JP5984086B2 - ロータリスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリスイッチに関するものである。
従来から、例えば図9に示すように、二輪車において車体6(厳密には、車体のうちブラケットと呼ばれる部品)とスタンド7との連結部に取り付けてスタンド7の状態(姿勢)の検出に用いられるロータリスイッチが提供されている(例えば、特許文献1参照)。スタンド7は、先端を車体6の下方に向ける起立状態と、先端を車体6の後方に向ける格納状態との間で、車体6に対して矢印A1で示すように回転可能に連結されているものである。上記のロータリスイッチ1の出力は、例えば、スタンド7が停車時の起立状態であるときにはエンジンが始動しないようにすることで、スタンド7が起立状態のまま発進することを防ぐといった制御に用いられる。
さらに、ロータリスイッチ1としては、図10及び図11に示すように、車体6側に連結されるハウジング2と、ハウジング2に対して回転可能に連結されスタンド7に連動するロータ3とを備えるものがある。ハウジング2には固定接点41が保持され、ロータ3にはハウジング2に対するロータ3の回転に伴って固定接点41に離接する可動接点331が保持されている。すなわち、スタンド7が起立状態か否かに応じて、ハウジング2とロータ3との相対的な位置が変化し、これに伴って可動接点331と固定接点41との離接が切り替わることで、スタンド7の起立状態が検出される。以下、上下は図11を基準として説明する。なお、ここでいう上下方向は、あくまで説明の便宜上、部品が重ねられる方向のうち車体6から離れる方向を上方向として定義するものであって、通常の使用状態ではここでいう上下方向は水平方向(車体6の進行方向に対して左右方向)に向けられる。
ハウジング2は、ロータ3の一部が収納される収納凹部20が下面に開口した有底円筒形状の本体部21と、固定接点41及び可動接点331に電気的に接続された電線11が引き出される出力引き出し部22と、車体6に設けられた凸部61(図9参照)を出力引き出し部22との間で挟む挟み部23とを有する。
収納凹部20の内底面には、それぞれ厚さ方向を上下方向に向けた金属板からなりハウジング2に対するロータ3の回転軸を中心とする円弧形状であり内径・外径が互いに共通の少なくとも1個の固定接点41と、厚さ方向を上下方向に向けた金属板からなりハウジング2に対するロータ3の回転軸を中心とする円環形状であって固定接点41の内径よりも外径が小さい被接続端子42とが保持されている。ハウジング2に設けられた出力引き出し部22から引き出される電線11は、各固定接点41と被接続端子42との1個ずつに対応した複数本の心線(図示せず)を有し、これらの心線は各固定接点41と被接続端子42とのうち対応するものに対して電気的に接続される。
ロータ3は、金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり可動接点331を保持した可動接触子33と、可動接触子33を介して可動接点に連結され収納凹部20に収納されたインナロータ31と、インナロータ31に機械的に結合して収納凹部20の内外に跨って配置されるアウタロータ32とを備える。インナロータ31とアウタロータ32とはそれぞれ例えばポリブチレンテレフタラート(PBT)のような合成樹脂で構成されている。
インナロータ31は、全体として上下に扁平な円環形状の本体部311と、本体部311の上下を連通させる円筒形状であって本体部311の中央部から上下両側にそれぞれ突出した軸部312と、本体部311の下面に突設された円筒形状の結合部313とを有する。インナロータ31には、軸部312の内面を覆う円筒形状のスリーブ12が取り付けられる。スリーブ12は例えば金属からなる。
可動接触子33は厚さ方向を上下方向に向けてインナロータ31の軸部312を囲む形で本体部311の上側に配置されている。可動接触子33には2個の連動凸部332が中心を挟んだ互いに反対側の配置でそれぞれ曲げ起こしにより下方へ突設され、インナロータ31の本体部311において中心を挟んで互いに反対側に位置する2箇所にはそれぞれ連動穴314が上下に貫設されており、各連動穴314にそれぞれ連動凸部332が挿入されていることにより可動接触子33はインナロータ31に連動して回転する。可動接触子33の下面とインナロータ31の本体部311との間には、それぞれコイルばねからなる3個の接圧ばね34が下方から見て約120°ずつ位置をずらして設けられており、接圧ばね34の下端部がインナロータ31の本体部311の上面に設けられたばね受け凹部315に収納され接圧ばね34の上端が可動接触子33の下面に弾接することにより、可動接触子33はインナロータ31に対して上方へ付勢されている。可動接触子33の上面において接圧ばね34の上側となる3箇所のうち、1箇所には可動接点331が設けられ、残り2箇所にはそれぞれ被接続端子42に弾接する2個の接続端子333が設けられている。すなわち、被接続端子42は、可動接点331に対し、可動接触子33を介して電気的に接続されている。固定接点41に対する可動接点331の接触圧、並びに、被接続端子42に対する接続端子333の接触圧は、それぞれ接圧ばね34のばね力によって確保される。
