JP6612669B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット印刷装置による印刷のための画像処理を行う画像処理装置に関する。
インクジェットヘッドのノズルからインクの液滴を吐出して用紙に着弾させ、画像を形成するインクジェット方式は、印刷方式の1つとして広く普及している。
また、インクジェット方式のなかで、1つのノズルから1つの画素に対して複数のインク滴を吐出可能なマルチドロップ方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。マルチドロップ方式では、1つの画素に吐出するインク滴の数(ドロップ数)により濃度を表現する階調印刷を行う。
ところで、インクジェット印刷装置において、インクジェットヘッドのノズル面に用紙が接触すると、ノズル面に傷がつくことがある。ノズル面に傷がつくと、インクの不吐出や吐出異常が発生するおそれがある。このため、インクジェット印刷装置では、用紙とノズル面とが接触しないような措置がとられる。その1つとして、用紙の厚さ、種類等に応じてヘッドギャップを調整することが行われている。ヘッドギャップは、用紙とノズル面との間の距離である
インクジェット印刷装置では、ヘッドギャップが大きいほど、気流などの影響によるインクの着弾ずれやミスト化が生じやすくなる。これは、インクの液滴が小さいほど顕著になる。
マルチドロップ方式では、1つの画素に複数のインク滴が吐出された場合、それらのインク滴は吐出後に合体して1つのインク滴となって飛翔する。すなわち、飛翔するインク滴の大きさは、1つの画素に対して吐出されるインクのドロップ数に比例する。このため、マルチドロップ方式では、1つの画素に対して吐出されるインクのドロップ数が少ないほど、インクの着弾ずれやミスト化が生じやすくなる。
そこで、マルチドロップ方式において、ヘッドギャップが大きいときには、1画素あたりの最小ドロップ数である1ドロップのみの吐出は行わないようにする、いわゆる1ドロップレス処理を行うことで、インクの着弾ずれやミスト化を低減できる。これにより、インクの着弾ずれによる印刷画質の低下や、インクミストによる印刷物や印刷装置内の汚れを軽減できる。
特開2007−142505号公報
しかしながら、上述した1ドロップレス処理を行うと、1画素あたりの最小ドロップ数が実質的に増加する。このため、印刷画像におけるハイライト領域から中間濃度部分の粒状性が低下する。これにより、例えば、写真画像の印刷画質が低下する。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、インクジェット印刷装置による印刷画像における粒状性の低下を軽減しつつ、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置の第1の特徴は、複数色のインクを吐出するマルチドロップ方式のインクジェット印刷装置において各画素に対して吐出するインクのドロップ数を示す、インク色ごとのドロップデータを生成する画像処理装置であって、入力画像データを色変換して、前記インクジェット印刷装置の各インク色に対応する各色の画像データを生成する色変換部と、前記色変換部で生成された各色の画像データをハーフトーン処理してインク色ごとのドロップデータを生成するハーフトーン処理部とを備え、前記ハーフトーン処理部は、前記インクジェット印刷装置の全インク色のうち明度が高い方から選択される少なくとも1色を含む一部のインク色に対応する各色の画像データに対し、1画素あたりの最大ドロップ数に応じた階調数のドロップデータを生成する通常のハーフトーン処理よりも1画素あたりの最小ドロップ数を大きくしたドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、前記一部のインク色以外のインク色である他のインク色に対応する各色の画像データに対し、前記通常のハーフトーン処理を行うことにある。
本発明に係る画像処理装置の第2の特徴は、前記インクジェット印刷装置は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクと、シアン、マゼンタ、ブラックのいずれよりも明度が高い少なくとも1色の淡色のインクとを吐出するものであり、前記一部のインク色は、イエローおよび淡色であり、前記他のインク色は、シアン、マゼンタ、およびブラックであることにある。
本発明に係る画像処理装置の第3の特徴は、前記ハーフトーン処理部は、前記ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、処理対象の画像データに対応するインク色の明度に応じて設定することにある。
本発明に係る画像処理装置の第4の特徴は、前記ハーフトーン処理部は、前記ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、前記インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて設定することにある。
