JP6600768B2 - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走査光学装置及び画像形成装置、特に、ポリゴンミラーを用いた走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
スキャナーで読み込まれた画像データやPC端末から送信された画像データは、レーザー光を用いて画像形成装置の感光体ドラム表面に画像として形成される。具体的には、画像データは画像形成装置に設けられた制御部でレーザー光のON/OFF情報に変換され、走査光学装置に送られる。走査光学装置では、制御部から送られてきたレーザー光のON/OFF情報を基に、該走査光学装置が備えるレーザー発振器からレーザー光を出射させる。出射されたレーザー光は、レンズを通して細く絞られた後に、高速で回転するポリゴンミラーで反射される。そして、ポリゴンミラーで反射されたレーザー光によって、感光体ドラム上に画像が形成される。
ところで、上述の通り、ポリゴンミラーは高速で回転している。従って、ポリゴンミラーを駆動するモーター部分の軸受けは高温になりやすい。また、ポリゴンミラー及びこれを駆動するモーター部分は防塵等を目的として気密性の高いハウジングに収められているため、該モーター部分から発生する熱が該ハウジング内に籠り、放熱されにくい状況となる。これに対応するため、例えば、特許文献1に記載されたような走査光学装置(以下で、従来の走査光学装置)では、ポリゴンミラー等が収まるハウジングに対して冷却を行うだけでなく、モーター部分の軸受け側にフィンを備えた熱伝導部材を取り付け、これに対しても冷却を行う。しかし、従来の走査光学装置では、ポリゴンミラー等が収まったハウジング及びフィンを備えた熱伝導部材それぞれに対して、冷却用の送風手段や流路の確保が必要となり、装置の大型化やコストの増大を招いていた。
特開2001−242408号公報
本発明の目的は、ポリゴンミラー周辺の冷却に関し、従来の走査光学装置よりも、放熱部材の体積や冷却用の流路の体積を小さくすることができる走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の形態である走査光学装置は、
ポリゴンミラー及び該ポリゴンミラーを駆動するモーター部を含むポリゴンモーターを用いた走査光学装置であって、
前記ポリゴンミラーが収められたハウジングを冷却するための送風手段と、
前記モーター部を冷却するための第1の放熱部品と、
を備え、
前記送風手段により発生する送風の流路の少なくとも一部は、前記モーター部の回転軸の延長線と交わる前記ハウジングの一方側の面を通過し、
前記第1の放熱部品は、前記モーター部の回転軸の延長線と交わる前記ハウジングの他方側の面に接触し、該他方側の面から前記流路に向かって延伸されており、
前記第1の放熱部品は、一枚の板金を曲げ加工により作製したものであり、
前記第1の放熱部品は、
前記他方側の面に接触する接触部と、
前記他方側の面から前記流路に向かって延伸され、前記送風手段と対向する冷却部と、
前記他方側の面から前記流路に向かって延伸され、前記接触部および前記冷却部の各々と接続された接続部であって、前記送風手段と対向しない接続部とを含み、
前記冷却部と前記ハウジングとの間には隙間が設けられており、
前記隙間には、前記送風が流入する第1の開口部と、該送風が流出する第2の開口部であって、前記冷却部と前記接続部との接続部分の側とは反対側に開口した第2の開口部とが設けられていること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態である画像形成装置は、
前記走査光学装置を備えること、
を特徴とする。
本発明の第1の形態である走査光学装置では、モーター部を冷却するための第1の放熱部品が、ポリゴンミラーが収められたハウジングを冷却するための送風手段により発生する送風の流路に向かって延伸されている。これにより、ハウジングを冷却するための送風手段を、モーター部を冷却するための第1の放熱部品を冷却するための送風手段としても使用できる。従って、ポリゴンミラーが収められたハウジング及びモーター部を冷却するための第1の放熱部品それぞれに対して、冷却用の送風手段や流路を設ける必要がなくなる。結果として、本発明の第1の形態である走査光学装置では、従来の走査光学装置と比較して、放熱部材の体積や冷却用の流路の体積を小さくすることができる。
本発明に係る走査光学装置によれば、従来の走査光学装置と比較して、放熱部材の体積や冷却用の流路の体積を小さくすることができる。
