JP6606333B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
外部からの電流の入出力に対して特定の機能を果たす半導体装置は、様々な形態のものが提案されている。一般的には、この半導体装置の機能を果たすために、各々が電気回路の一部を構成する複数の素子が内蔵されている。これらの素子を支持し、かつ互いに導通させることを目的として、金属製のリードが用いられる。このリードは、上記複数の素子の機能や形状および大きさに応じて、その個数や形状および大きさが決定される。このリードに搭載された上記複数の素子は、封止樹脂によって覆われる。封止樹脂は、これらの素子や上記リードの一部を保護するためのものである。このような半導体装置は、たとえば電子機器の回路基板などに実装されて用いられる。技術の進歩に伴い、半導体装置の小型化がますます求められている。なお、半導体装置に関する文献としては、特許文献1が挙げられる。
半導体装置においては、封止樹脂の裏面側に外部接続用の電極を設けて、基板等の対象物にフリップチップ実装により搭載する構成が採用されている。このような構成の半導体装置においては、側面部分はリード等が突出せずにすべて封止樹脂で覆われている。したがって、厚さ方向視のサイズを小さくすることができ、半導体装置の小型化を図ることができる。このような半導体装置の製造においては、一般に、複数の半導体装置を一括して製造する手法が採用される。複数の半導体装置を一括して製造する場合、たとえば複数の半導体装置が平面的につながるように封止樹脂を一体形成する。そして、この封止樹脂を厚さ方向に沿ってダイシングにより切断することにより、個々の半導体装置に分割する(たとえば特許文献2を参照)。しかしながら、ダイシングによる切断は、比較的に寸法誤差が生じやすい。寸法誤差が生じやすい上記従来の構成は、小型化を図るうえで阻害要因となってしまう。
特開2012−99673号公報 特開2014−86486号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、寸法誤差を低減し、小型化を図るのに適する半導体装置を提供することを主たる課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される半導体装置は、半導体素子と、上記半導体素子に接合された電極と、厚さ方向において互いに反対方向を向く第1面および第2面、ならびに、上記厚さ方向に対して直角である方向を向き、かつ上記厚さ方向視において上記第1面および上記第2面を囲む外側面、を有し、上記半導体素子を覆う封止樹脂と、を備え、上記外側面の表面粗さは、上記第1面の表面粗さと異なり、上記電極は、上記第2面と同じ方向を向き、かつ上記封止樹脂の外部に露出する電極パッドを有し、上記第2面と上記電極パッドとは、面一状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極は、金属メッキよりなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極は、複数のメッキ層により構成されており、上記複数のメッキ層のうち少なくとも上記電極パッドを構成するメッキ層は、エッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極パッドを構成するメッキ層は、Auを含む。
本発明の第2の側面によって提供される半導体装置の製造方法は、金属材料からなる基板の片面の所定部位にハーフエッチング処理を施して、隣接する相互間に隔壁を残すように、上記片面から凹む複数の凹部を形成する工程と、上記各凹部の所定部位に電極を形成する工程と、上記各凹部において上記電極に対して半導体素子を搭載する工程と、上記隔壁を覆うように上記各凹部に封止樹脂を充填する工程と、上記封止樹脂を、上記基板の上記片面側から、上記隔壁が露出するまで研削する工程と、上記基板をエッチング処理により除去する工程と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板をエッチング処理により除去する工程は、上記基板を除去し、かつ上記電極のうち少なくとも上記基板との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の凹部を形成する工程は、上記基板の上記片面に対して、上記基板の厚さ方向視において上記複数の凹部の各々に対応する形状および大きさの複数の開口を有するマスク層を形成するステップと、上記片面に対してハーフエッチング処理を行うステップと、上記マスク層を除去するステップと、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の開口は、上記厚さ方向視において同一サイズに形成されるとともに、上記厚さ方向視において縦横に一定間隔で配列されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、Cuからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極を形成する工程は、上記基板の上記片面側から、上記各凹部の所定部位が露出するようにレジスト膜を形成するステップと、上記各凹部において上記レジスト膜が形成されていない露出部分にメッキ処理により電極を形成するステップと、上記レジスト膜を除去するステップと、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記メッキ処理により電極を形成するステップにおいては複数のメッキ層を積層形成し、最下層のメッキ層はエッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記最下層のメッキ層は、Auを含む。
