JP5926144B2 - 電線配索装置 - Google Patents

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Description

本発明は、支持体とスライド体とに亘って電線を配索する電線配索装置に関するものである。
例えば、自動車等において、支持体としての車体にスライド体としてのスライドドアやスライドシートがスライド可能に設けられている。例えば、スライドドアには、ドアロックスイッチやウィンドウガラス開閉スイッチ、カーテシランプ等の電子機器が取り付けられている。このため、スライドドアが設けられた車両には、スライドドアに取り付けられた前記電子機器と車体側に設けられた制御装置等の電子機器とを接続するために、車体とスライドドアとに亘って電線を配索する種々の電線配索装置が用いられてきた。このような電線配索装置において、スライド体のスライドに追従させて電線へのストレス軽減を図るために、電線の外装部材を回転自在又は搖動自在に支持するものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の支持具は、アウター部材とインナー部材とを備え、アウター部材の内部においてインナー部材が回転自在に支持されるとともに、このインナー部材に電線の外装部材の端部が保持され、外装部材の捩じれ方向の回転に追従してインナー部材が回転するように構成されている。インナー部材は、外周に円弧面を有する一対の回転分割部材からなり、一対の回転分割部材の互いの突き合わせ面を突き合わせて組み付けられ、組み付けた一対の回転分割部材の各円弧面により外周摺動面が形成されている。また、各回転分割部材には、突き合わせ面に開口するU字溝が形成されており、このU字溝によりハーネス収容口が形成され、ハーネス収容口より内側のチューブ収容室内に電線の外装部材が挾持状態で保持されるようになっている。また、各回転分割部材の突き合わせ面には、一対の位置決め突起が互い違いに一体突出形成されるとともに、各位置決め突起が挿入される位置決め溝が互い違いにそれぞれ形成されている。さらに、各回転分割部材の左右の外壁の一方側にはロック手段としての枠状のロックアーム部が突設され、その他方側には鉤状の被ロック部が設けられている。従って、一対の回転分割部材の組み付け時には、互いの位置決め突起を位置決め溝に挿入して突き合わせ面同士を突き合わせるとともに、互いのロックアーム部が被ロック部にロックされることにより組み付け状態が固定されるようになっている。
一方、特許文献2に記載の電線配索装置は、図7に示すように、車体側に固定されるアウター部材101と、アウター部材101に回動自在に支持されて電線Wの外装部材Oを保持するインナー部材102と、を備え、スライドドア側のプロテクタPから車体側に配索される電線Wを揺動自在に支持するものである。インナー部材102は、例えば、図8にも示すように、上下に分割可能で円形のハーネス挿通孔103を同心に有し、挿通孔103の内周面に外装部材Oの凹溝に係合するリブを有して形成されている。また、インナー部材102は、全体略球形に形成されてアウター部材101の内面に沿う球面部104と、電線Wの挿通方向の前後端がそれぞれ平面状に形成された前面部105及び背面部106と、球面部104から突出した一対の突起107と、を有して形成され、アウター部材101の内部において、一対の突起107を回転軸A1とした方向に回転自在であるとともに、一対の突起107と直交する回転軸A2回りにも回転自在に支持されている。即ち、アウター部材101の内部には、インナー部材102の球面部104を摺動自在に支持する支持面部108と、一対の突起107をそれぞれ回転自在かつ摺動自在に支持するリング状の溝部109と、が設けられている。このようにアウター部材101の内部でインナー部材102が回転自在に支持されることで、このインナー部材102で保持した外装部材Oと、その内部に挿通された電線Wとが搖動自在に支持され、スライドドアのスライドに電線Wを追従させるとともに、電線Wに余分なストレスが作用しないようになっている。
以上のインナー部材102は、図9にも示すように、互いの合せ面Sを挟んで組み合わせられる一対の分割体111によって構成され、各分割体111は、同一形態を有して形成されている。分割体111は、その球面部104の外縁部から他方の分割体111に向かって突出した雄ロック部112と、この雄ロック部112の前後に沿って突出した一対の突出片113と、これらの雄ロック部112及び突出片113と反対側の外周部に位置する雌ロック部114と、を有して形成されている。雄ロック部112は、合せ面Sよりも他方側へ突出した板状のベース片115と、このベース片115の外面に突出した係合突起116と、を有し、雌ロック部114は、球面部104を平面状に切り欠いた平面部117と、この平面部117に立設されて他方側に延びた一対のアーム部118と、アーム部118の先端同士を結ぶ係合片部119と、を有して形成されている。従って、雄ロック部112のベース片115を雌ロック部114のアーム部118間かつ平面部117と係合片部119との間に挿入し、係合突起116を係合片部119に係合させることで、一対の分割体111が合せ面Sを挟んで互いに一体に固定され、インナー部材102が組み立てられるようになっている。
特開2003−214561号公報 特開2007−159217号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたような従来のインナー部材102は、雄ロック部112が合せ面Sから突出して形成され、その先端側に係合突起116が設けられているため、この係合突起116と雌ロック部114の係合片部119との係合位置が合せ面Sから大きく離れた位置に設けられることとなる。このため、従来のインナー部材102では、球面の内側に係合位置を設ける必要から、球面の径方向内方の奥まった位置に雄ロック部112を設けなければならず、かつ外装部材Oの径寸法を確保するために、インナー部材102の直径を大きくする必要があった。このようにインナー部材102が大型化すると、アウター部材も大型化して車両における取付空間を圧迫するという問題がある。
したがって、本発明は、装置の小型化を可能にして取付空間の省スペース化を図ることができる電線配索装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の電線配索装置は、支持体とスライド体とに亘って電線を配索する電線配索装置であって、前記支持体又は前記スライド体の一方に設けられるアウター部材と、前記アウター部材の内部に回動自在に支持されるとともに前記電線を挿通させて前記支持体又は前記スライド体の他方へ導くインナー部材と、を備え、前記電線に沿いかつ該電線の外周を覆って設けられる外装部材の端部を前記インナー部材で保持するものであり、前記インナー部材は、前記アウター部材に摺動自在に支持されて球面の一部を構成する球面部と、該球面部から互いに径反対方向に突出して前記アウター部材に支持される一対の軸部と、該一対の軸部を通る第一軸と直交する第二軸を中心として設けられて前記電線を挿通させる挿通孔と、該インナー部材の内部に設けられて前記外装部材の端部を保持する保持部と、を有するとともに、前記第一軸に直交しかつ前記第二軸を含む合せ面を挟み、同一形状を有した一対のインナー分割体を組み合わせて構成され、前記インナー分割体は、前記第一軸及び前記第二軸と直交する方向の一方側に設けられる雄ロック部と、他方側に設けられる雌ロック部と、を有して形成され、互いの前記雄ロック部と前記雌ロック部とを係合させることで前記一対のインナー分割体同士が連結され、前記一対のインナー分割体のうち、一方のインナー分割体の前記雄ロック部と、他方のインナー分割体の前記雌ロック部と、の係合位置が前記合せ面よりも該一方のインナー分割体の側に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の電線配索装置は、請求項1に記載された電線配索装置において、前記雄ロック部は、前記球面部が一部を構成する前記球面よりも径方向内方に位置して前記合せ面と直交する平坦面部と、該平坦面部よりも径方向外方に突出して設けられた係合突起と、を有して形成され、前記雌ロック部は、前記球面部が一部を構成する前記球面に沿いかつ前記合せ面から突出する方向に延びる一対のアーム部と、該一対のアーム部の先端同士を結ぶ係合片部と、を有して形成され、前記係合突起を係合片部に乗り越えさせて前記雄ロック部と前記雌ロック部とを係合させた状態において、該係合突起と該係合片部とが当接する互いの当接面によって前記係合位置が構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の電線配索装置は、請求項2に記載の電線配索装置において、前記係合突起が前記合せ面を跨いで形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の電線配索装置は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電線配索装置において、前記インナー分割体は、前記雄ロック部における前記第二軸に沿った方向の両側に隣り合って設けられる一対の規制片を有し、該一対の規制片は、前記球面に沿いかつ前記雄ロック部よりも前記他方のインナー分割体の側に長く延びて形成されるとともに、該他方のインナー分割体における前記雌ロック部の両側面に当接可能に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の電線配索装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電線配索装置において、前記インナー分割体の前記球面部には、該球面部を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、一対のインナー分割体を組み合わせて構成されるインナー部材において、一方のインナー分割体の雄ロック部と、他方のインナー分割体の雌ロック部と、の係合位置が合せ面よりも一方のインナー分割体の側に設けられているので、雄ロック部を他方のインナー分割体に向かって大きく突出させる必要がなく、合せ面の近傍に係合位置を設けることができる。従って、球面の内側に設けられる雄ロック部を径方向の奥まった位置ではなく、球面に接近して形成することができるので、外装部材によって決定される挿通孔の径を確保しつつ、インナー部材の外径寸法を最小化することができる。また、合せ面の近傍に係合位置が設けられる、即ち合せ面に平行な面と球面とが交差した円の外径が最大となる(曲率が最小となる)部分に係合位置が設けられることで、雄ロック部と雌ロック部との係合強度が確保しやすくなることから、雄ロック部及び雌ロック部における球面に沿った幅寸法及び径方向の奥行き寸法を小さくすることができる。従って、インナー分割体の外径寸法をより小さくするとともに、第二軸に沿ったインナー分割体の前後寸法をも最小化することができる。
請求項2に記載された発明によれば、雄ロック部が平坦面部と係合突起とを有し、雌ロック部が一対のアーム部と係合片部とを有して形成され、係合状態において、係合突起と係合片部との当接面によって係合位置が構成され、この当接面(係合位置)が合せ面の近傍に設けられるので、雄ロック部の少なくとも一部が合せ面よりも突出し、雌ロック部の少なくとも一部が合せ面よりも突出して設けられることとなる。即ち、雄ロック部及び雌ロック部の双方が合せ面を越えて互いに係合するので、合せ面を挟んで一対のインナー分割体を離隔させる方向に作用する力に対して、雄ロック部及び雌ロック部の係合による抵抗力を効果的に発揮させることができ、係合強度を高めることができる。
請求項3に記載された発明によれば、雄ロック部の係合突起が合せ面を跨いで形成されているので、合せ面に平行な面と球面とが交差した円の曲率が最小となる部分に係合位置を確実に設けることができ、係合強度を確保しつつ雄ロック部及び雌ロック部の寸法を確実に小さくすることができる。
請求項4に記載された発明によれば、雄ロック部に隣り合って一対の規制片が設けられ、これら一対の規制片を雌ロック部の両側面に当接させることで、第二軸に沿った方向(インナー部材の前後方向)に関して雄ロック部と雌ロック部との相対移動を規制することができ、インナー分割体同士の係合強度をさらに高めることができる。
請求項5に記載された発明によれば、球面部を貫通する貫通孔が形成されていることで、挿通孔に挿通させて保持部に保持した電線の外装部材をインナー部材の外部から視認により確認することができ、外装部材を適正かつ確実に保持することができる。
本発明の一実施の形態にかかる電線配索装置におけるインナー部材を示す斜視図である。 前記インナー部材を示す側面図である。 前記インナー部材を示す正面図及び背面図である。 前記インナー部材を構成するインナー分割体を示す斜視図である。 前記インナー分割体を示す正面図である。 前記インナー分割体を示す一方側及び他方側の側面図である。 従来技術に係る電線配索装置を示す断面図である。 従来技術に係るインナー部材を示す斜視図である。 前記インナー部材を分解して示す側面図である。
本発明の一実施の形態にかかる電線配索装置を図1〜図6を用いて説明する。本実施形態の電線配索装置は、例えば、支持体としての車体側に設けられた電子機器と、スライド体としてのスライドドアに取り付けられた電子機器と、を接続するために車体とスライドドアとに亘って電線を配索する装置である。この電線配索装置は、例えば、車体に設けられるアウター部材(不図示)と、アウター部材の内部に回動自在に支持されるとともに電線を挿通させてスライドドアへ導くインナー部材1と、を備え、電線の外周を覆って設けられる外装部材の端部をインナー部材1で保持するとともに、外装部材及び電線を搖動自在に支持するものである。ここで、電線、外装部材及びアウター部材としては、図7に示す従来の電線配索装置と同様のものが利用可能であるので、それらの図示を省略する。
インナー部材1は、アウター部材の支持面に摺動自在に支持されて球面の一部を構成する球面部11と、この球面部11から互いに径反対方向に突出してアウター部材の溝部に支持される一対の軸部12と、これら一対の軸部12を通る第一軸A1と直交する第二軸A2を中心として設けられて電線を挿通させる前後の挿通孔13,14と、挿通孔13,14の内側に設けられて外装部材の端部を保持する保持部15と、球面部11を貫通する貫通孔16と、を有して構成されている。インナー部材1の前面側の挿通孔13には外装部材が挿通され、インナー部材1の内部において保持部15が外装部材の端部を保持し、さらに、外装部材から突出した電線が背面側の挿通孔14に挿通されてインナー部材1から導出される。このインナー部材1は、第一軸A1に直交しかつ第二軸A2を含む合せ面Sを挟み、同一形状を有した一対のインナー分割体20を組み合わせて構成されている。
一対のインナー分割体20は、それぞれ図4〜図6に示すように、球面部11の略半分を構成する半球面部11Aと、挿通孔13,14の略半分を構成する半円部13A,14Aと、を有して形成されている。また、保持部15は、第二軸A2に沿って半球面部11Aの内面に突出する縦リブ15Aと、周方向に沿って半球面部11Aの内面に突出する横リブ15Bと、これらの縦リブ15A及び横リブ15Bからさらに突出する保持突起15Cと、によって構成されている。横リブ15B及び保持突起15Cは、外装部材としてのコルゲートチューブ表面に形成された溝に噛合し、これによってコルゲートチューブの端部が保持部15に保持されるようになっている。なお、コルゲートチューブの端部が保持部15に適正に保持されているか否かは、貫通孔16を通してインナー部材1の外部から視認によって確認できるようになっている。
さらに、インナー分割体20は、合せ面Sに沿った径方向(第一軸A1及び第二軸A2と直交する方向)の一方側(図5の左側)に設けられる雄ロック部30と、他方側(図5の右側)に設けられる雌ロック部40と、雄ロック部30の両側に隣り合って設けられる一対の規制片50と、を有して形成されている。雄ロック部30は、半球面部11Aが一部を構成する前記球面よりも径方向内方に位置して合せ面Sと直交する平坦面部31と、この平坦面部31よりも径方向外方に突出して設けられた係合突起32と、を有して形成されている。雌ロック部40は、半球面部11Aが一部を構成する前記球面に沿いかつ半球面部11Aに連続して合せ面Sから突出する方向に延びる一対のアーム部41と、これら一対のアーム部41の先端同士を結ぶ係合片部42と、半球面部11Aが一部を構成する前記球面よりも径方向内方かつ一対のアーム部41間に位置する後退面部43と、を有して形成されている。一対の規制片50は、球面に沿いかつ雄ロック部30よりも長く延びて形成され、一対の規制片50の内面51同士の間隔は、雌ロック部40における一対のアーム部41の外面44同士の間隔と略同一に設定されている。
以上のような一対のインナー分割体20において、一方のインナー分割体20の雄ロック部30における係合突起32を、他方のインナー分割体20の雌ロック部40における係合片部42に乗り越えさせ、係合突起32の当接面32Aと、係合片部42の当接面42Aと、を互いに当接させることで、雄ロック部30と雌ロック部40との係合が維持される。この係合状態において、雄ロック部30と雌ロック部40との係合位置は、互いの当接面32A,42A同士の当接位置であり、この当接位置は、図2に示すように、合せ面Sの近傍であり、かつ合せ面Sよりも一方のインナー分割体20の側(雄ロック部30の基端側)に位置して設けられている。即ち、雄ロック部30の係合突起32は、図6(A)に示すように、合せ面Sを跨いで形成されるとともに、その当接面32Aは、合せ面Sから突出しない位置(図6の合せ面Sよりも下側)に設けられている。一方、雌ロック部40の係合片部42及び当接面42Aは、図6(B)に示すように、合せ面Sよりも突出した位置(図6の合せ面Sよりも上側)に設けられている。
以上のような本実施形態によれば、雄ロック部30と雌ロック部40との係合位置、即ち係合突起32の当接面32Aと係合片部42の当接面42Aとの当接位置が合せ面Sの近傍に設けられているので、外装部材によって決定される挿通孔13の径を確保しつつ、インナー部材1の外径寸法及び奥行き寸法を最小化することができる。即ち、合せ面Sに平行な面と球面とが交差した円の直径は、合せ面Sの近傍において最大となることから、挿通孔13に挿通させた外装部材と球面との距離が最も大きくなり、この位置で雄ロック部30と雌ロック部40とを係合させることで、係合強度を得るのに必要な雄ロック部30及び雌ロック部40のサイズを確保しつつ、インナー部材1の外径寸法及び奥行き寸法を最小化することができる。従って、インナー部材1を内蔵支持するアウター部材も小型化できて、電線配索装置を取り付けるための取付空間の省スペース化を図ることができる。
さらに、雄ロック部30及び雌ロック部40の双方が合せ面Sを越えて互いに係合するので、合せ面Sを挟んで一対のインナー分割体20を離隔させる方向に作用する力に対して、雄ロック部30及び雌ロック部40の係合による抵抗力を効果的に発揮させることができ、係合強度を高めることができる。さらに、一対の規制片50の内面51を雌ロック部40のアーム部41外面44に当接させることで、雄ロック部30と雌ロック部40との相対移動を規制することができ、インナー分割体20同士の係合強度をさらに高めることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態では、電線配索装置は、自動車に適用されるものを例示したが、本発明の電線配索装置は、自動車に限らず、各種の機器や構造物に適用可能であり、また、自動車においてもスライドドアに限らず、スライドシートなどの各種スライド体へ電線を配索するものとして適用可能である。さらに、前記実施形態では、支持体(車体)とスライド体(スライドドア)とのうち、支持体の側に本発明の電線配索装置(アウター部材及びインナー部材1)を設けたが、本発明の電線配索装置は、スライド体の側に設けられてもよいし、支持体及びスライド体の両方に設けられてもよい。また、本発明において、インナー部材1には、貫通孔16が設けられていなくてもよく、また、保持部15としては、保持突起15Cを有したものに限らず、少なくとも横リブ15Bを有して構成されたものであってもよい。
1 インナー部材
11 球面部
12 軸部
13,14 挿通孔
15 保持部
16 貫通孔
20 インナー分割体
30 雄ロック部
31 平坦面部
32 係合突起
32A 当接面
40 雌ロック部
41 アーム部
42 係合片部
42A 当接面
A1 第一軸
A2 第二軸
S 合せ面

Claims (5)

  1. 支持体とスライド体とに亘って電線を配索する電線配索装置であって、
    前記支持体又は前記スライド体の一方に設けられるアウター部材と、
    前記アウター部材の内部に回動自在に支持されるとともに前記電線を挿通させて前記支持体又は前記スライド体の他方へ導くインナー部材と、を備え、前記電線に沿いかつ該電線の外周を覆って設けられる外装部材の端部を前記インナー部材で保持するものであり、
    前記インナー部材は、前記アウター部材に摺動自在に支持されて球面の一部を構成する球面部と、該球面部から互いに径反対方向に突出して前記アウター部材に支持される一対の軸部と、該一対の軸部を通る第一軸と直交する第二軸を中心として設けられて前記電線を挿通させる挿通孔と、該インナー部材の内部に設けられて前記外装部材の端部を保持する保持部と、を有するとともに、前記第一軸に直交しかつ前記第二軸を含む合せ面を挟み、同一形状を有した一対のインナー分割体を組み合わせて構成され、
    前記インナー分割体は、前記第一軸及び前記第二軸と直交する方向の一方側に設けられる雄ロック部と、他方側に設けられる雌ロック部と、を有して形成され、互いの前記雄ロック部と前記雌ロック部とを係合させることで前記一対のインナー分割体同士が連結され、
    前記一対のインナー分割体のうち、一方のインナー分割体の前記雄ロック部と、他方のインナー分割体の前記雌ロック部と、の係合位置が前記合せ面よりも該一方のインナー分割体の側に設けられていることを特徴とする電線配索装置。
  2. 前記雄ロック部は、前記球面部が一部を構成する前記球面よりも径方向内方に位置して前記合せ面と直交する平坦面部と、該平坦面部よりも径方向外方に突出して設けられた係合突起と、を有して形成され、
    前記雌ロック部は、前記球面部が一部を構成する前記球面に沿いかつ前記合せ面から突出する方向に延びる一対のアーム部と、該一対のアーム部の先端同士を結ぶ係合片部と、を有して形成され、
    前記係合突起を係合片部に乗り越えさせて前記雄ロック部と前記雌ロック部とを係合させた状態において、該係合突起と該係合片部とが当接する互いの当接面によって前記係合位置が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電線配索装置。
  3. 前記係合突起が前記合せ面を跨いで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電線配索装置。
  4. 前記インナー分割体は、前記雄ロック部における前記第二軸に沿った方向の両側に隣り合って設けられる一対の規制片を有し、該一対の規制片は、前記球面に沿いかつ前記雄ロック部よりも前記他方のインナー分割体の側に長く延びて形成されるとともに、該他方のインナー分割体における前記雌ロック部の両側面に当接可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電線配索装置。
  5. 前記インナー分割体の前記球面部には、該球面部を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電線配索装置。
JP2012161316A 2012-07-20 2012-07-20 電線配索装置 Active JP5926144B2 (ja)

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