JP4385475B2 - 空気調和機、空気調和システムおよび目標温度可変範囲の変更方法 - Google Patents

空気調和機、空気調和システムおよび目標温度可変範囲の変更方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、使用者が温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に空気調和システムを制御する場合、各空気調和機を操作するためにローカルリモートコントローラ(以下、リモコンと記す)や集中コントローラが設置される。
図8に空気調和システムの構成図を示す。図中の1a〜1dは空気調和機の室内機であり、2a〜2bは空気調和機の室外機である。15a〜15cはリモコン、16は集中コントローラを表し、それぞれは伝送線5により接続されている。
図9はリモコンの外観図を示し、図中6は空気調和機の現在の運転状態・設定状態などを表示する表示部、7は運転停止ボタン、運転モード切替ボタン、室温調節ボタンなどの操作入力部である。
【0003】
空気調和機1a〜1d、2a〜2bは、リモコン15a〜15cの操作入力部7で設定された情報を伝送線5を介し通信コマンドとして得、その情報を元に空調制御を行う。リモコン操作者が室内温度の目標温度値を変更したい場合、操作入力部7内の室温調節ボタンのアップ(△)/ダウン(▽)を操作することにより希望の目標温度値に変更することが可能である。
【0004】
但し、室温の調節ができる目標温度可変範囲は、予めリモコン内に記憶されており、現在の運転モード(冷房、ドライ、暖房など)の状態により可変できる温度範囲が決定されている。多少、温度範囲の差はあるが通常可変できる温度範囲は図10のような範囲が一般的であり、冷房/ドライ時は19℃〜30℃、暖房時は17℃〜28℃となっている。
【0005】
前述のように従来のリモコンでは、使用者が任意に温度設定ができる範囲(目標温度可変範囲)は予めリモコン内に記憶されており、この目標温度可変範囲を変更する手段がない。この目標温度可変範囲は空気調和機の能力が十分発揮できる温度帯で設定されているが、目標温度可変範囲の上下限値辺りでは要求能力を発揮するために、より電力が必要となる。このため、使用者によって目標温度可変範囲の上下限値辺りに温度設定された場合、電力消費が増大され、効率的な省エネ制御を行うことが難しかった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためなされたもので、利用者の要求等に応じて、室内温度調節用の目標温度可変範囲を変更することで過度な目標温度に調節されることを防ぎ、効率良い省エネ制御を実現できることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明における空気調和機は、温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う空気調和機において、目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値とメモリに記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の目標温度可変範囲を算出する演算手段とを有するものである。
【0008】
さらにまた、目標温度可変範囲を表示する表示部を有し、現在の運転モードが冷房またはドライ運転である場合には、冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させた温度を表示し、現在の運転モードが暖房運転である場合には、暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させた温度を表示するものである。
【0009】
この発明における空気調和システムは、温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う複数台の空気調和機と、空気調和機の運転を制御する複数のコントローラとを有する空気調和システムにおいて、目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値とメモリに記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の目標温度可変範囲を算出する演算手段と、演算手段に対応するコントローラ以外のコントローラに対し、演算手段が算出した目標温度可変範囲をコントローラに送信する通知手段とを有するものである。
【0010】
また、メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段をリモートコントローラに設け、通知手段によって他のコントローラに対し演算手段により算出された目標温度可変範囲を送信するものである。
【0011】
