JP6609410B2 - 自走式電子機器 - Google Patents

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    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions

Description

この発明は、自走式電子機器に関し、詳しくは、段差を有する床面を走行可能な自走式電子機器に関する。
自走式電子機器として、特許文献1および2には、下面に吸込口を有する筐体と、筐体を支持しかつ走行させる左右一対の駆動輪と、吸込口に回転可能に設けられたメインブラシと、筐体の下面におけるメインブラシよりも前方に回転可能に設けられたサイドブラシ(補助ブラシ)とを備えた自走式掃除機が提案されている。
このような自走式掃除機は、室内の床面上を走行しながら清掃するが、床面に段差部がある場合、段差部がある程度の高さよりも高くなると乗り上げが困難になる。例えば、床面とその上に敷かれた絨毯との間の段差部、部屋と部屋の間を仕切る敷居による段差部、畳の上に部分的に敷かれたフローリングによる段差部等が室内にあり、自走式掃除機の段差乗り上げ性能が低い場合、自走式掃除機が段差部を回避してしまい、段差部を乗り越えた室内領域の清掃が行われない場合がある。あるいは、自走式掃除機は、段差部を乗り越えようとする際に筐体前部が段差部に乗り上がり、これにより駆動輪が床面から浮き上がって空転して身動きできない状態に陥る場合がある。
そのため、特許文献1および2の自走式掃除機は、左右の駆動輪が上下動可能にかつバネの弾性的な付勢力によって各駆動輪を床面へ押圧するよう構成されている。具体的には、駆動輪、駆動輪を回転可能に保持するホルダー、ホルダーに取り付けられたモータ、モータの回転力を駆動輪に伝達するようにホルダー内に設けられた回転力伝達機構を備えた一対の駆動輪ユニットが、筐体下面の左右位置に設けられる。
また、左右の駆動輪ユニットを筐体に対して上下動可能としかつそれらの一部を筐体内に収納可能とするために、自走式掃除機の筐体下面の左右位置には左右の駆動輪ユニットを挿通させる開口部が形成されている。そして、各駆動輪ユニットの上端は、筐体内に回動軸を介して揺動可能に枢着されると共に、筐体内に設けられて各駆動輪を下方へ弾発付勢するバネと連結されている。これにより、筐体前部が段差部に乗り上がった状態でも駆動輪が床面に押し付けられるため、自走式掃除機は推進力が保たれて段差部を乗り越えることができる。
特開2012−125652号公報 特開2014−138899号公報
しかしながら、駆動輪ユニットには比較的重量が大きいモータを備えているため、段差を走行する際にモータの筐体に対する位置が変わると、筐体の重心の位置が変わってしまうため、筐体の制御と走行が不安定となりやすかった。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、筐体の制御と走行を安定させることができる自走式電子機器を提供するものである。
かくして、本発明によれば、
左右一対の開口部を有する底板を具備し電子機器部品を収容する筐体と、この筐体内に前記開口部から露出するように設けられ前記筐体を走行させる左右一対の駆動輪ユニットと、前記筐体内に設けられ前記駆動輪ユニットを駆動する駆動源と、前記駆動輪ユニットを前記底板から外部へ突出させる方向に弾性的に付勢する付勢部材とを備え、
前記駆動輪ユニットは、駆動輪と、この駆動輪を左右方向の第1軸心を中心に回転可能にかつ第1軸心と平行な第2軸心を中心に揺動可能に保持する駆動輪ホルダーと、前記駆動輪ホルダーに取り付けられたモータと、前記モータの出力軸の回転力を前記駆動輪に伝達する回転力伝達機構とを備え、
前記モータの出力軸の軸心が前記第2軸心と同軸に配置されており、
前記一対の駆動輪ユニットを前記第2軸心を中心に揺動可能に支持するように前記底板に設けられた左右一対の支持部材をさらに備え、
前記駆動輪ホルダーは、前記モータの本体を嵌め入れる円筒部および前記モータの前記出力軸の先端側の別の円筒部を有し、
