JP6603965B2 - 六方晶窒化ホウ素単結晶およびその製造方法、該六方晶窒化ホウ素単結晶を配合した複合材組成物並びに該複合材組成物を成形してなる放熱部材 - Google Patents

六方晶窒化ホウ素単結晶およびその製造方法、該六方晶窒化ホウ素単結晶を配合した複合材組成物並びに該複合材組成物を成形してなる放熱部材 Download PDF

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Description

本発明はc軸方向の成長が促進された六方晶窒化ホウ素単結晶及びその製造方法に関す
るものである。
六方晶窒化ホウ素(h−BN)は熱伝導性、固体潤滑性、化学的安定性、そして耐熱性に優れるという特徴を備えていることから、電気・電子材料分野で多く利用されている。
近年、特に電気・電子分野では集積回路の高密度化に伴う発熱が大きな問題となっており、いかに熱を放熱するかが緊急の課題となっている。h−BNは、絶縁性であるにもかかわらず高い熱伝導性を有することから、このような放熱部材用熱伝導性フィラーとして注目を集めている。
h−BNは板状結晶であり、その板面内(ab面内)は共有結合によって強く結合されているが、厚さ方向(c軸方向)はファンデルワールス力によって弱く結合されているに過ぎない。従って、板面内(通常、熱伝導率として250W/mK程度。)と厚さ方向(通常、熱伝導率として2〜3W/mK程度。)とで、大きな熱伝導異方性が生じる。
一般に、板状結晶をフィラーとして樹脂などに配合して複合材組成物を作製する際、原料混合、プレス成形、射出成形などの過程に於いて、板状結晶の板面が特定方向に配向する現象が起こる。従って、h−BN板状結晶をフィラーとして樹脂などに配合して複合材組成物を作製する場合、得られた複合材組成物に対して、特定方向には高熱伝導だがそれに垂直な方向には低熱伝導というように、h−BN板状結晶の熱伝導異方性が転写されるという問題が生じる。
従来、この様な熱伝導異方性の転写を防ぐために、h−BN板状結晶をあらかじめランダムな方向に凝集させてからフィラーとして用いる方法が検討されてきた(特許文献1、2、3、4参照)。しかし、このような凝集フィラーには、フィラー内に空隙を持つために複合材組成物への充填量が制約される、凝集フィラーを構成するh−BN板状結晶同士の界面におけるフォノン散乱によって熱伝導が阻害される、などの問題があった。
仮に、「結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅」で定義されるアスペクト比が1に近いh−BN単結晶をフィラーとして用いることが出来れば、上述のような熱伝導異方性の転写は起こらない。また、この様なフィラーは内部に大きな空隙や結晶界面を持たないため、充填量の制約や熱伝導の阻害が緩和される。しかし、通常ではh−BN結晶のc軸方向の成長速度はab面の成長速度に比べて非常に小さいため、上記アスペクト比が1に近いh−BN単結晶を成長させる方法はこれまでに存在しなかった。また、板状h−BN単結晶の粉砕によって上記アスペクト比が1に近いh−BN単結晶を作製しようとしても、ファンデルワールス力によって弱く結合されているab面での劈開が起こり易く、得られる粉砕品も結局は板状h−BN結晶となってしまい易い事が予想される。
反対に、上記アスペクト比が1よりも大きなh−BN単結晶から上記アスペクト比が1に近いh−BN単結晶を作製することは、上記アスペクト比が1よりも大きなh−BN単結晶をab面で劈開すれば良いために容易である事が予想される。従って、h−BN結晶のc軸方向成長がab面成長よりも促進されたようなh−BN単結晶を、容易に製造する方法の確立が望まれてきた。
特開2006−257392号公報 特表2008−510878号公報 特開平9−202663号公報 WO2013/081061号パンフレット WO2006/087982号パンフレット
Donev, Aleksandar, et al. "Improving the density of jammed disordered packings using ellipsoids." Science 303.5660 (2004): 990-993.
