JP6659321B2 - 複合シート及びそれを備えた吸収性物品、複合シートの製造装置及び複合シートの製造方法 - Google Patents

複合シート及びそれを備えた吸収性物品、複合シートの製造装置及び複合シートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複合シート及びそれを備えた吸収性物品、複合シートの製造装置及び複合シートの製造方法に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品の表面シートは、該吸収性物品を構成する吸収体を最大限に使用して該吸収性物品の性能を最大限に発揮させる上で、体液の液拡散性の制御が重要な因子となっている。表面シートに体液の液拡散性の制御を付与する手段として、油剤を表面シートに塗工することが考えられるが、一般的に油剤は経時変化や継時劣化を引き起こし易く、表面シートに付与した体液の液拡散性の制御を安定して維持することが難しい。
体液の液拡散性の制御を表面シートに付与する観点から、本出願人は、先に、第1のシートと第2のシートとが部分的に接合されて多数の凹状部が形成され、且つ、第1のシートには凹状部間に凸状部が形成されている複合シートであって、第1シートの幅方向に隣り合う凸状部どうしが第1シートの長さ方向にずれて形成されている複合シートを提案した(特許文献1)。また、特許文献1には、このような複合シートの製造装置も記載されている。
特開2009−153754号公報
上述の通り、特許文献1に記載の立体的形状の複合シートを吸収性物品の表面シートに使用すれば、表面シートの構造から体液の液拡散性を制御することができる。しかし、軟便や尿などの漏れ防止効果を向上させるために、体液の液拡散性を更に制御したいとのニーズがあった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る複合シートを提供することにある。また、本発明は、前記複合シートの製造装置を提供することにある。更に、本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る複合シートの製造方法を提供することにある。
本発明は、第1シートと第2シートとの積層体からなり、第1の方向と、該第1の方向に直交する第2の方向とを有する複合シートであって、前記積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成しており、前記凸部が、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって前記第1の方向及び前記第2の方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配された凸部列を形成しており、前記凸部列が、前記第1の方向に一定の間隔を空けて複数配されており、各前記凸部列を構成する前記凸部は、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって、該凸部の頂部の坪量が、漸次高くなっている複合シートを提供するものである。
また、本発明は、上記複合シートの製造装置であって、周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを備え、前記製造装置は、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う装置であり、前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配されたロール凹部列を有しており、前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整部を備え、前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の前記第1シートの供給速度を速くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を高くし、前記第1シートの供給速度を遅くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を低くするよう調整する、複合シートの製造装置を提供するものである。
また、本発明は、第1シートと第2シートとの積層体からなり、該積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成している複合シートの製造方法であって、周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを用い、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う立体賦形工程と、形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整工程とを備え、前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して間欠的に配されたロール凹部列を有しており、前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、前記調整工程は、形成する前記凸部の頂部の坪量が高いほど、前記第1シートの供給速度を速くする、複合シートの製造方法を提供するものである。
また、本発明は、上記複合シートからなる表面シートを備え、該複合シートの第1シートが着用者の肌側に位置するように該複合シートが配置されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の複合シートによれば、体液の液拡散性を更に制御することができる。また、本発明によれば、前記複合シートを効率的に製造することができる。
図1は、本発明の複合シートの一実施形態の要部を拡大して示す一部破断斜視図である。 図2は、図1に示す複合シートの平面図である。 図3は、図1に示す複合シートの製造に好適に用いられる製造装置を示す模式図である。 図4は、図3の製造装置の有する第1ロールを分解した状態での斜視図である。 図5は、図3の製造装置の有する第1ロールの斜視図である。 図6は、図3の製造装置の有する第1ロールの周面を平面に展開した図である。
以下、本発明の複合シートをその好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の複合シートの一実施形態である複合シート1が示されている。複合シート1は、第1シート1uと第2シート1dとの積層体からなる。第1シート1uは、例えば複合シート1を吸収性物品の肌対向面を形成する表面シートに使用する場合には、該吸収性物品の着用状態において、着用者の身体側に位置するように使用するのが好ましい。そして、第2シート1dは、該吸収性物品の着用状態において、吸収体側に位置するように使用するのが好ましい。複合シート1は、第1の方向と、該第1の方向と直交する第2の方向を有している。本実施形態においては、第1の方向は、第1シート1uを構成する繊維の繊維配向と一致する縦方向Xであり、第2の方向は、該縦方向Xに直交する横方向Yである。縦方向Xは、複合シート1では、第2シート1dを構成する繊維の繊維配向とも一致しており、横方向Yは、第2シート1dを構成する繊維の繊維配向に直交する方向とも一致している。
縦方向Xは、複合シート1では、後述するように、第1ロールを回転方向Uに回転させて複合シート1を製造するときの搬送方向(MD)に一致している。また、横方向Yは、複合シート1では、後述するように、第1ロールの軸心方向Vにも一致している。
複合シート1は、図1及び図2に示すように、縦方向Xに延びる中心線CLに対して左右対称形となっている。従って、以下の説明では、左右対称な部分については、主に、一方についてのみ説明する。
積層体である複合シート1は、図1に示すように、第1シート1uと第2シート1dとの部分接合による接合部2を複数有し、第1シート1uが、接合部2以外の部位において第2シート1dから離れる方向に突出する複数の凸部3を形成している。複合シート1では、第2シート1dはほぼ平坦であり、第1シート1uに起伏の大きな凹凸が形成されて、複数の凸部3が形成されている。
接合部2は、種々の手段で形成することができる。第1シート1u及び第2シート1dが、例えば、熱融着可能な材料から構成されている場合には、熱、超音波、高周波による融着などを用いることができる。第1シート1u及び第2シート1dの材質にかかわらず、接着剤による接着を用いることもできる。複合シート1の接合部2は、第1シート1uと第2シート1dとが一体的に加圧され、両シート1u,1dは何れも他の部分に比して高密度化しており、好ましくは、一方又は両方のシートの構成樹脂の溶融及びその後の固化により両シート1u,1d間が熱融着している。
