JP6594002B2 - 車両のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のブレーキ装置に関し、特に、ブレーキペダルの操作により制動するサービスブレーキ装置およびパーキングブレーキ装置を備えた車両のブレーキ装置に関する。
運転者のブレーキペダル操作により車輪に配置されたブレーキにブレーキ液圧を供給して制動するサービスブレーキ装置がある。このサービスブレーキ装置は、一般に各ブレーキにブレーキブレーキ液圧を供給する2系統のブレーキ系統を備え、かつ各ブレーキ系統が独立して液圧発生源であるマスタシリンダに連通して構成される。
この種のサービスブレーキ装置は、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるように、左側前輪に設けられた左側前輪ブレーキおよび右側後輪に設けられた右側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第1ブレーキ系統と、右側前輪に設けられた右側前輪ブレーキおよび左側後輪に設けられた左側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第2ブレーキ系統を備え、各ブレーキ系統が独立して液圧発生源であるマスタシリンダに連通して構成される。
特開平7−9965号公報 特開2013−78981号公報
上記のように、左側前輪ブレーキおよび右側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第1ブレーキ系統と、右側前輪ブレーキおよび左側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第2ブレーキ系統とにより構成されるサービスブレーキ装置によると、仮に第1ブレーキ系統および第2ブレーキ系統の一方のブレーキ系統にベーパロック等の失陥が生じた場合であっても、他方のブレーキ系統には正常にブレーキ液圧が発生するように構成される。
しかし、第1ブレーキ系統および第2ブレーキ系統のいずれか一方が失陥した際には、失陥が発生したブレーキ系統側の車輪に制動力を作用させることができず、制動時における制動力が不均衡に車両の挙動が不安定になるおそれがある。例えば、第1ブレーキ系統に欠陥が生じた際には、左側後輪の制動力が確保できるが、右側後輪には制動力を作用させることができず、制動時における車両挙動が不安定になる。
従って、本発明の目的は、ブレーキ系統に失陥が発生しても安定した制動が得られ、かつ車両挙動の安定性が確保できる車両ブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成する車両のブレーキ装置は、車両に装着された各車輪に対応して設けられた各車輪ブレーキを2つのブレーキ系統のもとで作動させるサービスブレーキ装置と、パーキングブレーキ装置の作動を制御可能なブレーキ制御部と、を備えた車両のブレーキ装置において、前記サービスブレーキ装置の各ブレーキ系統が失陥したことを検知するブレーキ失陥検出手段を有し、該ブレーキ失陥検出手段が少なくとも何れかのブレーキ系統の失陥を検出したともに、前記ブレーキ制御部は失陥したブレーキ系統の車輪に対応する車輪にパーキングブレーキを作動させることを特徴とする。
これによれば、何れかのブレーキ系統は失陥したときに、ブレーキ制御部によってパーキングブレーキ装置が作動状態となり、失陥したブレーキ系統の車輪の少なくとも一つがパーキングブレーキによって制動される。従って、失陥した状態になっているブレーキ制動力を補完することができ、均衡のとれた安定した制動が確保されて得られて、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
また、車両に装着された左右の各車輪に対応して設けられた各車輪ブレーキにブレーキペダル操作に連動してそれぞれ異なる2系統のブレーキ系統を介してブレーキ液圧を供給して制動するサービスブレーキ装置と、前記左右の車輪に対応して設けられた各パーキングブレーキを備えたパーキングブレーキ装置とを備えた車両のブレーキ装置において、前記各ブレーキ系統の失陥発生を検出するブレーキ系統失陥検出手段と、該ブレーキ系統失陥検出手段が前記いずれか一方のブレーキ系統の失陥を検出した際に前記ブレーキペダル操作と連動して前記失陥したブレーキ系統側の車輪ブレーキに対応する車輪を該車輪に対応する前記パーキングブレーキにより制動するように制御するブレーキ制御装置とを備えたことを特徴とする。