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、上記アスペクト比が1に近いh−BN単結晶、具体的には上記アスペクト比が0.3以上のh−BN単結晶を提供することを目的とし、またこのような上記アスペクト比が0.3以上のh−BN単結晶を容易に製造することが可能な製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の窒化ホウ素原料を用い、かつリチウム塩をフラックスとして用いるフラックス法によって、上記アスペクト比が0.3以上となるh−BN単結晶を作製することが出来ることを見出した。従来においてもフラックスを用いたh−BN結晶の作製は行われてきたが、得られたh−BN結晶は板状であり、上記アスペクト比が1に近いh−BN単結晶を作製した例は存在しない(特許文献5参照)。本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、以下を要旨とする。
[1]結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅、で定義されるアスペクト比が0.3以上である六方晶窒化ホウ素単結晶。
[2]前記結晶ab面の最大幅が100nm以上である[1]に記載の六方晶窒化ホウ素単結晶。
[3]自形結晶または半自形結晶である[1]又は[2]に記載の六方晶窒化ホウ素単結晶。
[4]XRD解析において002面のピーク半値幅が0.4°以上の窒化ホウ素粉末とリチウム塩とを混合し、加熱するステップ、を有する、六方晶窒化ホウ素単結晶の製造方法。
[5]前記六方晶窒化ホウ素単結晶は、結晶ab面の最大幅が100nm以上である[4]に記載の製造方法。
[6]前記六方晶窒化ホウ素単結晶は、自形結晶または半自形結晶である[4]又は[5]に記載の製造方法。
[7][1]〜[3]のいずれかに記載された六方晶窒化ホウ素単結晶、または[4]〜[6]のいずれかに記載された製造方法により製造された六方晶窒化ホウ素単結晶、をマトリクスに配合させてなる、複合材組成物。
[8][7]に記載の複合材組成物を成形してなる、放熱部材。
本発明により、h−BN結晶のc軸方向成長が促進されたh−BN単結晶が提供される。本発明のh−BN単結晶を樹脂などのマトリクスに配合した複合材組成物は、従来のh−BN単結晶を用いた際の問題点である熱伝導異方性の転写は起こらない。また、本発明により提供されるh−BN単結晶は内部に大きな空隙や結晶界面を持たないため、充填量の制約や熱伝導の阻害が緩和される。すなわち、放熱部材用熱伝導性フィラーとして有用なh−BN単結晶が提供される。
実施例1(h−BN原料粉末Aおよび試料A)のXRDパターンである。 実施例1(試料A)の電子線回折パターンである(図面代用写真)。 実施例1(h−BN原料粉末A)のSEM像である(図面代用写真)。 実施例1(試料A)のSEM像である(図面代用写真)。 実施例1(試料A)のSEM像である(図面代用写真)。 比較例1(h−BN原料粉末Bおよび試料B)のXRDパターンである。 比較例1(h−BN原料粉末B)のSEM像である(図面代用写真)。 比較例1(試料B)のSEM像である(図面代用写真)。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明の範囲は具体的な実施形態のみに限定されない。
本発明の実施形態に係る六方晶窒化ホウ素単結晶は、「結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅」で定義されるアスペクト比が0.3以上である。
上述のとおり、従来のh−BNは、主に結晶ab面を広げるように成長するため、熱伝導の異方性を有していた。しかしながら本実施形態に係るh−BN単結晶は、0.3以上の上記アスペクト比を持つ単結晶である。従って、そのままフィラーとして樹脂などのマトリクスに配合して複合材組成物を作製しても、複合材組成物内で配向しにくいため、複合材組成物に熱伝導異方性が生じない事が期待される。また、本実施形態に係るh−BN単結晶をフィラーとして用いた場合には、従来のh−BN凝集フィラーと異なりフィラー内に空隙が存在しないため、従来のh−BN凝集フィラーと比べて複合材組成物への充填量の制約が緩和される事が期待される。