アウタロータ32は、有底円筒形状の本体部321と、本体部321の下端から外側に突設された鍔部322と、鍔部322の周縁から下方に突設され下方から見てU字形状の連結部323とを有する。
アウタロータ32は、本体部321がインナロータ31の結合部313に挿入された形で例えば超音波やレーザーによる溶着によってインナロータ31に接合されている。アウタロータ32の本体部321の底面には、インナロータ31の軸部312が挿入される挿通穴324が上下に貫設されている。ここで、アウタロータ32の本体部321の外周面には例えば4個の係合凸部325が約90度ずつ位置をずらした配置でそれぞれ外向きに突設され、インナロータ31の結合部313の内周面には4個の係合凹部(図示せず)が約90度ずつ位置をずらした配置で設けられており、係合凸部325が上記の係合凹部に係入することにより、アウタロータ32に対するインナロータ31の回転であって上下方向から見た面内での回転は禁止されている。また、係合凸部325及び係合凹部のうち一組は、他のものよりも幅寸法が大きくなっており、一定の組み合わせでなければ係合凸部325を係合凹部に係入させることができない。これにより、アウタロータ32に対するインナロータ31の誤った向きでの組み付けが防止されている。
車体6に取り付けられた状態ではアウタロータ32の連結部323の両端部がスタンド7において車体6に枢着された一端を挟む形となる。車体6に対してスタンド7が回転したときには、アウタロータ32の連結部323の内面がスタンド7に当接することにより、ロータ3はスタンド7に連動してハウジング2に対して回転し、これに伴って可動接点331と各固定接点41との離接(接点状態)が切り換わる。
また、収納凹部20内においてインナロータ31の本体部311の下面とアウタロータ32の鍔部322の上面との間には、円環形状の第1オイルシール51が配置されている。第1オイルシール51は、ロータ3の全周にわたってロータ3とハウジング2とにそれぞれ密着することで、ロータ3とハウジング2との隙間を通じた雨水の浸入やグリスなどの潤滑剤の流出を防止するものである。さらに、インナロータ31の本体部311と第1オイルシール51との間には、インナロータ31と第1オイルシール51との間の摩擦を低減するために、金属からなる円環形状の摺動板53が配置されている。
さらに、収納凹部20の底面の中央には、円形状の挿通穴201が上下に貫設されている。挿通穴201の内径はインナロータ31の軸部312の外径よりも大きく、挿通穴201にインナロータ31の軸部312が挿入されることにより、ロータ3はハウジング2に対して枢支されている。
また、インナロータ31の軸部312には、ロータ3をスタンド7に取り付けるための固定ボルト54が挿通される。ここで、スタンド7は、スタンド7と車体6とを貫通するピボットボルト8によって車体6に枢着されており、固定ボルト54は、例えば上記のピボットボルト8に設けられたねじ穴81に螺合することにより、スタンド7に対して機械的に結合する。固定ボルト54の頭部(上端部)はハウジング2の挿通穴201に挿通不可能となっており、ハウジング2の脱落は固定ボルト54によって防止される。つまり、ハウジング2とロータ3とが固定ボルト54によって一括して固定されている。
さらに、挿通穴201の内周面とインナロータ31の軸部312との間には、軸部312を囲む円環形状の第2オイルシール52が配置されている。第2オイルシール52は、ハウジング2の挿通穴201の内周面とロータ3の軸部312の外周面とに全周にわたって密着することで、上記内周面と上記外周面との間の隙間を通じた雨水の浸入や潤滑剤の流出を防止するものである。
さらに、収納凹部20の内底面には、挿通穴201を囲む円筒形状の筒凸部211が下方へ突設されている。被接続端子42と各固定接点41とはそれぞれインサート成型によってハウジング2に保持され、被接続端子42は内周縁が筒凸部211に入り込んでおり、各固定接点41はそれぞれ径方向の外側の端部が収納凹部20の内周面に入り込んでいる。
特開2008−84618号公報
しかしながら、上記従来のロータリスイッチ1では、固定ボルト54が挿通される挿通穴201からの異物の侵入を防止するために、固定ボルト54を囲む環形状の第2オイルシール52が必要となっており、部品点数が多くなっていた。