本発明に係る画像処理装置の第5の特徴は、前記ハーフトーン処理部は、すべての色の画像データに対して前記通常のハーフトーン処理を行う動作と、前記一部のインク色に対応する各色の画像データに対して前記ドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、前記他のインク色に対応する各色の画像データに対して前記通常のハーフトーン処理を行う動作とを、前記インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて選択的に行うことにある。
本発明に係る画像処理装置の第1の特徴によれば、ハーフトーン処理部は、全インク色のうち明度が高い方から選択される少なくとも1色を含む一部のインク色に対応する各色の画像データに対し、1画素あたりの最大ドロップ数に応じた階調数のドロップデータを生成する通常のハーフトーン処理よりも1画素あたりの最小ドロップ数を大きくしたドロップレス対応のハーフトーン処理を行う。他のインク色に対応する各色の画像データに対しては、ハーフトーン処理部は、通常のハーフトーン処理を行う。これにより、一部のインク色については1画素あたり1ドロップ等の小ドロップのインク吐出を減らすことで、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。また、他のインク色については通常のハーフトーン処理による印刷が行われることで、印刷画像の粒状性の低下を軽減できる。したがって、本発明に係る画像処理装置の第1の特徴によれば、印刷画像における粒状性の低下を軽減しつつ、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
本発明に係る画像処理装置の第2の特徴によれば、ドロップレス対応のハーフトーン処理が行われるインク色である一部のインク色は、イエローおよび淡色である。また、通常のハーフトーン処理が行われるインク色である他のインク色は、シアン、マゼンタ、およびブラックである。これにより、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、および淡色のインクを吐出するインクジェット印刷装置の各インク色について、それぞれの明度に応じたドロップレス対応のハーフトーン処理または通常のハーフトーン処理を行い、印刷画像における粒状性の低下を軽減しつつ、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
本発明に係る画像処理装置の第3の特徴によれば、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、処理対象の画像データに対応するインク色の明度に応じて設定することで、印刷画像における粒状性の低下を抑えつつ、インクの着弾ずれやミスト化をより軽減できる。
本発明に係る画像処理装置の第4の特徴によれば、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて設定する。これにより、インクの着弾ずれやミスト化に影響する条件に応じた最小ドロップ数を設定することで、インクの着弾ずれやミスト化をより軽減できる。
本発明に係る画像処理装置の第5の特徴によれば、ハーフトーン処理部は、すべての色の画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う動作と、一部のインク色に対応する各色の画像データに対してドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、他のインク色に対応する各色の画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う動作とを、インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて選択的に行う。これにより、印刷条件によっては全色について通常のハーフトーン処理による印刷を行うことで、印刷画像における粒状性の低下をより軽減できる。
実施の形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。 画像処理部の動作を説明するためのフローチャートである。 (a)は、ハーフトーン処理部のドロップレスモード対応動作における処理の一例の説明図である。(b)は、ハーフトーン処理部のドロップレスモード対応動作における処理の他の例の説明図である。 (a)は、通常モードでの印刷画像のドットイメージの一例を示す図である。(b)は、ドロップレスモードでの印刷画像のドットイメージの一例を示す図である。(c)は、比較例の印刷画像のドットイメージを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置が設けられたインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。なお、以下の説明において、図2における紙面の上下左右を上下左右方向とする。また、図2の紙面に直交する方向を前後方向とする。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット印刷装置1は、搬送部2と、印刷部3と、通信部4と、制御部5とを備える。
