JP6615443B2 - 車両用廃熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ランキンサイクルを利用した車両用廃熱回収装置に関する発明である。
従来技術として、特開2012−184697号公報に開示された車両用廃熱回収装置が知られている。この車両用廃熱装置はランキンサイクルの熱効率を向上することを目的として、ランキンサイクルにおける、作動流体を凝縮させるランキン用凝縮器はトラックの屋根上の屋根上室内に配置されており、トラックが走行中は走行風が隙間を介して屋根上室内に流れ込み、ランキン用凝縮器に当たることによりランキン用凝縮器の放熱性が向上する構造となっている。
特開2012−184697号
しかし、従来技術は、トラックの屋根上の屋根上室内に配置されているランキン用凝縮器には冷却ファンは設けられていない。そのため、車両が走行している場合はランキン用凝縮器は車両の走行による走行風によって放熱されるが、車両が停止している場合は、ランキン用凝縮器は車両の走行による走行風を受けることができないため放熱することができず、エンジンからの廃熱を回収できる場合であってもランキンサイクルを運転するこができないといった問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するものであり、ランキンサイクルの熱効率を向上させる車両用廃熱装置であって、車両が停止している場合であってもランキンサイクルの運転を可能とする車両用廃熱装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、作動流体を循環させる冷媒ポンプと、前記冷媒ポンプによって送られてきた作動流体を車両のエンジンの廃熱によって加熱する加熱器と、前記加熱器によって加熱されて気化した作動流体を膨張させて出力を発生する膨張機と、前記膨張機によって膨張された作動流体を凝縮させるランキン用凝縮器とを有するランキンサイクルとを備え、前記ランキン用凝縮器は車両の屋根上に配置されている車両用廃熱回収装置において、前記ランキン用凝縮器は、前記ランキンサイクルの作動流体循環路において並列に接続された一方のランキン用凝縮器と他方のランキン用凝縮器の2個有し、前記一方のランキン用凝縮器のみに冷却ファンを設け、前記他方のランキン用凝縮器は、前記車両の走行による走行風のみを受けるとともに、前記他方のランキン用凝縮器のランキンサイクルの作動流体循環路における上流側または下流側のいずれかに開閉弁が設けてられていることを特徴とする車両用廃熱回収装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記車両が停止している場合、もしくは、前記車両の速度が所定速度以下の場合に、前記冷却ファンが動作し、および、前記開閉弁は閉じることを特徴とする車両用廃熱回収装置である。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の発明において、前記車両用廃熱回収装置には、前記車両の走行による走行風の風速を検知する風速検知手段が設けられており、前記風速検知手段による風速が所定速度以下の場合に、前記冷却ファンが動作し、および、前記開閉弁は閉じることを特徴とする車両用廃熱回収装置である。
請求項1の発明によれば、前記ランキン用凝縮器を2個有し、一方のランキン用凝縮器のみに冷却ファンを設け、他方のランキン用凝縮器は、前記車両の走行による走行風のみを受ける構成とされている車両用廃熱回収装置であるため、車両が停止している場合であってもランキンサイクルの運転を可能とすることができる利点がある。
また、前記一方のランキン用凝縮器と前記他方のランキン用凝縮器とは、前記ランキンサイクルの作動流体循環路において並列に接続されているので、ランキン用凝縮器内を流れる作動流体の圧力損失が小さくなるという利点がある。
また、前記他方のランキン用凝縮器の前記ランキンサイクルの作動流体循環路における上流側または下流側のいずれかに開閉弁が設けてられているので、車両が停止している場合、もしくは、車両の速度が所定速度以下の場合であって前記冷却ファンが動作している場合に、冷却ファンの送風を受ける一方のランキン用凝縮器だけに作動流体を流すことができるため、ランキンサイクルの熱効率を向上させるという利点がある。
