JP6586902B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6586902B2
JP6586902B2 JP2016022616A JP2016022616A JP6586902B2 JP 6586902 B2 JP6586902 B2 JP 6586902B2 JP 2016022616 A JP2016022616 A JP 2016022616A JP 2016022616 A JP2016022616 A JP 2016022616A JP 6586902 B2 JP6586902 B2 JP 6586902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
axes
quality function
display
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016022616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017142598A (ja
Inventor
山田 紀一
紀一 山田
茂広 古川
茂広 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016022616A priority Critical patent/JP6586902B2/ja
Publication of JP2017142598A publication Critical patent/JP2017142598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6586902B2 publication Critical patent/JP6586902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、品質機能展開表内のある軸における項目と関連性のある、隣とその隣の軸における項目を表示するようにした情報処理装置を提供することを課題とし、情報処理装置の選択手段は、品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択し、第1の算出手段は、選択された第1の項目と該第1の項目が属している軸と隣り合う軸に属している項目との関連性を算出し、第1の抽出手段は、関連性と予め定められた値とを比較して、第1の項目に関連する第2の項目を抽出し、第2の算出手段は、抽出された第2の項目と第2の項目が属している軸と隣り合う軸に属している項目との関連性から第1の項目との関連性を算出し、第2の抽出手段は、関連性と予め定められた値とを比較して、第1の項目に関連する第3の項目を抽出し、表示手段は、第1の項目と第2の項目と第3の項目を、他の項目とは異なる形態で表示することが開示されている。
特許文献2には、製品における部分の設計項目と製品の品質の因果関係を一覧することができる品質機能展開表を表示するようにした情報処理装置を提供することを課題とし、情報処理装置の軸名称設定手段は、第1軸から第4軸の名称を設定し、項目作成手段は、前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成し、表示手段は、前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示することが開示されている。
特許文献3には、設計者にとって利便性が高い「設計支援装置、設計支援システム、設計支援方法及び設計支援プログラム」を提供することを課題とし、設計支援装置は、品質機能展開表による三元表に対応するように機能特性、構成部品、品質特性、及び複数の設計確認事項を登録する登録手段と、ユーザーからの入力を受け取るユーザー入力手段と、登録手段に基づき機能特性と構成部品のマトリックス関係をユーザーに提示する対応関係提示手段と、ユーザー入力手段からの入力によって機能特性と構成部品の対応関係を決定する対応関係決定手段と、前記決定された対応関係の機能特性に対応する品質特性を抽出する品質特性抽出手段と、前記決定された対応関係の構成部品と前記抽出された品質特性との関係から設計確認事項を抽出する設計確認事項抽出手段と、前記抽出された設計確認事項をユーザーに提示する提示手段とを有することが開示されている。
特開2014−112338号公報 特開2014−132438号公報 特開2010−066955号公報
品質機能展開表を表示する技術がある。例えば、特許文献1、特許文献2等では、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、その中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示することが行われている。
ところで、設計項目と製品の品質の因果関係を一覧するためには、表示可能な軸数(例えば、4軸)だけでなく、それよりも多い軸をもって解析したい場合がある。しかし、前述の技術では、そのような場合に対応できない。
