JP6598383B2 - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6598383B2 JP6598383B2 JP2016572202A JP2016572202A JP6598383B2 JP 6598383 B2 JP6598383 B2 JP 6598383B2 JP 2016572202 A JP2016572202 A JP 2016572202A JP 2016572202 A JP2016572202 A JP 2016572202A JP 6598383 B2 JP6598383 B2 JP 6598383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- region
- hair bundle
- toothbrush
- bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B9/00—Arrangements of the bristles in the brush body
- A46B9/02—Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
- A46B9/028—Bristle profile, the end of the bristle defining a surface other than a single plane or deviating from a simple geometric form, e.g. cylinder, sphere or cone
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B9/00—Arrangements of the bristles in the brush body
- A46B9/02—Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
- A46B9/04—Arranged like in or for toothbrushes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46D—MANUFACTURE OF BRUSHES
- A46D3/00—Preparing, i.e. Manufacturing brush bodies
- A46D3/04—Machines for inserting or fixing bristles in bodies
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
- A46B2200/10—For human or animal care
- A46B2200/1066—Toothbrush for cleaning the teeth or dentures
Description
本願は、2015年1月29日に、日本に出願された特願2015−015466号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
また、歯ブラシには、1本の歯ブラシで、歯間、歯頸部(歯と歯茎の境目)、歯面、奥歯の各部位をしっかりと磨くことが望まれている。
そのため、効果的な清掃、及び刷掃時の良好な感触を実現させる観点から、毛束の配置や用毛の毛先の形状等に様々な工夫がなされている。
また、特許文献2には、ブラシ部の表面に山切り形状のプロファイルを形成することが開示されている。
また、特許文献1に開示された歯ブラシでは、植毛面の先端部に配置された第1の毛束群を構成する複数の毛束よりも、第2の毛束群を構成する複数の毛束の高さが高くなるように構成されている。このため、奥歯を磨く際に、第2の毛束群が邪魔となり、奥歯の清掃力を十分に確保することが困難であった。
また、特許文献2に開示された歯ブラシでは、先端ブリッスルの毛丈が最長となっているため、奥歯以外の部分を磨く際に、先端毛束群が邪魔となり、他の部分(歯間、歯頸部、及び歯面)の清掃力を十分に確保することが困難であった。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る歯ブラシの前面図である。図2は、図1に示す歯ブラシの側面図である。図3は、図1に示す歯ブラシの背面図である。図1〜図3において、同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、本発明において、ブラシ部16が形成された側から歯ブラシ10を平面視した図を前面図といい、ブラシ部16が形成された側とは反対側から歯ブラシ10を平面視した図を背面図という。
図1及び図3に示すX1,X2方向は、ヘッド部11の幅方向を示している。図1〜図3に示すY1,Y2方向は、ヘッド部11の長さ方向を示している。図2に示すZ1,Z2方向は、ブラシ部16を構成する第1乃至第4の毛束31〜34の高さ方向を示している。
ヘッド部本体18は、その後端部がネック部13の一端と一体に構成されている。ヘッド部本体18は、その前面側に植毛面26を有する。
植毛面26は、1つの第1の領域26−1と、2つの第2の領域26−2と、一対の第3の領域26−3A,26−3B(2つの一対の第3の領域)と、1つの第4の領域26−4と、を有する。
