JP7350808B2 - 走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は走行装置に関する。
例えば走行可能な玩具のように、モータの出力をギアを介して車輪に伝える小型の装置がある。
車輪で走行する小型の装置では、内部の部品をほこりやごみから守ることが難しい。例えば、筐体の下部にスリットを設け、そのスリットから車輪の一部が露出するようにしても、スリットと車輪との隙間からほこりやごみが侵入し内部に溜まってしまう恐れがあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、小型の車輪付きの装置において、内部へのほこりやごみの蓄積を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる走行装置は、車輪、および、モータの駆動力を前記車輪に伝達する複数のギアを含む駆動機構と、前記車輪の接地部が露出する開口を有する筐体と、前記筐体の内部に配置され、前記車輪の外周を覆うフェンダー部、および、前記車輪と前記複数のギアとの間に配置され前記フェンダー部の側部を閉塞する壁を有するホイールハウスと、を含み、前記壁には、前記車輪の回転軸に沿って設けられ前記駆動機構に含まれる回転部材を回転可能に支持する丸穴が形成されている。
本発明によれば、内部へのほこりやごみの蓄積を抑制することができる。
本発明の一形態では、前記壁と前記複数のギアのうち少なくとも一部とは、互いに隣接してよい。
本発明の一形態では、前記車輪は、外側面が円柱状に形成された突出部を有し、前記突出部は、前記壁の前記丸穴により回転可能に支持されてよい。
本発明の一形態では、前記車輪と前記ホイールハウスとは、同じ材質で形成されてよい。
本発明の一形態では、前記フェンダー部の前記車輪側の面は、側面視で前記車輪と同心の円弧部分を有してよい。
本発明の一形態では、前記開口は、前記走行装置の前後方向に沿った長穴であり、
前記長穴の長さは、前記車輪の直径より大きくてよい。
本発明の一形態では、前記フェンダー部は、当該フェンダー部の前記円弧部分から前記長穴の端部へ向かって延びる面を有してよい。
本発明の一形態では、前記ホイールハウスの前記壁の下縁は、前記壁の厚さ方向に段差を有し、前記筐体は、前記ホイールハウスの前記壁の下方に配置される立ち上がり部であって前記壁の厚さ方向に段差を有する立ち上がり部を有し、前記ホイールハウスの前記壁の前記下縁と、前記筐体の前記立ち上がり部とは係合されてよい。
本発明の一形態では、前記走行装置は前記車輪に挿通される車軸をさらに含み、前記車軸の軸方向外側の端部は、前記筐体に形成される孔の内部に配置され、前記車軸は、軸方向内側において軸受けにより支持されてよい。
本発明の一形態では、前記車輪は、厚さ方向に突出し、側面視で環状に形成されたリブを有してよい。
本発明の実施形態にかかる玩具システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる走行デバイスの正面図である。 本発明の実施形態にかかる走行デバイスの底面図である。 図3に示される走行デバイスのIV-IV切断線における断面図である。 図4に示される走行デバイスの部分断面図である。 走行デバイスの概略的な分解斜視図である。 図2,3のA-A切断線における走行デバイスの模式的な断面図である。 図2,3のA-A切断線における車輪を除いた走行デバイスの模式的な断面図である。 図2,3のA-A切断線における車輪およびホイールハウスを除いた走行デバイスの模式的な断面図である。 図2,3のB-B切断線における車輪を除いた走行デバイスの模式的な断面図である。
以下では、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。出現する構成要素のうち同一機能を有するものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
