JP6602014B2 - ベルトユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載されたベルトユニットに関する。
無端ベルトを用いる画像形成装置では、無端ベルトを介して感光ドラムに転写ローラを圧接することで、感光ドラムに担持されたトナー像の転写部を形成している。
無端ベルトを用いる画像形成装置では、フルカラーモードとブラック単色モードとの切り替えや、無端ベルトを含むベルトユニットの交換に際して、感光ドラムから無端ベルトを離間させる場合がある(特許文献1)。
特許文献1では、複数の転写ローラがそれぞれ感光ドラムに対して圧接方向にばね付勢され、転写ローラを移動可能に支持する転写ローラ支持部材がベルトユニットのフレームに移動可能に設けた移動部材に係合している。そして、矩形カムで移動部材を駆動して移動させることにより、ばね付勢に抗して感光ドラムから転写ローラを離間させている。
特開2009−128390号公報
特許文献1の構成では、転写ローラを無端ベルトに向かって付勢する付勢手段の付勢力が、転写ローラを無端ベルトから離間させる際の移動部材の大きな負荷となる。転写ローラを離間させる工程の開始段階では、付勢手段の付勢力が小さいため駆動負荷も小さいが、付勢手段の付勢力に抗して移動部材を移動させる過程で付勢力が次第に高まる。このため、工程の最終段階では移動部材の駆動負荷が極めて大きくなる。
そこで、付勢手段とは反対方向の付勢力を移動部材に作用させる補助付勢手段を移動部材に設ける構成が提案された。具体的には、フレームと移動部材との間に圧縮ばねを配置して、転写ローラを離間させる方向に移動部材を付勢した。
しかし、補助付勢手段のみを設けた場合、転写ローラの離間工程を開始する第1位置では補助付勢手段が大きな付勢力を作用させるが、工程が終了する第2位置へ移動部材が近づくにつれて補助付勢手段の付勢力が減少する。その結果、付勢手段によって移動部材に大きな駆動負荷がかかる第2位置付近で移動部材の駆動負荷を十分に減らすことができない。
本発明は、付勢手段によって移動部材に大きな駆動負荷がかかる転写ローラの離間工程において、移動部材の駆動負荷を十分に減らすことができるベルトユニット及び画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明のベルトユニットは、無端ベルトと、前記無端ベルトの内周面に対して接離する方向に移動可能な転写ローラと、前記転写ローラを前記無端ベルトに向かって付勢する付勢手段と、第1位置と第2位置との間を移動可能であって、前記第1位置から前記第2位置へ向かう第1方向に移動されることで前記転写ローラを前記無端ベルトから離間させ、前記第1方向とは反対の第2方向に移動されることで前記転写ローラを前記無端ベルトに当接させる移動部材と、前記第1方向へ移動する前記移動部材に対して第1方向の付勢力を付与可能な補助付勢手段を有する補助機構と、を備えるものである。そして、前記補助機構は、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置から前記第2位置まで前記移動部材へ前記第1方向の付勢力を付与する。
本発明のベルトユニットでは、移動部材の移動負荷が第1位置よりも大きくなった第3位置から第2位置まで、補助付勢手段の付勢力を第1方向の付勢力として移動部材に付与する。このため、付勢手段によって移動部材に大きな駆動負荷がかかる転写ローラの離間工程において、移動部材の駆動負荷を十分に減らすことができる。
画像形成装置の構成の説明図である。 中間転写ユニットの斜視図である。 回転軸線に垂直な断面で見た一次転写ローラ離間機構の説明図である。 カムとスライダの係合の説明図である。 カムの斜視図である。 回動可能な一次転写ホルダの説明図である。 直動可能な一次転写ホルダの説明図である。 カムの回転角度とスライダの移動位置の関係の説明図である。 各モードにおけるカムの動作の説明図である。 全離間モードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。 フルカラーモードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。 アシスト機構の付勢力の説明図である。 水平スライダの突き当て部及び斜面部の別の例の説明図である 実施の形態2におけるアシスト機構の説明図である。 ブラック単色モードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。 フルカラーモードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。
以下、本発明の実施の形態の画像形成装置を、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。以下の説明では、画像形成装置100及びその構成要素について、図1の紙面手前側を「正面側」とし、紙面奥側を「背面側」とする。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト10eの上向き面に沿って、画像形成部3a、3b、3c、3dを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成部3aでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト10eに転写される。画像形成部3bでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト10eに転写される。画像形成部3c、3dでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト10eに転写される。
中間転写ベルト10eに転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ二次転写される。分離ローラ22は、記録材カセット21から引き出した記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ14へ送り出す。レジストローラ14は、中間転写ベルト10eのトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置15で加熱加圧を受けて画像を定着された後、排出ローラ16によって排出トレイ17へ排出される。
二次転写ローラ13は、中間転写ベルト10eを挟んで駆動ローラ10gと対向する位置に当接し、中間転写ベルト10eと二次転写ローラ13の間に二次転写部T2を形成する。駆動ローラ10gは接地電位に接続され、不図示の二次転写電源から二次転写ローラ13に正極性の直流電圧が印加されることにより、中間転写ベルト10eから記録材Pへトナー像が二次転写される。
