JP6607741B2 - 凹凸複合シート加工装置および凹凸複合シートの製造方法 - Google Patents

凹凸複合シート加工装置および凹凸複合シートの製造方法 Download PDF

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本発明は凹凸複合シート加工装置および凹凸複合シートの製造方法に関する。
不織布を用いた複合シートの形成のためにエンボス加工などの圧着加工を施すことが知られている。
例えば、特許文献1には、サイドシート原反に、該原反を折り畳んで2層部分を形成し、加熱手段によりそれぞれが加熱されるエンボスロールとアンビルロールとを用いた熱エンボス加工により、該2層部分に対してエンボスを形成する製造方法が記載されている。エンボスロールに配された加工ロールの周面は、エンボス加工を施す凸部が形成された加圧面となっている。アンビルロールは、表面平滑な円柱状の周面を有しており、その周面が、加工ロールの加圧面との間で対象物を加熱及び加圧する受け面となっている(特許文献1の段落[0020]、[0021]等を参照。)。
また特許文献2には、表面シートと中高部を有する吸収体と部分的に圧密一体化させたエンボス溝部を形成するための装置が記載されている。具体的には、エンボス凸部を備えるエンボスロールと、該エンボスロールに対向して配置されたアンビルロールとを備えた吸収性物品の製造装置である。アンビルロールの外周面にアンビル凸部を設けて、エンボス凸部による押圧力がアンビル凸部の部分とアンビル凸部がない部分とで異なっている。つまり、アンビルロールのアンビル凸部以外の外周面は、エンボス対象の部材と接触して、弱いエンボス加工を施している。そのため、アンビル凸部の高さhは、5〜1000μmの微細な高さ程度とすることが好ましいとされている(特許文献2の段落[0016]から[0021]等を参照。)。
さらに特許文献3にも、エンボス加工装置として、複数のエンボスパターンを形成するに当たり、パターンごとに強弱をつけるべく、エンボスパターンとアンビルパターンとのバランスをパターンごとにとるようにしたものが記載されている。エンボスパターンに応じてクリアランスを変える手段の一つとして、アンビルロールの周面部の外径が異なるブロックを設けている。このアンビルロールの外径が小さく凹んだ部分において、弱いエンボス処理がなされる。(特許文献3の段落[0005]、[0012]、[0015]及び図1を参照。)。
特許第4090461号公報 特開2010−142460号公報 特許第4799223号公報
不織布シートの幅方向の両側部には、使用される幅にスリットされたことにより固定されなくなった繊維が存在することが多い。この繊維は搬送中に徐々に落ちていくことがあり、ヒートシールする場合、シールロールの熱により脱落した繊維が溶けてロールへ付着、堆積していく場合がある。このため、ロールが汚染され、搬送シートに載って異物クレームなどの原因となる可能性がある。
また、シート紙継で両面テープを使う場合、シート両側部は両面テープが貼られていないため、シート幅方向内側に折れる可能性があり、折れることにより厚みを増してロールに接触すれば更に溶融した樹脂が付着する可能性がある。上記の特許文献1から3のいずれも、この問題に着目したものはない。
特許文献1に記載の発明では、エンボス加工時に、シートの幅方向の側部が、加熱されているエンボスロールやアンビルロールに接触しやすくなる。また、特許文献2、3のアンビルロールの凹部においても、エンボスロールとの間で弱いエンボス処理を施すため、側部が加熱したロールに接触しやすい。
上記いずれにおいても、アンビルロールが加熱される場合、アンビルロールの周面に接触した繊維は、加熱されたアンビルロールの熱によって溶けてロールに付着、堆積して、ロールが繊維により汚染される可能性があり、改善する余地がある。また、その付着、堆積した繊維が異物となって搬送シートに載り、異物クレームなどの原因となる可能性がある。
本発明は、繊維によるロールの汚染、シート搬送におけるシートへの付着、異物混入のリスクを低減することで、汚染ロールの清掃のためのライン停止の回数を削減して、生産効率を向上させる凹凸複合シート加工装置を提供することに関する。
本発明は、ロール周方向に連なる凸条部がロール幅方向に一定間隔に複数配されて成る、移送されるシートの凹凸加工部と、該凹凸加工部のロール幅方向の両側に配される前記シートの係止部とをロール周面に有する、中央ロールと、
ロール幅方向に一定間隔に複数配されて前記凹凸加工部の凸条部間に入り込む、ロール周方向に連なる押し込み凸条部をロール周面に有する、押し込みロールと、
前記凹凸加工部に圧接するシール部と、該シール部のロール幅方向の両側に配される前記シール部のロール径よりも小さいロール径の段差部とをロール周面に有する、アンビルロールとを備え、
前記中央ロール、前記押し込みロール及び前記アンビルロールは互いに連動して回動するように配されており、