一実施例に係る画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 一実施例に係る走査光学装置を示す斜視図であり、ハウジングの天面に位置する放熱部品を外した状態で該走査光学装置の内部を示す図である。 図2の破線で囲まれたレーザー光源の周辺を、z軸方向の負方向側(下側)から見た斜視図である。 一実施例に係る走査光学装置の断面図である。 一実施例に係る走査光学装置及びその周囲を示す斜視図である。 モーター部を冷却する放熱部品のハウジングへの取り付け状態を示す斜視図である。 モーター部を冷却する放熱部品を冷却ファンの方向から見た正面図である。 モーター部を冷却する放熱部品及びその周囲を示す斜視図であって、冷却ファンによって形成される流路を示す図である。
以下、一実施例である画像形成装置1について、添付図面を参照して説明する。各図においては、同じ部材、部分について共通する符号を付し、重複する説明は省略する。図2乃至図8において、画像形成装置1の左右方向をx軸で表し、奥行き方向をy軸で表す。さらに、上下方向をz軸で表す。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
画像形成装置1は、図1に示すように、タンデム方式の電子写真プリンタであり、画像形成装置1の各部及び各手段を制御する制御部4、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナー画像を形成するためのイメージングユニット10と、中間転写ユニット20を備えている。
イメージングユニット10は、それぞれ、感光体ドラム11を中心として帯電チャージャ12、現像装置13などを配置したもので、走査光学装置14から照射される光によってそれぞれの感光体ドラム11上に描画される静電潜像を、マイナスに帯電したトナーを現像装置13から感光体ドラム11に移動させることにより、現像して各色のトナー画像を形成する。
中間転写ユニット20は、矢印W方向に無端状に回転駆動される中間転写ベルト21を備え、各感光体ドラム11と対向する1次転写ローラ22から付与される電界により、各感光体ドラム11上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21上に1次転写して合成する。
装置本体の下部には、用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙ユニット30が配置され、用紙は給紙ローラ31からタイミングローラ対32を経て、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部に搬送され、2次転写ローラ25から付与される電界にてトナー画像(合成カラー画像)が2次転写される。その後、用紙は定着ユニット35に搬送されてトナーの加熱定着を施され、装置本体の上面に配置されたトレイ部2に排出される。
(走査光学装置の基本構造 図2乃至図4参照)
以下で、画像形成装置1に備えられた走査光学装置14について説明する。上述のとおり、走査光学装置14は、該走査光学装置14から照射するレーザー光によってそれぞれの感光体ドラム11上に静電潜像を描画する。また、走査光学装置14は、図2及び図3に示すように、ユニットケース37とこれに隣接するハウジング60を含む筐体の内部に、レーザー光源40、ポリゴンミラー42及びモーター部44から構成されるポリゴンモーター41、並びに複数のレンズ及びミラーを備えている。
レーザー光源40は、複数のVCSEL(垂直共振器型面発光レーザー)や端面発光型レーザーなどの半導体レーザーを含む光源である。また、レーザー光源40から発振されたレーザー光は、図3に示すように、該レーザー光源40の周囲に設けられたコリメータレンズ72を通過した後に、ミラー74,76で反射され、さらにシリンドリカルレンズ78を通過して、ポリゴンミラー42に照射される。
ポリゴンミラー42は、アルミニウム等から成り、レーザー光源40から照射されるレーザー光を反射させる複数の反射面を持つ回転多面鏡である。そして、ポリゴンミラー42は、その回転軸方向から平面視すると、正多角形を成している。
モーター部44は、図4に示すように、ポリゴンミラー42の下側に設けられ、鉛直上方へ延びる出力軸46を有している。そして、出力軸46にはポリゴンミラー42が連結されている。従って、モーター部44のロータ45が回転すると、出力軸46も回転し、結果としてポリゴンミラー42が回転する。また、モーター部44の下部には、出力軸46のための軸受け48が設けられている。軸受け48は、ロータ45が載置された基板50を貫通し、その下端は、さらにハウジング60の底面S1から突出している。
基板50は、ロータ45が載置される矩形状の板材である。また、基板50には、ロータ45を駆動する駆動回路が設けられている。さらに、基板50の下面は、4本のボルトによりハウジング60に固定されている。