また、請求項2、または、請求項3の発明によれば、車両の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合には、冷却ファンが動作し、および、前記開閉弁は閉じるため、同様に、の冷却ファンの送風を受ける一方のランキン用凝縮器だけに作動流体を流すことができるので、車両が停止している場合、もしくは、車両の速度が所定速度以下の場合であって、ランキンサイクルの熱効率を向上させるという利点がある。
本実施例である車両用廃熱回収装置の構成図 本実施例である車両用廃熱回収装置を屋根に搭載した車両の側面図 本実施例である車両用廃熱回収装置のユニット構造を示す斜視図 本実施例である車両用廃熱回収装置のランキン用凝縮器の配置を示す構成図 本実施例である車両用廃熱回収装置の開閉弁動作フロー図
次に、図面において本発明の実施例を説明する。図1は本実施例である車両用廃熱回収装置の構成図である。図2は車両上における本実施例である車両用廃熱回収装置の構成を示した断面図である。図3は本実施例である車両用廃熱回収装置の一部を搭載したユニットを示す斜視図である。図4は本実施例である車両用廃熱回収装置のランキン用凝縮器の配置を示す構成図である。図5は本実施例である車両用廃熱回収装置のランキン用凝縮器に設けた開閉弁動作のフロー図を示す。
図1は、本発明の実施例である車両用廃熱回収装置1の構成を示しており、車両30に搭載されたエンジン2、エンジン2の廃熱を電力に変換して回収するランキンサイクル3、車両の空調に用いられる冷凍サイクル20を備えている。
エンジン2は水冷式のエンジンであり、図示しない循環ポンプによって冷却水循環路内を循環する冷却水によって冷却される。この冷却水循環路には後述するランキンサイクル3の加熱器5が接続されており、エンジン2を冷却することにより高温になった冷却水が加熱器5においてランキンサイクルを循環する作動流体と熱交換することによって、エンジン廃熱が回収される。
ランキンサイクル3は、エンジン2の廃熱を電力に変換して回収する、いわゆる電力回生のランキンサイクルであり、循環路内を流通する作動流体を循環させる冷媒ポンプ4と、冷媒ポンプ4によって送られてきた作動流体を車両30のエンジン2の廃熱によって加熱する加熱器5と、加熱器5によって加熱されて高温高圧となった作動流体を膨張させて出力を発生する膨張機6と、膨張機6によって膨張された作動流体を凝縮させるランキン用凝縮器7A、7Bと、ランキン用凝縮器7A、7Bで凝縮された作動流体を貯めておくレシーバ8と、レシーバ8からの凝縮された作動流体に過冷却を与えるサブクーラ9を有する作動流体循環路で構成されている。
冷媒ポンプ4は電動モータ11によって駆動され、サブクーラ9から送られてきた過冷却状態の作動流体を加熱器5へと圧送する。加熱器5は冷却水循環路と作動流体循環路が接続され、エンジン2を冷却することにより高温になった冷却水循環路の冷却水と、冷媒ポンプ4から送られてきた作動流体循環路の作動流体が加熱器5において熱交換して、作動流体を高温高圧の過熱状態にする熱交換器である。
膨張機6は加熱器5から送られてきた過熱状態の作動流体を膨張させて機械エネルギーに変換する。膨張機6には発電機12が接続されており、膨張機6で得た機械エネルギーを電力に変換し、図示しないバッテリーに蓄えられる。ランキン用凝縮器7A、7Bは、膨張機6によって膨張した作動流体と外気との間で熱交換を行わせることによって作動流体を凝縮(液化)させる熱交換器である。