本発明の第3の側面によって提供される半導体装置の製造方法は、金属材料からなる基板の片面の所定部位に複数の電極を形成する工程と、上記基板の上記片面に対し、上記電極の形成箇所を避けた部位において上記片面から直立する隔壁を形成し、上記片面側において、各々が、所定の上記電極を含むように上記基板および上記隔壁により区画された複数の凹部を形成する工程と、上記各凹部において形成された上記電極に対して半導体素子を搭載する工程と、上記隔壁を覆うように上記各凹部に封止樹脂を充填する工程と、上記封止樹脂を、上記基板の上記片面側から、上記隔壁が露出するまで研削する工程と、上記基板および上記隔壁をエッチング処理により除去する工程と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板および上記隔壁をエッチング処理により除去する工程は、上記基板および上記隔壁を除去し、かつ上記電極のうち少なくとも上記基板との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の凹部を形成する工程は、上記基板の上記片面に対し、所定の上記電極を覆い、かつ、隣り合う所定の上記電極の間で互いが分離する複数の小領域を有するレジスト膜を形成するステップと、上記片面において上記レジスト膜が形成されていない露出部分にメッキ処理により上記隔壁を形成するステップと、上記レジスト膜を除去するステップと、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の凹部を形成する工程においては、上記基板の上記片面に対し、上記基板の厚さ方向視において縦横に所定間隔を隔てて並ぶ複数の隔壁要素により構成された格子状の上記隔壁を、接着剤を介して上記片面に接合する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、Cuからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記隔壁は、Cuからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極を形成する工程は、上記基板の上記片面に対して所定部位が露出するようにマスク層を形成するステップと、上記片面において上記マスク層が形成されていない露出部分にメッキ処理により電極を形成するステップと、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記メッキ処理により電極を形成するステップにおいては複数のメッキ層を順次積層形成し、最下層のメッキ層はエッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記最下層のメッキ層は、Auを含む。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る半導体装置の一例を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の要部拡大断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部平面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部平面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法のさらに他の例の一工程を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係る半導体装置の一例を示している。本実施形態の半導体装置A1は、半導体素子1、電極2、絶縁膜3および封止樹脂4を備えている。
半導体素子1は、たとえば集積回路素子である。具体的には、いわゆるASIC(Application Specific Integrated Circuit)素子である。あるいは、半導体素子1の他の例としては、インダクタやキャパシタなどの受動素子が挙げられる。
電極2は、たとえば、はんだ11を介して半導体素子1の下面に接合されている。電極2は、たとえば金属メッキよりなる。具体的には、電極2は、たとえば複数のメッキ層21,22,23,24により構成されている。これらメッキ層21〜24は、たとえば半導体素子1から遠い順にAu層、Pd層、Ni層、およびAg層が積層された構造となっている。電極2の厚さは、たとえば20〜40μmであり、メッキ層21〜24の各層の厚さは、5〜10μmである。半導体素子1から最も遠いメッキ層21は封止樹脂4の外部に露出しており、この露出部分が電極パッド25とされている。この電極パッド25を構成するメッキ層21は、エッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる。電極パッド25は、後述する封止樹脂4の下面42と同じ方向を向いている。