本発明の実施形態では、自走式のデバイスと、その上に載せされる別体の玩具とを含み、別体の玩具の種類を識別する玩具システムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる玩具システムの一例を示す図である。
走行デバイス20a,20bは自律走行が可能であり、どちらも同じ機能を有する。以下では特に区別する必要がない限り、これらの走行デバイス20a,20bを走行デバイス20と記載する。デバイス制御装置10は、無線を介して走行デバイス20を制御する。コントローラ17はユーザによる操作を取得する入力装置であり、ケーブルによりデバイス制御装置10に接続されている。
デバイス制御装置10は、図示しないプロセッサ、記憶部、通信部、入出力部を含み、デバイス制御装置10のプロセッサが実行するプログラムは、不揮発性メモリが内蔵されるカートリッジ18により提供される。走行デバイス20は、図示しないプロセッサ、記憶部、通信部を含む。デバイス制御装置10の通信部と走行デバイス20の通信部とは無線により、例えばBluetooth(登録商標)プロトコルに従って、通信する。
図2は、走行デバイス20の正面図であり、図3は走行デバイス20の底面図である。走行デバイス20の外形を構成する筐体21は、上部筐体21aと側部筐体21bと下部筐体21cとの組み合わせからなる。筐体21は面取りされた直方体にいくつかの機能部材部分が設けられた形状を有する。例えば、筐体21の上面には別体の玩具と係合するための機能部材が設けられている。筐体21の底面の形状はほぼ正方形である。走行デバイス20は2つの車輪23を有し、車輪23のそれぞれの接地部は筐体21(下部筐体21c)の底面に設けられた開口24から露出している。走行デバイス20の底面には、カメラ221、スイッチ222、電源スイッチ223が配置されている。
走行デバイス20の2つの車輪23は、平行配置されている。以下の説明では走行デバイス20の水平方向及び垂直方向を、走行デバイス20が水平面の上を走行する際の姿勢において定義する。仮に、走行デバイス20が水平面に置かれた場合に、2つの車輪23が並ぶ方向を左右方向とし、左右方向に直交する方向であって、2つの車輪23が同方向に回転する場合に進む方向およびその反対の方向を前後方向とする。
図3に示されるように、開口24は前後方向に沿った長穴である。そして、その長穴の長さは、車輪23の直径より大きい。
図4は、図3に示される走行デバイス20のIV-IV切断線における断面図である。図4は、平行配置された2つの車輪23の中心を通る平面での断面を示している。図5は、図4に示される走行デバイス20の部分断面図であり、図4において円に囲まれた領域の拡大図である。図6は、走行デバイス20の概略的な分解斜視図である。
図4,6に示されるように、走行デバイス20は、筐体21内に、回路基板34、バッテリ36、2つの駆動機構32などを収納している。駆動機構32は筐体21内の下部空間に収納され、例えば、筐体21にネジ止めなどにより固定される。また、回路基板34は駆動機構32の上に配置され、バッテリ36は筐体21の上部空間に収納される。また、筐体21の下部空間には駆動機構32及び回路基板34の他に、カメラ221などの部品も収納される。
回路基板34は例えば、プリント基板またはフレキシブルプリント基板、及びそれらに取り付けられた電子部品を含んでよい。回路基板34には、例えば、プロセッサ、記憶部、通信部などを内蔵する集積回路、および、カメラ221が配置される。バッテリ36は回路基板34やモータ28等に電力を供給する。
2つの駆動機構32はモータ28により駆動される平行二輪機構を構成する。2つの駆動機構32のそれぞれは、モータ28と、モータ28の駆動力を伝達する複数のギア27と、車輪23と、車軸26と、シャーシ43とを含む。車軸26およびシャーシ43は、2つの駆動機構32で共用している。2つの車輪23は、2つのモータ28が搭載されたシャーシ43を間に挟んで配置される。車輪23には、複数のギア27を介してモータ28の駆動力が伝達される。シャーシ43は車軸26を回転可能に支持する軸受41を有する。駆動機構32は、モータ28の駆動力を車輪23へ伝達する動力伝達機構であり、シートなどの走行面の上において走行デバイス20を移動させる駆動力を発生する。