ハウジング60は、図2に示すように、ユニットケース37と一体的に成形された箱型の部材であり、樹脂から成る。ハウジング60の内部には、ポリゴンミラー42及びモーター部44を有するポリゴンモーター41が収められている。また、ハウジング60は、塵や埃などによって、ポリゴンミラー42のミラー面が汚れること及びレーザー光が乱反射することを防ぐために、可能な限り気密を保つ構造になっている。ただし、ポリゴンミラーで反射されたレーザー光を感光体ドラム11に導くために、ハウジング60のユニットケース37と隣接する面には、矩形状の窓W1が設けられている。また、レーザー光源40から発振されたレーザー光がポリゴンミラー42に至るまでの経路上にも、図3に示すように、レーザー光を通過させるための窓W2が設けられている。
以上のように構成された走査光学装置14では、制御部4から送られてきたレーザー光のON/OFF情報を基に、レーザー光源40からレーザー光が出射される。出射されたレーザー光は、高速で回転するポリゴンミラー42で反射される。そして、ポリゴンミラー42で反射されたレーザー光は、ハウジング60に設けられた窓W1を通過した後、図示しない複数のレンズ及びミラーを経て、感光体ドラム11上で結像される。
(走査光学装置の冷却機構 図4乃至図8参照)
走査光学装置14は、高速で回転するポリゴンミラー42を用いて、感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成している。このとき、ポリゴンミラー42を駆動するモーター部44のロータ45は高速で回転するため、モーター部44の軸受け48が熱を持ち高温になりやすい。また、これに伴い、モーター部44から発生する熱がハウジング60内に籠り、ポリゴンミラー42の周囲の雰囲気温度を上昇させる。このような温度上昇が続くことは、ポリゴンモーター41の使用における適正な温度範囲を超える原因となるため、好ましくない状況である。従って、走査光学装置14は、2つの放熱部品70,80、及び冷却ファン90をさらに備えている。
放熱部品70は、図4及び図5に示すように、ハウジング60の上面を構成する板状の部材であり、アルミから成る。また、放熱部品70は、ハウジング60内の雰囲気温度の冷却を目的として設けられている。
冷却ファン90は、図4に示すように、ハウジング60と水平方向で並ぶように設けられ、該ハウジング60の一側面である側面S2側から送風を吹き付けるファンである。冷却ファン90によって吹き付けられた送風は、放熱部品70の上面S3を通過して、画像形成装置1の外部へと排出される。これにより、放熱部品70を介して、ハウジング60が冷却される。なお、以下で、図5に示される冷却ファン90から放熱部品70の上面S3を通過して、画像形成装置1の外部へと向かう流路を流路Aと称す。
放熱部品80は、主として、モーター部44の軸受け48の冷却を目的として設けられている。また、放熱部品80は、アルミから成る板状の部材であり、図6に示すように、ハウジング60の底面S1から側面S2に掛けて設けられている。
放熱部品80におけるハウジング60の底面S1側の部分である底面部82は、略正方形状の板材であり、その中心部は、図4に示すように、ハウジング60の底面S1から突出したモーター部44の軸受け48と接触している。なお、図6に示すように、底面部82からは水平方向に向かって2本の腕が延びており、これらがユニットケース37及びハウジング60を含む筐体と締結されることで、放熱部品80はハウジング60の底面S1に固定されている。
放熱部品80におけるハウジング60の側面S2側の部分は、底面部82から流路Aに向かって延伸している。また、放熱部品80におけるハウジング60の側面S2側の部分は、さらに2つの部分に分けることができる。
一つは、図4に示すように、冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路を形成するダクト100内に位置する冷却部86である。冷却部86は、図6に示すように、長方形状を成す板状の部材であり、ハウジング60の側面S2に沿うように設けられている。ただし、冷却部86とハウジング60との間には、図4に示すように、隙間Vが設けられている。この隙間Vにおける下側と左側の部分は、ハウジング60の側面S2から張り出したビードによって閉じられている。一方、上側と右側の部分には、ビードが設けられていない。これにより、図6に示すように、隙間Vにおける上側の部分には開口部M1が、右側の部分には開口部M2が形成されている。ここで、冷却部86は、冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路において下側に位置し、図7に示すように、流路Aが通過する側面S2に設けられた窓W3を塞いでいない。つまり、流路Aの一部である、冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路の上側の部分を遮っていない。その結果、図8に示すように、冷却ファン90によって発生させられる送風の流路には、冷却ファン90から窓W3及び放熱部品70の上面S3を通過して、画像形成装置1の外部へと向かう流路Aと、冷却ファン90から開口部M1,M2を経由して画像形成装置1の外部へと向かう流路Bとが存在する。また、開口部M2は装置の右側を向いているのに対して、冷却ファン90から放熱部品70の上面S3を通過した送風は、図5に示すように、装置の左側に排出される。なお、ユニットケース37及びハウジング60を構成する筐体における冷却ファン90側の側面は、冷却ファン90からの送風を通過させる部分を除いて板金部材93により覆われている。従って、流路Bは、該側面と板金部材93との間に形成される。また、ハウジング60とダクト100とを接続する部分には、冷却ファン90からの送風の漏れを防止するためのシール材95が、板金部材93及びダクト100に挟まれるように設けられている。