定着装置15は、ヒータを内蔵した加熱ローラ15bに加圧ローラ15aを当接させて記録材Pの加熱加圧部を形成している。ベルトクリーニング装置11は、中間転写ベルト10eを挟んでテンションローラ10hと対向する位置にクリーニングブレードを摺擦して、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト10eに付着した転写残トナーを除去する。
(画像形成部)
画像形成部3a、3b、3c、3dは、それぞれの現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。このため、以下では、画像形成部3aについて説明し、他の画像形成部3b、3c、3dについて重複する説明を省略する。
画像形成部3aは、感光ドラム1aを囲んで、帯電ローラ2a、露光装置9、現像装置4a、一次転写ローラ6a、ドラムクリーニング装置8aを配置している。感光ドラム1aは、電子写真感光体であって所定のプロセススピードで回転する。
帯電ローラ2aは、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳された振動電圧を印加され、感光ドラム1aを一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置9は、イエローの画像データを展開した走査線画像信号をON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。現像装置4aは、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を攪拌してトナーを負極性、キャリアを正極性に帯電させ、帯電したトナーを感光ドラム1aに移転させて静電像をトナー像に現像する。一次転写ローラ6aは、正極性の直流電圧を印加され、感光ドラム1aに担持されたトナー像を中間転写ベルト10eへ転写する。ドラムクリーニング装置8aは、クリーニングブレードを感光ドラム1aに摺擦して転写残トナーを除去する。
画像形成部3a、3b、3c、3dは、それぞれ独立して画像形成装置100から正面側へ引き出して着脱交換が可能な交換ユニットに形成されている。画像形成部3a、3b、3c、3dと対向するように、独立して画像形成装置100から右側面側へ引き出して着脱交換が可能な中間転写ユニット10が配置されている。中間転写ユニット10は、画像形成装置100の本体筐体100Aに対して図中の右方向に引き出して着脱可能である。
以上説明したように、像担持体の一例である感光ドラム1aは、一次転写ローラ6aに付勢された中間転写ベルト10eに当接する。画像形成装置100の本体筐体100Aは、感光ドラム1aを支持するとともにベルトユニットの一例である中間転写ユニット10を挿抜可能に支持している。
(中間転写ユニット)
図2は中間転写ユニットの斜視図である。図2では中間転写ベルト10eの正面側の一部を切り欠いて図示している。図1に示すように、中間転写ベルト10eは、駆動ローラ10gに駆動されて図1において反時計方向に回転(周回移動)する。駆動ローラ10g、従動ローラ10f、及びテンションローラ10hの回転軸線方向は、画像形成装置100の正面側と背面側とを結ぶ奥行方向と略平行である。中間転写ベルト10eの搬送方向と略直交する幅方向を「スラスト方向」ともいう。
図2に示すように、ベルト搬送装置の一例である中間転写ユニット10は、張架ローラの一例である駆動ローラ10g、従動ローラ10f、及びテンションローラ10hにベルト部材の一例である中間転写ベルト10eを張架している。中間転写ユニット10のフレーム43には、張架ローラの一例である駆動ローラ10g、従動ローラ10f、テンションローラ10h、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dの両端部が回転自在に支持されている。
中間転写ベルト10eは、厚さ300μm、幅350mm、周長700mmのポリイミド樹脂の単層の無端ベルトである。駆動ローラ10gは、回転軸線方向の両端部において、フレーム43に取り付けられた駆動ローラ軸受41(図2では正面側のみ示されている。)によって回転可能に支持される。駆動ローラ軸受41は、フレーム43に取り付けられる。駆動ローラ10gの表面は、中間転写ベルト10eを滑り無く搬送するために、摩擦係数の高いゴム層で形成されている。駆動ローラ10gは、不図示の駆動モータから駆動が伝達されて回転する。駆動ローラ10gが回転駆動されることで、中間転写ベルト10eが搬送される。
従動ローラ10fは、回転軸線方向の両端部において、従動ローラ軸受40(図2では正面側のみ示されている。)によって回転可能に支持される。従動ローラ10fは、中間転写ベルト10eに従動して回転する。
テンションローラ10hは、回転軸線方向の両端部において、テンションローラ軸受42(図2では正面側のみ示されている)によって回転可能に支持される。テンションローラ軸受42は、中間転写ベルト10eの張架面に沿った方向へ移動可能(スライド可能)なようにフレーム43に取り付けられる。テンションローラ軸受42は、圧縮バネで構成されたテンションバネ(不図示)の圧縮力によって、中間転写ベルト10eの張架面に沿った外側へ向かう方向に付勢され、移動(スライド)する。
テンションローラ軸受42が中間転写ベルト10eの張架面に沿って外側へスライドすることにより、テンションローラ10hは、中間転写ベルト10eを外側へ付勢して、中間転写ベルト10eに張力を付与する。
図1に示すように、テンションローラ10hは、矢印Tで示す中間転写ベルト10eの内周面側から外周面側に向かう方向に付勢されることにより、中間転写ベルト10eに所定の張力(テンション)をかけている。中間転写ベルト10eを挟んでテンションローラ10hに対向する位置に、ベルトクリーニング装置11が設けられている。
一次転写ローラ6a、6b、6c、6dは、それぞれ感光ドラム1a、1b、1c、1dに向かって付勢されて中間転写ベルト10eの内周面に当接して従動回転している。一次転写ローラ6a、6b、6c、6dは、中間転写ベルト10eを介して感光ドラム1a、1b、1c、1dを押圧して、中間転写ベルト10eと感光ドラム1a、1b、1c、1dとの間に各色のトナー像の一次転写部を形成する。一次転写ローラ6a、6b、6c、6dは、金属の回転軸の周囲に導電性ゴム材料の弾性層を設けた直径16mmのローラ部材である。
(ブラック単色モード及び全離間モード)
