JP6596926B2 - コンタクトプレート、コンタクトプレートの取付方法、及びエアバッグ装置 - Google Patents

コンタクトプレート、コンタクトプレートの取付方法、及びエアバッグ装置 Download PDF

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Description

本発明は、エアバッグ装置に取り付けられるコンタクトプレートに関する。また、本発明はこのコンタクトプレートを、エアバッグ装置のリテーナに取り付ける方法と、このコンタクトプレートを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、車両に搭載されるステアリングホイールにおいては、運転者によってエアバッグ装置に設けられた被押圧部が押圧動作されると、ホーンスイッチ機構が作動してホーンが吹鳴するようになっている。
例えば、特許文献1には、リテーナ、折り畳まれたエアバッグ、エアバッグを膨張させるためのインフレータ、エアバッグ折り畳み体を覆うモジュールカバー等を備え、リテーナの裏面にホーンスイッチ機構を構成する金属製のコンタクトプレートが取り付けられたエアバッグ装置が開示されている。このコンタクトプレートは、リテーナの左側縁部から下側縁部を回り込んで右側縁部まで連続して配設され、リテーナの外周縁に沿った形状をなす。
コンタクトプレートは、金属板のブランキング(剪断)加工により製造されている。例えば、図10(a)のような形状のコンタクトプレートを製造する場合、金属板は図10(b)のように使用され、図中斜線部の領域が捨て材となる。このように、コンタクトプレートの製造に際し、捨て材が多く発生し、コストが増加するという問題があった。
特開2007−50876号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、コストを削減できるコンタクトプレート、及びこのコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付ける方法を提供することを課題とする。
第1態様のコンタクトプレートは、エアバッグ装置のリテーナに取り付けられ、ステアリングホイールのベース部に設けられたベース側接点と共にホーンスイッチ機構を構成するコンタクトプレートであって、前記ベース側接点との接触領域となる複数の接点部と、前記接点部間を連結する連結部と、を備え、金属板の剪断により、前記複数の接点部及び前記連結部が同一直線上に位置するように作製され、前記連結部は、前記接点部よりも幅が狭いことを特徴とするものである。
第2態様のコンタクトプレートは、第1態様において、前記接点部には、前記リテーナに立設された突起部が挿通される挿通孔が設けられていることを特徴とする。
第3態様のコンタクトプレートは、第2態様において、前記挿通孔は、前記連結部の延在方向に沿った長穴形状となっていることを特徴とする。
第4態様のコンタクトプレートの取付方法は、第2又は第3態様のコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、前記コンタクトプレートの前記連結部を曲げる工程と、前記挿通孔に前記リテーナの突起部を挿通する工程と、前記突起部の先端部を加熱して前記コンタクトプレートに溶着する工程と、を備えることを特徴とするものである。
第5態様のコンタクトプレートの取付方法は、第1態様のコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、前記コンタクトプレートの前記連結部を曲げる工程と、前記連結部を前記リテーナに立設された1対の突起部の間に挟み込む工程と、1対の突起部の先端部を加熱して先端部同士を溶着させる工程と、を備えることを特徴とするものである。
第6態様のコンタクトプレートは、エアバッグ装置のリテーナに取り付けられ、ステアリングホイールのベース部に設けられたベース側接点と共にホーンスイッチ機構を構成するコンタクトプレートであって、前記ベース側接点との接触領域となる複数の接点部と、前記接点部間を連結する連結部と、前記リテーナに立設された突起部が挿通される挿通孔と、を備え、金属板の剪断により、前記複数の接点部及び前記連結部が同一直線上に位置するように作製され、前記連結部には切欠部が設けられていることを特徴とするものである。