これによると、サービスブレーキ装置の2系統ブレーキ系統のうちの一方のブレーキ系統の失陥を検出した際には、ブレーキペダル操作に連動して、失陥したブレーキ系統側の車輪がパーキングブレーキにより制動され、かつ他方の車輪が通常時と同様に車輪ブレーキにより制動される。すなわち、一方のブレーキ系統が失陥した際には、ブレーキペダル操作に連動して左右の車輪がそれぞれ車輪ブレーキ及びパーキングブレーキにより制動され、均衡のとれた安定した制動が確保されて得られ、これにより、制動時に左右の車輪に安定した制動が付与され、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
また、前記各車輪ブレーキが、左側前輪、右側前輪、左側後輪および右側後輪にそれぞれ対応して設けられた左側前輪ブレーキ、右側前輪ブレーキ、左側後輪ブレーキおよび右側後輪ブレーキであり、前記2系統のブレーキ系統は、前記左側前輪ブレーキと右側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第1ブレーキ系統および前記右側前輪ブレーキと左側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第2ブレーキ系統であり、パーキングブレーキは、前記左側後輪及び右側後輪をそれぞれ制動する左側後輪電動パーキングブレーキおよび右側後輪電動パーキングブレーキであることを特徴とする。
これによると、2系統のブレーキ系統が、左側前輪ブレーキと右側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第1ブレーキ系統および右側前輪ブレーキと左側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第2ブレーキ系統のクロス配管で、パーキングブレーキが左側後輪電動パーキングブレーキ及び右側後輪電動パーングブレーキである具体的構造であって、たとえば第1ブレーキ系統の失陥を検出した際には、ブレーキペダル操作と連動して左側後輪ブレーキにより左側後輪が制動され、かつ右側後輪電動パーキングブレーキにより右側後輪が制動され、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
また、前記失陥した車輪ブレーキ側が旋回内側となる旋回走行時には、旋回内側のパーキングブレーキの制動力を旋回外側の車輪ブレーキの制動力よりも少なく制御することを特徴とする。
これによると、旋回走行時において、旋回内側のパーキングブレーキの制動力を旋回外側の車輪ブレーキの制動力よりも少なく制御することで、旋回内側の車輪のロックの発生が抑制されて制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
また、前記パーキングブレーキは、車輪に設けられた回転部材に押圧して制動する制動位置と、前記回転部材に近接する制動待機位置と、回転部材から離反した不使用位置との間で移動可能な制動部材を有し、前記いずれか一方のブレーキ系統の失陥を検出した際には該失陥したブレーキ系統に対応する前記パーキングブレーキの制動部材を前記制動待機位置に移動し、かつ、上記失陥が解消した後に不使用位置に移動することを特徴とする。

これによると、一方のブレーキ系統の失陥を検出した際に、欠陥したブレーキ系統に対応するパーキングブレーキの制動部材を不使用位置から制動待機位置に移動することで制動部材が回転部材に接近し、パーキングブレーキによる制動の迅速化が得られる。
本発明によると、サービスブレーキ装置の2系統のブレーキ系統のうちの一方のブレーキ系統の失陥を検出した際に、失陥したブレーキ系統側の車輪をパーキングブレーキにより制動し、かつ他方のブレーキ系統側の車輪ブレーキにより制動することで安定した制動が得られる。
実施の形態によるブレーキ装置が搭載された車両の概念を示すブロック図である。 電動パーキングブレーキ装置の構成を示すブロック図である。 (a)は直線走行状態におけるブレーキ制動作用の概要説明図、(b)はブレーキ制動力の説明図である (a)は旋回走行状態におけるブレーキ制動作用の概要説明図、(b)はブレーキ制動力の説明図である。 (a)は旋回走行状態におけるブレーキ制動作用の概要説明図、(b)はブレーキ制動力の説明図である。
以下、本発明に係るブレーキ装置の一実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、サービスブレーキ装置およびパーキングブレーキ装置が搭載された車両の概念を示すブロック図であり、矢印Fは車両前方方向を示し、矢印R、Lはそれぞれ車両の右方向及び左方向を示す。
車体1には左右の前輪2(FL、FR)と左右の後輪3(RL、RR)が配置され、各前輪2(FL、FR)に回転部材としてのディスクロータ4(DFL、DFR)が設けられ、各後輪3(RL、RR)にディスクロータ5(DRL、DRR)が設けられる。
左右の前輪2(FL、FR)は、後述するサービスブレーキ装置を構成する車輪ブレーキである左側および右側前輪ブレーキ6(BFL、BFR)の制動部材となるブレーキパッドが各ディスクロータ4(DFL、DFR)に押圧して制動する。
