JP6611638B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調対象空間の空気を加熱(冷却)する加熱手段(冷房手段)を備えた空調装置に関する。
空調装置では、使用者が所定の温度範囲の中から所望の目標温度を指示することによって、部屋(空調対象空間に相当)の温度が目標温度に維持されるように作動するものが多くある。
暖房用の空調装置では、所定の温度範囲の最高温度よりも高い上限温度が設定されたものがある。これにより、例えば寒い部屋を急速に温めたい場合、使用者が目標温度として上限温度を指示すると、空調装置の加熱手段が上限温度(目標温度)を目指して最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で作動する。
同様に冷房用の空調装置では、所定の温度範囲の最低温度よりも低い下限温度が設定されたものがある。これにより、例えば暑い部屋を急速に冷やしたい場合、使用者が目標温度として下限温度を指示すると、空調装置の冷房手段が下限温度(目標温度)を目指して最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で作動する。
特許第3967277号公報
前述のような暖房用の空調装置において、例えば使用者が上限温度を目標温度として指示した状態で、着替え等の為に部屋から離れて空調装置を放置してしまうと、空調装置の加熱手段が最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で長時間に亘って作動し、部屋を温め過ぎてしまう状態になることがある。
同様に冷房用の空調装置において、例えば使用者が下限温度を目標温度として指示した状態で、着替え等の為に部屋から離れて空調装置を放置してしまうと、空調装置の冷房手段が最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で長時間に亘って作動し、部屋を冷やし過ぎてしまう状態になることがある。
本発明は、空調装置において、空調対象空間の温め過ぎや冷やし過ぎを防止することを目的としている。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
空調対象空間の空気を加熱する加熱手段と、前記空調対象空間の温度を検出する温度センサーと、使用者の操作による前記空調対象空間の目標温度を受け付ける受付手段と、前記目標温度を表示する表示手段とを備え、
前記温度センサーの検出温度が前記目標温度となるように、前記加熱手段を作動させる運転制御手段を備えており、
前記温度センサーの検出温度が基準温度未満であると第1空調モードが設定され、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以上であると第2空調モードが設定されるのであり、
前記第1空調モードにおいて、
前記受付手段は、第1温度範囲内の温度及び前記第1温度範囲の最高温度よりも高い第1上限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第1上限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる上限温度用記号を表示し、
前記第2空調モードにおいて、
前記受付手段は、第2温度範囲内の温度及び前記第2温度範囲の最高温度よりも高い第2上限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第2上限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる前記上限温度用記号を表示し、
前記第1上限温度を前記第2上限温度よりも低く設定している。
本発明の特徴によると、使用者は、温度範囲及び温度範囲の最高温度よりも高い上限温度の中から目標温度を指示するのであり、目標温度が表示されることによって、使用者が指示した目標温度の確認を行う。
使用者が部屋を急速に温めようとして、上限温度を目標温度として指示した場合、上限温度用記号が表示されることにより、上限温度を目標温度として指示したことが確認できるのであるが、上限温度は単一ではなく、空調対象空間の温度により第1上限温度又は第2上限温度が目標温度として受け付けられる。
空調対象空間の温度が基準温度未満であると第1空調モードが設定されて、比較的低い第1上限温度が目標温度として受け付けられ、空調対象空間の温度が基準温度以上であると第2空調モードが設定されて、比較的高い第2上限温度が目標温度として受け付けられる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度未満である状態(空調対象空間の温度が比較的低い状態)において、比較的低い第1上限温度が目標温度として受け付けられるので、空調対象空間の温度と第1上限温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の加熱手段が最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を温め過ぎてしまう状態を避けることができる。
同様に、空調対象空間の温度が基準温度以上である状態(空調対象空間の温度が比較的高い状態)において、比較的高い第2上限温度が目標温度として受け付けられるので、空調対象空間の温度と第2上限温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の加熱手段が最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を温め過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記第1温度範囲の最高温度を前記第2温度範囲の最高温度よりも低く設定している。
本発明の特徴によると、使用者が上限温度ではなく温度範囲の中から目標温度を指示した場合、空調対象空間の温度が基準温度未満であれば、比較的低い第1温度範囲の中から目標温度が受け付けられる。
使用者が上限温度ではなく温度範囲の中から目標温度を指示した場合、空調対象空間の温度が基準温度以上であれば、比較的高い第2温度範囲の中から目標温度が受け付けられる。