前記円筒部および前記別の円筒部は前記出力軸の軸心と同一軸心上に配置された前記駆動輪ユニットの回動軸とされ、
前記左右一対の支持部材は、前記円筒部および前記別の円筒部を前記第2軸心を中心に回動可能に軸支する軸支部としての円形孔部をそれぞれ有する自走式電子機器が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、前記自走式電子機器は、掃除機能を備える自走式掃除機、またはイオン発生機能を備えた自走式イオン発生装置である自走式電子機器が提供される。
本発明の自走式電子機器において、駆動輪ユニットのモータの出力軸(駆動軸)の軸心は第2軸心と一致するように配置されている。
この構成により、駆動輪ユニットが上下に揺動し、かつ筐体の位置が上下に変動しても、モータの位置は筐体に対して変動せずに安定しており、筐体の重心位置の変動が最小限に留められる。この結果、筐体の安定した制御と走行を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る自走式電子機器の斜視図である。 図1に示される自走式電子機器の一部断面側面図である。 図1に示される自走式電子機器の底面図である。 図1に示される自走式電子機器の筐体の底板に形成された左右一対の開口部の形状を示す簡略底面図である。 (A)および(B)は実施形態1の自走式電子機器における駆動輪ユニットが筐体に対して上下方向に揺動した状態を示す説明図である。 (A)および(B)は実施形態1の自走式電子機器における駆動輪ユニットが筐体に対して上下方向に揺動した状態を示す別の説明図である。 実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを外面側から視た図である。 実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを内面側から視た図である。 実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを上から視た図である。 図7に示される駆動輪ユニットの内部構造を示す説明図である。 実施形態1における支持部材の分解図である。 図11に示される支持部材を構成する外側ケースの内面側を下から視た斜視図である。 図11に示される支持部材を構成する内側ケースの内面側を示す図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る自走式電子機器の斜視図であり、図2は図1に示される自走式電子機器の一部断面側面図であり、図3は図1に示される自走式電子機器の底面図であり、図4は図1に示される自走式電子機器の筐体の底板に形成された左右一対の開口部の形状を示す簡略底面図である。
なお、実施形態1では、本発明に係る自走式電子機器1が、設置された場所の床面を自走しながら、床面上の塵埃を含む空気を吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面上を掃除する自走式掃除機の場合を例示している。
自走式電子機器1は、円盤形の筐体2を備え、この筐体2の内部および外部に、回転ブラシ9、補助ブラシ10、集塵ボックス(不図示)、電動送風機(不図示)、筐体2を前後方向へ直進および左右方向へ旋回させる左右一対の駆動輪22L、22Rを有する左右一対の駆動輪ユニット20と、一対の駆動輪22L、22Rを支持する支持部材31、32、後輪26、一対の駆動輪ユニットをそれぞれ前記底板から下方へ突出させる方向に弾発的に付勢する一対の付勢部材41、充電端子13、複数の床面検知センサ18および電子機器部品等を含む制御部、駆動輪ユニット20、回転ブラシ9、補助ブラシ10および電動送風機等を駆動する駆動源としてのバッテリーなどの構成要素が設けられている。この自走式電子機器1は、左右の駆動輪ユニット20およびその支持構造に特徴を有しているが、この特徴については自走式電子機器1の全体構成を説明した後で詳しく説明する。