前記アンビルロールには加熱手段が配され、
前記中央ロール及び前記アンビルロールは、前記中央ロールと前記押し込みロールとで凹凸賦形された前記シートと該シートに合流する別のシートとの両側部を前記段差部に対応させ、かつ前記両側部を前記段差部から離間させた状態とし、前記凹凸加工部と前記シール部との間で前記両シートを接合する凹凸複合シート加工装置を提供する。
本発明の凹凸複合シート加工装置によれば、繊維によるロールの汚染、シート搬送におけるシートへの付着、異物混入のリスクを低減することができるため、清掃のためのライン停止の回数を削減することができるので、生産効率を向上させることができる。
本発明に係る凹凸シート加工装置の好ましい一実施形態(第1実施形態)を模式的に示した図面であり、(a)は斜視図であり、(b)は模式的に示した正面図である。 第1実施形態の凹凸シート加工装置を示した図面であり、(a)はシートを断面で示した中央ロールとアンビルロールの上面図であり、(b)は(a)におけるA部を拡大した要部上面図である。 (a)は中央ロールの凸条部と押し込みロールの押し込み凸条部とでシートを凹凸加工する工程を示した拡大図であり、(b)は凹凸加工前の繊維の拡大図であり、(c)凹凸加工後の繊維の拡大図である。 第2実施形態の一例を示した模式的に示した正面図である。 第3実施形態の一例を示した模式的に示した正面図である。 第4実施形態の一例を示し図面であり、(a)は斜視図であり、(b)は中央ロールとアンビルロールを示した上面図である。 第5実施形態の一例を示した模式的に示した図面であり、(a)はカバーを装着した状態のアンビルロールの斜視図であり、(b)はカバーを外した状態を示した斜視図である。 第6実施形態の一例を示した模式的に示した図面であり、(a)は正面図であり、(b)はアンビルロールとブラシロールの側面図である。
本発明に係る凹凸複合シート加工装置(以下、加工装置ともいう。)の好ましい一実施形態(第1実施形態)について、以下に説明する。
図1に示すように、加工装置1(1A)は、中央ロール10、押し込みロール20及びアンビルロール30を有し、各ロールは互いに連動して回動するように配されている。したがって、中央ロール10に対して押し込みロール20とアンビルロール30は逆方向に回転する。そして連続搬送されるシート(不織布シート)100を中央ロール10と押し込みロール20とで凹凸賦形し、凹凸賦形したシート100に別のシート110を合流させて、中央ロール10とアンビルロール30とで接合するものである。なお、図中の直線の矢印は各シートの搬送方向を示す。以下、図1及び図2を参照しながら、具体的に説明する。
中央ロール10は、回動軸11周りに回動自在に配されている。そしてロール周面10Sに、ロール周方向に連なる凸条部12をロール幅方向に一定間隔に複数配されて成る、搬送されるシート100の凹凸加工部13と、凹凸加工部13のロール幅方向の両側に配されるシート100の係止部14とを有する。係止部14には、シート100の搬送方向における両側部を含む非加工部分が対応する。
上記の「ロール周方向に連なる」とは、凸条部12がロール周方向に連続して全周にわたって配されていることをいう。なお、凸条部12の一部に切り欠き部(図示せず)が存在していてもよい。切り欠き部は、ロール周方向の全周にわたって間欠的に配されていてもよい。そして、ロール全周のうち凸条部12の長さの合計が切り欠き部の長さの合計よりも長ければ、「周方向に連なる」という概念に含まれるとする。
凹凸加工部13は、例えばロール幅方向中央領域に配されている。凹凸加工部13の凸条部12は、断面矩形もしくは台形を成し、ロール周面10Sの全周にわたって配されている。その断面の形状、大きさ、間隔等は、不織布の凹凸賦形の形状によって、適宜選択される。凸条部12のピッチは、1.0mm以上、好ましくは1.5mm以上、さらに好ましくは1.8mm以上とする。そして、3.0mm以下、好ましくは2.5mm以下、さらに好ましくは2.2mm以下とする。ピッチが狭すぎると、歯幅や歯同士が噛合った時の隙間が狭くなり調整が困難であり、ピッチが広すぎると接合が不十分になる。また、形成される凹凸が大きくなるため凸条部が潰れやすくなり、吸収性物品の表面材として使用する場合は、好ましくない。凸条部12の頂部の幅は、0.5mm以上、好ましくは0.6mm以上、さらに好ましくは0.65mm以上とする。そして0.9mm以下、好ましくは0.8mm以下、さらに好ましくは0.75mm以下とする。凸条部12の頂部の幅が狭すぎると、賦形の際にシート100が切れやすくなり、広すぎると賦形が不十分になる。
