JP6586928B2 - 直線形鋼矢板の曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直線形鋼矢板の曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置に関する。
直線形鋼矢板は、長手方向に直交する断面形状が、一方向に延在するウェブと、ウェブの延在方向の両端側にそれぞれ形成され、主爪と副爪とからなる、「ラカワナ型」形状の継手とからなる。このような形状の直線形鋼矢板は、一般的にブルームやビームブランクを素材として、複数の孔型が形成されたロールを組み込まれた、複数台の圧延機を用いた熱間圧延にて製造される。熱間圧延では、通常、圧延機1台につき3個〜4個の孔型が形成されており、これらの複数の圧延機で素材を圧延することで、断面が徐々に製品形状となるように造形が行われる。また、直線形鋼矢板の製造では、熱間圧延が行われた後、ウェブの厚み方向となる上下方向への反りについて、上下ロールが千鳥状に配置されたローラ矯正機で冷間矯正をすることで最終的な製品が製造される。
このような直線形鋼矢板の製造では、圧延中の左右の厚み圧下のアンバランスや、左右の仕上がり温度の違い等によって、製品段階で、ウェブの延在方向となる左右方向への曲がりが生じる場合がある。この曲がり量が規定の値よりも大きいと、そのまま製品とすることはできないため、曲がりの公差を外れる部分を切り捨てたり、曲がった側とは反対側の継手に対して、ガス加熱して矯正を行ういわゆる「加熱矯正」を行ったりする必要があった。このため、歩留まりや生産性を著しく阻害していた。なお、加熱矯正では、熱を加えた部分の延性が低下するという材質異常を招く可能性もあった。
また、曲がりを矯正する方法として、3点曲げの要領で曲がりを矯正する「プレス矯正」が考えられるが、3点曲げを行う金型で継手の断面形状を変形させてしまう可能性が大きいことから、プレス矯正では曲がりの矯正が困難であった。
ところで、形鋼製品の曲がりを矯正する技術としては、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1に記載の矯正方法では、ウェブと、フランジと、継手と、フランジから延びて継手部を支持する継手支持部(腕部)とを有するハット形鋼矢板の曲がりを矯正する方法であり、曲がりが発生している側の継手支持部を上下ローラで圧下して長手方向に伸張させることで曲がりを矯正する。
特開2005−279657号公報
ところで、特許文献1に記載された技術は、直線形鋼矢板とは形状の異なるハット形鋼矢板の曲がりの矯正に関するものであり、単純に直線形鋼矢板に適用することはできない。また、特許文献1のように、直線形鋼矢板のウェブの端部を上下のロールで狭圧することで、延伸によるひずみを付与しても、圧延に伴い、直線形鋼矢板に疵等の不良が発生することが考えられる。
そこで、本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、疵を発生させずに、直線形鋼矢板の左右方向の曲がりを矯正することができる、直線形鋼矢板の曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブと、このウェブの上記左右方向の両端側に形成される主爪及び副爪からなる継手とを有する直線形鋼矢板の上記左右方向の曲がりを矯正する曲がり矯正方法であって、上記ウェブの厚み方向となる上下方向の上側に配される上側ロールと、上記上下方向の下側に配され、上記上側ロールに対向する下側ロールとで、上記ウェブと上記継手との接合部を含む上記ウェブの上記曲がりの内側の領域を、上記ウェブの中央側から上記接合部に近づくに従い面圧が大きくなるように、上記上下方向に挟んで圧下し通材することを特徴とする直線形鋼矢板の曲がり矯正方法が提供される。
本発明の一態様によれば、長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブと、このウェブの上記左右方向の両端側に形成される主爪及び副爪からなる継手とを有する直線形鋼矢板の上記左右方向の曲がりを矯正する曲がり矯正装置であって、上記ウェブの厚み方向となる上下方向の上側に配される上側ロールと、上記上下方向の下側に配され、上記上側ロールに対向する下側ロールとを備え、上記上側ロール及び上記下側ロールは、上記ウェブと上記継手との接合部を含む上記ウェブの上記曲がりの内側の領域を、上記ウェブの中央側から上記接合部に近づくに従い面圧が大きくなるように、上記上下方向に挟んで圧下することを特徴とする直線形鋼矢板の曲がり矯正装置が提供される。