図1に示すように、中間転写ユニット10では、中間転写ベルト10eを感光ドラム1a、1b、1c、1dから離間させる場合がある。ブラック単色モードでは、感光ドラム1dのみを中間転写ベルト10eに当接させて、感光ドラム1a、1b、1cから中間転写ベルト10eを離間させている。中間転写ユニット10の引き出しの際の全離間モードでは、感光ドラム1a、1b、1c、1dの全部から中間転写ベルト10eを離間させている。
画像形成装置100において、フルカラー画像を形成する場合、フルカラーモードが設定されて、上述したように、画像形成部3a、3b、3c、3dを等しく使用して画像形成を実行する。このため、中間転写ベルト10eを感光ドラム1a、1b、1c、1dに当接させておく必要がある。しかし、画像形成装置100において、ブラック単色の画像を出力するときは、ブラック単色モードが設定され、画像形成部3dのみを使用して画像形成が実行される。このため、中間転写ベルト10eを感光ドラム1a、1b、1cに当接させておく必要が無い。
そこで、ブラック単色モードが設定されると、一次転写ローラ6a、6b、6cを自動的に脱位置に移動して、感光ドラム1a、1b、1cから離間させ、中間転写ベルト10eからも離間させている。ブラック単色モードでは、画像形成部3a、3b、3cを停止させて、現像装置4a、4b、4c内で無駄な現像剤の攪拌が実行されないようにする等、画像形成部3a、3b、3cが無駄な動作で寿命を縮めないようにしている。また、感光ドラム1a、1b、1c、及び一次転写ローラ6a、6b、6cの寿命向上も実現している。
また、画像形成装置100では、画像形成部3a、3b、3c、3dが設置された画像形成装置100から中間転写ユニット10を引き出して新品交換する場合がある。中間転写ユニット10を交換するときは、中間転写ユニット10を装置本体から引き出す際に感光ドラム1a、1b、1c、1d及び中間転写ベルト10eに摺擦傷が発生することを防止するため、全離間モードが設定される。
全離間モードが設定されると、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dが感光ドラム1a、1b、1c、1dから離間し、これに伴って中間転写ベルト10eも感光ドラム1a、1b、1c、1dから離間する。一次転写ローラ6a、6b、6c、6dが自動的に脱位置に移動して、感光ドラム1a、1b、1cから離間する。また、従動ローラ10fが上方に退避して、中間転写ベルト10eと感光ドラム1a、1b、1c、1dとの間に隙間が形成される。
(一次転写ローラ離間機構)
図3は回転軸線に垂直な断面で見た一次転写ローラ離間機構の説明図である。
図2に示すように、画像形成装置の背面側に設けられた駆動モータ51のギア列から不図示のカップリングを介して離間カップリング50へ駆動入力を行うことにより、一次転写ローラ離間機構44a、44bを作動させる。離間カップリング50は、駆動ローラ10g、従動ローラ10f、及びテンションローラ10hと平行に配置された軸26を回転させて、中間転写ユニット10のフレーム43に設けられた一次転写ローラ離間機構44a、44bを作動させる。
図3に示すように、一次転写ローラ6a、6bは、フレーム43に回転支持された一次転写ホルダ25a、25bに軸支されている。加圧バネ28a、28bは、一次転写ホルダ25a、25bとフレーム43との間に配置され、一次転写ローラ6a、6bを感光ドラム1a、1bへ向かってそれぞれ総圧7N(0.7kgf)で加圧する。
一次転写ローラ6c、6dは、中間転写ユニット10のフレーム43に直動支持された一次転写ホルダ25c、25dに軸支されている。加圧バネ28c、28dは、一次転写ホルダ25c、25dとフレーム43との間に配置され、一次転写ローラ6c、6dを感光ドラム1c、1dへ向かって加圧する。
中間転写ユニット10の背面側に配置した離間カップリング50が駆動モータ51によって回転駆動されると、離間カップリング50に固定された軸26が回転して、中間転写ベルト10eに対する一次転写ローラ6の着脱が実行される。軸26の両端部には、スライダ29、30に駆動力を伝達するカム27が配置されている。駆動モータ51は、カム27を回転させることによりスライダ29、30を駆動して移動させる。
(カム)
図4はカムとスライダの係合の説明図である。図5はカムの斜視図である。図4に示すように、カム27にスライダ29、スライダ30が係合している。軸26が回転してカム27が回転すると、スライダ29、スライダ30が図3中の左右方向へ移動する。第1の移動部材の一例であるスライダ30は、カム27に駆動されて一次転写ローラ6aを接離する方向に移動させる。第2の移動部材の一例であるスライダ29は、カム27に駆動されて一次転写ローラ6dを前記接離する方向に移動させる。
図5に示すように、カム27は、120°ごとの3段階のカム形状を持っている。カム27は、スライダ29用のカム面27bとスライダ30用のカム面27aとを持つ。カム27は、フルカラーモード、ブラック単色モード、及び全離間モードを切り替え可能なカム面27a、27bを有する。
(一次転写ホルダ)
図6は回動可能な一次転写ホルダの説明図である。図7は直動可能な一次転写ホルダの説明図である。図3に示すように、フレームの一例であるフレーム43は、中間転写ベルト10eを張架するローラを回転自在に支持する。支持機構の一例である一次転写ホルダ25aは、一次転写ローラ6aを中間転写ベルト10eに対して接離可能に支持する。
図6の(a)に示すように、一次転写ホルダ25a、25bは、突起部25e、25fを持っている。図6の(b)に示すように、突起部25e、25fが押し下げられると、加圧バネ28a、28bの付勢に抗して、一次転写ローラ6a、6bが上昇して、中間転写ベルト10eから離間する。
図7の(a)に示すように、一次転写ホルダ25c、25dは、突起部25g、25hを持っている。図7の(b)に示すように、突起部25g、25hが押し上げられると、加圧バネ28c、28dの付勢に抗して、一次転写ローラ6c、6dが上昇して、中間転写ベルト10eから離間する。
(スライダ)
図8はカムの回転角度とスライダの移動位置の関係の説明図である。図4に示すように、スライダ30は、一次転写ホルダ25aに係合して一次転写ローラ6a、6b、6cを移動させる。
図8の(a)に示すように、フルカラーモードでは、スライダ30が一次転写ローラ6a、6b、6cを押し上げていない。突起部25e、25f、25gは、図3に示す加圧バネ28a、28b、28cに付勢されて、斜面部30a、30b、30cに当接している。