また、固定ボルト54の締め付け作業が必要であったため、取付作業が煩わしかった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、取付が容易なロータリスイッチを提供することにある。
本発明は、二輪車の車体に対するスタンドの向きの検出に用いられるロータリスイッチであって、固定接点が設けられて前記車体に連結されるハウジングと、可動接点を保持し前記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ前記車体に対する前記スタンドの回転に伴って前記ハウジングに対して回転することにより前記可動接点と前記固定接点との離接を切り換えるロータと、前記ハウジングの前記ロータからの脱落を防止する抜け止め手段とを備え、前記スタンドは、前記車体に対する回転軸に交差する方向に突出した係合凸部を有し、前記ロータは、前記係合凸部と前記車体との間に位置する係合部を有し、前記係合部が前記係合凸部に当接することで前記車体からの脱落が防止され、前記抜け止め手段は、前記ロータの挿通穴に挿通され前記ハウジングに設けられた軸部と、前記ロータに収納され前記挿通穴に挿通不可能に設けられた鍔部とを有することを特徴とする。
上記のロータリスイッチにおいて、前記係合部は、前記回転軸に交差する所定の取付方向への平行移動により前記係合凸部と前記車体との間に導入されるものであって、前記ハウジングは、前記車体に設けられた凸部を前記回転軸に関して周方向において挟む挟み部を有し、前記ロータには、前記回転軸に交差する方向に開口して取付時に前記凸部が挿通される凸部挿通口が設けられていてもよい。
本発明によれば、ロータの係合部がスタンドの係合凸部に当接することで車体からの脱落が防止されるので、脱落の防止がボルトによって達成される場合に比べ、取付時にボルトの締め付け作業が不要となるから、取付が容易である。
(a)(b)はそれぞれ本発明の実施形態1を示す斜視図であり、(a)は車体から分離された状態を示し、(b)は車体に装着された状態を示す。 同上を示す分解斜視図である。 同上の使用状態を示す平面図である。 同上の使用状態を示す正面図である。 同上を示す下面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の実施形態2を示す斜視図であり、(a)は取付の過程を示し、(b)は取付が完了した状態を示す。 同上を示す分解斜視図である。 同上を示す斜視図である。 ロータリスイッチの使用形態の一例を示す斜視図である。 従来のロータリスイッチを示す分解斜視図である。 同上を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態の基本構成は図10及び図11で説明した従来例と共通であるので、共通する部分については説明を省略する。また、下記の説明では、上下方向は図2を基準とする。すなわち、上記従来例の説明中での定義と同様に、ロータ3とハウジング2とが重ねられる方向を上下方向として定義し、このうち車体6から離れる方向を上方向と呼ぶ。
本実施形態において、図1〜5に示すように、出力引き出し部22は、適宜形状のプラグとともに周知のコネクタを構成するレセプタクルの構造に形成されている。すなわち、電線11の一端に設けられたプラグ(図示せず)が出力引き出し部22に挿入接続されることで、電線11と固定端子41及び被接続端子42との電気的接続が達成される。
また、図2に示すように、可動接触子33は、固定接点41と被接続端子42とに跨って接触導通する形状の可動接点331と、可動接点331の両側に設けられた連動凸部332とを有する。
さらに、図5に示すように、アウタロータ32の本体部321の内底面の中央部には、挿通穴324が設けられていない代わりに、ピボットボルト8のねじ穴81に挿入される軸凸部326が設けられている。これにより、軸凸部326が設けられない場合に比べ、スタンド7に対するアウタロータ32のがたつきが抑えられる。なお、ピボットボルト8に挿入されるような太さの軸凸部326の機械的強度が、アウタロータ32の材質で確保できない場合、軸凸部326を省略してもよい。
また、挟み部23は、出力引き出し部22との間に車体6の凸部61を挟むものではなく、車体6の凸部61が挿通される凸部挿通穴231を有する筒形状となっており、径方向の端部において本体部21に連結されている。すなわち、本実施形態の挟み部23は、ロータ3に対するハウジング2の回転方向(ハウジング2の本体部21の周方向であり、車体6に対するスタンド7の回転軸に関して周方向)において車体6の凸部61を挟む。さらに、図3に示すように、凸部挿通穴231は、ロータ3に対するハウジング2の回転軸に直交する方向(ハウジング2の本体部21の径方向)に長い長穴となっている。すなわち、車体6の凸部61が円柱形状であれば、ある程度までの寸法誤差を、凸部挿通穴231内での凸部61の位置の変動によって吸収することができる。
ここで、本実施形態が取り付けられるスタンド7において、車体6に枢着された一端部には、車体6に対する回転軸を挟む両側に、それぞれ係合凸部71が突設されている。
さらに、本実施形態のアウタロータ32の連結部323の下端には、スタンド7において車体6に枢着された一端を挟む2個のばね片327が下方に突設されている。各ばね片327は、それぞれ、下端部間の距離を大きくするように弾性変形可能となっている。さらに、各ばね片327の下端部において、スタンド7に対向する面には、それぞれ、係合部としての係合爪328が突設されている。本実施形態のロータリスイッチ1は、図1(b)や図4に示すように、係合爪328が下側(車体6側)からスタンド7の係合凸部71に当接すること(つまり係合凸部71に係合すること)で、上方(車体6から離れる方向)への脱落を防止される。
係合爪328においてスタンド7に対向する面の下端部は下方に向かって突出寸法を小するように傾斜した傾斜面となっている。ロータリスイッチ1をスタンド7に取り付ける際には、図1(a)に矢印で示すように、係合爪328の位置を係合凸部71の位置に合わせてロータリスイッチ1を下方に押し込む。すると、上記の傾斜面が係合凸部71上を摺動することで各ばね片327がそれぞれ弾性変形し、やがて係合爪328が係合凸部71を乗り越えると各ばね片327が弾性復帰することで各係合爪328がそれぞれ係合凸部71に係合する。
本実施形態では、従来例のような固定ボルト54が用いられないので、ハウジング2には収納凹部20に連通するような挿通穴201は設けられておらず、第2オイルシール52は省略されている。
ただし、従来例ではハウジング2とロータ3とが固定ボルト54で一括して固定されていたのに対し、本実施形態では固定されるのはロータ3のみであって且つロータ3がハウジング2よりも下側(車体6側)にある。そこで、本実施形態は、ロータ3から上方へのハウジング2の脱落を防止するために、ロータ3の一部をハウジング2との間に挟む形でハウジング2に結合する抜け止め手段としての抜け止めピン9を備える。
抜け止めピン9は、軸方向を上下方向に向けた円筒形状であって上端面がハウジング2の本体部21の内底面に固着された軸部91と、軸部91の下端から全周にわたって径方向の外向きに突設された鍔部92とを有する。上記の固着は例えばレーザー溶着によって実現することができる。また、インナロータ31の本体部311の下面には抜け止めピン9の鍔部92が収納される凹部(図示せず)が設けられ、この凹部の底面には抜け止めピン9の軸部91が挿通される挿通穴310が設けられている。すなわち、ハウジング2に固着された抜け止めピン9の鍔部92がインナロータ31の挿通穴310に挿通不可能となっていることで、ハウジング2の脱落が防止されている。
また、ハウジング2の本体部21の内底面には、抜け止めピン9の軸部91の上端部を囲む円筒形状の筒凸部(図示せず)が突設されている。さらに、インナロータ31の本体部311の上面には、ハウジング2の筒凸部を囲む円筒形状の筒凸部317が設けられている。すなわち、ハウジング2の筒凸部の外周面や抜け止めピン9の外周面がインナロータ31に摺接することによって、ロータ3はハウジング2に対して回転可能に枢支されている。
上記構成によれば、脱落の防止が係合爪328の係合によって達成されるので、脱落の防止が従来例のように固定ボルト54によって達成される場合に比べ、取付時に固定ボルト54の締め付け作業が不要となるから、取付が容易である。
また、従来例で用いられたような固定ボルト54をハウジング2に貫通させないので、固定ボルト54を囲むようなオイルシール(図10,図11の例での第2オイルシール52)が不要となり、部品点数の削減が可能である。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については説明を省略する。
本実施形態のロータリスイッチ1の取付は、図6(a)に矢印で示すように、スタンド7の回転軸と係合凸部71の突出方向とに直交する方向(図6での左方向)への平行移動により達成される。
詳しく説明すると、ピボットボルト8はスタンド7の上方へは突出せず、ロータ3にも軸凸部326は設けられていない。また、車体6の他の部位からの凸部61の突出寸法は、車体6から上方へのスタンド7の突出寸法と同程度とされている。
さらに、図8に示すように、アウタロータ32の連結部323には、取付時に車体6の凸部61を通すための凸部挿通口320が設けられている。また、ハウジング2の挟み部23は、本体部21の下端よりも下方に延長され、ロータ3に対する回転軸側と下側とに開放されて車体6の凸部61を挟む断面U字形状とされている。なお、図では挟み部23に凸部挿通穴231が設けられているが、実際には本実施形態では凸部挿通穴231は不要である。
また、図7に示すように、連結部323において互いに対向する面には、それぞれ係合部としての係合凸部329が設けられている。さらに、各ばね片327は、それぞれ係合凸部71と車体6との間を通過可能な程度の寸法であって、連結部323に対しスタンド7が導入される方向の逆方向(図6(b)での左方向)に突設されている。各係合爪328は、それぞれ、スタンド7に設けられた段72に係合し、取付時とは逆方向(図6(b)での右方向)へのロータ3の変位を禁止する。
本実施形態を取り付ける際には、まず、ハウジング2の挟み部23の位置をロータ3の凸部挿通口320の位置に合わせた状態で、各ばね片327をそれぞれスタンド7の係合凸部71と車体6との間に導入する。その後、車体6に沿って、連結部323からの各ばね片327の突出方向(図6(a)における左方)へロータ3を平行移動させる。つまり、図6(a)における左方向が、本実施形態における取付方向である。ここで、各係合爪328において、スタンド7に向けられる面は、ばね片327の先端(左端)に向かって突出寸法を小さくするように傾斜した傾斜面となっている。上記のような平行移動の過程では、上記の傾斜面がスタンド7上を摺動することで、各ばね片327がそれぞれ先端間の距離を大きくするように弾性変形する。やがて、図6(b)に示すように各係合爪328が段72の左側に至ると、各ばね片327がそれぞれ弾性復帰することで、各係合爪328がそれぞれ段72の左側に入り込む(すなわち段72に係合する)。ここにおいて、ロータ3はスタンド7に対し右方への変位を禁止され、スタンド7へのロータ3の取付が完了する。また、車体6の凸部61は、上記の平行移動の過程で凸部挿通口320を通過し、スタンド7へのロータ3の取付が完了した状態では挟み部23に挟まれる。挟み部23は、少なくとも、車体6に対するスタンド7の回転軸に関して周方向(すなわち、回転軸との距離を変化させる方向である径方向と、回転軸に平行な方向である軸方向との、両方に直交する方向)において、車体6の凸部61を挟む。
また、図6(b)に示すように各係合爪328がそれぞれ段72に係合した状態では、上記の係合凸部329とばね片327とが、それぞれスタンド7の係合凸部71の下側(すなわち係合凸部71と車体6との間)に位置する。従って、車体6から上方へのロータ3の脱落は、ロータ3の係合凸部329やばね片327がスタンド7の係合凸部71に下方から当接することで防止される。すなわち、本実施形態では、係合爪328ではなく係合凸部329とばね片327とがそれぞれ係合部である。
上記構成によっても、実施形態1と同様の効果が得られる。
1 ロータリスイッチ
2 ハウジング
3 ロータ
6 車体
7 スタンド
23 挟み部
41 固定接点
61 凸部
71 係合凸部
320 凸部挿通口
327 ばね片(実施形態2での係合部)
328 係合爪(実施形態1での係合部)
329 係合凸部(実施形態2での係合部)
331 可動接点

Claims (2)

  1. 二輪車の車体に対するスタンドの向きの検出に用いられるロータリスイッチであって、
    固定接点が設けられて前記車体に連結されるハウジングと、可動接点を保持し前記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ前記車体に対する前記スタンドの回転に伴って前記ハウジングに対して回転することにより前記可動接点と前記固定接点との離接を切り換えるロータと、前記ハウジングの前記ロータからの脱落を防止する抜け止め手段とを備え、
    前記スタンドは、前記車体に対する回転軸に交差する方向に突出した係合凸部を有し、
    前記ロータは、前記係合凸部と前記車体との間に位置する係合部を有し、前記係合部が前記係合凸部に当接することで前記車体からの脱落が防止され
    前記抜け止め手段は、前記ロータの挿通穴に挿通され前記ハウジングに設けられた軸部と、前記ロータに収納され前記挿通穴に挿通不可能に設けられた鍔部とを有することを特徴とするロータリスイッチ。
  2. 前記係合部は、前記回転軸に交差する所定の取付方向への平行移動により前記係合凸部と前記車体との間に導入されるものであって、
    前記ハウジングは、前記車体に設けられた凸部を前記回転軸に関して周方向において挟む挟み部を有し、
    前記ロータには、前記回転軸に交差する方向に開口して取付時に前記凸部が挿通される凸部挿通口が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロータリスイッチ。
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