本発明の一態様によれば、疵を発生させずに、直線形鋼矢板の左右方向の曲がりを矯正することができる、直線形鋼矢板の曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る曲がり矯正装置を示す正面図である。 第1の実施形態に係る曲がり矯正装置を示す平面図である。 矯正時のウェブの左右方向位置における面圧を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る曲がり矯正装置を示す正面図である。 第2の実施形態に係る曲がり矯正装置を示す平面図である。 第2の実施形態における、熱間圧延後の直線形鋼矢板を示す断面図である。 第2の実施形態における、熱間圧延後の直線形鋼矢板のウェブの左右方向位置に対するウェブの厚みの分布を示すグラフである。 直線形鋼矢板の形状を示す断面図である。 直線形鋼矢板の熱間圧延工程を示す説明図である。 直線形鋼矢板の左右方向への曲がりの一例を示す斜視図である。 第1の検討で用いた曲がり矯正装置を示す正面図である。 第2の検討で用いた曲がり矯正装置を示す正面図である。 第3の検討で用いた曲がり矯正装置を示す正面図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
<矯正方法の検討>
本発明に先立ち、本発明者らは、圧延で生じた直線形鋼矢板の左右方向の曲がりに対して、3点曲げ矯正の方法で矯正ができないか、種々の検討を行った。
ここで、直線形鋼矢板Sは、図8に示すように、直線形鋼矢板Sの長手方向(図8における前後方向)に直交する断面において、左右方向(図8における左右方向)に延在するウェブS1と、ウェブS1の延在方向の両端側にそれぞれ形成される一対の継手S2とからなる。一対の継手S2は、上下方向(図8における上下方向)の下側に形成され、先端が上下方向に膨出する鉤状の主爪S3と、上下方向の上側に形成される鉤状の副爪S4とからそれぞれなる。また、ウェブS1と一対の継手S2とが接続する箇所を、接合部S5という。なお、直線形鋼矢板Sの断面形状は、長手方向のいずれの位置においても同一な形状となる。
このような直線形鋼矢板Sは、上述のように、ブルームやビームブランクを素材とした熱間圧延で造形される。図9には、矩形断面のブルームを素材とした場合における直線形鋼矢板Sの製造過程を示す。図9に示すように、熱間圧延では、素材のブルームを、複数の圧延機のロールに形成された複数の孔型K12〜K1で順に圧延することで、図8に示す最終的な断面形状の直線形鋼矢板Sが得られる。なお、図9に示す例では、各圧延機のロールに3個の孔型がそれぞれ形成された、4台の圧延機を用いて熱間圧延が行われる。
このように圧延される直線形鋼矢板Sは、圧延中の左右の厚み圧下のアンバランスや、左右の仕上がり温度の違い等によって、図10に示すように、左右方向への曲がりが生じることがある。なお、図10に示すように、曲がりの内側(図10における左側)における、長手方向両端の継手S2の端同士を結ぶ直線に対する、各長手方向位置の継手S2の端との距離を曲がり量δという。また、直線形鋼矢板Sの長手方向の全長で、最も大きな曲がり量δを最大曲がり量δmaxという。
(第1の検討)
はじめに、本発明者らが行った第1の検討について説明する。第1の検討では、上述のような曲がりが生じた直線形鋼矢板Sについて、図11に示す曲がり矯正装置1aを用いて、曲がりの内側となるウェブS1の中央よりも左右方向の片側を圧下することで、曲がりの矯正を試みた。なお、ウェブS1の厚みは、左右方向のいずれの箇所においても一定である。
曲がり矯正装置1aは、図11に示すように、ハウジング3と、上側ロール4と、下側ロール5とを備える。なお、図11において、x軸及びz軸は直交する軸であり、矯正する直線形鋼矢板Sを配した状態で、x軸方向(図11の左右方向)が直線形鋼矢板Sにおける左右方向、z軸方向(図11の上下方向)が直線形鋼矢板Sにおける上下方向にそれぞれ平行な方向となる。また、x軸及びz軸に互いに直交する軸をy軸とする。y軸方向は、図11の前後方向であり、直線形鋼矢板Sの長手方向に平行な方向である。
ハウジング3は、上側ロール4及び下側ロール5を固定する枠体であり、図11では一部を図示する。