第1シート1u及び第2シート1dは、シート材料から構成されている。シート材料としては、例えば不織布、織布及び編み地などの繊維シートや、フィルムなどを用いることができ、肌触り等の観点から繊維シートを用いることが好ましく、特に不織布を用いることが好ましい。第1シート1uと第2シート1dを構成するシート材料の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
第1シート1u及び第2シート1dを構成するシート材料として、不織布を用いる場合の不織布としては、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。これらのなかでも、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。第1シート1u及び第2シート1dを構成するシート材料として用いる不織布の坪量は、好ましくは10g/m以上、より好ましくは15g/m以上であり、また好ましくは40g/m以下、より好ましくは35g/m以下である。不織布の坪量は10g/m以上40g/m以下であることが好ましく、15g/m以上35g/m以下であることが更に好ましい。
不織布を構成する繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。また、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型などの複合繊維の形態で用いることができる。
複合シート1では、接合部2は、図2に示すように、縦方向Xに沿う長さL1が横方向Yに沿う長さL2よりも長い縦方向Xに長い長方形状の第1接合部21と、縦方向Xに沿う長さL3が横方向Yに沿う長さL4と同じ正方形状の第2接合部22とを有している。第1接合部21及び第2接合部22は、いずれも矩形をしており、その矩形の各辺は縦方向X又は横方向Yと一致している。複合シート1では、第1接合部21の横方向Yに沿う長さL2が、第2接合部22の縦方向Xに沿う長さL3及び横方向Yに沿う長さL4と一致している。
複合シート1では、第1接合部21は、図2に示すように、縦方向Xに延びる中心線CL上に沿って一定の間隔L5を空けて規則的に配されている。そして、中心線CL上に配された各第1接合部21を基準として、横方向Y左右外方に一定の間隔L6を空けて別の第1接合部21が間欠的に配されており、且つ、横方向Yに隣り合う第1接合部21,21どうしは、その中心部21G,21Gどうしが縦方向Xに一定の間隔L7でずれて配されている。
複合シート1では、第2接合部22は、図2に示すように、中心線CL上に配された各第1接合部21を基準として、該第1接合部21の横方向Yの各端部に位置して、横方向Y左右外方に一定の間隔L8を空けて一対の第2接合部22,22が配されている。そして、各該第2接合部22を基準として、横方向Y外方に一定の間隔L9を空けて別の第2接合部22が間欠的に配されており、且つ、横方向Yに隣り合う第2接合部22,22どうしは、その中心部22G,22Gどうしが縦方向Xに一定の間隔L10でずれて配されている。複合シート1では、第1接合部21と第2接合部22との間隔L8は、第1接合部21の横方向Yの長さL2及び第2接合部22の横方向Yの長さL4と一致している。また、横方向Yに隣り合う第2接合部22,22どうしの間隔L9は、横方向Yに隣り合う第1接合部21,21どうしの間隔L6と一致している。また、縦方向Xに隣り合う第2接合部22の中心部22G,22Gどうしの間隔L10は、縦方向Xに隣り合う第1接合部21の中心部21G,21Gどうしの間隔L7と一致している。
複合シート1では、凸部3は、図1及び図2に示すように、縦方向Xに延びる中心線CL上に沿って配された第1凸部31と、該第1凸部31よりも横方向Y左右外方に配され該第1凸部31の底面積と同じ底面積の第2凸部32とを有する。ここで、凸部3の底面積とは、第2シート1dにおける該凸部3を形成する接合部2で囲まれた領域の面積を意味し、複合シート1では、凸部3を囲む矩形の接合部2の該凸部3側の各辺を延長させた場合に延長線で囲まれる矩形状の領域の面積を意味する。
複合シート1では、第1凸部31は、図2に示すように、合計6つの接合部2に囲まれた領域内に形成されている。好適に、複合シート1では、第1凸部31は、上述した位置に配された2つの第1接合部21と4つの第2接合部22との合計6つの接合部2に囲まれた領域内に形成されている。また、複合シート1では、第2凸部32は、合計5つの接合部2に囲まれた領域内に形成されている。好適に、複合シート1では、第2凸部32は、上述した位置に配された2つの第1接合部21と3つの第2接合部22との合計5つの接合部2に囲まれた領域内に形成されている。
複合シート1では、図1及び図2に示すように、凸部3が、複合シート1の横方向Yの中央部分から横方向Yの両端部に向かって縦方向X及び横方向Yそれぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配され、且つ複合シート1を横方向Yから見た際に見通せないように縦方向Xに凸部3がずれて配された凸部列3Rを形成している。好適に、図2に示す複合シート1では、横方向Yの中央部分に位置し、縦方向Xに延びる中心線CL上に配された1つの第1凸部31を基準として、第2凸部32が、横方向Yの両端部に向かって縦方向X及び横方向Yそれぞれに対して傾斜して図2の上方側に間欠的に並んで配されてなる横方向Yに延びる凸部列3Rを形成している。すなわち、凸部列3Rは、縦方向Xに延びる中心線CLを対称軸とする線対称形となっている。凸部列3Rは、複合シート1を横方向Yから見た際に見通せないように、図2に示す複合シート1では、横方向Yに隣り合う第1凸部31及び第2凸部32が縦方向X上方側にずれて配されており、且つ横方向Yに隣り合う第2凸部32,32どうしが縦方向X上方側にずれて配されている。
複合シート1では、図1及び図2に示すように、横方向Yに延びる凸部列3Rが、縦方向Xに一定の間隔を空けて複数配されている。好適に複合シート1では、縦方向Xに隣り合う凸部列3R,3Rどうしが、図2に示す上側の一方の凸部列3Rを構成する第1凸部31と、下側の他方の凸部列3Rを構成する横方向Yの最端部に配された第2凸部32との間に隙間L11を設けるように、各凸部列3Rが縦方向Xに一定の隙間L11を空けて複数配されている。言い換えれば、縦方向Xに隣り合う凸部列3R,3Rどうしは、複合シート1を横方向Yから視て、重なっておらず、それぞれが独立して配されている。即ち、縦方向Xに隣り合う凸部列3R,3Rどうしは、複合シート1を横方向Yから視て、重なっていない。また、複合シート1における凸部の配列は、各凸部列3Rを構成する第1凸部31どうしを結ぶ線(図2においては中心線CL)を対称軸とした線対称の配列となっている。
複合シート1では、各凸部列3Rを構成する凸部3は、複合シート1の横方向Yの中央部分から横方向Yの両端部に向かって、該凸部3の頂部の坪量が、漸次高くなっている。ここで、凸部3の頂部とは、該凸部3の最も高い部分を意味する。また、凸部3の最も高い部分が判断し難い場合には、凸部3の頂部とは、該凸部3を囲む複数の接合部2の中で縦方向Xに最も離れた接合部2,2どうしを結ぶ縦方向Xの距離を3等分した際の中央部分を意味する。具体的に、図2に示す第2凸部32Xにおいては、該第2凸部32Xを囲む2つの第1接合部21と3つの第2接合部22との合計5つの接合部2の内、縦方向Xに最も離れた第1接合部21,21どうしを結ぶ縦方向Xの距離を3等分した際の中央部分CTを意味する。複合シート1では、各凸部列3Rを構成する第1凸部31と複数の第2凸部32は、第1凸部31の頂部の坪量が第2凸部32の頂部の坪量よりも低く、複合シート1の横方向Yの中央部分に位置する第1凸部31から横方向Yの両端部の第2凸部32に向かって、第2凸部32の頂部の坪量が、漸次高くなっている。即ち、横方向Yの最端部の第2凸部32の頂部の坪量が最も高く形成されている。坪量は、以下の方法で測定する。
<坪量の測定方法>
凸部3の頂部を横切るように、フェザー剃刀(品番FAS‐10、フェザー安全剃刀(株)製)を用いて横方向Yに沿ってシートを厚み方向に切断する。
複合シート1の切断面を、走査電子顕微鏡(日本電子(株)社製のJCM−5100(商品名))を用いて拡大観察(繊維断面が30〜60本程度計測できる倍率に調整;150〜500倍)し、一定面積当たり(0.5mm2程度)の前記切断面によって切断されている繊維の断面数を数える。次に1mm当たりの繊維の断面数に換算し、これを坪量とする。測定は3箇所行い、平均値を、そのサンプルの凸部頂部における坪量とする。
