JP6600589B2 - 液体塗布容器 - Google Patents
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Description
この発明では、塗布体の小径部の先端が液溜体の先端筒部の先端と面一となるように塗布体を液溜体に対して押し込んでも、塗布体の大径部の先端が液溜体の先端筒部の基端よりも吐出孔側に位置するので、液溜体内の液体が両シール部分間を通って液溜体の先端筒部内に流れ込んだときに、塗布体の大径部の外周面に確実に衝突させることができる。そのため、液体が液溜体の先端筒部の内周面と塗布体の小径部の外周面との間に勢いよく流入することをより確実に抑制できる。
この発明では、塗布体を液溜体に対して押し込んだときに液溜体における先端筒部の内周面と塗布体の外周面との間に画成される流路内に流入できる液体の量を制限することにより、意図しない多量の液体が吐出孔から流出することをより確実に抑制できる。
本実施形態にかかる液体塗布容器1は、図1に示すように、液体を内部に収容する有底円筒状の容器体2と、容器体2内の液体を溜め込む円筒状の液溜体3と、溜め込まれた液体の中から微量の液体を液溜体3に形成された微小孔(吐出孔)3Aから外部に流出させる塗布栓機構4と、を備える。
先端筒部11の頂壁部11Aの中央部には、先端筒部11の内径よりも小径の微小孔3Aが形成されている。頂壁部11Aの下面は、径方向内側から外側に向かうにしたがって漸次下方に向けて延在し、第1筒傾斜面11Bを形成している。なお、先端筒部11のうち頂壁部11Aを除く部分の内径は、上下方向にわたってほぼ同一となっている。
基端筒部13は、容器体2の口部2A内に嵌合されている。これにより、基端筒部13は、容器体2に固定されている。
塗布体21は、中心軸Oと同軸に配設されており、円柱状の先端部分23及び下方に向けて開口する円錐椀状の基端部分24が上側から下側に向けてこの順に連設されて構成されている。これら先端部分23及び基端部分24は、中心軸Oと同軸に配設されている。
小径部25は、微小孔3A内に挿通されており、小径部25の上端部は、先端筒部11の頂壁部11Aの上面から上方に突出している。また、小径部25の外径は、上下方向の全長にわたってほぼ同一となっている。さらに、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間には、間隙が形成されている。なお、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間を通して液体が流通可能であればよい。
また、大径部26の上端部における外周面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径しており、第1栓傾斜面26Aを形成している。この第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bと上下方向で対向している。第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bに接していてもよく、第1筒傾斜面11Bとの間に間隙が設けられていてもよい。
なお、大径部26の上下方向の長さは、先端部分23の液溜体3の頂壁部11Aに対する上方への突出長さLよりも長くなっている。
液体塗布容器1を例えば倒立姿勢とすると、液溜体3には、容器体2内の液体が溜め込まれる。このとき、付勢体22が塗布体21を上方に付勢して液溜体3の第2筒傾斜面12Aと塗布体21の第2栓傾斜面24Aとを接触させているので、微小孔3Aへの流路が遮断されている。そのため、溜め込まれた液体は、外部に流出しない。
ここで、塗布体21を液溜体3に対して押し込んで塗布体21の小径部25の上端と液溜体3の頂壁部11Aの上面とが面一になった状態において、塗布体21における第1栓傾斜面26Aの下端縁は、液溜体3における中間筒部12の第2筒傾斜面12Aの上端縁よりも上方に位置している。
以上のようにして、液体を吐出する。なお、液体塗布容器1を倒立姿勢とした状態で液体を吐出させているが、倒立姿勢とせず他の姿勢で液体を吐出させてもよい。
また、塗布体21の大径部26の下端部と液溜体3の中間筒部12との間の間隙P1に流れ込んだ液体を大径部26の外周面により確実に衝突させることができるので、間隙P1に流れ込んだ液体が小径部25と先端筒部11との間の間隙P3に勢いよく流入することをより確実に抑制する。
さらに、大径部26の上端部にある第1栓傾斜面26Aが頂壁部11の第1筒傾斜面11Bに近接しており、塗布体21を液溜体3に対して押し込んだときに流路R内に流入可能な液体量を制限するので、意図しない多量の液体が微小孔3Aから流出することをより確実に抑制できる。
実施例として、塗布体21の先端部分23が小径部25及び大径部26を有する液体塗布容器1を採用した。一方、比較例として、塗布体の先端部分の外径が上下方向の全長にわたってほぼ同一とされた液体塗布容器を採用した。
このような実施例及び比較例にかかる液体塗布容器に対して、液体塗布容器を手で持って倒立姿勢として塗布したとき(液体塗布容器に温度変化が生じる状況)と、液体塗布容器を治具を用いて倒立姿勢として塗布したとき(液体塗布容器に温度変化が生じない、またはごくわずかな温度変化しか生じない状況)と、における液体塗布容器からの液体の吐出量を測定した。なお、実施例及び比較例共にそれぞれ3つのサンプルに対して5回ずつ吐出量を測定した。