放熱部品80におけるハウジング60の側面S2側の部分のもう一つは、図6に示すように、底面部82と冷却部86とを接続する接続部88である。接続部88はL字に似た形状をなし、ハウジング60の側面S2における左半分に沿うように設けられている。そして、接続部88の下側部分が底面部82と接続され、右側部分が冷却部86と接続されている。なお、上記において、放熱部品80を底面部82と冷却部86と接続部88とに分けて説明したが、これらは一枚のアルミ製の板金を曲げ加工により作製したものである。
(効果)
一実施例である走査光学装置14及びこれを備える画像形成装置1では、モーター部44の出力軸46の軸受け48を冷却するための放熱部品80が、ポリゴンミラー42が収められたハウジング60を冷却するための冷却ファン90により発生させられる送風の流路Aに向かって延伸されている。これにより、ポリゴンミラー42が収められたハウジング60を冷却するための冷却ファン90を、モーター部44の出力軸46の軸受け48を冷却するための放熱部品80を冷却するための送風手段としても使用できる。これにより、ポリゴンミラー44が収められたハウジン60を冷却するための放熱部品70、及びモーター部44の出力軸46の軸受け48を冷却するための放熱部品80それぞれに対して、冷却用の送風手段や流路を設ける必要がなくなる。結果として、一実施例である走査光学装置14及びこれを備える画像形成装置1では、従来の走査光学装置と比較して、放熱部材の体積や冷却用の流路の体積を小さくすることができる。
また、放熱部品80の延伸された部分である冷却部86とハウジング60との間には、隙間Vが設けられている。これに加え、隙間Vにおける上側の部分には開口部M1が、右側の部分には開口部M2が形成されている。これにより、冷却ファン90によって発生させられた送風は、冷却部86の該冷却ファン90と対向する一方側の主面に当たるだけでなく、開口部M1から隙間Vに入り込み、冷却部86の他方側の主面に接触して開口部M2から画像形成装置1の外部へと向かう流路Bを形成する。従って、放熱部品80の冷却部86は、両主面に冷却ファン90からの送風が当たるため、効率よく冷却される。
さらに、冷却部86は、冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路において下側に位置し、流路Aの一部を構成する冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路の上側の部分を遮っていない。これにより、流路Aを遮る物がある場合と比較して、冷却ファン90からの送風が放熱部品70により直接的に当てられる。従って、冷却部86が流路Aを遮らないように配置されていることで、放熱部品70は効率よく冷却され、結果として、ハウジング60内の雰囲気温度の上昇を抑制する効果を高めることができる。
しかも、隙間Vの開口部M2は右方向を向いているため、冷却ファン90からの送風のうち流路Bを形成する送風のほとんどは、放熱部品70に向かうことなく画像形成装置1の外部へと排出されることになる。その結果、放熱部品70には、冷却部86を通過して温められた送風がほとんど当たらないため、放熱部品70はさらに効率よく冷却され、ハウジング60内の雰囲気温度の上昇を抑制する効果をさらに高めることができる。また、冷却部86を通過して温められた送風はレーザー光源40にも当たらない。
ところで、放熱部品80の冷却部86は、モーター部44の軸受け48が位置する底面部82から延伸された部分であるため、放熱部品80が冷却を目的としている軸受け48から、少し離れた位置にある。従って、冷却ファン90からの送風をハウジング60の天面を成す放熱部品70と同じように冷却部86に当てても、放熱部品70によるハウジング60内の雰囲気温度を冷却する効果と同等の冷却効果を得ることは難しい。しかし、放熱部品80の冷却部86は、冷却ファン90からハウジング60に至るまでの流路を形成するダクト100内に位置している。つまり、冷却部86は、冷却ファン90により発生させられる送風の流路において、ハウジング60よりも上流側に位置している。これにより、冷却部86には、冷却ファン90によって発生したばかりの送風が、放熱部品70よりも優先して吹き付けることになる。その結果、放熱部品80の冷却部86には、放熱部品70よりもより冷たい送風が吹き付けられるため、放熱部品80による軸受け48を冷却する効果と、放熱部品70によるハウジング60内の雰囲気温度を冷却する効果とのバランスを程よく保つことができる。