本発明は、品質機能展開表の最大軸数を超える場合であっても、加える軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、品質機能展開表における軸は、順番付けがなされており、表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う第1の表示手段と、前記順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、該軸間を連続させる旨の操作を受け付ける受付手段と、前記操作を受け付けた場合であって、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超えるときは、前記軸間の軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示する第2の表示手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記第2の表示手段は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第2の表示手段は、4軸によって構成されている品質機能展開表を直線状に連結して、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第2の表示手段は、第4軸と第5軸の対応関係を、第1軸と第4軸間の空間に生成することによって、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記第1の表示手段は、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、前記順番付けされた軸群の先頭でない場合、該第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行う、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、品質機能展開表における軸は、順番付けがなされており、表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う第1の表示手段と、前記順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、該軸間を連続させる旨の操作を受け付ける受付手段と、前記操作を受け付けた場合であって、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超えるときは、前記軸間の軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示する第2の表示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、品質機能展開表の最大軸数を超える場合であっても、加える軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、4軸によって構成されている品質機能展開表を直線状に連結して、軸間を連続させた品質機能展開表を表示することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第4軸と第5軸の対応関係を、第1軸と第4軸間の空間に生成することによって、軸間を連続させた品質機能展開表を表示することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、順番付けされた軸群の先頭でない場合、その第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行うことができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、品質機能展開表の最大軸数を超える場合であっても、加える軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 品質機能展開表の例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提となる技術について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
技術・商品の構成が複雑になると、要因同士の因果関係が多くなり、さらに、それが互いに絡み合うために、関連性を把握することが困難になる。その結果、以下のようなことが発生する。
(1)要因間の因果関係を調べるのに時間がかかることとなる。ひいては、設計・開発の効率が落ちる。
(2)課題を見落とす可能性が高まり、その場合は、課題に気がついた時点で、プロセスの後戻り、足踏みが発生する。
(3)課題の見落としがあるままで製品を作ることで品質問題が発生する。
(4)想定外の問題が発生すると、現象の解析・分析のための技術構築に時間を要することとなる。ひいては、解決が遅れることとなる。
これらに対する施策として有効に機能するものが、QFD(Quality Function Deployment、品質機能展開)をベースとした要因分析と可視化の手法である。
QFDは、商品企画、商品開発など様々な段階において、顧客が要求する品質を商品作りに反映させるべく、目標、課題、アクションを明確にするための手法である。
典型的なQFDでは、顧客の要求項目から抽出した『要求品質』項目と、技術的に考慮すべき事柄から抽出した『品質特性』項目の間の関係をマトリックスで表す。また、『要求品質』項目同士、『品質特性』項目同士の関係を三角帽子と呼ばれる形で表示することもある。『要求品質』項目に各々の重要度を加味することで『企画品質』(どのような特徴を持たせると顧客が満足するかを示す)項目を抽出することができる。また、『品質特性』を部品の設計値に対応させることで『設計品質』(製品の仕様)を抽出することができる。以上の検討結果によって目標、課題、アクションの関係を明確にすることができる。つまり、品質機能展開表(QFD表)は、複数の項目リストを互いに直交した軸上に配置し、隣り合った軸上の項目同士の因果関係をマトリックスで表示した表である。
QFDでは、『要求品質』、『品質特性』だけでなく、場面に応じて『機能展開』、『部品展開』、『技術展開』、『業務展開』など様々な展開を行って、得られた項目間の因果関係を2元表で表すことが提案されている。さらに、この表を表示するコンピュータ・プログラムを作成し、各項目、マトリックスのセルにネットワーク上の情報に対するリンクを持たせることで、情報蓄積・共有のための枠組みとして活用することができる。
