JP6612955B1 - 被嵌合部材、検出装置、検出方法及び検出プログラム - Google Patents

被嵌合部材、検出装置、検出方法及び検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】嵌合部の被嵌合部への嵌合の不良のの誤検出の発生確率を低下し得る被嵌合部等の提供。【解決手段】固定部材は、凹部が形成され、前記凹部の内部であって最奥部近傍の第一位置、及び、前記内部であって前記最奥部近傍以外の第二位置、を含む複数の位置で各々の一部が露出し、各々の他の一部が前記凹部の外部で露出する、互いに電気的に絶縁されている複数の導通経路を備え、前記第一位置及び前記第二位置に接触する所定の部材が前記凹部の開口部の周辺を押圧し得る。【選択図】 図1

Description

本発明は、嵌合状態の不良を検出する方法に関する。
自動車のカーナビゲーション装置等の機器が盗難に遭う被害が多数発生している。当該機器の固定用のねじ等が緩められたことを検出できれば、例えば、通報システムを通じて使用者や警備会社等に通知し、事件の解決に役立ち、さらに警報により周知することにより盗難を防ぎ得ることが期待される。
ここで、特許文献1は、設備筐体の裏面とナット部材間で締付挟持することにより閉成する接点をねじ部材の軸の周囲近傍にねじ部材とナット部材の螺合関係が緩んだ状態で開成するように対向して配設する検出用スイッチを開示する。
また、特許文献2は、ボルトに対するナットの相対的な回転によりナットが当接する導電性部分を有する接触検知用部材を固定し、導電性部分とナットとに電気的に接続させて導通状態を検知する緩み検知装置を開示する。
また、特許文献3は、キャップ側の導電性部分と前記雌ねじ体側の導電性部分とに電気的に接続されて雄ねじ体と雌ねじ体とが緩んでこれらの導電性部分同士が接触して導通状態となったことを検知するねじの緩み検知装置を開示する。
特開2000−231855号公報 特開平07−280762号公報 特開平07−279936号公報
特許文献1が開示する方法は、ねじ部材の軸をナット部材に挿入した際の可動接触片の軸周囲外向きへの移動による固定接触片との接触によりスイッチがオン状態になる。しかしながら、ねじ部材のナット部材への挿入による可動接触片の軸周囲外向きへの移動は微小である。そのため、軸が挿入されていない場合には両接触片が離れており、挿入されている場合には接触するように、両接触片の位置を設定することが困難である。そのため、軸が挿入されていないのに両接触片が接触する等による、緩みの誤検出が生じる確率が高い。
また、特許文献2及び3が開示する方法においては、ナットから突出したボルトの軸にキャップ状の検出用部材が装着される。しかしながら、ボルトのナットへの螺合が緩まなくても、検出用部材の軸への装着の緩みにより検出用部材がナットに接触することにより、緩みを誤検出することがある。
本発明は、嵌合部の被嵌合部への嵌合の不良の誤検出の発生確率を低下し得る被嵌合部等の提供を目的とする。
本発明の固定部材は、凹部が形成され、前記凹部の内部であって最奥部近傍の第一位置、及び、前記内部であって前記最奥部近傍以外の第二位置、を含む複数の位置で各々の一部が露出し、各々の他の一部が前記凹部の外部で露出する、互いに電気的に絶縁されている複数の導通経路を備え、前記第一位置及び前記第二位置に接触する所定の部材が前記凹部の開口部の周辺を押圧し得る。
本発明の被嵌合部等は、嵌合部の被嵌合部への嵌合の不良の誤検出の発生確率を低下し得る。
第一実施形態の検出装置の構成例を表す概念図である。 被嵌合部材であるナット部材の構成例を表す概念図である。 嵌合部材であるねじの構成例を表す概念図である。 ねじの軸部をナット部材のねじ穴に嵌合させた状態を表す概念図である。 ナット部材とねじとで物を固定する様子を表す概念図である。 図5に表す構造において、ねじのナット部材への嵌合が緩んだ状態を表す概念図である。 第二実施形態の被嵌合部材の構成例を表す概念図(その1)である。 第二実施形態の被嵌合部材の構成例を表す概念図(その2)である。 第二実施形態の被嵌合部材の構成例を表す概念図(その3)である。 ナット部材にねじを螺合させて物を固定する様子を表す概念図である。 ナットとねじとの間にスペーサを挿入して両者を螺合させたナット部材の構成例を表す概念図である。 ねじ301の第一のバリエーションの構成を表す概念図である。 ねじ301の第二のバリエーションの構成を表す概念図である。 ねじ301bを図10に表すねじ301の代わりに用いたことを想定した場合の、端子111近傍の様子を表すイメージ図である。 端子111の構成例及び当該構成例の動作例を表す概念図である。 端子111に対し凹面であるねじ201の面236を表す図である。 実施形態の被嵌合部材の最小限の構成を表すイメージ図である。