次に、本発明の複合シートの製造装置を、前述した複合シート1の製造装置100を例にとり図3〜図6を参照して説明する。図3には、複合シート1の製造装置100の全体構成が示されている。
複合シート1の製造装置100は、図3に示すように、周面に複数のロール凹部11c及びロール凸部11tを有する凹凸形状の第1ロール11と、該第1ロール11のロール凹部11c及びロール凸部11tと噛み合い形状となっている複数のロール凹部12c及びロール凸部12tを周面に有する凹凸形状の第2ロール12とを備えている。製造装置100では、帯状の第1シート1uの原反ロール(不図示)から第1シート1uを繰り出す駆動ロール15を備え、駆動ロール15の下流側に、第1ロール11及び第2ロール12を備えている。更に、製造装置100では、第1ロール11と共に第1シート1u及び第2シート1dを接合部2にて接合する第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14を備えている。製造装置100では、第1ロール11のロール周面に対向して配され、第1ロール11の回転方向Uの上流側から下流側に向かって、第2ロール12、第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14の順に配されている。
製造装置100は、第1シート1uの原反ロール(不図示)から駆動ロール15を介して繰り出された第1シート1uを、第1ロール11及び第2ロール12の噛み合い部分に供給し、第1ロール11のロール凹部11cに第2ロール12のロール凸部12tが入り込むことで、該第1シート1uが第1ロール11のロール凹部11c内に押し込まれて、複合シート1の凸部3に対応する立体賦形を行う装置である。また、製造装置100は、立体賦形された第1シート1uを第1ロール11の周面部に沿わせてそのまま保持して噛み合い部分から移動させた後、第2シート1dを立体賦形された第1シート1uに重ね合わせるように供給して両シート1u,1dを、第1ロール11におけるロール凸部11tと第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14との間で加熱下に挟圧して接合部2を形成し、複合シート1を製造する装置である。
駆動ロール15は、その回転速度が制御部16により制御されている。製造装置100は、駆動ロール15の回転速度を制御部16により制御して、第1ロール11及び第2ロール12の噛み合い部分に第1シート1uを供給する供給速度を変更する調整部17を有している。調整部17の制御部16からの指令によって、第1シート1uを第1ロール11のロール凹部11c内に押し込んで複合シート1の凸部3の頂部を形成している際の第1シート1uの供給速度を速くすることで形成される凸部3の頂部の坪量を高くし、第1シート1uの供給速度を遅くすることで形成される凸部3の頂部の坪量を低くするよう調整される。
第1ロール11は、図3及び図4に示すように、第1歯車111、第2歯車112及びスペーサ113を複数枚組み合わせ、これらを軸心に同心状に取り付けてロール状に集積したものである。第1歯車111、第2歯車112及びスペーサ113は、幅(歯幅)が異なっていてもよいが、複合シート1を製造する製造装置100では、幅(歯幅)が同じになっている。第1歯車111、第2歯車112及びスペーサ113は、それぞれ、それらの軸心が開口しており、その開口に回転軸(図示せず)が挿入される。第1歯車111、第2歯車112及びスペーサ113の開口にはそれぞれ切り欠き部114が形成されており、切り欠き部114にキー(図示せず)が挿入される。これによって第1歯車111、第2歯車112及びスペーサ113を複数枚組み合わせたものの空回りが防止できる。
スペーサ113は、円環状のスペーサ113の中心から放射状に延びる多数の突起であるビーム115を有する形状となっている。スペーサ113における各ビーム115は、その長さがいずれも同じになっている。スペーサ113は、各ビーム115の先端を結ぶことで仮想的に形成される円の直径を便宜的に歯先円直径と定義すると、スペーサ113の該歯先円直径は、第1歯車111及び第2歯車112の歯底円直径よりも小さくなっている。
第1歯車111及び第2歯車112は、それらの歯先円直径が同じものであり、かつモジュールが異なっている。第1歯車111は第1のモジュールmを有する。第2歯車112は第2のモジュールmを有する。第1のモジュールmは第2のモジュールmの2倍になっている。つまりm=2mの関係になっている。モジュールm(mm)はm=d/zで定義される値である。式中、dはピッチ円直径(mm)であり、zは歯数である。モジュールの値が大きい第1歯車111を用いることで、凹凸賦形される第1シート1uの賦形高さ(深さ)を大きくすることができる。また、複合シート1における接合部2の面積を大きくすることができる。接合部2の面積を大きくできることは、複合シート1に形成される凸部3の底面積の増大に寄与する。なお、歯先円直径はモジュールによって異なるので、ロール状に集積させた第1歯車111及び第2歯車112の歯先を研削することで周面を合わせ、歯先円直径を統一する。
第1歯車111及び第2歯車112には、回転軸(図示せず)が挿入される中心の開口を取り囲むように複数の開口部116が形成されている。各開口部116は同径であり、歯車の中心からそれぞれ等距離の位置に形成されている。複数の第1歯車111及び複数の第2歯車112にそれぞれ形成された開口部116の配置位置は一致しており、開口部116は、回転軸(図示せず)を挿入する開口に設けられた切り欠き部114に対応する位置を基準として、周方向に等間隔を空けて配されている。第1歯車111及び第2歯車112の有する開口部116の個数は、上述したスペーサ113におけるビーム115の数と同数になっている。そして、第1歯車111と第2歯車112との間にスペーサ113を組み付ける際には、各開口部116が、スペーサ113における隣り合うビーム115,115の間にそれぞれ位置するように、第1歯車111、スペーサ113及び第2歯車112の順に配置する。つまり、第1歯車111及び第2歯車112の開口部116を、スペーサ113における周方向に隣り合う2つのビーム115,115とスペーサ113の中心部とで構成される略V字形の領域内に位置する。この略V字形の部位は、周面が凹凸形状になっている第1ロール11におけるロール凹部11cに相当する。一方、凹凸形状のロール凸部11tは、後述する第1歯車111の歯111aの部分及び第2歯車112の歯112aの部分に相当する。
以上のように第1歯車111、スペーサ113及び第2歯車112の順に組み合わせた歯車群を複数組み付けると、第1歯車111の開口部116と第2歯車112の開口部116とが、第1ロール11の軸心方向Vに連なって、軸心方向Vに延びる複数の吸引路(図示せず)が第1ロール11の内部に形成される。この吸引路を、第1ロール11外に設置された吸引装置(不図示)に接続し、該吸引装置(不図示)を作動させることで、第1ロール11をその周面に形成されたロール凹部11cから内部に向けて第1シート1uを吸引することが可能となる。
図6には、第1ロール11の周面を平面に展開した状態が示されている。同図中、矢印Uで示す方向が第1ロール11の回転方向であり、矢印Vで示す方向が第1ロール11の軸心方向である。また、同図中、ドットで示した矩形の領域が、第1歯車111及び第2歯車112の歯の歯先面を示している。図6に示すとおり、第1歯車111の歯111aの歯先面111fは、製造される複合シート1の第1接合部21(図2参照)に対応しており、第1接合部21の形成予定位置である。第2歯車112の歯112aの歯先面112fは、製造される複合シート1の第2接合部22(図2参照)に対応しており、第2接合部22の形成予定位置である。
複合シート1の製造装置100では、図6に示すように、第1接合部21に対応する第1歯車111の歯先面111fは、回転方向Uの長さL1’が軸心方向Vの長さL2’よりも長い回転方向Uに長い長方形状となっている。ここで、歯先面111fの回転方向Uの長さL1’は、第1接合部21の縦方向Xの長さL1に対応しており、歯先面111fの軸心方向Vの長さL2’は、第1接合部21の横方向Yの長さL2に対応している。第2接合部22に対応する第2歯車112の歯先面112fは、回転方向Uの長さL3’と軸心方向Vの長さL4’とが同じ正方形状となっている。ここで、歯先面112fの回転方向Uの長さL3’は、第2接合部22の縦方向Xの長さL3に対応しており、歯先面112fの軸心方向Vの長さL4’は、第2接合部22の横方向Yの長さL4に対応している。即ち、製造装置100では、第1歯車111の歯幅が、第2歯車112の歯幅と一致している。