上側ロール4は、ロール部41と、軸部42と、一対のチョック43a,43bと、一対のシリンダ44a,44bとを有する。ロール部41は、直線形鋼矢板Sを圧下する円筒状のロールである。ロール部41は、矯正される直線形鋼矢板Sのz軸正方向側に配され、x軸方向に延在するように設けられる。また、ロール部41は、延在方向(柱状の高さ方向)の長さがウェブS1の左右方向の長さの1/2よりも短く形成され、直線形鋼矢板Sを配した状態で、x軸負方向側の結合部S5からウェブS1の中央部までの所定の領域を圧下するように配される。軸部42は、ロール部41に軸心を一致させて接続され、ロール部41のx軸方向の両端側から、x軸の正方向側及び負方向側にそれおれ延在して設けられる。一対のチョック43a,43bは、軸部42のx軸方向両端側を回転可能に支持する支材である。一対のシリンダ44a,44bは、油圧等によってz軸方向に伸縮可能に設けられるアクチュエータである。一対のシリンダ44a,44bは、z軸正方向側端がハウジング3に固定され、z軸負方向側端が一対のチョック43a,43bにそれぞれ固定される。
下側ロール5は、ロール部51と、軸部52と、一対のチョック53a,53bとを有する。ロール部51は、上側ロール4のロール部41と同じであり、矯正される直線形鋼矢板Sのz軸負方向側に配され、x軸方向に延在するように設けられる。軸部52は、上側ロール4の軸部42と同じであり、ロール部51に軸心を一致させて接続される。一対のチョック53a,53bは、上側ロール4の一対のチョック43a,43bと同様であり、軸部52を回転可能に支持し、ハウジング3に固定される。なお、上側ロール4及び下側ロール5は、不図示の駆動装置に連結されており、ロール部41及びロール部51の回転駆動が可能である。
第1の検討では、このような曲がり矯正装置1aを用いて、ロール部41,51を回転させ、直線形鋼矢板Sを長手方向に搬送させながら、曲がりの内側となるウェブS1のx軸負方向側の領域を圧下した。圧下の際には、ロール部41を圧下量に応じたz軸方向の高さに配し、ロール部41の延在方向がx軸方向に平行となるように調整を行った。つまり、ロール部41の側面とウェブS1の上面(z軸正方向側の面)とが平行に接触した状態で圧下を行った。また、直線形鋼矢板Sの長手方向全長にわたって、圧下を行った。
第1の検討の結果、圧下により曲がりの内側のウェブS1を延伸させることで曲がりを矯正することができたが、ウェブS1の圧下された部位と圧下されない部位との境界、つまりウェブS1の中央とウェブS1の継手S2側とに長手方向に延びる線状の疵が発生することが判明した。さらに、圧下をすることで、基準を超えるような上反りや折れ曲がりも発生するということが判明した。
(第2の検討)
次に、本発明者らが行った第2の検討について説明する。第2の検討では、第1の検討の結果を受け、ロール部41,51の長さを変えた曲がり矯正装置1bを用いて矯正を行った。図12に示すように、第2の検討では、ロール部41,51の延在方向の長さは、ウェブS1の1/2の長さであり、直線形鋼矢板Sを配した状態で、ウェブS1の中央から接合部S5までの領域を圧延するように配される。また、曲がり矯正装置1bの他の構成については、第1の検討における曲がり矯正装置1aを同じである。
第2の検討の結果、矯正後の継手S2側のウェブS1の線状の疵の発生を防止することができた。しかし、ウェブS1の中央側には線状の疵が発生することが判明した。また、第1の検討に比べ、上反りや折れ曲がり変形が軽減され、矯正荷重が低減する傾向ではあったが、効果は十分ではなく、基準以下の曲がり量δまで曲がりを矯正することもできなかった。
(第3の検討)
次に、本発明者らが行った第3の検討について説明する。第3の検討では、第1の検討及び第2の検討の結果を受け、第2の検討と同様な曲がり矯正装置1bを用いて矯正を行った。なお、第3の検討では、ロール部41,51で圧下する領域について、曲がりの内側の継手S2側の面圧(ウェブS1の上面にかかる単位面積当たりの力)が強くなるよう、ロール部41の延在方向をx軸方向に対して傾けた状態で圧下を行った。具体的には、ロール部41のx軸負方向側の一端が、逆側の他端に対してz軸負方向側に配するように、一対のシリンダ44a,44bの伸縮度合いを変えた。その他の条件については、第2の検討と同じとした。
第3の検討の結果、矯正後のウェブS1には線状の疵が発生しないことが判明した。また、反りや折れ曲がり変形も問題にならない程度にまで低減できることが判明した。さらに、矯正効率が上がり、矯正荷重も低減することから、基準以下の曲がり量δまで曲がりを矯正できることが判明した。