<第一実施形態>
第一実施形態は、ねじ等の軸の先端の面とキャップナット状のナット部材等のねじ溝の最奥部近傍に形成された端子との接触の成否によりねじ等の緩みを検出する検出装置に関する実施形態である。
[構成と動作]
図1は、第一実施形態の検出装置の例である検出装置501の構成を表す概念図である。
検出装置501は、被嵌合部材100と、嵌合部材200と、測定部506と、出力部511とを備える。
嵌合部材200は、例えば、ねじである。嵌合部材200には嵌合部202が形成されている。嵌合部材200がねじの場合には、嵌合部202はねじの軸である。ねじである嵌合部材の例は、図3を参照して後述される。嵌合部材200は、被嵌合部材100との嵌合により物を挟みこむための面209を備える。
被嵌合部材100は、例えば、キャップナット状のナット部材である。被嵌合部材100には、被嵌合部118が形成されている。被嵌合部材100は、被嵌合部118の開口部近傍に、被嵌合部材200との嵌合により物を挟みこむための面109を備える。
キャップナット状のナット部材である被嵌合部材100の例は、図2を参照して後述される。
嵌合部202は、被嵌合部118に嵌合し得る。被嵌合部材100がキャップナット状のナット部材であり嵌合部材200がねじの場合は、嵌合部202のねじ山は、被嵌合部118のねじ溝に螺合し得る。当該螺合の様子の例は、図4を参照して後述される。
被嵌合部材100は、端子116及び117を備える。端子116と端子117とは、前記嵌合により面136と面236とが、直接又は他の導体を介して間接的に接触した場合には、電気的に接続される。
端子116と端子117とは、前記嵌合がある程度は行われていても、その嵌合が不完全であり、面136と面236とが電気的に接続されない場合は、電気的に切断される。
測定部506は、端子116と端子117との間の抵抗値を測定する。そして、測定部506は、当該抵抗値が閾値以上であることを判定すると、所定の通知信号を出力部511へ送付する。当該閾値は、面136と面236とが直接又は他の導体を介して間接的に接触しているか否かを判定するために予め定められた、端子116と端子117との間の抵抗値に関する閾値である。
測定部506は例えばコンピュータを含む構成である。その場合、コンピュータは、上記動作を、例えば、図示しない記録部が保持するプログラムや情報により行う。
出力部511は、測定部506から前記通知信号の送付があった場合は、当該通知信号に対応する出力を行う。出力部511は、例えば、音源、表示部又は情報送信部である。
出力部511が、音源の場合は、出力内容は、例えば警告音である。当該警告音は、例えば、周囲の人に対して出力される。
出力部511が、表示部の場合は、出力内容は、例えば警告光の発生である。当該警告光は、例えば、周囲の人に対して出力される。
出力部511が、情報送信部の場合は、出力内容は、例えば、異常が発生した旨を表す情報の送付である。当該送付は、例えば、被嵌合部材200であるナット部材と嵌合部材であるねじにより固定された物の所有者や管理者に対して行われる。当該物は、例えば、背景技術の項で例示した、自動車のカーナビゲーション装置等の機器である。
図2は、図1に表す被嵌合部の例であるナット部材101の構成を表す概念図である。図2(a)は、ナット部材101のねじ穴が形成されている部分を見た場合を想定した上面図である。図2(b)は、ナット部材101を、図2(a)に表す線998aに沿って切断した場合を想定した断面図である。
ナット部材101は、キャップナット状の形状をしている。ナット部材101は、あるいは、キャップナットそのものである。
ナット部材101は、導電材106と、絶縁材121と、導電材126と、端子116及び117と、端子111とを備える。ナット部材101には、ねじ穴119が形成されている。ねじ穴119の周囲の導電材106の側面には、ねじ溝131が形成されている。
ナット部材101は、ねじ穴119の開口部近傍に、図3を参照して後述するねじ201との螺合により、ねじのかさとの間で物を挟みこむための面109を備える。
導電材106は、典型的には金属で構成されている。
導電材126は、端子111と端子116とを電気的に接続している。端子111及び端子116は、共に、例えば金属等の、導電性材料により形成されている。導電材126も、例えば、金属で構成されている。
端子116及び117は、図1に表す端子116及び117の例である。端子117は、例えば金属等の、導電性材料により構成されている。
絶縁材121は、同図に表すように導電材126の周囲を取り囲むように形成されている。導電材106と、導電材126とは、絶縁材121により絶縁されている。