左右の後輪3(RL、RR)は、車輪ブレーキである左側および右側後輪ブレーキ7(BRL、BRR)のブレーキパッドが各ディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧して制動する。また、左右の後輪3(RL、RR)は後述するパーキングブレーキである左側及び右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)のブレーキパッドが各ディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧して制動する。
左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)は、それぞれ電動モータ等の電動アクチュエータ9(MRL、MRR)及び電動アクチュエータ9(MRL、MRR)の回転運動を直動運動に変換してブレーキパッドをディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧して制動する制動範囲、ディスクロータ5(DRL、DRR)に近接する制動待機位置、ディスクロータ5(DRL、DRR)から離反した不使用位置との間で移動させる回転直動変換機構を備え、電動アクチュエータ9(MRL、MRR)が制動側に回転してブレーキパッドをディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧することで制動し、電動アクチュエータ9(MRL、MRR)を制動解除側となる逆回転することで制動が解除される。
この左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)による制動力は、電動アクチュエータ9(MRL、MRR)によるブレーキパッドをディスクロータ5(DRL、DRR)へ押圧する移動量、すなわちブレーキパッドのストローク量によって制御され、作動解除時にはディスクロータ5(DRL、DRR)からブレーキパッドが離反した不使用位置に保持される。なお、後述するブレーキ系統の失陥検出時にはブレーキパッドは制動待機位置に保持される。
車体1には、ブレーキ操作時にドライバーによって踏み込み操作されるブレーキペダル11が設けられている。ブレーキペダル11にはブレーキペダル11の踏み込み操作を検出し、そのブレーキペダル操作検出信号を後述するブレーキ制御装置(ECU)20に出力するブレーキペダルスイッチ23が設けられる。
ブレーキペダル11の踏み込み操作は、倍力装置12を介してマスタシリンダ13に伝達される。倍力装置12はブレーキペダル11とマスタシリンダ13との間に設けられた負圧ブースタや電動ブースタ等からなり、ブレーキペダル11の踏み込み操作時に踏力を増倍してマスタシリンダ13に伝える。このとき、マスタシリンダ13は一対の液圧室13a、13bを有し、マスタリザーバ13Aから供給されるブレーキ液圧を発生させる。
マスタシリンダ13の液圧室13aには、シリンダ側液圧配管14aを介して第1ブレーキ系統15が接続され、第1ブレーキ系統15は左側前輪2(FL)側の左側前輪ブレーキ6(BFL)と右側後輪3(RR)側の右側後輪ブレーキ7(BRR)に連通し、マスタシリンダ13からのブレーキ液圧を第1ブレーキ系統15によって左側前輪ブレーキ7(BFL)と右側後輪ブレーキ7(BRR)に分配供給する。
液圧室13bにはシリンダ側液圧配管14bを介して第2ブレーキ系統16が接続され、第2ブレーキ系統16は右側前輪2(FR)側の右側前輪ブレーキ6(BFR)と左側後輪3(RL)の左側後輪ブレーキ7(BRL)に連通し、マスタシリンダ13からのブレーキ液圧を第2ブレーキ系統16によって右側前輪ブレーキ6(BFR)と左側後輪ブレーキ7(BRL)に分配供給する。
これら左右の前輪ブレーキ6(BFL、BFR)と左右の後輪ブレーキ7(BRL、BRR)の制動力は供給されるブレーキ液圧によって制御され、ブレーキペダル11の踏み込み量、すなわちブレーキペダル11を踏み込むストローク量Sによって制御される。
車体1には、運転席の近傍位置にドライバーによって操作されるパーキングブレーキスイッチ24が設けられ、パーキングブレーキスイッチ24が制動側(ON)に操作されたとこには、ブレーキ制御装置20からのパーキングブレーキ駆動信号により左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の電動アクチュエータ9(MRL、MRR)を制動側に回転して各後輪パーキングブレーキ8(PRL、PRR)のブレーキパッドをそれぞれディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧して制動する、いわゆるパーキングブレーキとして作動する。
