JP6591943B2 - カテーテルコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテルコネクタ、およびカテーテルコネクタの使用方法に関する。
硬膜外麻酔の場合、例えば、抵抗消失法や懸滴法などを用いて穿刺した硬膜外針からカテーテルを硬膜外腔に挿入する。そして、カテーテルの後端にカテーテルコネクタを接続し、カテーテルコネクタにさらに注射器などの器具を接続して薬液を硬膜外腔に注入する。
例えば特許文献1には、螺合部材を本体に対して回すことにより、雌ねじ部と雄ねじ部とが相対回転し、螺合部材を押し込むことにより弾性部材に挟圧を与えて、カーテルを固定するカテーテルコネクタが記載されている。
特開2013−22255号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカテーテルコネクタでは、注射器などの器具を接続する際に、螺合部材を把持して器具をカテーテルコネクタに接続する術者や、器具をカテーテルコネクタから外す際に、螺合部材を把持して器具をカテーテルコネクタから外す術者がおり、意図せず螺合部材が弾性部材への挟圧が低下する方向に回転してしまい、カテーテルが外れる場合があった。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、カテーテルが外れることを抑制することができるカテーテルコネクタを提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、カテーテルが外れることを抑制することができるカテーテルコネクタの使用方法を提供することにある。
本発明に係るカテーテルコネクタは、
一端側からカテーテルが挿入され、前記一端側の内面に雌ねじが設けられた第1貫通孔を有する第1部材と、
前記第1貫通孔内に収容され、前記カテーテルが貫通する弾性部材と、
前記カテーテルが貫通し、前記一端側から前記第1貫通孔に挿入されて前記雌ねじと螺合する雄ねじを備えた螺合部と、回動軸を介して前記螺合部に接続された蓋部と、を有する第2部材と、
を含み、
前記弾性部材は、前記螺合部に押圧されて前記カテーテルを固定し、
前記カテーテルが前記弾性部材に固定された状態において、前記蓋部は、前記回動軸で折返されて前記第1部材に固定される。
このようなカテーテルコネクタでは、例えば、カテーテルコネクタに外部器具を接続する際や、カテーテルコネクタから外部器具を外す際に、第2部材が第1部材に対して相対的に回転することを抑制することができる。したがって、このようなカテーテルコネクタでは、螺合部の弾性部材に対する押圧が解除されることを抑制することができ、弾性部材
からカテーテルが外れることを抑制することができる。
本発明に係るカテーテルコネクタにおいて、
前記蓋部は、前記カテーテルが通過する切り欠き部を有し、
前記螺合部は、前記カテーテルが貫通する第2貫通孔を有し、
前記蓋部が前記第1部材に固定された状態において、前記第1貫通孔の前記一端から他端に向かう方向および前記回動軸の方向と直交する方向からみて、
前記第2貫通孔の前記回動軸側の端部は、前記切り欠き部の前記回動軸側の端部よりも前記回動軸側に位置してもよい。
このようなカテーテルコネクタでは、蓋部が第1部材に固定された状態において、例えば、意図せずにカテーテルを引っ張る力が働いたとしても、切り欠き部の端部によって、カテーテルの弾性部材に固定されている部分に該力が集中することを抑制することができる。したがって、このようなカテーテルコネクタでは、弾性部材からカテーテルが外れることを抑制することができる。
本発明に係るカテーテルコネクタにおいて、
前記第1部材は、
前記第1貫通孔を有する筒状部と、
前記筒状部の外表面から前記回動軸に沿って両側に突出している基部と、
を有し、
前記蓋部が前記第1部材に固定された状態において、前記蓋部は、前記基部と重なり合う形状を有して前記基部に固定されてもよい。
このようなカテーテルコネクタでは、術者は、カテーテルコネクタに外部器具を接続する際や、カテーテルコネクタから外部器具を外す際に、互いに固定された基部および蓋部を把持しやすい。
本発明に係るカテーテルコネクタにおいて、
前記第1貫通孔の他端側から、前記カテーテルに導入される薬液が供給されてもよい。
このようなカテーテルコネクタでは、第1貫通孔の他端側から、カテーテルに導入される薬液を供給し、該薬液を例えば硬膜外腔に注入することができる。
本発明に係るカテーテルコネクタの使用方法は、
一端側の内面に雌ねじが設けられた貫通孔を有する第1部材と、
前記貫通孔内に収容された弾性部材と、
雄ねじを備えて前記一端側から前記貫通孔に挿入された螺合部と、回動軸を介して前記螺合部に接続された蓋部と、を有する第2部材と、