この自走式電子機器1において、後輪26が配置されている部分が後方部、後輪26と反対側が前方部、左右一対の駆動輪22L、22Rが配置されている部分が中間部であり、停止時および水平面の走行時は、左右一対の駆動輪22L、22Rおよび後輪26の三輪で筐体2を支持している。よって、本明細書において、前進方向(前方)とは自走式電子機器1が前方部側へ進む方向を指し、後退方向(後方)とは自走式電子機器1が後方部側へ進む方向を指し、左右方向とは自走式電子機器1が前進するときの左側と右側の方向を指し、上下方向とは筐体2が三輪にて床面上で支持された状態での上下方向を指す。
筐体2は、前方部における中間部との境界付近の位置に形成された吸込口6を有する平面視円形の底板2aと、筐体2に対して図示しない集塵ボックスを出し入れする際に開閉する蓋部3を中間部に有している天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。また、底板2aには左右の駆動輪ユニット20の一部を筐体2内に収納するための左右一対の開口部2a2が形成され、側板2cにおける後方部には排気口が形成されている。なお、側板2cは、前後に二分割されており、側板前部はバンパーとして機能する。
また、筐体2の内部には、モータユニット、電動送風機、イオン発生装置、集塵ボックス、制御基板、バッテリー等の部品が設けられ、左右一対の駆動輪22L、22Rおよび後輪26の三輪で筐体2を支持できるよう筐体2の重心位置は後方部側に配置されている。また、筐体2の内部において、吸込口6と集塵ボックスの間については吸引路が設けられ、集塵ボックスと排気口の間には排気路が設けられている。
吸込口6は、床面に対面するよう筐体2の底面(底板2aの下面)に形成された凹部の開放面である。この凹部内には、筐体2の底面と平行な左右方向の軸心を中心に回転する回転ブラシ9が設けられており、凹部の左右両側には筐体2の底面と垂直な軸心を中心に回転する補助ブラシ10が設けられている。回転ブラシ9は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。補助ブラシ10は、回転軸の下端にブラシ毛束を放射状に設けることにより形成されている。回転ブラシ9の回転軸および一対の補助ブラシ10の回転軸は、筐体2の底板2aの一部に枢着されると共に、その付近に設けられたモータユニットとプーリおよびベルト等を含む動力伝達機構を介して独立的に連結されている。
この自走式電子機器1は、左右の駆動輪22L、22Rが同一方向に正回転して前進し、同一方向に逆回転して後退し、互いに逆方向に回転することにより旋回する。例えば、自走式電子機器1は、掃除領域の周縁に到達した場合および進路上の障害物に衝突した場合、駆動輪22L、22Rが停止し、左右の駆動輪22L、22Rを互いに逆方向に回転して向きを変える。これにより、自走式電子機器1は、設置場所全体あるいは所望範囲全体に障害物を避けながら自走することができる。
<駆動輪ユニットおよびその取付構造>
図5(A)および(B)は実施形態1の自走式電子機器における駆動輪ユニットが筐体に対して上下方向に揺動した状態を示す説明図である。また、図6(A)および(B)は実施形態1の自走式電子機器における駆動輪ユニットが筐体に対して上下方向に揺動した状態を示す別の説明図である。また、図7は実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを外面側から視た図であり、図8は実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを内面側から視た図であり、図9は実施形態1における駆動輪ユニットの駆動輪ホルダーを上から視た図であり、図10は図7に示される駆動輪ユニットの内部構造を示す説明図である。なお、図5〜図10では、左側の駆動輪ユニット20および支持部材31を示しており、右側の駆動輪ユニットおよび支持部材の構造は左側の駆動輪ユニット20および支持部材31の構造と左右対称であること以外は同様である。以下、左側の駆動輪ユニット20および支持部材31について説明する。
