JP6613576B2 - 軸受用保持器、及びケージアンドローラ - Google Patents

軸受用保持器、及びケージアンドローラ Download PDF

Info

Publication number
JP6613576B2
JP6613576B2 JP2015035512A JP2015035512A JP6613576B2 JP 6613576 B2 JP6613576 B2 JP 6613576B2 JP 2015035512 A JP2015035512 A JP 2015035512A JP 2015035512 A JP2015035512 A JP 2015035512A JP 6613576 B2 JP6613576 B2 JP 6613576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
column
prevention
pair
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015035512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016156472A (ja
Inventor
誠 藤波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2015035512A priority Critical patent/JP6613576B2/ja
Publication of JP2016156472A publication Critical patent/JP2016156472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6613576B2 publication Critical patent/JP6613576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、軸受用保持器、及びケージアンドローラに関する。
近年、転がり軸受に対し、小型化及び高負荷容量化が望まれており、ケージアンドローラタイプの転がり軸受が多く採用されている。一般的に、このような転がり軸受において高負荷容量を実現するためには、総ころ形式としてころの個数を多くすることが行われてきた。
しかしながら、総ころ形式とすると焼き付き等の問題も生じ得る。したがって、特許文献1に記載のラジアル針状ころ軸受においては、周方向に隣接するころの間において、PCDより径方向外方に柱部を配置することで、ころの径の総和がころのPCD円周長さに対し70%以上となるように設定している。これにより、軸受の負荷容量を増大することを図っている。
特開2009−210084号公報
しかしながら、特許文献1記載のラジアル針状ころ軸受では、保持器の一つのポケットに対し一つのころを配置しているため、ころの数を総ころ形式並みに増やすことができなかった。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、その目的は保持可能なころの数が多く、高負荷容量を実現可能な軸受用保持器、及びケージアンドローラを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 軸方向両側に配置された一対のリム部と、
前記一対のリム部の径方向外側部同士のみを、周方向に所定間隔で連結する複数の柱部と、
前記一対のリム部と前記複数の柱部とによって形成され、それぞれ複数のころを保持する複数のポケット部と、
を備える軸受用保持器であって、
周方向に隣り合う一対の前記柱部の間には、前記一対のリム部の径方向外側部から軸方向内側に向かって延びるころ脱落防止柱が、それぞれの前記ポケット部に保持される前記ころの個数から一個引いた数だけ設けられ、
前記ころ脱落防止柱は、前記一対のリム部同士を連結し、
一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が一個である場合には、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との間に、それぞれ前記ころが配置され、
一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が二個以上である場合には、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との間、及び前記ころ脱落防止柱同士の間に、それぞれ前記ころが配置され、
前記ポケット部の周方向幅は前記ころの直径よりも大きく、且つ前記柱部と前記ころ脱落防止柱との周方向間隔は前記ころの直径よりも小さく設定されており、
前記ころ脱落防止柱は、軸受回転時にころに接触しない、ことを特徴とする軸受用保持器。
(2) 一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が二個以上である場合、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との周方向間隔、及び前記ころ脱落防止柱同士の周方向間隔は、それぞれ前記ころの直径よりも小さい、ことを特徴とする(1)に記載の軸受用保持器。
(3) (1)又は(2)に記載の軸受用保持器と、前記軸受用保持器に保持された複数のころと、を備える、ことを特徴とするケージアンドローラ。
本発明によれば、保持器のポケット部それぞれが複数のころを保持するので、総ころ方式並みのころ本数を確保でき、高負荷容量を実現することができる。