なお、図2(a)に表すナット部材101の上面図の形状は六角形であるが、本実施形態のナット部材の上面図の形状は任意である。
図3は、図1に表す嵌合部材200の例であるねじ201の構成を表す概念図である。図3(a)は、ねじ201のドライバ挿入用の溝が形成されている部分を見た場合を想定した上面図である。また、図3(b)は、ねじ201を、図3(a)に表す線998bに沿って切断した場合を想定した断面図である。
ねじ201は、例えば、一般的なねじである。
ねじ201は、図2に表すナット部材101との螺合により、図2に表す面109との間に物を挟みこむための面209を備える。
ねじ201は、かさ部206と軸部221とを備える。かさ部206と軸部221とは、一体的に構成されていても構わない。
軸部221の下方の部分の周囲にはねじ山231が形成されている。軸部221は、図2に表すねじ穴119に挿入され得る。軸部221のねじ山231は、図2に表すねじ穴119のねじ溝131に螺合し得る。
かさ部206には、ドライバの先端部を挿入し得る溝229が形成されている。
なお、かさ部206の形状は、図3に表すものに限定されず任意である。また、かさ部206は存在しなくても構わない。
図4は、図3に表すねじ201の軸部221を図2に表すナット部材101のねじ穴119に嵌合させた状態を表す概念図である。図4においては、図3に表す溝229は、図示を省略してある。
図4に表す状態において、軸部221のねじ山231は、導電材106のねじ溝に螺合している。当該螺合により、軸部221と導電材106とは、互いに電気的に接続されている。
また、ナット部材101の端子111は。軸部221の面236に電気的に接続されている。なお、面236は、端子111の接触が安定するように、端子111を包むような凹面であっても構わない。
これらにより、端子116は、導電材126、端子111、軸部221及び導電材106を介して、端子117に電気的に接続されている。
この状態で、端子116及び117が図1に表す測定部506に接続されると、測定部506は、端子116と端子117の間の抵抗が前述の閾値以下であることを検出する。当該閾値は、面136と面236とが直接又は他の導体を介して間接的に接触しているか否かを判定するために予め定められた、端子116と端子117との間の抵抗値に関する閾値である。端子116と端子117の間の抵抗が閾値以下であることは、ねじ201のナット部材101への螺合の状態が正常であることを意味する。
図5は、図2に表すナット部材101と図3に表すねじ201とで物を固定する様子を表す概念図である。ナット部材101とねじ201とで物を固定する方法は、以下に説明するように、ナット部材101の端子111がねじ201の底面に接触するようにする点を除いて、通常のキャップナットとねじにより物を固定する方法と同じである。
図5に表す被固定物701及び702は、ナット部材101とねじ201とにより互いに固定される対象の物である。
ねじ201の軸部221は、ワッシャー601の穴、及び被固定物701及び702の各々に形成された穴を通り、ナット部材101のねじ穴119に挿入される。そして、ねじ201は、ワッシャー601並びに被固定物701及び702を締め付ける。この状態で、ねじ201の軸部221の面236は、ナット部材101の端子111に接触する。ワッシャー601は、前記締め付けの状態で、端子111を面236に接触させる調整部材の役割を有する。
これにより、ナット部材101の端子111は、軸部221に電気的に接続される。
これらにより、端子116は、導電材126、端子111、軸部221及び導電材106を介して、端子117に電気的に接続される。
図5に表す状態で、端子116及び117が図1に表す測定部506に接続された場合、測定部506は、端子116と端子117の間の抵抗が前述の閾値以下であることを検出する。当該閾値は、面136と面236とが直接又は他の導体を介して間接的に接触しているか否かを判定するために予め定められた、端子116と端子117との間の抵抗値に関する閾値である。端子116と端子117の間の抵抗が閾値以下であることは、ねじ201のナット部材101への螺合の状態が正常であることを意味する。
図6は、図5に表す構造において、ねじ201のナット部材101への嵌合が緩んだ状態を表す概念図である。図6に表す状態においては、かさ部206の下端とワッシャー601との間に隙間ができている。このため、被固定物701と被固定物はねじ201により固定されておらず、がたつき得る状態にある。
図6に表す状態においては、また、端子111はねじ201の面236に接触していない。そのため、端子116と端子117とは、電気的に絶縁された状態にある。
この状態で、端子116及び117が図1に表す測定部506に接続されると、測定部506は、端子116と端子117の間の抵抗が前述の閾値を超えていることを検出する。