フルカラーモードからブラック単色モードへ移行する際には、スライダ30を矢印E方向へ移動させる。スライダ30が矢印E方向へ移動する過程で、斜面部30a、30b、30cが矢印E方向へ移動して突起部25e、25fを押し下げ、突起部25gを押し上げる。これにより、図3に示す一次転写ホルダ25a、25b、25cが加圧バネ28a、28b、28cの付勢に抗して引き上げられ、一次転写ローラ6a、6b、6cが感光ドラム1a、1b、1cから離間する。
図8の(b)に示すように、ブラック単色モードでは、スライダ30が一次転写ローラ6a、6b、6cを押し上げている。突起部25e、25f、25gは、斜面部30a、30b、30cに押圧されて下方へ移動しており、一次転写ローラ6a、6b、6cが感光ドラム1a、1b、1cから離間している。
ブラック単色モードからフルカラーモードへ移行する際には、スライダ30を矢印G方向へ移動させる。スライダ30が矢印G方向へ移動する過程で、突起部25e、25f、25gが斜面部30cを矢印G方向へ押し出して、スライダ30が矢印G方向へ加速される。これにより、図3に示す一次転写ホルダ25a、25b、25cが加圧バネ28a、28b、28cに付勢されて下降し、一次転写ローラ6a、6b、6cが感光ドラム1a、1b、1cに圧接する。
図8の(a)、(b)に示すように、フルカラーモード及びブラック単色モードでは、スライダ29が一次転写ローラ6dを押し上げていない。突起部25hは、図3に示す加圧バネ28dに付勢されて斜面部29aに当接している。
図8の(c)に示すように、ブラック単色モードから全離間モードへ移行する際には、スライダ29を矢印F方向へ移動させる。これにより、突起部25hが斜面部29aに案内されて下方へ移動し、一次転写ローラ6dが感光ドラム1dから離間する。
以上説明したように、転写ローラの一例である一次転写ローラ6aは、無端ベルトの一例である中間転写ベルト10eに対して接離する方向に移動可能である。付勢手段の一例である加圧バネ28aは、一次転写ローラ6aを中間転写ベルト10eに向かって付勢する。支持部材の一例であるフレーム43は、スライダ30を移動可能に支持する。移動部材の一例であるスライダ30は、フレーム43上を、第1位置と第2位置との間で移動可能である。スライダ30は、第1位置から第2位置へ向かう第1方向に移動されることで一次転写ローラ6aを中間転写ベルト10eから離間させる。スライダ30は、第1方向とは反対の第2方向に移動されることで一次転写ローラ6aを中間転写ベルト10eに当接させる。
駆動源の一例である駆動モータ(51:図3)は、スライダ30に駆動力を付与して第1方向に駆動させる。カム部材の一例であるカム27は、駆動モータ51に駆動力を付与されてスライダ30を第1方向に移動させる。
第1付勢手段としての付勢手段とは異なる第2付勢手段の一例である加圧バネ28dは、第1転写ローラとしての転写ローラとは異なる第2転写ローラの一例である一次転写ローラ6dを中間転写ベルト10eへ向かって付勢する。第1移動部材としての移動部材とは異なる第2移動部材の一例であるスライダ29は、第4位置と第5位置との間を移動可能である。スライダ29は、第4位置から第5位置へ第方向に移動することで一次転写ローラ6dを中間転写ベルト10eから離間させる。スライダ29は、第方向とは反対の第方向に移動することで一次転写ローラ6dを中間転写ベルト10eに当接させる。
カム27は、駆動モータ51に駆動されるカム部材である。カム27は、第1及び第3付勢手段の一例である加圧バネ28a、28bの付勢力に抗してスライダ30を第1方向へ駆動する。カム27は、スライダ30を第1方向に移動させる第1カム面(27a:図5)と、スライダ29を第2方向に移動させる第2カム面(27b:図5)と、を有する。第1及び第2カム面は、カム27の回転位置に応じて3つのモードを実行する。
第1モードの一例であるフルカラーモードでは、一次転写ローラ6a及び一次転写ローラ6dを中間転写ベルト10eに当接させる。第2モードの一例であるブラック単色モードでは、一次転写ローラ6dを前記無端ベルトに当接させた状態で一次転写ローラ6aを中間転写ベルト10eから離間させる。第3モードの一例である全離間モードでは、一次転写ローラ6a及び一次転写ローラ6dを中間転写ベルト10eから離間する方向に移動させる。
第3転写ローラの一例である一次転写ローラ6bは、スライダ30の第1方向の移動に伴って一次転写ローラ6aとともに中間転写ベルト10eから離間される。第3付勢手段の一例である加圧バネ28bは、一次転写ローラ6bを中間転写ベルト10eに向かって付勢する。一次転写ローラ6dは、黒色のトナー像を中間転写ベルト10eに転写する第2の転写部を形成する。第1及び第3転写ローラの一例である一次転写ローラ6a、6bは、黒色以外のトナー像を中間転写ベルト10eに転写する第1及び第3の転写部を形成する。
(従動ローラ離間機構)
図8の(a)、(b)に示すように、フルカラーモード及びブラック単色モードでは、従動ローラ10fは、フレーム43に対して回動可能に支持された従動ローラ軸受40に回転可能に支持されている。従動ローラ軸受40は、中間転写ベルト10eの張力によりスライダ29へ加圧され、スライダ29の突き当て部29bへ押し付けられることで位置決めされている。
図8の(c)に示すように、全離間モードでは、スライダ29が矢印F方向へ移動する。これにより、従動ローラ軸受40が斜面部29cに沿って案内されて従動ローラ10fが上昇し、中間転写ベルト10eが上方へ退避する。
(各モードにおけるカムの動作)
図9は各モードにおけるカムの動作の説明図である。図9中、(a)(b)(c)は、カム27を120°ずつ一方向に回転させたときのスライダ29、30の位置を表している。図8の(a)、(b)、(c)は、図9の(a)、(b)、(c)におけるスライダ29、30の対応する位置関係を示す。
図5に示すように、カム27は、スライダ29用のカム面27bとスライダ30用のカム面27aとを持っている。カム27は、120°毎にスライダ29、スライダ30がそれぞれ異なる動きをするように構成されている。
図9の(a)に示すように、フルカラーモードでは、カム27がスライダ29を左へ移動させ、スライダ30を左へ移動させている。これにより、図8の(a)に示すように、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dが感光ドラム1a、1b、1c、1dに加圧された状態となっている。
図9の(b)に示すように、フルカラーモードからカムが120°回転したブラック単色モードでは、カム27がスライダ30を右へ移動させているが、スライダ29は左へ移動した状態に保たれている。これにより、図8の(b)に示すように、一次転写ローラ6a、6b、6cが感光ドラム1a、1b、1cから離間し、一次転写ローラ6dのみが感光ドラム1dに加圧された状態となる。