絶縁膜3は、半導体素子1と電極2との間に介在している。絶縁膜3は、はんだ11を囲っている。絶縁膜3の厚さは、たとえば1〜10μm程度である。絶縁膜3は、たとえば窒化シリコン(SiN)あるいはポリイミドよりなる。
封止樹脂4は、半導体素子1を覆っている。封止樹脂4は、上面41、下面42、および外側面43を有する。上面41および下面42は、厚さ方向において互いに反対を向く。上面41および下面42は、矩形状である。外側面43は、厚さ方向に対して直角である方向を向き、かつ厚さ方向視において上面41および下面42を囲む。下面42と電極パッド25とは、面一状である。
封止樹脂4の厚さ(換言すると半導体装置A1の厚さ)は、たとえば、200〜300μmである。本実施形態においては、外側面43の表面粗さは、上面41の表面粗さと異なる。詳細は後述するが、外側面43の表面粗さと上面41の表面粗さとが異なることは、半導体装置A1の製造方法に由来する。
封止樹脂4の材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂4は、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
上記した電極2は、たとえば封止樹脂4の矩形状の下面42の各辺に沿って複数ずつ設けられている。上記のような電極2を具備する半導体装置A1は、いわゆるQFN(Quad Flat Non−Lead)タイプの電子部品パッケージとして構成されたものである。
次に、半導体装置A1の製造方法の一例について、図3〜図15を参照しつつ以下に説明する。
まず、図3に示すように基板5を用意する。基板5は、金属材料からなり、本実施形態においては、Cuからなる。基板5の厚さは、たとえば300〜400μm程度である。基板5は、上述した半導体装置A1を複数個得ることのできるサイズである。すなわち、以降の製造工程においては、複数の半導体装置A1を一括して製造する手法を前提としている。
次に、基板5の片面51に複数の凹部を形成する。凹部の形成に際し、まず、基板5の片面51にマスク層を形成する。次いで、上記マスク層に対してパターニングを行う。マスク層のパターニングは、フォトレジストの露光・現像によるウエハプロセスにより行う。これにより、図4に示すように、マスク層61に複数の開口611を形成する。これら開口611は、基板5の厚さ方向視において、形成すべき複数の凹部(図6に示した凹部52)の各々に対応する形状および大きさを有する。図5に示すように、複数の開口611は、厚さ方向視において同一サイズに形成されるとともに、厚さ方向視において縦横に一定間隔で配列されている。なお、図5においては、マスク層61が形成された領域にハッチングを施している。
次いで、基板5の片面51に対してハーフエッチング処理を行う。このハーフエッチング処理により、図6に示すように、片面51のうち開口611が形成された領域に凹部52が形成される。凹部52の深さは、エッチング量を調節することによって加減することができる。凹部52の深さは、たとえば200〜300μmである。
次いで、図7に示すように、マスク層61を除去する。このようにして、基板5の片面51に複数の凹部52が形成される。ここで、図5を合わせて参照すると理解されるように、複数の凹部52の隣接する相互間には隔壁53が残る。
次いで、各凹部52の所定部位に電極を形成する。電極の形成に際し、まず、基板5の片面51側から、レジスト膜を形成する。レジスト膜の形成は、たとえば感光性のレジスト樹脂をスプレー塗布することによって行う。次いで、上記レジスト膜に対してパターニングを施す。このパターニングは、上記レジスト膜に対してたとえばフォトリソグラフィの手法を用いた露光および現像を行うことにより、所定部位を除去することによって行う。これにより、図8に示すように、パターニングが施されたレジスト膜62が得られる。このパターニングによって得られたレジスト膜62の形状は、上述の電極2の形状に対応しており、各凹部52における基板5の一部が露出している。
次いで、電極を形成する。電極の形成は、各凹部52における基板5の露出部分を利用した電解メッキによって行う。ここで、各凹部52(基板5)の露出部分には、Au層、Pd層、Ni層、およびAg層を順次積層する。これにより、上述のメッキ層21〜24により構成された電極2(図9参照)が形成される。
次いで、図10に示すように、レジスト膜62を除去する。このようにして、各凹部52の所定部位に電極2が形成される。
次いで、図11に示すように、各電極2の上面に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3の形成は、たとえば窒化シリコンあるいはポリイミドなどの絶縁材料をCVDにより積層させた後にパターニングを施すことにより行う。このパターニングによって得られた絶縁膜3の形状は、上述のはんだ11の形状に対応している。絶縁膜3は、はんだ11が形成される部位を囲うように形成されている。電極2においては、はんだ11が形成される部分は露出している。
次いで、図12に示すように、各凹部52において、電極2に対して半導体素子1を搭載する。半導体素子1には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、半導体素子1を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、はんだ11を介して半導体素子1の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、電極2上の絶縁膜3により囲まれた領域にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図13に示すように、封止樹脂4を形成する。封止樹脂4の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を各凹部52に充填し、これを硬化させることによって行う。この際、この樹脂材料によって半導体素子1および電極2の全体を覆っておく。また、隔壁53についても、その全体が封止樹脂4によって覆われる。
次いで、図14に示すように、基板5の片面51側から封止樹脂4を研削する。封止樹脂4の研削は、隔壁53に到達するまで行う。これにより、隔壁53の上面が露出する。
次いで、図15に示すように、基板5を除去する。基板5の除去は、たとえばウェットエッチングなどの手法により行う。エッチング処理による基板5の除去は、基板5を除去し、かつ電極2のうち少なくとも基板5との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う。そのようなエッチング液としては、たとえばアンモニア系アルカリ水溶液を挙げることができる。ここで、基板5については隔壁53を含む全てが除去されるが、電極2については除去されずに残る。これにより、電極2のうち基板5と接触していた部分が露出し、電極パッド25となる。そして、封止樹脂4のうち基板5と接触していた部分(下面42)も露出する。このようにして露出した電極2の電極パッド25および封止樹脂4の下面42は、面一状になる。そして、基板5が除去されることにより、上記の凹部52ごとに充填された封止樹脂4がそれぞれ分離し、図1に示した半導体装置A1が複数得られる。
次に、半導体装置A1および半導体装置A1の製造方法の作用について説明する。
本実施形態によれば、半導体装置A1を製造する際、封止樹脂4が充填される凹部52は、基板5のハーフエッチング処理により形成される。ここで、凹部52のサイズを規定するマスク層61の開口611は、フォトレジストの露光・現像によるウエハプロセスにより形成される。このような手法によれば、所望のサイズの開口611を精度よく形成することができる。その結果、基板5に形成される凹部52も開口611に対応したサイズとなる。したがって、開口611のサイズを揃えることにより、凹部52に充填される封止樹脂4のサイズを均一にすることができる。そして、凹部52を規定していた基板5(隔壁53を含む)を除去することによって分割された複数の封止樹脂4(半導体装置A1)についても、サイズの均一化が図られている。したがって、たとえば封止樹脂をダイシングによって切断することで複数の半導体装置を得る場合と比べて、半導体装置A1の寸法誤差を低減することができる。
半導体素子1は、封止樹脂4に覆われている。半導体素子1に接合された電極2の電極パッド25は、封止樹脂4の下面42と面一状である。このような構成によれば、半導体装置A1の厚さを薄くすることができる。したがって、本実施形態の構成は、半導体装置A1の小型化を図るうえで好ましい。
封止樹脂4の上面41は、研削によって形成された加工面である。一方、封止樹脂4の外側面43は、凹部52を構成する隔壁53によって規定されている。隔壁53は、基板5のハーフエッチング処理により形成されたものである。研削・切断等によって形成された加工面と、エッチング処理によって形成された面とは、その表面粗さが異なる。したがって、エッチングによる形成面を由来とした外側面43の表面粗さは、加工面である上面41の表面粗さと異なる。
電極2は、複数のメッキ層21〜24により構成されている。これらメッキ層21〜24のうち電極パッド25を構成するメッキ層24は、エッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料(たとえばAu)からなる。このような構成によれば、基板5をエッチングにより除去する際、基板5との接触部分であるメッキ層24がエッチングにより除去されることはなく、電極2の侵食が防止される。したがって、半導体装置A1を適切に製造することができる。
図16〜図27は、半導体装置A1の製造方法の他の例を示している。なお、以下の説明においては、上記した要素と同一または類似の要素については上記と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
本製造方法においては、まず、図16に示すように基板5を用意する。基板5は、金属材料からなり、たとえばCuからなる。基板5の厚さは、たとえば80〜120μm程度である。基板5は、上述した半導体装置A1を複数個得ることのできるサイズである。
次に、基板5における片面51の所定部位に複数の電極を形成する。電極の形成に際し、まず、基板5の片面51にマスク層を形成する。次いで、上記マスク層に対してエッチングによるパターニングを行う。これにより、図17に示すように、パターニングが施されたマスク層63が得られる。このパターニングによって得られたマスク層63の形状は、上述の電極2の形状に対応しており、基板5における片面51の一部が露出している。
次いで、電極を形成する。電極の形成は、基板5の片面51においてマスク層63が形成されていない露出部分を利用した電解メッキによって行う。ここで、片面51(基板5)の露出部分には、Au層、Pd層、Ni層、およびAg層を順次積層する。これにより、上述のメッキ層21〜24により構成された電極2(図18参照)が形成される。
次いで、図19に示すように、マスク層63を除去する。このようにして、基板5の片面51に複数の電極2が形成される。
次に、基板5の片面51側において複数の凹部を形成する。凹部の形成に際し、まず、基板5の片面51に対し、レジスト膜を形成する。レジスト膜の形成は、たとえば感光性のレジスト樹脂をスプレー塗布することによって行う。次いで、上記レジスト膜に対してパターニングを施す。このパターニングは、上記レジスト膜に対してたとえばフォトリソグラフィの手法を用いた露光および現像を行うことにより、所定部位を除去することによって行う。これにより、図20に示すように、パターニングが施されたレジスト膜64が得られる。このパターニングによって得られたレジスト膜64の形状は、上述の封止樹脂4の形状に対応しており、基板5における片面51の一部が露出している。レジスト膜64は、複数の電極2をすべて覆っている。また、レジスト膜64は、互いが分離する複数の小領域641を有する。各小領域641は、各半導体装置A1に含まれるべき所定の電極2(図20に示した断面図では図中に表れた2個の電極2)を覆っている。
次いで、図21に示すように、隔壁53を形成する。隔壁53の形成は、たとえば片面51の露出部分を利用した電解メッキによって行う。ここで、片面51の露出部分にたとえばCuが積層される。この結果、たとえばCuからなる隔壁53が形成される。ここで、隔壁53は、片面51から直立しており、片面51において電極2の形成箇所を避けた部位に形成される。
次いで、図22に示すように、レジスト膜64を除去する。このようにして、基板5および隔壁53により区画された複数の凹部52が形成される。
次いで、図23に示すように、各電極2の上面に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3の形成は、たとえば窒化シリコンあるいはポリイミドなどの絶縁材料をCVDにより積層させた後にパターニングを施すことにより行う。このパターニングによって得られた絶縁膜3の形状は、上述のはんだ11の形状に対応している。絶縁膜3は、はんだ11が形成される部位を囲うように形成されている。電極2においては、はんだ11が形成される部分は露出している。
次いで、図24に示すように、各凹部52において、電極2に対して半導体素子1を搭載する。半導体素子1には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、半導体素子1を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、はんだ11を介して半導体素子1の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、電極2上の絶縁膜3により囲まれた領域にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図25に示すように、封止樹脂4を形成する。封止樹脂4の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を各凹部52に充填し、これを硬化させることによって行う。この際、この樹脂材料によって半導体素子1および電極2の全体を覆っておく。また、隔壁53についても、その全体が封止樹脂4によって覆われる。
次いで、図26に示すように、基板5の片面51側から封止樹脂4を研削する。封止樹脂4の研削は、隔壁53に到達するまで行う。これにより、隔壁53の上面が露出する。
次いで、図27に示すように、基板5および隔壁53を除去する。基板5および隔壁53の除去は、たとえばウェットエッチングなどの手法により行う。エッチング処理は、基板5および隔壁53を除去し、かつ電極2のうち少なくとも基板5との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う。そのようなエッチング液としては、たとえばアンモニア系アルカリ水溶液を挙げることができる。ここで、基板5および隔壁53はその全てが除去されるが、電極2については除去されずに残る。これにより、電極2のうち基板5と接触していた部分が露出し、電極パッド25となる。そして、封止樹脂4のうち基板5と接触していた部分(下面42)も露出する。このようにして露出した電極2の電極パッド25および封止樹脂4の下面42は、面一状になる。そして、基板5および隔壁53が除去されることにより、上記の凹部52ごとに充填された封止樹脂4がそれぞれ分離し、図1に示した半導体装置A1が複数得られる。
本製造方法によれば、封止樹脂4が充填される凹部52は、基板5およびこの基板5から直立する隔壁53により区画される。隔壁53は、パターニングされたレジスト膜64から露出した基板5の表面(片面51)への電解メッキにより形成される。このような手法によれば、所望のサイズの隔壁53を精度よく形成することができる。その結果、基板5および隔壁53により区画される複数の凹部52のサイズを揃えることができる。
したがって、凹部52に充填される封止樹脂4のサイズを均一にすることができる。そして、凹部52を規定していた基板5および隔壁53を除去することによって分割された複数の封止樹脂4(半導体装置A1)についても、サイズの均一化が図られている。したがって、たとえば封止樹脂をダイシングによって切断することで複数の半導体装置を得る場合と比べて、半導体装置A1の寸法誤差を低減することができる。
封止樹脂4の上面41は、研削によって形成された加工面である。一方、封止樹脂4の外側面43は、凹部52を構成する隔壁53によって規定されている。隔壁53は、メッキ処理により形成されたものである。研削・切断等によって形成された加工面と、メッキ処理によって形成された面とは、その表面粗さが異なる。したがって、メッキ処理による形成面を由来とした外側面43の表面粗さは、加工面である上面41の表面粗さと異なる。
電極2は、複数のメッキ層21〜24により構成されている。これらメッキ層21〜24のうち電極パッド25を構成するメッキ層24は、エッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料(たとえばAu)からなる。このような構成によれば、基板5をエッチングにより除去する際、基板5との接触部分であるメッキ層24がエッチングにより除去されることはなく、電極2の侵食が防止される。したがって、半導体装置A1を適切に製造することができる。
図28〜図38は、半導体装置A1の製造方法のさらに他の例を示している。
本製造方法においては、まず、図28に示すように基板5を用意する。基板5は、金属材料からなり、たとえばCuからなる。基板5の厚さは、たとえば80〜120μm程度である。基板5は、上述した半導体装置A1を複数個得ることのできるサイズである。
次に、基板5における片面51の所定部位に複数の電極を形成する。電極の形成に際し、まず、基板5の片面51にマスク層を形成する。次いで、上記マスク層に対してエッチングによるパターニングを行う。これにより、図29に示すように、パターニングが施されたマスク層63が得られる。このパターニングによって得られたマスク層63の形状は、上述の電極2の形状に対応しており、基板5における片面51の一部が露出している。
次いで、電極を形成する。電極の形成は、基板5の片面51においてマスク層63が形成されていない露出部分を利用した電解メッキによって行う。ここで、片面51(基板5)の露出部分には、Au層、Pd層、Ni層、およびAg層を順次積層する。これにより、上述のメッキ層21〜24により構成された電極2(図30参照)が形成される。
次いで、図31に示すように、マスク層63を除去する。このようにして、基板5の片面51に複数の電極2が形成される。
次に、基板5の片面51側において複数の凹部を形成する。凹部の形成に際し、まず、図32に示すように、基板5の片面51に対し、隔壁53を接合する。図33に示すように、隔壁53は、基板5の厚さ方向視において、縦横に所定間隔を隔てて並ぶ複数の隔壁要素531を有し、格子状とされている。隔壁53は、たとえばCuからなる。格子状の隔壁53は、たとえば、一定厚さのプレートの打ち抜きにより形成される。そして、隔壁53は、図32に示すように、接着剤65を介して片面51に接合される。ここで、隔壁53は、片面51から直立しており、片面51において電極2の形成箇所を避けた部位に接合される。このように隔壁53を形成することによって、基板5および隔壁53により区画された複数の凹部52が形成される。接着剤65については、後述するエッチング処理による基板5の除去の際に、基板5とともに除去される材料が用いられる。そのような接着剤65としては、たとえばポリイミド系の接着剤が挙げられる。なお、図33においては、電極2および隔壁53にハッチングを施している。
次いで、図34に示すように、各電極2の上面に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3の形成は、たとえば窒化シリコンあるいはポリイミドなどの絶縁材料をCVDにより積層させた後にパターニングを施すことにより行う。このパターニングによって得られた絶縁膜3の形状は、上述のはんだ11の形状に対応している。絶縁膜3は、はんだ11が形成される部位を囲うように形成されている。電極2においては、はんだ11が形成される部分は露出している。
次いで、図35に示すように、各凹部52において、電極2に対して半導体素子1を搭載する。半導体素子1には、たとえばはんだボールを形成しておく。はんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、半導体素子1を載置する。そして、リフロー炉によって上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、はんだ11を介して半導体素子1の配置が完了する。はんだボールを形成する手法の他に、電極2上の絶縁膜3により囲まれた領域にはんだペーストを塗布しておく手法を採用してもよい。
次いで、図36に示すように、封止樹脂4を形成する。封止樹脂4の形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を各凹部52に充填し、これを硬化させることによって行う。この際、この樹脂材料によって半導体素子1および電極2の全体を覆っておく。また、隔壁53についても、その全体が封止樹脂4によって覆われる。
次いで、図37に示すように、基板5の片面51側から封止樹脂4を研削する。封止樹脂4の研削は、隔壁53に到達するまで行う。これにより、隔壁53の上面が露出する。
次いで、図38に示すように、基板5、接着剤65および隔壁53を除去する。基板5、接着剤65および隔壁53の除去は、たとえばウェットエッチングなどの手法により行う。エッチング処理は、基板5、接着剤65および隔壁53を除去し、かつ電極2のうち少なくとも基板5との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う。そのようなエッチング液としては、たとえばアンモニア系アルカリ水溶液を挙げることができる。ここで、基板5、接着剤65および隔壁53はその全てが除去されるが、電極2については除去されずに残る。これにより、電極2のうち基板5と接触していた部分が露出し、電極パッド25となる。そして、封止樹脂4のうち基板5と接触していた部分(下面42)も露出する。このようにして露出した電極2の電極パッド25および封止樹脂4の下面42は、面一状になる。そして、基板5、接着剤65および隔壁53が除去されることにより、上記の凹部52ごとに充填された封止樹脂4がそれぞれ分離し、図1に示した半導体装置A1が複数得られる。
本製造方法によれば、封止樹脂4が充填される凹部52は、基板5およびこの基板5から直立する隔壁53により区画される。隔壁53は、打ち抜きによって格子状とされたものである。このような手法によれば、所望のサイズの隔壁53を精度よく形成することができる。その結果、基板5および隔壁53により区画される複数の凹部52のサイズを揃えることができる。したがって、凹部52に充填される封止樹脂4のサイズを均一にすることができる。そして、凹部52を規定していた基板5および隔壁53を除去することによって分割された複数の封止樹脂4(半導体装置A1)についても、サイズの均一化が図られている。したがって、たとえば封止樹脂をダイシングによって切断することで複数の半導体装置を得る場合と比べて、半導体装置A1の寸法誤差を低減することができる。
封止樹脂4の上面41は、研削によって形成された加工面である。一方、封止樹脂4の外側面43は、凹部52を構成する隔壁53によって規定されている。隔壁53は、打ち抜きにより形成されたものである。研削・切断等によって形成された加工面と、打ち抜きによって形成された面とは、その表面粗さが異なる。したがって、打ち抜きによる形成面を由来とした外側面43の表面粗さは、加工面である上面41の表面粗さと異なる。
電極2は、複数のメッキ層21〜24により構成されている。これらメッキ層21〜24のうち電極パッド25を構成するメッキ層24は、エッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料(たとえばAu)からなる。このような構成によれば、基板5をエッチングにより除去する際、基板5との接触部分であるメッキ層24がエッチングにより除去されることはなく、電極2の侵食が防止される。したがって、半導体装置A1を適切に製造することができる。
本発明に係る半導体装置および半導体装置の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る半導体装置および半導体装置の製造方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1 半導体装置
1 半導体素子
11 はんだ
2 電極
21,22,23,24 メッキ層
25 電極パッド
3 絶縁膜
4 封止樹脂
41 上面(第1面)
42 下面(第2面)
43 外側面
5 基板
51 片面
52 凹部
53 隔壁
531 隔壁要素
61 マスク層
611 開口
62 レジスト膜
63 マスク層
64 レジスト膜
641 小領域
65 接着剤

Claims (17)

  1. 金属材料からなる基板の片面の所定部位にハーフエッチング処理を施して、隣接する相互間に隔壁を残すように、上記片面から凹む複数の凹部を形成する工程と、
    上記各凹部の所定部位に電極を形成する工程と、
    上記各凹部において上記電極に対して半導体素子を搭載する工程と、
    上記隔壁を覆うように上記各凹部に封止樹脂を充填する工程と、
    上記封止樹脂を、上記基板の上記片面側から、上記隔壁が露出するまで研削する工程と、
    上記基板をエッチング処理により除去する工程と、を備える、半導体装置の製造方法。
  2. 上記基板をエッチング処理により除去する工程は、上記基板を除去し、かつ上記電極のうち少なくとも上記基板との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 上記複数の凹部を形成する工程は、上記基板の上記片面に対して、上記基板の厚さ方向視において上記複数の凹部の各々に対応する形状および大きさの複数の開口を有するマスク層を形成するステップと、上記片面に対してハーフエッチング処理を行うステップと、上記マスク層を除去するステップと、を有する、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 上記複数の開口は、上記厚さ方向視において同一サイズに形成されるとともに、上記厚さ方向視において縦横に一定間隔で配列されている、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 上記基板は、Cuからなる、請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 上記電極を形成する工程は、上記基板の上記片面側から、上記各凹部の所定部位が露出するようにレジスト膜を形成するステップと、上記各凹部において上記レジスト膜が形成されていない露出部分にメッキ処理により電極を形成するステップと、上記レジスト膜を除去するステップと、を有する、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 上記メッキ処理により電極を形成するステップにおいては複数のメッキ層を積層形成し、最下層のメッキ層はエッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 上記最下層のメッキ層は、Auを含む、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 金属材料からなる基板の片面の所定部位に複数の電極を形成する工程と、
    上記基板の上記片面に対し、上記電極の形成箇所を避けた部位において上記片面から直立する隔壁を形成し、上記片面側において、各々が、所定の上記電極を含むように上記基板および上記隔壁により区画された複数の凹部を形成する工程と、
    上記各凹部において形成された上記電極に対して半導体素子を搭載する工程と、
    上記隔壁を覆うように上記各凹部に封止樹脂を充填する工程と、
    上記封止樹脂を、上記基板の上記片面側から、上記隔壁が露出するまで研削する工程と、
    上記基板および上記隔壁をエッチング処理により除去する工程と、を備える、半導体装置の製造方法。
  10. 上記基板および上記隔壁をエッチング処理により除去する工程は、上記基板および上記隔壁を除去し、かつ上記電極のうち少なくとも上記基板との接触部分を除去しないエッチング液を用いて行う、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 上記複数の凹部を形成する工程は、上記基板の上記片面に対し、所定の上記電極を覆い、かつ、隣り合う所定の上記電極の間で互いが分離する複数の小領域を有するレジスト膜を形成するステップと、上記片面において上記レジスト膜が形成されていない露出部分にメッキ処理により上記隔壁を形成するステップと、上記レジスト膜を除去するステップと、を有する、請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 上記複数の凹部を形成する工程においては、上記基板の上記片面に対し、上記基板の厚さ方向視において縦横に所定間隔を隔てて並ぶ複数の隔壁要素により構成された格子状の上記隔壁を、接着剤を介して上記片面に接合する、請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 上記基板は、Cuからなる、請求項9ないし12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 上記隔壁は、Cuからなる、請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 上記電極を形成する工程は、上記基板の上記片面に対して所定部位が露出するようにマスク層を形成するステップと、上記片面において上記マスク層が形成されていない露出部分にメッキ処理により電極を形成するステップと、を有する、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 上記メッキ処理により電極を形成するステップにおいては複数のメッキ層を順次積層形成し、最下層のメッキ層はエッチング液に対して耐性を有する耐エッチング材料からなる、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 上記最下層のメッキ層は、Auを含む、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
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