折り返すことで複数条にスリットされた包装フィルムの搬送方向を変換すると共に、前記傾斜部の前記それまでの搬送方向における位置を調整することで、折り返した後の複数条の包装フィルムのそれぞれの幅方向位置を調整可能に構成されると共に、
    前記複数の傾斜部の包装フィルム幅方向において同一方向にあるそれぞれの一側が、当該一側に隣接する傾斜部の他側を越えて重畳するように形成されたことを特徴とする多列自動包装機の包装フィルム搬送調整装置。長尺の帯状のフィルムを長尺方向に沿って複数条の帯状の包装フィルムにスリットし、当該複数条にスリットされた包装フィルムを、それまでの搬送方向に対して傾斜した傾斜部廻りに折り返すことで搬送方向を変換すると共に、前記傾斜部の前記それまでの搬送方向における位置を調整することで、折り返した後の幅方向における複数条の包装フィルムのそれぞれの位置を調整することを特徴とする多列自動包装機の包装フィルム搬送方向変換装置。
  2. 前記傾斜部の位置は、多列自動包装機に取り付けた状態で調整できることを特徴とする請求項1に記載の多列自動包装機の包装フィルム搬送調整方向変換装置。
  3. 前記傾斜部の位置調整は、回転運動を直線運動に変換するネジ調整機構を利用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多列自動包装機の包装フィルム搬送調整方向変換装置。
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