<第1の実施形態>
(曲がり矯正装置)
本発明の第1の実施形態に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正装置1について説明する。曲がり矯正装置1は、上記の検討に基づいてなされたものであり、図1及び図2に示すように、複数のテーブルローラ2a,2bと、ハウジング3と、上側ロール4と、下側ロール5とを備える。
複数のテーブルローラ2a,2bは、下側ロール5がy軸方向でこれらテーブルローラ2a,2bの間に位置するように、y軸方向に離間して設けられる。複数のテーブルローラ2a,2bは、不図示の駆動装置に接続され、駆動装置からの駆動力を受けて回転することで、直線形鋼矢板Sの長手方向に平行なy軸方向に、直線形鋼矢板Sを搬送する。
ハウジング3は、第3の検討のものと同様である。
上側ロール4は、ロール部41と、軸部42と、一対のチョック43a,43bと、一対のシリンダ44a,44bとを有する。ロール部41は、延在方向の長さが、ウェブS1の上面のx軸方向の長さ(x軸負方向側の接合部S5から、x軸正方向側の接合部S5までの長さ)と同じである。また、図1に示すように、ロール部41のx軸負方向側の端面角部は、接合部S5に倣うように丸みを持った形状に形成される。ロール部41の上記以外の構成は、第3の検討のものと同様である。軸部42、一対のチョック43a,43b及び一対のシリンダ44a,44bは、第3の検討のものと同じである。なお、ロール部41の延在方向をx軸方向に対して傾けられるよう、一対のシリンダ44a,44bは、伸縮度合いが個別に制御可能に構成される。
下側ロール5は、ロール部51と、軸部52と、一対のチョック53a,53bとを有する。ロール部51は、延在方向の長さが、ウェブS1の下面(z軸負方向側の面)のx軸方向の長さ(x軸負方向側の接合部S5から、x軸正方向側の接合部S5までの長さ)と同じである。また、図1に示すように、ロール部51のx軸方向両側の端面角部は、接合部S5に倣うように丸みを持った形状に形成される。ロール部51の上記以外の構成は、第3の検討のものと同様である。軸部52及び一対のチョック53a,53bは、第3の検討のものと同じである。なお、ロール部41とロール部51は、不図示の駆動装置に連結されており、回転駆動が可能である。
(曲がり矯正方法)
次に、第1の実施形態に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正方法について説明する。まず、シリンダ44a,44bを用いて、上側ロール4を、ウェブS1の板厚に応じた所定の高さに、ロール部41の延在方向がx軸方向に対して傾いた状態となるように配する。具体的には、図1に示すように、ロール部41の延在方向の両端側のうち、x軸負方向側の一端が、一端の逆側となる他端よりもz軸負方向側となるように配する。なお、ロール部41のx軸方向に対する延在方向の角度は、直線形鋼矢板Sの曲がり量δや最大曲がり量δmax、上側ロール4の延在方向の長さ等によって適宜設定される。例えば、ロール部41のx軸方向中央におけるロール部41とロール部51との隙間であるロール隙をウェブS1の厚みと等しく設定し、x軸の中央から負方向側にいくに従いロール隙が小さくなるように傾きが設定されてもよい。この場合、ロール部41の傾き量(締め込み量)は、最大曲がり量δmaxなどの曲がりの大きさに比例する量に設定されることが好ましい。ロール部41を上記のように設定することで、後述する直線形鋼矢板Sの圧下時において、図3に示すように、x軸負方向側の接合部S5からウェブS1の中央側にいくに従い、上側ロール4の面圧を徐々に小さくすることができる。
次いで、直線形鋼矢板Sをy軸正方向側へと搬送させ、回転駆動されているロール部41,51に直線形鋼矢板Sを噛み込ませる。この際、直線形鋼矢板Sは、曲がりの内側がx軸負方向側となるように配される。なお、ウェブS1の厚みは、左右方向のいずれの箇所においても一定である。そして、そのまま直線形鋼矢板Sを通材することで、ロール部41とロール部51とによって、直線形鋼矢板SのウェブS1のx軸負方向側が、長手方向の全長にわたって圧下(圧延)される。この際、直線形鋼矢板Sは、x軸負方向側の接合部S5と、ロール部41のx軸負方向側端とが接触するように配される。