なお、図3に示すように、比較例2にかかる液体塗布容器では、液溜体の頂壁部の上下方向の長さを比較例1及び実施例にかかる液体塗布容器の頂壁部よりも長くしており、流路のうち径方向の流路断面積を狭くした部分を比較例1及び実施例にかかる液体塗布容器と比較して、上下方向に長くしている。また、図3において、比較例2にかかる塗布体に示されている二点鎖線は、比較例1にかかる塗布体との比較を示すための補助線である。
例えば、図4に示すような液体塗布容器50であってもよい。この液体塗布容器50の塗布栓機構51の塗布体52では、先端部分53の上下方向の長さを先端部分23の上下方向の長さと同等としつつ小径部54の上下方向の長さを塗布体21の小径部25より長くしてもよい。なお、この液体塗布容器50においても、塗布体52の小径部54における液溜体3の頂壁部11Aに対する上方への突出長さは、大径部55の上下方向の長さよりも短くなっている。そのため、図5に示すように、塗布体52を液溜体3に対して押し込んで塗布体52の小径部54の上端と液溜体3の頂壁部11Aの上面とが面一になった状態でも、塗布体52の大径部55における第1栓傾斜面55Aの下端縁は、液溜体3の中間筒部12の第2筒傾斜面12Aの上端縁よりも上方に位置している。
塗布体は、円柱状をなしているが、角柱状など他の形状であってもよい。同様に、液溜体は、有頂円筒状をなしているが、有頂角筒状など他の形状であってもよい。
塗布体の大径部における上端部の外周面及び液溜体の先端筒部における頂壁部の下面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径するように傾斜しているが、傾斜していなくてもよい。
付勢体は、塗布体を上方に向けて付勢しているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて付勢してもよい。同様に、液体塗布容器は、上方に向けて液体を吐出させているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて液体を吐出させてもよい。
塗布体の大径部及び小径部それぞれの外周面は、上下方向の全長にわたってほぼ同一となっているが、凹凸が形成されてもよい。また、塗布体の小径部のうち微小孔よりも上方に突出している部分は、外径が上方に向かうにしたがって縮径するような形状であってもよい。
Claims (3)
- 吐出孔に出没自在に挿通された塗布体を対象物に押し当てて容器体内の液体を前記対象物に塗布する液体塗布容器であって、
頂壁部に前記吐出孔が形成されると共に内径が前記吐出孔よりも大径である有頂筒状の先端筒部を有し、内部に前記容器体の液体を溜め込みかつ前記塗布体を収納する液溜体と、
前記塗布体を前記吐出孔に向けて付勢し、前記塗布体のうち先端を前記吐出孔を通して前記頂壁部から外部に突出させると共に基端側にある基端部分の外周面を前記液溜体の内周面に接触させることで前記吐出孔への流路を遮断する付勢体を備える塗布栓機構と、
を備え、
前記塗布体のうち前記基端部分よりも先端側に位置する先端部分が、大径部と、外径が前記大径部よりも小径であり、前記大径部よりも先端側に位置して前記吐出孔に挿通された小径部と、を備え、
前記基端部分の外周面及び前記液溜体の内周面それぞれにおいて互いに接触して前記流路を遮断する各シール部分が、前記吐出孔側に向かうにしたがって漸次縮径しており、
前記液溜体の前記頂壁部と前記塗布体の前記大径部とが、前記付勢体による付勢方向で互いに対向していることを特徴とする液体塗布容器。 - 前記塗布体のうち前記吐出孔からの突出長さが、前記大径部の全長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の液体塗布容器。
- 前記大径部の全長が、前記先端筒部のうち前記頂壁部を除く部分の全長と略同等であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体塗布容器。
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JP2016054306A JP6600589B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 液体塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016054306A JP6600589B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 液体塗布容器 |
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JP2017165468A JP2017165468A (ja) | 2017-09-21 |
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2016
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