複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、図6に示すように、第1歯車111の歯先面111fは、第1ロール11を軸心方向Vの中央部分から回転方向Uに延びる中心線CL’上に沿って一定の間隔L5’を空けて規則的に配されている。この間隔L5’は、中心線CL上に配された第1接合部21,21どうしの間隔L5に対応している。そして、中心線CL’上に配された各第1歯車111の歯先面111fを基準として、軸心方向Vの左右外方に一定の間隔L6’(横方向Yに隣り合う第1接合部21,21どうしの間隔L6に対応)を空けて別の第1歯車111の歯先面111fが間欠的に配されており、且つ、軸心方向Vに隣り合う第1歯車111の歯先面111f,111fどうしは、その中心部111G,111Gどうしが回転方向Uに一定の間隔L7’(縦方向Xに隣り合う第1接合部21の中心部21G,21Gどうしの間隔L7に対応)を空けて配されている。
複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、図6に示すように、第2歯車112の歯先面112fは、中心線CL’上に配された各第1歯車111の歯先面111fを基準として、該歯先面111fの回転方向Uの上流側及び下流側それぞれの端部に位置して、軸心方向Vの左右外方に一定の間隔L8’(第1接合部21と第2接合部22との間隔L8に対応)を空けて、一対の歯先面112f,112fが配されている。そして、各該第2歯車112の歯先面112fを基準として、軸心方向V外方に一定の間隔L9’(横方向Yに隣り合う第2接合部22,22どうしの間隔L9に対応)を空けて別の第2歯車112の歯先面112fが間欠的に配されており、且つ、軸心方向Vに隣り合う第2歯車112の歯先面112f,112fどうしは、その中心部112G,112Gどうしが縦方向Xに一定の間隔L10’(縦方向Xに隣り合う第2接合部22の中心部22G,22Gどうしの間隔L10に対応)を空けて配されている。複合シート1の製造装置100では、中心線CL’上に配された第1歯車111の歯先面111fと該歯先面111fの軸心方向V外方に隣り合う第2歯車112の歯先面112fとの間隔L8’(間隔L8に対応)は、スペーサ113の幅と一致している。即ち、スペーサ113の幅は、第1歯車111の歯幅及び第2歯車112の歯幅と一致している。また、軸心方向Vに隣り合う第2歯車112の歯先面112f,112fどうしの間隔L9’(間隔L9に対応)は、軸心方向Vに隣り合う第1歯車111の歯先面111f,111fどうしの間隔L6’(間隔L6に対応)と一致している。また、回転方向Uに隣り合う第2歯車112の歯先面の中心部112G,112Gどうしの間隔L10’(間隔L10に対応)は、回転方向Uに隣り合う第1歯車111の歯先面111fの中心部111G,111Gどうしの間隔L7’(間隔L7に対応)と一致している。
複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、第1歯車111の歯111aの部分及び第2歯車112の歯112aの部分で囲まれた領域がロール凹部11cとなる。ロール凹部11cは、上述した位置に配された2つの第1歯車111の歯111aの歯先面111fと4つの第2歯車112の歯112aの歯先面112fとの合計6つの歯先面で囲まれた領域内に第1ロール第1凹部11c1と、上述した位置に配された2つの第1歯車111の歯111aの歯先面111fと3つの第2歯車112の歯112aの歯先面112fとの合計5つの歯先面で囲まれた領域内に第1ロール第2凹部11c2とを有している。第1ロール第1凹部11c1の面積(図6中斜線で示す計6つの歯先面で囲まれた領域の面積)と、第1ロール第2凹部11c2の面積(図6中斜線で示す計5つの歯先面で囲まれた領域の面積)とは同じ面積である。
複合シート1の製造装置100の第1ロール11は、ロール凹部11cが、図6に示すように、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して間欠的に配され、且つ第1ロール11を軸心方向Vから見た際に見通せないように回転方向Uにずれて配されたロール凹部列11cRを有している。複合シート1の製造装置100では、第1ロール11のロール凹部列11cRは、ロール凹部11cが、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して回転方向U下流側に向かって間欠的に配されて形成されている。
好適に、複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、回転方向Uに延びる中心線CL’上に位置する第1ロール第1凹部11c1から、軸心方向Vの両端部に向かって且つ回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して回転方向U下流側に向かって間欠的に第1ロール第2凹部11c2が配されて、軸心方向Vに延びるロール凹部列11cRが形成されている。このように形成されたロール凹部列11cRでは、軸心方向Vに隣り合う第1ロール第1凹部11c1の末端と第1ロール第2凹部11c2の末端どうしが、第1ロール11を軸心方向Vから見た際に重なっており、更に、軸心方向Vに隣り合う第1ロール第2凹部11c2の末端と第1ロール第2凹部11c2の末端どうしが、第1ロール11を軸心方向Vから見た際に重なっている。その為、ロール凹部列11cRは、軸心方向Vから見た際に見通せないように形成されている。
複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、図6に示すように、軸心方向Vに延びるロール凹部列11cRが、回転方向Uに一定の間隔を空けて複数配されている。好適に複合シート1の製造装置100の第1ロール11では、回転方向Uに隣り合うロール凹部列11cR,11cRどうしが、図6に示す下流側の一方のロール凹部列11cRを構成する第1ロール第1凹部11c1と、上流側の他方のロール凹部列11cRを構成する軸心方向Vの最端部に配された第1ロール第2凹部11c2との間に隙間L11’を設けるように、各ロール凹部列11cRが回転方向Uに一定の間隔L11’を空けて複数配されている。言い換えれば、回転方向Uに隣り合うロール凹部列11cR,11cRどうしは、第1ロール11を軸心方向Vから視て、重なっておらず、それぞれが独立して配されている。ここで、前記間隔L11’は、縦方向Xに隣り合う凸部列3R,3Rどうしの隙間L11に対応している。
複合シート1の製造装置100では、第2ロール12は、図3に示すように、第1ロール11のロール凹部11c及びロール凸部11tと噛み合い形状となっているロール凹部12c及びロール凸部12tを周面に有している。第2ロール12は、ロール凹部12c及びロール凸部12tが形成されるように、第1ロール11と同様に、複数の歯車が組み合わされて形成されているが、軸心方向に延びる複数の吸引路が内部に形成されていない。第2ロール12は吸引機構を有していないので、第1ロール11の第1歯車111及び第2歯車112に形成されている開口部116は、第2ロール12を構成する歯車には不要である。また第2ロール12を構成するスペーサに、第1ロール11のスペーサ113のビーム115を形成することも不要である。従って、第2ロール12を構成する各歯車の歯先の円直径は、第1ロール11よりも小さく、その分ロール凸部12tの数が少なくなっている。
複合シート1の製造装置100では、第2ロール12のロール凸部12tは、第1ロール11のロール凹部11cへの第2ロール12のロール凸部12tによる第1シート1uの押し込み位置において、第1ロール11のロール凹部11cに接触しないように、ロール凸部12tの歯先面の全周に隙間を有するように配置されている。また、第1ロール11と第2ロール12は、これ以外の部分においても、非接触状態で回転するように配置されている。
複合シート1の製造装置100では、図3に示すように、第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14は、それぞれ、周面に凹凸を有していないフラットなアンビルロールである。第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14は、加熱手段(図示せず)を備えている。この加熱手段で加熱された状態の第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14の周面と、第1ロール11のロール凸部11tとの間で第1シート1u及び第2シート1dを挟持したときに、両シート1u,1dどうしが熱融着により接合されて接合部2が形成されるようになっている。
次に、本発明の複合シートの製造方法の好ましい一実施態様を、上述した製造装置100を用いて上述した構成のシート状物1を製造する場合を例にして、図3及び図6を参照しながら説明する。