冷凍サイクル20は、圧縮機21、冷凍回路用凝縮器22、膨張弁23、蒸発器24と、これらを接続する冷媒循環路で構成されており、圧縮機21によって高温高圧となった冷媒が冷凍回路用凝縮器22によって凝縮され、凝縮された冷媒は膨張弁23によって減圧膨張し、減圧膨張した冷媒は蒸発器24によって蒸発され、蒸発された冷媒は圧縮機21へ送られて、再び圧縮機21で圧縮されて冷媒循環路内を循環する。圧縮機21は伝達ベルト25を介してエンジン2の動力により駆動する。蒸発器24は、冷媒が車両30の室内へ送られる空気から熱を吸収することにより車両30の室内へ送られる空気を冷却する。冷凍回路用凝縮器22には図示しないファンが設けられて車両30のエンジンルーム31内に配置されており、圧縮機21によって高温高圧となった冷媒を冷凍回路用凝縮器22を流通する過程で、走行風、もしくは、ファンの送風により凝縮させる。
図2に示すように、ランキンサイクル3の冷媒ポンプ4、膨張機6、ランキン用凝縮器7A、7B、レシーバ8、サブクーラ9は、車両30の屋根上32に配置されている。
一方、ランキンサイクル3の加熱器5は、図1に示すように、エンジン2を冷却することにより高温になった冷却水とランキンサイクル3を循環する作動流体とを熱交換させるため、エンジンルーム31内に配置されている。
ランキンサイクル3の冷媒ポンプ4、膨張機6、ランキン用凝縮器7A、7B、レシーバ8、サブクーラ9の配置の詳細については、図3に示す。ランキンサイクル3の冷媒ポンプ4、膨張機6、ランキン用凝縮器7A、7B、レシーバ8、サブクーラ9が、側面視が略L字であって垂直面部34と底面部35とで構成されたフレーム構造からなるベース部材33上に配置してあり、ベース部材33は垂直面部34が車両30の前後方向において前側になるように車両30の屋根上32に配置してある。
ベース部材33の垂直面部34には、2個のランキン用凝縮器7A、7Bが車両30の幅方向に並べられて配置されており、前側から見て右側に配置されるランキン用凝縮器7A(以下、右側ランキン用凝縮器という。)の下方にはサブクーラ9が右側ランキン用凝縮器7Aと一体になって配置している。また、右側ランキン用凝縮器7Aとサブクーラ9の背面側には2個の冷却ファン10A、10Bが横配列で配置している。前側から見て左側に配置されるランキン用凝縮器7B(以下、左側ランキン用凝縮器という。)には冷却用のファンは設けられていない。図5に示すように、冷却ファン10A、10Bは車両の速度が所定速度以下の場合(車両が停止している場合も含む。以下、同じ)に駆動させ、所定速度より速い場合は停止させる駆動制御を行う。従って、車両30が走行している場合は2個のランキン用凝縮器7A、7Bは走行風を受け、車両30の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合は、左側ランキン用凝縮器7Bは走行風による送風を受けないが、右側ランキン用凝縮器7Aとサブクーラ9は冷却ファン10A、10Bによる送風を受けることができる。そのため、車両30の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合であっても、右側ランキン用凝縮器7A内を流通する作動流体は冷却ファン10A、10Bの送風により放熱するので、ランキンサイクル3は運転することができる。
それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bは、図示しない左右両端のヘッダ間にチューブが水平方向に配列されたマルチフロータイプの凝縮器であり、それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bの正面視左側のヘッダ上部には膨張機から送られてきた作動流体が流入する流入口41A、41Bが設けられており、右側ランキン凝縮器7Aの正面視左側のヘッダ下部、左側ランキン凝縮器7Bの正面視右側のヘッダ下部には、それぞれのランキン用凝縮器内を流れた作動流体が流出する流出口42A、42Bが設けられている。
膨張機6とランキン用凝縮器7A、7Bは作動流体循環路を構成する配管で接続されており、その配管はそれぞれのランキン用凝縮器7A、7Bの直前で分岐し、分岐した配管は右側ランキン用凝縮器7Aの流入口41Aと左側ランキン用凝縮器7Bの流入口41Bにそれぞれ接続する。さらに、左側ランキン用凝縮器7Bの流入口41Bと接続する配管には開閉弁45が設けられている。また、それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bの流出口42A、42Bと接続する配管はレシーバ8の直前で合流してレシーバ8の底面に設けられた入口に接続し、レシーバ8の底面に設けられた出口と接続する配管はサブクーラ9の一端側に接続し、サブクーラ9の他端側に接続する配管は冷媒ポンプ4に接続している。
