JP2013090502A - モータアクチュエータ - Google Patents

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直彦 柴田
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Abstract

【課題】グリースの飛散を抑制するとともに、モータの変位を抑制することのできるモータアクチュエータを提供する。
【解決手段】ウォーム31に設けられたケース側支持片22aに、含油軸受16の端面16aと対向するケース側対向部41を一体形成するとともに、ウォーム31に設けられたカバー側支持片23aに、含油軸受16の端面16aと対向するカバー側対向部42を一体形成した。そして、ケース側対向部41に回転軸18の軸方向に貫通するとともにカバー4側に開口した切欠き43を形成し、カバー側対向部42に回転軸18の軸方向に貫通するとともにケース本体3側に開口した切欠き45を形成し、回転軸18を各切欠き43,45内に挿通した。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータアクチュエータに関する。
従来、ケース本体にカバーを組み付けてなる収容ケースの内部にモータ及び同モータの回転を減速して出力する減速機構が収容されたモータアクチュエータが知られている。こうしたモータアクチュエータとして、例えば特許文献1には、Oリング等の弾性部材を介してモータを収容ケース内に弾性支持(フローティング支持)することにより、モータの振動に基づく騒音を抑制したものが開示されている。
図6(a),(b)に示す例では、モータ71は、有底円筒状のハウジング本体72、及びハウジング本体72の開口部を閉塞するエンドフレーム(図示略)からなるモータハウジング73を備えている。ハウジング本体72の底部には、軸方向に沿って外側に突出した円筒状のボス部72aが設けられており、このボス部72aの外周には、Oリング74が外嵌されている。なお、エンドフレームには、同様に軸方向に沿って外側に突出するとともにOリングが外嵌されるボス部(ともに図示略)が設けられている。
一方、ケース本体75及びカバー76には、それぞれモータ71の軸方向に間隔を空けて一対のケース側支持片77及び一対のカバー側支持片78(図6では、それぞれハウジング本体72の底部側のみ図示)が形成されている。これらケース側支持片77の先端(図6における上端)、及びカバー側支持片78の先端(図6における下端)には、回転軸79と直交する直交方向(図6(b)における左右方向)に間隔を空けて一対の支持突部80,81がそれぞれ形成されている。また、ケース側支持片77及びカバー側支持片78のモータ71側の各側面には、Oリング74の外径と略等しい内径を有する半円形状の凹部82,83が同Oリング74と対応する位置に形成されている。そして、モータ71は、ボス部72aがOリング74を介してケース側支持片77とカバー側支持片78との間で挟み込まれることにより、弾性支持されている。
また、モータ71の回転軸79は、ハウジング本体72の底部を貫通して外部に突出する態様で、ハウジング本体72のボス部72aに設けられた含油軸受85及びエンドフレームのボス部に設けられた含油軸受(図示略)により回転可能に支持されている。そして、回転軸79における外部に突出した一端部には、収容ケースに収容された複数の減速ギアとともに減速機構を構成するウォーム86が一体回転可能に連結されている。また、ボス部72aに設けられた含油軸受85のウォーム86側の端面85aには、グリース87が塗布されており、同含油軸受85での油膜切れが防止されている。
特許4728111号公報
ところで、図6(b)に示すように、各支持突部80,81の内側面80a,81aは、ボス部72aの外径よりも大径の円弧状に形成されている。そのため、含油軸受85に塗布されたグリース87は、モータ71の回転に伴う振動等によって、ケース側支持片77及びカバー側支持片78を越えて収容ケース内の広い範囲に亘って飛散し易いといった問題がある。