を準備する工程と、
前記螺合部および前記弾性部材にカテーテルを貫通して、前記カテーテルを前記一端側から前記貫通孔に挿入する工程と、
前記雄ねじと前記雌ねじとを螺合させて前記螺合部により前記弾性部材を押圧し、前記弾性部材に前記カテーテルを固定する工程と、
前記カテーテルを固定する工程の後に、前記蓋部を、前記回動軸で折返して前記第1部材に固定する工程と、
を含む。
このようなカテーテルコネクタの使用方法では、例えば、カテーテルコネクタに外部器具を接続する際や、カテーテルコネクタから外部器具を外す際に、第2部材が第1部材に
対して相対的に回転することを抑制することができる。したがって、このようなカテーテルコネクタの使用方法では、螺合部の弾性部材に対する押圧が解除されることを抑制することができ、弾性部材からカテーテルが外れることを抑制することができる。
本実施形態に係るカテーテルコネクタを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタを模式的に示す側面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタを模式的に示す断面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの第1部材を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの第2部材を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタを模式的に示す断面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための断面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための斜視図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための側面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための平面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための断面図。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するためのフローチャート。 本実施形態に係るカテーテルコネクタの使用方法を説明するための斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. カテーテルコネクタ
1.1. 構成
まず、本実施形態に係るカテーテルコネクタについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000を模式的に示す側面図である。図3は、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000を模式的に示す図1のIII−III線断面図である。なお、図1〜3および以下に示す図7〜図14では、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
カテーテルコネクタ1000は、図1〜図3に示すように、第1部材100と、第2部材200と、弾性部材300と、を含む。
1.1.1. 第1部材
第1部材100は、筒状部110と、基部120と、を有している。第1部材100の材質は、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどである。
第1部材100は、例えば、射出成形によって形成される。ここで、図4は、第1部材100を模式的に示す斜視図であり、第2部材200の螺合部210を筒状部110内に挿入させる前の状態を示している。
筒状部110は、筒状の形状を有している。筒状部110は、図3および図4に示すように、第1貫通孔112を有している。第1貫通孔112は、図3に示すように、一端112a側(−Y軸方向側)からカテーテル10が挿入可能に構成されており、カテーテル10が挿入される。第1貫通孔112は、Y軸に沿って設けられている。
第1貫通孔112は、一端112a側(−Y軸方向側)から他端112b側(+Y軸方向側)に向けて、第1領域114a、第2領域114b、第3領域114c、および第4領域114dを、この順で有している。
第1貫通孔112の第1領域114aの内面115には、雌ねじ116が設けられている。雌ねじ116によって、筒状部110は、第2部材200の螺合部210と螺合可能である。第1領域114aには、弾性部材300が収容されている。