本実施形態に係るh−BN単結晶をフィラーとして用いた場合には、上記アスペクト比は1に近いほど複合材組成物中で配向しにくくなるが、1よりも僅かにずれた方がフィラー最大充填可能量は大きくなる。具体的には、フィラーを配向させることなくランダムに充填した際、フィラー最大充填可能量がアスペクト比1の場合よりも大きくなるのは、アスペクト比が0.3以上3.5以下(1を除く)の場合である(非特許文献1参照)。フィラー最大充填可能量は、アスペクト比が0.3以上0.6以下では単調増加し、0.6以上1以下では単調減少し、1以上1.5以下では単調増加し、1.5以上3.5以下では単調減少する(非特許文献1参照)。従って、配向しにくく、かつ、大きな最大充填可能量をもつフィラーとして好ましいアスペクト比は0.3以上であり、0.6以上がより好ましく、3.5以下であり、1.5以下がより好ましい。本明細書で規定するアスペクト比は、走査型電子顕微鏡を用いて測定された5万倍の画像から、自形および/または半自形の粒子を選択し、その粒子の結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅を実測し平均することにより求めることができる。
本実施形態に係るh−BN単結晶は、結晶c軸方向への成長が促進された単結晶であり、結晶ab面の最大幅は、フィラーとして用いた場合のフィラー間の熱抵抗の効果を低く抑えるために100nm以上であることが好ましく、150nm以上であることがより好ましく、200nm以上であることが更に好ましい。一方で上限は特に限定されないが、通常200μm以下であり、好ましくは100μm以下であり、より好ましくは50μm以下であり、更に好ましくは10μm以下である。
また、結晶c軸方向の最大厚さは30nm以上であることが好ましく、100nm以上であることがより好ましく、200nm以上であることが更に好ましい。
h−BN単結晶のab面の最大幅、及び結晶c軸方向の最大厚さは、走査型電子顕微鏡(SEM)測定により得られた粒子1粒を拡大し、1粒の粒子を構成している一次粒子について、画像上で観察できる一次粒子の最大長を平均した値である。
本実施形態に係るh−BN結晶は単結晶であり、多結晶ではない。単結晶であるか多結晶であるかは、例えばX線回折測定、透過型電子顕微鏡(TEM)による電子線回折測定により把握できる。
本実施形態に係るh−BN単結晶は、自形結晶または半自形結晶であることが好ましい。従って、外界からの妨害を受けながら成長した他形結晶に比べて結晶欠陥含有率が低いこと、そして、結晶欠陥による熱伝導率の低下が少ないことが期待される。ここで自形結晶とは結晶構造を反映した結晶面で囲まれた結晶のことであり、半自形結晶とは結晶の一部が結晶構造を反映した結晶面で囲まれた結晶のことであり、他形結晶とは結晶に結晶構造を反映した面が現れていない結晶のことである。例えば、フラックス結晶成長のはなし(日刊工業新聞社)の文献等に記載されている。
自形結晶、半自形結晶又は多形結晶であるかは、例えば走査型電子顕微鏡(SEM)測定により把握できる。
本実施形態に係るh−BN単結晶は、例えば図4及び5に示される形状を有し、頂面及び底面が多角形の形状を有した角柱又は円柱形状と表すこともでき、また、頂面から底面に向けて断面積が変化する形状であると表すこともできる。更には樽型と称することもでき、また、弾丸型と称することもできる。
本発明の別の実施形態はh−BN単結晶の製造方法であり、より具体的には、XRD解析において002面のピーク半値幅が0.4°以上の窒化ホウ素粉末とリチウム塩とを混合し、加熱するステップ、を有する、h−BN単結晶の製造方法である。このような製造方法により製造されたh−BN単結晶は、「結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅」で定義されるアスペクト比が0.3以上となる。
<原料BN粉末>
本実施形態で用いる原料BN粉末としては、市販のh−BN、市販のαおよびβ−BN、ホウ素化合物とアンモニアの還元窒化法により作製されたBN、ホウ素化合物とメラミンなどの含窒素化合物から合成されたBNなど何れも制限なく使用できるが、特にh−BNが好ましく用いられる。