また、ポケット部には複数のころが配置されるので、ポケット部の周方向幅はころの直径よりも大きくする必要がある。この状態では、ころが径方向外側に脱落してしまうようにも思われるが、本発明ではころ脱落防止柱が設けられ、柱部ところ脱落防止柱との周方向間隔がころの直径よりも小さく設定されるので、ころが径方向外側から脱落してしまうことが防止される。
なお、顧客納入時等、使用しないときには、ころを配置した軸受用保持器の径方向内側に、環状のころ脱落防止具を挿入しておけば、ころが径方向内側から脱落することはない。
実施形態に係る保持器を周方向から見た断面図である。 実施形態に係る保持器を軸方向から見た断面図である。 実施形態に係る保持器を周方向に展開した図である。 変形例に係る保持器を周方向に展開した図である。 変形例に係る保持器を周方向に展開した図である。 比較例1に係る保持器を軸方向から見た断面図である。 比較例1に係る保持器を周方向に展開した図である。 比較例2に係る保持器を軸方向から見た断面図である。
以下、本発明に係る軸受用保持器の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3には、本実施形態の軸受用保持器1(以後、単に保持器と呼ぶことがある。)が示されている。保持器1は、いわゆる門型保持器であり、軸方向両側に配置された略円環状の一対のリム部3と、一対のリム部3の径方向外側部同士を、周方向に所定間隔で連結する複数の柱部5と、一対のリム部3と複数の柱部5とによって形成され、それぞれ複数(本実施形態では二個)のころ9を保持する複数のポケット部7と、を備える。保持器1と、保持器1に保持された複数のころ9と、によってケージアンドローラが構成される。
周方向に隣り合う一対の柱部5の間には、一対のリム部3の径方向外側部から軸方向内側に向かって延びるころ脱落防止柱11が、それぞれのポケット部7に保持されるころ9の個数から一個引いた数だけ設けられる。すなわち、本実施形態ではそれぞれのポケット部7に保持されるころ9の個数は二個であるので、ころ脱落防止柱11は一対の柱部5の間に一個設けられる。そして、本実施形態のように、一対の柱部5の間におけるころ脱落防止柱11の数が一個である場合には、柱部5ところ脱落防止柱11との周方向における間に、それぞれころ9が配置される。
ころ脱落防止柱11は、一対の柱部5の間の周方向中央部に配置された一対の柱片12から構成されている。一対の柱片12は、互いに軸方向に隙間を介して対向している。また、一対の柱片12の径方向寸法及び周方向寸法は、柱部5の径方向寸法及び周方向寸法よりも小さく設定されている。これにより、ころ脱落防止柱11は、軸受回転時にころ9に接触しないように構成されている。したがって、ころ脱落防止柱11は、柱部5に比べて必要強度が低く設定される。
なお、ころ脱落防止柱11は、必ずしも一対の柱片12から構成される必要はなく、図4に示すように、一対のリム部3同士を連結するように軸方向に延びる構成でも構わない。この場合も、ころ脱落防止柱11の位置及び寸法は、軸受回転時にころ9に接触しないように設定される。
ポケット部7には複数のころ9が配置されるので、ポケット部7の周方向幅Aはころ9の直径Dwよりも大きくする必要がある(Dw<A)。この状態では、ころ9がポケット部7から径方向外側に脱落してしまうようにも思われる。しかし、柱部5ところ脱落防止柱11との周方向間隔Bは、ころ9の直径Dwよりも小さく設定される(B<Dw)。したがって、柱部5及びころ脱落防止柱11によって、ころ9が径方向外側から脱落してしまうことを防止できる。
このように構成した軸受用保持器1によれば、ポケット部7それぞれが二個のころ9を保持するので、総ころ方式並みのころ本数を確保でき、高負荷容量を実現することができる。また、ころ脱落防止柱11が設けられるので、ころ9が径方向外側から脱落してしまうことが防止される。
なお、顧客納入時等、使用しないときには、ころ9を装着した軸受用保持器1の径方向内側に、樹脂管等のころ脱落防止具(不図示)を挿入しておけば、ころ9が径方向内側から脱落することはない。また、使用時には、上記ころ脱落防止具を外して使用される。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
(変形例)
例えば、それぞれのポケット部7に保持されるころ9の個数は、複数個であれば特に限定されず、例えば図5に示すように、三個であっても構わない。この場合、周方向に隣り合う一対の柱部5の間には、ころ脱落防止柱11が、それぞれポケット部7に保持されるころ9の個数から一個引いた数である二個設けられる。
本変形例においても、ポケット部7の周方向幅Aはころ9の直径Dwよりも大きく設定される(Dw<A)。しかしながら、柱部5ところ脱落防止柱11との周方向間隔B、及びころ脱落防止柱11同士の周方向間隔Cは、ころ9の直径Dw(図2参照)よりも小さく設定される(B<Dw、C<Dw)。したがって、柱部5及びころ脱落防止柱11によって、ころ9が径方向外側から脱落してしまうことを防止できる。なお、本変形例では、柱部5ところ脱落防止柱11との周方向間隔B、及びころ脱落防止柱11同士の周方向間隔Cは同一としたが(B=C)、必ずしも同一でなくても構わない。
(比較例1)
図6及び図7に示す比較例1に係る保持器100のように、一つのポケット部7に対し一つのころ9が配置される場合、従来技術と同様、ころ9の数を総ころ形式並みに増やすことができない。
(比較例2)
図8に示す比較例2に係る保持器200のように、負荷容量を増やすために、一つのポケット部7に対し二つのころ9を配置した場合、ポケット部7の周方向幅A´はころ9の直径Dwよりも大きくする必要がある(Dw<A´)。しかしながら、本比較例では、上記実施形態のようなころ脱落防止柱11が設けられていないので、ころ9がポケット部7から径方向外側に脱落してしまう可能性がある。
1 軸受用保持器
3 リム部
5 柱部
7 ポケット部
9 ころ
11 ころ脱落防止柱