図9の(c)に示すように、ブラック単色モードからカムが120°回転した全離間モードでは、カム27がスライダ29を右へ移動させているが、スライダ30は右へ移動した状態に保たれている。これにより、図8の(c)に示すように、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dが感光ドラム1a、1b、1c、1d1から離間された状態となる。
このように、スライダ29、30の移動方向と斜面部29a、30a、30b、30cの形状、及びスライダ29の突き当て部29bの位置関係を組み合わせることで、一次転写ローラ6a、6b、6c、6d及び従動ローラ10fの着脱を行う。
(カムの駆動トルクの変動)
画像形成装置100は、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dの着脱状態において、フルカラーモード、ブラック単色モード、及び全離間モードの3モードを有する。そして、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dを着脱する構成として、カム27を回してスライダ30を移動させることにより、スライダ30に係合する一次転写ホルダ25a、25b、25c、25dを移動させている。
このため、一次転写ローラ6a、6b、6c、6dの移動量が大きい場合や加圧ばね25a、25b、25c、25dの加圧力が高い場合、スライダ30への負荷が高くなり、カム27を回転させるための駆動トルクが増大する。その結果、カム27を駆動するモータが大型化し、画像形成装置100の大型化、製造コストの上昇、モータ騒音、モータ発熱などの懸念が生じる。
また、離間した一次転写ローラ6a、6b、6c、6dを感光ドラム1a、1b、1c、1dに圧接する過程では、加圧ばね25a、25b、25c、25dの付勢力によってスライダ30がカムから離間してフレーム43に衝突する可能性がある。そのような衝突が発生すると、画像形成装置100から突発音が発生する。
図8の(b)に示すように、中間転写ユニット10における一次転写ローラ(6a、6b、6c、6d:図3)のホームポジションは、使用頻度の高いブラック単色モードである。図9の(b)に示すブラック単色モードからカム27を一方向に回転することで、図9の(a)に示すフルカラーモードを経て、図9の(c)に示す全離間モードに到達する。
ここで、図9の(a)に示すフルカラーモードから図9の(c)に示す全離間モードへ切り替わるとき、4本の一次転写ローラ6a、6b、6c、6dを同時に引き上げるため、カム27の駆動トルクが最大となる。そして、カム27の駆動モータに大きな電流が流れる可能性がある。
一方、図9の(b)に示すブラック単色モードからフルカラーモードへ切り替わるとき、加圧バネ28a、28b、28cに付勢されて3本の一次転写ローラ6a、6b、6cが着動作をするため、カム27の駆動トルクが最小となる。このとき、スライダ30が加圧バネ28a、28b、28cに付勢されて、カム27に先行して動作すると、突発音が発生することがある。
そこで、実施の形態1では、スライダ30にアシスト機構35を設けて、フルカラーモードから全離間モードへ切り替わるときのスライダ30の駆動をアシストしている。また、ブラック単色モードからフルカラーモードへ切り替わるときのスライダ30の駆動に制動(ダンパ)を効かせている。
(アシスト機構)
図10は全離間モードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。図11はフルカラーモードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。図12はアシスト機構の付勢力の説明図である。
図8の(b)に示すように、アシスト機構35は、一次転写ローラ6a、6b、6cの離間動作時のスライダ30の駆動力をアシストし、一次転写ローラ6a、6b、6cの着動作時のスライダ30の動作を制動する。アシスト機構35は、スライダ30の移動方向と直交する方向に圧縮バネ33で付勢された鉛直スライダ32を用いて、スライダ30の矢印Gで示す第1方向の付勢力を発生する。
水平スライダ31は、中間転写ユニット10のフレーム43に固定され、略水平な突き当て部31bと、傾斜した斜面部31cと、を有する。鉛直スライダ32は、スライダ30に設けたガイド部材によって鉛直方向へスライド可能に保持されている。圧縮バネ33は、鉛直スライダ32とスライダ30の間に設けられ、鉛直スライダ32をスライダ30の移動方向と交差する方向に付勢して、鉛直スライダ32の先端を水平スライダ31の突き当て部31bに圧接させている。
図10に示すように、フルカラーモードからブラック単色モードへ移行する際には、スライダ30を矢印E方向で示す第1方向へ移動させる。スライダ30が第1方向へ移動する過程の前半部分では、圧縮バネ33に付勢された鉛直スライダ32が水平スライダ31の水平な突き当て部31bに当接しているため、スライダ30は第1方向の付勢を受けない。しかし、スライダ30が第1方向へ移動する過程の後半部分では、圧縮バネ33に付勢された鉛直スライダ32が水平スライダ31の斜面部31cに当接しているため、付勢力の水平方向の分力が、スライダ30を第1方向へ付勢する。このため、スライダ30が第1方向へ移動する過程で、鉛直スライダ32によってスライダ30が第1方向に付勢される分、カム27の回転トルクを低減できる。
図11に示すように、ブラック単色モードからフルカラーモードへ移行する際には、スライダ30を矢印G方向で示す第2方向へ移動させる。スライダ30が第2方向へ移動する過程で、鉛直スライダ32は、最初から圧縮バネ33を圧縮しながら水平スライダ31の斜面部31cを進む。このため、加圧力の水平方向の分力が、スライダ30の第2方向への動きの抵抗力として作用し、スライダ30がカム27に先行して飛び出すように動作することが防止され、突発音の発生が防止される。
図12の(a)に示すように、ブラック単色モードへの以降時、スライダ30の第1位置P1から第2位置P2へ向かう第1方向の移動に伴って、スライダ30に取り付けられた鉛直スライダ32が水平スライダ31の突き当り部31bを移動する。そして、第3位置P3で斜面部31cに到達したタイミングで、図12の(b)に示すように、第1方向の最大の付勢力がスライダ30に作用する。このため、加圧バネ(28a、28b、28c:図3)によるスライダ30の移動負荷は急低下する。その後は、スライダ30の移動に伴って圧縮バネ33が伸びるため、アシスト機構35の第1方向の付勢力は減少する。しかし、一次転写ローラ6a、6b、6cを離間させる工程の最後の第2位置P2でも、鉛直スライダ32が水平スライダ31の斜面部31cを押圧しているため、加圧バネ(28a、28b、28c:図3)によるスライダ30の移動負荷は軽減されている。
