JP6591850B2 - 建具設置構造 - Google Patents
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Description
この従来技術では、地震によるエネルギーを重ね継ぎ手により吸収することができ、ひいては、前記エネルギーによって、方立や建具が変形するのを防ぐことができる。
ここで、前記「建具」には、開口部幅方向へスライドして開閉する引戸や、扇形状に回動して開閉する開き戸(ドア)、戸体を折り曲げたり展開したりして開閉する折戸、ヒンジ部分を扇形に回動させながら戸体を回転させて開閉するバランスドア等を含む。
前記構成によれば、地震等の揺れにより自立方立と接続部材の間の角度が変化した際、その圧縮方向のエネルギーを弾発部材により吸収することでき、ひいては、当該建具設置構造の各部が変形したり、該変形に起因して建具の開閉機能が損なわれたりするようなことを防ぐことができる。
すなわち、この発明は、建物の層間に立設する両側の自立方立の間に建具を設置するようにした建具設置構造において、前記自立方立に交差する方向へ延設されてその両端部を両側の前記自立方立に接続した接続部材を備え、前記接続部材を、前記自立方立に対し回動可能に接続したことを特徴とする(図2及び図3参照)。
この発明によれば、当該建具設置構造の免震及び制振性を向上することができる。
なお、前記「接続部材」には、左右の自立方立間に接続された略水平状の横枠や、上枠、下枠等を含む。
この接続構造によれば、上材10aの下端側と、下材10bの上端側とは、開口部30幅方向(図1によれば左右方向)に重ね合わせられ、この重ね合わせ部分を貫通するボルト(図示せず)、及び該ボルトに環状に装着された弾性体10c(例えば、コイルスプリング)によって接続され、弾性的に接近離隔することが可能である。
自立方立11〜14の各々を構成する上材10aと下材10bは、例えば、金属製の角材とすればよい。
詳細に説明すれば、図1の左側と右側のそれぞれにおいて、前後に間隔を置いた上材10a,10aの間には接続部材21が接続され、前後に間隔を置いた下材10b,10bの間には接続部材22が接続される。また、図1の手前側と奥側のそれぞれにおいて、左右に間隔を置いた下材10b,10bの間には接続部材23が接続される。また、開口部30上方における上枠31の上側には、左右に間隔を置いた下材10b,10bの間に接続部材24が接続される。
この接続構造を図3の例示に基づき詳細に説明すれば、軸10eは、両側の上材10a,10a(又は10b,10b)の間側に位置し、ブラケット等を介して上材10a(又は10b)に固定されている。
この軸10eは、前記ブラケット及び接続部材21(又は22)を貫通するボルトであり、その先端側にはナットが締め付けられている。
したがって、通常状態において、接続部材21〜24の各々は、自立方立11〜14の各々に対し回動しないが、地震等により揺れた場合には、軸10e回りを若干回動する。すなわち、地震等により揺れた場合には、接続部材21〜24の各々と、対応する自立方立11〜14の各々との間の角度a,b(図3(b)参照)が変化する。
弾発部材15は、図3に例示するように、シリンダ状部材15aと該シリンダ状部材15aに挿入されるピストン状部材15bとを圧縮コイルスプリング(図示せず)により接続してなる。
この弾発部材15は、図示する好ましい一例によれば、前後の自立方立11,12(または13,14)の間において、前後で対称となるように二つ設けられる。そして、これら弾発部材15は、上材10aと下材10bとが重なり合う方向と交差するように配設される。
詳細に説明すれば、各弾発部材15の一端側と自立方立11,12,13又は14との間には、回動支持部材16が設けられる(図3参照)。この回動支持部材16は、先端側が自立方立11,12,13又は14に対し接近離隔して回動するように、該回動支持部材16の基端側が自立方立11,12,13又は14に枢支された部材である。
この回動支持部材16は、弾発部材15側から押圧された場合には、自立方立11,12,13又は14の側面に当接して回動不能になり、弾発部材15側から引っ張られた場合には、自立方立11,12,13又は14の側面から離れるようにして回動する
取付ブラケット17は、接続部材21(又は22)の長手方向の中央部から下方へ突出しており、その突端側には、両側の弾発部材15,15を接続するための二つの傾斜ブラケット18が固定される。
各傾斜ブラケット18は、取付ブラケット17の下端側に固定され、弾発部材15の自立方立13(又は14)側の止着箇所へ向かって、斜め下方へ延びている。この傾斜ブラケット18の先端側には、弾発部材15のピストン状部材15b先端が回転可能に止着される。
左右の縦枠32,32及び自立方立12,14は、その下端側において、床面等に止着されている。
上枠31は、その上側で略水平方向へわたる接続部材24(図1及び図4参照)に対し一体的に固定されている。
この戸袋部40は、上枠42及び第1の可動バー43と、両側の縦枠32,41と、床面とによって矩形枠状に構成され、その内部に建具50を収納する。
本実施例によれば、戸袋部40の両側(図1の前後)に、自立方立11,12(又は13,14)が配設され、これら自立方立における戸袋部40よりも上側に、上述した接続部材21及び弾発部材15等が設けられる。
この上枠42は、図4に示すように、第1の可動バー43を上下動可能に嵌め合わせるように下方を開口した凹状部42aと、該凹状部42aにおける戸袋内奥側の壁部から下方へ下がり、さらに戸袋内奥側へ断面略L字状に曲げられた奥側片部42bとを一体に有する。
そして、上枠42の長手方向において、前記奥側片部42bの途中箇所には、後述するバネ止着ブラケット44を挿通するように貫通孔42b1(図4参照)が設けられる。この貫通孔42b1は、図示例によれば矩形状の孔である。
そして、この第1の可動バー43は、建具50の戸先側に対応する一端側を上下回動させるように、その回動支点側(図4によれば左端側)が上枠42に枢支されている。
詳細に説明すれば、上枠42内には、下方を開口した凹状の支持ブラケット42a1が固定される。第1の可動バー43内には、上方を開口した凹状の被支持ブラケット43aが固定される。支持ブラケット42a1の凹状部分には、被支持ブラケット43aが嵌め合せられ、これらには、支持ブラケット42a1に対し被支持ブラケット43aが回動するように、軸状部材42a2が挿通される。
よって、この構成によれば、第1の可動バー43は、軸状部材42a2を回動支点として、前記一端側(図4によれば右端側)が回動可能になる。
詳細に説明すれば、引張りバネ45の下端側は、バネ止着ブラケット44に止着されている。バネ止着ブラケット44は、一端側を引張りバネ45の下端に止着するとともに、他端側を上枠42の貫通孔42b1に挿通して第1の可動バー43内面に止着している(図4及び図10参照)。
また、引張りバネ45の上端側は、バネ止着ブラケット46を介して、不動部位に止着されている。
したがって、第1の可動バー43の自由端側は、引張りバネ45に吊り下げられるとともに、引張りバネ45によって上方への付勢力を受ける。
上側の框51aは、その戸尻側が図示しないヒンジ等を介して、建物側の不動部位に対し回動自在に支持される。
下側の框51bは、横幅方向へわたって下方を断面凹状に開口しており、その開口部に、後述する第2の可動バー52を収納している。
戸先側の框51cは、内部が中空状であり、第2の可動バー52の前端側を上方へ付勢する引張りバネ54(付勢手段)を内在している。
戸尻側の框51dは、その下端側に、当該建具50を閉鎖方向へ付勢して回動可能に支持するバネ入りヒンジ55を内在している。
ローラ状突起57の上半部は、建具50が戸袋部40内に収納された際に、第1の可動バー43の下端面に接触する(図11参照)。
バー本体52aは、例えば、金属製の中空角材等から形成され、その下辺側の部分を下框51bから下方へ突出させた状態で、戸尻側(ドアヒンジ側)の部分が回転自在に支持されている。
ローラ52bは、円柱状の部材であり、その外周面をバー本体52aから下方へ突出させるとともに、建具50の開閉に伴って床面を転動するように、バー本体52a先端側の前記凹部内に支持されている。
この被係止部53は、可動支持部56を介することで、建具本体51の板状部材51eに対し面方向(図示例によれば、上下左右方向)へ移動するように支持されている。
この水平移動板56bは、基台56aに止着される止着具56b2が長孔56b1に挿通されることで、通常時は移動不能であるが、地震等による力が加わった場合に、可動支持部56に相対し水平方向へ移動する。
この上下移動板56cは、水平移動板56bに止着される止着具56c2が、長孔56c3に挿通されることで、通常時は移動不能であるが、地震等による力が加わった場合に、水平移動板56bに相対し上下方向へ移動する。
当該建具設置構造Aが地震等により、図1の前後方向へ揺れた場合、図3(b)(c)に示すように、接続部材21(又は22)と一方の自立方立13との間の角度a、および接続部材21(又は22)と他方の自立方立14との間の角度bが、それぞれ変化する。そして、この揺れに伴って、両側の弾発部材15には、それぞれ圧縮方向または引張方向の力が作用しようとする。
また、図3(c)に示すように、接続部材21(又は22)が図示の右へ移動した場合には、前記と左右逆の動作が行われる。
また、建具50の戸先側が上方へ傾いた前記状態において、建具50の下部側では、第2の可動バー52が相対的に下方へ回動するため、建具50と床面等との間に生じる隙間を小さくすることができる(図13(a)(b)参照)。
このため、建具50を反戸袋側へ引っ張れば、ローラ状突起57が第1の可動バー43の下端面に沿って転動し、建具50を戸袋部40から引き出すことができる。
よって、建具50の戸先側の上端部が、その上側の上枠42等にかじりついて、建具50が開放し難くなるようなことを防ぐことができる。
この状態において、建具50の下部側では、第2の可動バー52(図5参照)が相対的に上方へ回動するため、建具50の戸先側が床面等に強く当接して、建具50が開閉し難くなるようなことを防ぐことができる。
また、通常状態では、第2の可動バー52の先端側を引張りバネ54により上方へ付勢しているため、ローラ52bと床面との間の摩擦を軽減して、建具50を容易に開閉することができる。
この構造では、必要に応じて、バー本体52aにおける回転軸(具体的には軸状部材52a2)よりも戸尻側に、重量バランスを調整する錘体(図示せず)が設けられる。
牽引装置60は、バー本体52aの戸先側に一端側を止着した紐状部材61と、紐状部材61を掛け回すとともに建具本体51に対し回転自在に支持された滑車状部材62と、紐状部材61の他端側に止着された錘体63とを具備してなる。
この構造によれば、上記実施例と同様に、バー本体52aの先端側を牽引装置60によって上方へ付勢し、ローラ52bと床面との摩擦抵抗を軽減し、建具50の開閉をスムーズにすることができる。
レール部70は、建具50の開閉軌跡に沿う曲線状の金属板であり、その上面を平坦に形成している。
この構造によれば、床面がカーペットである場合等のように、床面にローラ52bが沈み込む使用状況において、床面の上に、レール部70を設けることで、前記沈み込みを防いで、建具50の開閉をスムーズにすることができる。
図8(c)に示す建具構造において、第2の可動バー52側の構成は、上述した何れの態様であってもよい。
建具100では、一体的な可動バーユニット80を、建具本体90の下端側に着脱可能に装着している。
可動バーユニット80は、横幅方向へわたる基部材81と、該基部材81に対し上下方向へ移動するように支持された第2の可動バー82と、これら基部材81と第2の可動バー82との間に設けられた引張りバネ83(付勢手段)とを具備している。
この基部材81の長手方向の一端には、建具本体90に嵌め合せるための凸部81aが設けられる。また、基部材81の前記一端よりの下部には、下方を開口した断面凹状の軸受部材等を介して、軸状部材81cが支持されている。
同基部材81の長手方向の他端側の下部には、引張りバネ83の上端部がブラケット等を介して止着されている。
この第2の可動バー82の長手方向の一端側は、その上部に直方体状のブラケット等を介して、軸状部材81cに対し回転自在に支持される。
また、第2の可動バー82の長手方向の他端側には、引張りバネ83の下端部がブラケット等を介して止着されている。
また、第2の可動バー82の長手方向の前記他端側の下部には、軸受ブラケット及び軸状部材等を介して、ローラ82aが回転自在に支持されている。このローラ82aは、断面凹状の第2の可動バー82内に位置し、その外周面の下端側を、下方へ露出し突出している。
建具本体90の下方側は、下方を開口した断面凹状に開口しており、この開口の内部は、可動バーユニット80が着脱されるように構成される。
建具本体90の戸先側(図9によれば左側)の下端寄りには、可動バーユニット80の挿入を容易にするための切欠部95が設けられる。
また、符号94に示す骨材は、骨材93よりも戸尻側(図9によれば右方向側)にて、上下方向へわたるように設けられる。この骨材94には、基部材81の凸部81aに嵌脱可能な嵌合孔94aが設けられる。
可動支持部56’は、図9に示すように、建具本体90内に固定された基台56a’と、該基台56a’の表面に止着された平板56b’と、該平板56’との間に滑り板56c’を挟んで固定された被係止部53’とから構成される。
基台56a’は、板金材料を略凹状に曲げることで形成され、建具本体90の両板材91,91内に埋め込まれ固定されている。
平板56b’は、図示例によれば、矩形状の平板であり、ネジやボルト等の止着具により基台56a’に止着固定されている。
滑り板56c’は、フッ素樹脂からなる略枠状の平板であり、後述する被係止部53’が上下方向へ滑り易くしている。
被係止部53’は、建具100の全開時に、不動部位である戸袋部40壁面の係脱装置(図示せず)に係止される部材であり、支持板53b’の表面にブラケット等を介して被係止軸53a’を止着してなる。
この被係止部53’は、支持板53b’の上下方向の長孔に挿通される止着具(例えばネジやボルト等)によって、平板56b’に止着されている。
その上、メンテナンス等の際には、可動バーユニット80の交換を容易に行うことができる。
また、建具100が全開し被係止部53’が係脱装置(図示せず)に係止された状態で、地震等により当該建具構造や建物等に変形が生じた場合でも、被係止部53’が平板56b’の固定部分に対し相対的に上下方向へ移動するため、被係止部53’又は前記係脱装置が破損したりするようなことを防ぐことができる。
補助可動バー210は、第2の可動バー82に対し戸厚方向に並ぶとともに、板材91の外面に沿うようにして設けられる。
この補助可動バー210は、第2の可動バー82の回動支点(軸状部材81c)よりも戸尻側で建具本体90に対し回転可能であって且つ回転半径方向へ所定量移動可能に支持され、且つ、第2の可動バー82と連動して同方向へ回転するように第2の可動バー82の回動支点よりも戸先側の部分に係合している。
これに対し、建具本体90の板材91の戸尻側には、補助可動バー210の軸状突起211を枢支するための支持孔91aが設けられる。この支持孔91aは、図示する好ましい一例によれば、上下方向の長孔と水平方向の長孔を組み合わせた横向きT字状に形成される。
補助可動バー210の軸状突起211は、前記上下方向の長孔に挿入された後に、前記水平方向の長孔側へ寄せられる。したがって、この軸状突起211は、前記水平方向の長孔に沿って移動可能になる。
よって、補助可動バー210は、建具本体90の戸尻側に対し回転自在に枢支されるとともに、前記水平方向の長孔に沿って回転半径方向へ所定量移動可能であって、第2の可動バー82と連動して同方向へ回転可能である。
なお、前記回転半径方向への移動量(前記所定量)は、支持孔91aの前記水平方向の長孔の長さ寸法の変更により調整可能であり、回転半径の異なる補助可動バー210と第2の可動バー82が同方向へスムーズに連動して回転するように、適宜に設定される。
補助可動バー310は、第2の可動バー82に対し戸厚方向に並ぶとともに、板材91の内面に沿うようにして設けられる。
この補助可動バー310は、第2の可動バー82の回動支点(軸状部材81c)よりも戸尻側で建具本体90に対し回転可能且つ回転半径方向へ所定量移動可能に支持され、且つ、第2の可動バー82と連動して同方向へ回転するように第2の可動バー82の回動支点よりも戸先側の部分に係合している。
また、建具本体90の板材91の戸尻側には、補助可動バー310の切欠部311に嵌り合って補助可動バー310を回転自在に枢支する軸状突起91bが設けられる。
よって、補助可動バー310は、建具本体90の戸尻側に対し回転自在に枢支されるとともに、切欠部311を軸状突起91bに沿わせて回転半径方向へ所定量移動可能であって、第2の可動バー82と連動して同方向へ回転可能である。
なお、前記回転半径方向への移動量(前記所定量)は、切欠部311の深さ方向(略水平方向)の寸法の変更により調整可能であり、回転半径の異なる補助可動バー210と第2の可動バー82が同方向へスムーズに連動して回転するように、適宜に設定される。
詳細に説明すれば、例えば、補助可動バー210,310を具備しない建具50,100では、建物の変形等に起因して戸先側が上がった場合に、第2の可動バー52,82の先端側が自重により下がり、建具本体90と床面等との間に生じる隙間を塞ごうとする。しかし、バネ入りヒンジ55との干渉を避ける等のために第2の可動バー52,82の回動支点(軸状部材81c)が建具50,100の幅方向中央寄りに位置する場合には、図13(b)に示すように、前記回動支点に対応する位置で、前記隙間Sが大きくなる傾向がある。
このような状況であっても、補助可動バー210,310を具備した建具200,300では、補助可動バー210,310の先端側が第2の可動バー82の先端側に引かれて下方へ回動するため、前記隙間S(図13参照)の部分を補助可動バー210,310によって狭くすることができる(図16参照)。
補助可動バー210,310の前記回動は、支持孔91a又は切欠部311による支持部分の略水平方向への微動により、スムーズに行われる。
図16(a)(b)は、補助可動バー310を具備した建具300の作用効果を模式的に例示したものだが、補助可動バー210を具備した建具200についても同様の作用効果を得ることができる。
10a:上材
10b:下材
10c:弾性体
11,12,13,14:自立方立
15:弾発部材
16:回動支持部材
21,22,23:接続部材
30:開口部
40:戸袋部
43:第1の可動バー
50,100,200,300:建具
210,310:補助可動バー
51:建具本体
52,82:第2の可動バー
52b,82a:ローラ
53:被係止部
45,54,83:引張りバネ(付勢手段)
56:可動支持部
57:ローラ状突起
58:案内部材
58a:ガイド傾斜面
60:牽引装置
70:レール部
80:可動バーユニット
90:建具本体
Claims (7)
- 建物の層間に立設する両側の自立方立の間に建具を設置するようにした建具設置構造において、
前記自立方立に交差する方向へ延設されてその両端部を両側の前記自立方立に接続した接続部材を備え、前記接続部材における長手方向の途中箇所と、前記自立方立における長手方向の途中箇所との間に、これら二箇所から受ける圧縮方向の力に対向するように弾発部材を設けたことを特徴とする建具設置構造。 - 前記弾発部材の一端側を、前記自立方立または前記接続部材に対し、圧縮方向へ移動不能であって且つ引張方向へ移動可能に接続したことを特徴とする請求項1記載の建具設置構造。
- 前記弾発部材の一端側と前記自立方立または前記接続部材との間には、回動支持部材が設けられ、この回動支持部材は、先端側が前記自立方立または前記接続部材に対し接近離隔して回動するように、その基端側が前記自立方立または前記接続部材に支持されていることを特徴とする請求項2記載の建具設置構造。
- 前記接続部材を、前記自立方立に対し回動可能に接続したことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の建具設置構造。
- 前記弾発部材が圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の建具設置構造。
- 前記自立方立は、上材の下端側と下材の上端側との間に弾性体を介在させてこれら上端側と下端側とを重ね合わせて接続してなり、
前記弾発部材は、前記上材と前記下材とが重なり合う方向と交差する方向へ弾発するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の建具設置構造。 - 前記建具を、開口部と、該開口部に対する交差面との間で回動するように設け、前記交差面に、前記建具を収納するための戸袋部を設けた建具設置構造であって、
前記戸袋部の両側に前記自立方立を配設するとともに、これら自立方立における前記戸袋部よりも上側に、前記接続部材及び前記弾発部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の建具設置構造。
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