一方、制動を解除するときには、パーキングブレーキスイッチ24を制動解除側(OFF)に操作する。この操作に伴って左右の後輪パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の電動アクチュエータ9(MRL、MRR)を制動解除側に逆回転して各後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)のブレーキパッドをディスクロータ5(DRL、DRR)から離反した不使用位置に退避する。
なお、パーキングブレーキ作動は、車速が0km/hの状態が所定時間継続したときや、シフトレバーをP(パーキング)の操作したとき等にブレーキ制御装置20での作動判断ロジックにより自動的に作動させてもよい。また、パーキングブレーキ作動の解除は、アクセルペダル操作等に基づきブレーキ制御装置20での解除判断ロジックにより自動的解除させてもよい。
さらに、第1ブレーキ系統15および第2ブレーキ系統16の失陥を検出する液圧センサ等の第1ブレーキ系統失陥検出手段21および第2ブレーキ系統失陥検出手段22を備え、例えばブレーキペダル11の操作時に第1ブレーキ系統失陥検出手段21が第1ブレーキ系統15の失陥を検出したときには、ブレーキ制御装置20は、その失陥した右側後輪ブレーキ7(BRR)に対応する右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の電動アクチュエータ9(MRR)を制動側に回転して右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)がサービスブレーキとして作用させる。また、第1ブレーキ系統失陥検出手段21は第1ブレーキ系統15の液圧PIを検出して右側後輪ブレーキ7(BRR)の制動力3(RR)Fを検出する制動力検出センサとしての機能を兼備する。
同様に、ブレーキペダル11の踏み込み操作時に第2ブレーキ系統失陥欠陥検出手段21が第2ブレーキ系統16の失陥を検出したときには、ブレーキ制御装置20は、その失陥した左側後輪ブレーキ7(BRL)に対応する左側後輪電動パーキングブレーキ8(PRL)の電動アクチュエータ9(BRL)を制動側に回転させて左側後輪電動パーキングブレーキ8(PRL)をサービスブレーキとして作用させる。また、第2ブレーキ系統失陥検出手段21は第2ブレーキ系統16のブレーキ液圧P2を検知して左側後輪ブレーキ7(BRL)の制動力3(RL)Fを検出する制動力検出センサとしての機能を兼備する。
さらに、第1ブレーキ系統15或いは第2ブレーキ系統16が失陥した際の走行において、ブレーキペダル11を踏み込み操作した際には、そのときの直線走行および旋回走行状態に応じて左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)を作動制御するように構成される。
このように構成されるブレーキ装置について図2に示す電動パーキングブレーキ装置の構成を示すブロック図等を参照して説明する。
ブレーキ制御装置20は、第1ブレーキ系統失陥検出センサ21、第2ブレーキ系統失陥検出センサ22、ブレーキペダルスイッチ23、パーキングブレーキスイッチ24、車速センサ25、操舵角センサおよび横加速度センサ等により検出される舵角及び横加速度等からヨーレイトを演算して直進走行及び旋回走行状態を検出する旋回走検出手段26等の走行情報に基づいて、予め実験およびシミュレーション等によって設定された走行状態とブレーキ装置の作動との相関データを示すマップ等によりブレーキング装置の作動を判定する失陥判定手段20a及びこの検知した走行状態に応じて左右の後輪パーキングブレーキ9(PRL、PRR)を作動制御するパーキングブレーキ駆動手段20bによって構成される。
左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)は、通常不使用時においては、そのブレーキパッドがディスクロータ5(DRL、DRR)から離れた不使用位置に保持されて、ブレーキパッドとディスクロータ5(DRL、DRR)とを非接触状態に保持される。いわゆる回転するディスクロータ5(DRL、DRR)による引きずりが回避された状態にブレーキパッドを保持する。
ドライバーによってパーキングブレーキスイッチ24が制動側(ON)に操作されると、そのパーキングブレーキ作動信号がパーキングブレーキ制御装置20に送られ、ブレーキ制御装置20からのパーキングブレーキ駆動信号により左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の電動アクチュエータ9(MRL、MRR)が制動側に回転してブレーキパッドをディスクロータ5(DRL、DRR)に押圧することで制動するパーキングブレーキとして作動する。
一方、パーキングブレーキとしての作動を解除するときは、パーキングブレーキスイッチ24が制動解除側(OFF)に操作され、この操作に伴ってパーキングブレーキ制御装置20からのパーキングブレーキ駆動信号により左右の後輪電動パーキングブレーキ8(PRL,PRR)の電動アクチュエータ9(MRL、MRR)が制動解除側に回転してブレーキパッドを不使用位置に退避させる。
走行時において制動の際にブレーキペダル11を踏み込み操作すると、ブレーキペダルスイッチ23からブレーキ作動信号がブレーキ制御装置20に出力される。一方、ペダルブレーキペダル11の踏み込み操作により、マスタシリンダ13からシリンダ側液圧配管14a、14bおよび第1ブレーキ系統16、第2ブレーキ系統17を経由して左右の前輪ブレーキ6(BFL、BFR)、および左右の後輪ブレーキ7(BRL、BRR)の各ブレーキにブレーキ液圧が供給され、これら左右の前輪ブレーキ6(BFL、BFR)、左右の後輪ブレーキ7(BRL、BRR)がブレーキとして作動する。
このとき第1ブレーキ系統失陥検出手段21および第2ブレーキ系統検出手段22がそれぞれ第1ブレーキ系統15および第2ブレーキ系統16のブレーキ液圧P1、P2を検出して第1ブレーキ系統液圧信号および第2ブレーキ系統液圧信号が制御装置20に送られ、失陥判定手段20aにおいてこの検出された第1ブレーキ系統液圧P1および第2ブレーキ系統液圧P2と上記予め設定されたマップデータとを比較して第1ブレーキ系統液圧P1および第2ブレーキ系統液圧P2が共に所定液圧P0より大きい(第1ブレーキ系統液圧P1>所定液圧P0、第2ブレーキ系統液圧P2>所定液圧P0)ときには、第1ブレーキ系統15及び第2ブレーキ系統16が正常に作用していると判断される。
一方、第1ブレーキ系統失陥検出手段21および第2ブレーキ系統検出手段22がそれぞれ第1ブレーキ系統15および第2ブレーキ系統のブレーキ液圧P1、P2のいずれか一方、例えば第1ブレーキ系統液圧P1が所定液圧P0より小さい(第1ブレーキ系統液圧P1<所定液圧P0)と判断されたときには、第1ブレーキ系統15に失陥が発生していると判断する。すなわち、ブレーキペダル11を踏み込んだ際、第2ブレーキ系統16におけるブレーキ液圧が確保される一方、第1ブレーキ系統15のブレーキ液圧の上昇が阻害された状態であり、第1ブレーキ系統15に失陥が発生したと判断される。また、第2ブレーキ液圧が所定液圧より小さい(第2ブレーキ系統液圧P1<所定液圧P0)ときには第2ブレーキ系統16に失陥が発生していると判断する。
ここで、仮に、第1ブレーキ系統失陥検出手段21により第1ブレーキ系統15の失陥が検出された際には、その失陥した右側後輪ブレーキ7(BRR)に対応する右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の電動アクチュエータ9(MRR)を制動側に回動してディスクパッドをディスクロータ5(DRR)に近接乃至摺接可能な制動待機位置に移動させる。一方、第2ブレーキ系統失陥検出手段22により第2ブレーキ系統16の失陥が検出された際には、その失陥した左側後輪ブレーキ7(BRL)側の左側後輪電動パーキングブレーキ8(PRL)の電動アクチュエータ9(MRL)を制動側に回動してディスクパッドをディスクロータ5(DRL)に近接乃至摺接可能な制動待機位置に移動させる。
このように、第1ブレーキ系統失陥判定手段20aにおいて第1ブレーキ系統15あるいは第2ブレーキ系統16の一方、例えば第1ブレーキ系統15に失陥が発生したと判定した際は、第2ブレーキ系統失陥検出手段22により検出された第2ブレーキ系統液圧データと、旋回走行検出センサ26により検出される走行状態データ、車速センサ25により検出される車速データ等の検出データと、予め設定された走行状態、車速及び第2ブレーキ系統液圧と右側後輪電動ブレーキの制動力との相関データとを比較して要求制動力を演算して、該要求制動力に相当する制動力に相当する制動力を達成するべきストローク量だけ右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の電動アクチュエータ9(MRR)を作動させてブレーキパッドをディスクロータ5(DRR)に押圧してブレーキとして作動させる。一方、ブレーキ作動が解除されるブレーキペダル11の踏み込み操作解除に連動して左側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)のブレーキパッドは制動待機位置に後退して維持される。
この右側後輪パーキングブレーキ8(PRR)の作動は、左側後輪電動ブレーキ7(BRL)の作動と同期、すなわちブレーキペダル11の作動となるブレーキペダルスイッチ23の作動と同期して行われ、直線走行時には左側後輪ブレーキ7(BRL)制動力と同一乃至ほぼ同一に制御される。この直線走行時のブレーキ制動を図3を参照して説明する。
図3の(a)は直進走行時における各ブレーキ6(BFL、BFR)、7(BRL、BRL)及び各電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の作動を示す概要説明図である。
この直進走行において、第1ブレーキ系統15が失陥した状態でブレーキペダル11を踏み込み操作すると、ブレーキペダル11の操作にともなって第2ブレーキ系統16側の右側前側ブレーキ6(BFR)および左側後輪ブレーキ7(BRL)の作動により右側前輪2(FR)と左側後輪3(RL)に矢印で示すように制動力2(FRF)および3(RRF)が付与される一方、失陥した第1ブレーキ系統15側の左側前輪ブレーキ6(BFL)と右側後輪ブレーキ7(BRR)は作動しないものの右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動により右側後輪3(RR)に制動力3(RRF)が付与される。
このときの左側後輪3(RL)に作用する左側後輪ブレーキ7(BRL)による制動力3(RLF)と、右側後輪3(RR)に作用する右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)による制動力3(RRF)は、図3(b)に示すように、ブレーキペダル11の踏み込みストロークSに連動して同一乃至ほぼ同一状態で増加或いは減少制御され、左側後輪3(RL)と右側後輪3(RR)に均衡された制動力3(RRF)と3(RLF)が付与される。
従って、直進走行状態において、ブレーキ操作した際に、左側後輪3(RL)および右側後輪3(RR)の左右後輪に左側後輪ブレーキ7(BRL)および右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)によって均衡された制動力3(RRF)と制動力3(RLF)が作用することで、均衡がとれた制動が得られ、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
左側旋回走行、すなわち失陥した右側後輪電動ブレーキ7(BRR)側が旋回外側となる旋回走行時における右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動は、左側後輪ブレーキ7(BRL)の作動と同期、すなわちブレーキペダル11の作動となるブレーキペダルスイッチ23の作動と同期して行われ、左側後輪ブレーキ7(BRL)制動力と同一乃至ほぼ同一に制御される。この左側旋回走行時のブレーキ制動を図4を参照して説明する。
図4の(a)は左側旋回走行時における各ブレーキ6(BFL、BFR)、7(BRL、BRL)及び各電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の制動力の概要説明図である。
この左旋回走行において、第1ブレーキ系統15が失陥した状態でブレーキペダル11を踏み込み操作すると、第2ブレーキ系統16側の右側前側ブレーキ6(BFR)および左側後輪ブレーキ7(BRL)により右側前輪2(FL)と左側後輪3(RR)に制動力2(FRF)および3(RRF)が付与される。一方、失陥した第1ブレーキ系統15側の左側前輪ブレーキ6(BFL)と右側後輪ブレーキ7(BRR)は作動しないものの、右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動により右側後輪3(RR)に制動力3(RRF)が付与される。
このときの左側後輪3(RL)に作用する左側後輪ブレーキ7(BRL)による制動力3(RLF)と、右側後輪3(RR)に作用する右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)による制動力3(RRF)は、図4(b)に示すように、ブレーキペダル11の踏み込みストローク量Sに連動に同一乃至ほぼ同一状態で増加或いは減少制御され、左側後輪3(RL)と右側後輪3(RR)に均衡な安定した制動力3(RRF)と3(RLF)が付与される。
従って、失陥した右側後輪ブレーキ7(RR)が旋回走行外側となる走行状態において、ブレーキ操作した際に、左側後輪3(RL)および右側後輪3(RR)の左右後輪に左側後輪ブレーキ7(BRL)および右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)によって制動力3(RRF)と制動力3(RLF)が付与され、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