本実施態様の複合シート1の製造方法は、第1ロール11及び第2ロール12の噛み合い部分に第1シート1uを供給し、第1ロール11のロール凹部11cに第2ロール12のロール凸部12tが入り込むことで、第1シート1uが第1ロール11のロール凹部11c内に押し込まれて、複合シート1の凸部3に対応する立体賦形を行う立体賦形工程と、形成する複合シート1の凸部3の頂部の坪量に応じて、第1ロール11及び第2ロール12の噛み合い部分に第1シート1uを供給する供給速度を変更する調整工程とを備えている。調整工程では、形成する凸部3の頂部の坪量が高いほど、第1シート1uの供給速度を速くするように調整する。
本実施態様のシート状物1の製造方法では、先ず、第1ロール11の外に設置された吸引装置(不図示)を作動させて、第1ロール11の軸心方向Vに延びる複数の吸引路(図示せず)を負圧にする。
次いで、本実施態様のシート状物1の製造方法では、図3に示すように、駆動ロール15を駆動させ、第1ロール11及び第2ロール12を回転させ、所定温度に加熱した第1ヒートロール13及び第2ヒートロール14を回転させる。
駆動ロール15を駆動させることにより、第1シート1uの原反ロール(不図示)から駆動ロール15を介して第1シート1uを繰り出す。これとは別に、第2シート1dの原反ロール(図示せず)から第2シート1dを繰り出す。そして、駆動ロール15により繰り出された第1シート1uを、第1ロール11及び第2ロール12の噛み合い部分に供給する。
上述したロール凹部列11cRを有する第1ロール11及び第2ロール12を備えた複合シート1の製造装置100を用いる本実施態様の製造方法の調整工程では、第1シート1uを第1ロール11のロール凹部11c内に押し込んで複合シート1の凸部3の頂部を形成している際の該第1シート1uの供給速度を、第1ロール11の各ロール凹部列11cRの軸心方向Vの両端部のロール凹部11c(第1ロール第2凹部11c2)から軸方向V中央部分にあるロール凹部11c(第1ロール第1凹部11c1)に向かって、段階的に遅く調整している。好適に、製造される複合シート1の各凸部列3Rを構成する凸部3は、複合シート1の横方向Yの中央部分から横方向Yの両端部に向かって、該凸部3の頂部の坪量が、漸次高くなっている。その為、製造装置100を用いる本実施態様の製造方法の調整工程では、調整部17の制御部16からの指令によって、製造される複合シート1の凸部3の頂部の坪量が最も高い横方向Y最端部の凸部3(第2凸部32)の頂部を形成する、軸心方向Vの最端部の第1ロール第2凹部11c2の回転方向Uの距離を略3等分した際の中央部分T1における噛み合い部分へ、第1シート1uを最も早い供給速度v1で供給する。
次いで、製造装置100を用いる本実施態様の製造方法の調整工程では、調整部17の制御部16からの指令によって、横方向Y最端部の凸部3(第2凸部32)に隣り合う横方向Y内側の凸部3(第2凸部32)の頂部を形成する、軸心方向Vの最端部の第1ロール第2凹部11c2に隣り合う軸心方向V内側の第1ロール第2凹部11c2の回転方向Uの距離を略3等分した際の中央部分T2における噛み合い部分へ、第1シート1uを前記供給速度v1よりも遅い供給速度v2で供給する。このように第1シート1uの供給速度を段階的に遅くしてゆく。そして最終的には、本実施態様の製造方法の調整工程では、調整部17の制御部16からの指令によって、製造される複合シート1の凸部3の頂部の坪量が最も低い横方向Y中央部の凸部3(第1凸部31)の頂部を形成する、軸心方向Vの中央部の第1ロール第1凹部11c1の回転方向Uの距離を3等分した際の中央部分T3における噛み合い部分へ、第1シート1uを最も遅い供給速度v3で供給する。
製造装置100を用いる本実施態様の製造方法の調整工程では、調整部17は、このような供給速度の調整を、第1ロール11の回転方向Uに間欠的に配されたロール凹部列11cR毎に繰り返している。本実施態様の製造方法の調整工程では、製造装置100の備える第1ロール11において、回転方向Uに隣り合うロール凹部列11cR,11cRどうしが、第1ロール11を軸心方向Vから視て、重なっておらず、それぞれが独立して配されている。その為、本実施態様の製造方法の調整工程では、図6に示すように、回転方向U下流側のロール凹部列11cRにて、第1シート1uの供給速度を段階的に遅く調整した後、最も遅い供給速度v3から最も早い供給速度v1に戻し、回転方向U上流側のロール凹部列11cRにて、再度同様に、第1シート1uの供給速度を段階的に遅く調整する。本実施態様の製造方法の調整工程では、このような第1シート1uの供給速度の調整を、ロール凹部列11cR毎に繰り返す。
上述のように第1シート1uの供給速度を調整しながら、図3に示すように、第1シート1uを、第1ロール11と第2ロール12との噛み合い部に噛み込ませて第1シート1uを凹凸賦形する(立体賦形工程)。このとき、本実施態様の製造方法の立体賦形工程では、第1ロール11をその周面から第1ロール11の内部に向けて吸引して、第1シート1uの凹凸賦形を促進させている。
次いで、製造装置100を用いる本実施態様の製造方法では、図3に示すように、第1シート1uを第1ロール11の周面に引き続き吸引して賦形状態を保持したまま、第2シート1dを重ね合わせ、その重ね合わせたものを、第1ロール11と所定温度に加熱した第1ヒートロール13との間で挟圧する。これによって、第1ロール11におけるロール凸部11tの歯先面111f,112f上に位置する第1シート1uと第2シート1dとを熱融着によって接合して接合部2を形成する。
次いで、製造装置100を用いる本実施態様の製造方法では、図3に示すように、熱融着によって接合された第1シート1u及び第2シート1dの重ね合わせ体を、第1ロール11の周面に引き続き吸引保持した状態下で移動させ、該重ね合わせ体を、第1ロール11と所定温度に加熱した第2ヒートロール14との間で挟圧する。これによって、第1ロール11におけるロール凸部11tの歯先面111f,112f上に位置する第1シート1uと第2シート1dとを熱融着によって更に強固に接合して接合部2を形成する。
以上のようにして、製造装置100を用いる本実施態様の製造方法では、目的とする複合シート1が連続的に効率的に製造できる。
製造された複合シート1を、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品の表面シートに用いれば、凸部3が、複合シート1の横方向Yの中央部分から横方向Yの両端部に向かって縦方向X及び横方向Yそれぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配された凸部列3Rを形成し、各凸部列3Rを構成する凸部3は、複合シート1の横方向Yの中央部分から横方向Yの両端部に向かって、該凸部3の頂部の坪量が、漸次高くなっている。すなわち、複合シート1を吸収性物品の表面シートに用いた場合、吸収性物品における横方向の中央部分に位置する第1凸部31を基準として、第2凸部32が、横方向Yの両端部に向かって縦方向X及び横方向Yそれぞれに対して傾斜する方向に間欠的に並んで配されてなる凸部列3Rを形成している。そして、表面シートにおける凸部3の配列は、吸収性物品における横方向の中央部分に位置する第1凸部31どうしを結ぶ線を対称軸とした線対称の配列となっている。その為、着用者の体液が面方向に拡がり易く、体液の液拡散性が安定して向上し易く、下層の収体を最大限に使用して該吸収性物品の性能を最大限に発揮させることができる。
上述した効果を一層奏する観点から、以下の複合シート1は、以下の要件を満たしていることが好ましい。
第1接合部21の縦方向Xの長さL1は、1.2mm以上2.0mm以下であることが好ましく、1.4mm以上1.8mm以下であることが更に好ましい。
第1接合部21の横方向Yに沿う長さL2は、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.2mm以下であることが更に好ましい。
第2接合部22の縦方向Xに沿う長さL3は、0.8mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.9mm以上1.1mm以下であることが更に好ましい。
第2接合部22の横方向Yに沿う長さL4は、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.2mm以下であることが更に好ましい。
中心線CL上に配された第1接合部21,21どうしの間隔L5は、2mm以上8mm以下であることが好ましく、4mm以上6mm以下であることが更に好ましい。
横方向Yに隣り合う第1接合部21,21どうしの間隔L6は、1mm以上5mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。
