JP6601067B2 - 重ねすみ肉溶接方法及び溶接部材 - Google Patents
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(1)第1の部材と第2の部材の溶接箇所が重ね合わされており、当該第1の部材の表面と当該第2の部材の端部との間にすみ肉溶接部を有する溶接部材において、
前記第1の部材は、端部に折り曲げ部及びそれに続く平坦部を有し、
前記第2の部材は、前記平坦部と重ね合わされており、
前記第1の部材の板厚方向断面における当該第1の部材の表面と平行な板厚中心軸と、前記第2の部材の板厚方向断面における当該第2の部材の表面と平行な板厚中心軸とのずれ量が0.50mm以下であり、
前記第1の部材の平坦部と前記第2の部材の重ね代が5mm以上20mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部と前記平坦部との境界から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が0mm以上3mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部の開始位置から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が3mm以上で、且つ前記第1の部材の板厚より4mm長い長さ以下であり、
前記第1の部材の表面及び前記第2の部材の溶接部側端部にカット状の未溶融部がない
ことを特徴とする溶接部材。
(2)第1の部材と第2の部材の溶接予定箇所を重ね合わせ、当該第1の部材の表面と当該第2の部材の端部との間をすみ肉溶接する方法において、
前記第1の部材の板厚方向断面における当該第1の部材の表面と平行な板厚中心軸と、前記第2の部材の板厚方向断面における当該第2の部材の表面と平行な板厚中心軸とのずれ量が0.50mm以下となるように、前記第1の部材の端部に折り曲げ部及びそれに続く平坦部を形成し、
前記第1の部材の平坦部と前記第2の部材の重ね代が5mm以上20mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部と前記平坦部との境界から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が0mm以上3mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部の開始位置から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が3mm以上で、且つ前記第1の部材の板厚より4mm長い長さ以下になるように、
前記第2の部材を前記平坦部に重ね合わせて、前記第1の部材の表面及び前記第2の部材の溶接部側端部にカット状の未溶融部がないように溶接することを特徴とする重ねすみ肉溶接方法。
下側部材1が端部に折り曲げ部X及びそれに続く平坦部Yで構成される段差を有し、
上側部材2がこの平坦部Yと重ね合わされており、
下側部材1の中心軸1aと、上側部材2中心軸2aとのずれが0.5mm以下である
ものである。
下側部材及び上側部材の成分組成は、特に限定されるものでなく、種々の成分組成の鋼板等を採用することができる。また、鋼板以外のアルミニウムやステンレス等の金属部材を下側部材及び上側部材とすることもできる。また、下側部材及び上側部材の板厚は、特に限定されるものでなく、1.0〜3.4mmが例示される。
まず、本発明の溶接法では、被溶接部材を準備する。例えば、引張強度440MPa、板厚3.4mmの鋼板を2枚準備する。
1a 第1の部材(下側鋼板)の中心軸
1b 第1の部材(下側鋼板)の平坦部の中心軸
2 第2の部材(上側鋼板)
2a 第2の部材(下側鋼板)の中心軸
3 溶接部
4 ルート部
5 溶接止端部
6 第1の部材(下側鋼板)の上側表面
a 折り曲げ部と平坦部との境界から第2の部材の端部までの距離
b 第1の部材と第2の部材との重ね代
c ずれ量
W 第1の部材の上側表面と折り曲げ部との境界から第2の部材の端部までの距離
X 折り曲げ部
Y 平坦部
Claims (2)
- 第1の部材と第2の部材の溶接箇所が重ね合わされており、当該第1の部材の表面と当該第2の部材の端部との間にすみ肉溶接部を有する溶接部材において、
前記第1の部材は、端部に折り曲げ部及びそれに続く平坦部を有し、
前記第2の部材は、前記平坦部と重ね合わされており、
前記第1の部材の板厚方向断面における当該第1の部材の表面と平行な板厚中心軸と、前記第2の部材の板厚方向断面における当該第2の部材の表面と平行な板厚中心軸とのずれ量が0.50mm以下であり、
前記第1の部材の平坦部と前記第2の部材の重ね代が5mm以上20mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部と前記平坦部との境界から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が0mm以上3mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部の開始位置から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が3mm以上で、且つ前記第1の部材の板厚より4mm長い長さ以下であり、
前記第1の部材の表面及び前記第2の部材の溶接部側端部にカット状の未溶融部がないことを特徴とする溶接部材。 - 第1の部材と第2の部材の溶接予定箇所を重ね合わせ、当該第1の部材の表面と当該第2の部材の端部との間をすみ肉溶接する方法において、
前記第1の部材の板厚方向断面における当該第1の部材の表面と平行な板厚中心軸と、前記第2の部材の板厚方向断面における当該第2の部材の表面と平行な板厚中心軸とのずれ量が0.50mm以下となるように、前記第1の部材の端部に折り曲げ部及びそれに続く平坦部を形成し、
前記第1の部材の平坦部と前記第2の部材の重ね代が5mm以上20mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部と前記平坦部との境界から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が0mm以上3mm以下であり、
前記第1の部材の表面における前記折り曲げ部の開始位置から、前記第2の部材の溶接部側端部までの距離が3mm以上で、且つ前記第1の部材の板厚より4mm長い長さ以下になるように、
前記第2の部材を前記平坦部に重ね合わせて、前記第1の部材の表面及び前記第2の部材の溶接部側端部にカット状の未溶融部がないように溶接することを特徴とする重ねすみ肉溶接方法。
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