第1の実施形態に係る曲がり矯正方法では、上記の検討で検証したように、接合部S5を含む曲がりの内側のウェブS1の領域を上側ロール4及び下側ロール5で圧下し、直線形鋼矢板Sの曲がりの内側を延伸する。また、圧下の際に、上側ロール4を傾け、ロール部41の延在方向の一端を接合部S5に合わせた状態で圧下を行う。これにより、矯正効率が向上し、矯正荷重を低減させることができるため、曲がりを矯正することができる。また、圧下に伴う線状の疵の発生を防止することができ、反りや折れ曲がり変形も抑制することができる。
<第2の実施形態>
(曲がり矯正装置)
次に、本発明の第2の実施形態に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正装置1について説明する。第2の実施形態に係る曲がり矯正装置1は、図4及び図5に示すように、複数のテーブルローラ2a,2bと、ハウジング3と、上側ロール4と、下側ロール5と、第1の竪ローラガイド6と、第2の竪ローラガイド7とを備える。
複数のテーブルローラ2a,2bは、第1の実施形態と同様であり、下側ロール5がy軸方向でこれらテーブルローラ2a,2bの間に位置するように、y軸方向に離間して設けられる。
ハウジング3は、第1の実施形態と同様である。
上側ロール4は、ロール部41と、軸部42と、一対のチョック43a,43bと、一対のシリンダ44a,44bとを有する。ロール部41は、延在方向の長さが、ウェブS1の上面のx軸方向の長さの半分である。ロール部41の上記以外の構成は、第1の実施形態と同様である。軸部42、一対のチョック43a,43b及び一対のシリンダ44a,44bは、第1の実施形態と同じである。
下側ロール5は、ロール部51と、軸部52と、一対のチョック53a,53bとを有する。ロール部51は、延在方向の長さが、ロール部41よりも長く形成される。ロール部51の上記以外の構成は、第1の実施形態と同様である。軸部52及び一対のチョック53a,53bは、第1の実施形態と同じである。
第1の竪ローラガイド6は、上側ロール4、下側ロール5及びテーブルローラ2aの搬送方向入側となるy軸負方向側に配され、一対のロール部61a,61bと、一対のチョック62a,62bとを有する。一対のロール部61a,61bは、z軸方向に延在する円筒状のロールであり、z軸負方向側に配された一対のチョック62a,62bに、軸心を中心に回転可能なようにそれぞれ設けられる。一対のロール部61a,61bは、搬送される直線形鋼矢板Sのx軸方向両側に対向して設けられる。一対のチョック62a,62bは、一対のロール部61a,61bをそれぞれ回転可能に支持する支材である。
第2の竪ローラガイド7は、上側ロール4、下側ロール5及びテーブルローラ2aの搬送方向出側となるy軸正方向側に配され、一対のロール部71a,71bと、一対のチョック72a,72bとを有する。一対のロール部71a,71b及び一対のチョック72a,72bは、第1の竪ローラガイド6の一対のロール部61a,61b及び一対のチョック62a,62bと同様な構成である。
(曲がり矯正方法)
次に、第2の実施形態に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正方法について説明する。まず、熱間圧延にて直線形鋼矢板Sを造形する際に、ウェブS1の左右方向中央の厚みが左右方向端側に比べて薄くなるように造形を行う。つまり、図7に示すように、ウェブS1の中央の厚みを製品としての基準厚とし、左側及び右側の両端側にいくにしたがって厚みが厚くなるように造形を行う。この際、左側及び右側の両端側の接合部S5と基準厚との偏差を厚み偏差といい、この値が製品の基準に収まる範囲に設定する。このような形状の直線形鋼矢板Sは、例えば、熱間圧延の仕上圧延を行うロール(例えば、図11のカリバーK3)のウェブ圧下部にクラウン(0.1mm〜0.3mm程度の凸形状の膨らみ)を付与することで造形される。
次いで、シリンダ44a,44bを用いて、上側ロール4を、最大曲がり量δmaxに応じて所定の高さに設定する。この際、直線形鋼矢板Sの最大曲がり量δmaxに応じて、ロール部41とロール部51とのロール隙が設定される。例えば、最大曲がり量δmaxが大きな場合にはロール隙が小さく設定され、最大曲がり量δmaxが小さな場合にはロール隙が大きく設定される。また、ロール部41は、延在方向がx軸方向に平行となるように配される。
