JP2004271548A - 光書き込み装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Masanori Nanba
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Abstract

【課題】簡単な構成、かつ低コストでポリゴンミラー及びレーザダイオードを冷却することができる光書き込み装置を提供する。
【解決手段】レーザダイオード9から出射されるレーザをポリゴンミラー7によって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラー7とレーザダイオード9を結ぶ形状のダクト11を設け、その一端に冷却ファン8を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置に関し、特にポリゴンミラー付近の放熱(冷却)技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
光書き込み方式の画像形成装置において、ポリゴンモータの駆動に伴う発熱によって、ポリゴンモータ自体の過熱による故障、レンズ等の周囲部品の性能劣化、例えば熱膨張による結像性能の低下等の不具合が発生する。これは画像形成装置の高速化、および書き込みの高密度化に伴い、ポリゴンモータの高速化の必要性が高まることにより、より顕著な問題となってくる。
こうした不具合を解消するために、例えば、特許文献1記載の技術では、ポリゴンモータ上部にファンを配置している。図4は従来例に係る画像形成装置の構成図である。感光体1の上部に、書き込みミラー2、防塵ガラス3、BTLレンズ4、fθレンズ5、6、ポリゴンミラー7を有する光書き込み装置が配置され、側壁には冷却ファン8が設けてある。冷却ファン8により取り入れた外気を、ポリゴンミラー7付近のハウジングに吹き付けることによって冷却を行う。
【特許文献1】特開平11−183833号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、冷却がポリゴンミラー部のみに対して行われるため、レーザダイオードの冷却不足が生じる可能性がある。また、これを補うために別途レーザダイオードに対する冷却機構を設ける場合、機構の複雑化かつそれに伴うコストアップ、さらには冷却機構から生じる振動による画像劣化などの不具合が発生する可能性がある。
本発明は、簡単な構成、かつ低コストでポリゴンミラー及びレーザダイオードを冷却することができる光書き込み装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラーとレーザダイオードを結ぶ形状のダクトを設け、その一端に冷却ファンを設けた光書き込み装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラー付近のケーシングの材質を高熱伝導率材とした光書き込み装置を最も主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラー取り付け部に放熱フィンを設けた光書き込み装置を最も主要な特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の光書き込み装置を感光体に対する静電潜像の書き込み手段として備えたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。なお従来例と同一個所には同一符号を付した。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。書く光学部品等を収容するケーシング10には、ポリゴンミラー7とレーザダイオード9を結ぶ形状のダクト11を設け、ダクト11の一端に冷却ファン8を設けている。このような構成により、単一の冷却ファン8のみでポリゴンミラー7とレーザダイオード9を同時に効率よく冷却することが可能となる。また各レンズに熱が伝導するのも防止することができる。
図2は本発明の第2の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。第2の実施の形態では、ポリゴンミラー7付近のケーシング10の材質を高熱伝導率材(例えばアルミダイキャスト)12とした。またレンズ付近のケーシング10の材質を低熱伝導率材13とした。これによりポリゴンミラー7の熱(ポリゴンモータによって生じる)を高熱伝導率材料12を介して速やかにケーシング10の外方に逃がすことができる。
図3は本発明の第3の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。第3の実施の形態では、ポリゴンミラー7が取付けられているケーシング10の部分に放熱フィン14を設けた。これによりポリゴンミラー7の熱(ポリゴンモータによって生じる)を速やかにケーシング10の外方に逃がすことができる。
この光書き込み装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置の作像部(感光体、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置)を構成する露光装置における書き込み装置(感光体に対する静電潜像の書き込み手段)に適用することができる。
【0006】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラーとレーザダイオードを結ぶ形状のダクトを設け、その一端に冷却ファンを設け、あるいは、ポリゴンミラー付近のケーシングの材質を高熱伝導率材とし、あるいは、ポリゴンミラー取り付け部に放熱フィンを設けることで、所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る光書き込み装置の平面図である。
【図4】従来例に係る画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
7 ポリゴンミラー
8 冷却ファン
9 レーザダイオード
10 ケーシング
11 ダクト

Claims (4)

  1. レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラーとレーザダイオードを結ぶ形状のダクトを設け、その一端に冷却ファンを設けたことを特徴とする光書き込み装置。
  2. レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラー付近のケーシングの材質を高熱伝導率材としたことを特徴とする光書き込み装置。
  3. レーザダイオードから出射されるレーザをポリゴンミラーによって感光体上に走査して光書き込みする光書き込み装置において、ポリゴンミラー取り付け部に放熱フィンを設けたことを特徴とする光書き込み装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の光書き込み装置を感光体に対する静電潜像の書き込み手段として備えたことを特徴とする電子写真式の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097119A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Ricoh Co Ltd レーザー走査装置および画像形成装置
JP2010243926A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査装置
US7936368B2 (en) 2007-03-07 2011-05-03 Ricoh Company, Limited Image forming method and image forming apparatus

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