また、上記のようにモータ71がOリング74を介して弾性支持されていることから、ウォーム86に、例えば図示しない減速ギア(ウォームホイール)との噛み合い反力等、上記直交方向の力が作用すると、ウォーム86がモータ71とともに減速ギアから離間するように変位(傾動)することがある。その結果、ウォーム86と減速ギアとの適切な噛み合い状態が維持できなくなる虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、グリースの飛散を抑制するとともに、モータの変位を抑制することのできるモータアクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ケース本体にカバーを組み付けてなる収容ケースに、モータ及び前記モータの回転を減速する減速機構が収容されたモータアクチュエータにおいて、前記モータは、軸方向に突出した一対のボス部を有するモータハウジングと、一方の前記ボス部から前記モータハウジングの外部に突出するとともに前記減速機構を構成する駆動ギアに連結される回転軸とを有し、前記一方のボス部には、前記回転軸を回転可能に支持する含油軸受が設けられるとともに該含油軸受における前記駆動ギア側の端面にはグリースが塗布され、前記ケース本体及び前記カバーには、前記各ボス部の外周に設けられる弾性部材を介して前記モータを支持する一対のケース側支持片及び一対のカバー側支持片がそれぞれ設けられたものであって、前記駆動ギアと前記含油軸受との間に配置され、前記含油軸受と軸方向に対向して前記端面を覆う対向手段を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、対向手段によって含油軸受の端面が覆われるため、グリースが収容ケース内の広い範囲に亘って飛散することを抑制できるようになる。また、駆動ギアと含油軸受との間に配置された対向手段によって回転軸の変位が規制されることで、モータの変位(傾動)を抑制できるようになる。これにより、駆動ギアと減速ギア間の噛み合い状態を適切に維持することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータアクチュエータにおいて、前記対向手段は、前記駆動ギア側に設けられた前記ケース側支持片と一体形成され、前記回転軸の軸方向に貫通するとともに前記カバー側に開口した切欠きを有するケース側対向部と、前記駆動ギア側に設けられた前記カバー側支持片と一体形成され、前記回転軸の軸方向に貫通するとともに前記ケース本体側に開口した切欠きを有するカバー側対向部と、を含み、前記回転軸が前記各切欠き内に挿通されることを要旨とする。
上記構成によれば、ケース側対向部の切欠きがカバー側に開口するとともに、カバー側対向部の切欠きがケース本体側に開口するため、回転軸に駆動ギアを連結した後に、モータや減速機構等を挟み込むようにしてケース本体にカバーを組み付けることで、各切欠き内に回転軸が挿通される。したがって、対向手段を設けることにより、モータアクチュエータの組み付け性が低下することを抑制できる。また、ケース側対向部がケース側支持片と一体形成されるとともに、カバー側対向部がカバー側支持片と一体形成されるため、部品点数の増加を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のモータアクチュエータにおいて、前記対向手段は、前記駆動ギア側に設けられた前記ケース側支持片及び前記カバー側支持片のいずれか一方と一体形成されるとともに、前記回転軸の軸方向に貫通した貫通孔を有する対向部を含み、前記回転軸が前記貫通孔内に挿通されることを要旨とする。
上記構成によれば、対向手段を構成する対向部が回転軸の全周を囲む環状に形成されるため、より確実にグリースの飛散を抑制することができるとともにモータの変位を抑制できる。また、対向部がケース側支持片及びカバー側支持片のいずれか一方と一体形成されるため、部品点数の増加を防止することができる。
本発明によれば、グリースの飛散を抑制するとともに、モータの変位を抑制することのできるモータアクチュエータを提供することができる。
第1実施形態のモータアクチュエータの分解斜視図。 第1実施形態のモータアクチュエータにおけるカバーを取り外した状態の平面図。 (a)第1実施形態のケース側支持片及びカバー側支持片近傍を示す一部断面図、(b)A−A断面図。 (a)第2実施形態のケース側支持片及びカバー側支持片近傍を示す一部断面図、(b)B−B断面図。 (a)別例のケース側支持片及びカバー側支持片近傍を示す一部断面図、(b)C−C断面図。 (a)従来のケース側支持片及びカバー側支持片近傍を示す一部断面図、(b)D−D断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すモータアクチュエータ1は、車両空調装置の空気取り入れ口切り換えドア、温度調節用ドア、噴き出し口切り換えドア等の各種送風経路切り換えドアを開閉するためにそれぞれのドアに設けられるものである。