搬送部2は、図示しない給紙部から給紙された印刷媒体である用紙Pを搬送する。図2の左から右に向かう方向が、用紙Pの搬送方向である。搬送部2は、搬送ベルト11と、駆動ローラ12と、従動ローラ13〜15と、搬送モータ16と、ファン17とを備える。
搬送ベルト11は、用紙Pを吸着保持して搬送する。搬送ベルト11は、駆動ローラ12および従動ローラ13〜15に掛け渡される環状のベルトである。搬送ベルト11には、用紙Pを吸着保持するための貫通穴である複数のベルト穴(図示せず)が形成されている。搬送ベルト11は、ファン17によるエア吸引によりベルト穴に発生する吸着力により、搬送面(上面)11a上に用紙Pを吸着保持する。搬送ベルト11は、図2における時計回り方向に回転することで、吸着保持した用紙Pを右方向に搬送する。
駆動ローラ12は、搬送ベルト11を図2における時計回り方向に回転させる。
従動ローラ13〜15は、駆動ローラ12とともに搬送ベルト11を支持する。従動ローラ13〜15は、搬送ベルト11を介して駆動ローラ12に従動回転する。従動ローラ13は、駆動ローラ12と同じ高さで、駆動ローラ12の左方に配置されている。従動ローラ14,15は、駆動ローラ12および従動ローラ13より下方において、互いに左右方向に離間して、同じ高さに配置されている。
搬送モータ16は、駆動ローラ12を回転駆動させる。
ファン17は、下方向への気流を生じさせる。これにより、ファン17は、搬送ベルト11のベルト穴を介して空気を吸引してベルト穴に負圧を発生させ、用紙Pを搬送ベルト11の搬送面11a上に吸着させる。ファン17は、搬送ベルト11に囲まれた領域に配置されている。
印刷部3は、搬送部2により搬送される用紙Pに画像を印刷する。印刷部3は、搬送部2の上方に配置されている。印刷部3は、インクジェットヘッド21A〜21Dと、ヘッドホルダ22と、ヘッドギャップ調整部23とを備える。なお、以下において、インクジェットヘッド21A〜21Dの符号におけるアルファベットの添え字(A〜D)を省略して総括的に表記することがある。
インクジェットヘッド21は、搬送ベルト11により搬送される用紙Pにインクを吐出する。インクジェットヘッド21A〜21Dは、用紙Pの搬送方向である副走査方向(左右方向)に沿って並列して配置されている。インクジェットヘッド21A〜21Dは、それぞれ2列のノズル列(図示せず)を有する。ノズル列は、副走査方向に直交する主走査方向(前後方向)に沿って配置された複数のノズル(図示せず)からなる。ノズルは、インクジェットヘッド21の下面であるノズル面21aに開口し、インクを吐出する。
インクジェットヘッド21は、ノズル列ごとに異なる色のインクをノズルから吐出可能である。すなわち、インクジェットヘッド21A〜21Dから合計8色のインクを吐出可能である。本実施の形態では、インクジェットヘッド21A〜21Dにより、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトブラック(Lk)、ライトライトブラック(LLk)のインクを吐出する。
LcはCを明るくした色であり、LmはMを明るくした色である。LkはKを明るくした色であり、LLkはLkをさらに明るくした色である。Lc,Lm,Lk,LLkの4色のインクはいずれも、C,M,Kの3色のインクのいずれよりも明度が高い淡色のインクである。
インクジェットヘッド21は、1つのノズルから1つの画素に対して複数のインク滴を吐出可能なマルチドロップ方式のものであり、インク滴の数(ドロップ数)により濃度を表現する階調印刷を行う。
ヘッドホルダ22は、インクジェットヘッド21A〜21Dを保持する。ヘッドホルダ22は、中空状の直方体形状に形成されている。ヘッドホルダ22は、インクジェット印刷装置1の筐体(図示せず)内の所定位置に固定されている。
ヘッドギャップ調整部23は、ヘッドギャップHを調整する。ヘッドギャップHは、搬送ベルト11上の用紙Pとインクジェットヘッド21のノズル面21aとの間の距離である。ヘッドギャップ調整部23は、昇降機構部26と、昇降モータ27と、調整部材28とを備える。
昇降機構部26は、搬送部2を昇降させる。昇降機構部26は、ワイヤ、プーリ等を有し、ワイヤにより搬送部2を吊り下げ支持している。昇降機構部26は、昇降モータ27の駆動力で回転するプーリによりワイヤの巻き取りおよび繰り出しを行うことで、搬送部2を昇降させる。
昇降モータ27は、昇降機構部26にワイヤの巻き取りおよび繰り出しを行うための駆動力を供給する。
調整部材28は、ヘッドギャップHを調整するための部材である。調整部材28は、ヘッドホルダ22の底面の四隅にそれぞれ立設されている。搬送部2が調整部材28の下端に突き当てられることで、搬送部2が位置決めされる。調整部材28は、長さを調整可能に構成されている。
通信部4は、インクジェット印刷装置1をネットワーク100に接続する。これにより、インクジェット印刷装置1が、外部端末101等の外部の装置と通信可能になっている。ネットワーク100は、例えば、LAN(Local Area Network)からなる。外部端末101は、例えば、パーソナルコンピュータからなる。
制御部5は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する。制御部5は、メカ制御部31と、画像処理部(請求項の画像処理装置に相当)32と、ヘッド制御部33とを備える。制御部5の各部は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等によってソフトウェア的またはハードウェア的に実現できる。
メカ制御部31は、搬送部2を制御して用紙Pを搬送させる。また、メカ制御部31は、ヘッドギャップ調整部23を制御してヘッドギャップHを調整させる。
画像処理部32は、外部端末101から送信されたPDL形式の印刷ジョブデータを処理して、インクジェットヘッド21A〜21Dが吐出する各インク色に対応する各色(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)のドロップデータを生成する。各色のドロップデータは、各色の画素ごとのインクのドロップ数を示すデータである。
画像処理部32は、RIP(Raster Image Processor)処理部41と、色変換部42と、ハーフトーン処理部43とを備える。
RIP処理部41は、印刷ジョブデータをRIP処理して、R,G,Bの画像データを生成する。このR,G,Bの画像データは、例えば、各画素が8ビットで表される256階調のデータである。
色変換部42は、RIP処理部41からの入力画像データであるR,G,Bの画像データを色変換して、インクジェットヘッド21A〜21Dが吐出する各インク色に対応する各色(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)の画像データを生成する。このC,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データは、例えば、各画素が8ビットで表される256階調のデータである。色変換部42は、予め用意されたカラープロファイルを用いて、R,G,Bの画像データをC,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに変換する。
ハーフトーン処理部43は、色変換部42で生成された各色の画像データをハーフトーン処理してインク色ごとのドロップデータを生成する。ハーフトーン処理としては、誤差拡散処理やディザマスク処理を適用できる。
ハーフトーン処理部43は、ドロップレスモード対応動作と通常モード対応動作とを、インクジェット印刷装置1における印刷条件に応じて選択的に行う。印刷条件の判定要素は、具体的には、ヘッドギャップHである。ハーフトーン処理部43は、ヘッドギャップHが所定のヘッドギャップ閾値以上である場合、ドロップレスモード対応動作を行い、ヘッドギャップHがヘッドギャップ閾値未満である場合、通常モード対応動作を行う。
ドロップレスモード対応動作は、ドロップレスモードでの印刷を行うための各色のドロップデータを生成する動作である。ドロップレスモードは、全インク色のうち明度が高い方から選択される少なくとも1色を含む一部のインク色の1画素あたりの最小ドロップ数を、通常のハーフトーン処理による1画素あたりの最小ドロップ数よりも大きくして印刷するモードである。具体的には、ドロップレスモードは、1ドットあたりの明度が所定の明度閾値以上の高明度のインク色であるY,Lc,Lm,Lk,LLkの1画素あたりの最小ドロップ数を、通常のハーフトーン処理による1画素あたりの最小ドロップ数よりも大きくして印刷するモードである。
ハーフトーン処理部43は、ドロップレスモード対応動作では、Y,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに対してドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、C,M,Kの画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う。
通常のハーフトーン処理は、画像データから、1画素あたりの最大ドロップ数に応じた階調数のドロップデータを生成する処理である。例えば、1画素あたりの最大ドロップ数が7ドロップである場合、通常のハーフトーン処理により生成されるドロップデータは、0〜7ドロップで8階調が表現されるデータとなる。
ドロップレス対応のハーフトーン処理は、通常のハーフトーン処理よりも、1画素あたりの最小ドロップ数を大きくして行うハーフトーン処理である。具体的には、ドロップレス対応のハーフトーン処理は、1画素あたりの最小ドロップ数を2ドロップ以上として行うハーフトーン処理である。例えば、1画素あたりの最大ドロップ数が7ドロップである場合において、最小ドロップ数が2ドロップの場合、ドロップレス対応のハーフトーン処理により生成されるドロップデータは、0,2〜7ドロップで7階調が表現されるデータとなる。
通常モード対応動作は、通常モードでの印刷を行うための各色のドロップデータを生成する動作である。通常モードは、インクジェット印刷装置1の全インク色を、1画素あたりの最大ドロップ数に応じた階調数で印刷するモードである。ハーフトーン処理部43は、通常モード対応動作では、全色(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)の画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う。
ヘッド制御部33は、ハーフトーン処理部43で生成された各色のドロップデータに基づき、インクジェットヘッド21A〜21Dを駆動させてインクを吐出させる。
次に、インクジェット印刷装置1の動作について説明する。
外部端末101から送信されたPDL形式の印刷ジョブデータを受信すると、インクジェット印刷装置1は、画像処理部32において、印刷ジョブデータに基づきドロップデータを生成する動作を行う。この画像処理部32の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3のフローチャートの処理は、通信部4がネットワーク100を介して受信した印刷ジョブデータを、画像処理部32が取得することにより開始となる。
図3のステップS1において、画像処理部32のRIP処理部41は、印刷ジョブデータをRIP処理して、R,G,Bの画像データを生成する。
次いで、ステップS2において、色変換部42は、RIP処理部41で生成されたR,G,Bの画像データを、C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに変換する。
次いで、ステップS3において、ハーフトーン処理部43は、今回の印刷ジョブデータによる印刷時の印刷条件が、ドロップレスモードに対応する印刷条件であるか否かを判断する。ハーフトーン処理部43は、今回の印刷ジョブデータによる印刷時のヘッドギャップHがヘッドギャップ閾値以上である場合、ドロップレスモードに対応する印刷条件であると判断する。
ここで、ヘッドギャップHは、用紙種類に応じて決まるものである。ハーフトーン処理部43は、RIP処理部41がRIP処理により取得する用紙種類情報をRIP処理部41から取得し、その用紙種類に基づき、ヘッドギャップHがヘッドギャップ閾値以上であるか否かを判断する。
今回の印刷ジョブデータによる印刷時の印刷条件がドロップレスモードに対応する印刷条件であると判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、ハーフトーン処理部43は、ドロップレスモード対応動作を行う。
具体的には、ハーフトーン処理部43は、低明度のインク色であるC,M,Kの画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う。これにより、C,M,Kのドロップデータとして、例えば、各画素のドロップ数が0〜7ドロップのいずれかとなるデータが生成される。
また、ハーフトーン処理部43は、高明度のインク色であるY,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに対してドロップレス対応のハーフトーン処理を行う。
ここで、ハーフトーン処理部43は、Y,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに対するドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、Y,Lc,Lm,Lk,LLkのインク色の明度に応じて設定する。具体的には、明度が高いインク色ほど、印刷画像における粒状性の低下が目立ちにくいため、1画素あたりの最小ドロップ数を大きくする。例えば、Y,Lc,Lm,Lkの最小ドロップ数よりも、Y,Lc,Lm,Lkより明度が高いLLkの最小ドロップ数を大きくする。
また、ハーフトーン処理部43は、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、今回の印刷ジョブデータによる印刷時の印刷条件に応じて設定する。具体的には、ハーフトーン処理部43は、今回の印刷ジョブデータによる印刷時のヘッドギャップHが大きいほど、1画素あたりの最小ドロップ数を大きくする。ヘッドギャップHが大きいほどインクの着弾ずれやミスト化が生じやすく、また、1つの画素に対するドロップ数が小さいほどインクの着弾ずれやミスト化が生じやすいため、ヘッドギャップHが大きいほど1画素あたりの最小ドロップ数を大きくする。
ドロップレス対応のハーフトーン処理により、Y,Lc,Lm,Lk,LLkの各色について、最小ドロップ数が2以上のドロップデータが生成される。例えば、1画素あたりの最大ドロップ数が7ドロップである場合において、最小ドロップ数が2ドロップに設定された色の場合、各画素のドロップ数が0,2〜7ドロップのいずれかとなるドロップデータが生成される。