従って、それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bに流入した作動流体は、走行風、もしくは、冷却ファン10A、10Bの送風によって、ランキン用凝縮機7A、7Bの上部側から下部側に流れる過程で放熱され、また、レシーバ8を介してサブクーラ9を流れる過程で過冷却されて冷媒ポンプ4に送られる。そのため、ランキン用凝縮器7A、7B、および、サブクーラ9内を流れる作動流体は上部側よりも下部側の方が冷却されている。尚、本実施例では、左側ランキン用凝縮器7Bの流入口41Bと接続する配管に開閉弁45を設けているが、ランキン用凝縮器7Bの流出口42Bと接続する配管であって、ランキン用凝縮器7Aの流出口42Aと接続する配管との合流点までの間に開閉弁45を設けても構わない。
レシーバ8は縦長構造であり、レシーバ8、冷媒ポンプ4、電動モータ11は右側ランキン用凝縮器7Aの背面側であってベース部材32の底面部34にブラケットを介して固定されている。すなわち、レシーバ8、冷媒ポンプ4、電動モータ11は右側ランキン用凝縮器7A、および、サブクーラ9の風下側に配置されているので、右側ランキン用凝縮器7Aの前面側には走行風を遮るものがないため、右側ランキン用凝縮器7Aでの効果的な放熱が可能となる。また、レシーバ8の作動流体が溜まる下部と冷媒ポンプ4は右側ランキン用凝縮器7Aの下部側に配置されることから、右側ランキン用凝縮器7Aの下部側、および、サブクーラ9を通過した走行風、もしくは、冷却ファン10A、10Bによる送風がレシーバ8の作動流体が溜まる下部と冷媒ポンプ4に当たるため、右側ランキン用凝縮器7Aの上部側を通過した走行風、もしくは、冷却ファン10A、10Bによる送風よりも低い温度の送風が当たることになる。そのため、サブクーラ9で過冷却された作動流体が冷媒ポンプ4に送られる過程で過冷却が失われる可能性が、エンジンルームに冷媒ポンプ4が配置される場合、または、右側ランキン用凝縮器7Aの上部側に冷媒ポンプ4とレシーバ8が配置される場合に比して、ランキンサイクル3の熱効率を向上させることができるという利点がある。
また、レシーバ8と冷媒ポンプ4は、右側ランキン用凝縮器7Aの背面側、すなわち、冷却ファン10A、10Bが設けられている右側ランキン用凝縮器7Aの風下側に配置されているので、車両30の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合であっても、冷却ファン10A、10Bによる送風でレシーバ8と冷媒ポンプ4を冷却することができるため、サブクーラ9で過冷却された作動流体が冷媒ポンプ4に送られる過程で過冷却が失われる可能性が、冷却ファンのない左側ランキン用凝縮器7Bの背面側にレシーバ8と冷媒ポンプ4が配置される場合に比して少なくなるため、ランキンサイクル3の熱効率を向上させることができるという利点がある。
また、本実施例では左右それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bの入口直前で配管が分岐し、左右それぞれのランキン用凝縮器7A、7Bの出口直後で配管が合流して、左右のランキン用凝縮器7A、7Bが並列に配列されているので、ランキン凝縮器が直列に配列される場合に比して作動流体の圧力損失が小さくなる効果がある。
本実施例では冷却ファンが設けられていない左側ランキン用凝縮器7Bと接続する配管に開閉弁45を設けているが、必ずしも開閉弁45を設けなくてもよい。開閉弁45を設けなくても、車両30が停止、もしくは、車両30の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合であって冷却ファン10A、10Bが作動している場合は、冷却ファン10A、10Bが設けられている右側ランキン用凝縮器7Aにおいては冷却ファン10A、10Bの送風により作動流体は凝縮されるため、右側ランキン用凝縮器7A内の作動流体の圧力が左側ランキン用凝縮器7B内の作動流体の圧力より低くなるので、作動流体は冷却ファン10A、10Bが設けられている右側ランキン用凝縮器7A側に流れ込むからである。
