JP6612185B2 - 吸気マニホールド - Google Patents

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    • F02M35/10039Intake ducts situated partly within or on the plenum chamber housing

Description

この発明は、エンジンの各気筒へ吸気を分配する吸気マニホールドに係り、詳しくは、PCVガスやEGRガスなどの補助ガスをエンジンの各気筒へ分配するためのガス通路を備えた吸気マニホールドに関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載された吸気マニホールドが知られている。図21に、この吸気マニホールド41を側面図により示す。図21に示すように、この吸気マニホールド41は、集合管(サージタンク)42と、複数の分岐管43と、張り出し部44とを備える。張り出し部44には、一つのガス導入口(図示略)を含む一つの管継ぎ手45が設けられる。張り出し部44の内部には、各分岐管43にそれぞれ開口されたガス導出口(図示略)と、ガス導入口から各ガス導出口へ複数に分岐して延びるガス通路44aとが設けられる。ガス通路44aは、ガス導入口から各ガス導出口にかけてトーナメント分岐形状をなし、ガス導入口から各ガス導出口までの圧力損失が互いに等しくなるように設定されている。サージタンク42、各分岐管43及び張り出し部44等は、複数の樹脂製ピース41A,41B,41C,41Dを互いに接合することにより一体的に構成される。張り出し部44は、各分岐管43の吸気出口に形成された出口フランジ46の近傍にて、各分岐管43から斜め後上方へ張り出して形成される。
特許第4452201号公報
ところが、特許文献1に記載の吸気マニホールド41では、ガス通路44aの各ガス導出口が各分岐管43の出口フランジ46の近傍に設けられるので、各ガス導出口がエンジンの各気筒の吸気ポートに接近して配置されることになる。このため、各気筒同士が、ガス通路44aを介して連通し易くなり、エンジン性能を低下させるおそれがあった。ここで、ガス通路が設けられても各気筒同士を連通し難くするためには、各ガス導出口から各分岐管43の吸気出口(出口フランジ46)までの間である程度の流路長さを確保する必要がある。また、各ガス導出口の向きが、各分岐管43における吸気の流れと交差する状態となり、ガス導出口から導出されるガスを、分岐管43における吸気の流れに乗せて円滑に流すことが難しかった。更に、出口フランジ46の近傍に張り出し部44が設けられるので、この張り出し部44によってエンジン周りの他の部品の配置が制約を受けるおそれがあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、各分岐管に連通する補助ガス用のガス通路を有していてもエンジン性能を低下させることのない吸気マニホールドを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、サージタンクと、サージタンクから分岐した複数の分岐管とを備え、分割された三つのピースにより構成され、各分岐管には、エンジンの各吸気ポートへ向けて吸気を導出するための吸気出口が設けられた吸気マニホールドであって、補助ガスを導入するための一つのガス導入口と、各分岐管にそれぞれ開口された複数のガス導出口と、ガス導入口から各ガス導出口へ分岐して延びるガス通路とを備え、各ガス導出口が、そのガス導出口が設けられる分岐管の吸気出口から所定の流路長さ離れて設けられ、ガス導入口、複数のガス導出口及びガス通路は、三つのピースのうちの二つのピースにより構成され、複数の分岐管の下流域及び複数の吸気出口は、二つのピース以外の一つのピースにより構成されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、吸気マニホールドが、分割された三つのピースにより構成されるので、個々のピースの成形が比較的容易となる。また、各分岐管にそれぞれ開口された複数のガス導出口が、そのガス導出口が設けられる分岐管の吸気出口から所定の流路長さだけ離れて設けられる。従って、吸気マニホールドがエンジンに装着された状態において、各ガス導出口が、エンジンの各吸気ポートから所定の流路長さだけ遠ざけられる。また、ガス導入口、複数のガス導出口及びガス通路が二つのピースにより構成され、それ以外のピースにより複数の分岐管の下流域及び複数の吸気出口が構成される。従って、複数のガス導出口及びガス通路が、複数の分岐管の下流域及び複数の吸気出口と同じピースにより構成されなくなり、それぞれのピースの成形が容易となる。