係止部14は、シート100の両側部を含む非加工部分が係止部14の表面に引っ掛かって滑ることなく搬送されるように、例えば、その表面が荒らされてなる。表面を荒らす手法として、具体的には、金属溶射処理、サンドブラスト、エッチング、等が挙げられる。その表面粗さは、算術平均粗さで100μm以上、好ましくは120μm以上、さらに好ましくは140μm以上であり、そして、300μm以下、好ましくは250μm以下、さらに好ましくは200μm以下である。算術平均粗さが小さすぎるとシート搬送時にシート100が係止部14に引っ掛からず、算術平均粗さが粗すぎるとシート搬送時にシート100が係止部14に引っ掛かりすぎて繊維が抜けやすくなり係止部14に付着するようになる。係止部14の外径は、凸条部12の外径よりもやや小さくなっている。そして係止部14にシート100が係止されながら中央ロール10の回転とともに搬送され、かつ凹凸加工部13でのシート100への凹凸加工処理が好適になされるようにする観点から、凸条部12と係止部14との高さの差は1.0mm以内、好ましくは0.75mm以内、さらに好ましくは0.5mm以内とする。「係止されながら」とは、係止部14のロール周面10Sを滑ることなくシート100が搬送される状態をいう。また、係止部14の外径は、係止される部分が押し込みロール20やアンビルロール30に当たらないように、後述するベアラー15、16の外径よりも小さくされていることが好ましい。
中央ロール10のロール周面両端には1対のベアラー15、16が備えられている。ベアラー15、16は、凸条部12の外径と同等であり、係止部14の外径よりも大きく形成されている。ベアラー15、16が凸条部12の外径と同等であることから、アンビルロール30と連動させるための位置合わせが容易になる。
回動軸11は、両端が軸受(図示せず)によって回動自在に支持されており、一端側に中央ロール10を回動させる駆動部(図示せず)が接続されている。駆動部は、例えば回転駆動力を得るモータを備え、モータによる直接駆動であっても、歯車伝動やベルト伝動等の伝動手段を介した駆動であってもよい。
押し込みロール20は、ロール周方向に連なりかつ凹凸加工部13の凸条部12間に入り込む押し込み凸条部22が、ロール幅方向に一定間隔に複数配された凹凸加工部23をロール周面20Sに有する。押し込み凸条部22は、凸条部12と同形状を成す。上記「入り込む」とは、押し込み凸条部22が中央ロール10の凸条部12、12間の空間に、常に非接触で離間している位置に配されることをいう。また、押し込み凸条部22のロール周方向に連なるとは、前述の凸条部12と同様である。
中央ロール10の凸条部12と押込みロール20の押し込み凸条部22とを比較して、凸条部12の数が1つ多くなっている。中央ロール10の凸条部12はアンビルに加圧された時、シール部となり、幅方向両端の凸部がシール端となるために中央ロール10の凸条部12の方が押し込み凸条部22より多くなっている。
押し込みロール20のロール周面両端には1対のベアラー25、26が備えられている。ベアラー25、26は、押し込み凸条部22の外径より小さく、押し込み凸条部22とベアラー25、26間のロールの外径よりも大きく形成されている。
回動軸21は、両端が軸受(図示せず)によって回動自在に支持されており、一端側に押し込みロール20を回動させる駆動部(図示せず)が接続されている。この駆動部は前述の中央ロール10の駆動部と同様のものを用いることができる。
アンビルロール30は、凹凸加工部13に圧接するシール部32と、シール部32のロール幅方向の両側に配されるシール部32よりも小さいロール径の段差部33、34とをロール周面30Sに有する。
シール部32は、凹凸加工部13よりも広い幅を有し、加工対象であるシート100、及び別のシート(不織布シート)110よりも狭い幅を有し、ロール全周にわたって表面が滑らかな円柱の周面をなしている。シール部32の幅は、シートを確実に接合するために、凹凸加工部13よりも5mm以上広く、より好ましくは7.5mm以上広く、さらに好ましくは10mm以上広い。そして、シール部32に別のシート110の紙粉(繊維)が付着しないように、シート100及び別のシート110の狭い方よりも20mm以上狭く、より好ましくは15mm以上狭く、さらに好ましくは10mm以上狭い。
段差部33、34は、シール部32よりもロール径が小さくされている。この段差部33、34には、加工対象であるシート100及び別のシート110の搬送方向における両側部を含むひ非加工部分が対応する。段差部33、34の段差dにより、加工処理時にシート100及び別のシート110の両側部が段差部33、34と離間するようになる。このため、シール部32と段差部33、34との段差dは、2.5mm以上であり、より好ましくは5mm以上であり、さらに好ましくは7.5mm以上である。そして、ヒーターによる加熱という観点から10mm以下であり、より好ましくは7.5mm以下であり、さらに好ましくは5mm以下である。上記段差dとはシール部32と段差部33、34とのロール径差の1/2である。シール部32と段差部33、34との隅における応力集中を防ぐために、段差部33、34の隅が曲率半径を有するように、いわゆる隅R加工されている。