一方、右側旋回走行、すなわち失陥した右側後輪ブレーキ7(BRR)側が旋回内側となる旋回走行時における右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動は、左側後輪ブレーキ7(BRL)の作動と同期、すなわちブレーキペダル11の作動となるブレーキペダルスイッチ23の作動と同期して行われる。この右側旋回走行時においては、その旋回に伴い発生する遠心力等の外部荷重や車体姿勢変移および車速変移等により旋回外側となる左側後輪3(RL)に作用する荷重が増加し、かつ右側後輪3(RR)に作用する荷重が減少して路面抵抗が減少して制動時に右側後輪3(RR)がロックすることが懸念されることから、そのロック発生を回避して安定した旋回走行をするために旋回半径や車速等の旋回状態に応じてブレーキ作動時の制動力が旋回外側となる左側後輪3(RL)側より旋回内側となる右側後輪3(RR)側が小さくなるように制御する。
この右側旋回走行時のブレーキ制動を図5を参照して説明する。図5の(a)は右側旋回走行時における各ブレーキ6(BFL、BFR)、7(BRL、BRL)及び各電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)の制動力の概要説明図である。
この右旋回走行において、第1ブレーキ系統15が失陥した状態でブレーキペダル11を踏み込み操作すると、第2ブレーキ系統16側の右側前側ブレーキ6(BFR)および左側後輪ブレーキ7(BRL)により右側前輪2(FL)と左側後輪3(RR)に制動力2(FRF)および3(RRF)が付与される。一方、失陥した第1ブレーキ系統15側の左側前輪ブレーキ6(BFL)と右側後輪ブレーキ7(BRR)は作動しない。そこで、右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動により右側後輪3(RR)に制動力3(RRF)が付与される。
この左側後輪ブレーキ7(BRR)の作動により右側後輪3(RR)に作用する制動力3(RRF)は、図5(b)に示すように、ブレーキペダル11の踏み込みストロークSに連動して増加或いは減少に状態に制御される一方、右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)による制動力3(RRF)は、ブレーキペダル11の踏み込みストロークSに連動して左側後輪ブレーキ7(BRL)の制動力3(RLF)と同期し、かつ旋回状況に対応して右側後輪3(RR)のロック発生を回避すべく予め設定された制御量dだけ減少して増減する(制動力3(RRF)=制動力3(BRF)−制御量d)ように制御される。
これにより、失陥した右側後輪ブレーキ7(BRR)に対応する右側後輪3側を旋回内側とする右側旋回走行状態において、ブレーキ操作した際には、左側後輪3(RL)および右側後輪3(RR)の両輪に左側後輪ブレーキ7(BRL)および右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)によって制動力3(RRF)と制動力3(RLF)が付与され、この旋回内側の右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の制動力3(RRF)を左側後輪ブレーキ7(BRL)の制動力3(RLF)より制御量dだけ小さくなるように制御することで、右側車輪3(RR)の制動時のロックの発生が抑制されて制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
なお、第1ブレーキ系統15の失陥が検出された状態下で右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動が解除されたときはその右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)のブレーキパッドがディスクロータ5(DRL)に近接或いは接触可能な制動待機位置に後退維持されて、右側後輪電動パーキングブレーキ8(PRR)の作動時にブレーキパッドのストロークの短縮を図り、作動迅速を確保し、かつ第1ブレーキ系統17の失陥が解消した際には、ブレーキパッドをディスクロータ5(DRL)から離れた退避位置に保持する。
また、上記説明では、第1ブレーキ系統15に失陥が発生した例を主に説明したが、第2ブレーキ系統15に失陥が発生した際に上記同様に制御作用するものであり、その説明を省略する。
従って、本実施の形態によると、サービスブレーキ装置の2系統ブレーキ系統15、16のうちの一方のブレーキ系統、例えば第1ブレーキ系統15の失陥を検出した際には、ブレーキペダル操作に連動して、失陥したブレーキ系統15側の右側後輪3(RR)が電動パーキングブレーキ8(PRR)により制動され、かつ他方の左側後輪3(RL)が通常時と同様に左側後輪ブレーキ7(BRL)により制動される。すなわち、一方のブレーキ系統が失陥した際には、ブレーキペダル操作に連動して左右の車輪がそれぞれ車輪ブレーキ及びパーキングブレーキにより制動され、均衡のとれた安定した制動が確保されて得られ、これにより、制動時に左右の車輪に安定した制動が付与され、制動時の車両挙動の安定性が確保できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記説明では第1ブレーキ系統15或いは第2ブレーキ系統16のブレーキ液圧を検知して後輪ブレーキ6(BRL、BRR)の制動力を検出するように構成したが、ブレーキペダル11の踏み込みストローク量により後輪ブレーキ6(BRL、BRR)の制動力を検出することができる。