ここで、ハーフトーン処理部43でドロップレスモード対応動作が行われる場合における処理の具体例について、図4を参照して説明する。前述のように、ドロップレスモード対応動作では、ハーフトーン処理部43は、C,M,Kの画像データに対して通常のハーフトーン処理を行い、Y,Lc,Lm,Lk,LLkの画像データに対してドロップレス対応のハーフトーン処理を行う。
また、ここでは、Y,Lc,Lm,Lkについては、ドロップレス対応のハーフトーン処理として、1ドロップレスのハーフトーン処理を行うものとする。1ドロップレスのハーフトーン処理は、1画素あたり1ドロップの吐出を使用しない、すなわち、最小ドロップ数を2ドロップとするハーフトーン処理である。LLkについては、ドロップレス対応のハーフトーン処理として、2ドロップレスのハーフトーン処理を行うものとする。2ドロップレスのハーフトーン処理は、1画素あたり1ドロップの吐出および2ドロップの吐出を使用しない、すなわち、最小ドロップ数を3ドロップとするハーフトーン処理である。
図4(a)の例では、各画素が(R,G,B)=(255,200,30)で表される画像領域を色変換することで、各画素が(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)=(0,0,217,0,26,61,8,38)で表される画像データが得られている。これに対し、C,M,Kについては、この例では各画素値が0であるため、ハーフトーン処理は行われない。Y,Lc,Lm,Lkについては1ドロップレスのハーフトーン処理が行われ、LLkについては2ドロップレスのハーフトーン処理が行われる。これにより、図4(a)の下段に示すように、各画素に対するドロップ数が、Yは5または6ドロップ、Lc,Lm,Lkは0または2ドロップ、LLkは0または3ドロップという結果が得られる。
図4(b)の例では、各画素が(R,G,B)=(90,180,100)で表される画像領域を色変換することで、各画素が(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)=(102,41,153,0,33,51,38,0)で表される画像データが得られている。これに対し、K,LLkについては、この例では各画素値が0であるため、ハーフトーン処理は行われない。C,Mについては通常のハーフトーン処理が行われ、Y,Lc,Lm,Lkについては1ドロップレスのハーフトーン処理が行われる。これにより、図4(b)の下段に示すように、各画素に対するドロップ数が、Cは2または3ドロップ、Mは1または2ドロップ、Yは4または5ドロップ、Lc,Lm,Lkは0または2ドロップという結果が得られる。
図3に戻り、ステップS3において、今回の印刷ジョブデータによる印刷時の印刷条件がドロップレスモードに対応する印刷条件ではないと判断した場合(ステップS3:NO)、ステップS5において、ハーフトーン処理部43は、通常モード対応動作を行う。具体的には、ハーフトーン処理部43は、全色(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLk)の画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う。これにより、各色のドロップデータとして、例えば、各画素のドロップ数が0〜7ドロップのいずれかとなるデータが生成される。
ステップS4またはステップS5によりドロップデータが生成されると、画像処理部32の一連の動作が終了となる。
画像処理部32により各色のドロップデータが生成された後、ヘッド制御部33は、そのドロップデータに基づき、インクジェットヘッド21A〜21Dを駆動させて、搬送部2により搬送される用紙Pにインクを吐出させる。
ここで、用紙搬送の開始に先立ち、メカ制御部31は、ヘッドギャップ調整部23によるヘッドギャップHの調整を行っている。メカ制御部31は、RIP処理部41がRIP処理により取得する用紙種類情報をRIP処理部41から取得し、ヘッドギャップHをその用紙種類に応じた大きさに調整するようヘッドギャップ調整部23を制御する。
ヘッドギャップHの調整が終了した後、メカ制御部31は、搬送部2の駆動を開始させる。具体的には、メカ制御部31は、駆動ローラ12およびファン17の駆動を開始させる。
この後、図示しない給紙部から用紙Pが搬送部2へ給紙されると、搬送面11a上に用紙Pが吸着保持されつつ搬送される。この搬送される用紙Pに対し、インクジェットヘッド21A〜21Dからインクが吐出されて画像が印刷される。ヘッドギャップHの大きさに応じて、通常モードまたはドロップレスモードでの印刷が行われる。
通常モード、ドロップレスモードでの印刷画像のドットイメージの一例をそれぞれ図5(a),(b)に示す。図5において、小さい方のドットは、1ドロップのインクによるドットであることを示し、大きい方のドットは、複数ドロップのインクによるドットであることを示す。また、黒の塗りつぶしのドットは、低明度のインク色であるC,M,Kのいずれかのインクによるドットであることを示す。点ハッチングされたドットは、高明度のインク色であるY,Lc,Lm,Lk,LLkのいずれかのインクによるドットであることを示す。