アンビルロール30のロール周面両端には1対のベアラー35、36が備えられている。ベアラー35、36は、シール部32と同等の外径を有し、段差部33、34の外径よりも大きい。ベアラー35、36が、シール部32の外径と同等であることから、中央ロール10と連動させるための位置合わせが容易になる。すなわち、ベアラー15とベアラー35同士、ベアラー16とベアラー36同士が加圧接触するように配することで、中央ロール10の凸条部12とアンビルロール30のシール部32とが加圧接触するように位置決めが簡単にできるようになる。また、ベアラー15、35とベアラー16、36同士が連動して回動するようになる。
回動軸31は、両端が軸受(図示せず)によって回動自在に支持されており、一端側にアンビルロール30を回動させる駆動部(図示せず)が接続されている。この駆動部は前述の中央ロール10の駆動部と同様のものを用いることができる。
上記各ロールの駆動部は、中央ロール10、押し込みロール20及びアンビルロール30が連動して回転するように、図示していない制御手段により回転数、回転方向が制御されている。
凸条部12とシール部32との接触圧力は、例えば、線圧が、300N/cm以上、好ましくは400N/cm以上、さらに好ましくは500N/cm以上である。そして900N/cm以下、好ましくは800N/cm以下、さらに好ましくは700N/cm以下である。線圧が低すぎると、シート100と別にシート110との接合が不十分になる。線圧が高すぎると、成型時にシート切れが発生し、また成型時にシート切れが無いとしても、凹凸賦形部が切れやすくなる。
アンビルロール30の内部には、シール部32を加熱する加熱手段41が配されている。加熱手段41としては、電熱線、カートリッジヒーター、オイル循環方式等が挙げられる。加熱手段41にはその温度を制御する温度制御部(図示せず)が接続されている。なお、加熱手段41は、上記のようなロール内部に配した加熱手段に限定されず、シール部32表面が加熱されるものであればよい。例えば、シール部32にレーザ光等のエネルギー線を外部から照射するものであってもよい。また、加熱手段41は、シール部32が均一に加熱されれば、アンビルロール30の幅方向全体に配されていなくともよく、シール部32にのみ配されたものであってもよい。
シール部32の加熱温度は、シート100の構成繊維と別のシート110の構成繊維とが熱融着する温度(以下、融着温度という。)以上とし、好ましくは130℃以上、さらに好ましくは180℃以上とする。そして、250℃以下とし、好ましくは230℃以下、さらに好ましくは210℃以下とする。加熱温度が高すぎるとシートがシール部32に融着するようになり、ロール汚染、装置故障の原因になる。加熱温度が低すぎるとシート同士の接合が不十分になる。上記融着温度は、シート100の構成繊維および別のシート110の構成繊維の融点のうち、低い方の融点の温度とする。
中央ロール10、押し込みロール20及びアンビルロール30の好ましい材質としては、鋼が挙げられ、さらに高速度工具鋼、熱間金型用合金工具鋼などが挙げられる。
上記加工装置1(1A)では、中央ロール10と押し込みロール20との回動軸11、21を位置決めする。押し込みロール20の回動軸21は、中央ロール10の回動軸11に向けて進退可能な可動式の軸受支持部(図示せず)に支持されている。軸受支持部の進退は、例えば空圧もしくは油圧を用いた公知の駆動機構およびその制御部(図示しない)で制御することで、押し込み凸条部22の凸条部12間の空間への入り込み量を微調整することができるようになっている。
中央ロール10とアンビルロール30との回動軸11、31は、予め、ベアラー15とベアラー35と、ベアラー16とベアラー36とが連動して回動するように加圧接触する状態に位置決めされている。すなわち、凸条部12とシール部32とが上記した接触圧力で回動自在に加圧接触する。
次に、本発明に係る凹凸複合シートの製造方法の好ましい一実施形態について、図1、図2及び図3を参照しながら、以下に説明する。
凹凸複合シートの製造方法は、上記凹凸複合シート加工装置1を用いて行う。
上記説明したように、回動軸11、21間距離を微調整した後、中央ロール10にシート100を巻き付けて、中央ロール10の周面10Sにそって搬送する。そして、中央ロール10と押し込みロール20との間にシート100を供給する。シート100は不織布であり、繊維同士の交点で融着しているものである。シート100が中央ロール10の凹凸加工部13と押し込みロール20の凹凸加工部23との間を中央ロール10の係止部14に巻き付くようにして搬送される。凹凸加工部13、23間に挿入されるシート100部分が加工部100aであり、所定幅にスリットされた部分が両側部100c、100cである。このような状態で凹凸加工部13、23間にシート100が通ることにより、シート100が延伸加工され、凸条部12と押し込み凸条部22とによってシート100の繊維が引っ張られる(図3(a)参照)。これによって、不織布の繊維101は、繊維の太さdfが太く、繊維間隔wfが狭い状態(図3(b)参照)から、繊維間隔wfが延ばされるとともに繊維自体が延ばされて広くなり、かつ繊維の太さdfが部分的に細くなり(図3(c)参照)、シート100に凹凸形状が賦形される。このようなシートを吸収性物品の表面シートに用いた場合、延伸された部分の端部が起点となって曲がりやすくなり、肌触りが向上する。それとともに、肌との接触面積の低減、肌との追従性の向上により、肌刺激性が低減でき、液残り量を低減することができる。