さらに、直線形鋼矢板Sをy軸正方向側へと搬送させ、回転駆動されているロール部41,51に直線形鋼矢板Sを噛み込ませる。そして、そのまま直線形鋼矢板Sを通材することで、ロール部41とロール部51とによって、直線形鋼矢板SのウェブS1のx軸負方向側が、長手方向の全長にわたって圧下(圧延)される。この際、x軸負方向側の接合部S5とロール部41の負方向側端とが常に接触した状態となるように、直線形鋼矢板Sが、第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7によって左右方向に保持された状態で搬送が行われる。
第2の実施形態に係る曲がり矯正方法では、直線形鋼矢板SのウェブS1の厚みを左右方向に変化させることで、上側ロール4及び下側ロール5による圧下時の面圧について、第1実施形態と同様に、曲がりの内側の面圧が大きくなるようにすることができる。このため、第1の実施形態と同様に、矯正効率が向上し、矯正荷重を低減させることができるため、曲がりを矯正することができる。また、圧下に伴う線状の疵の発生を防止することができ、反りや折れ曲がり変形も抑制することができる。また、第2の実施形態では、第1の竪ローラガイド6と第2の竪ローラガイド7とで直線形鋼矢板Sを保持した状態で圧下が行われるため、x軸負方向側の接合部S5とロール部41の負方向側端とが常に接触した状態となる。このため、接合部S5近傍における、圧下に伴う線状疵の発生を防止することができる。
<変形例>
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである。
例えば、第1の実施形態では、上側ロール4のロール部41を傾ける構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。本発明に係る曲がり矯正方法は、上側ロール4及び下側ロール5を用いて矯正する際に、曲がり内側の領域について、ウェブS1の中央側から接合部S5に近づくに従い、面圧が大きくなるように圧下が行われれば、他の構成であってもよい。例えば、上側ロール4のロール部41は傾けずに下側ロール5のロール部51を傾ける構成や、ロール部41,51を共に傾ける構成であってもよい。また、ロール部41,51の少なくとも一方について、円周面にテーパーを設けてもよい。
また、第1の実施形態では、ロール部41,51の延在方向の長さを、ウェブS1と同程度の長さにするとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第1の実施形態において、ロール部41,51の延在方向の長さを、第2の実施形態と同様にしてもよい。
さらに、第1の実施形態では、ウェブS1の厚みが一定であるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第1の実施形態に係る曲がり矯正方法において、第2の実施形態のようにウェブS1の厚みに分布を持たせてもよい。また、第2の実施形態では、ロール部41をx軸方向に平行に配するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第2の実施形態に係る曲がり矯正方法において、第1の実施形態と同様にロール部41をx軸方向に対して傾けて配してもよい。これらの場合、延伸する量を多くすることができ、矯正効率を高めることができるため、より大きな曲がりを矯正することができる。
さらに、第2の実施形態では、第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7で直線形鋼矢板Sを保持する構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。圧下時における直線形鋼矢板Sのx軸方向への移動や、それに伴い発生する線状疵が問題にならないようであれば、第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7を設けなくてもよい。また、第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7をx軸方向に移動可能に構成し、曲がりの形状に応じて、搬送時に第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7の少なくとも一方をx軸方向に移動させてもよい。
<実施形態の効果>