縦方向Xに隣り合う第1接合部21の中心部21G,21Gどうしの間隔L7は、0.1mm以上1mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.9mm以下であることが更に好ましい。
第1接合部21と第2接合部22との間隔L8は、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上1.2mm以下であることが更に好ましい。 横方向Yに隣り合う第2接合部22,22どうしの間隔L9は、1mm以上5mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。
縦方向Xに隣り合う第2接合部22の中心部22G,22Gどうしの間隔L10は、0.1mm以上1mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.9mm以下であることが更に好ましい。
縦方向Xに隣り合う凸部列3R,3Rどうしの隙間L11は、0.4mm以上2mm以下であることが好ましく、0.8mm以上1.6mm以下であることが更に好ましい。
複合シート1の第1凸部31及び第2凸部32は、それぞれの高さが、0.5mm以上2mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.8mm以下であることが更に好ましい。
複合シート1の凸部3の頂部の坪量が最も低い横方向Y中央部の第1凸部31の頂部の坪量は、10g/m以上28g/m以下であることが好ましく、16g/m以上22g/m以下であることが更に好ましい。
複合シート1の凸部3の頂部の坪量が最も高い横方向Y最端部の第2凸部32の頂部の坪量は、12g/m以上30g/m以下であることが好ましく、18g/m以上24g/m以下であることが更に好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の複合シートは、上述した実施形態の複合シート1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態の複合シート1では、図1に示すように、凸部3が、底面積が等しい第1凸部31と第2凸部32とを有しているが、第1凸部31及び第2凸部32に加えて、例えば底面積の小さい他の凸部を有していてもよい。
また、複合シート1の製造装置100では、第1ロール11のロール凹部列11cRは、図5及び図6に示すように、ロール凹部11cが、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して回転方向U下流側に向かって間欠的に配されて形成されているが、ロール凹部11cが、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して回転方向U上流側に向かって間欠的に配されて形成されていてもよい。
ロール凹部11cが、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって傾斜して回転方向U上流側に向かって間欠的に配されている第1ロール11では、回転方向Uに延びる中心線CL’上に位置する第1ロール第1凹部11c1から、軸心方向Vの両端部に向かって且つ回転方向U及び軸心方向Vそれぞれに対して傾斜して回転方向U上流側に向かって間欠的に第1ロール第2凹部11c2が配されて、軸心方向Vに延びるロール凹部列11cRが形成されている。このように形成されたロール凹部列11cRでは、軸心方向Vに隣り合う第1ロール第1凹部11c1の末端と第1ロール第2凹部11c2の末端どうしが、第1ロール11を軸心方向Vから見た際に重なっており、更に、軸心方向Vに隣り合う第1ロール第2凹部11c2の末端と第1ロール第2凹部11c2の末端どうしが、第1ロール11を軸心方向Vから見た際に重なっている。その為、ロール凹部列11cRは、軸心方向Vから見た際に見通せないように形成されている。
ロール凹部11cが、第1ロール11の軸心方向Vの中央部分から軸心方向Vの両端部に向かって傾斜して回転方向U上流側に向かって間欠的に配されている第1ロール11を用いる製造方法の調整工程では、第1シート1uを第1ロール11のロール凹部11c内に押し込んで複合シート1の凸部3の頂部を形成している際の該第1シート1uの供給速度を、第1ロール11の各ロール凹部列11cRの軸心方向Vの両端部のロール凹部11c(第1ロール第2凹部11c2)から軸方向V中央部分にあるロール凹部11c(第1ロール第1凹部11c1)に向かって、段階的に速く調整するようにすればよい。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の複合シート、複合シートの製造装置及び複合シートの製造方法を開示する。
<1>
第1シートと第2シートとの積層体からなり、第1の方向と、該第1の方向に直交する第2の方向とを有する複合シートであって、前記積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成しており、前記凸部が、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって前記第1の方向及び前記第2の方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配された凸部列を形成しており、前記凸部列が、前記第1の方向に一定の間隔を空けて複数配されており、各前記凸部列を構成する前記凸部は、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって、該凸部の頂部の坪量が、漸次高くなっている複合シート。
<2>
前記凸部列は、前記第2の方向の中央部分に位置する第1凸部と、該第1凸部を基準として前記第2の方向の両端部に向かって間欠的に並んで配される第2凸部とを有し、該複合シートの凸部の配列は、各前記凸部列を構成する前記第1凸部どうしを結ぶ線を対称軸とした線対称の配列となっている前記<1>に記載の複合シート。
<3>
前記接合部は矩形をしている前記<1>又は<2>に記載の複合シート。
<4>
前記第1の方向は、前記第1シートを構成する繊維の繊維配向と一致する縦方向であり、前記第2の方向は、該縦方向に直交する横方向である前記<1>〜<3>に記載の複合シート。
<5>
前記第1の方向に隣り合う複数の前記凸部列どうしは、該複合シートを前記第2の方向から視て、重なっていない前記<1>〜<4>のいずれかに記載の複合シート。
<6>
前記接合部は、前記第1の方向に沿う長さが前記第2の方向に沿う長さよりも長い長方形状の第1接合部と、前記第1の方向に沿う長さが前記第2の方向に沿う長さL4と同じ正方形状の第2接合部22とを有している前記<1>〜<5>に記載の複合シート。
<7>
前記第1接合部は、前記第1の方向に延びる中心線上に沿って一定の間隔ずれて規則的に配されており、前記中心線上に配された各第1接合部を基準として、前記第2の方向における左右外方に一定の間隔L6ずれて別の第1接合部が間欠的に配されており、且つ、前記第2の方向に隣り合う第1接合部どうしは、その中心部どうしが前記第1の方向に一定の間隔L7ずれて配されている前記<6>に記載の複合シート。
<8>
前記第2接合部は、中心線上に配された各前記第1接合部を基準として、該第1接合部の前記第2の方向の各端部に位置して、該第2の方向における左右外方に一定の間隔ずれて一対の第2接合部が配されており、各該第2接合部を基準として、前記第2の方向の外方に一定の間隔ずれて別の第2接合部が間欠的に配されており、且つ、前記第2の方向に隣り合う第2接合部どうしは、その中心部どうしが前記第1の方向に一定の間隔L10ずれて配されている前記<6>又は<7>に記載の複合シート。
<9>
前記第1接合部と前記第2接合部との間隔は、該第1接合部の前記第2の方向の長さ及び前記第2接合部の前記第2の方向の長さと一致している前記<6>〜<8>の何れか1に記載の複合シート。
<10>
前記第2の方向に隣り合う第2接合部どうしの間隔は、前記第2の方向に隣り合う第1接合部どうしの間隔と一致している前記<6>〜<9>の何れか1に記載の複合シート。
<11>
前記第1の方向に隣り合う第2接合部の中心部どうしの間隔は、前記第1の方向に隣り合う第1接合部の中心部どうしの間隔と一致している前記<6>〜<10>の何れか1に記載の複合シート。
<12>
第1接合部の前記第1の方向の長さは、1.2mm以上2.0mm以下であることが好ましく、1.4mm以上1.8mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<11>の何れか1に記載の複合シート。
<13>