図5に示されるように、車輪23は、ホイール部23aとその径方向外側にあるタイヤ部23bとを有し、それらは一体に回転することができる。なお、筐体21の内壁面には、車軸26の両端に対応する位置に孔51が設けられている。また車輪23の側面には、環状のリブ53,54が形成されている。リブ54は軸方向内側(ギア27やモータ28がある側)に形成され、リブ53は軸方向外側に形成される。リブ53,54はどちらも側面視で環状であり、車輪23の厚さ方向に突出している。
複数のギア27は、第1減速ギア27a、第2減速ギア27b、第3減速ギア27cを有する。第1減速ギア27aはモータ28の出力軸に設けられる初段ギアと噛み合う。モータ28の回転は初段ギヤ、第1減速ギヤ27a、第2減速ギヤ27b、第3減速ギヤ27cの順に伝達される。第3減速ギア27cと車輪23とは同じ回転軸で一体に回転するように篏合されている。
車輪23の回転軸は水平である。つまり、車輪23は縦に回転する。車輪23は車軸26に取り付けられる。車軸26は2つの車輪23のそれぞれの中心に設けられた孔に挿入され車輪23を支持する。車軸26は各車輪23を回転可能に支持する。つまり、車輪23と車軸26との間は固定されておらず、車軸26は車輪23に動力を伝達する機能は有していない。
車軸26は剛性が高い直線の棒であり、2つの車輪23の回転軸を共通にする機能を有する。これにより、走行デバイス20の走行方向の制御の高精度化が可能となり、特に直進精度が向上する。車軸26は例えば、鋼材などのヤング率が高い金属で作られる。
図3,5に示されるように、走行デバイス20は、その筐体21内に、2つの車輪23のそれぞれに対応するホイールハウス25を有する。言いかえると、駆動機構32ごとにホイールハウス25が設けられる。各駆動機構32に関して、ホイールハウス25は、車輪23と複数のギア27とに挟まれるように配置される。図5に示されるように、ホイールハウス25は、車輪23の外周を覆うフェンダー部25aと、壁部25bとを有する。壁部25bは、車輪23と複数のギア27との間に配置されフェンダー部25aの側部を閉塞する。
壁部25bの下縁部55は、その壁部25bの厚さ方向に段差を有する。なお、壁部25bの段差は、車輪23側がより下に延びる形状を有する。下部筐体21cは、壁部25bの下方に配置される立ち上がり部56を有する。立ち上がり部56は筐体21の下面から上方向に延びており、その上縁は壁部25bの厚さ方向に段差を有する。立ち上がり部56の段差は、ギア27側がより上に延びる形状を有する。ホイールハウス25の壁部25bの下縁部55と、筐体21の立ち上がり部56とは係合されている。より具体的には、壁部25bの段差と、立ち上がり部56の段差とが隣接し、それらの間は非常に狭く、かつその間を通る経路は、壁厚より長くかつ屈曲している。
図5,6に示されるように、ホイールハウス25の壁部25bには丸穴52が形成されている。車輪23は、その回転軸にそって軸方向内側に突出する突出部23cを有する。突出部23cの外周面は円柱状に形成されており、突出部23cは丸穴52により回転可能に支持されている。突出部23cは、丸穴52により回転可能に支持される回転部材の一種である。車輪23のホイール部23aおよびホイールハウス25はともに同一の材料、例えば導電性樹脂により形成されている。これにより、ホイール部23aまたは丸穴52が回転に伴い過剰に摩耗することを防ぐことができる。
なお、車輪23の回転軸の周囲に歯車が設けられてもよい。この場合、回転部材として第3減速ギア27cがその歯車にかみ合うギアソケットを有し、そのギアソケットの外周面が回転部材となり、円柱状かつ丸穴52により回転可能に支持されてもよい。