しかし、プリンタ、医療機器など、多数の部品・部材、複数の物理現象が相互に関連するような複雑な働きをする製品の開発では、取り扱うべき項目の数が膨大になり、加えて『要求品質』と『品質特性』、『部品展開』と『技術展開』のような単純な枠組みでは設計特性と品質の関係性を十分に記述することができない。また、現実に製品ができるまでのプロセスは、技術の開発、部材の開発、システムの開発、製造など多くの部門の連携によって成立している。よって、2元表を作成して、項目同士が「関係ありそう」、「関係なさそう」という記号を付与することができるが、「なぜそうなるのか」という現象のメカニズムを含めて設計特性と品質の関係性全体を一覧できない限りは、実際の設計・開発プロセスで活用することはできない。つまり、部品、部材の製造工程と製品の品質は、その間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ製造工程と品質の関係を明確にできない。また、製品の設計条件と製品の品質も、間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ、設計条件と品質の関係を明確にできない。
さらに、中間特性の定義があいまいになりがちで、表の統一性が取れないために活用が進まないということになる。
以上の問題は適切に定義された中間特性の軸を持つ因果関係の表を作成することができ、それらの中間特性の間の関係を一望できるような構成で関係性を表示することができ、さらに膨大な数になることが多い軸上の項目の入力とマトリックスの作成と表示を容易に行うことができるシステムを用意することで解決することができる。
しかし、特に項目が多くなり、因果関係が複雑になったとき、1つの項目に該当する条件が変化したときにどの項目が影響を受けるか、又は1つの項目の値を変化させるためにどの条件を変えればよいかなどの検討をするときには、単に表の上で因果関係を調べるのでは、検討の抜け漏れを防ぐことはできない。それは、1つの項目の変化が複数の項目の中間特性の変化として波及し、さらにそのそれぞれの中間特性の変化が別の複数の項目の変化へと波及するために、影響を追跡することが困難なためである。また、例えば1つの品質を改善するためにある設計条件を変更すると、意図しない他の品質が悪化してしまうということは商品の開発の過程でよく起こる問題である。そのような項目の変化の二次的な影響を調べるためには、項目の変化の影響が波及する様子を表の上で追跡した後に、逆方向に波及の影響を調べることが必要となり、作業はさらに複雑になる。さらに、項目の影響が波及する様子を注意深く抜け漏れなく追跡できたとしても、多数の項目を有する巨大な表の上でそれを示すことは困難である。その結果、検討の抜け漏れが発生して開発期間や品質に悪影響を与えることとなる。
品質機能展開表を使用するメリットとして、上流から下流までの階層的なプロセス間や、システム−サブシステム−部品−部材−素材といった構成階層間の因果関係を可視化できることが挙げられる。しかし、先行技術文献に記載の技術では、4軸構成をベースに考えられており、プロセスや階層をまたぐ因果関係の可視化は考慮されていない。この課題を解決するため、任意で最大4軸を選択し、選択した軸からなる品質機能展開表を構成することで上記課題を解決することが可能である。
先行技術文献に記載の技術では、選択した所望の軸項目のみで構成される品質機能展開表を構成することで、異なる複数プロセス間あるいは構成階層間の因果関係も視認しやすい表で俯瞰的に見ることが可能となる。
一方で、先行技術文献に記載の技術による品質機能展開表を使って因果関係を俯瞰的に見る目的は、上位の軸項目と対象とする軸項目の因果関係の把握であり、さらにはメカニズムを示す因果関係から項目間でのすり合わせの必要となる課題を抽出し解決することである。この解決の際には、対象とするプロセス内又は構成階層の軸項目と上位の軸項目との関係性(具体例として図7を用いて後述)も参照されながら、同一プロセス内又は構成内での因果関係も重要となってくる。しかし、先行技術文献に記載の技術では選択された軸構成でしか表示させることができなかった。
また、品質機能展開表は、メカニズムが解明されたものを表現するのみでなく、技術開発をしていく中で、メカニズムを可視化していくために品質機能展開表が使われるケースも多い。その場合、必ずしも定義された軸構成では表現できず、例えば、性能軸と物性軸間に1.5軸として軸間に新たな中間特性軸を設けるなど、表示上は4軸構成となっているが、実際には5軸で構成される場合もある。このような場合においても、容易に軸構成を変更することができなかった。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、データベースと品質機能展開表(QA表ともいわれる)を組み合わせた技術情報マネジメントの枠組みに関するものものであって、図1の例に示すように、軸選択モジュール110、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130を有している。
情報処理装置100は、品質機能展開表の軸として採用したものの間に隠れている軸が存在する場合、隠れている軸の存在を表示するものである。
ここで、品質機能展開表とは、少なくとも3本以上の軸を有しており、各軸には項目が属しており、2つの軸の間に項目間の因果関係が記入されている配列を配置しているものである。なお、少なくとも3本以上の軸を有しているので、軸によって構成されるマトリックス数は、少なくとも2つ以上となる。