h−BN結晶成長の観点からは、XRD解析において002面のピーク半値幅が0.4°以上の原料BN粉末を用いることが好ましく、0.5°以上であることが好ましい。XRD解析において002面のピーク半値幅が大きいこと、すなわちピークが比較的ブロードであることは、原料BN粉末に不純物が含まれることを意味し、結晶性が低いことを意味する。本実施形態では、このような結晶性が低い原料BN粉末を用いることが好ましい。
不純物として、原料BN中に酸素がある程度存在することが好ましく、原料BN粉末として全酸素濃度が1質量%以上であるものを用いることが好ましい。また、通常30質量%以下である。全酸素濃度が上記範囲内であるBN粉末は、結晶が未発達のものが多いため、加熱処理により結晶が成長し易い。
原料BN粉末中の全酸素濃度は、より好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは9質量%以下である。
原料BN粉末の全酸素濃度が上記下限未満の場合、BN自体の純度および結晶性が高いために結晶子の成長が十分になされず、逆に上記上限を超えると、加熱処理後も酸素濃度が高く複合材組成物の熱伝導性フィラーとして用いた際に高熱伝導化が図れなくなるため好ましくない。
<Li塩フラックス>
本実施形態では、フラックスとしてリチウム塩を用いる。リチウム塩としては特段限定されず、炭酸リチウム、水酸化リチウム,塩化リチウム、ヨウ化リチウム,フッ化リチウム,硝酸リチウム,硫酸リチウム,ホウ酸リチウム,モリブデン酸リチウム,およびそれらの混合物などがあげられる。好ましくは炭酸塩であり、Li2CO3などのリチウムを含む炭酸塩であれば何れも制限なく使用できる。
また、リチウム塩は融点が100℃以上のものが好ましく、400℃以上のものがより好ましい。
本実施形態では、上述のようにXRD解析において002面のピーク半値幅が0.4°以上の原料BN粉末を用い、リチウム塩をフラックスとして用いることで、上記アスペクト比が0.3以上のh−BN単結晶を製造することができるが、その理由について本発明者らは以下のように考えている。
一般にリチウム塩フラックス、特に炭酸リチウムフラックスは溶解度が高いため,高濃度のh−BNが溶媒に溶解している。一方で,高温度領域では分解して炭酸ガスを発生する。そのため,保持過程中に蒸発を駆動力とした結晶成長が始まり,結晶と溶液の固液界面近傍での溶質濃化層の形成をともなった擬一次元成長によりc軸方向に成長したh−BN単結晶が製造されたと考える。
<混合、加熱ステップ>
本実施形態では、原料BN粉末とリチウム塩とを混合する。原料BN粉末とリチウム塩との混合割合は特段限定されないが、混合物全量に対してリチウム塩を通常1mоl%以上含有させるが、好ましくは5mоl%以上、より好ましくは10mоl%以上、更に好ましくは15mоl%以上、特に好ましくは20mоl%以上含有させてもよく、殊更好ましくは25mоl%以上含有させてもよい。また、通常80mоl%以下含有させるが、好ましくは75mоl%以下、より好ましくは70mоl%以下、更に好ましくは65mоl%以下、特に好ましくは60mоl%以下含有させてもよい。
なお、原料BN粉末とリチウム塩に加え、本発明の効果に影響のない範囲でその他の材料を加えてもよい。その他の材料としては、例えば炭酸バリウム,炭酸ストロンチウム,炭酸マンガン,炭酸カルシウム,炭酸カリウム,炭酸ナトリウムなどの炭酸塩があげられる。
混合した原料BN粉末とリチウム塩は加熱される。加熱温度は特段限定されないが、通常1000℃以上で行われる。加熱時間についても特段限定されないが、通常1時間以上、好ましくは5時間以上、また通常10時間以下で行われる。
なお、加熱は大気雰囲気下で行ってもよく、不活性ガス雰囲気下で行ってもよいが、窒素雰囲気下、アルゴン雰囲気下、ヘリウム雰囲気下等、不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。また、原料は通常坩堝収容し、混合・加熱を行う。坩堝の材質は、原料BN粉末とリチウム塩と加熱温度において非反応である材質を用いることが好ましい。
加熱後、h−BN単結晶は常温まで冷却されるが、冷却速度も特段限定されず、通常300℃/時間以下である。また通常5℃/時間以上である。