車輪23の軸方向内側の側面うち突出部23cの外周縁は厚さ方向に張り出している。この外周縁の張り出しの量は突出部23cの軸方向の長さより小さく、リブ54の軸方向に沿った高さより大きい。また車輪23の軸方向外側の側面のうち、車軸26が貫通する穴の外周縁が厚さ方向に張り出している。この外周縁の張り出しの量はリブ53の軸方向に沿った高さより大きい。
また壁部25bは、フェンダー部25aのギア27側の端のうち、立ち上がり部56に隣接しない部分に接続されている。
本実施形態では、複数のギア27を単独で覆うギアケースは設けられていない。そのため、ホイールハウス25の壁部25bと複数のギア27のうち1つとは直接的に隣接している。ホイールハウス25が存在することにより、簡易な構成によって、筐体21内の空間であって、複数のギア27やモータ28が存在する空間への埃の侵入を抑えることができる。ホイールハウス25のうち、壁部25bに設けられた丸穴52、および、フェンダー部25aの構造の詳細については後述する。
以下ではモータ28、複数のギア27および車軸26の配置について説明する。2つのモータ28は2つの車輪23の間に、前後方向に並んで配置される。そして、車軸26は2つのモータ28の間隙に配置される。このモータ28の配置では、モータ28の出力軸は車輪23の回転軸からずれて位置し、この出力軸と車輪23の回転軸との間の動力伝達は歯車機構により行われる。本実施形態では、2つの駆動機構32は、車軸26の中心軸上の或る一点を中心とした水平面内での180°の回転に対して対称性を有する。この対称性により、歯車機構の部品を左右共通に製造することができ、走行デバイス20の走行方向の制御の高精度化も可能となる。
第1減速ギヤ27a、第2減速ギヤ27b、第3減速ギヤ27cはそれぞれ、大径のギヤ部と小径のギヤ部とを有するダブルギヤである。本実施形態ではモータ28から車輪23へ順次、回転速度を下げる変速を行うので、各ダブルギヤにて大径のギヤ部が入力側のギヤとなり、小径のギヤ部が出力側のギヤとなる。
例えば、1つの駆動機構32において、初段ギヤはモータ28の出力軸に取り付けられ、第1減速ギヤ27a及び第3減速ギヤ27cは車軸26に回転可能に取り付けられ、第2減速ギヤ27bはシャーシ43に固定されたピン64に回転可能に取り付けられる。そして、初段ギヤは第1減速ギヤ27aの大径のギヤ部と噛み合い、第1減速ギヤ27aの小径のギヤ部は第2減速ギヤ27bの大径のギヤ部と噛み合い、第2減速ギヤ27bの小径のギヤ部は第3減速ギヤ27cの大径のギヤ部と噛み合う。
車輪23は第3減速ギヤ27cと一体に回転する。具体的には、車輪23はギヤソケット部を有する。ギヤソケット部は車輪23の回転軸に沿って設けられ、その側面には第3減速ギヤ27cの歯と嵌め合う構造の溝が設けられている。車輪23のギヤソケット部に第3減速ギヤ27cの出力側のギヤ部が嵌ることで、車輪23は第3減速ギヤ27cと一体に回転する。第3減速ギヤ27cを第1減速ギヤ27a、第2減速ギヤ27bと同じくダブルギアとすることにより、これらを互いに同じギアとすることが可能になる。これにより、例えば、ギヤ27の製造コストを低減できる。なお、最終段のギヤはダブルギヤでなくてもよい。
シャーシ43は2つのモータ28が固定されるマウント部と車軸26の軸受41とを含む。例えば、シャーシ43は一枚の板金から形成される。シャーシ43は、車輪23の回転面に平行で2つのモータ28を挟んで対向配置された一対の壁面部と、モータ28の下に位置し両壁面部の間をつなぐ水平な底面部と、各壁面部の上端から外側、つまり車輪23側に向けて水平に延在された上面部とを有する。
シャーシ43の各壁面部には軸受41が設けられる。車軸26は、2つの軸受41に通される。シャーシ43の壁面部に設けられたモータ孔からモータ28の出力軸が突き出し、これに初段ギヤが取り付けられる。また、壁面部にはピン64が当該壁面部に対して垂直に立設される。
ホルダ40はシャーシ43の上面部に載置される水平部と当該水平部から下に突き出した2つのアーム46とを有している。アーム46はホルダ40をシャーシ43に係止する機能と、第1減速ギヤ27aとシャーシ43との間のスラスト軸受けとしての機能を有している。ホルダ40をシャーシ43に装着した状態での水平面内における位置に関して、2つのアーム46は車軸26の軸線上に並び、かつそれぞれシャーシ43の壁面部の外側面に近接する位置に設けられる。