以下、4本の軸を有している品質機能展開表を例示して説明する。この品質機能展開表において、第1軸とは原点(品質機能展開表の中心)から上方向への軸、第2軸とは原点から右方向への軸、第3軸とは原点から下方向への軸、第4軸とは原点から左方向への軸とする。
軸選択モジュール110は、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130と接続されている。軸選択モジュール110は、品質機能展開表における軸の候補から、操作者の選択操作によって軸を選択する。なお、軸の候補は、順番付けがなされている。
軸情報記憶モジュール120は、軸選択モジュール110と接続されている。軸情報記憶モジュール120は、品質機能展開表に関する情報を記憶している。例えば、軸に関する情報(候補となる軸名称、その軸の順番、表示の際の軸位置、軸内の項目名等)、軸間に構成されるマトリックスに関する情報(マトリックス内の値等)等がある。
表示モジュール130は、軸選択モジュール110と接続されている。表示モジュール130は、軸選択モジュール110によって選択された軸を要素とする品質機能展開表を表示する。ここでの「表示」には、液晶ディスプレイ等の表示装置に表示するように制御することを含む。
そして、表示モジュール130は、軸選択モジュール110によって選択された軸であって、表示上で隣り合う軸が、順番付けで連続していない場合、その軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う。
ここで、「表示上で隣り合う軸」とは、品質機能展開表を表示した場合において隣接している2本の軸をいう。4本の軸を有している品質機能展開表の場合は、第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸をいう。
また、「順番付けで連続していない場合」とは、順番付けされた列内で、隣り合っていないことをいう。前述したように、隠れた軸がある場合のことを指す。例えば、軸の候補として、A軸、B軸、C軸、D軸、E軸、F軸のように順番付けされている場合を例として説明する。表示上の第1軸、第2軸、第3軸、第4軸として、「A軸、B軸、C軸、D軸」が選択された場合は、各軸間は順番付けされた列内で連続していることとなる。互いに順番付けされた列内で隣り合っているからである。また、第1軸、第2軸、第3軸、第4軸として、「A軸、B軸、D軸、E軸」が選択された場合は、順番付けの列内で連続していないこととなる。第2軸(B軸)、第3軸(D軸)は、順番付けされた列内で隣り合っていないからである。
「非連続であることを示す表示」として、軸が連続する場合とは異なる表示方法であればよい。具体的には、図12の例を用いて後述する。
また、表示モジュール130は、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、順番付けされた軸群の先頭でない場合、その第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行うようにしてもよい。詳細については、図4の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
図1の例に示した情報処理装置100は、単独で動作する機器(スタンドアローン:stand−alone)であってもよいし、図2の例に示すような、システム構成としてもよい。
情報処理装置100、個人用端末200A、個人用端末200B、個人用端末200Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。個人用端末200は、通信回線290を介して、情報処理装置100を利用する。個人用端末200での軸選択等の操作を、情報処理装置100に送信し、情報処理装置100の表示モジュール130による処理結果を受信して、個人用端末200の表示装置に表示する。例えば、情報処理装置100は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等を用いたWebサーバとして、品質機能展開表を生成し、その表示形態としてWebページを生成する。個人用端末200は、Webブラウザとしての機能を有しており、軸選択の操作、品質機能展開表の表示等を行う。
図3は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、軸選択モジュール110は、軸情報記憶モジュール120から軸リストを抽出する。例えば、軸リストの例について、図8の例に示す軸構成リスト800を用いて後述する。
ステップS304では、軸選択モジュール110は、操作者に軸を選択させる。例えば、4つの軸が選択される。例えば、選択された順、又は軸リスト内の順番に沿って、第1軸、第2軸、第3軸、第4軸に割り当てる。
ステップS306では、表示モジュール130は、選択された第N(Nは1以上の整数)軸と第N+1軸は連続しているか否かを判断し、連続している場合はステップS308へ進み、それ以外の場合はステップS310へ進む。つまり、最初の処理では、第1軸に割り当てられた軸と、第2軸に割り当てられた軸は、連続しているか否かを判断する。ステップS312から戻ってきて、2回目の処理では、第2軸に割り当てられた軸と、第3軸に割り当てられた軸は、連続しているか否かを判断する。3回目の処理では、第3軸に割り当てられた軸と、第4軸に割り当てられた軸は、連続しているか否かを判断する。連続しているか否かは、軸リスト内で前後しているか否かを判断すればよい。
ステップS308では、表示モジュール130は、第N軸と第N+1軸は連続であるとする。
ステップS310では、表示モジュール130は、第N軸と第N+1軸は非連続であるとする。
ステップS312では、表示モジュール130は、残りの軸はあるか否かを判断し、ある場合はステップS306へ戻り、それ以外の場合はステップS314へ進む。そして、ステップS306に戻る場合は、Nをインクリメント(Nに1を加える)する。
ステップS314では、表示モジュール130は、各軸間の連続、非連続に合わせて、品質機能展開表を表示する。連続している場合は、一般的な品質機能展開表を表示すればよい(図9の例を用いて後述する)。非連続がある場合は、その非連続がある軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う(図12の例を用いて後述する)。
図4は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図3の例に示したフローチャートに、ステップS406〜ステップS410の処理を付加したものである。その他の処理は、図3の例に示したフローチャートの処理と同等である。
ステップS402では、軸選択モジュール110は、軸情報記憶モジュール120から軸リストを抽出する。
ステップS404では、軸選択モジュール110は、操作者に軸を選択させる。
ステップS406では、表示モジュール130は、軸リストの先頭にある軸は選択されているか否かを判断し、選択されている場合はステップS408へ進み、それ以外の場合はステップS410へ進む。具体的には、最初に選択された軸、又は選択された軸のうち軸リスト内で最初にある軸が、軸リストの1番目にある軸であるか否かを判断すればよい。軸リストの1番目にある軸が選択されていない場合は、軸リストの先頭からその選択された軸までの軸が省略されているとみなして、非連続であると判断することとなる。もちろんのことながら、軸リストの1番目にある軸が選択されている場合は、連続であると判断することとなる。
ステップS408では、表示モジュール130は、先頭の軸は連続であるとする。
ステップS410では、表示モジュール130は、先頭の軸は非連続であるとする。
ステップS412では、表示モジュール130は、選択された第N(Nは1以上の整数)軸と第N+1軸は連続しているか否かを判断し、連続している場合はステップS414へ進み、それ以外の場合はステップS416へ進む。
ステップS414では、表示モジュール130は、第N軸と第N+1軸は連続であるとする。
ステップS416では、表示モジュール130は、第N軸と第N+1軸は非連続であるとする。
ステップS418では、表示モジュール130は、残りの軸はあるか否かを判断し、ある場合はステップS412へ戻り、それ以外の場合はステップS420へ進む。
ステップS420では、表示モジュール130は、各軸間の連続、非連続に合わせて、品質機能展開表を表示する。
図5は、第1の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。
処理対象である品質機能展開表としては、図5の例に示す品質機能展開表500がある。「3本以上の軸を有している品質機能展開表」の例として、4本の軸を有している品質機能展開表の例を示している。品質機能展開表500は、4本の軸(第1軸510、第2軸520、第3軸530、第4軸540)によって構成されているものである。第1軸510、第2軸520、第3軸530、第4軸540内には、それぞれ軸の名称が付与されており、1つ以上の項目がある。各項目には、その項目の名称が付与されている。
そして、第1軸510と第2軸520の間には第1軸第2軸関係マトリックス515があり、第2軸520と第3軸530の間には第2軸第3軸関係マトリックス525があり、第3軸530と第4軸540の間には第3軸第4軸関係マトリックス535がある。つまり、第1軸第2軸関係マトリックス515は第1軸510と第2軸520によって規定されており、第2軸第3軸関係マトリックス525は第2軸520と第3軸530によって規定されており、第3軸第4軸関係マトリックス535は第3軸530と第4軸540によって規定されている。
なお、3本の軸を有している品質機能展開表の例として、第1軸510、第2軸520、第3軸530によって構成されている品質機能展開表であってもよいし、第2軸520、第3軸530、第4軸540によって構成されている品質機能展開表であってもよい。
「項目の選択」は、例えば、ディスプレイ等の表示装置に品質機能展開表を表示しておき、その品質機能展開表内の軸内の項目を、マウス、タッチパネル等を用いた操作者の選択する操作である。
図6は、第1の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。図5の例に示した品質機能展開表500の具体例を示したものである。
例えば、第1軸510の軸の名称として「品質」が付与されており、第2軸520の軸の名称として「性能」が付与されており、第3軸530の軸の名称として「構造・物性」が付与されており、第4軸540の軸の名称として「原材料」が付与されている。そして、第1軸510に項目が属しており、その項目の名称として例えば「早く多く調理ができる」、「操作性が良い」等があり、第2軸520に項目が属しており、その項目の名称として例えば「つかみやすい」、「加熱部が近い」等があり、第3軸530に項目が属しており、その項目の名称として例えば「長さ」、「直径」等があり、第4軸540に項目が属しており、その項目の名称として例えば「材料」、「加工法」等がある。そして、第1軸第2軸関係マトリックス515内に「操作性が良い」と「加熱部が近い」の関係として「◎」、第2軸第3軸関係マトリックス525内に「加熱部が近い」と「長さ」の関係として「◎」、第3軸第4軸関係マトリックス535内に「長さ」と「設計寸法」の関係として「◎」等がある。なお、記号「◎」は、関連性を示す値のある値(例えば、1.0等)を示している。関連性を示す値は、例えば、特許文献2に記載の技術を用いればよい。このように辿ることによって、品質:「操作性が良い」、性能:「加熱部が近い」、構造・物性:「長さ」、原材料:「設計寸法」は、互いに密接に関連していることがわかる。