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、先端にガス導出口を含むノズルが設けられ、ガス導出口から導出される補助ガスの流れが分岐管における吸気の流れに沿うようにノズルの向きが設定されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、ガス導出口がノズルの先端に設けられ、ガス導出口から導出される補助ガスの流れが分岐管における吸気の流れに沿うようにノズルの向きが設定されるので、吸気と共に補助ガスが吸気出口へ円滑に流れる。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、ガス通路は、ガス導入口から、各分岐管における吸気の流れに逆行する方向へ一旦延びると共に、折り返し位置にて折り返して吸気の流れに沿う方向へ延びることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、ガス導入口からの補助ガスが、各分岐管の吸気の流れに逆行する方向へ一旦流れ、折り返し位置にて折り返してから吸気の流れに沿う方向へ流れるように、ガス通路が吸気マニホールドに設けられる。従って、ガス導入口から折り返し位置までのガス通路を、分岐管に近づけることが可能となり、かつ、最終的な補助ガスの流れを吸気の流れに沿わせることが可能となる。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、サージタンクの一部、複数の分岐管の下流域及び複数の吸気出口が、一つのピースにより一体に構成されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の作用に加え、サージタンクの一部、複数の分岐管の下流域及び複数の吸気出口が、一つのピースにより一体に構成されるので、吸気マニホールドがエンジンに装着された状態において、そのピースによって吸気マニホールドの剛性が確保される。
請求項1に記載の発明によれば、吸気マニホールドがエンジンに装着された状態で、各分岐管に連通する補助ガス用のガス通路を有していても、エンジンの各気筒同士を連通し難くすることができ、各分岐管における吸気流量特性を確保することができ、エンジン性能の低下を防止することができる。また、三つのピースから構成される吸気マニホールドにつき、各ガス導出口から各吸気出口までの流路長さの確保を容易化することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、補助ガスにより吸気の流れを阻害することなく、補助ガスを吸気と一緒にエンジンの各吸気ポートへ円滑に導入することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、吸気の流れを補助ガスにより阻害することなく、かつ、分岐管からの外部への張り出しを抑えながら、ガス通路等を比較的コンパクトに設けることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、エンジンに装着された状態で、吸気マニホールドの振動を低減することができ、その耐圧性能を向上させることができる。
第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す正面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す背面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す右側面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す左側面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す平面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを分解して示す左側面図。 第1実施形態に係り、吸気マニホールドを示す図2のA−A線断面図。 第1実施形態に係り、図7の鎖線四角で囲った部分を拡大して示す断面図。 第1実施形態に係り、第2のピースを示す正面図。 第1実施形態に係り、第2のピースを示す背面図。 第1実施形態に係り、第3のピースを示す正面図。 第1実施形態に係り、第3のピースを示す背面図。 第2実施形態に係り、吸気マニホールドを示す右側面図。 第2実施形態に係り、吸気マニホールドを示す左側面図。 第2実施形態に係り、吸気マニホールドを分解して示す左側面図。 第2実施形態に係り、吸気マニホールドを示す図7に準ずる断面図。 第2実施形態に係り、第3のピースを示す正面図。 第2実施形態に係り、第3のピースを示す背面図。 第2実施形態に係り、第4のピースを示す正面図。 第2実施形態に係り、第4のピースを示す背面図。 従来例に係り、吸気マニホールドを示す側面図。
<第1実施形態>
以下、本発明の吸気マニホールドを具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の吸気マニホールド1を正面図により示す。図2に、同じく吸気マニホールド1を背面図により示す。図3に、同じく吸気マニホールド1を右側面図により示す。図4に、同じく吸気マニホールド1を左側面図により示す。図5に、同じく吸気マニホールド1を平面図により示す。この吸気マニホールド1は、エンジンの複数の気筒に吸気を導入するためにエンジンに装着されて使用される。この吸気マニホールド1は、樹脂により形成され、サージタンク2と、そのサージタンク2から分岐した複数の分岐管3とを備える。この実施形態で、吸気マニホールド1は、3気筒のエンジンに対応した三つの分岐管3を有する。
図1〜図5に示すように、サージタンク2には、同タンク2内へ吸気を導入するための吸気入口4が設けられる。この吸気入口4の外周には、入口フランジ5が設けられる。この入口フランジ5には、吸気管等が接続される。また、各分岐管3の下流端には、エンジンの吸気ポートへ吸気を導出するための吸気出口6がそれぞれ設けられる。これら吸気出口6の外周には、出口フランジ7が設けられる。この出口フランジ7は、エンジンの吸気ポートに対応してエンジンに接続される。各分岐管3の途中には、所定の補助ガスを各分岐管3へ導入するためのガス通路14(図8参照)を内部に有する付属通路部8が設けられる。この実施形態では、補助ガスとして、エンジンからクランクケースへ漏れ出たブローバイガス(PCVガス)を想定することができる。あるいは、補助ガスとして、エンジンから排出された排気の一部をエンジンへ還流するEGRガスを想定することもできる。この付属通路部8は、吸気マニホールド1がエンジンに装着された状態で、各分岐管3の天側、すなわち吸気マニホールド1の上側に位置するように設けられる。図1〜図5に示すように、付属通路部8は、吸気マニホールド1の上側にて、各分岐管3の中流域3bにて、その傾斜に沿って斜めに配置される。図1に示すように、この付属通路部8には、補助ガスを導入するための一つのガス導入口11が設けられる。このガス導入口11の周囲には、入口フランジ12が設けられる。
この実施形態では、図3、図4に示すように、吸気マニホールド1は、予め3つに分割して樹脂成形された第1のピース1A、第2のピース1B及び第3のピース1Cを互いに一体的に接合することにより構成される。この実施形態では、その接合方法の一例として、振動溶着を採用することができる。図6に、吸気マニホールド1を分解して左側面図により示す。図7に、吸気マニホールド1を図2のA−A線断面図により示す。
図6、図7に示すように、第1のピース1Aは、サージタンク2と、複数の分岐管3の上流域3a及び下流域3cと、複数の吸気出口6及び出口フランジ7と、吸気入口4及び入口フランジ5とを構成するように形成される。第2のピース1Bは、サージタンク2と、複数の分岐管3の上流域3a及び中流域3bと、付属通路部8(後述するガス通路14及び複数のガス導出口13等を含む。)と、吸気入口4及び入口フランジ5とを構成するように形成される。第3のピース1Cは、複数の分岐管3の中流域3bと、付属通路部8(後述するガス通路14及びガス導入口11及び入口フランジ12等を含む。)とを構成するように形成される。
図8に、図7に示す鎖線四角S1で囲った部分を拡大して断面図により示す。図8に示すように、この吸気マニホールド1は、エンジン10に装着された状態で、各分岐管3の吸気出口6が対応する吸気ポート10aに連通するように配置される。図7、図8に示すように、付属通路部8の内部には、各分岐管3にそれぞれ開口された複数のガス導出口13と、ガス導入口11から各ガス導出口13へ分岐して延びるガス通路14とが設けられる。この実施形態では、図7、図8に示すように、各ガス導出口13が、そのガス導出口13が設けられる分岐管3の吸気出口6から所定の流路長さL1だけ離れて設けられる。この実施形態では、この流路長さL1を、一例として、各分岐管3の全流路長さの少なくとも20%の長さに設定することができる。
また、図7、図8に示すように、この実施形態では、先端にガス導出口13を含む所定の流路長さを有するノズル15が設けられる。ノズル15は、その流路がガス導出口13へ向けて徐々に細くなるように形成される。そして、ガス導出口13から導出される補助ガスの流れ(実線矢印)が、対応する分岐管3における吸気の流れ(太線矢印)に沿うようにノズル15の向きが設定される。すなわち、ノズル15のガス導出口13から導出される補助ガスが、対応する分岐管3を流れる吸気とほぼ並行に流れるように、ノズル15の伸びる向きが設定される。
また、図8に示すように、付属通路部8の中のガス通路14は、ガス導入口11から、各分岐管3における吸気の流れに逆行する方向(破線矢印F1で示す。)へ一旦延びると共に、折り返し位置P1にて折り返して吸気の流れに沿う方向(破線矢印F2で示す。)へ延びている。
この実施形態において、図6、図7に示すように、ガス導入口11、複数のガス導出口13及びガス通路14は、複数のピース1A〜1Cのうちの二つのピース、すなわち第2及び第3のピース1B,1Cにより構成される。また、複数の分岐管3の下流域3c及び複数の吸気出口6は、第2及び第3のピース1B,1C以外の第1のピース1Aにより構成される。また、サージタンク2の一部、複数の分岐管3の下流域3c及び複数の吸気出口6が、一つのピース、すなわち第1のピース1Aにより一体に構成される。
次に、付属通路部8の構成を詳しく説明する。図9に、第2のピース1Bを正面図により示す。図10に、第2のピース1Bを背面図により示す。図11に、第3のピース1Cを正面図により示す。図12に、第3のピース1Cを背面図により示す。図9、図10に示すように、第2のピース1Bには、サージタンク2を構成する凹部21と、各分岐管3を構成する凹部22とが形成される。これら凹部21,22の周囲には、隣り合うピース1A〜1Cを互いに接合するための接合代23が形成される。図11、図12に示すように、第3のピース1Cには、各分岐管3を構成する凹部22が形成される。この凹部22の周囲にも接合代23が形成される。第1のピース1Aについても同様である(図示略)。
図9に示すように、第2のピース1Bには、付属通路部8を構成する第1の付属通路部片8Aが形成される。図12に示すように、第3のピース1Cには、付属通路部8を構成する第2の付属通路部片8Bが形成される。また、各付属通路部片8A,8Bの中には、ガス通路14を構成する通路溝24が形成される。これら通路溝24は、ガス導入口11を中心に二つの溝部24a,24bに分かれる。分かれた一方の溝部24bは、更に二つの溝部24c,24dに分かれる。そして、各溝部24a,24c,24dの端部にガス導出口13を含むノズル15が形成される。これら通路溝24の周囲にも接合代23が形成される。そして、第2のピース1Bの付属通路部片8Aと第3のピース1Cの付属通路部片8Bを互いに接合することにより、ガス通路14等を含む付属通路部8が構成される。この実施形態で、ガス通路14は、ガス導入口11から各ガス導出口13までの圧力損失が互いに等しくなるように各部の通路断面積が設定されている。
以上説明したこの実施形態の吸気マニホールド1の構成によれば、その吸気マニホールド1が、分割された3つのピース1A〜1Cにより構成されるので、個々のピース1A〜1Cの成形が比較的容易となる。このため、本来複雑な形状を有する吸気マニホールド1の製造を容易化することができる。また、各分岐管3にそれぞれ開口された3つのガス導出口13が、そのガス導出口13が設けられる分岐管3の吸気出口6から所定の流路長さL1だけ離れて設けられる。従って、吸気マニホールド1がエンジン10に装着された状態において、各ガス導出口13が、エンジン10の各吸気ポート10a(図8参照)から所定の流路長さL1だけ遠ざけられることになる。このため、吸気マニホールド1がエンジンに装着された状態で、各分岐管3に連通する補助ガス用のガス通路14を有していても、エンジンの各気筒同士を連通し難くすることができ、各分岐管3における吸気流量特性を確保することができ、エンジン性能の低下を防止することができる。
この実施形態の構成によれば、ガス導入口11、3つのガス導出口13及びガス通路14が第2及び第3のピース1B,1Cにより構成され、それ以外の第1のピース1Aにより3つの分岐管3の下流域3c及び3つの吸気出口6が構成される。従って、3つのガス導出口13及びガス通路14が、3つの分岐管3の下流域3c及び3つの吸気出口6と同じピース1Aにより構成されなくなり、それぞれのピース1A〜1Cの成形が容易となる。このため、3つのピース1A〜1Cから構成される吸気マニホールド1につき、各ガス導出口13から各吸気出口6までの流路長さL1の確保を容易化することができる。
この実施形態の構成によれば、 ガス導出口13がノズル15の先端に設けられるので、ガス導出口13から分岐管3へ導出される補助ガスの流速が高まる。また、ガス導出口13から導出される補助ガスの流れが分岐管3における吸気の流れに沿うようにノズル15の向きが設定されるので、吸気と共に補助ガスが吸気出口6へ円滑に流れる。このため、補助ガスにより吸気の流れを阻害することなく、補助ガスを吸気と一緒にエンジンの各吸気ポート10aへ円滑に導入することができる。
この実施形態の構成によれば、ガス導入口11からの補助ガスが、各分岐管3の吸気の流れに逆行する方向(破線矢印F1で示す。)へ一旦流れ、折り返し位置P1にて折り返してから吸気の流れに沿う方向(破線矢印F2で示す。)へ流れるように、ガス通路14を含む付属通路部8が吸気マニホールド1に設けられる。従って、ガス導入口11から折り返し位置P1までのガス通路14を含む付属通路部8を、分岐管3に近づけて設けることが可能となり、かつ、最終的な補助ガスの流れを吸気の流れに沿わせることが可能となる。このため、吸気の流れを補助ガスにより阻害することなく、かつ、分岐管3からの外部への張り出しを抑えながら、ガス通路14等を含む付属通路部8を吸気マニホールド1に比較的コンパクトに設けることができる。この結果、この付属通路部8により、エンジン周りの他の部品の配置が制約を受け難くすることができる。
この実施形態の構成によれば、サージタンク2の一部、3つの分岐管3の下流域3c及び3つの吸気出口6が、一つのピース1Aにより一体に構成されるので、吸気マニホールド1がエンジン10に装着された状態において、その第1のピース1Aによって吸気マニホールド1の剛性が確保される。このため、エンジン10に装着された状態で、吸気マニホールド1の振動を低減することができ、その耐圧性能を向上させることができる。
また、この実施形態の構成によれば、ガス導入口11から各ガス導出口13までのガス通路14における圧力損失が互いに等しくなるように設定されるので、各ガス導出口13から各分岐管3へ補助ガスが均等に導出される。このため、吸気マニホールド1からエンジンの各吸気ポート10aへ補助ガスを均等に分配することができる。
この実施形態の構成によれば、ガス通路14を内部に有する付属通路部8が、吸気マニホールド1と一体的に構成されるので、ガス通路14等のための配管を別途設ける必要がなく、エンジン周りの構成を簡素化することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の吸気マニホールドを具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
この実施形態では、吸気マニホールドが4つのピースで構成される点で第1実施形態と異なる。図13に、吸気マニホールド31を右側面図により示す。図14に、同じく吸気マニホールド31を左側面図により示す。図15に、吸気マニホールド31を分解して左側面図により示す。図16に、吸気マニホールド1を図7に準ずる断面図により示す。図13〜図16に示すように、この実施形態の吸気マニホールド31の外観形状は、第1実施形態の吸気マニホールド1とほぼ同じである。これに対し、この実施形態の吸気マニホールド31は、4つのピース31A〜31D、すなわち第1のピース31A、第2のピース31B、第3のピース31C及び第4のピース31Dにより構成される。第1のピース31Aは、サージタンク2及び3つの分岐管3の上流域3aを構成する。第2のピース31Bは、サージタンク2、吸気入口4、入口フランジ5、3つの分岐管3の上流域3a、中流域3b、下流域3c、3つの吸気出口6及び出口フランジ7を構成する。第3のピース31Cは、3つの分岐管3の中流域3b、ガス通路14及びガス導出口13を含む3つのノズル15を構成する。第4のピース31Dは、ガス通路14及びガス導入口11及び入口フランジ12を構成する。
また、この実施形態では、次の点で第1実施形態と構成が異なる。すなわち、吸気マニホールド31が4つのピース31A〜31Dで構成されることにより、第2のピース31Bが、サージタンク2と3つの分岐管3の上流域3a、中流域3b及び下流域3cを構成する。従って、この実施形態では、第2のピース31Bによって吸気マニホールド31の剛性が確保される。このため、エンジンに装着された吸気マニホールド31の振動を低減することができ、その耐圧性能を向上させることができる。
また、この実施形態では、第3のピース31Cと第4のピース31Dにより、付属通路部8が構成される。図17に、第3のピース31Cを正面図により示す。図18に、第3のピース31Cを背面図により示す。図19に、第4のピース31Dを正面図により示す。図20に、第4のピース31Dを背面図により示す。図17に示すように、第3のピース31Cには、各分岐管3を構成する凹部22が形成される。この凹部22の周囲には、各ピース31A〜31Dを互いに接合するための接合代23が形成される。第1及び第2のピース31A,31Bについても同様である(図示略)。