図5(b)に示すように、ドロップレスモードでは、図5(a)の通常モードとは異なり、高明度のインク色においては、1画素あたり1ドロップの吐出がないので、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
一方で、ドロップレスモードでは、高明度のインク色において、1画素あたり1ドロップの吐出がなく、ドットの密度が低くなるので、図5(a)の通常モードに比べて、高明度のインク色における粒状性が低下する。しかし、高明度のインク色のドットは視認性が低いため、粒状性の低下は目立ちにくい。視認性が高い低明度のインク色については、ドロップレスモードでも、図5(a)の通常モードと同様に1ドロップによるドットがあるため、粒状性は維持される。このため、ドロップレスモードでは、画像全体として、粒状性の低下が軽減される。
比較例として、全色について1ドロップレスのハーフトーン処理を行って印刷する場合の印刷画像のドットイメージを図5(c)に示す。従来、ヘッドギャップHが大きい場合に、このような処理が行われている。
この場合、低明度のインク色でも、1画素あたり1ドロップの吐出がないので、図5(b)のドロップレスモードよりもインクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。しかし、視認性が高い低明度のインク色のドットの密度が、図5(a)の通常モードおよび図5(b)のドロップレスモードに比べて低くなるため、画像全体として、粒状性が大きく低下する。
したがって、本実施の形態のドロップレスモードでは、図5(c)の比較例のように全色について1ドロップレスで印刷する場合よりも印刷画像の粒状性の低下を抑えつつ、通常モードで印刷する場合よりもインクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
以上説明したように、インクジェット印刷装置1では、ハーフトーン処理部43は、ドロップレスモードにおいて、全インク色のうち明度が高い方から選択される少なくとも1色を含む一部のインク色に対応する各色の画像データに対して、ドロップレス対応のハーフトーン処理を行う。一部のインク色以外のインク色である他のインク色に対応する各色の画像データに対しては、ハーフトーン処理部43は、通常のハーフトーン処理を行う。これにより、一部のインク色については1画素あたり1ドロップ等の小ドロップのインク吐出を減らすことで、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。また、他のインク色については通常のハーフトーン処理による印刷を行うことで、印刷画像の粒状性の低下を軽減できる。したがって、インクジェット印刷装置1によれば、印刷画像における粒状性の低下を軽減しつつ、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
具体的には、ハーフトーン処理部43は、ドロップレスモードにおいて、Yおよび淡色(Lc,Lm,Lk,LLk)の各色の画像データに対してドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、C,M,Kの画像データに対して通常のハーフトーン処理を行う。これにより、インクジェット印刷装置1の各インク色について、それぞれの明度に応じたドロップレス対応のハーフトーン処理または通常のハーフトーン処理を行い、印刷画像における粒状性の低下を軽減しつつ、インクの着弾ずれやミスト化を軽減できる。
また、ハーフトーン処理部43は、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、処理対象の画像データに対応するインク色の明度に応じて設定する。具体的には、ハーフトーン処理部43は、明度が高いインク色ほど、1画素あたりの最小ドロップ数を大きくする。これにより、印刷画像における粒状性の低下を抑えつつ、インクの着弾ずれやミスト化をより軽減できる。
また、ハーフトーン処理部43は、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、印刷条件に応じて設定する。具体的には、ハーフトーン処理部43は、ヘッドギャップHの大きさに応じて、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を設定する。これにより、インクの着弾ずれやミスト化に影響する条件に応じた最小ドロップ数を設定することで、インクの着弾ずれやミスト化をより軽減できる。
また、ハーフトーン処理部43は、通常モード対応動作とドロップレスモード対応動作とを、印刷条件に応じて選択的に行う。具体的には、ハーフトーン処理部43は、ヘッドギャップHの大きさに応じて、通常モード対応動作またはドロップレスモード対応動作を選択する。これにより、印刷条件によっては全色について通常のハーフトーン処理による印刷を行うことで、印刷画像における粒状性の低下をより軽減できる。