さらに、メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段を、複数台の空気調和機を集中管理する集中コントローラに設け、通信手段によって他のコントローラに対し演算手段により算出された目標温度可変範囲を送信するものである。
【0012】
この発明における目標温度可変範囲の変更方法は、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表すスイッチを有する空気調和機において任意に設定可能な範囲として空気調和機に記憶された目標温度可変範囲の変更方法であって、空気調和機のリモコンの所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードに切り替えるモード切替ステップと、当該モード切替ステップの後、冷房運転時の目標温度可変範囲を変更するのか、暖房運転時の目標温度可変範囲を変更するのかを選択させる選択ステップと、当該選択ステップの後、冷房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された目標温度可変範囲のうち冷房運転時の目標温度可変範囲の下限値をスイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された目標温度可変範囲のうち暖房運転時の目標温度可変範囲の上限値をスイッチで表された温度値分下降させて目標温度可変範囲の変更を行う変更ステップと、当該変更ステップにより変更された目標温度可変範囲を記憶する記憶ステップと、所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードを終了する終了ステップとを有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの実施の形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。
図において、1a〜1dは空気調和機の室内機であり、2a〜2bは空気調和機の室外機である。各室内機1a〜1dには必要に応じ、それぞれリモコン3a〜3cが接続されている。また、各室外機2a〜2b、各室内機1a〜1d、及びリモコン3a〜3cの全てを制御・管理する集中コントローラ4が接続されている。各機器は通信伝送線5によって接続され、各機器間で通信授受を行うことにより空気調和機の運転制御を実現している。
【0014】
以上のように構成された空気調和システムでは、リモコン3aは室内機1aおよび1bの運転制御に用い、リモコン3bは室内機1cの運転制御に用い、リモコン3cは室内機1dの運転制御に用いる。
【0015】
図2は本実施の形態のリモコン3a〜3cを示す図であり、リモコンを覆う上カバー(図示せず)をとった状態での外観図である。図中6は、空気調和機の現在の運転状態、設定状態などを表示する表示部であり、7は運転停止ボタン、運転モード切替ボタン、室温調節ボタンなどの操作を行う操作入力部である。8は、室内温度調節用として専用に設けられた目標温度設定幅決定スイッチである。この実施の形態では目標温度設定幅決定スイッチ8は他の操作スイッチとは独立に設けられている。
【0016】
目標温度設定幅決定スイッチ8はリモコンを覆う上カバーを取り外すことにより表面に露出する形となり、上カバーを取り外さなければ触れられない構造になっている。
また、目標温度設定幅決定スイッチ8は四極のディップスイッチで構成され、ディップスイッチの一極から三極のスイッチのみ有効とし、その設定内容は2進数の温度値を表し、0℃〜7℃の値を設定できる。なお、4極目は予備のスイッチであり入力は無効である。
【0017】
図3は、目標温度設定幅決定スイッチ8によって設定された入力温度値を基に目標温度可変範囲を決定するためのフローである。
【0018】
従来例の図10で示したとおり、リモコンには室温の調節が可変できる範囲が予めメモリに記憶されており、現在の運転モードにより可変できる目標範囲(目標温度可変範囲)が決定されている。そして、この範囲内で空気調和機は温度調節を行う。多少、温度範囲の差はあるが通常可変できる温度範囲は図10のような範囲が一般的であり、冷房/ドライ時は19℃〜30℃、暖房時は17℃〜28℃となっている。この範囲をそれぞれの運転モード(冷房/ドライ運転モード、暖房運転モード)で可変できる範囲(目標温度可変範囲)として以下説明を行う。
【0019】
省エネ制御を行うには、冷房/ドライ運転時は目標温度可変範囲の下限値を上げる方向へ、逆に暖房運転時には目標温度可変範囲の上限値を下げる方向にすることにより実現が可能となる。
従って、図3のフロー動作を実施することにより省エネ制御が可能となる。フローを説明すると、まずステップ9aの状態にて目標温度設定幅決定スイッチ8の入力温度値Nの状態を読み込み、設定値が”0℃”或いはそれ以外の場合に処理を分ける。
【0020】
入力温度値Nが”0℃”の場合、ステップ9bに移行し目標温度可変範囲は出荷時にメモリに記憶されたままの温度幅となる。即ち、リモコン3a〜3cの表示部6には、冷房/ドライ運転時は19℃〜30℃、暖房運転時は17℃〜28℃の可変範囲で温度表示がされる。この範囲で使用者は任意に温度設定をすることができる。
【0021】
”0℃以外”の場合ではステップ9cに進み、現在の運転モードが冷房/ドライ運転であるかを判断する。冷房/ドライ運転中であればステップ9dに処理が移行し、冷房/ドライ時での最下限値である19℃に目標温度設定幅決定スイッチ8の入力温度値(N℃)分をプラスする。従って、この場合では(19+N)℃〜30℃の範囲内で操作入力部7の室温調節ボタンのアップ/ダウンボタンで希望する目標温度を設定することが出来るようになる。即ち、リモコン3a〜3cの表示部6には、冷房/ドライ運転時は(19+N)℃〜30℃の可変範囲で温度表示がされる。
【0022】
また、冷房/ドライ運転中でなければステップ9eに進み、暖房中であるかを判断する。暖房中でなければ処理がフローのスタートに戻る。暖房中であれば処理がステップ9fに進み暖房時での最上限値である28℃に目標温度設定幅決定スイッチ8の入力温度値(N℃)分をマイナスする。従って、この場合では17℃〜(28−N)℃の範囲内で操作入力部7の室温調節ボタンのアップ/ダウンボタンで希望する目標温度を設定することが出来るようになる。即ち、リモコン3a〜3cの表示部6には、暖房運転時は17℃〜(28−N)℃の可変範囲で温度表示がされる。
【0023】
上記処理により、冷房/ドライ運転時は目標温度可変範囲の下限値を上げる方向へ、逆に暖房運転時には目標温度可変範囲の上限値を下げる方向へ、目標温度可変範囲を狭めるようにしたため、リモコン使用者によって過度の目標温度値に設定されることを防止でき、省エネ制御及び、ランニングコストの低減が可能となる。
【0024】
また、目標温度設定幅決定スイッチ8は上ケースを外さなければ変更できないように構成しているため、簡単には設定変更できずいたずらなどによる目標温度可変幅の変更を防止できる効果もある。
【0025】
なお、以上の実施の形態では目標温度設定幅決定スイッチ8は四極のディップスイッチとしたが、四極以外のディップスイッチ、10進ロータリスイッチ、或いはそれ以外のスイッチでも可変入力値を設定できるものであれば良い。
【0026】
リモコン3a〜3cそれぞれに目標温度設定幅決定スイッチ8を設け、それぞれの入力温度値Nに基づいて、それぞれの空気調和機ごとに別個の目標温度可変範囲を持たせることができる。
【0027】
また、以上の実施の形態では目標温度設定幅決定スイッチ8の設定値は0℃〜7℃の値を設定できるとしたが、これ以上の値を設定できるようにしても良い。
【0028】
次に、図4に本実施の形態のリモコン3a〜3cの内部構成図を示す。図中の6、7、8は図2で説明したようにそれぞれ表示部、操作入力部、及び目標温度設定幅決定スイッチである。目標温度設定幅決定スイッチ8で設定された内容は、CPU10に送られ、CPU10はこの内容を元に図3のフロー処理を実施し目標温度可変幅を決定する。また、図4に示したリモコンは、目標温度可変幅の決定結果を記憶素子であるメモリ11に出力すると共に、通信コマンドに変換し送受信回路12を介し、他のリモコン3a〜3c及び、集中コントローラ4へ送信する機能を有している。
【0029】
他のリモコン3a〜3c及び、集中コントローラ4は既に保有していた目標温度可変幅情報を破棄し、新たに通信にて受信した目標温度可変幅情報を最新情報に変更すると共に、メモリ11に記憶する。
このように上記通信制御にて情報伝達する手段を設ければ、一箇所のリモコンで目標温度可変範囲情報を設定すれば他のリモコンや集中コントローラ4へ情報を伝達することができ、各機器毎に目標温度設定幅決定スイッチ8の設定を変更する手間を省くことができる。さらには、目標温度設定幅決定スイッチ8をリモコン3a〜3c内の一つのリモコンにのみ設けても、すべての空気調和機の目標温度可変範囲を変更することができる。
【0030】
この実施の形態におけるCPU10は、図3に示す処理フローを実施するものであり、メモリ11に記憶された目標温度可変範囲を変更する変更手段の機能を有する。さらに、CPU10は、目標温度設定幅決定スイッチ8による入力温度値分とメモリ11に記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とから変更後の目標温度可変範囲を演算する演算手段としての機能も有する。
また、送受信回路12は他のリモコン等に変更後の目標温度可変範囲を通知する通知手段の一例である。この実施の形態ではリモコン3と集中コントローラ4とを分けて説明しているが、いずれもコントローラの一例である。
【0031】
尚、この実施の形態ではCPU10および送受信回路12は、変更後の目標温度可変範囲を通知するようにしているが、目標温度設定幅決定スイッチ8による入力温度値を通知し、この入力温度値により受信側で変更後の目標温度可変範囲を算出するようにしてもよい。
【0032】
実施の形態2.
実施の形態1ではリモコン3に目標温度設定幅決定スイッチ8を専用に設けた場合について説明したが、目標温度設定幅決定スイッチ8を専用に設けないで同様な動作をさせる例を説明する。
【0033】
図5は実施の形態2で使用されるリモコン3の外観図である。図2と異なる点は、目標温度設定幅決定スイッチ8が専用のスイッチとして実装されていないことである。
図6はリモコン3の内部構成図を示し、図4とほぼ同等な構成となり異なる点は、目標温度設定幅決定スイッチ8が専用のスイッチとして実装されていないことと、メモリが不揮発性メモリ13となった点のみである。
【0034】
次に、上記リモコン3を使用したときの目標温度可変幅設定の手順を図7のフローを用いて説明する。
まず、リモコン3に電源が投入され、CPU10が動作している状態で、操作入力部7内のある特定のボタン、例えば室温調節アップ/ダウンボタンの両方が同時に、ある一定時間押されたかどうかを検知し、検知した場合に目標温度可変幅設定モードへ移行する(ステップ14a,14b)。
【0035】
リモコン3は運転モード切替ボタンによって運転モードを選択するよう使用者に促す。例えば、リモコンの表示部6に”冷房/ドライ”と”暖房”の切換表示を行い、どちらの運転モードの目標温度可変範囲を設定するのか選択させる。これに応じて、使用者が運転モード切替ボタンによって”冷房/ドライ”と”暖房”のいずれかを選択する(ステップ14c)。
【0036】
使用者が”冷房/ドライ”を選択し、表示部6に”冷房/ドライ”が表示されている場合はステップ14dの処理に移行し、使用者が”暖房”を選択し、表示部6に”暖房”が表示されている場合はステップ14eの処理に移行する。
【0037】
ステップ14dの処理では、予めプログラムされている冷房/ドライ運転時での最下限値である19℃を表示する(但し、既に下限値が変更されている場合は不揮発メモリに記憶されている冷房/ドライ時での最新の最下限値を表示する)。
また、ステップ14eの処理では、予めプログラムされている暖房運転時での最上限値である28℃を表示する。(但し、既に上限値が変更されている場合は、不揮発性メモリに記憶されている暖房時での最新の最上限値を表示する)。
【0038】
次に、ステップ14f、14gの処理に進み、リモコン3の表示部6に目標温度可変範囲を変更するために、室温調節アップ或いはダウンボタンの入力を行うよう表示する。室温調節アップ或いはダウンボタンの入力が有れば、現在表示している冷房/ドライ時での最新の最下限値或いは、暖房時での最新の最上限値をアップ或いはダウンさせ希望の温度値となるまでこの処理を行う。但し、可変できる希望温度値は予めプログラムされている冷房/ドライ時19℃〜30℃、暖房時は17℃〜28℃の範囲内とする。
【0039】
その後、希望の冷房/ドライ時での最下限値或いは、暖房時での最上限値となれば処理を終わらせるため、再度操作入力部7内の室温調節アップ/ダウンボタンの両方を同時に、ある一定時間押す。この処理により目標温度可変幅設定モードが解除される(ステップ14h〜14i)。この後、通常の操作が可能となるが、ステップ14iの後、ステップ14f及び14gで最終的に設定された冷房/ドライ時での最下限値及び、暖房時での最上限値を不揮発メモリに記憶する(ステップ14j)。この不揮発性メモリ13に記憶された冷房/ドライ時での最下限値及び、暖房時での最上限値によって各運転モードでの目標温度を可変することができるようになる。
【0040】
ステップ14hで、運転モード切替ボタンにより別のモードが選択された場合には、選択されたモード(冷房/ドライまたは暖房)に対する目標温度可変範囲の設定を行う(ステップ14d〜14fまたはステップ14e〜14g)。
【0041】
上記のフロー動作を行うことにより、冷房/ドライ時は目標温度可変範囲の下限値を上げる方向へ、逆に暖房時には目標温度可変範囲の上限値を下げる方向へ、目標温度可変範囲を狭めることにより、実施の形態1と同様に過度の目標温度値に設定することが出来なくなり、これにより省エネ制御の実現が可能となる。
【0042】
また、実施の形態1、図4について説明したものと同様に、リモコン3に通信制御にて情報伝達する手段を設ければ、一箇所のリモコンで目標温度可変範囲情報を設定することにより他のリモコンや集中コントローラへ情報を伝達することができる。実施の形態1と同様に各機器毎に図7のフロー動作である目標温度可変幅設定を実施する手間を省く効果を奏する。
【0043】
なお、この実施の形態では、操作入力部7内のある特定のボタン、例えば室温調節アップ/ダウンボタンの両方を同時に、ある一定時間押された場合に目標温度可変幅設定モードへ移行する(ステップ14a,14b)ようにしているが、その他のボタンを一定時間押したり、複数のボタンを同時に押したりした場合に目標温度可変幅設定モードへ移行するようにしてもよい。
【0044】
この実施の形態におけるCPU10は、図7に示す処理フローを実施するものであり、不揮発性メモリ13に記憶された目標温度可変範囲を変更する変更手段の機能を有する。さらに、CPU10は、室温調節ボタンによる入力値とメモリ11に記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とから変更後の目標温度可変範囲を演算する演算手段としての機能も有する。
また、送受信回路12は他のリモコン等に変更後の目標温度可変範囲を通知する通知手段の一例である。
【0045】
実施の形態3.
また、実施の形態1、2ではリモコンにて目標温度可変範囲の変更を実施したが、同様の設定手段、通信手段を集中コントローラ4に設けた場合も上記同様なことが実現可能であり、同様な効果を奏すことが可能である。
【0046】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように構成されるので、以下に示すような効果を奏する。
この発明における空気調和機は、温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う空気調和機において、目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値とメモリに記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の目標温度可変範囲を算出する演算手段とを有するため、利用者の要求等に応じて、室内温度調節用の目標温度可変範囲を変更することで過度な目標温度に設定されることを防ぐことができ、また温度値の増減値をスイッチに設定すれば良い。
また、空気調和機にとって負担の大きい範囲を避けることで省エネ制御を効率的に行うことができる。
【0047】
さらにまた、目標温度可変範囲を表示する表示部を有し、現在の運転モードが冷房またはドライ運転である場合には、冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させた温度を表示し、現在の運転モードが暖房運転である場合には、暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させた温度を表示するので、空気調和機にとって負担の大きい範囲を避けることで省エネ制御を効率的に行うことができる。
【0048】
この発明における空気調和システムは、温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う複数台の空気調和機と、空気調和機の運転を制御する複数のコントローラとを有する空気調和システムにおいて、目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値とメモリに記憶された目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の目標温度可変範囲を算出する演算手段と、演算手段に対応するコントローラ以外のコントローラに対し、演算手段が算出した目標温度可変範囲をコントローラに送信する通知手段とを有するため、各空気調和機ごとに目標温度可変範囲の変更を行う必要がなくなる。
【0049】
また、メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段をリモートコントローラに設け、通知手段によって他のコントローラに対し演算手段により演算された目標温度可変範囲を送信するため、少なくとも1つのリモートコントローラに変更手段等を設けることで、空気調和システムを構成する複数台の空気調和機に対して目標温度可変範囲の変更を行うことができる。
【0050】
さらに、メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段を、複数台の空気調和機を集中管理する集中コントローラに設け、通信手段によって他のコントローラに対し演算手段により演算された目標温度可変範囲を送信するため、少なくとも集中コントローラに変更手段等を設けることで、空気調和システムを構成する複数台の空気調和機に対して目標温度可変範囲の変更を行うことができる。
【0051】
この発明における目標温度可変範囲の変更方法は、目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表すスイッチを有する空気調和機において任意に設定可能な範囲として空気調和機に記憶された目標温度可変範囲の変更方法であって、空気調和機のリモコンの所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードに切り替えるモード切替ステップと、当該モード切替ステップの後、冷房運転時の目標温度可変範囲を変更するのか、暖房運転時の目標温度可変範囲を変更するのかを選択させる選択ステップと、当該選択ステップの後、冷房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された目標温度可変範囲のうち冷房運転時の目標温度可変範囲の下限値をスイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された目標温度可変範囲のうち暖房運転時の目標温度可変範囲の上限値をスイッチで表された温度値分下降させて目標温度可変範囲の変更を行う変更ステップと、当該変更ステップにより変更された目標温度可変範囲を記憶する記憶ステップと、所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードを終了する終了ステップとを有するため、室内温度調節用の目標温度可変範囲を変更することで過度な目標温度に調節されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の空気調和システムのブロック図である。
【図2】 実施の形態1に適用されるリモコンの外観図である。
【図3】 実施の形態1で目標温度可変範囲を設定する処理手順を示すフローである。
【図4】 実施の形態1に適用されるリモコンの内部構成図である。
【図5】 実施の形態2に適用されるリモコンの外観図である。
【図6】 実施の形態2に適用されるリモコンの内部構成図である。
【図7】 実施の形態2での目標温度可変範囲を設定する処理手順を示すフローである。
【図8】 従来の空気調和システムのブロック図である。
【図9】 従来のリモコンの外観図である。
【図10】 従来及び、本発明のリモコンに予めプログラムされている目標温度可変範囲を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1d 空気調和機の室内機、2a〜2b 空気調和機の室外機、3a〜3c リモコン、4 集中コントローラ、5 伝送線、6 リモコンの表示部、7 リモコンの操作入力部、8 目標温度設定幅決定スイッチ、9a〜9f 目標温度可変範囲決定フローの各パート、10 リモコンのCPU、11 リモコンのメモリ、12 リモコンの送受信回路、13 リモコンの不揮発メモリ、14a〜14j 目標温度可変範囲を設定するフローの各パート。

Claims (6)

  1. 温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う空気調和機において、
    前記目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、
    前記目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、
    前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値と前記メモリに記憶された前記目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の前記目標温度可変範囲を算出する演算手段と
    を有する空気調和機。
  2. 目標温度可変範囲を表示する表示部を有し、
    現在の運転モードが冷房またはドライ運転である場合には、冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させた温度を表示し、
    現在の運転モードが暖房運転である場合には、暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させた温度を表示することを特徴とする、請求項に記載の空気調和機。
  3. 温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲を有し、この範囲内で温度調節を行う複数台の空気調和機と、前記空気調和機の運転を制御する複数のコントローラとを有する空気調和システムにおいて、
    前記目標温度可変範囲が記憶されるメモリと、
    前記目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表す目標温度設定幅決定スイッチと、
    前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値と前記メモリに記憶された前記目標温度可変範囲の上限値または下限値とに基づき、冷房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には冷房運転用の目標温度可変範囲の下限値を前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分上昇させ、暖房運転に対応する目標温度可変範囲を算出する場合には暖房運転用の目標温度可変範囲の上限値を前記目標温度設定幅決定スイッチで表された温度値分下降させて変更後の前記目標温度可変範囲を算出する演算手段と、
    前記演算手段に対応する前記コントローラ以外のコントローラに対し、前記演算手段が算出した目標温度可変範囲を送信する通知手段と
    を有することを特徴とする空気調和システム。
  4. メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段をリモートコントローラに設け、前記通知手段によって他のコントローラに対し前記演算手段が算出した目標温度可変範囲を送信することを特徴とする請求項記載の空気調和システム。
  5. メモリ、目標温度設定幅決定スイッチ、演算手段および通知手段を複数台の空気調和機を集中管理する集中コントローラに設け、前記通信手段によって前記演算手段が算出した目標温度可変範囲を送信することを特徴とする請求項記載の空気調和システム。
  6. 温度設定可能な範囲である目標温度可変範囲の変更値となる温度値を表すスイッチを有する空気調和機において任意に設定可能な範囲として空気調和機に記憶された目標温度可変範囲の変更方法であって、
    空気調和機のリモコンの所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードに切り替えるモード切替ステップと、
    当該モード切替ステップの後、冷房運転時の目標温度可変範囲を変更するのか、暖房運転時の目標温度可変範囲を変更するのかを選択させる選択ステップと、
    当該選択ステップの後、
    冷房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された前記目標温度可変範囲のうち冷房運転時の目標温度可変範囲の下限値を前記スイッチで表された温度値分上昇させ、
    暖房運転時の目標温度可変範囲を変更する場合には、記憶された前記目標温度可変範囲のうち暖房運転時の目標温度可変範囲の上限値を前記スイッチで表された温度値分下降させて前記目標温度可変範囲の変更を行う変更ステップと、
    当該変更ステップにより変更された目標温度可変範囲を記憶する記憶ステップと、
    前記所定のボタンが押されたときに目標温度可変範囲設定モードを終了する終了ステップとを有することを特徴とする目標温度可変範囲の変更方法。
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