駆動輪ユニット20は、駆動輪22Lと、駆動輪22Lを左右方向の第1軸心P1を中心に回転可能に保持する駆動輪ホルダー21と、駆動輪ホルダー21に取り付けられたモータMと、Mモータの回転力を駆動輪22Lに伝達する回転力伝達機構23とを有する。
駆動輪ホルダー21は、外周部の複数箇所にネジにて連結可能とするボス部をそれぞれ有する内側ケース部21aおよび外側ケース部21bを備え、その内部は回転力伝達機構23を収納するギヤ収納室21rとなっている。また、駆動輪ホルダー21は、内側ケース部21aにモータMを嵌め入れる円筒部21a1を有している。
前記円筒部21a1は、内側ケース部21aの長手方向の一端(前端)側に設けられており、その中心位置には左右方向に貫通する貫通孔21a11が形成されている。そして、この円筒部21a1には貫通孔21a11に駆動軸(出力軸)m1を挿通させるようにモータMが嵌め入れられて固定される。これにより、円筒部21a1の第2軸心P2上にモータMの駆動軸m1の軸心が一致する。また、円筒部21a1の外周面の上部には、付勢部材41としての引っ張りバネの一端を引っ掛ける突起部21a12が設けられている。なお、第1軸心P1と第2軸心P2とは平行である
内側ケース部21aと外側ケース部21bとで構成される前記ギヤ収納室21rおよび回転力伝達機構23は、次のように構成されている。すなわち、ギヤ収納室21rは、円筒部21a1の貫通孔貫通孔21a11から突出するモータMの駆動軸m1に固着された第1ギヤ23aを収納する第1室21r1と、第1室21r1と隣接する第2室21r2と、第2室21r2と隣接する第3室21r3と、第3室21r3と隣接する第4室21r4とを有してなる。第1〜第4室21r1〜21r4は隣り合う円同士が部分的に重なり合う形状であって、第1〜第4室21r1〜21r4に向かうにつれて徐々に大きくなっている。
外側ケース部21bは、第1〜第4室21r1〜21r4に対応する形状に形成されている。さらに、外側ケース部21bの外面における第1室21r1に対応する位置には、円筒部21a1よりも小径の円筒部21b1が設けられている。なお、大小の円筒部21a1、21b1は共に第2軸心P2上に配置されている。
回転力伝達機構23は、第2室21r2に設けられた第1固定軸23b1およびこれに回転可能に取り付けられた第2、第3ギヤ23b2、23b3と、第3室21r3に設けられた第2固定軸23c1およびこれに回転可能に取り付けられた第4、第5ギヤ23c2、23c3と、第4室21r4に設けられた第3固定軸23d1およびこれに回転可能に取り付けられた第6ギヤ23d2とを備える。
第1ギヤ23aは第2ギヤ23b2と噛合し、第3ギヤ23b2は第4ギヤ23c2と噛合し、第5ギヤ23c3は第6ギヤ23d2と噛合している。また、第2ギヤ23b2は第1ギヤ23および第3ギヤ23b3よりも大きく、第4ギヤ23c2は第3ギヤ23b3および第5ギヤ23c3よりも大きく、第6ギヤ23d2は第5ギヤ23c3よりも大きい。これにより、モータMの駆動軸m1の回転力が第1〜第5ギヤ23a〜23c3を介して第6ギヤ23d2に減速された状態で伝達される。
駆動輪ホルダー21の内側ケース部21aの他端(後端)側の第1軸心P1上には貫通孔21r41が形成されており、この貫通孔21r41を通る連結軸22Lxを介して第6ギヤ23d2と駆動輪22Lとが一体回転可能に連結されている。これにより、第6ギヤ23d2からの回転力が駆動輪22Lに伝達される。
図11は実施形態1における支持部材の分解図であり、図12は図11に示される支持部材を構成する外側ケースの内面側を下から視た斜視図であり、図13は図11に示される支持部材を構成する内側ケースの内面側を示す図である。
支持部材31は、筐体2の底板2aにおける開口部2a2の周囲近傍に開口部2a2を封鎖するように設けられたキャップ形に形成されており、その下端開口部が開口部2a2の周囲近傍に隙間無くネジ止めさる。これにより、開口部2a2の上方空間がキャップ形の支持部材31によって覆われる。支持部材31は、左右に分割可能な内側カバー部31aと外側カバー部31bとを有してなり、それらの外周部の複数箇所にはネジにて連結可能とするボス部がそれぞれ設けられている。
内側カバー部31aは、駆動輪ユニット20を支持部材31に組み付ける際に駆動輪ユニット20の外側ケース部21aの円筒部21a1を内側から外側へ向かって挿通させる円形枠部31a1を一端(前端)側に有している。また、この円形枠部31a1の円形孔部31a11の縁の一部に、具体的には円形孔部31a11の縁の略後半部分に沿って補強用の円弧帯板部31a12が設けられている。
また、内側カバー部31aにおいて、その外側面における一端側と他端(後端)側には係止孔部31a2が設けられると共に、その外側面における他端側には前記付勢部材41の他端を引っ掛ける突起部31a3が設けられている(図6参照)。
外側カバー部31bは、駆動輪ユニット20を支持部材31に組み付ける際に駆動輪ユニット20の内側ケース部21bの円筒部21b1を内側から外側へ向かって挿通させる円形孔部31b1が一端(前端)側に形成されると共に、その外面における一端側と他端(後端)側には係止凸部31b2が設けられている。
内側カバー部31aと外側カバー部31bを合わせて支持部材31を組み立てる際、内側カバー部31aの前後の係止孔部31a2に外側カバー部31bの前後の係止凸部31b2が係止する。このとき、内側カバー部31aの円形枠部31a1の円形孔部31a11の中心と外側カバー部31bの円形孔部31b1の中心が同一軸心上に配置される。そして、支持部材31において、内側カバー部31aの円形孔部31a11と外側カバー部31bの円形孔部31b1とが、駆動輪ユニット20の円筒部21a1、21b1を第2軸心P2を中心に回動可能に軸支する軸支部となっている。
駆動輪ユニット20を支持部材31に組み付ける際、前記のように駆動輪ユニット20の大小の円筒部21a1、21b1が支持部材31の大小の円形孔部31a11、31b1にほぼ隙間無く挿通する。これにより、駆動輪ユニット20は揺動可能に支持部材31にて支持される。このとき、モータMが円筒部21a1に嵌め入れられていると円筒部21a1を円形孔部31a11に通し難いため、円筒部21a1を円筒部21a1に通した後にモータMを円筒部21a1に嵌め入れてもよい。なお、モータMを円筒部21a1に嵌め入れることにより、モータMの駆動軸m1の軸心が駆動輪ホルダー21の円筒部21a1、21b1の軸心と一致する。
このようにして駆動輪ユニット20を支持部材31に組み付けた後、図6に示すように、付勢部材41の両端を駆動ユニット20の突起部21a12と支持部材31の突起部31a3に引っ掛ける。その後、支持部材31を筐体2の底板2aにおける開口部2a1の位置にネジにて固定すると共に、モータMのリード線m2を筐体2内に設けられた接続用端子に電気的に接続する。これにより、駆動輪ユニット20は、支持部材31を介して筐体2に取り付けられると共に、駆動輪22Lの駆動および停止の制御が可能となる。なお、モータMのリード線m2は筐体2の内部に出ているため、支持部材31にリード線挿通用の孔を形成する必要はない。
このようにして駆動輪ユニット20および付勢部材41を組み付けた支持部材31を筐体2の底板2aに取り付け、筐体2を床面F上に載置することにより、図5(A)と図6(A)に示すように、筐体2は支持部材31を介して駆動輪ユニット20にて支持されることとなる。このとき、筐体2の重量が駆動輪ユニット20にかかるため、円筒部21a1、21b1を回動軸として駆動輪ユニット20が第2軸心P2を中心に揺動して駆動輪22Lの大半が支持部材31内へ収納された状態となる。それと同時に、円筒部21a1の突起部21a12が付勢部材41を前方へ引っ張る方向に移動する。