図18に示すように、第3のピース31Cには、付属通路部8を構成する第1の付属通路部片8Aが形成される。図19に示すように、第4のピース31Dには、付属通路部8を構成する第2の付属通路部片8Bのみが形成される。図18、図19に示すように、各付属通路部片8A,8Bの中には、ガス通路14を構成する通路溝24が形成される。これら通路溝24は、ガス導入口11を中心に二つの溝部24a,24bに分かれる。分かれた一方の溝部24bは、更に二つの溝部24c,24dに分かれる。そして、各溝部24a,24c,24dの端部にガス導出口13を含むノズル15が形成される。これら通路溝24の周囲にも接合代23が形成される。そして、第3及び第4のピース31C,31Dの付属通路部片8A,8Bを互いに接合することにより、ガス通路14等を含む付属通路部8が構成される。この実施形態でも、ガス通路14は、ガス導入口11から各ガス導出口13までの圧力損失が互いに等しくなるように各部の通路断面積が設定される。
この実施形態では、上記のように第1実施形態と構成が異なり、第4のピース31Dに付属通路部片8Bのみを形成すればよいので、このピース31Dの成形が容易となる。また、第4のピース31Dを別途設けることで、その分だけ第3のピース31Cの形状が単純化される。加えて、第1のピース31Aの形状も単純化される。このため、第1、第2及び第4のピース31A,31B,31Dを、相対的に小型化し、形状を単純化することができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第1実施形態の吸気マニホールド1のそれと同じである。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
(1)前記各実施形態では、本発明を3つの分岐管3を備えた吸気マニホールド1,31に具体化したが、分岐管の数は3つ以外の複数であってもよい。
(2)前記各実施形態では、複数のピース1A〜1C,31A〜31Dの数を3又は4としたが、このピースの数は3又は4以外の複数であってもよい。
この発明は、各種タイプのエンジンに対し、その吸気系の構成部品として利用することができる。
1 吸気マニホールド
1A 第1のピース
1B 第2のピース
1C 第3のピース
2 サージタンク
3 分岐管
3a 上流域
3b 中流域
3c 下流域
4 吸気入口
6 吸気出口
8 付属通路部
8A 第1の付属通路部片
8B 第2の付属通路部片
10 エンジン
10a 吸気ポート
11 ガス導入口
13 ガス導出口
14 ガス通路
15 ノズル
31 吸気マニホールド
31A 第1のピース
31B 第2のピース
31C 第3のピース
31D 第4のピース
L1 流路長さ
P1 折り返し位置

Claims (4)

  1. サージタンクと、前記サージタンクから分岐した複数の分岐管とを備え、分割された三つのピースにより構成され、前記各分岐管には、エンジンの各吸気ポートへ向けて吸気を導出するための吸気出口が設けられた吸気マニホールドであって、
    補助ガスを導入するための一つのガス導入口と、
    前記各分岐管にそれぞれ開口された複数のガス導出口と、
    前記ガス導入口から前記各ガス導出口へ分岐して延びるガス通路と
    を備え、前記各ガス導出口が、そのガス導出口が設けられる前記分岐管の前記吸気出口から所定の流路長さ離れて設けられ
    前記ガス導入口、前記複数のガス導出口及び前記ガス通路は、前記三つのピースのうちの二つのピースにより構成され、前記複数の分岐管の下流域及び前記複数の吸気出口は、前記二つのピース以外の一つのピースにより構成される
    ことを特徴とする吸気マニホールド。
  2. 先端に前記ガス導出口を含むノズルが設けられ、前記ガス導出口から導出される補助ガスの流れが前記分岐管における前記吸気の流れに沿うように前記ノズルの向きが設定されたことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
  3. 前記ガス通路は、前記ガス導入口から、前記各分岐管における前記吸気の流れに逆行する方向へ一旦延びると共に、折り返し位置にて折り返して前記吸気の流れに沿う方向へ延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸気マニホールド。
  4. 前記サージタンクの一部、前記複数の分岐管の下流域及び前記複数の吸気出口が、一つのピースにより一体に構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の吸気マニホールド。
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