Claims (3)

  1. 軸方向両側に配置された一対のリム部と、
    前記一対のリム部の径方向外側部同士のみを、周方向に所定間隔で連結する複数の柱部と、
    前記一対のリム部と前記複数の柱部とによって形成され、それぞれ複数のころを保持する複数のポケット部と、
    を備える軸受用保持器であって、
    周方向に隣り合う一対の前記柱部の間には、前記一対のリム部の径方向外側部から軸方向内側に向かって延びるころ脱落防止柱が、それぞれの前記ポケット部に保持される前記ころの個数から一個引いた数だけ設けられ、
    前記ころ脱落防止柱は、前記一対のリム部同士を連結し、
    一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が一個である場合には、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との間に、それぞれ前記ころが配置され、
    一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が二個以上である場合には、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との間、及び前記ころ脱落防止柱同士の間に、それぞれ前記ころが配置され、
    前記ポケット部の周方向幅は前記ころの直径よりも大きく、且つ前記柱部と前記ころ脱落防止柱との周方向間隔は前記ころの直径よりも小さく設定されており、
    前記ころ脱落防止柱は、軸受回転時にころに接触しない、ことを特徴とする軸受用保持器。
  2. 一対の前記柱部の間における前記ころ脱落防止柱の数が二個以上である場合、前記柱部と前記ころ脱落防止柱との周方向間隔、及び前記ころ脱落防止柱同士の周方向間隔は、それぞれ前記ころの直径よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の軸受用保持器。
  3. 請求項1又は2に記載の軸受用保持器と、前記軸受用保持器に保持された複数のころと、を備える、ことを特徴とするケージアンドローラ。
JP2015035512A 2015-02-25 2015-02-25 軸受用保持器、及びケージアンドローラ Active JP6613576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015035512A JP6613576B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 軸受用保持器、及びケージアンドローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015035512A JP6613576B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 軸受用保持器、及びケージアンドローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016156472A JP2016156472A (ja) 2016-09-01
JP6613576B2 true JP6613576B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=56825513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015035512A Active JP6613576B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 軸受用保持器、及びケージアンドローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6613576B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196792A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 Ntn株式会社 針状ころ軸受

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019039557A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 加茂精工株式会社 ベアリング
JP2021139455A (ja) 2020-03-06 2021-09-16 日本精工株式会社 ケージアンドローラ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085394A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Ntn Corp ころ軸受
JP2006112633A (ja) * 2005-11-25 2006-04-27 Nabtesco Corp 針状コロ軸受およびその組み付け方法
DE102007002360A1 (de) * 2007-01-16 2008-07-17 Schaeffler Kg Kammseitenscheibenkäfig zur Führung von Wälzkörpern in einem Wälzkörperlager sowie Wälzkörperlager
JP5296503B2 (ja) * 2008-11-25 2013-09-25 Ntn株式会社 保持器付きころ
JP2011196421A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ntn Corp 保持器付き針状ころ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196792A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 Ntn株式会社 針状ころ軸受
DE112022001580T5 (de) 2021-03-19 2024-01-18 Ntn Corporation Nadelrollenlager

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016156472A (ja) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6442837B2 (ja) 円錐ころ軸受
JP6613576B2 (ja) 軸受用保持器、及びケージアンドローラ
CN104565021B (zh) 圆锥滚子轴承
KR20150130390A (ko) 조향 칼럼 지지 베어링
JP2018109448A (ja) 円すいころ軸受
JP2012112446A (ja) 円すいころ軸受
CN104728272B (zh) 轴承组件
JP2012167728A (ja) スラストころ軸受用保持器およびこれを備えたスラストころ軸受
EP2955405A1 (en) Rolling bearing with means for angularly adjusting of the inner ring relative to the outer ring
US20170074325A1 (en) Steering column assembly with improved bearing assembly
JP2014088928A (ja) 円すいころ軸受の組立方法
JP6439245B2 (ja) ラジアルころ軸受
JP2013228064A (ja) 転がり軸受
JP2013130208A (ja) 円すいころ軸受用保持器、及びこれを用いた円すいころ軸受
JP2016191451A (ja) 円すいころ軸受の組立方法
JP2015021550A (ja) 転がり軸受
JP6554772B2 (ja) 転がり軸受用保持器
JP2014228136A (ja) 円すいころ軸受
KR20160101882A (ko) 테이퍼 롤러 베어링용 플라스틱 케이지
JP2014231877A5 (ja)
JP2009074587A (ja) ケージアンドローラ及び転がり軸受
JP2019015373A (ja) ラジアルころ軸受
JP2017125577A (ja) ころ軸受
JP2014211212A5 (ja)
JP2016089905A (ja) スラスト軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6613576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150