モータアクチュエータ1の収容ケース2は、合成樹脂からなるケース本体3及びカバー4を有している。図1及び図2に示すように、ケース本体3は、底部3aと底部3aの縁部に立設された側壁3bとを有する略四角箱状に形成されている。一方、カバー4は、上部4aと該上部4aの縁部に立設された側壁4bとを有する略四角箱状に形成されている。そして、カバー4は、側壁3b,4bの先端同士が対向するようにケース本体3に組み付けられている。なお、ケース本体3及びカバー4における側壁3b,4bの一部には外部の図示しない制御装置と電気的に接続するためのコネクタ6が設けられている。
収容ケース2内には、モータ11、及び同モータ11の回転を減速する減速機構12が収容されている。
モータ11のモータハウジング13は、有底円筒状のハウジング本体14、及びハウジング本体14の開口部を閉塞するエンドフレーム15を有している。ハウジング本体14の底部には、軸方向に沿ってモータハウジング13の外側(図2における左側)に突出した円筒状のボス部14aが形成されるとともに、同ボス部14a内には、燒結金属等の多孔質材料に潤滑油等を含浸させてなる円環状の含油軸受16が設けられている。また、エンドフレーム15には、軸方向に沿ってモータハウジング13の外側(図2における右側)に突出した有底円筒状のボス部15aが形成されるとともに、同ボス部15a内には、円環状の含油軸受17が設けられている。そして、モータ11の回転軸18は、ハウジング本体14のボス部14aから外部に突出する態様で、含油軸受16,17により回転可能に支持されている。また、図3(a)に示すように、ハウジング本体14のボス部14aに設けられた含油軸受16における外側(後述するウォーム31側)の端面16aには、グリース19が塗布されている。
また、図1及び図2に示すように、モータ11は、収容ケース2に弾性部材としてのOリング21a,21bを介して弾性支持(フローティング支持)されている。詳しくは、ケース本体3には、回転軸18の軸方向に間隔を空けて一対のケース側支持片22a,22bが形成され、カバー4には、ケース側支持片22a,22bと対向する位置に一対のカバー側支持片23a,23bが形成されている。一方、モータハウジング13の各ボス部14a,15aにはOリング21a,21bが外嵌されている。そして、モータ11は、各ボス部14a,15aがOリング21a,21bを介して各ケース側支持片22a,22b及び各カバー側支持片23a,23bとの間で挟み込まれることにより弾性支持されている。
減速機構12は、回転軸18の外部に突出した一端部に一体回転可能に連結される駆動ギアとしてのウォーム31、及びウォーム31から伝達される回転を減速して出力する第1〜第3減速ギア32〜34を備えている。
図2に示すように、第1減速ギア32は、支持軸32aの外周面にウォーム31に噛合するウォームホイール部32bと、ウォームホイール部32bよりも小径の小径ギア部32cとが支持軸32aの軸方向に並ぶように一体形成され、収容ケース2内に回転可能に支持されている。第2減速ギア33は、支持軸33aの外周面に上記小径ギア部32cに噛合する大径ギア部33bと、大径ギア部33bよりも小径の小径ギア部33cとが支持軸33aの軸方向に並ぶように一体形成され、収容ケース2内に回転可能に支持されている。第3減速ギア34は、支持軸34aの外周面に上記小径ギア部33cと噛合するギア部34bが一体形成され、収容ケース2内に回転可能に支持されている。そして、第3減速ギア34の支持軸34aは、上記車両空調装置のドアに連結され、該ドアの開閉動作を行うようになっている。なお、第3減速ギア34のケース本体3側には、同第3減速ギアの回転位置を検出するための円板状のパターン基板35(図1参照)が設けられている。
ここで、含油軸受16の端面16aに塗布されたグリース19は、モータ11の回転に伴う振動等によって収容ケース2内に飛散する虞がある。また、上記のようにモータ11がOリング21a,21bを介して弾性支持されていることから、ウォーム31に、例えば第1減速ギア32との噛み合い反力等、軸方向と直交する直交方向の力F(図2参照)が作用すると、同ウォーム31とともにモータ11が変位する虞がある。
この点を踏まえ、図3(a),(b)に示すように、ウォーム31側に設けられたケース側支持片22aの先端(図3における上端)には、回転軸18の軸方向において含油軸受16の端面16aと対向するケース側対向部41が一体形成されるとともに、ウォーム31側に設けられたカバー側支持片23aの先端(図3における下端)には、軸方向において端面16aと対向するカバー側対向部42が一体形成されている。つまり、本実施形態では、ケース側対向部41及びカバー側対向部42により対向手段が構成されている。