以上説明したように、補助機構の一例であるアシスト機構35は、第1方向へ移動する移動部材に対して第1方向の付勢力を付与可能な圧縮バネ33を有する。アシスト機構35は、第1位置P1と第2位置P2との間の第3位置P3から第2位置P2までスライダ30へ第1方向の付勢力を付与する。
実施の形態1では、補助移動部材の一例である鉛直スライダ32は、スライダ30上に配置されてスライダ30の移動方向と交差する方向の一例である鉛直方向に移動可能である。案内部材の一例である水平スライダ31は、フレーム43に配置されて鉛直スライダ32を案内し、スライダ30の移動に伴って鉛直スライダ32を鉛直方向に移動させる。補助付勢手段の一例である圧縮バネ33は、鉛直スライダ32を介して水平スライダ31の斜面を付勢することによりスライダ30に第1方向の付勢力を付与可能である。
水平スライダ31は、スライダ30の移動に伴って鉛直スライダ32を鉛直方向に移動させる案内面の一例である斜面部31cを有する。斜面部31cは、第3位置P3に対応する位置にて傾斜角度が変化するように形成されている。
アシスト機構35は、第1方向へ移動するスライダ30に対して、第1位置よりも駆動モータ51の駆動負荷(カム27を回転させる負荷)のピークに近付いた位置としての第3位置から第1方向の付勢力の付与を開始する。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、スライダ30の動作方向と直交する方向に付勢された鉛直スライダ32を用いて、離間動作時の操作力をアシストするので、一次転写ローラ離間動作時の駆動モータ51のトルクを低減できる。また、一次転写ローラ着動作時のスライダ移動を制動して、稼働音低減の効果が得られる。したがって、カム27を用いた一次転写ローラ6a、6b、6c、6dの離間動作において、駆動モータ51の駆動トルクと稼働音とが共に低減された小型かつ安価な中間転写ユニットを実現できる。
実施の形態1では、スライダ30及び鉛直スライダ32は、フレーム43の側板上で移動可能である。このため、機構全体の厚みをコンパクトにまとめてフレーム43に収納可能である。
実施の形態1では、第3位置は、第1方向の移動における第1位置P1よりもカム27の駆動負荷のピークに近付いた位置に対応している。このため、駆動負荷のピークにおけるカム27の駆動負荷を軽減できる。
(斜面部の変形)
図13は水平スライダの突き当て部及び斜面部の別の例の説明図である。図12では、水平スライダ31の斜面部31cを平坦に形成したが、本発明の実施の形態はこのような形態には限らない。
図13に示すように、水平スライダ31における第3位置P3から第2位置P2までの斜面部31bは、湾曲面に形成してもよい。第2位置P2に対応する位置に近付くほど斜面部31cの傾斜が大きくなるようにすることで、第2位置でも大きな第1方向の付勢力をスライダ30に付与することが可能である。したがって、水平スライダ31の突き当り部31b及び斜面部31cには、実施の形態1の例に限らず、種々の変形を施すことができる。
(比較例1)
図8の(b)に示すように、実施の形態1においてアシスト機構35を有しない場合を比較例とする。比較例の構成では、一次転写ローラ6a、6b、6cの軸受の移動量が大きい場合や一次転写ローラ6a、6b、6cの加圧力が高い場合は、スライダ30の負荷が高くなり、カム27の回転トルクが増大してしまう。カム27の回転トルクが増大すると、カム27を駆動する駆動モータが大きくなり、軸26、スライダ29、30の剛性を高める必要が生じて、部品の大型化を招いてしまう。その結果、画像形成装置100の巨大化、騒音、昇温などの問題を引き起こして、画像形成装置100の製造コストが高くなる。
更に、離間した一次転写ローラ6a、6b、6cを着させる場合に、加圧バネ28a、28b、28cの付勢力によってスライダ30が先行してカム27を動かしてしまうと、その時に突発音が発生することがある。
(比較例2)
上述したように、特許文献1では、一次転写ローラを着脱させるスライダを駆動するカムの形状を矩形にしている。この構成を比較例2とする。比較例2では、カムの形状を矩形にすることで、一次転写ローラを離間させる工程の最後におけるカムの操作力を低減させることが可能である。
しかし、矩形カムを回転させて一次転写ローラを離間動作させる場合、カムの操作力を低減できる領域が狭く、その領域に入るまでの操作力は低減することができない。また、一次転写ローラを離間させる工程の途中で矩形カムの対角線に対応するカムの上死点よりもアームが長い領域を通過させる必要がある。このため、一次転写ローラの離間時に必要な最大トルクは、楕円カムを用いる場合よりもむしろ増大してしまう。
また、比較例2では、ブラック単色モードとフルカラーモードの2モードであるため、矩形カムを用いることが可能であるが、2モードに全離間モードを加えた3モードを制御したい場合、矩形カムを採用することはできない。
<実施の形態2>
図8の(a)に示すように、実施の形態1では、画像形成装置100におけるスライダ30のアシスト機構35について説明した。これに対して、実施の形態2では画像形成装置100におけるスライダ29のアシスト機構35について説明する。
(アシスト機構)
図14は実施の形態2におけるアシスト機構の説明図である。図14中、(a)はテンション機構、(b)は従動ローラ支持機構である。図14の(a)に示すように、中間転写ベルト10eを張架するテンションローラ10hは、軸受部材39によって回転自在に支持されている。軸受部材39は、フレーム43に固定されたスライドガイド39aによって矢印E、G方向へ移動可能に支持されている。圧縮バネ39bは、軸受部材39とフレーム43の間に設けられて、軸受部材39を中間転写ベルト10eへ向かって押し出して中間転写ベルト10eに所定の張力を付与している。
図8の(c)に示すように、スライダ29の矢印F方向の移動に伴って従動ローラ軸受40が上昇して中間転写ベルト10eの張架位置を上昇させる。これにより、図1に示すように、中間転写ベルト10eが感光ドラム1a、1b、1c、1dから離間する。これにより、中間転写ユニット10を、感光ドラム1a、1b、1c、1d等に接触させることなく、画像形成装置100の本体筐体100Aから引き出すことが可能になる。
図14の(b)に示すように、中間転写ベルト10eを張架する従動ローラ10fは、従動ローラ軸受40によって回転自在に支持されている。従動ローラ軸受40は、中間転写ベルト10eの張力によってスライダ29の突き当て部29bに押し付けられた状態で、中間転写ベルト10eを画像形成位置に保持している。