図7は、図2,3のA-A切断線における走行デバイス20の模式的な断面図である。図8はそのA-A切断線における車輪23を除いた走行デバイス20の模式的な断面図であり、図9はそのA-A切断線における車輪23およびホイールハウス25を除いた走行デバイス20の模式的な断面図である。以下では図5,6および図7から9に基づいて、ホイールハウス25およびそれに関連する部材についてさらに説明する。
図7に示されるように、ホイールハウス25のフェンダー部25aのうち車輪23側の面は、側面視で車輪23と同心の円弧部分を有する。これにより、車輪23と、フェンダー部25aの円弧部分との間隔は一定ないしほぼ一定に保たれており、ほこりやごみが引っ掛かる箇所の発生を抑えている。この間隔は開口24の長穴の長さと車輪23の直径との差より小さい。また図7,8からわかるように、フェンダー部25aは、その円弧部分から開口24の長穴の端部へ向かって延びる面を有する。これによりホイールハウス25により筐体21内に形成される空間は、下に向かうにつれ拡がり、かつ、ホイールハウス25と開口24との間の段差が小さくなっている。これにより、ほこりやごみがホイールハウス25内にひっかかることを抑制している。また、仮にほこりやごみが車輪23とホイールハウス25との間に溜まった場合も、手動で車輪23を回転することによりそれらを容易に排出できる。
図6,9に示されるように、筐体21には、ホイールハウス25を格納するためのスペースが設けられており、ホイールハウス25はそのスペースに応じた形状を有する。ホイールハウス25の外形は、概略的には、直方体形状に対して、その上部の前側および後ろ側の縁に段差が設けられた形状を有する。ホイールハウス25のうち第2減速ギア27bに対向する部分は、第2減速ギア27bとの干渉を避けるための凹みがある。ホイールハウス25の上面および前後側の面には、フェンダー部25aと壁部25bの境界付近には、境界線が存在する。この境界線を境に傾きが異なっている。この傾きは、軸方向内側および外側に向かって、射出成形のためのいわゆる抜きテーパを構成している。境界線は、射出成形における2枚の金型の境界によって形成されている。これにより、第2減速ギア27bとの干渉を避けるための凹みが簡易に形成される。
図9に示されるように、筐体21にはホイールハウス25を配置するスペースが存在するが、ホイールハウス25は筐体21にはねじ等によって固定されていない。丸穴52が、車輪23の突出部23cを回転可能に支持することにより、車輪23とホイールハウス25との相対位置が決まっている。ホイールハウス25は車輪23の回転軸にそっていくらか回転をすることは可能であるが、筐体21と干渉することにより回転が止まる。一方で、車軸26などがたわんだ場合には、ホイールハウス25が配置される空間の余裕に応じた範囲で、車輪23の移動にあわせてホイールハウス25が移動する。これにより、車輪23とホイールハウス25のフェンダー部25aとの間隔を一定に保ち、ほこりやごみが引っ掛かることをより容易に防ぐことができる。なお、ホイールハウス25の回転によりその下縁55も移動するが、下縁55の段差と立ち上がり部56の段差が対向しているため、ほこりやごみの侵入は防がれる。
図10は、図2,3のB-B切断線における車輪23を除いた走行デバイス20の模式的な断面図である。図5,10に示されるように、筐体21の内壁面にて車軸26の両端に対応する位置に軸受けのための孔51となる凹部を設け、車軸26の軸方向外側の端部がその孔51の内部に配置される。またそのように配置されるように車軸26の長さが決定されている。これにより、例えば車輪23を手で回す際に車輪23に強い力がかかったとしても孔51と軸受41とにより車軸26が支えられ、車軸26のたわみが抑えられる。なお、孔51を側部筐体21bと下部筐体21cとの間に形成することにより、成形が容易になっている。