また、本実施例のように、冷却ファンが設けられていない左側ランキン用凝縮器7Bの作動流体上流側の配管に開閉弁45を設け、図5に示した制御フローのように、車両30の速度が所定速度以下で十分な走行風が発生しない場合(車両30が停止している場合も含む。)に、冷却ファン10A、10Bを駆動させるとともに、前記開閉弁45を閉じる制御を行えば、冷却ファン10A、10Bが設けられている右側ランキン用凝縮器7Aだけに作動流体を流すことができるため、ランキンサイクル3の運転を安定させることが可能である。尚、本実施例では車両の速度に基づき冷却ファン10A、10Bの駆動制御と開閉弁45の開閉制御を行っているが、ランキン用凝縮器を通過する走行風を検知する風速センサーを設けて、風速が所定速度以下の場合に冷却ファン10A、10Bを駆動させ、開閉弁45を閉じる制御を行っても構わない。
また、本実施例におけるランキンサイクル3の冷媒ポンプ4、電動モータ11、膨張機6、発電機12、ランキン用凝縮器7A、7B、レシーバ8、サブクーラ9は、側面視が略L字であって垂直面部34と底面部35とで構成されたフレーム構造からなるベース部材33上に配置してあるユニット構造であるため、冷媒ポンプ4、電動モータ11、膨張機6、発電機12、ランキン用凝縮器7A、7B、レシーバ8、サブクーラ9の車両30の屋根上31への設置が、それぞれを個別に車両30の屋根上31に設置する場合に比して、作業が簡易であるというメリットがある。
尚、本実施例のランキンサイクル3では、レシーバ8、サブクーラ9を設けているが、レシーバ8は省略することが可能であり、また、ランキン用凝縮器をサブクーラ付とすることによりサブクーラ9を省略することも可能である。
また、本実施例のランキンサイクル3では、右側ランキン用凝縮器7Aに冷却ファン10A、10Bを2個設けているが、1個、または、3個以上であっても構わない。
1 車両用廃熱回収装置、2 エンジン、3ランキンサイクル、4 冷媒ポンプ、
5 加熱器、6 膨張機、7A,7B ランキン用凝縮器、10A,10B 冷却ファン、
30 車両、32 車両の屋根、33 ベース部材、45 開閉弁

Claims (3)

  1. 作動流体を循環させる冷媒ポンプと、前記冷媒ポンプによって送られてきた作動流体を車両のエンジンの廃熱によって加熱する加熱器と、前記加熱器によって加熱されて気化した作動流体を膨張させて出力を発生する膨張機と、前記膨張機によって膨張された作動流体を凝縮させるランキン用凝縮器とを有するランキンサイクルとを備え、前記ランキン用凝縮器が車両の屋根上に配置されている車両用廃熱回収装置において、
    前記ランキン用凝縮器は、前記ランキンサイクルの作動流体循環路において並列に接続された一方のランキン用凝縮器と他方のランキン用凝縮器の2個有し、
    前記一方のランキン用凝縮器のみに冷却ファンを設け、前記他方のランキン用凝縮器は、前記車両の走行による走行風のみを受けるとともに、
    前記他方のランキン用凝縮器のランキンサイクルの作動流体循環路における上流側または下流側のいずれかに開閉弁が設けてられていることを特徴とする車両用廃熱回収装置。
  2. 前記車両が停止している場合、もしくは、前記車両の速度が所定速度以下の場合に、前記冷却ファンが動作し、および、前記開閉弁は閉じることを特徴とする請求項1に記載の車両用廃熱回収装置。
  3. 前記車両用廃熱回収装置には、前記車両の走行による走行風の風速を検知する風速検知手段が設けられており、前記風速検知手段による風速が所定速度以下の場合に、前記冷却ファンが動作し、および、前記開閉弁は閉じることを特徴とする請求項1に記載の車両用廃熱回収装置。
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