詳述すると、ケース側対向部41には、回転軸18の軸方向に貫通するとともにカバー4側に開口した切欠き43が形成されており、同ケース側対向部41は、含油軸受16のケース本体3側の略半分と対向する矩形状に形成されている。また、切欠き43は、回転軸18の外径よりも僅かに大きな直径を有する略半円形状に形成されている。さらに、ケース側支持片22aのモータ11側の側面には、Oリング21aの外径と略等しい内径を有する半円形状の凹部44が同Oリング21aと対応する位置に形成されている。
一方、カバー側対向部42には、回転軸18の軸方向に貫通するとともにケース本体3側に開口した切欠き45が形成されており、同カバー側対向部42は、含油軸受16のカバー4側の略半分と対向する矩形状に形成されている。また、切欠き45は、回転軸18の外径よりも僅かに大きな直径を有する略半円形状に形成されている。さらに、カバー側支持片23aのモータ11側の側面には、Oリング21aの外径と略等しい内径を有する半円形状の凹部46が同Oリング21aと対応する位置に形成されている。
そして、モータ11の回転軸18は、ケース側対向部41及びカバー側対向部42の各切欠き43,45内に挿通されるとともに、Oリング21aは、ボス部14aと各凹部44,46との間で挟み込まれている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)ケース側支持片22aに、含油軸受16の端面16aと対向するケース側対向部41を一体形成するとともに、カバー側支持片23aに、含油軸受16の端面16aと対向するカバー側対向部42を一体形成した。そして、ケース側対向部41にカバー4側に開口した切欠き43を形成するとともに、カバー側対向部42に、ケース本体3側に開口した切欠き45を形成し、回転軸18を各切欠き43,45内に挿通した。
上記構成によれば、ケース側対向部41及びカバー側対向部42によって含油軸受16の端面16aが覆われるため、これらケース側対向部41及びカバー側対向部42に当たることで、グリース19が収容ケース2内の広い範囲に亘って飛散することを抑制できる。また、回転軸18は、各切欠き43,45の内面に当接することでその変位が規制されるようになる。これにより、モータ11の変位(傾動)を抑制でき、ウォーム31と第1減速ギア32との噛み合い状態を適切に維持することができる。
そして、上記構成では、ケース側対向部41の切欠き43がカバー4側に開口するとともに、カバー側対向部42の切欠き45がケース本体3側に開口するため、回転軸18にウォーム31を連結した後に、モータ11や減速機構12等を挟み込むようにしてケース本体3にカバー4を組み付けることで、各切欠き43,45内に回転軸18が挿通される。したがって、ケース側対向部41及びカバー側対向部42を設けることにより、モータアクチュエータ1の組み付け性が低下することを抑制できる。また、ケース側対向部41がケース側支持片22aと一体形成されるとともに、カバー側対向部42がカバー側支持片23aと一体形成されるため、部品点数の増加を防止することができる。
(2)切欠き43,45をそれぞれ回転軸18の外径よりも僅かに大きな直径を有する半円形状に形成したため、グリース19の飛散及びモータ11の変位を好適に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、対向手段の構成のみであるため、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図4(a),(b)に示すように、カバー側支持片23aの先端には、回転軸18と直交する直交方向(図4(b)における左右方向)に間隔を空けて一対の支持突部51がそれぞれ形成されている。そして、各支持突部51の内側面51aは、これら内側面51aの直交方向の間隔が先端に向かうにつれて大きくなるとともにボス部14aの外径よりも大きな直径を有する円弧状に形成されている。また、カバー側支持片23aのモータ11側の側面には、Oリング21aの外径と略等しい内径を有する半円形状の凹部52が同Oリング21aと対応する位置に形成されている。