なお、図4では、一例として、平面視C字形状とされた第1の領域26−1を示したが、第1の領域26−1は、ヘッド部11の先端部に配置されていればよく、図4に示す形状に限定されない。
なお、図4に示す第2の領域26−2の形状は、一例であって、図4に示す形状に限定されない。
一対の第3の領域26−3Aを構成する第3の領域28,29は、第2の領域26−2を介して、X1,X2方向において、対向するように配置されている。
一対の第3の領域26−3Bを構成する第3の領域28,29は、ヘッド部11の後端側に配置された第2の領域26−2の外側に設けられている。一対の第3の領域26−3Bを構成する第3の領域28,29は、X1,X2方向から該第2の領域26−2を挟み込むように配置されている。
なお、図4に示す第3の領域28,29の形状は、一例であって、図4に示す形状に限定されない。
第4の領域26−4は、Y1,Y2方向に配置された2つの第3の領域28と、Y1,Y2方向に配置された2つの第2の領域26−2と、Y1,Y2方向に配置された2つの第3の領域29と、の間に配置されており、X1,X2方向に延在している。
これにより、第4の領域26−4は、Y1,Y2方向に配置された2つの第3の領域28と、Y1,Y2方向に配置された2つの第2の領域26−2と、Y1,Y2方向に配置された2つの第3の領域29と、を分離している。
ヘッド部本体18の長さが10mmよりも短いと、後述する複数の第1乃至第4の毛束31〜34が植毛される植毛面26の面積を十分に確保することが困難となる恐れがある。
一方、ヘッド部本体18の長さが30mmよりも長いと、口腔内での歯ブラシ10の操作性を高めることが困難となる恐れがある。
したがって、ヘッド部本体18の長さを10mm以上30mm以下とすることで、植毛面26の面積を十分に確保できるとともに、口腔内での歯ブラシ10の操作性を高めることができる。
ヘッド部本体18の幅が7mmよりも狭いと、後述する複数の第1乃至第4の毛束31〜34が植毛される植毛面26の面積を十分に確保することが困難となる恐れがある。
一方、ヘッド部本体18の幅が13mmよりも広いと、口腔内での歯ブラシ10の操作性を高めることが困難となる恐れがある。
したがって、ヘッド部本体18の幅(X1,X2方向の幅)を7mm以上13mm以下にすることで、植毛面26の面積を十分に確保できるとともに、口腔内での歯ブラシ10の操作性を高めることができる。
上記硬質樹脂としては、例えば、曲げ弾性率(JIS K7203)が500〜3000MPaの範囲とされた樹脂を用いることができる。
上記硬質樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリアセタール(POM)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、セルロースプロピオネート(CP)、ポリアリレート、ポリカーボネート、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂(AS)等を用いることができる。
これらの硬質樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
このような軟質樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等のエラストマー樹脂を用いることができる。
なお、硬質樹脂として、ポリプロピレン(PP)を用いる場合、溶着性の観点から、スチレン系エラストマー樹脂を用いるとよい。
なお、図4では、一例として、7つの第1の植毛穴21を設けた場合を図示したが、複数の第1の植毛穴21の数は、2つ以上であればよく、図4に示す構成に限定されない。
なお、図4では、一例として、1つの第2の領域26−2に対して、6つの第2の植毛穴22を設けた場合を図示したが、1つの第2の領域26−2に配置する第2の植毛穴22の数は、2つ以上であればよく、図4に示す構成に限定されない。
複数の第3の植毛穴23の上端は、植毛面26から露出されている。複数の第3の植毛穴23は、歯頸部を磨く際に使用する後述する第3の毛束33を植毛するための穴である。
なお、図4では、一例として、第3の領域28,29に対して、それぞれ3つの第3の植毛穴23を設けた場合を図示したが、第3の領域28,29に配置する第3の植毛穴23の数は、2つ以上であればよく、図4に示す構成に限定されない。
なお、図4では、一例として、第4の領域26−4に対して、5つの第4の植毛穴24を設けた場合を図示したが、第4の領域26−4に配置する第4の植毛穴24の数は、図4に示す構成に限定されない。
これにより、奥歯を磨く際に使用する第1の毛束31の外径,及び歯面を磨く際に使用する第2の毛束32の外径を大きくすることが可能となるので、奥歯及び歯面の清掃力を向上させることができる。
第1及び第2の植毛穴21,22の内径は、例えば、1.8〜3.0mmの範囲内で適宜設定することができる。この場合、第3及び第4の植毛穴23,24の内径は、例えば、1.0〜1.6mmの範囲内で適宜設定することができる。
このような条件を満たすように、第1乃至第4の領域26−1〜26−4に植毛される第1乃至第4の毛束31〜34の清掃能力を最大限に発揮させることができる。
ネック部13の長さ(Y1,Y2方向の長さ)は、適宜選択することが可能であるが、例えば、20mm以上60mm以下の範囲内で適宜選択することができる。
なお、ネック部13の形状及び大きさは、歯ブラシ10に適用可能な形状及び大きさであればよく、特に、限定されない。