さらに、上記実施の形態では左側後輪3(RL)および右側後輪3(RR)にパーキングブレーキ装置の電動パーキングブレーキ8(PRL、PRR)を配置したが左側前輪2(FL)および右側前輪2(FR)に対応して電動パーキングブレーキを配置することもできる。
また、失陥した後輪ブレーキ側が旋回内側となる旋回走行時には、旋回内側のパーキン
グブレーキの制動力を、失陥した後輪ブレーキ側が旋回外側となる旋回走行時の場合のパーキングブレーキの制動力よりも少なく制御することもできる。
また、電動パーキングブレーキに代えて、液圧ブレーキ等の他のブレーキを使用することもできる。さらに、上記実施の形態では、各ブレーキとしてディスクブレーキを使用したが、ドラムブレーキ等の他の形式のブレーキを使用することもできる。
1 車体
2(FL、FR) 左側、右側前輪
3(RL、RR) 左側、右側後輪
4(DFL、DFR) ディスクロータ(回転部材)
5(DRL、DRR) ディスクロータ
6(BFL、BFR) 左側、右側前輪ブレーキ
7(BRL、BRR) 左側、右側後輪ブレーキ
8(PRL、PRR) 左側、右側後輪電動パーキングブレーキ
9(MRL、MRR) 電動アクチュエータ
11 ブレーキペダル
13 マスタシリンダ
15 第1ブレーキ系統
16 第2ブレーキ系
20 ブレーキ制御装置
21 第1ブレーキ系統失陥検出手段
22 第2ブレーキ系統失陥検出手段
23 ブレーキペダルスイッチ
24 パーキングブレーキスイッチ
25 車速センサ
26 旋回走検出手段

Claims (3)

  1. 車両に装着された各車輪に対応して設けられた各車輪ブレーキを2つのブレーキ系統のもとで作動させるサービスブレーキ装置と、パーキングブレーキ装置の作動を制御可能なブレーキ制御部と、を備えた車両のブレーキ装置において、
    前記サービスブレーキ装置の各ブレーキ系統が失陥したことを検知するブレーキ失陥検出手段を有し、
    該ブレーキ失陥検出手段が少なくとも何れかのブレーキ系統の失陥を検出したとに、前記ブレーキ制御部は失陥したブレーキ系統の車輪に対応する車輪にパーキングブレーキを作動させ
    前記失陥した後輪ブレーキ側が旋回内側となる旋回走行時には、旋回内側のパーキングブレーキの制動力を旋回外側の車輪ブレーキの制動力よりも少なく制御することを特徴とする車両のブレーキ装置。
  2. 車両に装着された各車輪に対応して設けられた各車輪ブレーキを2つのブレーキ系統のもとで作動させるサービスブレーキ装置と、パーキングブレーキ装置の作動を制御可能なブレーキ制御部と、を備えた車両のブレーキ装置において、
    前記サービスブレーキ装置の各ブレーキ系統が失陥したことを検知するブレーキ失陥検出手段を有し、
    該ブレーキ失陥検出手段が少なくとも何れかのブレーキ系統の失陥を検出したとに、前記ブレーキ制御部は失陥したブレーキ系統の車輪に対応する車輪にパーキングブレーキを作動させ
    前記パーキングブレーキは、車輪に設けられた回転部材に押圧して制動する制動位置と、前記回転部材に近接する制動待機位置と、回転部材から離反した不使用位置との間で移動可能な制動部材を有し、
    前記いずれか一方のブレーキ系統の失陥を検出した際には該失陥したブレーキ系統に対応する前記パーキングブレーキの制動部材を前記制動待機位置に移動し、かつ、上記失陥が解消した後に不使用位置に移動することを特徴とする車両のブレーキ装置。
  3. 前記各車輪ブレーキが、左側前輪、右側前輪、左側後輪および右側後輪にそれぞれ対応して設けられた左側前輪ブレーキ、右側前輪ブレーキ、左側後輪ブレーキおよび右側後輪ブレーキであり、
    前記2系統のブレーキ系統は、前記左側前輪ブレーキと右側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第1ブレーキ系統および前記右側前輪ブレーキと左側後輪ブレーキにブレーキ液圧を供給する第2ブレーキ系統であり、
    パーキングブレーキは、前記左側後輪及び右側後輪をそれぞれ制動する左側後輪電動パーキングブレーキおよび右側後輪電動パーキングブレーキであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のブレーキ装置。
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