(1)本発明の一態様に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正方法は、長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブS1と、ウェブS1の左右方向の両端側に形成される主爪S3及び副爪S4からなる継手S2とを有する直線形鋼矢板Sの左右方向(x軸方向)の曲がりを矯正する曲がり矯正方法であって、ウェブS1の厚み方向となる上下方向(y軸方向)の上側に配される上側ロール4と、上下方向の下側に配され、上側ロール4に対向する下側ロール5とで、ウェブS1と継手S2との接合部S5を含むウェブS1の曲がりの内側の領域を、ウェブS1の中央側から接合部S5に近づくに従い面圧が大きくなるように、上下方向に挟んで圧下し通材する。
上記(1)の構成によれば、上記のように面圧を変化させながら接合部S5を含むウェブS1の領域を圧下して通材することで、圧下による線状の疵を発生させずに曲がりを矯正させることができる。また、矯正効率が向上し、矯正荷重を低減させることができるため、曲がりを十分に矯正することができる。さらに、反りや折れ曲がり変形も抑制することができる。
(2)上記(1)の構成において、ウェブS1の圧下をする際に、上側ロール4のロール部41の延在方向の両端のうち、曲がりの内側となる一端が、一端の逆側となる他端の上下方向の位置よりも低くなるように、ロール部41を左右方向に対して傾けて配する。
上記(2)の構成によれば、昇降可能な上側ロール4を有するような圧下装置であっても、簡易な改造で、適用することができる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、直線形鋼矢板Sを熱間圧延にて造形する際に、ウェブS1の左右方向の両端から中央に近づくに従い、ウェブS1の厚みが小さくなるように造形する。
上記(3)の構成によれば、仕上圧延に用いる孔型の形状を変更するだけで、一般的な圧下装置を用いて曲がりの矯正を行うことができる。また、上記(2)の構成において上記(3)の構成を適用することにより、矯正効率が高くなることから、より大きな曲がりも矯正することができる。
(4)本発明の一態様に係る直線形鋼矢板Sの曲がり矯正装置1は、長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブと、ウェブの左右方向の両端側に形成される主爪及び副爪からなる継手とを有する直線形鋼矢板の左右方向の曲がりを矯正する曲がり矯正装置であって、ウェブの厚み方向となる上下方向の上側に配される上側ロールと、上下方向の下側に配され、上側ロールに対向する下側ロールとを備え、上側ロール及び下側ロールは、ウェブと継手との接合部を含むウェブの曲がりの内側の領域を、ウェブの中央側から接合部に近づくに従い面圧が大きくなるように、上下方向に挟んで圧下する。
上記(5)の構成によれば、上記(1)の構成と同様な効果をえることができる。
次に、本発明者らが行った実施例について説明する。本実施例では、ウェブS1の厚みが9.5mm、長手方向の長さが10mの直線形鋼矢板Sについて、曲がりの矯正を行った。曲がりの矯正では、後述する、本発明を適用した実施例1,2、及び比較となる比較例の3条件で矯正を行った。なお、矯正後の最大曲がり量δmaxを10mm未満とすることを目的とした。
<実施例1>
実施例1では、第1の実施形態に係る曲がり矯正装置1及び曲がり矯正方法を用いて矯正を行った。曲がり内側のロール部41の端における、締め込み量(基準厚に対するロール隙の偏差、レべリング量)は、0.4mmとした。また、実施例1では、第2の実施形態のような、熱間圧延後のウェブS1の厚みの分布は付与していない。さらに、矯正前の直線形鋼矢板Sの最大曲がり量δmaxは、15mmであった。
<実施例2>
実施例2では、第2の実施形態に係る曲がり矯正装置1及び曲がり矯正方法を用いて矯正を行った。実施例2では、熱間圧延に用いる仕上圧延機の上ロール(K3孔型)にクラウンを付与して圧延をした。熱間圧延後の直線形鋼矢板SのウェブS1の厚みは、左右方向の中央部で9.5mm、両端部で9.7mmとした。また、曲がり矯正装置1のロール部41とロール部51とのロール隙は9.5mmとした。そして、曲がりの内側の接合部S5とロール部41の端とが常に接触した状態で圧下が行われるように、第1の竪ローラガイド6及び第2の竪ローラガイド7で直線形鋼矢板Sの位置を調整しながら圧下を行った。なお、矯正前の直線形鋼矢板Sの最大曲がり量δmaxは、14mmであった。
<比較例>
比較例では、ウェブS1の厚みに分布を与えていない直線形鋼矢板S、すなわち、ウェブS1の厚みが左右方向で一定な直線形鋼矢板Sについて、実施例2と同様な方法で曲がりの矯正を行った。比較例では、曲がり矯正装置1のロール部41とロール部51とのロール隙は9.4mmとした。また、矯正前の直線形鋼矢板Sの最大曲がり量δmaxは、14mmであった。それ以外の条件は、実施例2と同じである。