第1貫通孔112の第2領域114bは、第1領域114aの内径よりも小さい内径を有している。第2領域114bの内径は、カテーテル10の外径と同じ、または、カテーテル10の外径よりも若干大きい。
第1貫通孔112の第3領域114cは、カテーテル10の外径よりも小さい内径を有している。したがって、一端112a側から第1貫通孔112に挿入されるカテーテル10は、第1領域114aを貫通した後、第2領域114bの他端112b側の端部において、停止する。
第1貫通孔112の第4領域114dは、第2領域114bの内径よりも大きな内径を有している。第4領域114dは、第3領域114cを介して、カテーテル10の貫通孔と連通している。第4領域114dには、他端112b側から注射器などの外部器具(図示せず)が挿入され、外部器具内の薬液は、カテーテル10を通って、例えば硬膜外腔に注入される。このように、第1貫通孔112の他端112b側から、カテーテル10に導入される薬液が供給される。第4領域114dに挿入された外部基部は、例えば、ねじ等によりカテーテルコネクタ1000に接続される。
筒状部110の他端112b側の外表面111には、雄ねじ118が設けられている。筒状部110の他端112b側は、雄ねじ118によって、図示せぬキャップが着脱可能となる。
基部120は、筒状部110の外表面111に接続されている。基部120は、筒状部110の外表面111から回動軸220に沿って(X軸に沿って)両側に(+X軸方向側および−X軸方向側に)突出している。図示の例では、基部120は、略お椀状の形状を有している。
基部120の外表面には、図1に示すように、複数の凹部122が設けられている。凹部122は、術者が基部120を把持してカテーテルコネクタ1000に外部器具を接続する際や、術者が基部120を把持してカテーテルコネクタ1000から外部器具を外す際に、術者の手が滑らないための滑り止めとなる。
1.1.2. 第2部材
第2部材200は、螺合部210と、回動軸220と、蓋部230と、を有している。
第2部材200の材質は、特に限定されず、例えば、第1部材の材質と同じである。第2部材200は、例えば、射出成形によって形成される。
螺合部210は、一端112a側から第1貫通孔112の第1領域114aに挿入されている。螺合部210は、筒状の形状を有している。ここで、図5は、第2部材200を模式的に示す斜視図であり、螺合部210を筒状部110内に挿入させる前の状態を示している。図5に示す第2部材200の螺合部210を図4に示す第1貫通孔112内に挿入させて、図3に示すようなカテーテルコネクタ1000を形成することができる。
螺合部210は、図5に示すように、先端側に、螺合部210の外表面に沿って周状に設けられた凸部211を有している。一方、筒状部110は、図6に示すように、第1貫通孔112の第1領域114aの内面に、周状に設けられた凸部113を有している。凸部113は、雌ねじ116よりも+Y軸方向側に位置している。螺合部210を第1貫通孔112内に挿入する際には、凸部211が凸部113を乗り越えるように、螺合部210を圧入する。これにより、第2部材200は、第1部材100に対して分離し難くなる。なお、図6は、図3の破線で囲まれた領域Aの拡大図である。
螺合部210には、−Y軸方向側からカテーテル10が挿入され、カテーテル10が貫通に構成され、カテーテル10が貫通する。図示の例では、螺合部210は、Y軸に沿った第2貫通孔212を有し、カテーテル10は、第2貫通孔212を貫通している。
螺合部210は、筒状部110に螺合可能である。具体的には、螺合部210は、螺合部210の外表面に設けられ、雌ねじ116と螺合可能な雄ねじ214を備えている。雄ねじ214が雌ねじ116することによって、螺合部210は、筒状部110に螺合する。例えば、図1〜図3に示す状態(第1状態)において、螺合部210は、筒状部110に螺合していない。第1状態から第1部材100を、図7に示すように、第2部材200に対してY軸回りに回転させて、図8および図9に示す状態(第2状態)となる。これにより、螺合部210は、筒状部110に螺合する。第2状態は、例えば、第1状態から第1部材100が第2部材200に対して180°Y軸回りに回転した状態である。
なお、図7および図8は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための斜視図である。図9は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための断面図であって、図8に示すIX−IX線断面図である。
回動軸220は、X軸方向に延出している。回動軸220は、螺合部210と蓋部230とを回動可能に接続している。
蓋部230は、図3に示すように、螺合部210の−Y軸方向側に、回動軸220を介して接続されている。蓋部230は、回動軸220で、+Y軸方向側に折り返されることができる。例えば、蓋部230は、図8に示す第2状態から、図10に示すように回動し、+Y軸方向側に折り返されて、図11〜図14に示す状態(第3状態)となる。第3状態は、蓋部230が基部120に固定された状態である。
なお、図10および図11は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための斜視図である。図12は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための側面図である。図13は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための平面図である。図14は、カテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための断面図であって、図11に示すXIV−XIV線断面図である。
蓋部230は、第3状態において、第1部材100の基部120に固定される。すなわ
ち、第3状態では、第2部材200は、第1部材100に対して相対的に回転することができない。蓋部230は、第3状態において、基部120と重なり合う形状を有して基部120に固定される。蓋部230は、略お椀状の形状を有しており、第3状態において、例えば筒状部110の一部を覆っている。例えば、基部120は、基部120の外縁部120a(図8参照)に第1係合部(図示せず)を有し、蓋部230は、蓋部230の外縁部230a(図8参照)に第2係合部(図示せず)を有し、第3状態において、第1係合部と第2係合部とが係合することにより、蓋部230は、基部120に固定されてもよい。
なお、基部120の外縁部120aは、第3状態において、蓋部230に接触する面であり、図示の例では、円弧状の形状を有している。また、蓋部230の外縁部230aは、第3状態において、基部120に接触する面であり、図示の例では、円弧に沿った形状を有している。第3状態において、外縁部120a,230aは、完全に重なり合ってもよい。
図1に示す第1状態では、基部120の外縁部120aは、−Z軸方向を向き、蓋部230の外縁部230aは、+Z軸方向を向いている。このように、第1状態では、外縁部120a,230aが互い異なる方向を向いており、蓋部230を、回動軸220で折り返しても、蓋部230を基部120に固定することはできない。
一方、図8に示す第2状態では、基部120の外縁部120a、および蓋部230の外縁部230aは、同じ方向(図示の例では+Z軸方向)を向いている。そのため、第2状態において、蓋部230は、回動軸220で折り返えされて基部120に固定される(第3状態となる)ことができる。
蓋部230は、図10に示すように、カテーテル10が通過する切り欠き部232を有している。切り欠き部232は、例えば、カテーテル10を所望の方向に導く(案内する)ことができる。
1.1.3. 弾性部材
弾性部材300は、図3に示すように、第1貫通孔112内に収容されている。具体的には、弾性部材300は、第1貫通孔112の第1領域114a内に設けられ、螺合部210の先端(+Y軸方向側の端部)と接している。弾性部材300は、弾性を有し、弾性部材300の材質は、例えば、エラストマーである。弾性部材300は、カテーテル10が貫通可能に構成されており、カテーテル10が貫通する。図示の例では、弾性部材300は、Y軸に沿った第3貫通孔302を有し、カテーテル10は、第3貫通孔302を貫通している。
図3に示す第1状態では、弾性部材300は、螺合部210によって押圧されていない。第1状態では、カテーテル10を弾性部材300に貫通させることもできるし、貫通されたカテーテル10を弾性部材300から引き抜くこともできる。
一方、図9に示す第2状態では、螺合部210が筒状部110に螺合し、螺合部210の先端が第1状態よりも+Y軸方向に進行することにより、弾性部材300は、螺合部210に押圧される。これにより、第3貫通孔302は縮径し(内径が小さくなり)、弾性部材300は、カテーテル10を固定する。第2状態は、カテーテル10が弾性部材300に固定される状態である。第2状態では、基本的に、貫通されたカテーテル10を弾性部材300から引き抜くことはできない。第2状態における弾性部材300のY軸方向の大きさL2(図9参照)は、第1状態における弾性部材300のY軸方向の大きさL1(図3参照)よりも小さい。
1.1.4. 第3状態におけるカテーテルの形状
カテーテル10は、第3状態において、図14に示すように、略S字状となる部分を有している。第3状態において、第1貫通孔112の一端112aから他端112bに向かう方向(Y軸方向)および回動軸220の方向(X軸方向)と直交する方向(Z軸方向)からみて、第2貫通孔212の回動軸220側の端部212aは、切り欠き部232の回動軸220側の端部232aよりも、回動軸220側に(−Y軸方向側に)位置する。これにより、カテーテル10は、略S字状となる部分を有する。図示の例では、端部212aは、第2貫通孔212の−Y軸方向側の端部であり、端部232aは、切り欠き部232の−Y軸方向側の端部である。
図示の例では、カテーテル10は、第1貫通孔112の第2領域114bから第3貫通孔302および第2貫通孔212を通って−Y軸方向側に延出する第1部分11と、第2貫通孔212の端部212aにおいて第1部分11から+Z軸方向側に折り曲げられた第2部分12と、第2部分12から+Y軸方向に延出する第3部分13と、切り欠き部232の端部232aにおいて第3部分13から+Z軸方向側に折り曲げられた第4部分14と、第4部分14から−Y軸方向に延出する第5部分15と、を有する。第3部分13は、筒状部110の外表面111と、蓋部230の内面と、の間に位置している。
1.2. 使用方法
次に、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000の使用方法について、図面を参照しながら説明する。図15は、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するためのフローチャートである。図16は、本実施形態に係るカテーテルコネクタ1000の使用方法を説明するための斜視図である。
まず、図1〜図3に示すように、第1部材100、第2部材200、および弾性部材300を準備する(ステップS1)。本工程では、螺合部210の凸部211が筒状部110の凸部113を乗り越えるように螺合部210を圧入させて、螺合部210を筒状部110に挿入させた状態にする。
次に、螺合部210および弾性部材300にカテーテル10を貫通して、カテーテル10を一端112a側から第1貫通孔112にカテーテル10を挿入する(ステップS2)。カテーテル10は、第3領域114cには挿入されず、第2領域114bの他端112b側においてカテーテル10の進行は停止する。
次に、図16に示すように、基部120と蓋部230とを把持する。そして、図7に示すように、第1部材100を、第2部材200に対してY軸を回転軸として回転させ、図8および図9に示すように、雄ねじ214と雌ねじ116とを螺合させて螺合部210により弾性部材300を押圧し、弾性部材300にカテーテル10を固定する(ステップS3)。
次に、図10に示すように、蓋部230を、回動軸220で+Y軸方向側に折返し、図11〜図14に示すように、蓋部230を基部120に固定する(ステップS4)。
次に、基部120および蓋部230を把持して、第1貫通孔112の第4領域114d内に他端112b側から注射器等の外部器具を挿入し、例えば、ねじ等によりカテーテルコネクタ1000に外部器具を接続する(ステップS5)。そして、カテーテル10を通して、例えば薬液を硬膜外腔に注入する。基部120および蓋部230は互いに固定されているため、カテーテルコネクタ1000に外部器具を接続する際に、第2部材200が第1部材100に対して相対的に回転することを抑制することができる。したがって、螺
合部210の弾性部材300に対する押圧が解除されることを抑制することができ、弾性部材300からカテーテル10が外れることを抑制することができる。
1.3. 特徴
カテーテルコネクタ1000は、例えば、以下の特徴を有する。
カテーテルコネクタ1000では、弾性部材300は、螺合部210に押圧されてカテーテル10を固定し、カテーテル10が弾性部材300に固定された状態(第2状態)において、蓋部230は、回動軸220で折返されて第1部材100に固定される。そのため、カテーテルコネクタ1000では、例えば、カテーテルコネクタ1000に外部器具を接続する際や、カテーテルコネクタ1000から外部器具を外す際に、第2部材200が第1部材100に対して相対的に回転することを抑制することができる。したがって、カテーテルコネクタ1000では、螺合部210の弾性部材300に対する押圧が解除されることを抑制することができ、弾性部材300からカテーテル10が外れることを抑制することができる。
カテーテルコネクタ1000では、蓋部230が第1部材100に固定された状態(第3状態)において、Z軸方向からみて、第2貫通孔212の端部212aは、切り欠き部232の端部232aよりも回動軸220側に位置する。そのため、カテーテルコネクタ1000では、第3状態において、例えば、意図せずに−Y軸方向にカテーテル10を引っ張る力が働いたとしても、切り欠き部232の端部232aによって、カテーテル10の弾性部材300に固定されている部分に該力が集中することを抑制することができる。したがって、カテーテルコネクタ1000では、弾性部材300からカテーテル10が外れることを抑制することができる。
カテーテルコネクタ1000では、基部120は、筒状部110の外表面111から回動軸220に沿って両側に突出し、第3状態において、蓋部230は、基部120と重なり合う形状を有して基部120に固定される。そのため、術者は、カテーテルコネクタ1000に外部器具を接続する際や、カテーテルコネクタ1000から外部器具を外す際に、互いに固定された基部120および蓋部230を把持しやすい。
カテーテルコネクタ1000では、第1貫通孔112の他端112b側から、カテーテル10に導入される薬液が供給される。このようなカテーテルコネクタ1000では、第1貫通孔112の他端112b側から、カテーテル10に導入される薬液を供給し、該薬液を例えば硬膜外腔に注入することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 カテーテル、11 第1部分、12 第2部分、13 第3部分、14 第4部分、15 第5部分、100 第1部材、110 筒状部、111 外表面、112 第1貫通孔、112a 一端、112b 他端、113 凸部、114a 第1領域、114b 第2領域、114c 第3領域、114d 第4領域、115 内面、116 雌ねじ、118 雄ねじ、120 基部、120a 外縁部、122 凹部、200 第2部材、210 螺合部、211 凸部、212 第2貫通孔、214 雄ねじ、220 回
動軸、230 蓋部、230a 外縁部、232 切り欠き部、232a 端部、300
弾性部材、302 第3貫通孔、1000 カテーテルコネクタ

Claims (4)

  1. 一端側からカテーテルが挿入され、前記一端側の内面に雌ねじが設けられた第1貫通孔を有する第1部材と、
    前記第1貫通孔内に収容され、前記カテーテルが貫通する弾性部材と、
    前記カテーテルが貫通し、前記一端側から前記第1貫通孔に挿入されて前記雌ねじと螺合する雄ねじを備えた螺合部と、回動軸を介して前記螺合部に接続された蓋部と、を有する第2部材と、
    を含み、
    前記弾性部材は、前記螺合部に押圧されて前記カテーテルを固定し、
    前記カテーテルが前記弾性部材に固定された状態において、前記蓋部は、前記回動軸で折返されて前記第1部材に固定され
    前記蓋部は、前記カテーテルが通過する切り欠き部を有し、
    前記螺合部は、前記カテーテルが貫通する第2貫通孔を有し、
    前記蓋部が前記第1部材に固定された状態において、前記第1貫通孔の前記一端から他端に向かう方向および前記回動軸の方向と直交する方向からみて、
    前記第2貫通孔の前記回動軸側の端部は、前記切り欠き部の前記回動軸側の端部よりも前記回動軸側に位置する、カテーテルコネクタ。
  2. 一端側からカテーテルが挿入され、前記一端側の内面に雌ねじが設けられた第1貫通孔を有する第1部材と、
    前記第1貫通孔内に収容され、前記カテーテルが貫通する弾性部材と、
    前記カテーテルが貫通し、前記一端側から前記第1貫通孔に挿入されて前記雌ねじと螺合する雄ねじを備えた螺合部と、回動軸を介して前記螺合部に接続された蓋部と、を有する第2部材と、
    を含み、
    前記弾性部材は、前記螺合部に押圧されて前記カテーテルを固定し、
    前記カテーテルが前記弾性部材に固定された状態において、前記蓋部は、前記回動軸で折返されて前記第1部材に固定され
    前記第1部材は、
    前記第1貫通孔を有する筒状部と、
    前記筒状部の外表面から前記回動軸に沿って両側に突出している基部と、
    を有し、
    前記蓋部が前記第1部材に固定された状態において、前記蓋部は、前記基部と重なり合う形状を有して前記基部に固定される、カテーテルコネクタ。
  3. 請求項において、
    前記蓋部は、前記カテーテルが通過する切り欠き部を有し、
    前記螺合部は、前記カテーテルが貫通する第2貫通孔を有し、
    前記蓋部が前記第1部材に固定された状態において、前記第1貫通孔の前記一端から他端に向かう方向および前記回動軸の方向と直交する方向からみて、
    前記第2貫通孔の前記回動軸側の端部は、前記切り欠き部の前記回動軸側の端部よりも前記回動軸側に位置する、カテーテルコネクタ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記第1貫通孔の他端側から、前記カテーテルに導入される薬液が供給される、カテーテルコネクタ。
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