上述のような製造方法にて得られた本実施形態に係るh−BN単結晶は、得られた製造物全量に対して、通常1質量%以上、好ましくは、5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、更に好ましくは、20重量%以上である。この量が少なすぎると、樹脂と複合化した際に、熱伝導の異方性が出やすくなる傾向がある。
また、得られたh−BNに対して、通常の板状h−BN、金属酸化物等の化合物を混ぜても良い。
<複合材組成物>
本発明の別の実施形態は、上記h−BN単結晶をマトリクスに配合させてなる、複合材
組成物である。
用いるマトリクスは熱伝導性が高いことが好ましく、マトリクスの熱伝導率は0.2W/mK以上であることが好ましく、特に0.22W/mK以上であることが好ましい。
なお、マトリクスの熱伝導率の測定方法は以下の装置を用いて、熱拡散率、比重、及び比熱を測定し、この3つの測定値を乗じることで熱伝導率を求める。
(1)熱拡散率:アイフェイズ社製 「アイフェイズ・モバイル 1u」
(2)比重:メトラー・トレド社製 「天秤 XS−204」(固体比重測定キット使用)
(3)比熱:セイコーインスツル社製 「DSC320/6200」
マトリクスとしては通常樹脂が用いられ、硬化性樹脂、熱可塑性樹脂のいずれも制限なく用いることが出来る。硬化性樹脂としては、熱硬化性、光硬化性、電子線硬化性などの架橋可能なものであればよいが、耐熱性、吸水性、寸法安定性などの点で、熱硬化性樹脂が好ましく用いられる。
熱硬化性樹脂、熱硬化性樹脂としては、例えばWO2013/081061に例示されたものを用いることができる。このうち、熱硬化性樹脂を用いることが好ましく、特にエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
エポキシ樹脂としては、ナフタレン骨格、フルオレン骨格、ビフェニル骨格、アントラセン骨格、ピレン骨格、キサンテン骨格、アダマンタン骨格及びジシクロペンタジエン骨格からなる群から選択された少なくとも1つの骨格を有するフェノキシ樹脂が好ましい。中でも、耐熱性がより一層高められることから、フルオレン骨格及び/又はビフェニル骨格を有するフェノキシ樹脂が特に好ましく、とりわけビルフェノールA骨格、ビスフェノールF骨格及びビフェニル骨格のうちの少なくとも1つ以上の骨格を有するフェノキシ樹脂であることが好ましい。
複合材組成物中のマトリクスの含有量は、通常2wt%以上、好ましくは5wt%以上、より好ましくは7wt%以上であり、通常70wt%以下、好ましくは60wt%以下、より好ましくは40wt%以下である。
また、複合材組成物中のh−BN単結晶の含有量は、通常30wt%以上、好ましくは40wt%以上、より好ましくは50wt%以上であり、通常99wt%以下、好ましくは98wt%以下、より好ましくは95wt%以下である。
複合材組成物の調製には、有機溶剤を用いることができる。有機溶剤としては、アルコール系溶剤、芳香族系溶剤、アミド系溶剤、アルカン系溶剤、エチレングリコールエーテル及びエーテル・エステル系容易剤、プロピレングリコールエーテル及びエーテル・エステル系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤の中から、樹脂の溶解性等を考慮して、好適に選択して用いることができる。
有機溶剤の具体例としては、WO2013/081061に例示されたものを用いることができる。
有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組合せ及び比率で併用してもよい。
複合材組成物は、必要に応じて硬化剤を含有していてもよい。
硬化剤とは、エポキシ樹脂のエポキシ基等などの、マトリクスの架橋基間の架橋反応に寄与する物質を示す。
エポキシ樹脂においては、必要に応じて、エポキシ樹脂用の硬化剤、硬化促進剤が共に用いられる。
また、機能性の更なる向上を目的として、本発明の効果を損なわない範囲において、各種の添加剤(その他の添加剤)を含んでいてもよい。その他の添加剤としては、例えば、液晶性エポキシ樹脂等の、前記のマトリクスに機能性を付与した機能性樹脂、窒化アルミ
ニウム、窒化ケイ素、繊維状窒化ホウ素等の窒化物粒子、アルミナ、繊維状アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化チタン等の絶縁性金属酸化物、ダイヤモンド、フラーレン等の絶縁性炭素成分、樹脂硬化剤、樹脂硬化促進剤、粘度調整剤、分散安定剤が挙げられる。