さらに、賦形性を高めるために、中央ロール10及び押し込みロール20に加熱手段を配しても好ましい。例えば、シートを構成する繊維の溶融温度よりも低い温度で、例えば60℃以上、好ましくは70℃以上、さらに好ましくは80℃以上に加温することが好ましい。加熱は凹凸加工部13、23の溝になされるのが好ましい。また、中央ロール10は、加熱されているアンビルロール30に接触することで徐々に温度上昇する。すると、中央ロール10が熱膨張し、凸条部12と押し込み凸条部22との位置関係が変化する。これを防ぐために、中央ロール10及び押し込みロール20を一定温度に加熱することがこのましい。加熱手段としては、前述の加熱手段41と同様のものを採用することができる。
賦形されたシート100は中央ロール10に巻き付いた状態で中央ロール10とアンビルロール30との間に搬送される。その際、シート100のアンビルロール30側に別のシート(不織布シート)110を合流させて、シート100及び別のシート110を積層させた状態で、中央ロール10とアンビルロール30との間に供給する。このとき、凹凸賦形されたシート100とこのシート100に合流する別のシート110との幅方向の両側部100c、110cを段差部33、34に対向させ、かつ両側部100c、110cを段差部33、34から離間させた状態とする。これによって、シールされるシート100及び別のシート110の両側部100c、110cでほつれた繊維がアンビルロール30の段差部33、34に接触することがなくなるので、繊維の融着が防止できる。
そして合流させたシート100、110は、各シートの加工部100a、110aにおいて、中央ロール10の凸条部12とアンビルロール30のシール部32との間を通ることで加圧、加熱されて接合される。そして、凹凸複合シート120として中央ロール10とアンビルロール30との間から送りだされる。そのとき、シート100の非加工部100b、別のシート110の非加工部110bは熱圧着されない。
上記「離間」とは、段差部33、34に触れないようにして中央ロール10と押し込みロール20との間でシート100、110が搬送される状態を意味する。なお、シート100、110の幅方向端部の繊維が段差部33、34に付着しない程度に瞬間的な接触があってもよいものとする。
中央ロール10に巻き付いて搬送されるシート100には、張力がかけられている。
上記凹凸複合シート加工装置1によれば、繊維によるロールの汚染、シート搬送におけるシートへの付着、異物混入のリスクを低減することができる。これによって、汚染ロールの清掃のためのライン停止の回数を削減することができるため、生産効率を向上させることができる。したがって、上記加工装置1を用いた凹凸複合シートの製造方法によれば、搬送されるシートへの異物の混入、付着を防止して、品質の高い凹凸複合シート120を高い生産効率で製造することができる。しかもロール汚染が抑えられ、シートが段差部33、34を離間し続けるため、シートに折れが生じて厚みを増しても、付着を防ぐことができる。
次に、本発明に係る加工装置の好ましい別の一実施形態(第2実施形態)について、図4を参照しながら、以下に説明する。
図4に示すように、加工装置1(1B)は、前述の加工装置1Aにおいて、中央ロール10とアンビルロール30とが接触する位置における両ロールの接線Tよりも中央ロール10側から別のシート110が搬送(中央ロール10とアンビルロール30との間に挿入搬送)されるように搬送制御ロール50が配されている。アンビルロール30は装置停止時には中央ロール10から(図4において水平方向右側へ)離れる。この時、搬送制御ロール50によって、別のシート110がアンビルロール30のシール部32に接触しにくくなる。つまり、別のシート110に対して搬送方向とともにアンビルロール30から離れる方向にも張力がかかるためである。
搬送制御ロール50は、上記接線Tよりも中央ロール10側の位置から別のシート110が送り出されれば、その回動軸51の軸心が接線Tよりもアンビルロール30側にあっても差し支えはない。そして、接線Tに対して別のシート110の供給角度θは、0°以上、好ましくは5°以上、さらに好ましくは10°以上であり、そして30°以下、好ましくは25°以下、さらに好ましくは20°以下である。供給角度θが大きすぎると、凸条部12にしわが発生してしまう。したがって、供給角度θの上限値は、凸条部12によって別のシート110にしわが発生しない角度とする。また、供給角度θを有することにより、別のシート110がアンビルロール30のシール部32(前記図1、2参照。)にさらに接触しにくくなるという利点がある。