また、ハウジング60とダクト100とを接続する部分には、シール材95が板金部材93及びダクト100に挟まれるように設けられている。これにより、冷却ファン90からの送風の漏れを防止され、放熱部品70,80を冷却する効果がさらに高まる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る走査光学装置及び画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、各部材の具体的な寸法や形状は任意である。
以上のように、本発明は、従来の走査光学装置と比較して、放熱部材の体積や冷却用の流路の体積を小さくすることができる点で優れている。
S1 底面(他方側の面)
S3 上面(一方側の面)
M1 開口部(第1の開口部)
M2 開口部(第2の開口部)
V 隙間
1 画像形成装置
14 走査光学装置
40 レーザー光源
41 ポリゴンモーター
42 ポリゴンミラー
44 モーター部
46 出力軸(回転軸)
60 ハウジング
70 放熱部品(第2の放熱部品)
80 放熱部品(第1の放熱部品)
90 冷却ファン(送風手段)
95 シール材

Claims (9)

  1. ポリゴンミラー及び該ポリゴンミラーを駆動するモーター部を含むポリゴンモーターを用いた走査光学装置であって、
    前記ポリゴンミラーが収められたハウジングを冷却するための送風手段と、
    前記モーター部を冷却するための第1の放熱部品と、
    を備え、
    前記送風手段により発生する送風の流路の少なくとも一部は、前記モーター部の回転軸の延長線と交わる前記ハウジングの一方側の面を通過し、
    前記第1の放熱部品は、前記モーター部の回転軸の延長線と交わる前記ハウジングの他方側の面に接触し、該他方側の面から前記流路に向かって延伸されており、
    前記第1の放熱部品は、一枚の板金を曲げ加工により作製したものであり、
    前記第1の放熱部品は、
    前記他方側の面に接触する接触部と、
    前記他方側の面から前記流路に向かって延伸され、前記送風手段と対向する冷却部と、
    前記他方側の面から前記流路に向かって延伸され、前記接触部および前記冷却部の各々と接続された接続部であって、前記送風手段と対向しない接続部とを含み、
    前記冷却部と前記ハウジングとの間には隙間が設けられており、
    前記隙間には、前記送風が流入する第1の開口部と、該送風が流出する第2の開口部であって、前記冷却部と前記接続部との接続部分の側とは反対側に開口した第2の開口部とが設けられていること、
    を特徴とする走査光学装置。
  2. 前記第2の開口部は、前記ハウジングに向かう方向を向いていないこと、
    を特徴とする請求項に記載の走査光学装置。
  3. 前記冷却部は、前記送風手段により発生させられる送風の流路において、前記ハウジングよりも上流側に位置していること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学装置。
  4. 前記送風手段から前記ハウジングに向かう流路には、前記送風の漏れを防止するためのシール材が設けられていること、
    を特徴とする請求項に記載の走査光学装置。
  5. 前記送風手段により発生させられる送風の流路には、前記ハウジングの一方側の面を通過する第1の流路、及び前記冷却部を通る第2の流路があり、
    前記第2の流路は、前記ポリゴンミラーにレーザー光を照射するレーザー光源上を通過しないこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の走査光学装置。
  6. 前記一方側の面には、第2の放熱部品が取り付けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の走査光学装置。
  7. 前記送風手段は、前記ハウジングと水平方向に並ぶように配置され、
    前記冷却部は、前記送風手段と前記ハウジングとの間に位置すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の走査光学装置。
  8. 前記冷却部は、前記送風手段から前記ハウジングの一方側の面に向かう流路を遮らない位置に配置されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の走査光学装置。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の走査光学装置を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
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