ハンドル部14は、例えば、ヘッド部本体18の材料に適用可能な上述した硬質樹脂で構成することができる。また、ハンドル部14は、例えば、ベースとなる部分を上記硬質樹脂で構成し、ベースとなる部分の外面の少なくとも一部を上述した軟質樹脂で被覆する構成としてもよい。
なお、ハンドル部14の形状及び大きさは、歯ブラシ10に適用可能な形状及び大きさであればよく、特に、限定されない。
第1の毛束31を構成する用毛としては、例えば、毛先に向かって漸次縮径して先端が先鋭化された用毛であるテーパー毛、毛先に向かって漸次縮径し、かつテーパー毛よりも先端径の太い用毛であるセミテーパー毛、毛先の丸め部を除いて外径がほぼ等しいラウンド毛等を用いることが可能である。
この場合、テーパー毛としては、例えば、先端から基端側に0.1mm移動した位置の外径が10μm以上30μm以下のものを用いるとよい。
植毛面26を基準としたときの第1の毛束31の高さは、目的に応じて適宜設定することができるが、例えば、10mm以上13mm以下の範囲内が好ましい。また、第1の毛束31を構成する用毛の基部の太さは、例えば、0.15mm以上0.25mm以下の範囲内が好ましい。
第1の毛束31を構成する用毛の横断面形状は、例えば、楕円形、多角形(例えば、三角形、四角形、五角形、六角形等)、異形(例えば、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形等)等であってもよい。
第2の毛束32の外径は、第3及び第4の毛束33,34の外径よりも太くなるように構成されている。
このように、テーパー毛よりも外径の大きいセミテーパー毛のみで第2の毛束32を構成することで、歯面の清掃力を向上させることができる。
植毛面26を基準としたときの第2の毛束32の高さは、目的に応じて適宜設定することができるが、例えば、8mm以上11mm以下の範囲内が好ましい。また、第2の毛束32を構成する用毛の基部の太さは、例えば、0.12mm以上0.20mm以下の範囲内が好ましい。
第2の毛束32を構成する用毛の材料及び横断面形状は、適宜選択することができ、例えば、第1の毛束31を構成する用毛の材料及び横断面形状と同様なものを用いることができる。
第3の毛束33の外径は、第1及び第2の毛束31,32の外径よりも小さくなるように構成されている。
このように、第3の毛束33の外径を、第1及び第2の毛束31,32よりも外径を小さくすることで、歯と歯茎の間(歯頸部)に第3の毛束33を挿入しやすくなるため、歯頸分の清掃力を向上させることができる。
このように、第3の毛束33をテーパー毛のみで構成することとで、歯と歯茎の間(歯頸部)への第3の毛束33の挿入性がさらに向上するため、歯頸部の清掃力をさらに向上させることができる。
この場合、テーパー毛としては、例えば、先端から基端側に0.1mm移動した位置の外径が10μm以上30μm以下のものを用いるとよい。
また、第2の毛束32の高さと第3の毛束33の高さとの差は、例えば、0.5mm以上2.0mm以下にすることができる。
第4の毛束34の外径は、第1及び第2の毛束31,32の外径よりも小さくなるように構成されている。
このように、第4の毛束34の外径を、第1及び第2の毛束31,32よりも外径を小さくすることで、歯間(歯と歯との隙間)に第4の毛束34を挿入しやすくなるため、歯間の清掃力を向上させることができる。
このように、第4の毛束34をテーパー毛のみで構成することとで、歯間への挿入性がさらに向上するため、歯間の清掃力をさらに向上させることができる。
この場合、テーパー毛としては、例えば、先端から基端側に0.1mm移動した位置の外径が10μm以上30μm以下のものを用いるとよい。
また、第1の毛束31の高さと第4の毛束34の高さとの差は、例えば、0mm以上1mm以下にすることができる。
したがって、1本の歯ブラシ10で、歯間、歯頸部、歯面、奥歯の各部位の清掃力を十分に確保することができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る歯ブラシの主要部(ヘッド部及びブラシ部)を拡大した前面図である。図6において、図1〜図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ヘッド部本体45は、その後端部がネック部13の一端と一体に構成されている。ヘッド部本体45は、その前面側に植毛面47を有する。
植毛面47は、第1の実施の形態で説明した植毛面26を構成する一対の第3の領域26−3A,26−3B(2つの一対の第3の領域)、及び第4の領域26−4に替えて、一対の第3の領域51、及び第4の領域52を有すること以外は、植毛面26と同様な構成とされている。
第3の領域55,56は、X1,X2方向から2つの第2の領域26−2の一部、及び第4の領域52を挟み込むように配置されている。第3の領域55,56は、複数の第3の植毛穴23を囲むことで区画された領域である。
第3の領域55,56には、第1の実施の形態で説明した第3の領域28,29よりも多くの第3の植毛穴23が設けられている。
第3の領域55,56は、屈曲しながら、Y1,Y2方向に対して延在するように配置されている。第3の領域55,56は、2つの第2の領域26−2の一部、及び第4の領域52を介して、Y1,Y2方向において、対向するように配置されている。
第4の領域52には、X1,X2方向に列状に配置された複数の第4の植毛穴24よりなる植毛穴群が、Y1,Y2方向に複数(図6の場合、一例として、2つ)配置されている。