そして、測定部506は、出力部511に、例えば、ねじ201とナット部材101との螺合が緩んでいることを表す情報を出力させる。
[効果]
本実施形態の被嵌合部材には二つの端子が設けられている。当該端子間は、被嵌合部材の被嵌合部に嵌合部材の嵌合部が正しく嵌合され、前記嵌合部の先端部が前記被嵌合部の最奥部近傍に形成された端子に接触した場合には、電気的に接続される。また、前記端子間は、嵌合状態が緩んで、前記嵌合部の先端部が前記最奥部近傍に形成された端子に接触しない場合には電気的に絶縁する。
そして、本実施形態の検出装置は、当該端子間の抵抗が閾値以下の場合には嵌合状態が正常であることを判定する。また、前記検出装置は、当該端子間の抵抗が閾値を超える場合には嵌合状態が緩んでいることを判定する。
上記のように、前記検出装置は、前記嵌合部の先端部の前記最奥部近傍に形成された端子部への接触の有無により、嵌合状態が緩んでいるか否かを判定する。そして、前記先端部は前記端子とわずかでも離れるだけで、前記端子間は絶縁する。上記により、前記検出装置は、ねじ等の緩みの誤検出の発生確率を低下し得る。
<第二実施形態>
実施形態の被嵌合部材は複数の部材の組合せであっても構わない。第二実施形態は、複数の部材の組合せであるナット部材を第一実施形態で説明した被嵌合部材として用いる検出装置に関する実施形態である。
[構成と動作]
第二実施形態の検出装置の例は、図1に表す検出装置501である。そして、図1に表す第二実施形態の被嵌合部材100は、以下に説明するように、複数の部材から構成される。
図7乃至図9は、第二実施形態の被嵌合部材の例であるナット部材101aの構成を表す概念図である。図7は、ねじ301とナット102を組み合わせたナット部材101aの構成を表す断面図である。図8(a)は、ナット102の上面図である。図8(b)は、ナット102を図9(a)に表す線998bに沿って切断した場合を想定した断面図である。図9(a)は、ねじ301をかさ部336側から見た場合を想定した上面図である。図9(b)は、ねじ301を、図9(a)に表す線998cに沿って切断した場合を想定した断面図である。
図8に表すように、ナット102は、導電材106で構成された六角ナットに、導電性の端子117を設けたものである。導電材106は、例えば、金属である。ナット102のねじ穴の周囲の導電材106には、ねじ溝131が形成されている。端子117と導電材106とは電気的に接続されている。
なお、図8(a)に表すナット102の上面図外形は六角形であるが、本実施形態のナットの上面図外形は任意である。
図9に表すように、ねじ301は、かさ部336と軸部341と、端子111と端子116とを備える。
かさ部336と軸部341とは、例えば、一体的に形成されている。かさ部336には、ドライバの先端部挿入用の溝である溝331が形成されている。
かさ部336及び軸部341は、導電材326と絶縁材321とから構成される。
導電材326は、端子111と端子116とを電気的に接続する。導電材326は、例えば、金属である。端子111及び端子116も、例えば、金属等の導電材で構成されている。
ねじ301の軸部341は、図7に表すように、ナット102のねじ穴119に嵌合する。この状態において、ねじ301の軸部341に形成されたねじ山346はナット102の導電材106に形成されたねじ溝131に螺合する。
図10は、図7に表すナット部材101aに、ねじ201を螺合させて物を固定する様子を表す概念図である。ここで、ねじ201の軸部のねじ山231は、ナット部材101aにおけるねじ穴119周囲のねじ溝131に螺合することを前提とする。
図10に表す被固定物701及び702は、ナット部材101aとねじ201との螺合により互いに固定される対象の物である。
ねじ201の軸部221は、ワッシャー601の穴、及び被固定物701及び702の各々に形成された穴を通り、ナット部材101aのねじ穴119に螺合される。そして、ねじ201は、ワッシャー601並びに被固定物701及び702を締め付ける。この状態で、ねじ201の軸部221の面236は、ナット部材101aの端子111に接触する。ワッシャー601は、前記締め付けの状態で、端子111を面236に接触させる調整部材の役割も備える。
ナット部材101aの端子111は。軸部221の面236に電気的に接続される。
これらにより、端子116は、導電材126、端子111、軸部221及び導電材106を介して、端子117に電気的に接続されている。
図10に表す状態で、端子116及び117が図1に表す測定部506に接続された場合、測定部506は、端子116と端子117の間の抵抗が閾値以下であることを検出する。当該閾値は、面136と面236とが直接又は他の導体を介して間接的に接触しているか否かを判定するために予め定められた、端子116と端子117との間の抵抗値に関する閾値である。端子116と端子117の間の抵抗が閾値以下であることは、ねじ201とナット部材101aとの螺合が正常に行われていることを意味する。