さらに、その他の添加剤としては、マトリクスとh−BN単結晶との接着性を向上させるための添加成分として、シランカップリング剤やチタネートカップリング剤等のカップリング剤、保存安定性向上のための紫外線防止剤、酸化防止剤、可塑剤、難燃剤、着色剤、分散剤、流動性改良剤等が挙げられる。
その他、組成物中での各成分の分散性を向上させる、界面活性剤や、乳化剤、低弾性化剤、希釈剤、消泡剤、イオントラップ剤等を添加することもできる。
これらは、いずれも1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
添加剤の具体例については、WO2013/081061に例示されたものを用いることができ、添加量についてもWO2013/081061に記載の範囲とすることができる。
複合材組成物の調製は、h−BN単結晶、マトリクス、溶剤およびその他の添加剤を分散・混合することを目的として、ペイントシェーカーやビーズミル、プラネタリミキサ、攪拌型分散機、自公転攪拌混合機、三本ロール、ニーダー、単軸又は二軸混練機等の一般的な混練装置などを用いて混合することが好ましい。
複合材組成物の各配合成分の混合順序も、反応や沈殿物が発生するなど特段の問題がない限り任意であり、組成物の構成成分のうち、何れか2成分又は3成分以上を予め混合し、その後に残りの成分を混合してもよいし、一度に全部を混合してもよい。
上記複合材組成物は、成形体とすることで放熱部材となり得る。
この成形体を成形する方法は、樹脂組成物の成形に一般に用いられる方法を用いることができる。
例えば、放熱シート用塗布液を所望の形状で、例えば、型へ充てんした状態で硬化させることによって成形することができる。このような成形体の製造法としては、射出成形法、射出圧縮成形法、押出成形法、及び圧縮成形法を用いることができる。
また、複合材組成物がエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂組成物を含む場合、成形体の成形、すなわち硬化は、それぞれの組成に応じた硬化温度条件で行うことができる。
また、複合材組成物が熱可塑性樹脂組成物を含む場合、成形体の成形は、熱可塑性樹脂の溶融温度以上の温度及び所定の成形速度や圧力の条件で行うことができる。また、複合材組成物を成形硬化した固形状の材料から所望の形状に削り出すことによって成形体を得ることもできる。
以下に、本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定されるものではない。
<測定方法>
・原料のピーク半値幅
原料のピーク半値幅は、X線(CuKα1)波長(λ )=1.54056Å(1Å=1×10-10m)を使用したX線回折測定の2θ=26.5付近に出現する(002)面ピ
ーク半価幅のことであり、下記式により求めた。半価幅(βo)はプロファイルフィッティング法(Peason−XII 関数又はPseud−Voigt関数)により算出し
、さらに、予め標準Siにより求めておいた装置由来の半価幅βiで補正して、半値幅βを求めた。
・酸素濃度
原料BN粉末の全酸素濃度は、不活性ガス融解−赤外線吸収法により、株式会社堀場製作所製の酸素・窒素分析計を用いて測定することができる。
・XRDパターン
粉末X線回折測定は、PANalytical社製X線回折装置「X‘Pert Pro MPD」を用いた。BN原料または生成したBNを0.2mm深さのガラス試料板に表面が平滑になるように充填し、粉末X線回折測定を行った。
・アスペクト比
アスペクト比は、走査型電子顕微鏡(Zeiss Ultra55、加速電圧3kV)を用いて測定された5万倍の画像から、自形および/または半自形の粒子の結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅を実測することにより求めた。
<実施例1>
原料h−BN粉末としては市販のh−BN原料粉末A(XRD解析(X線源:CuKα)において002面のピーク半値幅が0.67°、酸素濃度8質量%)を、リチウム塩としては市販のLi2CO3粉末(純度99.0%)を用いた。原料h−BN粉末と融点が723℃であるLi2CO3の量は、それぞれ50mol%とした。h−BN原料粉末AとLi2CO3を坩堝に入れ、窒素流通下、1000℃で5時間熱処理を行った。熱処理試料からフラックスを溶解除去(1M塩酸にて不純物を溶解)し、試料Aを得た。
図1にh−BN原料粉末Aおよび試料AのXRDパターンを示すが、試料Aのh−BNピークはh−BN原料粉末Aに比べて鋭くなっており(試料Aの002面のピーク半値幅は0.35°と、h−BN原料粉末Aのそれから48%減少している。)、試料Aの結晶性がh−BN原料粉末Aと比べて向上している事が判った。
図2に試料Aの電子線回折パターンを示すが、明確なスポットが得られており、試料Aは結晶性の高いh−BN単結晶であることが判った。
図3にh−BN原料粉末AのSEM像を示す。
図4および図5に試料AのSEM像を示すが、試料Aはh−BN原料粉末Aと異なる構造を持ち、アスペクト比は0.33〜1.5の結晶が含有される事が判った。ab面の幅は、100〜500nmであった。なお、SEM像には六方晶に特徴的な六角柱構造が見られるが、六角柱の底面がh−BNのab面に相当する。
<比較例1>
原料h−BN粉末としては市販のh−BN原料粉末B(XRD解析において002面のピーク半値幅が0.23°、酸素濃度0.4質量%)を、Li2CO3としては市販のLi2CO3粉末(純度99.0%)を用いた。原料h−BN粉末とLi2CO3の量は、それぞれ50mol%とした。h−BN原料粉末BとLi2CO3を坩堝に入れ、窒素流通下、1000℃で5時間熱処理を行った。熱処理試料からフラックスを溶解除去(1M塩酸にて不純物を溶解)し、試料Bを得た。
図6にh−BN原料粉末Bおよび試料BのXRDパターンを示すが、両者のh−BNピーク形状に大きな違いは見られず(試料Bの002面のピーク半値幅は0.20°であり、h−BN原料粉末Bのそれからは13%減少したに留まっている。)、試料Bの結晶性はh−BN原料粉末Bから大きくは向上していないことが判った。
図7にh−BN原料粉末BのSEM像を示す。
図8に試料BのSEM像を示すが、試料Bの形状はh−BN原料粉末Bと変わらず板状
のままであることが判った。また、試料Bのアスペクト比は0.2以下であった。
<比較例2>
原料h−BN粉末としては市販のh−BN原料粉末Aを、フラックスとしては市販のBaCO3粉末(純度99.9%、融点911℃)を用いた。原料h−BN粉末とBaCO3の量は、それぞれ50mol%とした。h−BN原料粉末AとBaCO3を坩堝に入れ、
窒素流通下、1000℃で5時間熱処理を行った。熱処理試料からフラックスを溶解除去(1M塩酸にて不純物を溶解)し、試料Cを得た。SEM像から、試料Cの形状はh−BN原料粉末Aとほとんど変わらないことが判った。また、結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅、で定義されるアスペクト比を算出可能な結晶性を有していなかった。
<比較例3、4>
BaCO3粉末をMnCO3(純度99.9%、分解温度100℃)、CaCO3(純度
99.5%、融点825℃)に変更した以外は比較例2と同様にして、試料D及びEをそれぞれ得た。SEM像から、試料D及びEの形状はh−BN原料粉末Aとほとんど変わらないことが判った。また、結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅、で定義されるアスペクト比を算出可能な結晶性を有していなかった。
従って、本実施例によって結晶c軸方向の最大厚さ/結晶ab面の最大幅、で定義されるアスペクト比が0.3以上であり、結晶ab面の最大幅が100nm以上、自形結晶または半自形結晶のh−BN単結晶を製造することが出来たと言える。

Claims (4)

  1. XRD解析において002面のピーク半値幅が0.4°以上の窒化ホウ素粉末とリチウム塩とを混合し、加熱するステップ、を有する、六方晶窒化ホウ素単結晶の製造方法。
  2. 前記リチウム塩がリチウムを含む炭酸塩である、請求項に記載の製造方法。
  3. 前記六方晶窒化ホウ素単結晶は、結晶ab面の最大幅が100nm以上である、請求項又はに記載の製造方法。
  4. 前記六方晶窒化ホウ素単結晶は、自形結晶または半自形結晶である請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
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