表1に示す条件で、図1〜図5に示す歯ブラシとして、実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3を作製した。
このとき、テーパー毛としては、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂製のテーパー毛を用いた。また、スパイラルテーパー毛としては、PBT樹脂製のスパイラルテーパー毛を用いた。セミテーパー毛としては、PBT樹脂製のセミテーパー毛を用いた。ラウンド毛としては、ナイロン製のラウンド毛を用いた。
実施例6では、第4の毛束の高さを第1の毛束の高さよりも1mm高くした。比較例1,2では、第4の毛束の高さを第1の毛束の高さよりも1mm低くした。
実施例1〜6、比較例1、及び比較例2では、第3及び第4の植毛穴の内径を、第1及び第2の植毛穴の内径よりも小さくした。比較例3では、第3及び第4の植毛穴の内径を、第1及び第2の植毛穴の内径と同じ大きさにした。
実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3の奥歯のモデル清掃力についての評価試験を行った。奥歯のモデル清掃力の評価試験では、顎模型の7番咬合面にモデル歯垢を付着させた後、各歯ブラシC1〜C6,D1〜D3で3分間清掃し、歯牙全体の歯垢が除去された面積を測定した。そして、当初面積に対する除去面積を歯垢除去率とし、下記(1)により歯垢除去率を求めた。
・・・(1)
実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3の歯間のモデル清掃力についての評価試験を行った。歯間のモデル清掃力の評価試験では、顎模型の6番及び7番にモデル歯垢を付着させた後、各歯ブラシC1〜C6,D1〜D3で3分間清掃し、歯間部の歯垢が除去された面積を測定した。そして、当初面積に対する除去面積を除去率とした。
また、評価は、歯垢除去率が70%以上の場合を◎とし、歯垢除去率が50%以上70%未満の場合を○とし、歯垢除去率が30%以上50%未満の場合を△とし、歯垢除去率が30%未満の場合を×とした。この結果を、表1に示す。
実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3の歯頸部のモデル清掃力についての評価試験を行った。歯頸部のモデル清掃力の評価試験では、顎模型の6番及び7番にモデル歯垢を付着した後、各歯ブラシC1〜C6,D1〜D3で3分間清掃し、歯頸部の歯垢が除去された面積を測定した。そして、当初面積に対する除去面積を除去率とした。
また、評価は、歯垢除去率が70%以上の場合を◎とし、歯垢除去率が50%以上70%未満の場合を○とし、歯垢除去率が30%以上50%未満の場合を△とし、歯垢除去率が30%未満の場合を×とした。この結果を、表1に示す。
実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3の歯面のモデル清掃力についての評価試験を行った。歯面のモデル清掃力の評価試験では、顎模型の6番及び7番頬側面にモデル歯垢を付着させた後、各歯ブラシC1〜C6,D1〜D3で3分間清掃し、歯牙全体の歯垢が除去された面積を測定した。そして、当初面積に対する除去面積を除去率とした。
次に、実施例1〜6の歯ブラシC1〜C6、及び比較例1〜3の歯ブラシD1〜D3の当たり心地(使用感)についての評価試験を行った。
専門家パネル5名により、歯ブラシC1〜C6,D1〜D3を1週間使用し、歯茎への当たり心地を下記評価基準により4段階評価した。
このとき、◎を「とても良い」という評価とし、○を「良い」という評価とし、△を「どちらとも言えない」という評価とし、×を「良くない」という評価とした。この結果を表1に示す。
表1を参照するに、第1乃至第4の毛束31〜34の用毛として、テーパー毛を用いる場合、実施例1に示す条件にすると、奥歯、歯間、歯頸部、及び歯面の清掃力、並びに当たり心地(使用感)に関して、非常に良好な結果が得られることが判った。
また、実施例4の結果から、第1及び第4の毛束31,34をスパイラルテーパー毛で構成し、第2の毛束32をセミテーパー毛で構成し、第3の毛束33をテーパー毛で構成すると、奥歯、歯間、歯頸部、及び歯面の清掃力、並びに当たり心地(使用感)に関して、非常に良好な結果が得られることが判った。
実施例1及び比較例1,2の結果から、第4の毛束を構成する用毛の高さ(第4の毛束の高さ)を第1の毛束を構成する用毛の高さ(第1毛束の高さ)よりも低くすると、歯間の清掃力が悪くなることが確認できた。
また、実施例1、実施例6、及び比較例1,2の結果から、歯間の清掃力を十分に確保するためには、第4の毛束を構成する用毛の高さを、第1の毛束を構成する用毛の高さ以上にする必要があることが確認できた。
実施例1,2及び比較例2,3の結果から、歯頸部及び歯面の清掃力を十分に確保するためには、第3及び第4の植毛穴の内径は、第1及び第2の植毛穴の内径よりも小さくする必要があることが確認できた。
Claims (6)
- ヘッド部の植毛面に、複数の毛束が植設された歯ブラシであって、
前記植毛面は、前記ヘッド部の先端部に配置された第1の領域と、前記第1の領域と前記ヘッド部の後端との間で、かつ前記ヘッド部の幅方向の中央部に配置された第2の領域と、前記第2の領域の外側に配置され、かつ前記ヘッド部の幅方向から前記第2の領域を挟み込む一対の第3の領域と、前記ヘッド部の長さ方向において、少なくとも前記第2の領域を分断するように配置された第4の領域と、を有し、