第7態様のコンタクトプレートの取付方法は、第6態様のコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、前記コンタクトプレートの前記連結部を前記切欠部で曲げる工程と、前記挿通孔に前記リテーナの突起部を挿通する工程と、前記突起部の先端部を加熱して前記コンタクトプレートに溶着する工程と、を備えることを特徴とするものである。
第8態様のコンタクトプレートの取付方法は、第7態様において、前記切欠部を構成する2つの辺が接触するように前記連結部を曲げることを特徴とする。
第9態様のエアバッグ装置は、第1〜3又は6態様のコンタクトプレートを備えるものである。
第10態様のエアバッグ装置は、第4、5、7又は8態様の取付方法によってコンタクトプレートが取り付けられものである。
本発明によれば、コンタクトプレートは、ベース側接点との接触領域となる複数の接点部、及び接点部間を連結する連結部が同一直線上に位置するように、金属板の剪断により作製されため、金属板を効率良く使用し、捨て材となる部分を減らし、コストを削減することができる。また、連結部は、接点部よりも幅が狭くなっており、容易に曲げることができ、取り付けられるエアバッグ装置の形状に合わせて変形することができる。
実施の形態に係るエアバッグ装置付きステアリングホイールの断面図である。 エアバッグ装置の裏側からの斜視図である。 ステアリングホイールの裏側からの分解斜視図である。 (a)(b)は、実施の形態に係るコンタクトプレートの製造方法を説明する図である。 (a)(b)(c)は、実施の形態に係るコンタクトプレートの取付方法を説明する図である。 別の実施の形態に係るコンタクトプレートを示す図である。 (a)は別の実施の形態に係るコンタクトプレートを示す図であり、(b)はこのコンタクトプレートの取付方法を説明する図である。 (a)は別の実施の形態に係るコンタクトプレートを示す図であり、(b)(c)(d)はこのコンタクトプレートの取付方法を説明する図である。 (a)は別の実施の形態に係るコンタクトプレートを示す図であり、(b)はこのコンタクトプレートの取付方法を説明する図である。 (a)は比較例によるコンタクトプレートを示す図であり、(b)はこのコンタクトプレートの製造方法を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係るエアバッグ装置付きステアリングホイールの断面図(図3のI−I線に沿う断面図)であり、図2はエアバッグ装置の裏側(乗員側と反対側)からの斜視図であり、図3はステアリングホイールの裏側からの分解斜視図である。
以下の説明において、上下方向及び左右方向とはステアリングホイールを車両直進時の操舵姿勢とした状態においてステアリングホイールを乗員側からみたときのステアリングホイール面内における上下方向及び左右方向をいう。また、前後方向とは乗員側とステアリングホイール側とに向う方向をいう。ただし、図1においては、便宜上、前後方向を図の上下方向としている。
ステアリングホイール1の中央のベース部2の前面側(乗員側)に、エアバッグ装置50がステアリングコラム(図示略)の軸心線方向に進退可能に設置されている。エアバッグ装置50とベース部2との間には、エアバッグ装置50をベース部2から離隔する方向へ付勢するコイルばね60が介在されている。ベース部2はステアリングシャフト(図示略)の先端に連結されている。
ベース部2から左右及び下方に向ってそれぞれスポーク部3L,3R,3Dが延出しており、各スポーク部3L,3R,3Dの先端側がステアリングホイール1の外周のリング部4に連なっている。
このベース部2に、取付片挿通孔12を有した取付片係合部10が設けられ、エアバッグ装置50に設けられた取付片56が取付片挿通孔12に挿通され、取付片係止ばね20によって係止されている。
エアバッグ装置50は、ステアリングコラムの軸心線方向に進退自在となっており、この進退をガイドするために、エアバッグ装置50にガイド軸57が軸心線と平行方向に突設され、ベース部2に、ガイド軸57が挿入されたガイド軸挿通孔5が設けられている