前記第1接合部の前記第2の方向に沿う長さは、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.2mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<12>の何れか1に記載の複合シート。
<14>
前記第2接合部の前記第1の方向に沿う長さは、0.8mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.9mm以上1.1mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<13>の何れか1に記載の複合シート。
<15>
前記第2接合部の前記第2の方向に沿う長さは、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.2mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<14>の何れか1に記載の複合シート。
<16>
中心線上に配された前記第1接合部どうしの間隔は、2mm以上8mm以下であることが好ましく、4mm以上6mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<15>の何れか1に記載の複合シート。
<17>
前記第2の方向に隣り合う第1接合部どうしの間隔は、1mm以上5mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<16>の何れか1に記載の複合シート。
<18>
前記第1の方向に隣り合う第1接合部の中心部どうしの間隔は、0.1mm以上1mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.9mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<17>の何れか1に記載の複合シート。
<19>
前記第1接合部と前記第2接合部との間隔L8は、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上1.2mm以下であることが更に好ましく、前記第2の方向に隣り合う第2接合部どうしの間隔は、1mm以上5mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<18>の何れか1に記載の複合シート。
<20>
前記第1の方向に隣り合う第2接合部の中心部どうしの間隔は、0.1mm以上1mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.9mm以下であることが更に好ましい前記<6>〜<19>の何れか1に記載の複合シート。
<21>
前記第1の方向に隣り合う凸部列どうしの隙間は、0.4mm以上2mm以下であることが好ましく、0.8mm以上1.6mm以下であることが更に好ましい前記<1>〜<20>の何れか1に記載の複合シート。
<22>
前記複合シートの前記第1の方向に延びる中心線に沿って配された第1凸部及び該第1凸部よりも前記第2の方向の左右外方に配され、前記第1凸部の底面積と同じ底面積の第2凸部は、それぞれの高さが、0.5mm以上2mm以下であることが好ましく、0.7mm以上1.8mm以下であることが更に好ましい前記<1>〜<21>の何れか1に記載の複合シート。
<23>
前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量が最も低い前記第2の方向の中央部の第1凸部の頂部の坪量は、10g/m以上28g/m以下であることが好ましく、16g/m以上22g/m以下であることが更に好ましい前記<22>に記載の複合シート。
<24>
前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量が最も高い前記第2の方向の最端部の第2凸部の頂部の坪量は、12g/m以上30g/m以下であることが好ましく、18g/m以上24g/m以下であることが更に好ましい前記<22>又は<23>に記載の複合シート。
<25>
前記<1>〜<24>の何れか1に記載の複合シートの製造装置であって、周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを備え、前記製造装置は、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う装置であり、前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配されたロール凹部列を有しており、前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整部を備え、前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の前記第1シートの供給速度を速くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を高くし、前記第1シートの供給速度を遅くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を低くするよう調整する、複合シートの製造装置。
<26>
前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向下流側に向かって間欠的に配されて形成されており、前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸心方向の両端部の前記ロール凹部から軸方向中央部分にある前記ロール凹部に向かって、段階的に遅く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返している前記<25>に記載の複合シートの製造装置。
<27>
前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向上流側に向かって間欠的に配されて形成されており、前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸方向中央部分にある前記ロール凹部から軸心方向の両端部の前記ロール凹部に向かって、段階的に速く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返している前記<25>に記載の複合シートの製造装置。
<28>
前記第1ロールのロール周面に対向して配されるヒートロールを有し、前記第1ロールにおける前記ロール凸部と前記ヒートロールとの間で加熱下に挟圧して接合部を形成する前記<25>〜<27>の何れか1に記載の複合シートの製造装置。
<29>
前記ヒートロールは、周面に凹凸を有していないフラットなアンビルロールからなる前記<28>に記載の複合シートの製造装置。
<30>
第1シートと第2シートとの積層体からなり、該積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成している複合シートの製造方法であって、周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを用い、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う立体賦形工程と、
形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整工程とを備え、前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して間欠的に配されたロール凹部列を有しており、前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、前記調整工程は、形成する前記凸部の頂部の坪量が高いほど、前記第1シートの供給速度を速くする、複合シートの製造方法。
<31>
前記立体賦形工程で用いる前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向下流側に向かって間欠的に配されて形成されており、前記調整工程は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸心方向の両端部の前記ロール凹部から軸方向中央部分にある前記ロール凹部に向かって、段階的に遅く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返す前記<30>に記載の複合シートの製造方法。
<32>