これにより、空調対象空間の温度と、第1温度範囲(第2温度範囲)の中から受け付けられた温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の加熱手段が最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を温め過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記第1上限温度を、前記第2上限温度よりも低く設定し、且つ、前記第2温度範囲の最高温度よりも低く設定している。
本発明の特徴によると、第1上限温度が低いものとなる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度未満である状態(空調対象空間の温度が比較的低い状態)において、使用者が第1上限温度を指示して、第1上限温度が目標温度として受け付けられた場合、空調対象空間の温度と第1上限温度(目標温度)との差が小さなものとなるので、空調装置の加熱手段が最大加熱能力(又は最大加熱能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を温め過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記表示手段は、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示して、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示し、
前記第1空調モードで、前記受付手段が前記第1上限温度を前記目標温度として受け付けた状態において、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以上になると、
前記第1空調モードから前記第2空調モードに切り換えられ、前記表示手段は、前記上限温度用記号に代えて前記第1上限温度を数字で表示する。
本発明の特徴によると、第1温度範囲(第2温度範囲)から目標温度が受け付けられると、目標温度が数字で表示されるのであり、第1上限温度(第2上限温度)が目標温度として受け付けられると、数字とは異なる上限温度用記号が表示される。
これにより、使用者は、使用者が指示した目標温度(第1温度範囲(第2温度範囲)の中の温度や第1上限温度(第2上限温度))を確認することができる。
この場合、空調対象空間の温度が基準温度未満である状態(空調対象空間の温度が比較的低い状態)で、第1上限温度が目標温度として受け付けられた状態(第1空調モード)(上限温度用記号の表示)において、空調装置の加熱手段の作動に伴って空調対象空間の温度が上昇し、空調対象空間の温度が基準温度以上になると、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられ、上限温度用記号に代えて第1上限温度が数字で表示される。
この場合、第2空調モードにおいて、第1上限温度は目標温度の上限ではなく、使用者は第1上限温度よりも高い温度(例えば第2上限温度)を目標温度として指示することができる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度以上になり、上限温度用記号に代えて第1上限温度が数字で表示されることにより、使用者は、数字で表示された目標温度よりも高い温度を、目標温度として指示することができる状態になったことを認識することができるのであり、使用者はさらに高い温度を目標温度として指示することができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
空調対象空間の空気を冷却する冷房手段と、前記空調対象空間の温度を検出する温度センサーと、使用者の操作による前記空調対象空間の目標温度を受け付ける受付手段と、前記目標温度を表示する表示手段とを備え、
前記温度センサーの検出温度が前記目標温度となるように、前記冷房手段を作動させる運転制御手段を備えて、
前記温度センサーの検出温度が基準温度を越えていると第1空調モードが設定され、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以下であると第2空調モードが設定されるのであり、
前記第1空調モードにおいて、
前記受付手段は、第1温度範囲内の温度及び前記第1温度範囲の最低温度よりも低い第1下限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第1下限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる下限温度用記号を表示し、
前記第2空調モードにおいて、
前記受付手段は、第2温度範囲内の温度及び前記第2温度範囲の最低温度よりも低い第2下限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第2下限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる前記下限温度用記号を表示し、
前記第1下限温度を前記第2下限温度よりも高く設定している。
本発明の特徴によると、使用者は、温度範囲及び温度範囲の最低温度よりも低い下限温度の中から目標温度を指示するのであり、目標温度が表示されることによって、使用者が指示した目標温度の確認を行う。
使用者が部屋を急速に冷やそうとして、下限温度を目標温度として指示した場合、下限温度用記号が表示されることにより、下限温度を目標温度として指示したことが確認できるのであるが、下限温度は単一ではなく、空調対象空間の温度により第1下限温度又は第2下限温度が目標温度として受け付けられる。
空調対象空間の温度が基準温度を越えていると第1空調モードが設定されて、比較的高い第1下限温度が目標温度として受け付けられ、空調対象空間の温度が基準温度以下であると第2空調モードが設定されて、比較的低い第2下限温度が目標温度として受け付けられる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度を越えた状態(空調対象空間の温度が比較的高い状態)において、比較的高い第1下限温度が目標温度として受け付けられるので、空調対象空間の温度と第1下限温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の冷房手段が最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を冷やし過ぎてしまう状態を避けることができる。
同様に、空調対象空間の温度が基準温度以下である状態(空調対象空間の温度が比較的低い状態)において、比較的低い第2上限温度が目標温度として受け付けられるので、空調対象空間の温度と第2下限温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の冷房手段が最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を冷やし過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記第1温度範囲の最低温度を前記第2温度範囲の最低温度よりも高く設定している。
本発明の特徴によると、使用者が下限温度ではなく温度範囲の中から目標温度を指示した場合、空調対象空間の温度が基準温度を越えていれば、比較的高い第1温度範囲の中から目標温度が受け付けられる。
使用者が下限温度ではなく温度範囲の中から目標温度を指示した場合、空調対象空間の温度が基準温度以下であれば、比較的低い第2温度範囲の中から目標温度が受け付けられる。
これにより、空調対象空間の温度と、第1温度範囲(第2温度範囲)の中から受け付けられた温度(目標温度)との差があまり大きなものにならず、空調装置の冷房手段が最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を冷やし過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記第1下限温度を、前記第2下限温度よりも高く設定し、且つ、前記第2温度範囲の最低温度よりも高く設定している。
本発明の特徴によると、第1下限温度が高いものとなる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度を越えている状態(空調対象空間の温度が比較的高い状態)において、使用者が第1下限温度を指示して、第1下限温度が目標温度として受け付けられた場合、空調対象空間の温度と第1下限温度(目標温度)との差が小さなものとなるので、空調装置の冷房手段が最大冷房能力(又は最大冷房能力に近い状態)で長時間に亘って作動する状態を避けることができて、部屋を冷やし過ぎてしまう状態を避けることができる。
本発明の特徴は、空調装置において次のように構成することにある。
前記表示手段は、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示して、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示し、
前記第1空調モードで、前記受付手段が前記第1下限温度を前記目標温度として受け付けた状態において、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以下になると、
前記第1空調モードから前記第2空調モードに切り換えられて、前記表示手段は、前記下限温度用記号に代えて前記第1下限温度を数字で表示する。
本発明の特徴によると、第1温度範囲(第2温度範囲)から目標温度が受け付けられると、目標温度が数字で表示されるのであり、第1下限温度(第2下限温度)が目標温度として受け付けられると、数字とは異なる下限温度用記号が表示される。
これにより、使用者は、使用者が指示した目標温度(第1温度範囲(第2温度範囲)の中の温度や第1下限温度(第2下限温度))を確認することができる。
この場合、空調対象空間の温度が基準温度を越えた状態(空調対象空間の温度が比較的高い状態)で、第1下限温度が目標温度として受け付けられた状態(第1空調モード)(下限温度用記号の表示)において、空調装置の冷房手段の作動に伴って空調対象空間の温度が下降し、空調対象空間の温度が基準温度以下になると、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられ、下限温度用記号に代えて第1下限温度が数字で表示される。
第2空調モードにおいて、第1下限温度は目標温度の下限ではなく、使用者は第1下限温度よりも低い温度(例えば第2下限温度)を目標温度として指示することができる。
これにより、空調対象空間の温度が基準温度以下になり、下限温度用記号に代えて第1下限温度が数字で表示されることにより、使用者は、数字で表示された目標温度よりも低い温度を、目標温度として指示することができる状態になったことを認識することができるのであり、使用者はさらに低い温度を目標温度として指示することができる。
温風暖房装置の縦断正面図である。 温風暖房装置の縦断側面図である。 温風暖房装置における運転操作パネルの平面図である。 温風暖房装置における制御装置と各部との連係状態を示す概略図である。 温風暖房装置における第1空調モードの目標温度及び第2空調モードの目標温度の状態を示す図である。 温風暖房装置における制御の流れを示す図である。 発明の実施の第1別形態において、冷房装置における制御装置と各部との連係状態を示す概略図である。 発明の実施の第1別形態において、冷房装置における第1空調モードの目標温度及び第2空調モードの目標温度の状態を示す図である。 発明の実施の第1別形態において、冷房装置における制御の流れを示す図である。
本発明を空調装置の一例である温風暖房装置に適用した場合について、以下のように説明する。
本発明の実施形態における前後及び左右は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。吹き出し口4が備えられた側が筐体1(温風暖房装置)の「前」であり、吸い込み口3が備えられた側が筐体1(温風暖房装置)の「後」である。筐体1の後側から前側を視た状態で、右側が筐体1(温風暖房装置)の「右」であり、左側が筐体1(温風暖房装置)の「左」である。
[1]
温風暖房装置の全体構成について説明する。
図1及び図2に示すように、箱状の筐体1の内部に、ガスG(ユーティリティに相当)を燃焼させる燃焼器2(加熱手段に相当)、燃焼器2にガスGを供給するガス供給系、筐体1の後部に備えられた吸い込み口3、筐体1の前部の下部に備えられた吹き出し口4、筐体1の下部に備えられたファン5及びファンを駆動するモータ6、筐体1の上部に備えられた運転操作パネル7、制御装置8等を備えて、温風暖房装置が構成されている。
図1及び図2に示すように、ガス供給系は、筐体1の外部からホース(図示せず)により供給されるガスGを燃焼器2に供給するガス流路9により構成されており、ガス流路9に、ガスGの流量を調節する電磁操作式の流量制御弁10、電磁操作式の第1開閉弁11及び第2開閉弁12等が備えられている。
燃焼器2に、箱状の燃焼室13、ガス流路9からのガスを燃焼室13に供給する供給部14、点火器15、燃焼が行われているか否かを検出する火炎センサー16等が備えられている。
以上の構造により、図1及び図2に示すように、筐体1の外部の空気A1が吸い込み口3から筐体1の内部に吸い込まれると、空気A1が上側の空気A2と下側の空気A3とに分かれて、上側の空気A2は燃焼器2の上側に流れる。
図1及び図2に示すように、ガス流路9から供給部14の入口14aにガスGが供給されるのに伴って、下側の空気A3も供給部14の入口14aに吸い込まれるのであり、ガスG及び下側の空気A3が燃焼室13に供給されて、ガスGが燃焼する。燃焼器2から温かい空気A4が上昇して、上側の空気A2と温かい空気A4とが合流し、合流した温かい空気A5が下降してファン5に供給され、ファン5により温かい空気A5が吹き出し口4から前側に吹き出される。
[2]
次に、温風暖房装置における運転操作パネル7及び制御構成について説明する。
図1及び図3に示すように、筐体1の上部に運転操作パネル7が備えられており、運転操作パネル7に、運転/停止スイッチ17、運転表示ランプ18、温度設定スイッチ19(受付手段に相当)、室温表示部20、目標温度表示部21(表示手段に相当)、エコ運転スイッチ27、おはようタイマースイッチ28、おやすみタイマースイッチ29が備えられている。
図3に示すように、運転/停止スイッチ17は押し操作される毎に、温風暖房装置の運転状態及び停止状態の操作信号が交互に発信される。運転表示ランプ18は、温風暖房装置が運転状態であると点灯し、温風暖房装置が停止状態であると消灯する。
図3に示すように、温度設定スイッチ19は目標温度(後述の[3]参照)を受け付けるものであり、温度設定スイッチ19の上昇側部分を押し操作すると、目標温度が1℃だけ上昇し、温度設定スイッチ19の下降側部分を押し操作すると、目標温度が1℃だけ下降する。
図3に示すように、室温表示部20は液晶パネルによって構成されており、温風暖房装置が設置された部屋(空調対象空間に相当)の温度を、室温として表示する。目標温度表示部21は液晶パネルによって構成されており、目標温度を表示する。
図2に示すように、筐体1の内部において吸い込み口3の近傍に、室温センサー22(温度センサーに相当)が備えられており、吸い込み口3から筐体1の内部に吸い込まれた筐体1の外部の空気A1の温度が、部屋の温度(室温)として検出される。燃焼器2とファン5との間に、空気A5の温度を検出する温風温度センサー23が備えられている。
図4に示すように、運転制御手段24、受付制御手段25(受付手段に相当)、表示制御手段26(表示手段に相当)が、ソフトウェアとして制御装置8に備えられている。
運転/停止スイッチ17、温度設定スイッチ19、エコ運転スイッチ27、おはようタイマースイッチ28、おやすみタイマースイッチ29の操作信号、室温センサー22及び温風温度センサー23の検出信号が制御装置8に入力されている。
図4に示すように、制御装置8において、運転制御手段24により、点火器15、第1及び第2開閉弁11,12、点火器15、流量制御弁10、モータ6が操作されて、燃焼器2の作動(燃焼)の制御が行われる。受付制御手段25及び温度設定スイッチ19により、目標温度の受け付けが行われる。表示制御手段26により、運転表示ランプ18、室温表示部20及び目標温度表示部21が操作される。
以上の運転制御手段24、受付制御手段25、表示制御手段26の作動について、以下の[4][5]において説明する。
[3]
次に、温風暖房装置における目標温度について説明する。
図2及び図4に示すように、部屋の温度(室温)が室温センサー22により検出されており、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度(例えば20℃)未満であると、制御装置8において第1空調モードが設定され、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度(例えば20℃)以上であると、制御装置8において第2空調モードが設定される。
目標温度は、第1及び第2空調モードにおいて、強制弱運転状態での温度と強制強運転状態での温度との間で受け付けられて設定される。
図5に示すように、第1空調モードにおいて、第1温度範囲H1(例えば12℃〜22℃)が設定されている。第1温度範囲H1の最低温度C12(例えば12℃)よりも低い低温度C3(例えば約10℃)が、強制弱運転状態での温度である。第1温度範囲H1の最高温度C11(例えば22℃)よりも高い温度(例えば約23℃)が、強制強運転状態での温度であり、第1上限温度C1である。
図5に示すように、第2空調モードにおいて、第2温度範囲H2(例えば12℃〜26℃)が設定されている。第2温度範囲H2の最低温度C22(例えば12℃)よりも低い低温度C4(例えば約10℃)が、強制弱運転状態での温度である。第2温度範囲H2の最高温度C21(例えば26℃)よりも高い温度(例えば約40℃)が、強制強運転状態での温度であり、第2上限温度C2である。
図5に示すように、第1温度範囲H1よりも、第2温度範囲H2が広いものに設定されており、第1温度範囲H1の強制弱運転状態での温度(低温度C3)と、第2温度範囲H2の強制弱運転状態での温度(低温度C4)とが略同じに設定されている。
図5に示すように、第1上限温度C1が第2上限温度C2よりも低く設定されている。第1温度範囲H1の最高温度C11が第2温度範囲H2の最高温度C21よりも低く設定されている。第1上限温度C1が第2上限温度C2よりも低く設定され、且つ、第2温度範囲H2の最高温度C21よりも低く設定されている。
[4]
次に、温風暖房装置における運転状態について、図6に基づいて説明する(その1)。
使用者が運転/停止スイッチ17を押し操作すると(ステップS1)、第1及び第2開閉弁11,12が開位置に操作されて、点火器15により燃焼器2が点火され、モータ6によりファン5が作動して(ステップS2)、運転状態となる。
運転状態において、運転表示ランプ18が点灯し(ステップS3)、室温センサー22により部屋の温度が現在の室温として検出されて(ステップS4)、現在の室温が室温表示部20に数字で表示される(ステップS5)。
前述のように、運転状態となったときの室温センサー22の検出温度(室温)が、基準温度未満であると(例えば20℃未満であると)(ステップS6)、第1空調モードが設定される。運転状態となったときの室温センサー22の検出温度(室温)が、基準温度以上であると(例えば20℃以上であると)(ステップS6)、第2空調モードが設定される。第1及び第2空調モードの設定は制御装置8において行われるのであり、第1空調モード(第2空調モード)が設定されたことの表示は行われない。
使用者が温度設定スイッチ19を押し操作して目標温度を設定する場合、第1空調モードが設定された状態では、第1上限温度C1、第1温度範囲H1、低温度C3の範囲の中から目標温度が受け付けられる(ステップS7)。
第1空調モードにおいて、第1上限温度C1が目標温度として受け付けられると、「H」(上限温度用記号に相当)が目標温度表示部21に表示される。第1温度範囲H1の中の温度が目標温度として受け付けられると、第1温度範囲H1の中の温度に対応する数字(例えば22〜12)が目標温度表示部21に表示される。低温度C3が目標温度として受け付けられると、「L」が目標温度表示部21に表示される(ステップS8)。
使用者が温度設定スイッチ19を押し操作して目標温度を設定する場合、第2空調モードが設定された状態では、第2上限温度C2、第2温度範囲H2、低温度C4の範囲の中から目標温度が受け付けられる(ステップS14)。
第2空調モードにおいて、第2上限温度C2が目標温度として受け付けられると、「H」(上限温度用記号に相当)が目標温度表示部21に表示される。第2温度範囲H2の中の温度が目標温度として受け付けられると、第2温度範囲H2の中の温度に対応する数字(例えば26〜12)が目標温度表示部21に表示される。低温度C4が目標温度として受け付けられると、「L」が目標温度表示部21に表示される(ステップS15)。
[5]
次に、温風暖房装置における運転状態について、図6に基づいて説明する(その2)。
前項[4]に記載のように、第1空調モード(第2空調モード)において、目標温度が受け付けられて表示されると(ステップS7,S8,S14,S15)、室温センサー22による現在の室温の検出(ステップS9,S16)、及び、室温表示部20による現在の室温の数字での表示が行われながら(ステップS10,S17)、流量制御弁10が操作されて、燃焼器2が最大加熱能力で作動する(制御される)。
室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度となると、室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度に維持されるように、流量制御弁10が操作されて燃焼器2が作動する(制御される)(ステップS11,S18)。
第1空調モードで、第1上限温度C1が目標温度として受け付けられた状態において(ステップS12)、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度以上になったとする(例えば20℃以上になったとする)(ステップS13)。
この場合、第1上限温度C1に代えて、第1上限温度C1に相当する「23」が目標温度として受け付けられた状態となり(ステップS19)、ステップS15に移行して、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられる。
これにより、目標温度表示部21において、表示されていた「H」に代えて数字の「23」が表示されるのであり、前述と同様に、室温センサー22による現在の室温の検出(ステップS16)、及び、室温表示部20による現在の室温の数字での表示が行われながら(ステップS17)、室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度(23℃)となるように(目標温度(23℃)に維持されるように)、流量制御弁10が操作されて燃焼器2が作動する(制御される)(ステップS18)。
前述のように、目標温度表示部21において、表示されていた「H」に代えて数字の「23」が表示されることにより、使用者は、数字で表示された目標温度(23℃)よりも高い温度を、目標温度として指示することができる状態になったことを認識することができるのであり、使用者は温度設定スイッチ19を押し操作することにより、さらに高い温度を目標温度として指示することができる。
[6]
次に、温風暖房装置におけるエコ運転スイッチ27、おはようタイマースイッチ28、おやすみタイマースイッチ29について説明する。
図4に示すように、エコ運転スイッチ27は、エコ運転モードの作動及び停止を指示するものである。
エコ運転モードの作動状態において、室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度となってから所定時間(例えば30分程度)が経過すると、目標温度表示部21の表示が変更されずに、目標温度が1℃だけ下げられる。
前述のように、目標温度が1℃だけ下げられてから、さらに所定時間(例えば30分程度)が経過すると、目標温度表示部21の表示が変更されずに、目標温度がさらに1℃だけ下げられる。
図4に示すように、おはようタイマースイッチ28は、運転が自動的に開始される運転開始予定時刻を設定するものである。
おはようタイマースイッチ28を入り操作した状態において、目標温度表示部21及び室温表示部20が、運転開始予定時刻を表示する状態となり、温度設定スイッチ19を押し操作することにより、運転開始予定時刻を設定することができる。
運転開始予定時刻において、運転が自動的に開始された場合、運転が開始されてから設定時間(例えば60分)が経過すると、運転が自動的に終了される。
図4に示すように、おやすみタイマースイッチ29は、おやすみタイマースイッチ29を入り操作した時点から設定時間の経過後に、運転が自動的に終了されるようにするものである。
おやすみタイマースイッチ29を入り操作する回数により、複数の設定時間(例えば15分、30分、45分、60分)の中から希望の設定時間を選択することができるのであり、選択された設定時間が目標温度表示部21及び室温表示部20に表示される。
[発明の実施の第1別形態]
次に、本発明を空調装置の一例である冷房装置に適用した場合について、以下のように説明する。
[7]
冷房装置の全体構成について説明する。
図7に示すように、電気(ユーティリティに相当)を使用する冷房器30(冷房手段に相当)が備えられており、温風暖房装置と同様に、運転/停止スイッチ17、運転表示ランプ18、温度設定スイッチ19(受付手段に相当)、室温表示部20、及び目標温度表示部21(表示手段に相当)、部屋(空調対象空間に相当)の温度を検出する室温センサー22(温度センサーに相当)が備えられて、冷房装置が構成されている。
図7に示すように、運転制御手段24、受付制御手段25(受付手段に相当)、表示制御手段26(表示手段に相当)が、ソフトウェアとして制御装置8に備えられている。運転/停止スイッチ17及び温度設定スイッチ19の操作信号、室温センサー22の検出信号が制御装置8に入力されている。
図7に示すように、制御装置8において、運転制御手段24により、冷房器30の作動の制御が行われる。受付制御手段25及び温度設定スイッチ19により、目標温度の受け付けが行われる。表示制御手段26により、運転表示ランプ18、室温表示部20及び目標温度表示部21が操作される。
[8]
次に、冷房装置における目標温度について説明する。
図8に示すように、部屋の温度(室温)が室温センサー22により検出されており、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度(例えば26℃)を越えていると、制御装置8において第1空調モードが設定され、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度(例えば26℃)以下であると、制御装置8において第2空調モードが設定される。
目標温度は、第1及び第2空調モードにおいて、強制弱運転状態での温度と強制強運転状態での温度との間で受け付けられて設定される。
図8に示すように、第1空調モードにおいて、第1温度範囲G1(例えば24℃〜29℃)が設定されている。第1温度範囲G1の最高温度D12(例えば29℃)よりも高い高温度D3(例えば約30℃)が、強制弱運転状態での温度である。第1温度範囲G1の最低温度D11(例えば24℃)よりも低い温度(例えば約23℃)が、強制強運転状態での温度であり、第1下限温度D1である。
図8に示すように、第2空調モードにおいて、第2温度範囲G2(例えば20℃〜29℃)が設定されている。第2温度範囲G2の最高温度D22(例えば29℃)よりも高い高温度D4(例えば約30℃)が、強制弱運転状態での温度である。第2温度範囲G2の最低温度D21(例えば20℃)よりも低い温度(例えば約16℃)が、強制強運転状態での温度であり、第2下限温度D2である。
図8に示すように、第1温度範囲G1よりも、第2温度範囲G2が広いものに設定されており、第1温度範囲G1の強制弱運転状態での温度(高温度D3)と、第2温度範囲G2の強制弱運転状態での温度(高温度D4)とが略同じに設定されている。
図8に示すように、第1下限温度D1が第2下限温度D2よりも高く設定されている。第1温度範囲G1の最低温度D11が第2温度範囲G2の最低温度D21よりも高く設定されている。第1下限温度D1が第2下限温度D2よりも高く設定され、且つ、第2温度範囲G2の最低温度D21よりも高く設定されている。
[9]
次に、冷房装置における運転状態について、図9に基づいて説明する(その1)。
使用者が運転/停止スイッチ17を押し操作すると(ステップS31)、冷房器30が作動して(ステップS32)、運転状態となる。運転状態において、運転表示ランプ18が点灯し(ステップS33)、室温センサー22により部屋の温度が現在の室温として検出されて(ステップS34)、現在の室温が室温表示部20に数字で表示される(ステップS35)。
前述のように、運転状態となったときの室温センサー22の検出温度(室温)が、基準温度を越えていると(例えば26℃を越えていると)(ステップS36)、第1空調モードが設定される。運転状態となったときの室温センサー22の検出温度(室温)が、基準温度以下であると(例えば26℃以下であると)(ステップS36)、第2空調モードが設定される。第1及び第2空調モードの設定は制御装置8において行われるのであり、第1空調モード(第2空調モード)が設定されたことの表示は行われない。
使用者が温度設定スイッチ19を押し操作して目標温度を設定する場合、第1空調モードが設定された状態では、第1下限温度D1、第1温度範囲G1、高温度D3の範囲の中から目標温度が受け付けられる(ステップS37)。
第1空調モードにおいて、第1下限温度D1が目標温度として受け付けられると、「L」(下限温度用記号に相当)が目標温度表示部21に表示される。第1温度範囲G1の中の温度が目標温度として受け付けられると、第1温度範囲G1の中の温度に対応する数字(例えば24〜29)が目標温度表示部21に表示される。高温度D3が目標温度として受け付けられると、「H」が目標温度表示部21に表示される(ステップS38)。
使用者が温度設定スイッチ19を押し操作して目標温度を設定する場合、第2空調モードが設定された状態では、第2下限温度D2、第2温度範囲G2、高温度D4の範囲の中から目標温度が受け付けられる(ステップS44)。
第2空調モードにおいて、第2下限温度D2が目標温度として受け付けられると、「L」(下限温度用記号に相当)が目標温度表示部21に表示される。第2温度範囲G2の中の温度が目標温度として受け付けられると、第2温度範囲G2の中の温度に対応する数字(例えば20〜29)が目標温度表示部21に表示される。高温度D4が目標温度として受け付けられると、「H」が目標温度表示部21に表示される(ステップS45)。
[10]
次に、冷房装置における運転状態について、図9に基づいて説明する(その2)。
前項[9]に記載のように、第1空調モード(第2空調モード)において、目標温度が受け付けられて表示されると(ステップS37,S38,S44,S45)、室温センサー22による現在の室温の検出(ステップS39,S46)、及び、室温表示部20による現在の室温の数字での表示が行われながら(ステップS40,S47)、冷房器30が最大冷房能力で作動する(制御される)。
室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度となると、室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度に維持されるように、冷房器30が作動する(制御される)(ステップS41,S48)。
第1空調モードで、第1下限温度D1が目標温度として受け付けられた状態において(ステップS42)、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度以下になったとする(例えば26℃以下になったとする)(ステップS43)。
この場合、第1下限温度D1に代えて、第1下限温度D1に相当する「23」が目標温度として受け付けられた状態となり(ステップS49)、ステップS45に移行して、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられる。
これにより、目標温度表示部21において、表示されていた「L」に代えて数字の「23」が表示されるのであり、前述と同様に、室温センサー22による現在の室温の検出(ステップS46)、及び、室温表示部20による現在の室温の数字での表示が行われながら(ステップS47)、室温センサー22の検出温度(室温)が目標温度(23℃)となるように(目標温度(23℃)に維持されるように)、冷房器30が作動する(制御される)(ステップS48)。
前述のように、目標温度表示部21において、表示されていた「L」に代えて数字の「23」が表示されることにより、使用者は、数字で表示された目標温度(23℃)よりも低い温度を、目標温度として指示することができる状態になったことを認識することができるのであり、使用者は温度設定スイッチ19を押し操作することにより、さらに低い温度を目標温度として指示することができる。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための形態]の目標温度において(図5参照)、第1温度範囲H1の強制弱運転状態での温度(低温度C3)と、第2温度範囲H2の強制弱運転状態での温度(低温度C4)とが異なるように設定してもよい。
この場合、第1温度範囲H1の強制弱運転状態での温度(低温度C3)よりも、第2温度範囲H2の強制弱運転状態での温度(低温度C4)を高いものに設定すれば、第1温度範囲H1の範囲と第2温度範囲H2の範囲とを同じものに設定してもよい。
第1上限温度C1が第2上限温度C2よりも低く設定された状態において、第1上限温度C1を、第2温度範囲H2の最高温度C21よりも高く設定してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態]の目標温度において(図8参照)、第1温度範囲G1の強制弱運転状態での温度(高温度D3)と、第2温度範囲G2の強制弱運転状態での温度(高温度D4)とが異なるように設定してもよい。
この場合、第1温度範囲G1の強制弱運転状態での温度(高温度D3)よりも、第2温度範囲G2の強制弱運転状態での温度(高温度D4)を低いもの設定すれば、第1温度範囲G1の範囲と第2温度範囲G2の範囲とを同じものに設定してもよい。
第1下限温度D1が第2下限温度D2よりも高く設定されてた状態において、第1下限温度D1を、第2温度範囲G2の最低温度D21よりも低く設定してもよい。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための形態]及び[発明の実施の第2別形態]において(図6参照)、第1空調モードで第1上限温度C1が目標温度として受け付けられた場合(第2空調モードで第2上限温度C2が目標温度として受け付けられた場合)、「H」が目標温度表示部21に表示されて、設定時間の経過以後に「H]の表示が自動的に停止されるように構成してもよい(ステップS8,S15)。
同様に、第1空調モードで低温度C3が目標温度として受け付けられた場合(第2空調モードで低温度C4が目標温度として受け付けられた場合)、「L」が目標温度表示部21に表示されて、設定時間の経過以後に「L]の表示が自動的に停止されるように構成してもよい(ステップS8,S15)。
前述の第1空調モードにおいて、第1上限温度C1が目標温度として受け付けられた状態で(ステップS12)、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度以上になり(ステップS13)、ステップS15に移行して、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられた場合、目標温度表示部21に数字の「23」が表示されるように構成すればよい。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第3別形態]において(図9参照)、第1空調モードで第1下限温度D1が目標温度として受け付けられた場合(第2空調モードで第2下限温度D2が目標温度として受け付けられた場合)、「L」が目標温度表示部21に表示されて、設定時間の経過以後に「L]の表示が自動的に停止されるように構成してもよい(ステップS38,S45)。
同様に、第1空調モードで高温度D3が目標温度として受け付けられた場合(第2空調モードで高温度D4が目標温度として受け付けられた場合)、「H」が目標温度表示部21に表示されて、設定時間の経過以後に「H]の表示が自動的に停止されるように構成してもよい(ステップS8,S15)。
前述の第1空調モードにおいて、第1下限温度D1が目標温度として受け付けられた状態で(ステップS42)、室温センサー22の検出温度(室温)が基準温度以下になり(ステップS43)、ステップS45に移行して、第1空調モードから第2空調モードに切り換えられた場合、目標温度表示部21に数字の「23」が表示されるように構成すればよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む。以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、空調対象空間の空気を加熱(冷却)する加熱手段を備えた暖房装置や、冷房手段を備えた冷房装置等の空調装置に適用できる。
2 加熱手段
22 温度センサー
19,25 受付手段
21,26 表示手段
24 運転制御手段
30 冷房手段
C1 第1上限温度
C2 第2上限温度
C11 第1温度範囲の最高温度
C21 第2温度範囲の最高温度
D1 第1下限温度
D2 第2下限温度
D11 第1温度範囲の最低温度
D21 第2温度範囲の最低温度
H 上限温度用記号
H1,G1 第1温度範囲
H2,G2 第2温度範囲
L 下限温度用記号

Claims (8)

  1. 空調対象空間の空気を加熱する加熱手段と、前記空調対象空間の温度を検出する温度センサーと、使用者の操作による前記空調対象空間の目標温度を受け付ける受付手段と、前記目標温度を表示する表示手段とを備え、
    前記温度センサーの検出温度が前記目標温度となるように、前記加熱手段を作動させる運転制御手段を備えており、
    前記温度センサーの検出温度が基準温度未満であると第1空調モードが設定され、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以上であると第2空調モードが設定されるのであり、
    前記第1空調モードにおいて、
    前記受付手段は、第1温度範囲内の温度及び前記第1温度範囲の最高温度よりも高い第1上限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第1上限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる上限温度用記号を表示し、
    前記第2空調モードにおいて、
    前記受付手段は、第2温度範囲内の温度及び前記第2温度範囲の最高温度よりも高い第2上限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第2上限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる前記上限温度用記号を表示し、
    前記第1上限温度を前記第2上限温度よりも低く設定している空調装置。
  2. 前記第1温度範囲の最高温度を前記第2温度範囲の最高温度よりも低く設定している請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記第1上限温度を、前記第2上限温度よりも低く設定し、且つ、前記第2温度範囲の最高温度よりも低く設定している請求項1又は2に記載の空調装置。
  4. 前記表示手段は、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示して、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示し、
    前記第1空調モードで、前記受付手段が前記第1上限温度を前記目標温度として受け付けた状態において、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以上になると、
    前記第1空調モードから前記第2空調モードに切り換えられ、前記表示手段は、前記上限温度用記号に代えて前記第1上限温度を数字で表示する請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の空調装置。
  5. 空調対象空間の空気を冷却する冷房手段と、前記空調対象空間の温度を検出する温度センサーと、使用者の操作による前記空調対象空間の目標温度を受け付ける受付手段と、前記目標温度を表示する表示手段とを備え、
    前記温度センサーの検出温度が前記目標温度となるように、前記冷房手段を作動させる運転制御手段を備えて、
    前記温度センサーの検出温度が基準温度を越えていると第1空調モードが設定され、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以下であると第2空調モードが設定されるのであり、
    前記第1空調モードにおいて、
    前記受付手段は、第1温度範囲内の温度及び前記第1温度範囲の最低温度よりも低い第1下限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第1下限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる下限温度用記号を表示し、
    前記第2空調モードにおいて、
    前記受付手段は、第2温度範囲内の温度及び前記第2温度範囲の最低温度よりも低い第2下限温度の中から、使用者により指示された温度を前記目標温度として受け付け、前記表示手段は、前記受付手段が前記第2下限温度を前記目標温度として受け付けた場合、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度の表示とは異なる前記下限温度用記号を表示し、
    前記第1下限温度を前記第2下限温度よりも高く設定している空調装置。
  6. 前記第1温度範囲の最低温度を前記第2温度範囲の最低温度よりも高く設定している請求項5に記載の空調装置。
  7. 前記第1下限温度を、前記第2下限温度よりも高く設定し、且つ、前記第2温度範囲の最低温度よりも高く設定している請求項5又は6に記載の空調装置。
  8. 前記表示手段は、前記第1温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示して、前記第2温度範囲に対応する前記目標温度を数字で表示し、
    前記第1空調モードで、前記受付手段が前記第1下限温度を前記目標温度として受け付けた状態において、前記温度センサーの検出温度が前記基準温度以下になると、
    前記第1空調モードから前記第2空調モードに切り換えられて、前記表示手段は、前記下限温度用記号に代えて前記第1下限温度を数字で表示する請求項5〜7のうちのいずれか一つに記載の空調装置。
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