エアバッグ装置50は、リテーナ51と、折り畳まれたエアバッグ52と、エアバッグ52をリテーナ51に固定した取付リング53と、エアバッグ52を膨張させるためのインフレータ54と、エアバッグ52の折り畳み体を覆うようにリテーナ51に装着された合成樹脂製のモジュールカバー55等を備えて構成されている。なお、この実施の形態では、リテーナ51も合成樹脂製となっている。
このリテーナ51は、ベース部2の前面側に対面配置される主板部51aと、主板部51aの周縁部から前方へ立設された囲壁状部51bとを有している。エアバッグ52の折り畳み体は、この囲壁状部51bの内側に配置されている。
主板部51aは、中央部がその周囲部よりも前方へ張り出す如く成形され、この張り出し部の裏側が、インフレータ54を収容する凹所51cとなっている。この張り出し部(凹所51c)の中央にインフレータ挿通用の開口51dが設けられている。また、この開口51dの周囲には、取付リング53のスタッドボルト53aの挿通孔(図示略)が設けられている。
この主板部51aの裏面から後方(ベース部2側)へ向って、リテーナ51とベース部2との連結用の取付片56と、リテーナ51のベース部2に対する接近及び離反方向への移動を案内するガイド軸57とが立設されている。取付片56及びガイド軸57は、ステアリングコラムの軸心線と平行方向に立設されている。
図2に示すように、取付片56は、主板部51aの上部の左右のコーナー部付近及び下部の左右方向中間付近の3箇所にそれぞれ設けられている。また、ガイド軸57は、主板部51aの左右の側縁部の上下方向中間付近にそれぞれ設けられている。
各取付片56の先端には、リテーナ51の進退方向(主板部51aの法線方向)と交叉方向に張り出す爪部56aが突設されている。なお、この実施の形態では、主板部51aの上部に配置された各取付片56の爪部56aは下方へ向って突設され、主板部51aの下部に配置された取付片56の爪部56aは上方へ向って突設されている。
取付片56を取り巻くようにして、リテーナ51をベース部2から離反する方向へ付勢するコイルばね60が設けられている。
各ガイド軸57は、主板部51aの裏面から後方へ起立した脚部(符号略)と、脚部の先端側に形成された円柱形状の頭部(符号略)とを有している。頭部は、その軸心線方向をリテーナ51の進退方向として配置されている。
エアバッグ52及びインフレータ54をリテーナ51に取り付けるに当っては、エアバッグ52の基端側のインフレータ差込口(符号略)の周縁部を前記インフレータ用開口51dの周縁部に前方から重ね合わせて取付リング53で押え付ける。この際、取付リング53のスタッドボルト53aを該インフレータ差込口の周縁部に設けられたボルト挿通孔(図示略)とリテーナ51のボルト挿通孔とに挿通する。
また、インフレータ54の先端側を後方からこの開口51dに差し込み、インフレータ54のフランジ54aを開口51dの周縁部に重ね合わせる。この際、フランジ54aに設けられたボルト挿通孔(図示略)にもスタッドボルト53aを挿通する。そして、このスタッドボルト53aにナット53bを締め込み、エアバッグ52、取付リング53及びインフレータ54をリテーナ51に固定する。
モジュールカバー55は、リテーナ51の前面側を覆う主板部55aと、主板部55aの裏面から後方へ立設された脚状片55bとを有している。脚状片55bは、囲壁状部51bの内周面に沿って配置され、図示しないリベット等の固着具により囲壁状部51bに固着されている。主板部55aは、エアバッグ52が膨張するとこのエアバッグ52からの押圧力により開裂して開き出すよう構成されている。
エアバッグ装置50をステアリングホイール1に取り付けるに当っては、各取付片56にコイルばね60を被せた後、これらをそれぞれ対応する取付片挿通孔12に入り込ませ、エアバッグ装置50全体をステアリングホイール1側へ押し付ける。なお、この際、各ガイド軸57もそれぞれ対応するガイド軸挿通孔5に入り込ませる。
この実施の形態では、取付片係合部10(取付片挿通孔12)と係止ばね20とにより取付片56のワンタッチ取付機構(スナップロック機構)が構成されている。各取付片56が係止ばね挿通孔12内に侵入すると、係止ばね20が爪部56aに引掛かり、取付片56が係止ばね挿通孔12から抜け出し不能となる。これにより、取付片56を介してエアバッグ装置50とステアリングホイール1とが連結される。