図7は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
ここでは、プロセスをまたぐ品質機能展開表の例(品質機能展開表で4軸以上を用いた解析が必要となる例)として、部材品質機能展開表700と部材生産技術品質機能展開表750を示す。
部材品質機能展開表700の第3象限(材料・製造条件、第3軸第4軸関係マトリックス735)を詳細に展開するのが部材生産技術品質機能展開表750である。
部材の材料・製造条件が品質に影響を与える関係性を見る場合には、部材品質機能展開表700で確認できるが、製造工程における工程設計値が品質に与える影響を把握しながら検討を行うといった使い方には適していない。つまり、その場合は部材生産技術品質機能展開表750が適している。
図7(a)に示す例では、部材品質機能展開表700の第1軸710は品質軸であり、第2軸720は性能軸であり、第3軸730は構造・物性軸であり、第4軸740は材料・製造条件軸である。
性能を満たすための部材構造・物性(設計値)を決めるのが部材開発の役割である。構造物性が性能を発揮するメカニズム理解が必要である。このために、第2軸第3軸関係マトリックス725が用いられる。また、部材の構造・物性(設計値)を実現するために、第3軸第4軸関係マトリックス735を展開するのが生産技術の役割である。
図7(b)に示す例では、部材生産技術品質機能展開表750の第1軸760は構造・物性軸であり、第2軸770は工程物理量軸であり、第3軸780は工程設計値軸であり、第4軸790は製造条件軸である。
部材生産技術品質機能展開表750は、部材品質機能展開表700の第3軸730の項目から展開するものである。部材生産技術が目指す加工品質なので、第1軸760は「品質」軸としてもよい。
構造・物性を作るために、加工対象のワーク(材料)自身に与える作用に関する物理量に展開する。このために、第1軸第2軸関係マトリックス765が用いられる。
第2軸770は、加工されるワーク(材料)自身に与える作用の度合いを表す項目に展開するためのものであり、例えば、塗膜温度、湿潤膜厚、拡散係数等がある。
工程物理量を得るための実質の制御因子に展開する。このために、第2軸第3軸関係マトリックス775が用いられる。
第3軸780は、工程物理量(加工プロセスの中間特性)を得るための工学的な設定条件を定めている。例えば、送液流量/流速、ワーク表面速度、ワーク表面温度、ワーク表面風速等がある。量産工程設計はこの項目で実施し、製造スケールや号機に依存しないプロセスパラメータ(制御因子)を明確化する。
工程設計値を得るために実際の装置の設定条件に展開する。このために、第3軸第4軸関係マトリックス785が用いられる。
第4軸790は、実際の装置の設定項目を定めている。例えば、モータ回転数、制御電流値、センサー表示温度等がある。設備条件(入力)から工程設計値(出力)は品質工学における基本機能である。
なお、「製造条件」(第4軸740、第4軸790)の定義は同一だが、部材品質機能展開表700の製造条件は部材開発の立場で表記するので研究条件を基本としている場合が多い。部材生産技術品質機能展開表750では生産部門に提示する量産設定条件までブレークダウンする必要がある。また、材料については別途材料技術として第3象限を展開すればよい。
本実施の形態は、図7の例に示したように、4軸を超える品質機能展開表で表現される多階層のプロセス表現であっても、影響範囲を視覚的に容易に把握することができるようにするものである。したがって、プロセスをまたぐ品質機能展開表の階層因果関係を必要十分で表示し、把握することを可能とし、さらに、軸階層が連続ではないことが容易に認識できるようになる。
図8は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図8の例では、軸構成リスト800を表示装置に表示する。軸構成リスト800内は、軸候補802等を表示する。スクロールバー830によって、より多くの軸が表示できる。
そして、この例では、カーソル850を用いた操作者の選択操作によって、軸構成リスト800内の軸候補802、軸候補804、軸候補806、軸候補808が選択されている。これらの軸は、軸構成リスト800内で連続している軸である。
なお、デフォルトとして、初期時は軸構成リスト800の上位の指定軸分(4つの軸)を選択しておいてもよい。
軸構成リスト800は、例えば、上流プロセスから下流プロセス、又は、上位階層から下位階層へと並ぶように定義し、かつ隣接する上下の軸間には因果関係のデータを有する。
図6の例に示すような非連続の軸を表示選択した場合には、図7の例に示すように非連続であることが識別できる表示を行う。
図9は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図8の例に示すように、軸構成リスト800内の連続する軸が表示指示されていれば、図9の例に示すような品質機能展開表900を表示する。なお、第1軸910は、軸候補802に対応するaaaa軸である。第2軸920は、軸候補804に対応するaaab軸である。第3軸930は、軸候補806に対応するaaac軸である。第4軸940は、軸候補808に対応するaaad軸である。この品質機能展開表900は、図5の例に示した品質機能展開表500と同等のものであり、一般的な(従来と同等な)品質機能展開表である。軸が連続しているからである。
図10は、品質機能展開表の例を示す説明図である。