図8に表すナット102と図9に表すねじ301を螺合させナット部材を形成する際に、両者の間にスペーサを挿入してもよい。
図11は、ナット102とねじ301との間にスペーサ606を挿入して両者を螺合させたナット部材の例であるナット部材101bの構成例を表す概念図である。
図11に表すナット102は図8に表すものである。
図11に表すねじ301は、図9に表すものである。図11においては、図9に表す溝331、端子116及び導電材326は、図示を省略してある。
ナット部材101bにおいては、スペーサ606の厚みを調整することにより、図11に表す深さ991を調整することが可能である。このことは、ナット部材101bと組み合わせて物の固定に用いるねじの軸の長さが当該固定のために長すぎたり短すぎたりしても、ある程度は、スペーサ606の厚みを変えることで調整できることを意味する。ここで、当該調整は、被固定物をナット部材101bとねじで固定しつつ、ナット部材101bの端子111がそのねじの軸部の先端部の面に接触するようにする調整である。
なお、ナット部材101bと組み合わせて物の固定に用いるねじの軸の長さが当該固定及び当該のために長すぎる場合は、図10に表すワッシャー601の厚みを調整することでも、ある程度、調整可能である。
図12は、図9に表すねじ301の第一のバリエーションであるねじ301aの構成を表す概念図である。
ねじ301aは、主に導電材351により構成されている。導電材351は、典型的には金属である。
端子111は端子116に導電材351により電気的に接続されている。導電材351は例えば、金属である。
導電材326の周囲には、絶縁材321が設けられている。端子111、116及び導電材326の組合せは、絶縁材321により、導電材351から絶縁されている。
図13は、図9に表すねじ301のバリエーションであるねじ301bの構成を表す概念図である。
ねじ301bは、主に導電材351により構成されている。導電材351は、典型的には金属である。
端子111は端子116に導線352により電気的に接続されている。
導電材351の周囲には、弾性絶縁材327が設けられている。端子111、116及び導電材351の組合せは、弾性絶縁材327により、導電材351から絶縁されている。弾性絶縁材327は、例えばゴムである。
図14は、図13に表すねじ301bを、図10に表すねじ301の代わりに用いたことを想定した場合の、端子111近傍の様子を表すイメージ図である。図14には、ねじ301bと図10に表すねじ201の面236のみを表し、図10に表す他の構成は図示を省略してある。
図10に表すねじ201のナット部材101aへの挿入が進むと、まず、図14(a)に表すように、面236が端子111の上端に接触する。この段階では、弾性絶縁材327の変形はない。
その後、図10に表すねじ201のナット部材101aへの挿入が進むと、図14(b)に表すように、弾性絶縁材327が変形し、端子111が面136の下方に収容される。この際に、導線352も多少たわみ、そのたわみにより弾性絶縁材327の導線352近傍も変形する。図14(b)に表す状態において、端子111は弾性絶縁材327により、ねじ201の面236に押し付けられている。
ねじ301bの端子111とねじ201の面236との接触は、図14(a)及び図14(b)に表す状態、及び、それらの中間の状態において保たれる。そのため、ねじ301bは、当該接触をより安定に保ち得る。
図7及び図9乃至図14に表す端子111の形状や構成はこれらの図に表すものに限らず任意である。端子111は、例えば、図15に表すものであっても構わない。
図15は、端子111の構成例及び当該構成例である端子111の動作例を表す概念図である。図15(a)は、端子111の上面図である。図15(b)は、端子111を図15(a)に表す線998eに沿って切断した場合を想定した断面図である。また、図15(c)及び(d)は、図10に表すねじ301の端子111として図15(a)及び(b)に表すものを用いたことを想定した場合の、端子111近傍の様子を表すイメージ図である。図15(c)及び(d)においては、ねじ301bと図10に表すねじ201の面236のみを表し、図10に表す他の構成は図示を省略してある。
端子111は、導電材112及び113並びに導電性弾性部材114を備える。
導電材112及び113は、例えば、金属である。
導電性弾性部材114は、導電材112と導電材113とを電気的に接続する。