車軸26のたわみが抑えられることにより、車軸26にそって配置されるホイールハウス25が筐体21等に押し付けられる蓋然性が低下し、ホイールハウス25の変形を抑えることができる。すると、ホイールハウス25のフェンダー部25aと車輪23との間隔を維持することができ、手動で車輪23を回転させる際にごみの排出をさらに容易にすることが可能になる。なお、孔51は必ずしも設けられていなくてもよい。
10 デバイス制御装置、17 コントローラ、18 カートリッジ、20,20a,20b 走行デバイス、21 筐体、21a 上部筐体、21b 側部筐体、21c 下部筐体、23 車輪、23a ホイール部、23b タイヤ部、23c 突出部、24 開口、25 ホイールハウス、25a フェンダー部、25b 壁部、26 車軸、27 ギア、27a 第1減速ギア、27b 第2減速ギア、27c 第3減速ギア、28 モータ、221 カメラ、222 スイッチ、223 電源スイッチ、32 駆動機構、34 回路基板、36 バッテリ、41 軸受、40 ホルダ、43 シャーシ、46 アーム、51 孔、52 丸穴、53,54 リブ、55 下縁部、56 立ち上がり部、64 ピン。

Claims (9)

  1. 車輪、および、モータの駆動力を前記車輪に伝達する複数のギアを含む駆動機構と、
    前記車輪の接地部が露出する開口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記車輪の外周を覆うフェンダー部、および、前記車輪と前記複数のギアとの間に配置され前記フェンダー部の側部を閉塞する壁を有するホイールハウスと、
    を含み、
    前記壁と前記複数のギアのうち少なくとも一部とは、互いに直接的に隣接し、
    前記壁には、前記車輪の回転軸に沿って設けられ前記駆動機構に含まれる回転部材を回転可能に支持する丸穴が形成されている、
    走行装置。
  2. 請求項に記載の走行装置において、
    前記車輪は、外側面が円柱状に形成された突出部を有し、
    前記突出部は、前記壁の前記丸穴により回転可能に支持される、
    走行装置。
  3. 請求項に記載の走行装置において、
    前記車輪と前記ホイールハウスとは、同じ材質で形成されている、
    走行装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の走行装置において、
    前記フェンダー部の前記車輪側の面は、側面視で前記車輪と同心の円弧部分を有する、
    走行装置。
  5. 請求項に記載の走行装置において、
    前記開口は、前記走行装置の前後方向に沿った長穴であり、
    前記長穴の長さは、前記車輪の直径より大きい、
    走行装置。
  6. 請求項に記載の走行装置において、
    前記フェンダー部は、当該フェンダー部の前記円弧部分から前記長穴の端部へ向かって延びる面を有する、
    走行装置。
  7. 請求項1からのいずれかに記載の走行装置において、
    前記ホイールハウスの前記壁の下縁は、前記壁の厚さ方向に段差を有し、
    前記筐体は、前記ホイールハウスの前記壁の下方に配置される立ち上がり部であって前記壁の厚さ方向に段差を有する立ち上がり部を有し、
    前記ホイールハウスの前記壁の前記下縁と、前記筐体の前記立ち上がり部とは係合される、
    走行装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の走行装置において、
    前記車輪に挿通される車軸をさらに含み、
    前記車軸の軸方向外側の端部は、前記筐体に形成される孔の内部に配置され、
    前記車軸は、軸方向内側において軸受けにより支持される、
    走行装置。
  9. 請求項1からのいずれかに記載の走行装置において、
    前記車輪は、厚さ方向に突出し、側面視で環状に形成されたリブを有する、
    走行装置。
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