一方、ケース側支持片22aの先端には、回転軸18の軸方向において含油軸受16の端面16aと対向する対向手段としての対向部53が一体形成されている。対向部53は、含油軸受16のケース本体3側の略半分と対向する矩形状の矩形部53aと、矩形部53aの上端に設けられ、含油軸受16のカバー4側の略半分と対向する半円形状の半円部53bとを有している。そして、半円部53bの中心には、回転軸18の軸方向に貫通した貫通孔54が形成されている。なお、半円部53bは、ケース本体3にカバー4が組み付けられた状態で、カバー側支持片23aの支持突部51間に配置されている。また、ケース側支持片22aのモータ11側の側面には、Oリング21aの外径と略等しい内径を有する半円形状の凹部55が同Oリング21aと対応する位置に形成されている。
そして、回転軸18は、対向部53の貫通孔54内に挿通されるとともに、Oリング21aは、ボス部14aと各凹部52,55との間で挟み込まれている。なお、本実施形態では、回転軸18を貫通孔54内に挿通した後に、同回転軸18にウォーム31が連結されるようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(3)ケース側支持片22aに、含油軸受16の端面16aと対向する対向部53を一体形成するとともに、対向部53に軸方向に貫通した貫通孔54を形成し、回転軸18を貫通孔54内に挿通した。
上記構成によれば、対向部53によって含油軸受16の端面16aが覆われるため、対向部53に当たることでグリース19が収容ケース2内の広い範囲に亘って飛散することを抑制できる。また、回転軸18は、貫通孔54の内周面に当接することでその変位が規制されるようになる。これにより、モータ11の変位を抑制でき、ウォーム31と第1減速ギア32との噛み合い状態を適切に維持することができる。
そして、上記構成では、対向部53が回転軸18の全周を囲む環状に形成されるため、より確実にモータ11の変位を抑制できるとともにグリース19の飛散を抑制することができる。また、対向部53がケース側支持片22aと一体形成されるため、部品点数の増加を防止することができる。
(4)貫通孔54を回転軸18の外径よりも僅かに大きな直径を有する円形状に形成したため、グリース19の飛散及びモータ11の変位を好適に抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1実施形態では、ケース側支持片22aにケース側対向部41を形成するとともに、カバー側支持片23aにカバー側対向部42を形成したが、これに限らず、ケース側支持片22a及びカバー側支持片23aのいずれか一方にのみケース側対向部41又はカバー側対向部42を形成してもよい。
・上記第1実施形態では、ケース側支持片22aにケース側対向部41を一体形成するとともに、カバー側支持片23aにカバー側対向部42を一体形成したが、これに限らず、別部材からなるケース側対向部及びカバー側対向部をケース側支持片22a及びカバー側支持片23aに固定する構成としてもよい。同様に、上記第2実施形態において、別部材からなる対向部をケース側支持片22a及びカバー側支持片23aのいずれか一方に固定する構成としてもよい。
・上記第1実施形態では、各切欠き43,45を略半円形状に形成したが、これに限らず、半楕円形状や多角形状に形成してもよい。
・上記第1実施形態では、ケース側対向部41及びカバー側対向部42にそれぞれ切欠き43,45を形成したが、これに限らず、ケース側対向部41及びカバー側対向部42のいずれか一方にのみ切欠きを形成してもよい。また、切欠きの内面のうち、上記直交方向において回転軸18と対向する部分に力Fと直交する平坦な垂直面を設けてもよい。
具体的には、図5(a),(b)に示す例では、ケース側対向部41は、切欠き43を有するとともに、含油軸受16における回転軸18が挿通される挿通孔の略全体を含むケース本体3側の部分と対向する略矩形状に形成されている。そして、切欠き43の内面には、直交方向において回転軸18と対向する部分に上記力F(の作用方向)と直交する平坦な垂直面61が設けられている。また、カバー側対向部42は、含油軸受16の挿通孔よりもカバー4側の部分と対向する略矩形状に形成されている。なお、カバー側対向部42には、切欠きが形成されておらず、同カバー側対向部42の下端は平坦な平面状に形成されている。この構成では、上記力Fが作用した場合に、回転軸18は垂直面61に当接することでその変位が規制されるようになるため、安定して回転軸18の変位を規制することができる。
同様に、上記第2実施形態において、貫通孔54の内周面の内面のうち、上記直交方向において回転軸18と対向する部分に力Fと直交する平坦な垂直面を設けてもよい。
・上記第1実施形態では、ケース側対向部41及びカバー側対向部42を矩形状に形成したが、これに限らず、含油軸受16の端面16aの一部と対向すれば、どのような形状としてもよい。同様に、上記第2実施形態において、含油軸受16の端面16aの一部と対向すれば、対向部53の形状をどのような形状としてもよい。
・上記第2実施形態では、対向部53をケース側支持片22aと一体形成したが、これに限らず、カバー側支持片23aと一体形成してもよい。
・上記第2実施形態では、貫通孔54を円形状に形成したが、これに限らず、楕円形状や多角形状でもよい。
・上記各実施形態では、モータ11の回転軸18の一端部に連結される駆動ギアとしてウォーム31を用いたが、これに限らず、例えば傘歯歯車や平歯車等の他のギアを用いてもよい。
・上記各実施形態において、例えば回転軸の外周に含油軸受16の端面16aと軸方向において対向する円環状のフランジ部を形成し、このフランジ部により対向手段を構成してもよい。
・上記各実施形態では、本発明を車両空調装置の各種ドアを開閉するモータアクチュエータ1に適用したが、他の部材を駆動するモータアクチュエータに適用してもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項2に記載のモータアクチュエータにおいて、前記ケース側対向部及び前記カバー側対向部の前記各切欠きは、半円形状に形成されたことを特徴とするモータアクチュエータ。上記構成によれば、グリースの飛散及びモータの変位を好適に抑制することができる。
(ロ)請求項3に記載のモータアクチュエータにおいて、前記貫通孔は、円形状に形成されたことを特徴とするモータアクチュエータ。上記構成によれば、グリースの飛散及びモータの変位を好適に抑制することができる。
1…モータアクチュエータ、2…収容ケース、3…ケース本体、4…カバー、11…モータ、12…減速機構、13…モータハウジング、14…ハウジング本体、14a,15a…ボス部、15…エンドフレーム、16,17…含油軸受、16a…端面、18…回転軸、19…グリース、21a,21b…Oリング(弾性部材)、22a,22b…ケース側支持片、23a,23b…カバー側支持片、31…ウォーム(駆動ギア)、41…ケース側対向部(対向手段)、42…カバー側対向部(対向手段)、43,45…切欠き、53…対向部(対向手段)、54…貫通孔、61…垂直面。

Claims (3)

  1. ケース本体にカバーを組み付けてなる収容ケースに、モータ及び前記モータの回転を減速する減速機構が収容されたモータアクチュエータにおいて、
    前記モータは、軸方向に突出した一対のボス部を有するモータハウジングと、一方の前記ボス部から前記モータハウジングの外部に突出するとともに前記減速機構を構成する駆動ギアに連結される回転軸とを有し、前記一方のボス部には、前記回転軸を回転可能に支持する含油軸受が設けられるとともに該含油軸受における前記駆動ギア側の端面にはグリースが塗布され、
    前記ケース本体及び前記カバーには、前記各ボス部の外周に設けられる弾性部材を介して前記モータを支持する一対のケース側支持片及び一対のカバー側支持片がそれぞれ設けられたものであって、
    前記駆動ギアと前記含油軸受との間に配置され、前記含油軸受の端面と対向する対向手段を備えたことを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記対向手段は、
    前記駆動ギア側に設けられた前記ケース側支持片と一体形成され、前記回転軸の軸方向に貫通するとともに前記カバー側に開口した切欠きを有するケース側対向部と、
    前記駆動ギア側に設けられた前記カバー側支持片と一体形成され、前記回転軸の軸方向に貫通するとともに前記ケース本体側に開口した切欠きを有するカバー側対向部と、を含み、
    前記回転軸が前記各切欠き内に挿通されることを特徴とするモータアクチュエータ。
  3. 請求項1に記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記対向手段は、前記駆動ギア側に設けられた前記ケース側支持片及び前記カバー側支持片のいずれか一方と一体形成されるとともに、前記回転軸の軸方向に貫通した貫通孔を有する対向部を含み、
    前記回転軸が前記貫通孔内に挿通されることを特徴とするモータアクチュエータ。
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