前記立体賦形工程で用いる前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向上流側に向かって間欠的に配されて形成されており、前記調整工程は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸方向中央部分にある前記ロール凹部から軸心方向の両端部の前記ロール凹部に向かって、段階的に速く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返す前記<30>に記載の複合シートの製造方法。
<33>
前記<1>〜<24>のいずれ1に記載の複合シートからなる表面シートを備え、該複合シートの第1シートが着用者の肌側に位置するように該複合シートが配置されている吸収性物品。
1 複合シート
1u 第1シート
1d 第2シート
2 接合部
21 第1接合部
22 第2接合部
3 凸部
31 第1凸部
32 第2凸部
3R 凸部列
100 製造装置
11 第1ロール
11t ロール凸部
11c ロール凹部
11c1 第1ロール第1凹部
11c2 第1ロール第2凹部
11cR ロール凹部列
111 第1歯車
111a 歯
111f 歯先面
112 第2歯車
112a 歯
112f 歯先面
113 スペーサ
114 切り欠き部
115 ビーム
116 開口部
X 縦方向
Y 横方向

Claims (9)

  1. 第1シートと第2シートとの積層体からなり、第1の方向と、該第1の方向に直交する第2の方向とを有する複合シートであって、
    前記積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成しており、
    前記凸部が、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって前記第1の方向及び前記第2の方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配された凸部列を形成しており、
    前記凸部列が、前記第1の方向に一定の間隔を空けて複数配されており、
    各前記凸部列を構成する前記凸部は、前記複合シートの前記第2の方向の中央部分から前記第2の方向の両端部に向かって、該凸部の頂部の坪量が、漸次高くなっており、
    前記第1の方向に隣り合う複数の前記凸部列どうしは、該複合シートを前記第2の方向から視て、重なっていない複合シート。
  2. 前記凸部列は、前記第2の方向の中央部分に位置する第1凸部と、該第1凸部を基準として前記第2の方向の両端部に向かって間欠的に並んで配される第2凸部とを有し、該複合シートの凸部の配列は、各前記凸部列を構成する前記第1凸部どうしを結ぶ線を対称軸とした線対称の配列となっている請求項1に記載の複合シート。
  3. 請求項1又は2に記載の複合シートの製造装置であって、
    周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを備え、
    前記製造装置は、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う装置であり、
    前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜した方向に間欠的に並んで配されたロール凹部列を有しており、
    前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、回転方向に隣り合う該ロール凹部列どうしは、該第1ロールを軸心方向から視て重なっておらず、
    形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整部を備え、
    前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の前記第1シートの供給速度を速くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を高くし、前記第1シートの供給速度を遅くすることで形成される前記凸部の頂部の坪量を低くするよう調整する、複合シートの製造装置。
  4. 前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向下流側に向かって間欠的に配されて形成されており、
    前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸心方向の両端部の前記ロール凹部から軸心方向の中央部分にある前記ロール凹部に向かって、段階的に遅く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返している、請求項に記載の複合シートの製造装置。
  5. 前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向上流側に向かって間欠的に配されて形成されており、
    前記調整部は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸方向中央部分にある前記ロール凹部から軸心方向の両端部の前記ロール凹部に向かって、段階的に速く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返している、請求項に記載の複合シートの製造装置。
  6. 第1シートと第2シートとの積層体からなり、該積層体は、前記第1シートと前記第2シートとの接合部を複数有し、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出する複数の凸部を形成している複合シートの製造方法であって、
    周面に複数のロール凹部及びロール凸部を有する凹凸形状の第1ロールと、該第1ロールの該ロール凹部及び該ロール凸部と噛み合い形状となっている複数のロール凹部及びロール凸部を周面に有する凹凸形状の第2ロールとを用い、
    前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給し、該第1ロールの前記ロール凹部に該第2ロールの前記ロール凸部が入り込むことで、該第1シートが該第1ロールの該ロール凹部内に押し込まれて、前記複合シートの凸部に対応する立体賦形を行う立体賦形工程と、
    形成する前記複合シートの前記凸部の頂部の坪量に応じて、前記第1ロール及び前記第2ロールの噛み合い部分に前記第1シートを供給する供給速度を変更する調整工程とを備え、
    前記第1ロールは、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して間欠的に配されたロール凹部列を有しており、
    前記第1ロールには、前記ロール凹部列が、回転方向に一定の間隔を空けて複数配されており、回転方向に隣り合う該ロール凹部列どうしは、該第1ロールを軸心方向から視て重なっておらず、
    前記調整工程は、形成する前記凸部の頂部の坪量が高いほど、前記第1シートの供給速度を速くする、複合シートの製造方法。
  7. 前記立体賦形工程で用いる前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向下流側に向かって間欠的に配されて形成されており、
    前記調整工程は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸心方向の両端部の前記ロール凹部から軸心方向中央部分にある前記ロール凹部に向かって、段階的に遅く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返す、請求項に記載の複合シートの製造方法。
  8. 前記立体賦形工程で用いる前記第1ロールの前記ロール凹部列は、前記ロール凹部が、該第1ロールの軸心方向の中央部分から軸心方向の両端部に向かって回転方向及び軸心方向それぞれに対して傾斜して回転方向上流側に向かって間欠的に配されて形成されており、
    前記調整工程は、前記第1シートを前記第1ロールの前記ロール凹部内に押し込んで前記複合シートの凸部の頂部を形成している際の該第1シートの供給速度を、前記第1ロールの各前記ロール凹部列の軸方向中央部分にある前記ロール凹部から軸心方向の両端部の前記ロール凹部に向かって、段階的に速く調整しており、該供給速度の調整を、該第1ロールの回転方向に間欠的に配された前記ロール凹部列毎に繰り返す、請求項に記載の複合シートの製造方法。
  9. 請求項1又は2に記載の複合シートからなる表面シートを備え、該複合シートの第1シートが着用者の肌側に位置するように該複合シートが配置されている吸収性物品。
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