なお、上述した実施の形態では、インクジェット印刷装置1が吐出するインク色がC,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,LLkとしたが、インク色の組み合わせはこれに限らない。例えば、淡色インクであるLc,Lm,Lk,LLkの少なくともいずれかを省略した組み合わせでもよい。インクジェット印刷装置は、複数色のインクを吐出するものであればよい。
また、上述した実施の形態では、印刷条件の判定要素を、ヘッドギャップHであるとしたが、これに限らない。例えば、搬送部2による用紙搬送速度が速いほど、用紙搬送による気流が強くなり、インクの着弾ずれやミスト化が発生しやすいので、用紙搬送速度を印刷条件の判定要素として用いてもよい。また、ファン17の風量が大きいほど、ベルト穴へ吸引風量が大きくなり、インクの着弾ずれやミスト化が発生しやすいので、ファン17の風量を印刷条件の判定要素として用いてもよい。また、複数の要素を組み合わせて印刷条件を判定してもよい。
また、上述のように、用紙搬送速度が速いほど、インクの着弾ずれやミスト化が発生しやすいので、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を大きくしてもよい。また、上述のように、ファン17の風量が大きいほど、インクの着弾ずれやミスト化が発生しやすいので、ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を大きくしてもよい。
また、上述した実施の形態では、ハーフトーン処理部43は、通常モード対応動作またはドロップレスモード対応動作を、印刷条件に応じて選択したが、ユーザの指示に応じて選択するようにしてもよい。また、通常モードでの印刷およびそのためのハーフトーン処理部43の通常モード対応動作を省略してもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 インクジェット印刷装置
2 搬送部
3 印刷部
4 通信部
5 制御部
21,21A〜21D インクジェットヘッド
22 ヘッドホルダ
23 ヘッドギャップ調整部
31 メカ制御部
32 画像処理部
33 ヘッド制御部
41 RIP処理部
42 色変換部
43 ハーフトーン処理部

Claims (5)

  1. 複数色のインクを吐出するマルチドロップ方式のインクジェット印刷装置において各画素に対して吐出するインクのドロップ数を示す、インク色ごとのドロップデータを生成する画像処理装置であって、
    入力画像データを色変換して、前記インクジェット印刷装置の各インク色に対応する各色の画像データを生成する色変換部と、
    前記色変換部で生成された各色の画像データをハーフトーン処理してインク色ごとのドロップデータを生成するハーフトーン処理部とを備え、
    前記ハーフトーン処理部は、前記インクジェット印刷装置の全インク色のうち明度が高い方から選択される少なくとも1色を含む一部のインク色に対応する各色の画像データに対し、1画素あたりの最大ドロップ数に応じた階調数のドロップデータを生成する通常のハーフトーン処理よりも1画素あたりの最小ドロップ数を大きくしたドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、前記一部のインク色以外のインク色である他のインク色に対応する各色の画像データに対し、前記通常のハーフトーン処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記インクジェット印刷装置は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクと、シアン、マゼンタ、ブラックのいずれよりも明度が高い少なくとも1色の淡色のインクとを吐出するものであり、
    前記一部のインク色は、イエローおよび淡色であり、
    前記他のインク色は、シアン、マゼンタ、およびブラックであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ハーフトーン処理部は、前記ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、処理対象の画像データに対応するインク色の明度に応じて設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ハーフトーン処理部は、前記ドロップレス対応のハーフトーン処理における1画素あたりの最小ドロップ数を、前記インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記ハーフトーン処理部は、
    すべての色の画像データに対して前記通常のハーフトーン処理を行う動作と、
    前記一部のインク色に対応する各色の画像データに対して前記ドロップレス対応のハーフトーン処理を行い、前記他のインク色に対応する各色の画像データに対して前記通常のハーフトーン処理を行う動作とを、前記インクジェット印刷装置における印刷条件に応じて選択的に行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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