前記第1の領域に設けられた複数の第1の植毛穴に植毛された第1の毛束と、
前記第2の領域に設けられた複数の第2の植毛穴に植毛され、前記植毛面からの高さが最も低い第2の毛束と、
前記第3の領域に設けられた複数の第3の植毛穴に植毛され、前記植毛面からの高さが、前記第1の毛束の高さよりも低く、かつ前記2の毛束の高さよりも高い第3の毛束と、
前記第4の領域に設けられた複数の第4の植毛穴に植毛され、前記植毛面からの高さが、前記第1の毛束の高さ以上とされた第4の毛束と、
を備え、
前記第1及び第2の植毛穴の内径を、前記第3及び第4の植毛穴の内径よりも大きくしたことを特徴とする歯ブラシ。 - 前記第1乃至第4の毛束を構成する用毛が、テーパー毛であることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
- 前記第2の毛束を構成する用毛の先端部の径は、前記第1の毛束、前記第3の毛束、及び第4の毛束を構成する用毛の先端部の径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の歯ブラシ。
- 前記第1及び第4の毛束を構成する用毛の形状が、スパイラル形状であることを特徴とする請求項1乃至3のうち、いずれか1項記載の歯ブラシ。
- 前記第4の領域は、前記一対の第3の領域を分断するように配置されており、
前記ヘッド部の長さ方向において、前記第4の植毛穴は、前記第3の植毛穴間に配置することを特徴とする請求項1乃至4のうち、いずれか1項記載の歯ブラシ。 - 前記第1の領域の総面積をA1、前記第2の領域の総面積をA2、前記第3の領域の総面積をA3、前記第4の領域の総面積をA4とすると、
A4<A3<A1<A2
の関係を満足することを特徴とする請求項1乃至5のうち、いずれか1項記載の歯ブラシ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015015466 | 2015-01-29 | ||
JP2015015466 | 2015-01-29 | ||
PCT/JP2016/052747 WO2016121961A1 (ja) | 2015-01-29 | 2016-01-29 | 歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016121961A1 JPWO2016121961A1 (ja) | 2017-11-09 |
JP6598383B2 true JP6598383B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=56543563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016572202A Active JP6598383B2 (ja) | 2015-01-29 | 2016-01-29 | 歯ブラシ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6598383B2 (ja) |
KR (1) | KR102622532B1 (ja) |
CN (1) | CN107205541A (ja) |
MY (1) | MY191767A (ja) |
SG (1) | SG11201705074UA (ja) |
WO (1) | WO2016121961A1 (ja) |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08154740A (ja) * | 1994-12-05 | 1996-06-18 | Lion Corp | 歯ブラシ |
JPH08164024A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-06-25 | Lion Corp | 歯ブラシ |
JPH1042957A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-17 | Lion Corp | 歯ブラシ |
TR199901208T1 (xx) * | 1997-11-12 | 1999-12-21 | Gillette Canada Inc. | Di� f�r�as� |
CO5280238A1 (es) * | 1999-12-15 | 2003-05-30 | Mcneil Ppc Inc | Un cepillo dental con cerdas independientemente embebidas |
US20020004964A1 (en) * | 1999-12-15 | 2002-01-17 | Luchino Thomas Patrick | Toothbrush with individually embedded bristles |
JP4076412B2 (ja) | 2002-09-17 | 2008-04-16 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
JP2006181190A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Lion Corp | 歯ブラシ |