スライダ29の矢印F方向の移動に伴って、従動ローラ軸受40が突き当て部29bに沿って移動し、従動ローラ軸受40が斜面部29cに到達すると、中間転写ベルト10eの張力によってスライダ29を矢印F方向に付勢開始する。その後、スライダ29の矢印F方向の移動に伴って、従動ローラ軸受40が斜面部29cに沿って移動すると、図14の(a)に示すように、テンションローラ10hが矢印G方向に移動して中間転写ベルト10eの張力状態を維持する。
図14の(b)に示すように、従動ローラ10fが最も上方へ移動した状態でも、従動ローラ軸受40は、斜面部29cに位置して、スライダ29を矢印F方向に付勢している。一方、スライダ29が矢印F方向と反対方向に移動する際には、斜面部29cを介して中間転写ベルト10eの張力がスライダ29に制動力を発揮する。このため、図3に示す押し縮められた加圧バネ28dの付勢力によってスライダ29が矢印F方向と反対方向に飛び出すことが回避される。
このように、スライダ29においても、アシスト機構36がスライダ29の矢印F方向の移動をアシストして、矢印F方向と反対方向の移動を制動する。
以上説明したように、実施の形態2では、第1補助機構としての補助機構とは異なる第2補助機構の一例であるアシスト機構(36:図14)が、スライダ29の第方向の移動を補助する。補助移動部材としての移動ローラの一例である従動ローラ10fは、中間転写ベルト10eを張架し、中間転写ベルト10eの張架位置を画像形成位置と退避位置とに移動可能である。
付勢手段としての張力付与機構の一例である圧縮バネ39b及び軸受部材39は、中間転写ベルト10eに張力を付与する。スライダ29は、スライダ29の第方向の移動に伴って中間転写ベルト10eを退避位置へ移動させるように従動ローラ10fを案内して移動させる案内面を有する。
<実施の形態3>
図15はブラック単色モードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。図16はフルカラーモードへ移行する際のアシスト動作の説明図である。図8の(a)に示すように、実施の形態1では、水平スライダ31をフレーム43に固定し、鉛直スライダ32と圧縮バネ33をスライダ30に取り付けて、スライダ30と一体に移動させた。これに対して、実施の形態3では、図14に示すように、鉛直スライダ32と圧縮バネ33をフレーム43に配置し、水平スライダ31’をスライダ30に固定した。実施の形態3におけるこれ以外の構成は実施の形態1と同一であるため、図14、図15中、実施の形態1と同一の構成には図8と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図15に示すように、中間転写ユニット10のフレーム43には、スライダ30’が水平方向(矢印E方向)へ移動可能に取り付けられている。フレーム43には、不図示のガイドを設けて鉛直スライダ32を鉛直方向へ移動可能に保持している。フレーム43と鉛直スライダ32との間に圧縮バネ33が配置される。スライダ30には水平スライダ31’が固定されている。圧縮バネ33は、鉛直スライダ32を下方へ付勢して水平スライダ31’の突き当て部31bに圧接させている。
フルカラーモードからブラック単色モードへ移行するとき、スライダ30’は矢印E方向へ移動して、図3に示すように、加圧バネ28a、28b、28cを圧縮しつつ一次転写ローラ6a、6b、6cを離間させる。このとき、スライダ30’の移動に伴って水平スライダ31’の突き当て部31bが移動し、鉛直スライダ32が斜面部29cに到達すると、圧縮バネ33によるスライダ30の矢印E方向の付勢が開始される。
図16に示すように、ブラック単色モードからフルカラーモードへ移行するとき、スライダ30’は矢印G方向へ移動して、図3に示すように、加圧バネ28a、28b、28cに付勢されつつ一次転写ローラ6a、6b、6cを当接させる。このとき、スライダ30’の移動に伴って水平スライダ31’の斜面部31cが移動して鉛直スライダ32を上昇させ、圧縮バネ33を圧縮する。このため、加圧バネ28a、28b、28cの付勢力によってスライダ30が矢印G方向へ飛び出すことが回避される。
以上説明したように、実施の形態3では、補助移動部材の一例である鉛直スライダ32は、フレーム43に配置されてスライダ30の移動方向と交差する方向の一例である鉛直方向に移動可能である。案内部材の一例である水平スライダ31は、スライダ30に配置されて鉛直スライダ32を案内し、スライダ30の移動に伴って鉛直スライダ32を鉛直方向に移動させる。補助付勢手段の一例である圧縮バネ33は、鉛直スライダ32を介して水平スライダ31の斜面を付勢することによりスライダ30に第1方向の付勢力を付与可能である。
<その他の実施の形態>
本発明の実施の形態は、実施の形態1乃至3の具体的な構成には限定されない。感光ドラムに形成したトナー像を中間転写ベルトを介して記録材に転写する画像形成装置に限らず、感光ドラムに形成したトナー像を転写ベルトに担持された記録材に転写する画像形成装置でも実施できる。
カムを回転させる手段はモータには限定されない。手動レバーを回転させて、カムを回転させる方式のベルトユニットを搭載した画像形成装置でも実施できる。
アシスト機構は、ばね付勢された鉛直スライダと水平スライダの組み合わせには限定されない。移動部材の往復行程の一方の行程で弾性力を蓄積して、他方の行程の所定位置で蓄積された弾性力を移動部材のアシスト力として利用できる動力を持たない機構であればよい。
移動部材の移動はスライド移動には限定されない。回動移動、回転移動であってもよい。
アシスト機構35のアシスト/ダンパ効果は、カム27の1回転における駆動トルク変動パターンに応じて斜面部31aの開始位置を調整することで最適化することができる。アシスト機構35のアシスト/ダンパ効果は、カム27の駆動トルクレベルに応じて圧縮バネ33のバネ力を調整することで、最適化することができる。
アシスト機構35において、斜面部31aは、水平スライダ31、鉛直スライダ32のどちら側についていても同等の効果が得られる。
1a、1b、1c、1d 感光ドラム
6a、6b、6c、6d 一次転写ローラ
10 中間転写ユニット、10e 中間転写ベルト
10f 従動ローラ、10g 駆動ローラ、10h テンションローラ
25a、25b、25c、25d 一次転写ホルダ
25e、25f、25g、25h 突起部
26 軸、27 カム、28a、28b、28c、28d 加圧バネ
29、30 スライダ、29a、29c 斜面部、29b 突き当て部
30a、30b、30c 斜面部、31 水平スライダ
31b 突き当て部、31c 斜面部
32 鉛直スライダ、33 圧縮バネ、35 アシスト機構
39 軸受部材、39a ガイド、39b 圧縮バネ
40 従動ローラ軸受、43 フレーム、50 離間カップリング
51 駆動モータ

Claims (11)

  1. 無端ベルトと、
    前記無端ベルトの内周面に対して接離する方向に移動可能な転写ローラと、
    前記転写ローラを前記無端ベルトに向かって付勢する付勢手段と、
    第1位置と第2位置との間を移動可能であって、前記第1位置から前記第2位置へ向かう第1方向に移動されることで前記転写ローラを前記無端ベルトから離間させ、前記第1方向とは反対の第2方向に移動されることで前記転写ローラを前記無端ベルトに当接させる移動部材と、
    前記第1方向へ移動する前記移動部材に対して第1方向の付勢力を付与可能な補助付勢手段を有する補助機構と、を備え、
    前記補助機構は、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置から前記第2位置まで前記移動部材へ前記第1方向の付勢力を付与することを特徴とするベルトユニット。
  2. 前記移動部材を移動可能に支持する支持部材と、
    前記移動部材に配置されて前記移動部材の移動方向と交差する方向に移動可能な補助移動部材と、
    前記支持部材に配置されて前記補助移動部材を案内し、前記移動部材の移動に伴って前記補助移動部材を前記交差する方向に移動させる案内部材と、を有し、
    前記補助付勢手段は、前記補助移動部材を介して前記案内部材を付勢することにより前記移動部材に前記第1方向の付勢力を付与可能であることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  3. 前記移動部材を移動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に配置されて前記移動部材の移動方向と交差する方向に移動可能な補助移動部材と、
    前記移動部材に配置されて前記補助移動部材を案内し、前記移動部材の移動に伴って前記補助移動部材を前記交差する方向に移動させる案内部材と、を有し、
    前記補助付勢手段は、前記補助移動部材を介して前記案内部材を付勢することにより前記移動部材に前記第1方向の付勢力を付与可能であることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  4. 前記案内部材は、前記移動部材の移動に伴って前記補助移動部材を前記交差する方向に移動させる案内面を有し、
    前記案内面は、前記第3位置に対応する位置にて傾斜角度が変化するように形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のベルトユニット。
  5. 前記移動部材に駆動力を付与して前記移動部材を前記第1方向に移動させる駆動源を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベルトユニット。
  6. 前記駆動源に駆動力を付与されて前記移動部材を前記第1方向に移動させるカム部材を備え、
    前記補助機構は、前記第1方向へ移動する前記移動部材に対して、前記第1位置よりも前記駆動源の駆動負荷のピークに近付いた位置としての前記第3位置から前記第1方向の付勢力の付与を開始することを特徴とする請求項5に記載のベルトユニット。
  7. 第1転写ローラとしての前記転写ローラとは異なる第2転写ローラと、
    第1付勢手段としての前記付勢手段とは異なる第2付勢手段と、
    第1移動部材としての前記移動部材とは異なる第2移動部材と、を備え、
    前記第2移動部材は、第4位置と第5位置との間を移動可能であって、前記第4位置から前記第5位置へ前記第方向に移動することで前記第2転写ローラを前記無端ベルトから離間させ、前記第方向とは反対の前記第方向に移動することで前記第2転写ローラを前記無端ベルトに当接させ、
    前記駆動源に駆動されるカム部材であって、前記第1移動部材を前記第1方向に移動させる第1カム面と、前記第2移動部材を前記第2方向に移動させる第2カム面と、を有するカム部材と、を有し、
    前記第1及び第2カム面は、前記カム部材の回転位置に応じて、
    前記第1及び第2転写ローラを前記無端ベルトに当接させた第1モードと、
    前記第2転写ローラを前記無端ベルトに当接させた状態で前記第1転写ローラを前記無端ベルトから離間させた第2モードと、
    前記第1及び第2転写ローラを前記無端ベルトから離間する方向に移動させた第3モードと、を切り替え可能であることを特徴とする請求項5に記載のベルトユニット。
  8. 前記第1移動部材の第1方向の移動に伴って前記第1転写ローラとともに前記無端ベルトから離間される第3転写ローラと、
    前記第3転写ローラを前記無端ベルトに向かって付勢する第3付勢手段と、を備え、
    前記駆動源は、前記第1及び第3付勢手段の付勢力に抗して前記移動部材を前記第1方向へ駆動し、
    前記第2転写ローラは、黒色のトナー像を前記無端ベルトに転写する第2の転写部を形成し、
    前記第1及び第3転写ローラは、黒色以外のトナー像を前記無端ベルトに転写する第1及び第3の転写部を形成することを特徴とする請求項7に記載のベルトユニット。
  9. 第1補助機構としての前記補助機構とは異なる第2補助機構であって、前記第2移動部材の前記第方向の移動を補助する第2補助機構を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載のベルトユニット。
  10. 前記補助移動部材は、前記無端ベルトを張架し、前記無端ベルトの張架位置を画像形成位置と退避位置とに移動可能な移動ローラであり、
    前記補助付勢手段は、前記無端ベルトに張力を付与する張力付与機構であり、
    前記移動部材は、前記移動部材の前記第1方向の移動に伴って前記無端ベルトを前記退避位置に移動させるように前記移動ローラを移動させる案内面を有することを特徴とする請求項に記載のベルトユニット。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のベルトユニットと、
    前記転写ローラに付勢された前記無端ベルトが当接する像担持体と
    記像担持体を支持するとともに前記ベルトユニットを挿抜可能な本体筐体と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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