図10(a)は、品質機能展開表900の第1象限を示したものである。つまり、aaaa−aaabの2元表1000は、aaaa軸1005(第1軸910に該当)、aaab軸1010(第2軸920に該当)、その軸間のマトリックス(第1軸第2軸関係マトリックス915に該当)によって構成されている。
図10(b)は、品質機能展開表900の第2象限を示したものである。つまり、aaab−aaacの2元表1020は、aaab軸1025(第2軸920に該当)、aaac軸1030(第3軸930に該当)、その軸間のマトリックス(第2軸第3軸関係マトリックス925に該当)によって構成されている。
図10(c)は、品質機能展開表900の第3象限を示したものである。つまり、aaac−aaadの2元表1040は、aaac軸1045(第3軸930に該当)、aaad軸1050(第4軸940に該当)、その軸間のマトリックス(第3軸第4軸関係マトリックス935に該当)によって構成されている。
図8の例に示す軸構成リスト800は、リスト上位から順に直下の軸との因果関係データを持つ、又は上下の軸間で今後因果関係データを設定していくことを前提としている。その意味するところは、図10の例に示した2元表において、1つの軸が隣接する軸との因果関係を持っており、連続的にその関係性が表せることを示している。ただし、例えば、bbbb軸とccca軸間にbbbb−bbbcによる二元表及びbbbc−cccaによる二元表を構成することで新たにbbbcという軸を設定することも可能である。
このように隣接する軸間の関係性から、連続する4軸を表示対象として設定することで、そのまま4軸構成の品質機能展開表を表示させることができる。
図11は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。図8の例に示した軸構成リスト800に対して、図11の例では、軸候補804、軸候補812、軸候補814、軸候補826が選択されている。つまり、軸候補804は、軸構成リスト800内の先頭の軸ではなく、軸候補804と軸候補812は連続しておらず、軸候補814と軸候補826も連続していない。
図12は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図11の例に示すように、軸構成リスト800内の軸が表示指示されていれば、図12の例に示すような品質機能展開表1200を表示する。なお、第1軸1210は、軸候補804に対応するaaab軸である。第2軸1220は、軸候補812に対応するbbbb軸である。第3軸1230は、軸候補814に対応するccca軸である。第4軸1240は、軸候補826に対応するdddd軸である。さらに品質機能展開表1200は、軸境界1208の位置に非連続案内1250、軸境界1212の位置に非連続案内1260、軸境界1232の位置に非連続案内1270を描画している。これらは、表示モジュール130が行う「非連続であることを示す表示」の一例である。つまり、第1軸1210の前には軸候補802(aaaa軸)が省略されており、第1軸1210と第2軸1220の間には軸候補806(aaac)、軸候補808(aaad)、軸候補810(bbba)が省略されており、第3軸1230と第4軸1240の間には軸候補816(cccb)、軸候補818(cccc)、軸候補820(ddda)、軸候補822(dddb)、軸候補824(dddc)が省略されているからである。もちろんのことながら、「非連続であることを示す表示」の表示形態は、太線と黒三角に限られず、軸境界1218等と異なれば、他の表示形態(赤等の太線、点線、点滅等)であってもよい。「非連続であることを示す表示」は、非連続である軸間の領域であればよい。例えば、非連続案内1260を軸境界1212ではなく、軸境界1218の位置に描画してもよいし、第1軸第2軸関係マトリックス1215内に描画してもよい。
図11、図12の例では、具体的には、以下のことを示している。
隣接する軸間のみでなく、上位軸と下位軸、例えば、あるサブモジュールとシステムレベルでの性能にどのような影響を与えるかを検討するためには連続的な軸でなく、特定軸間での関係性が重要であるため、非連続な軸を表示対象とすることで表示させる。
その際、操作者は軸項目名のみではどの軸を4軸構成で表示させているのか表示された品質機能展開表のみを見ても判別できない。したがって、本実施の形態では、図11の例に示すように、視覚的に非連続軸を選択していることを示すようにしている。なお、非連続の軸項目を選択していても、軸間の因果関係は新たに算出し表示する。算出方法については後述する。
図13は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。軸構成リスト800の生成方法についての説明図である。特に、既存軸間に新たな軸を追加する場合の操作者の操作を示す。
軸を追加する領域をカーソル850によって選択されたことを検知した場合は、編集コマンド領域1300、軸追加コマンド領域1310を表示し、カーソル850による選択によって該当軸の上又は下に追加指示する。上を指示した場合には、該当軸より前の軸に追加されることになる。なお、編集コマンド領域1300には、例えば、「軸追加」等があり、軸追加コマンド領域1310には、例えば、「上へ追加」、「下へ追加」がある。
図14は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
操作者の操作にしたがって、リスト登録操作を指定し、登録するリストを指定する。リストが登録可能なフォーマットであるかを判断し、問題があればエラー表示を行い、問題が無ければ登録される。具体的には、以下のように行う。
ステップS1402では、リスト登録指定を行う。
ステップS1404では、リストを指定する。
ステップS1406では、エラーチェックを行う。例えば、登録する軸名称が既にある軸名称と同じ場合、軸項目が他のものと同じである場合、軸名称がシステム上許されない文字を含んでいる場合等がエラーに該当する。