JP5297722B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2013-09-25 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ用毛材の製造方法、歯ブラシ用毛材、歯ブラシ |
IN2012DN05090A (ja) * | 2009-12-10 | 2015-10-09 | Braun Gmbh | |
JP5922439B2 (ja) | 2011-02-28 | 2016-05-24 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
JPWO2014162944A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2017-02-16 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
-
2016
- 2016-01-29 SG SG11201705074UA patent/SG11201705074UA/en unknown
- 2016-01-29 KR KR1020167036093A patent/KR102622532B1/ko active IP Right Grant
- 2016-01-29 CN CN201680003305.5A patent/CN107205541A/zh active Pending
- 2016-01-29 WO PCT/JP2016/052747 patent/WO2016121961A1/ja active Application Filing
- 2016-01-29 MY MYPI2017702471A patent/MY191767A/en unknown
- 2016-01-29 JP JP2016572202A patent/JP6598383B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016121961A1 (ja) | 2016-08-04 |
JPWO2016121961A1 (ja) | 2017-11-09 |
MY191767A (en) | 2022-07-14 |
KR20170113002A (ko) | 2017-10-12 |
CN107205541A (zh) | 2017-09-26 |
KR102622532B1 (ko) | 2024-01-09 |
SG11201705074UA (en) | 2017-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5947480B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5948019B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5401154B2 (ja) | 歯ブラシ及びその製造方法 | |
JP5909192B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5779413B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5690523B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5851115B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6226618B2 (ja) | 歯ブラシ | |
CN107635432B (zh) | 牙刷 | |
JP3192545U (ja) | ワンタフト付歯ブラシ | |
JP6598383B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP2016010511A (ja) | 歯ブラシ | |
JP5690525B2 (ja) | 歯ブラシ | |
TWI734760B (zh) | 牙刷 | |
JP2021104237A (ja) | 歯ブラシ | |
TWI826404B (zh) | 電動牙刷用替換刷頭以及電動牙刷 | |
JP2015036042A (ja) | 歯ブラシ | |
CN112203559B (zh) | 牙刷 | |
JP7285832B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6429359B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6452220B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP7162409B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP2020075125A (ja) | 液状歯磨き剤塗布ブラシ | |
JPWO2019054266A1 (ja) | 歯ブラシ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180706 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6598383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |