JP6590357B1 - プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中にキャップが緩むことを抑制するプラグを得る。【解決手段】複数の電極が設けられた円柱状の電極部と、電極部の円柱の中心を通る軸の方向に沿って第1のネジが外周に螺旋状に形成され、複数の導線のそれぞれを複数の電極のそれぞれに電気的に接続する筒状のケーブル取付部と、電極部とケーブル取付部との間に設けられた基部と、基部よりもケーブル取付部側に配置された弾性リングと、第1のネジと噛み合わされる第2のネジが内壁に螺旋状に形成された筒状のキャップとを有し、キャップは、第2のネジが第1のネジに噛み合わされ、弾性リングと接触して配置されるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器にケーブルを電気的に接続するためのプラグに関する。
従来のプラグには、本体の外周面に螺旋状にネジが形成され、本体にケーブルが接続された後、内壁に螺旋状にネジが形成されたキャップが本体にネジ止めされるものがある。
プラグにキャップをネジ止めするタイプでは、プラグの使用中、振動などによってキャップが緩んでしまうことがある。ボンドなどの接着剤でキャップをプラグ本体に固定することも考えられるが、一度、接着剤でキャップをプラグ本体に固定してしまうと、ケーブルをつけ直すことが困難になり、プラグを再利用できない。
コネクタの緩み防止装置の一例が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたコネクタの緩み防止装置は、電気機器側の受座にネジ止めされるリングネジと本体とを有し、リングネジと本体との間の溝部に、弾力性を有する合成樹脂が緩み防止具として設けられる構成である。
実開昭62−116470号公報
特許文献1に開示されたコネクタは、電気機器とコネクタとがネジ止めされる構成であり、キャップがプラグ本体にネジ止めされるプラグとは構造が異なる。電気機器と頻繁に抜き差しするプラグに特許文献1に開示されたコネクタを適用すると、ユーザは電気機器とプラグを抜き差しする度に、緩み防止具を取り付けたり外したりする必要がある。そのため、ユーザは手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、使用中にキャップが緩むことを抑制するプラグを得るものである。
本発明に係るプラグは、複数の導線を有するケーブルが接続されるプラグであって、複数の電極が設けられた円柱状の電極部と、前記電極部の円柱の中心を通る軸の方向に沿って第1のネジが外周に螺旋状に形成され、前記複数の導線のそれぞれを前記複数の電極のそれぞれに電気的に接続する筒状のケーブル取付部と、前記電極部と前記ケーブル取付部との間に設けられた基部と、前記基部よりも前記ケーブル取付部側であって前記基部と前記第1のネジとの間に配置された弾性リングと、前記第1のネジと噛み合わされる第2のネジが内壁に螺旋状に形成された筒状のキャップと、を有し、前記キャップは、前記第2のネジが前記第1のネジに噛み合わされ、前記弾性リングと接触して配置され、前記キャップは、前記キャップの端が前記弾性リングに接触する状態で前記ケーブル取付部に取り付けられ、前記弾性リングは、前記キャップと接触する面に複数の突起が設けられているものである。
本発明によれば、基部よりもケーブル取付部側に弾性リングが設けられ、キャップが弾性リングと接触して配置される。そのため、プラグに振動が発生してもキャップの振動が弾性リングに吸収され、キャップが緩むことを抑制できる。
実施の形態1に係るプラグの一構成例を示す外観図である。 図1に示すプラグについて、ケーブルおよびキャップを取り付ける前の状態を示す外観上面図である。 図2に示したA−A線分の断面図である。 図1に示した弾性リングの一構成例を示す外観図である。 図4に示した弾性リングの別の構成例を示す外観斜視図である。 実施の形態1に係るプラグに取り付けるケーブルの一構成例を示す外観模式図である。 図2に示したプラグにケーブルを取り付ける手順の一例を示す図である。 図7に示したプラグにキャップを取り付ける手順の一例を示す図である。 図8(b)に示す破線で囲まれた部分の拡大図である。 実施の形態2に係るプラグの一構成例を示す外観図である。 図10に示すプラグについて、ケーブルおよびキャップを取り付ける前の状態を示す外観上面図である。 図11に示したプラグを横から見た場合の側面図である。 図11に示したB−B線分の断面図である。 図11に示した弾性リングの一構成例を示す外観図および断面図である。 図11に示した弾性リングの別の構成例を示す断面図である。 図11に示したプラグに図6に示したケーブルを取り付けた後、キャップを取り付ける手順の一例を示す図である。 図16(b)に示す破線で囲まれた部分の拡大図である。
実施の形態1.
本実施の形態1のプラグの構成を説明する。図1は、実施の形態1に係るプラグの一構成例を示す外観図である。図2は、図1に示すプラグについて、ケーブルおよびキャップを取り付ける前の状態を示す外観上面図である。図1に示すプラグ1は、はんだ付けをしなくても、プラグ側の端子とケーブル側の導線とを電気的に接続することができるソルダーレスタイプのプラグである。
図1および図2に示すように、プラグ1は、チップ11およびスリーブ12を備えた円柱状の電極部2と、ケーブル30が取り付けられる筒状のケーブル取付部3と、円板状の基部4と、弾性リング5と、ケーブル取付部3を覆う筒状のキャップ6とを有する。基部4は、電極部2とケーブル取付部3との間に位置している。基部4の材料は、剛性が高い材料、例えば、金属である。基部4はケーブル取付部3に固定されている。
図2に示すように、ケーブル取付部3の外周の一部には、電極部2の円柱の中心を通る軸の方向(X軸矢印方向)に沿って螺旋状に設けられたネジ山およびネジ溝で構成される第1のネジ14が形成されている。図1に示していないが、キャップ6の内壁には、第1のネジ14と噛み合わされる第2のネジが螺旋状に形成されている。図1は、ユーザが図2に示すケーブル挿入口17から挿入されたケーブル30をケーブル取付部3に取り付けた後、第2のネジを第1のネジ14に噛み合わせながらキャップ6を弾性リング5に接触するまでケーブル取付部3に取り付けた状態を示す。
チップ11とスリーブ12との間に絶縁リング13が設けられている。チップ11およびスリーブ12は、絶縁リング13および図に示さない絶縁体を介して、互いに絶縁された電極である。プラグ1が図に示さないジャックに接続されることで、これら2つの電極のそれぞれは、ジャック側に設けられた2つの電極のそれぞれと電気的に接続される。チップ11およびスリーブ12の材料は、導電性のある金属である。絶縁リング13の材料は、例えば、樹脂である。スリーブ12の直径は、例えば、6.3mmである。
ケーブル取付部3の外周面には、開口7と、ビス穴8とが設けられている。ビス穴8にはビス20が取り付けられる。ケーブル挿入口17には絶縁リング40が設けられている。絶縁リング40は、プラグ1に取り付けられるケーブルの直径に応じて、ケーブル挿入口17のサイズを調整するための部材である。絶縁リング40は設けられていなくてもよい。
電極部2の円柱の軸を中心として、キャップ6の最外周の直径をr1とすると、本実施の形態1では、基部4および弾性リング5の最外周の直径もr1である。第1のネジ14のネジ山を外周とする円の直径をr2とすると、r1>r2の関係である。
図3は、図2に示したA−A線分の断面図である。図2および図3に示すように、ケーブル取付部3は、ピン状端子9および板状端子10を有する。ピン状端子9は中継軸16を介してチップ11と電気的に接続されている。中継軸16の材料は導電性のある金属である。板状端子10はスリーブ12と電気的に接続されている。ピン状端子9および板状端子10のうち、一方の端子がケーブル30に含まれる2つの導線のうち、一方の導線と電気的に接続され、他方の端子がケーブル30に含まれる2つの導線のうち、他方の導線と電気的に接続される。これらの接続方法は、後で説明する。
図4は、図1に示した弾性リングの一構成例を示す外観図である。弾性リング5の材料は、例えば、ゴムである。図4は弾性リング5の最外周の円の直径がr1である場合を示しているが、弾性リング5の最外周の円の直径は図1に示した基部4の直径より大きくてもよい。また、図3は、弾性リング5の断面の形状が矩形の場合を示しているが、弾性リング5の断面形状は矩形に限らない。弾性リング5の断面形状は円であってもよい。
図1および図2に示したように、図4に示した弾性リング5が基部4とキャップ6との間に挟まれるように配置されている。キャップ6が弾性リング5と接触していると、プラグ1が振動したとき、キャップ6に生じる振動が弾性リング5で吸収され、振動が基部4に直接、伝達されることを防止できる。そのため、キャップ6が緩んでしまうことが抑制される。
ここで、図4に示す弾性リング5について、別の構成例を説明する。図5は、図4に示した弾性リングの別の構成例を示す外観斜視図である。図5に示す弾性リング51には、図1に示したキャップ6と接触する面に半球状の突起52が複数設けられている。突起52の材料も、ゴムなどの弾性体である。突起52の材料は弾性リング51の材料と同じであってもよい。図5に示す構成によれば、弾性リング5がキャップ6に押しつけられるように接触すると、弾性リング5によるキャップ6に対する弾性力が図4に示す構成よりも大きくなる効果が期待できる。その結果、プラグ1に発生する振動に起因してキャップ6が緩んでしまうことを抑制する効果が向上する。
なお、図5に示す構成例では、突起52が4つ設けられているが、突起52の数は4つに限らない。突起52は複数設けられていればよい。複数の突起52は、弾性リング51を円とすると、隣り合う2つの突起52を円周上の2点とする中心角が均等になるように配置されることが望ましい。弾性リング51による弾性力が均等にキャップ6に伝達されるからである。
次に、プラグ1へのケーブル30およびキャップ6の取り付け方法を説明する。はじめに、ケーブルの構成を説明する。図6は、実施の形態1に係るプラグに取り付けるケーブルの一構成例を示す外観模式図である。図6に示すケーブル30は撚り線ケーブルである。
図6に示すように、ケーブル30は、導線31と、導線31とは異なる導線33とを有する。導線31は、細い単線が複数撚り合わされた構成である。導線31は絶縁体32で覆われている。絶縁体32の外周には導線33が網状に設けられている。導線33は保護皮膜34で覆われている。導線31および導線33の材料は、例えば、銅である。絶縁体32の材料は、例えば、ポリエチレンである。保護皮膜34の材料は、例えば、ビニールである。
図7は、図2に示したプラグにケーブルを取り付ける手順の一例を示す図である。図7では、説明のためにケーブル30の先端部分の断面を模式的に表している。実際には、ケーブル30は、切断面しか露出しておらず、切断面以外は保護皮膜34で覆われている。
ユーザは、図1に示したキャップ6をケーブル30に通しておく。続いて、ユーザは、ビス20を緩めた状態で、図7(a)に示すように、ケーブル30をケーブル取付部3のケーブル挿入口17に挿入する。その後、ユーザは、開口7でピン状端子9および板状端子10の位置を確認しながら、図7(b)に示すように、ケーブル30をスリーブ12側に押し込む。ピン状端子9に導線31が押しつけられると、導線31の撚り線が解けてピン状端子9にまとわりつくようにピン状端子9と接触する。また、ピン状端子9に導線31が押しつけられるときに、板状端子10は、絶縁体32と導線33との間に滑り込み、導線33と接触する。その後、ユーザは、ビス20を締めてケーブル30をプラグ1に固定する。
図8は、図7に示したプラグにキャップを取り付ける手順の一例を示す図である。図8は、図7に示したプラグ1の側面方向(Y軸矢印方向)を見た場合の図である。図8では、説明のために、プラグ1の内部を模式的に表し、キャップ6の断面を示している。実際には、ケーブル取付部3はキャップ6で覆われる。図8に示すように、キャップ6の内壁には、第2のネジ15が形成されている。
図7を参照して説明したようにしてケーブル30をケーブル取付部3に取り付けた後、ユーザは、図8(a)に示す矢印の方向にキャップ6を移動させる。キャップ6の先端が第1のネジ14にぶつかると、ユーザは、キャップ6を時計回りの方向に回転させてキャップ6の第2のネジ15を第1のネジ14に噛み合わせる。図8(b)に示すように、ユーザは、キャップ6の先端が弾性リング5に接触するまでキャップ6を時計回りの方向に回転させる。このようにして、ユーザが図1に示したキャップ6をケーブル取付部3に装着することで、キャップ6が弾性リング5に接触した状態が維持される。
図9は、図8(b)に示す破線で囲まれた部分の拡大図である。図9の右側には、図9の左側の点線で囲まれた部分の拡大図を示す。図9では、説明のために、図8に示したキャップ6のハッチングの表示を省略している。
図8(b)に示した状態でプラグ1に振動が発生した場合を仮定する。振動が原因で、図9の点線内に示すように、キャップ6が図9の左方向(X軸矢印と反対方向)に移動しようとする。この場合、弾性リング5は、キャップ6から左方向の力を受けるが、変形することで左方向の力を吸収する。そのため、キャップ6の左方向への移動が抑制される。一方、図9の点線内に示すように、キャップ6が図9の右方向(X軸矢印の方向)に移動しようとする。この場合、第2のネジ15と第1のネジ14とが接触している。これは、ユーザがキャップ6をケーブル取付部3に装着したとき、弾性リング5に接触するまでキャップ6を時計回りに回転させたことで、弾性リング5によって第2のネジ15と第1のネジ14とが接した状態で維持されているからである。そのため、キャップ6は右方向に移動しようとしても、移動することができない。その結果、プラグ1に発生した振動に対して、キャップ6が緩んでしまうことが抑制される。
また、ユーザは、キャップ6をケーブル取付部3に取り付ける際、図8に示したようにしてキャップ6の先端を弾性リング5に接触させた後、さらにキャップ6を回転させて弾性リング5を基部4の方向(X軸矢印と反対方向)に押しつけることがある。この場合、弾性リング5は、キャップ6から基部4の方向に押す力を受けると、形が変形するが、弾性力で元の形に戻ろうとしてキャップ6をケーブル30の方向(X軸矢印の方向)に押す。このとき、キャップ6を指で触っていたユーザは、回転を妨げる抵抗力をキャップ6から指に感じ取る。そのため、ユーザは、弾性リング5が設けられていない場合に比べて、キャップ6がしっかりとケーブル取付部3に取り付けられた感触を得ることができる。
さらに、ユーザがキャップ6で弾性リング5を基部4の方向(X軸矢印と反対方向)に押しつけた状態で手を離すと、弾性リング5は基部4とキャップ6との間に挟まれて変形した状態を維持する。弾性リング5は、変形した状態を弾性力によって元の状態に戻ろうとして、基部4をスリーブ12側に押し、キャップ6をケーブル30の方向(X軸矢印の方向)に押す。基部4は剛性の高い材料であり、かつケーブル取付部3に固定されているため、キャップ6は基部4から弾性リング5を介してケーブル30の方向に押される。そのため、第1のネジ14と第2のネジ15とが噛み合った状態でキャップ6はケーブル30の方向に押され、ケーブル取付部3によるキャップ6の支持力が増す。その結果、プラグ1に発生する振動に対して、キャップ6の緩み抑制効果が向上する。
本実施の形態1のプラグ1は、電極部2と、第1のネジ14が外周に螺旋状に形成されたケーブル取付部3と、基部4と、基部4と第1のネジ14との間に配置された弾性リング5と、ケーブル取付部3に取り付けられるキャップ6とを有する。キャップ6は、第1のネジ14と噛み合わされる第2のネジ15が内壁に螺旋状に形成されている。キャップ6は、第2のネジ15が第1のネジ14に噛み合わされ、キャップ6の端が弾性リング5に接触する状態でケーブル取付部3に取り付けられる。
本実施の形態1によれば、基部4とキャップ6との間に弾性リング5が設けられ、キャップ6が弾性リング5に接触して配置される。そのため、プラグ1に振動が発生すると、プラグ1の軸の方向に対するキャップ6の振動が弾性リング5に吸収される。その結果、キャップ6が緩むことを抑制できる。
実施の形態2.
本実施の形態2のプラグは、弾性リングがキャップに対して、プラグの軸を中心として放射方向に押すことで、キャップが固定されるものである。本実施の形態2では、実施の形態1で説明した構成と同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態2のプラグの構成を説明する。図10は、実施の形態2に係るプラグの一構成例を示す外観図である。図11は、図10に示すプラグについて、ケーブルおよびキャップを取り付ける前の状態を示す外観上面図である。図10に示すプラグ1aは、実施の形態1と同様に、ソルダーレスタイプのプラグである。
図10および図11に示すように、プラグ1aは、電極部2と、ケーブル30が取り付けられる筒状のケーブル取付部3aと、円板状の基部4aと、弾性リング5aと、キャップ6とを有する。基部4aは、電極部2とケーブル取付部3aとの間に位置している。基部4aの材料は、剛性が高い材料、例えば、金属である。基部4aはケーブル取付部3aに固定されている。
図11に示すように、ケーブル取付部3aの外周の一部には、電極部2の円柱の中心を通る軸の方向に沿って螺旋状に第1のネジ14が形成されている。図10は、ユーザが図11に示すケーブル挿入口17から挿入されたケーブル30をケーブル取付部3aに取り付けた後、キャップ6の先端側が基部4aの外周面を覆うまでキャップ6をケーブル取付部3aに取り付けた状態を示す。
電極部2の円柱の軸を中心として、キャップ6の最外周の直径をr1とする。本実施の形態2では、基部4aおよび弾性リング5aの最外周の直径は、第1のネジ14のネジ山を外周とする円の直径と同じr2である。キャップ6の最外周の直径r1と基部4aおよび弾性リング5aの最外周の直径r2との関係は、r1>r2である。
図12は、図11に示したプラグを横から見た場合の側面図である。図12は、説明のために、図11に示した弾性リング5aを取り外した状態を示す。図13は、図11に示したB−B線分の断面図である。図12に示すように、基部4aと第1のネジ14との間には溝18が形成されている。図11に示したように、溝18に弾性リング5aが装着される。図11〜図13に示すように、ケーブル取付部3aは、ピン状端子9および板状端子10を有する。ピン状端子9および板状端子10の構成および役目は、実施の形態1で説明した構成と同様なため、その詳細な説明を省略する。
図14は、図11に示した弾性リングの一構成例を示す外観図および断面図である。図14(a)は図11に示した弾性リングの外観図であり、図14(b)は図11に示した弾性リングの断面図である。弾性リング5aの材料は、例えば、ゴムである。図14(a)は、弾性リング5aの最外周の円の直径がr2の場合を示す。図14(b)に示すように、弾性リング5aの断面形状は、例えば、矩形である。弾性リング5aの断面形状は矩形に限らない。弾性リング5aの断面形状は円であってもよい。
図15は、図11に示した弾性リングの別の構成例を示す断面図である。図15(a)に示す弾性リング53は、弾性リング5aの別の構成例であり、断面形状が円の場合である。また、図14に示した弾性リング5aの最外周の円の直径がr2よりも大きくてもよい。図15(b)に示す弾性リング53aは、弾性リング5の別の構成例であり、断面形状が円の場合である。弾性リング53aは、断面形状の円の中心を結ぶ線で構成される円の直径がr2であるため、最外周の円の直径がr2よりも大きい。
次に、本実施の形態2のプラグ1aへのキャップ6の取り付け方法を説明する。プラグ1aへのケーブル30の取り付け方法は、実施の形態1において図7を参照して説明した手順と同様になるため、本実施の形態2では、その説明を省略する。図16は、図11に示したプラグに図6に示したケーブルを取り付けた後、キャップを取り付ける手順の一例を示す図である。図16では、説明のために、プラグ1aの内部を模式的に表し、キャップ6の断面を示している。実際には、ケーブル取付部3aはキャップ6で覆われる。図9に示すように、キャップ6の内壁には、第2のネジ15が形成されている。
ケーブル30をケーブル取付部3aに取り付けた後、ユーザは、図16(a)に示す矢印の方向にキャップ6を移動させる。キャップ6の先端が第1のネジ14にぶつかると、ユーザは、キャップ6を時計回りの方向に回転させてキャップ6の第2のネジ15を第1のネジ14に噛み合わせる。ユーザは、キャップ6を時計回りの方向に回転させる。図16(b)に示すように、ユーザは、キャップ6の先端側が基部4aの外周面を覆う状態になるまでキャップ6を時計回りの方向に回転させる。このようにして、ユーザがキャップ6をケーブル取付部3aに装着すると、図16(b)に示すように、キャップ6が弾性リング5aに接触し、キャップ6が弾性リング5aと接触する状態が維持される。
図17は、図16(b)に示す破線で囲まれた部分の拡大図である。図17の右側には、図17の左側の点線で囲まれた部分の拡大図を示す。図17では、説明のために、図16に示したキャップ6のハッチングの表示を省略している。
図17の左側および右側のそれぞれの拡大図に示すように、弾性リング5aは、第1のネジ14と第2のネジ15との隙間に生じた空間を埋めるように変形している。弾性リング5aが変形することで、弾性リング5aの弾性力が外向きに働く。そのため、キャップ6は、基部4aおよびケーブル取付部3aに対して弾性リング5aを介して支持される。
ここで、図16(b)に示した状態で、プラグ1aに振動が発生した場合を仮定する。振動が原因でキャップ6が移動しようとしても、図17の右側の拡大図に示すように、キャップ6は弾性リング5aの弾性力によって上方向および斜めの方向に力を受けている。そのため、キャップ6の移動が抑制される。その結果、プラグ1aに発生した振動に対して、キャップ6が緩んでしまうことが抑制される。さらに、図15(b)に示した弾性リング53aの場合、第1のネジ14と第2のネジ15との隙間を埋める弾性体の体積が増すため、キャップ6の緩み防止効果が向上する。
本実施の形態2のプラグ1aは、電極部2と、第1のネジ14が外周に螺旋状に形成されたケーブル取付部3aと、基部4aと、基部4aと第1のネジ14との間に配置された弾性リング5aと、ケーブル取付部3aに取り付けられるキャップ6とを有する。弾性リング5aの最外周の直径は第1のネジ14を外周とする円の直径r2以上である。キャップ6は、第2のネジ15が第1のネジ14に噛み合わされ、基部4aの外周面を覆うようにケーブル取付部3aに取り付けられる。
本実施の形態2によれば、基部4aと第1のネジ14との間に弾性リング5aが設けられ、キャップ6が弾性リング5aと接触しながら弾性リング5aおよび基部4aを覆うように配置される。そのため、プラグ1aに振動が発生しても、キャップ6に発生する振動が弾性リング5aに吸収される。また、キャップ6は、プラグ1aの軸を中心として放射方向に弾性リング5aの弾性力によって支持されるため、振動によって移動することが抑制される。その結果、キャップ6が緩むことを抑制できる。
なお、本実施の形態2では、基部4aと第1のネジ14との間に溝18および弾性リング5aが配置されている場合で説明したが、溝18および弾性リング5aは基部4aよりもケーブル取付部3a側にあればよい。例えば、第1のネジ14の途中に溝18および弾性リング5aが配置されてもよい。
また、上述の実施の形態1および2では、プラグ側の端子とケーブル側の導線との接続にはんだ付けが不要なソルダーレスタイプのプラグの場合で説明したが、上述の実施の形態1および2が適用されるプラグはソルダーレスタイプに限らない。実施の形態1および2のプラグは、プラグ側の端子とケーブル側の導線との接続にはんだ付けが必要なタイプであってもよい。
1、1a プラグ、2 電極部、3、3a ケーブル取付部、4、4a 基部、5、5a 弾性リング、6 キャップ、7 開口、8 ビス穴、9 ピン状端子、10 板状端子、11 チップ、12 スリーブ、13 絶縁リング、14 第1のネジ、15 第2のネジ、16 中継軸、17 ケーブル挿入口、18 溝、20 ビス、30 ケーブル、31 導線、32 絶縁体、33 導線、34 保護皮膜、40 絶縁リング、51 弾性リング、52 突起、53、53a 弾性リング。

Claims (3)

  1. 複数の導線を有するケーブルが接続されるプラグであって、
    複数の電極が設けられた円柱状の電極部と、
    前記電極部の円柱の中心を通る軸の方向に沿って第1のネジが外周に螺旋状に形成され、前記複数の導線のそれぞれを前記複数の電極のそれぞれに電気的に接続する筒状のケーブル取付部と、
    前記電極部と前記ケーブル取付部との間に設けられた基部と、
    前記基部よりも前記ケーブル取付部側であって前記基部と前記第1のネジとの間に配置された弾性リングと、
    前記第1のネジと噛み合わされる第2のネジが内壁に螺旋状に形成された筒状のキャップと、を有し、
    前記キャップは、前記第2のネジが前記第1のネジに噛み合わされ、前記弾性リングと接触して配置され、
    前記キャップは、前記キャップの端が前記弾性リングに接触する状態で前記ケーブル取付部に取り付けられ、
    前記弾性リングは、前記キャップと接触する面に複数の突起が設けられている、
    プラグ。
  2. 複数の導線を有するケーブルが接続されるプラグであって、
    複数の電極が設けられた円柱状の電極部と、
    前記電極部の円柱の中心を通る軸の方向に沿って第1のネジが外周に螺旋状に形成され、前記複数の導線のそれぞれを前記複数の電極のそれぞれに電気的に接続する筒状のケーブル取付部と、
    前記電極部と前記ケーブル取付部との間に設けられた基部と、
    前記基部よりも前記ケーブル取付部側に配置された弾性リングと、
    前記第1のネジと噛み合わされる第2のネジが内壁に螺旋状に形成された筒状のキャップと、を有し、
    前記キャップは、前記第2のネジが前記第1のネジに噛み合わされ、前記弾性リングと接触して配置され、
    前記キャップは、前記基部の外周面を覆うように前記ケーブル取付部に取り付けられる
    ラグ。
  3. 前記弾性リングの最外周の直径は前記第1のネジを外周とする円の直径以上である、請求項に記載のプラグ。
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