<結果>
上記の3条件の矯正における、矯正前後での最大曲がり量δmax、並びに矯正後の反り変形及びウェブ面の疵の有無について測定及び観察した結果を、表1にまとめる。
Figure 0006586928
実施例1,2では、矯正後の最大曲がり量δmaxが目標である10mm未満になっており、所望の矯正ができたことが確認できた。また、ウェブS1には特に問題となる疵も発生しておらず、反り変形も許容内となる軽微なものであった。
一方、比較例では、矯正後の最大曲がり量δmaxが11mmとなり、目標である10mmとはならなかった。また、ウェブS1の中央付近に線状の疵が発生し、その後の手入れなしでは製品とすることができないことが確認できた。さらに、矯正後の反り変形が大きく、反りを矯正するための再矯正の工程が必要となることが確認できた。
つまり、本発明に係る曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置によれば、疵や反り変形を発生させずに、直線形鋼矢板の左右方向の曲がりを矯正することができることが確認できた。
1,1a,1b 曲がり矯正装置
2 テーブルローラ
3 ハウジング
4 上側ロール
41 ロール部
42 軸部
43a,43b チョック
44a,44b シリンダ
5 下側ロール
51 ロール部
52 軸部
53a,53b チョック
6 第1の竪ローラガイド
61a,61b ロール部
62a,62b チョック
7 第2の竪ローラガイド
71a,71b ロール部
72a,72b チョック
S 直線形鋼矢板
S1 ウェブ
S2 継手
S3 主爪
S4 副爪
S5 接合部

Claims (4)

  1. 長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブと、該ウェブの前記左右方向の両端側に形成される主爪及び副爪からなる継手とを有する直線形鋼矢板の前記左右方向の曲がりを矯正する曲がり矯正方法であって、
    前記ウェブの厚み方向となる上下方向の上側に配され、ロール端面角部が前記ウェブと前記継手との接合部に倣うように丸みを持った上側ロールと、前記上下方向の下側に配され、前記上側ロールに前記上下方向に対向し、ロール端面角部が前記ウェブと前記継手との接合部に倣うように丸みを持った下側ロールとで、前記ウェブと前記継手との接合部を含む前記ウェブの前記曲がりの内側の領域を、前記ウェブの中央側から前記曲がりの内側の前記接合部に近づくに従い面圧が大きくなるように、前記上下方向に挟んで圧下し通材することで圧延することを特徴とする直線形鋼矢板の曲がり矯正方法。
  2. 前記ウェブの圧下をする際に、前記上側ロールのロール部の延在方向の両端のうち、前記曲がりの内側となる一端が、該一端の逆側となる他端の前記上下方向の位置よりも低くなるように、前記ロール部を前記左右方向に対して傾けて配することを特徴とする請求項1に記載の直線形鋼矢板の曲がり矯正方法。
  3. 前記直線形鋼矢板を熱間圧延にて造形する際に、
    前記ウェブの前記左右方向の両端から中央に近づくに従い、前記ウェブの厚みが小さくなるように造形することを特徴とする請求項1または2に記載の直線形鋼矢板の曲がり矯正方法。
  4. 長手方向に直交する断面形状が、左右方向に延在するウェブと、該ウェブの前記左右方向の両端側に形成される主爪及び副爪からなる継手とを有する直線形鋼矢板の前記左右方向の曲がりを矯正する曲がり矯正装置であって、
    前記ウェブの厚み方向となる上下方向の上側に配され、ロール端面角部が前記ウェブと前記継手との接合部に倣うように丸みを持った上側ロールと、
    前記上下方向の下側に配され、前記上側ロールに前記上下方向に対向し、ロール端面角部が前記ウェブと前記継手との接合部に倣うように丸みを持った下側ロールと
    を備え、
    前記上側ロール及び前記下側ロールは、前記ウェブと前記継手との接合部を含む前記ウェブの前記曲がりの内側の領域を、前記ウェブの中央側から前記曲がりの内側の前記接合部に近づくに従い面圧が大きくなるように、前記上下方向に挟んで圧下することで圧延することを特徴とする直線形鋼矢板の曲がり矯正装置。
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