搬送制御ロール50は、回動自在な、いわゆるフリーロールであり、円柱ロールである。その材質は、一般的な金属ロールと同様であり、ロール表面は滑らかに加工されていることが好ましい。
また、搬送制御ロール50と同様のものが中央ロール10とアンビルロール30との接触位置よりシート搬送の下流側にも配されていることが好ましい。この場合、接線Tよりも中央ロール10側で別のシート110を受けるように搬送制御ロール50が配されている。これによって、別のシート110の両側部がアンビルロール30のシール部32に接触しにくくなる。つまり、別のシート110に対して搬送方向とともにシール部32から離れる方向にも張力がかかるためである。
上記加工装置1Bによれば、搬送制御ロール50が配されていることから、別のシート110をアンビルロールに巻掛けることなくアンビルロール30の周面に接触しにくい角度で中央ロール10とアンビルロール30のシール部32との接触位置に供給することができる。このため、シール部32以外で別のシート110がアンビルロール30に接触することが低減されるので、アンビルロール30への繊維の融着防止性をより高めることができる。この結果、繊維によるロールの汚染、シート搬送における異物混入のリスクをさらに低減することができる。これによって、清掃によるライン停止の回数をさらに削減することができるので、生産効率を一層向上させることができる。さらにシートの折れによる付着も回避できる。
次に、本発明に係る加工装置の好ましい別の一実施形態(第3実施形態)について、図5を参照しながら、以下に説明する。
図5に示すように、加工装置1(1C)は、前述の加工装置1Aにおいて、中央ロール10に対して前述の押し込みロール20を複数配している。図示例では二つの押し込みロール20A、20Bを配した例を示した。押し込みロール20A、20Bは、前述した押し込みロール20と同様の構成を有する。
押し込みロール20Aは、中央ロール10に対してアンビルロール30とは反対側に配されている。押し込みロール20Bは、中央ロール10の周面10Sを搬送されるシート100の搬送方向に沿った、押し込みロール20Aとアンビルロール30との中間位置において、押し込み凸条部が中央ロールの凸条部12(図1参照)間に入り込むように配されている。押し込みロール20Bの押し込み凸条部の凸条部12間に入り込む長さは、押し込みロール20Aの押し込み凸条部22A(図1、2に示した押し込み凸条部22をいう。)が凸条部12間に入り込む長さより長いことが好ましい。
このように複数の押し込みロール20A、20Bは、中央ロール10の凹凸加工部13(図1参照)に位置するシート100を段階的に押し込むものである。段階的に押し込むとは、押し込みロール20Aで押し込んだ押し込み長さよりも次の押し込みロール20Bで押し込んだ押し込み長さが長くなることを意味する。押し込み長さとは、言い換えれば、押し込み凸条部22の頂部が凸条部12間に入り込む深さを意味する。
上記加工装置1Cによれば、中央ロール10に対して複数の押し込みロール20(20A、20B)が配されていることから、シート100の繊維の急激な延伸による切れを(1回で延伸する場合より)抑制して、シート100に対して確実に凹凸賦形できる。
次に、本発明に係る加工装置の好ましい別の一実施形態(第4実施形態)について、図6を参照しながら、以下に説明する。
図6に示すように、加工装置1(1D)は、前述の加工装置1Aにおいて、アンビルロール30のシール部32が、ロール周方向に凹凸形状をなしているものである。その凹凸形状とは、シール部32のロール周方向に凸条シール部37が複数配されたものであり、凸条シール部37は等間隔に配されていることが好ましい。言い換えれば、シール部32のロール周方向に凹条部38が複数配されたものであり、凹条部38は等間隔に配されている。すなわち、シール部32のロール幅方向に延びる凸条シール部37と凹条部38がロール周方向に交互に配されている。
凸条シール部37は、断面矩形もしくは台形を成している。その断面の形状、大きさ、間隔等は、適宜選択される。凸条シール部37のピッチは、4mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上とする。そして、9mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下とする。ピッチが狭すぎると、固定点が多くなり、表面材としての柔らかさが損なわれ、ピッチが広すぎると接合が不十分になる。凸条シール部37の頂部の幅は、0.5mm以上、好ましくは0.75mm以上、さらに好ましくは1mm以上とする。凸条シール部37の頂部の幅が狭すぎると、シート100と別のシート110との接合が不十分になりやすくなる。凹条部38の幅は、8.5mm以内、好ましくは8.25mm以内、さらに好ましくは8mm以内とする。凹条部38の幅が広すぎると、シート100と別のシート110(図1参照)との接合が不十分になる。そして中央ロール10の各凸条シール部12とロール周方向で間欠的に圧接するように配置されている。その際、中央ロール10のベアラー15、16とアンビルロール30のベアラー35、36によって凸条部12と凸条シール部37との間隔が保持されている。
上記凸条部12のピッチを2mm、頂部の幅を0.7mmとした場合、凸条シール部37のピッチを6.24mm、頂部の幅を1.04mmとすることが好ましい。
上記加工装置1Dによれば、シール部32に凸条シール部37と凹状部38が配されてされていることから、別のシート110とシール部32の接合に寄与しない部分とを遠ざけることができ、シート110の繊維がシール部32に付着するのを抑制することができる。また、凹凸を賦形したシートの固定点が減少するため、シートの柔らかさを向上させることができる。
次に、本発明に係る加工装置の好ましい別の一実施形態(第5実施形態)について、図7を参照しながら、以下に説明する。
図7に示すように、加工装置1(1E)は、前述の加工装置1Aにおいて、アンビルロール30の段差部33、34の周面の熱伝導率がシール部32よりも低くされている。図面では、アンビルロール30のみを示した。具体的には、段差部33、34の周面に、シール部32よりも熱伝導率が低く、シール部32の加熱温度に対して耐熱性を有しているカバー71(71A、71B)、72(72A、72B)が配されている。
カバー71、72は、段差部33、34の周面を分割して被覆するように、半円筒形状をなしている。段差部33、34の形状に合わせた形状を成していることが好ましく、隅R加工の形状にも合うように成形されていることが好ましい。このように、段差部33、34の形状に合わせることにより、段差部33、34から熱が漏れることなく熱放出を抑えることができる。その材質は、例えば、ガラス入りエポキシ樹脂(0.471W/m・K)、150℃が挙げられる。なお、括弧内の数値は熱伝導率とガラス転移温度である。
上記カバー71、72は、段差部33、34の周面を2分割したもの、または3分割以上に分割したものであってもよい。また、段差部33、34を被覆することができれば、分割されていない1枚のカバーであってもよい。
上記加工装置1Eによれば、段差部33、34にカバー71、72が配されてされていることから、段差部33、34からの放熱を抑えることができる。このため、シート100、別のシート110(図1参照)の繊維がシール部32に接触しても、融着して付着するのを防ぐことができる。
次に、本発明に係る加工装置の好ましい別の一実施形態(第6実施形態)について、図8を参照しながら、以下に説明する。
図8に示すように、加工装置1(1F)は、前述の加工装置1Aにおいて、アンビルロール30のシール部周面32Sに接触して、シール部周面32Sに付着した繊維を掃き落とすブラシ81が配されている。具体的には、ブラシ81は、回動自在に配されたブラシ軸82にシール部周面32Sを掃く毛83が植毛されているものである。毛83の材質としては、シール部周面32Sに接触しても融着しない66ナイロン、等のポリアミド系樹脂が挙げられる。毛の太さは、耐久性という観点から、φ0.1mm以上、好ましくはφ0.2mm以上、さらに好ましくはφ0.4mm以上である。そして、段差への追従性という観点から、φ0.7mm以下、好ましくはφ0.6mm以下、さらに好ましくはφ0.5mm以下である。φは直径を意味する。毛の長さは、毛の耐久性という観点から、10mm以上、好ましくは15mm以上、さらに好ましくは20mm以上である。そして、汚れの掻き取りやすさという観点から、40mm以下、好ましくは35mm以下、さらに好ましくは30mm以下である。例えば、毛83には直径0.4mm、毛の長さ27.5mmの66ナイロンを用いることが好ましい。
また、ブラシ81により掃きとられた繊維を集めておく受け皿85が、ブラシ81の下方に配されていてもよい。または、受け皿85の代わりに、ブラシ81により掃きとられた繊維を吸引する集塵機を配してもよい。
上記加工装置1Fによれば、シール部32の周面32Sを清掃するブラシ81が配されてされていることから、シール部32に付着した繊維をブラシ81によって掃き取ることができる。このため、シール部32に融着した繊維が付着し、堆積することを防ぐことができる。また、受け皿85が配されていることから、掃き取った繊維を集めることが可能になる。さらに、集塵機を備えることにより、掃き取った繊維を飛散させることなく容易に集めることができる。