導電性弾性部材114は、また、図15(b)に表す上下方向に弾性を有する。導電性弾性部材114の、構成、形状及び材質は任意である。
導電性弾性部材114は、例えば、導電性のばねや、導電性のゴムである。
導電性弾性部材114は、あるいは、絶縁性弾性部材と変形可能な電気伝導材とを備え、前記絶縁性弾性部材は図15(b)に表す上下方向に弾性を有し、前記電気伝導材は導電材112と導電材113とを電気的に接続するものであっても構わない。
端子111は、図15(c)及び(d)に表すように、例えば、導電材112の上端の高さが、図10にも表す面136に合うように、図10にも表すねじ301に埋め込まれて使用される。
図10に表すねじ201のナット部材101aへの挿入が進むと、まず、図15(c)に表すように、ねじ201の面236が端子111の上端に接触する。この段階では、導電性弾性部材114の変形はない。
その後、図10に表すねじ201のナット部材101aへの挿入が進むと、図15(d)に表すように、導電性弾性部材114が変形し、導電材113が導電材112に入り込む。図15(d)に表す状態において、端子111は導電性弾性部材114により、ねじ201の面236に押し付けられている。
ねじ301bの端子111とねじ201の面236との接触は、図15(c)及び図15(d)に表す状態、及び、それらの中間の状態において保たれる。そのため、ねじ301bは、当該接触をより安定に保ち得る。
なお、図15(a)及び(b)に表す端子111は、第一実施形態の端子111として用いることができ、その場合も同様な効果を奏する。
図10に表すねじ201の面236は図16に表すように端子111に対し凹面であっても構わない。その場合は、面236における導電材113との接触位置がずれにくくなる。そのため、ねじ301bの端子111とねじ201の面236との接触をより安定に保ち得る。
ねじ201の面236は図16に表すように端子111に対し凹面にする構成は、第一実施形態のねじ201にも適用可能である。その場合も、上記と同様の効果を奏する。
[効果]
第二実施形態の検出装置は、第一実施形態の検出装置と同様の構成を備え、第一実施形態の検出装置と同様の効果を奏する。
それに加え、第二実施形態の被嵌合部材は、複数の部材から構成される。そのため、被嵌合部材と組み合わせて使用するねじ等の軸部の長さ等に適合するように被嵌合部材を調整することがより容易である。
図17は、実施形態の部材の最小限の構成例である固定部材100xの構成を表すイメージ図である。
固定部材100xには、凹部118xが形成されている。
固定部材100xは、複数の導通経路を備える。前記複数経路の各々は、凹部118xの内部であって最奥部近傍の第一位置111x、及び、前記内部であって前記最奥部近傍以外の第二位置131x、を含む複数の位置で各々の一部が露出し、各々の他の一部が前記凹部の外部で露出する。また、第一位置111x及び第二位置131xに接触する所定の部材が、凹部118xの開口部の周辺を押圧し得る。
第一位置111x及び第二位置131xは、互いに絶縁されており、各々、前記導通経路により凹部118xの外部に電気的に接続されている。そのため、第一位置111x及び第二位置131xの各々に接続に電気的に接続された凹部118xの外部の位置の各々間の抵抗値を測定することにより、凹部118xに嵌合された嵌合部材の先端近傍が前記最奥部近傍への接触が行われることにより第一位置111xと第二位置131xとが電気的に接続されたか否かの判定が可能である。
ここで、前記嵌合部材により第一位置111xと第二位置131xとが電気的に接触したことは、前記嵌合が正しく行われていることを意味する。また、前記嵌合部材により第一位置111xと第二位置131xとが電気的に接触していないことは、前記嵌合が正しく行われていないことを表す。
従い、凹部118xの外部の位置の各々間の抵抗値を測定することにより、前記嵌合が正しく行われているか否かの判定が可能である。
そのため、固定部材100xは、前記嵌合部の窪み118xへの嵌合の不良の誤検出の発生確率を低下し得る。
そのため、固定部材100xは、前記構成により、[発明の効果]の項に記載した効果を奏する。
なお、固定部材100x及び凹部118xの形状は、図17に表すものに限定されず、任意である。