図2に示すように、リテーナ51の主板部51aの裏面に、ホーンスイッチ機構を構成する金属製のコンタクトプレート70が取り付けられている。このコンタクトプレート70は、主板部51aの左側縁部から下側縁部を回り込んで右側縁部まで連続して配設され、略U字形状をなしている。
コンタクトプレート70の両端部及び下部の左右方向中間部に、ホーンスイッチ機構の一方の接点71を含む接点部72が設けられている。この接点部72がリテーナ51に対し固定され、コンタクトプレート70が取り付けられる。接点部72の幅W1(図4(b)参照)は、接点部72間を連結する連結部73の幅W2(図4(b)参照)よりも大きくなっている。
ステアリングホイール1のベース部2のうち、コンタクトプレート70の各接点71と対面する位置には、それぞれ接点保持用ボス部6が立設されており、各ボス部6の先端にホーンスイッチ機構の他方の接点7が設置されている。
エアバッグ装置50付きステアリングホイール1においては、モジュールカバー55を押すと、エアバッグ装置50全体がステアリングホイール1側へ移動し、接点7と接点71とが接触してホーンが吹鳴する。
次に、コンタクトプレート70の製造方法及び取付方法について説明する。コンタクトプレート70は、図4(a)に示すように、金属薄板80のブランキング(剪断)加工により製造される。金属薄板80から抜かれたコンタクトプレート70は、図4(b)に示すように、接点部72及び連結部73が同一直線上に位置したストレート形状になっている。
金属薄板80は、板厚が0.3〜1.0mm程度であり、例えば、純銅、黄銅、ステンレス等の金属からなる。接点部72の幅W1は、3〜7mm、特に4〜6mmが好ましい。連結部73の幅W2は、0.5〜2mm、特に0.7〜1.5mmが好ましい。コンタクトプレート70の長手方向における接点部72の長さは13〜20mm程度である。
接点部72には、リテーナ51に立設された突起部51eが挿通される挿通孔74が設けられる。この実施の形態では、各接点部72に2つの挿通孔74が設けられている。2つの挿通孔74の間が接点71となる。突起部51eは、リテーナ51の主板部51aの左側縁部、下側縁部、右側縁部にそれぞれ2つ立設される。突起部51eはリテーナ51と同様に合成樹脂製となっている。コンタクトプレート70取り付け前の突起部51eは円柱形状であり、その径は、挿通孔74の径よりやや小さくなっている。
金属薄板80から製造するコンタクトプレート70をストレート形状とすることで、図10(b)に示す例と比較して、金属薄板80を効率良く使用して複数のコンタクトプレート70を作製できる。金属薄板80の捨て材となる部分が減るため、コストを削減することができる。
金属薄板80から作製したコンタクトプレート70をリテーナ51へ取り付ける場合は、まず、連結部73を曲げてストレート形状のコンタクトプレート70を略U字形状に変形させる。連結部73は幅W2が狭く細いため、例えば手で容易に曲げることができる。次に、図5(a)に示すように、コンタクトプレート70の中央の接点部72の挿通孔74に、リテーナ51に立設された突起部51eを挿通する。
続いて、図5(b)に示すように、コンタクトプレート70の形状(連結部73の曲げ具合)を微調整しながら、両端の接点部72の挿通孔74に、突起部51eを挿通する。リテーナ51に段差がある場合は、段差に沿うようにして連結部73を曲げる。
次に、図5(c)に示すように、各突起部51eの先端部を加熱して押し潰す。突起部51eの先端部の径は、挿通孔74の径よりも大きくなり、挿通孔74の周縁部に溶着する。これにより、コンタクトプレート70がリテーナ51に対し固定される。このような溶着により、コンタクトプレート70の接点部72は、設計通りの場所に配置される。そのため、接点71と接点7とが設計通りの位置関係となり、ホーンスイッチ機構の安定した操作性を確保できる。
このように、本実施の形態によれば、金属薄板80のブランキング加工によりストレート形状のコンタクトプレート70を作製するため、金属薄板80からコンタクトプレート70を効率良く作製することができ、コストを削減できる。
また、コンタクトプレート70の連結部73は幅狭になっており、容易に曲げることができるため、輸送時に多少変形しても、リテーナ51への取り付けには問題にならない。さらに、ストレート形状のコンタクトプレート70は、U字形状のコンタクトプレートよりも嵩張らない。そのため、ストレート形状のコンタクトプレート70は、U字形状のコンタクトプレートと比較して、輸送に伴うコストを削減できる。
また、リテーナ51への取り付け時にコンタクトプレート70の形状を調整できるため、挿通孔74と突起部51eとの位置関係の多少のずれは許容される。そのため、コンタクトプレート70の歩留まりを向上させることが可能となる。
また、コンタクトプレート70では、接点部72と比較して連結部73の幅を狭くしているため、連結部73の幅が接点部72の幅と同じになっているコンタクトプレートと比較して、重量減を図ることができ、部材コスト等のコスト低減を図ることも可能である。
接点部72は連結部73よりも幅が広くなっているため、接点7と接触する接点71の領域は、十分な大きさを確保することができる。
図6に示す別の実施の形態に係るコンタクトプレート70Aのように、接点部72Aにおいて、挿通孔74Aの周縁部の幅が、接点71A領域の幅より広くなるようにしてもよい。接点71A領域は、連結部73Aよりも幅広になっている。
接点部72は3つに限定されず、4つ以上でもよい。接点部72に設けられる挿通孔74は1つでもよいし、3つ以上でもよい。各接点部72に設けられる挿通孔74の数が異なっていてもよい。
図7(a)に示すコンタクトプレート70Bのように、両端の接点部72Bの挿通孔74Bを、接点部72Bに連結した連結部73Bの延長方向に沿った長穴形状としてもよい。図7(b)に示すように、両端の接点部72Bは、連結部73Bを曲げることで、A1、A2方向に位置調整が可能である。挿通孔74Bを連結部73Bの延長方向に沿った長穴形状とすることで、挿通孔74Bを突起部51eに容易に合わせることができる。
図8(a)に示すコンタクトプレート70Cのように、両端の接点部72Cよりも先端側に連結部73Cと同程度の幅の端部75Cを設け、接点部72Cから挿通孔を省略した構成としてもよい。この場合、図8(b)、(c)に示すように、リテーナ51に、連結部73C及び端部75Cの幅と同程度の間隔を空けた1対の突起部51fを複数箇所に設ける。そして、1対の突起部51f、51f間に連結部73C及び端部75Cを挟み込む。例えば、図8(b)に示すように、突起部51f、51fは、各接点部72Cの配置箇所の近傍に設けられる。
次に、図8(d)に示すように、突起部51fの先端部を加熱して押し潰し、1対の突起部51f、51fの先端部同士を溶着させてブリッジ形状にする。これにより、コンタクトプレート70Cがリテーナ51に対し固定される。
図9(a)に示すコンタクトプレート70Dのように、連結部73Dの曲げ位置に切欠部76D、77Dを設けたストレート形状としてもよい。コンタクトプレート70Dでは、切欠部76D、77D、及び丸みを帯びた両端部以外の接点部72D及び連結部73Dは、(ほぼ)同一の幅になっている。
コンタクトプレート70Dをリテーナ51へ取り付ける場合は、図9(b)に示すように、切欠部76D、77Dにおいてコンタクトプレート70Dを曲げて略U字形状に変形する。そして、挿通孔74Dに、リテーナ51に立設された突起部51eを挿通し、突起部51eの先端部を加熱して押し潰し、溶着させる。
図9(a)に示す切欠部76D、77Dの角度θ1、θ2は、リテーナ51に取り付ける際のコンタクトプレート70Dの曲げ角度に対応したものとすることが好ましい。例えば、切欠き部76Dを構成する辺H1と辺H2とが接触し、切欠き部77Dを構成する辺H3と辺H4とが接触するまでコンタクトプレート70Dを曲げることで、コンタクトプレート70Dがリテーナ51への取り付け時の形状となるように、切欠部76D、77Dの角度θ1、θ2を設定する。
切欠部76D、77Dの角度θ1、θ2をこのように設定した場合、コンタクトプレート70Dを、切欠部76D、77Dの2辺が接触するまで曲げればよい。切欠部76D、77Dを、コンタクトプレート70Dを曲げる量の目安とすることができる。
上記の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は図示の形態に限定されない。
1 ステアリングホイール
2 ベース部
6 ボス部
7 接点
50 エアバッグ装置
51 リテーナ
51e 突起部
70 コンタクトプレート
71 接点
72 接点部
73 連結部
74 挿通孔

Claims (10)

  1. エアバッグ装置のリテーナに取り付けられ、ステアリングホイールのベース部に設けられたベース側接点と共にホーンスイッチ機構を構成するコンタクトプレートであって、
    前記ベース側接点との接触領域となる複数の接点部と、
    前記接点部間を連結する連結部と、
    を備え、
    金属板の剪断により、前記複数の接点部及び前記連結部が同一直線上に位置するように作製され、
    前記接点部は、両端部及び中央部に設けられており、
    前記連結部は、前記接点部よりも幅が狭いことを特徴とするコンタクトプレート。
  2. 請求項1において、
    前記接点部には、前記リテーナに立設された突起部が挿通される挿通孔が設けられていることを特徴とするコンタクトプレート。
  3. 請求項2において、
    前記挿通孔は、前記連結部の延在方向に沿った長穴形状となっていることを特徴とするコンタクトプレート。
  4. 請求項2又は3に記載のコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、
    前記コンタクトプレートの前記連結部を曲げる工程と、
    前記挿通孔に前記リテーナの突起部を挿通する工程と、
    前記突起部の先端部を加熱して前記コンタクトプレートに溶着する工程と、
    を備えることを特徴とするコンタクトプレートの取付方法。
  5. ンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、
    前記コンタクトプレートは、エアバッグ装置のリテーナに取り付けられ、ステアリングホイールのベース部に設けられたベース側接点と共にホーンスイッチ機構を構成し、
    前記ベース側接点との接触領域となる複数の接点部と、
    前記接点部間を連結する連結部と、
    を備え、
    金属板の剪断により、前記複数の接点部及び前記連結部が同一直線上に位置するように作製され、
    前記連結部は、前記接点部よりも幅が狭いものであり、
    前記コンタクトプレートの前記連結部を曲げる工程と、
    前記連結部を前記リテーナに立設された1対の突起部の間に挟み込む工程と、
    1対の突起部の先端部を加熱して先端部同士を溶着させる工程と、
    を備えることを特徴とするコンタクトプレートの取付方法。
  6. エアバッグ装置のリテーナに取り付けられ、ステアリングホイールのベース部に設けられたベース側接点と共にホーンスイッチ機構を構成するコンタクトプレートであって、
    前記ベース側接点との接触領域となる複数の接点部と、
    前記接点部間を連結する連結部と、
    前記リテーナに立設された突起部が挿通される挿通孔と、
    を備え、
    金属板の剪断により、前記複数の接点部及び前記連結部が同一直線上に位置するように作製され、
    前記連結部には切欠部が設けられていることを特徴とするコンタクトプレート。
  7. 請求項6に記載のコンタクトプレートをエアバッグ装置のリテーナに取り付けるコンタクトプレートの取付方法であって、
    前記コンタクトプレートの前記連結部を前記切欠部で曲げる工程と、
    前記挿通孔に前記リテーナの突起部を挿通する工程と、
    前記突起部の先端部を加熱して前記コンタクトプレートに溶着する工程と、
    を備えることを特徴とするコンタクトプレートの取付方法。
  8. 請求項7において、前記切欠部を構成する2つの辺が接触するように前記連結部を曲げることを特徴とするコンタクトプレートの取付方法。
  9. 請求項1〜3及び6のいずれか1項に記載のコンタクトプレートを備えたエアバッグ装置。
  10. 請求項4、5、7及び8のいずれか1項に記載のコンタクトプレートの取付方法によってコンタクトプレートが取り付けられたエアバッグ装置。
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