上記加工装置1は、第1実施形態の構成に、第2実施形態から第6実施形態のすべてを組み合わせた構成であっても、そのうちのいくつかを組み合わせた構成であってもよい。
1(1A,1B,1C,1D,1E,1F) 凹凸複合シール加工装置(加工装置)
10 中央ロール
10S ロール周面
11 回動軸
12 凸条部
13 凹凸加工部
14 係止部
15,16 ベアラー
20 押し込みロール
20S ロール周面
21 回動軸
22 押し込み凸条部
23 凹凸加工部
25,26 ベアラー
30 アンビルロール
30S ロール周面
31 回動軸
32 シール部
32S シール部周面
33,34 段差部
35,36 ベアラー
37 凸条シール部
38 凹状部
41 加熱手段
50 搬送制御ロール
71,72 カバー
81 ブラシ
82 ブラシ軸
83 毛
85 受け皿
100 シート
100a 加工部
100b 非加工部
100c 両側部
110 別のシート
110a 加工部
110b 非加工部
110c 両側部
120 凹凸複合シート
d 段差
T 接線
θ 供給角度

Claims (10)

  1. ロール周方向に連なる凸条部がロール幅方向に一定間隔に複数配されて成る、移送されるシートの凹凸加工部と、該凹凸加工部のロール幅方向の両側に配される前記シートの係止部とをロール周面に有する、中央ロールと、
    ロール幅方向に一定間隔に複数配されて前記凹凸加工部の凸条部間に入り込む、ロール周方向に連なる押し込み凸条部をロール周面に有する、押し込みロールと、
    前記凹凸加工部に圧接するシール部と、該シール部のロール幅方向の両側に配される前記シール部のロール径よりも小さいロール径の段差部とをロール周面に有する、アンビルロールとを備え、
    前記中央ロール、前記押し込みロール及び前記アンビルロールは互いに連動して回動するように配されており、
    前記アンビルロールには加熱手段が配され、
    前記中央ロール及び前記アンビルロールは、前記中央ロールと前記押し込みロールとで凹凸賦形された前記シートと該シートに合流する別のシートとの両側部を前記段差部に対応させ、かつ前記両側部を前記段差部から離間させた状態とし、前記凹凸加工部と前記シール部との間で前記両シートを接合する凹凸複合シート加工装置。
  2. 前記中央ロールと前記アンビルロールとが接触する位置における接線よりも前記中央ロール側から前記別のシートを搬送する搬送制御ロールを配した請求項1に記載の凹凸複合シート加工装置。
  3. 前記中央ロールに対して前記押し込みロールを複数配し、該複数の押し込みロールが、前記中央ロールの凹凸加工部に位置する前記シートを押し込む請求項1又は2に記載の凹凸複合シート加工装置。
  4. 前記中央ロールおよび前記押し込みロールに加熱手段を配した請求項1〜3のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  5. 前記アンビルロールの前記シール部は、ロール周方向に凹凸形状をなし、前記中央ロールの凹凸加工部の凸条部とロール周方向で間欠に圧接するように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  6. 前記中央ロール及び前記アンビルロールのそれぞれのロール幅方向の端部に一対のベアラーを有し、前記中央ロールのベアラーと前記アンビルロールのベアラーとが加圧接触する請求項1〜5のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  7. 前記段差部の周面は、前記シール部よりも熱伝導率が低い請求項1〜6のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  8. 前記シール部に接触して掃くブラシを周面に備えた回動可能なブラシロールを有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  9. 前記シール部と前記段差部との段差を5mm以上有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の凹凸複合シート加工装置を用いた凹凸複合シートの製造方法であって、
    前記中央ロールに前記シートを巻き付けて搬送するとともに、前記中央ロールと前記押し込みロールとの間に前記シートを通して前記シートを凹凸形状に賦形し、
    賦形された前記シートと該シートとは別のシートとを合流させ、前記中央ロールと前記アンビルロールとの間に供給し、
    前記中央ロール及び前記アンビルロールは、合流させた前記両シートの両側部を前記段差部に離間するように対向させて、前記凹凸加工部と前記シール部との間で前記両シートを接合する凹凸複合シートの製造方法。
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