固定部材100xは、例えば、図1に表す部材100、図2乃至図6に表すナット部材101、並びに、図7、図10及び図11に表すナット部材101aである。また、凹部118xは、例えば、図1に表す被嵌合部118、並びに、図2、図4乃至図7、図10及び図11に表すねじ穴119である。また、前記嵌合部材は、例えば、図1に表す嵌合部材200、並びに、図3乃至図6及び図10に表すねじ201である。また、前記嵌合部は、例えば、図1に表す嵌合部202、並びに、図3乃至図6及び図10に表す軸部221である。また、第一位置111xは、例えば、図2、図4乃至図7、図9乃至図16に表す端子111の頂点近傍である。また、第二位置131xは、例えば、図1に表す被嵌合部118の側面や、図2、図4乃至図8、図10及び図11に表すねじ穴119の側面に含まれる位置である。また、前記他の一部は、例えば、図1、図2、図4乃至図7、図9、図10及び図12乃至図14に表す端子116、又は、図1、図2、図4乃至図8、図10、及び図11に表す端子117である。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形、置換、調整を加えることができる。例えば、各図面に示した要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
また、前記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記1)
凹部が形成され、
前記凹部の内部であって最奥部近傍の第一位置、及び、前記内部であって前記最奥部近傍以外の第二位置、を含む複数の位置で各々の一部が露出し、各々の他の一部が前記凹部の外部で露出する、互いに電気的に絶縁されている複数の導通経路を備え、
前記第一位置及び前記第二位置に接触する所定の部材が前記凹部の開口部の周辺を押圧し得る、
固定部材。
(付記2)
二以上の副部材からなる、付記1に記載された固定部材。
(付記3)
前記凹部が、嵌合部材が備える凸状の嵌合部を嵌合し得る被嵌合部であり、前記周辺は、前記嵌合が行われた際に、前記嵌合部材に形成された第二面との間に物を押さえ得る、付記1又は付記2に記載された固定部材。
(付記4)
前記第一位置と前記第二位置とは、前記嵌合により前記嵌合部の先端近傍の前記被嵌合部の最奥部近傍への接触が行われた場合に、互いに、電気的に接続され、前記接触が行われない場合には電気的に接続されない、付記3に記載された固定部材。
(付記5)
前記嵌合部材がねじであり、前記嵌合により前記ねじが備える軸部が備えるねじ溝に螺合するねじ山を備えるねじ穴が形成されたキャップナット状のナット部材であり、前記嵌合部は前記軸部であり、前記被嵌合部は前記ねじ穴であり、前記接触は前記先端近傍の前記最奥部近傍へのものである、付記4に記載された固定部材。
(付記6)
前記ねじ溝に螺合する第二のねじ山を備える第二の軸部と、前記最奥部近傍と、前記第一位置とを備える第二のねじと、
前記第二の軸部に螺合し得る前記ねじ穴を備えるナットと、
を備える、付記5に記載された固定部材。
(付記7)
前記ナットと前記第二のねじとの間にスペーサを備える、付記6に記載された固定部材。
(付記8)
前記嵌合部は導体で構成される、付記3乃至付記7のうちのいずれか一に記載された固定部材。
(付記9)
前記導通経路である第一導体と、前記導通経路である第二導体との間に絶縁材が形成されている付記1乃至付記8のうちのいずれか一に記載された固定部材。
(付記10)
前記絶縁材が絶縁性弾性部材であり、前記第一導体の前記第一位置のある一部は、前記第一位置を押されることで、前記絶縁性弾性部材に収納される、付記9に記載された固定部材。
(付記11)
前記第一位置が、前記導通経路の一部である、凸状の導電性端子に含まれる、付記1乃至付記10のうちのいずれか一に記載された固定部材。
(付記12)
前記導電性端子が、第一導電性部材と第二導電性部材と導電性弾性部材とを備え、前記第一導電性部材は、前記導電性弾性部材により前記第二導電性部材に電気的に接続されており、前記第一導電性部材は、押圧により、少なくともその一部が、前記第二導電性部材により囲まれた部分に収容され、前記第一導電性部材に前記第一位置が設けられている、付記11に記載された固定部材。
(付記13)
凸状の嵌合部を嵌合し得る凹状の被嵌合部が形成されており、前記嵌合により前記嵌合部の先端近傍の前記被嵌合部の最奥部近傍への接触が行われた場合に、互いに電気的に接続され、前記接触が行われない場合には電気的に接続されない、第一位置及び第二位置を備える被嵌合部材に形成されている前記被嵌合部に前記嵌合し得る前記嵌合部を備える嵌合部材。
(付記14)
前記先端近傍が、前記嵌合が行われた状態で前記第一位置を包むような、凹状である、付記13に記載された嵌合部材。
(付記15)
付記1乃至付記12のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出する測定部と、
前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う出力部と、
を備える検出装置。
(付記16)
付記1乃至付記12のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出し、
前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う、
検出方法。
(付記17)
付記1乃至付記12のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出する処理と、
前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う処理と、
をコンピュータに実行させる検出プログラム。
100 被嵌合部材
100x 固定部材
101、101a ナット部材
102 ナット
106、112、113、326、351 導電材
111、116、117 端子
111x 第一位置
118x 凹部
114 導電性弾性部材
118 被嵌合部
119 ねじ穴
121、321 絶縁材
131 ねじ溝
131x 第二位置
136、236 面
200 嵌合部材
201、301、301a ねじ
202 嵌合部
206、336 かさ部
221 軸部
231、346 ねじ山
229、331 溝
327 弾性絶縁材
341 軸部
352 導線
501 検出装置
506 測定部
511 出力部
601 ワッシャー
606 スペーサ
701、702 被固定物
991 深さ
998a、998b、998c、998e 線

Claims (6)

  1. 凹部が形成され、
    前記凹部の内部であって最奥部近傍の第一位置、及び、前記内部であって前記最奥部近傍以外の第二位置、を含む複数の位置で各々の一部が露出し、各々の他の一部が前記凹部の外部で露出する、互いに電気的に絶縁されている複数の導通経路を備え、
    前記第一位置及び前記第二位置に接触する所定の部材が前記凹部の開口部の周辺を押圧し得
    前記凹部が、嵌合部材が備える凸状の嵌合部を嵌合し得る被嵌合部であり、前記周辺は、前記嵌合が行われた際に、前記嵌合部材に形成された第二面との間に物を押さえ得、
    前記第一位置と前記第二位置とは、前記嵌合により前記嵌合部の先端近傍の前記被嵌合部の最奥部近傍への接触が行われた場合に、互いに、電気的に接続され、前記接触が行われない場合には電気的に接続されず、
    前記嵌合部材がねじであり、前記嵌合により前記ねじが備える軸部が備えるねじ溝に螺合するねじ山を備えるねじ穴が形成されたキャップナット状のナット部材であり、前記嵌合部は前記軸部であり、前記被嵌合部は前記ねじ穴であり、前記接触は前記先端近傍の前記最奥部近傍へのものであり、
    前記ねじ溝に螺合する第二のねじ山を備える第二の軸部と、前記最奥部近傍と、前記第一位置とを備える第二のねじと、
    前記第二の軸部に螺合し得る前記ねじ穴を備えるナットと、
    を備える、
    固定部材。
  2. 前記第一位置を含む第一部分が第一導体に、前記第二位置を含む第二部分が第二導体に、各々、電気的に接続されており、前記第一部分と前記第一導体との組合せと、前記第二部分と前記第二導体との組合せとの間に絶縁材が形成されており、
    前記絶縁材が絶縁性弾性部材であり、前記第一導体の前記第一位置のある一部は、前記第一位置を押されることで、前記絶縁性弾性部材に収納される、請求項に記載された固定部材。
  3. 前記第一位置が前記導通経路の一部である凸状の導電性端子に含まれ、
    前記導電性端子が、第一導電性部材と第二導電性部材と導電性弾性部材とを備え、前記第一導電性部材は、前記導電性弾性部材により前記第二導電性部材に電気的に接続されており、前記第一導電性部材は、押圧により、少なくともその一部が、前記第二導電性部材により囲まれた部分に収容され、前記第一導電性部材に前記第一位置が設けられている、
    請求項に記載された固定部材。
  4. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出する測定部と、
    前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う出力部と、
    を備える検出装置。
  5. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出し、
    前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う、
    検出方法。
  6. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載された固定部材の備える前記第一位置と前記第二位置との間の抵抗値を導出する処理と、
    前記抵抗値が所定の範囲内の場合に所定の出力を行う処理と、
    をコンピュータに実行させる検出プログラム。
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