この状態から、図5(B)と図6(B)に示すように、筐体2が床面Fに対して浮き上がると、円筒部21a1の突起部21a12が付勢部材41にて後方へ引っ張られているため、円筒部21a1、21b1を回動軸として駆動輪ユニット20が第2軸心P2を中心に揺動して駆動輪22Lが支持部材31の外側へ突出した状態となる。このとき、駆動輪ユニット20の自重と付勢部材41の付勢力の両方によって駆動輪22Lが床面Fに押し付けられるため、自重のみの場合よりも筐体2の段差乗り越え性能が向上している。なお、駆動輪ユニット20から突出したリード線m2は撓みにより駆動輪ユニット20の動きに追従するため、駆動輪ユニット20の動きを妨げることはない。
このように構成された実施形態1の自走式電子機器1によれば、支持部材31によって筐体2の内部が外部から封鎖されているため、床面F上の塵埃が開口部2a2を通って筐体2の内部に侵入することがない。この結果、床面F上の塵埃が開口部2a2から筐体2内に侵入し、自走式電子機器1を制御する回路基板等に塵埃が堆積して故障するという問題、および筐体2内に侵入した塵埃やダニ等によって筐体2内が不衛生になるという懸念が解消される。
また、実施形態1の場合、モータMの駆動軸m1の軸心と、駆動輪ホルダー21の円筒部21a1、21b1の軸心とは、同一の第2軸心P2上に配置されるため、次の効果を得ることができる。すなわち、モータMによって駆動輪22Lが回転して筐体2が床面F上を走行しているとき、床面F上の段差によって筐体2の姿勢が図5(A)および図6(A)の状態から図5(B)および図6(B)の状態となったり、この逆の状態となったりする。このように駆動輪ユニット20が上下に揺動し、かつ筐体2の位置が上下に変動しても、モータMの位置は筐体2に対して変動せずに安定しており、筐体2の重心位置の変動が最小限に留められている。この結果、筐体2の安定した制御と走行を実現することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、支持部材31が筐体2とは別部品で構成された場合を例示したが、筐体2の底板2aの近傍に支持部を一体状に設けてもよい。この場合、底板2aの樹脂による一体成形を容易とするために、支持部の形状は底板2aの開口部2a2を閉鎖する形状でなくてもよい。
(実施形態3)
実施形態1および2では、駆動輪ユニット20の揺動の中心となる第2軸心P2が駆動輪22Lの回転の中心となる第1軸心P1よりも前方に配置された場合を例示したが、第1軸心P1が第2軸心P2よりも前方に配置されるように駆動輪ユニット20および支持部材31を構成してもよい。
(実施形態4)
実施形態1〜3では、付勢部材41にて支持部材31と駆動輪ホルダー20とを直接的に連結した場合を例示したが、付勢部材41にて筐体2と駆動輪ホルダー20とを直接的に連結してもよい。この場合、筐体2の底板2aに付勢部材41の他端(後端)を引っ掛ける突起部を設ける。
(実施形態5)
実施形態1〜4では、自走式電子機器1が自走式掃除機である場合を例示したが、自走式電子機器はイオン発生器を備えた自走式イオン発生装置であってもよい。
(まとめ)
本発明の自走式掃除機は、
左右一対の開口部を有する底板を具備し電子機器部品を収容する筐体と、この筐体内に前記開口部から露出するように設けられ前記筐体を走行させる左右一対の駆動輪ユニットと、前記筐体内に設けられ前記駆動輪ユニットを駆動する駆動源と、前記駆動輪ユニットを前記底板から外部へ突出させる方向に弾性的に付勢する付勢部材とを備え、
前記駆動輪ユニットは、駆動輪と、この駆動輪を左右方向の第1軸心を中心に回転可能にかつ第1軸心と平行な第2軸心を中心に揺動可能に保持する駆動輪ホルダーと、前記駆動輪ホルダーに取り付けられたモータと、前記モータの出力軸の回転力を前記駆動輪に伝達する回転力伝達機構とを備え、
前記モータの出力軸の軸心が前記第2軸心と同軸に配置されており、
前記一対の駆動輪ユニットを前記第2軸心を中心に揺動可能に支持するように前記底板に設けられた左右一対の支持部材をさらに備え、
前記駆動輪ホルダーは、前記モータの本体を嵌め入れる円筒部および前記モータの前記出力軸の先端側の別の円筒部を有し、
前記円筒部および前記別の円筒部は前記出力軸の軸心と同一軸心上に配置された前記駆動輪ユニットの回動軸とされ、
前記左右一対の支持部材は、前記円筒部および前記別の円筒部を前記第2軸心を中心に回動可能に軸支する軸支部としての円形孔部をそれぞれ有する。
この構成によれば、駆動輪ユニットが上下に揺動し、かつ筐体の位置が上下に変動しても、モータの位置は筐体に対して変動せずに安定しており、筐体の重心位置の変動が最小限に留められる。この結果、筐体の安定した制御と走行を実現することができる。
また、筐体の底板の開口部を閉鎖するキャップ形状の支持部材を筐体とは別部品として作製することができる。支持部材はキャップ形状であるため、床面上の塵埃が開口部から筐体内部に侵入するのを防止することができる。
本発明の自走式掃除機は次のように構成されてもよい。
)前記付勢部材は、前記支持部材と前記駆動輪ホルダーとを直接連結してもよい。
このようにすれば、駆動輪ユニットおよび付勢部材を組み入れた支持部材をユニット化して筐体の底板に迅速に取り付けることができ、自走式電子機器の組み立て作業を効率よく行うことができる。
)前記第2軸心は前記第1軸心よりも前に配置されてもよい。
このようにすれば、一対の駆動輪ユニットにおける比較的重量が大きいモータが駆動輪よりも前に配置されるため、段差乗り越えに有利となる。
)前記自走式電子機器は、掃除機能を備える自走式掃除機、またはイオン発生機能を備えた自走式イオン発生装置であってもよい。
このようにすれば、駆動輪ユニットの一部を筐体内に収納可能とする筐体底板の開口部を通って筐体内部に塵埃が侵入することがない自走式掃除機、または自走式イオン発生装置が得られる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 自走式電子機器
2 筐体
2a 底板
2a2 開口部
20 駆動輪ユニット
21 駆動輪ホルダー
21a1、21b1 円筒部
22L、22R 駆動輪
23 回転力伝達機構
31 支持部材
41 付勢部材
M モータ
1 駆動軸(出力軸)
2 リード線
1 第1軸心
2 第2軸心

Claims (4)

  1. 左右一対の開口部を有する底板を具備し電子機器部品を収容する筐体と、この筐体内に前記開口部から露出するように設けられ前記筐体を走行させる左右一対の駆動輪ユニットと、前記筐体内に設けられ前記駆動輪ユニットを駆動する駆動源と、前記駆動輪ユニットを前記底板から外部へ突出させる方向に弾性的に付勢する付勢部材とを備え、
    前記駆動輪ユニットは、駆動輪と、この駆動輪を左右方向の第1軸心を中心に回転可能にかつ第1軸心と平行な第2軸心を中心に揺動可能に保持する駆動輪ホルダーと、前記駆動輪ホルダーに取り付けられたモータと、前記モータの出力軸の回転力を前記駆動輪に伝達する回転力伝達機構とを備え、
    前記モータの出力軸の軸心が前記第2軸心と同軸に配置されており、
    前記一対の駆動輪ユニットを前記第2軸心を中心に揺動可能に支持するように前記底板に設けられた左右一対の支持部材をさらに備え、
    前記駆動輪ホルダーは、前記モータの本体を嵌め入れる円筒部および前記モータの前記出力軸の先端側の別の円筒部を有し、
    前記円筒部および前記別の円筒部は前記出力軸の軸心と同一軸心上に配置された前記駆動輪ユニットの回動軸とされ、
    前記左右一対の支持部材は、前記円筒部および前記別の円筒部を前記第2軸心を中心に回動可能に軸支する軸支部としての円形孔部をそれぞれ有することを特徴とする自走式電子機器。
  2. 前記付勢部材は、前記支持部材と前記駆動輪ホルダーとを直接連結している請求項1に記載の自走式電子機器。
  3. 前記第2軸心は前記第1軸心よりも前に配置されている請求項1または2に記載の自走式電子機器。
  4. 前記自走式電子機器は、掃除機能を備える自走式掃除機、またはイオン発生機能を備えた自走式イオン発生装置である請求項1〜3のいずれか1つに記載の自走式電子機器。
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