ステップS1408では、エラーチェックの結果、問題なしか否かを判断し、「問題なし」の場合はステップS1410へ進み、それ以外の場合はステップS1412へ進む。
ステップS1410では、登録を完了する。
ステップS1412では、エラー表示を行う。
図15は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
操作者の操作にしたがって、表示軸指定操作が指定されると、軸構成リストを表示し、軸構成リストから表示する軸及び軸の表示位置(第1軸、第2軸、第3軸、第4軸の選択)を指定する。指定された軸が軸構成リスト上で連続している軸か、非連続かをそれぞれの軸間において判断し、判断結果を表示モジュール130へ送出する。具体的には、以下のように行う。
ステップS1502では、表示軸指定操作を行う。
ステップS1504では、リストを表示する。
ステップS1506では、表示する軸及び表示位置を指定する。
ステップS1508では、指定が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS1510へ進み、それ以外の場合はステップS1506へ戻る。
ステップS1510では、指定軸の軸間の連続/非連続を判定する。判定方法については、図3、図4の例に示したフローチャートによって判定すればよい。
ステップS1512では、判定結果を抽出し、表示処理を行う。
図16は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
品質機能展開表から非連続軸領域を指定し拡張表示を指定する。指定された軸範囲によって品質機能展開表を構成し、表示する。具体的には、以下のように行う。
ステップS1602では、非連続軸拡張表示指定を行う。
ステップS1604では、拡張範囲を算出する。
ステップS1606では、必要マトリックス面数を算出する。
ステップS1608では、マトリックス割り付け処理を行う。
ステップS1610では、拡張表示を行う。
図17は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
軸の追加指定により、軸構成リストを表示する。軸構成リストから、軸を追加する位置と追加軸情報をリストに追加し更新する。具体的には、以下のように行う。
ステップS1702では、軸追加指定を行う。
ステップS1704では、リストを表示する。
ステップS1706では、軸の追加位置指定を行う。
ステップS1708では、リスト情報を更新する。
ステップS1710では、指定が完了したか否かを判断し、完了した場合は処理を終了し(ステップS1799)、それ以外の場合はステップS1706へ戻る。
なお、図16、図17の例に示す処理については、次の第2の実施の形態により詳細に説明する。
<第2の実施の形態>
図18は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
第2の実施の形態である情報処理装置1800は、データベースと品質機能展開表を組み合わせた技術情報マネジメントの枠組みに関するものものであって、図18の例に示すように、軸選択モジュール110、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130を有している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
情報処理装置1800は、第1の実施の形態と同等の処理である、品質機能展開表の軸として採用したものの間に隠れている軸が存在する場合、隠れている軸の存在を表示し、さらに、操作者の指示に応じて品質機能展開表を展開(隠れている軸を表示)する。つまり、隣接する軸が非連続である場合には、操作者の指定によって連続する軸構成に品質機能展開表の軸を再編して表示するものである。
具体的には、「非連続であることを示す表示」に対して、「拡張表示指示」の指定を検知することで、軸が連続的な表示形態に切り替え表示させるものである。拡張表示指示した場合、必ずしも表示形態が4軸に収まらないケースが発生するが、これについても後述する。
軸選択モジュール110は、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130と接続されている。
軸情報記憶モジュール120は、軸選択モジュール110と接続されている。
表示モジュール130は、拡張指定モジュール1810、マトリックス処理モジュール1820、拡張表示モジュール1830を有しており、軸選択モジュール110と接続されている。
拡張指定モジュール1810は、順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、その軸間を連続させる旨の操作を受け付ける。
マトリックス処理モジュール1820は、軸間のマトリックスを生成する処理を行う。連続する軸間である場合は、例えば、特許文献2に記載の技術を用いればよい。
拡張表示モジュール1830は、順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、その軸間を連続させる旨の操作を受け付けたときは、その軸間に、順番付けの軸を挿入して表示する。ここで、「順番付けの軸」とは、非連続である軸間にある軸であって、各軸間を連続させるようにする軸である。
また、拡張表示モジュール1830は、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超える場合は、挿入する軸を含むように、順番付けで先頭部の軸又は後尾部の軸を省略して、軸を選択するようにしてもよい。
以下の機能を有していてもよい。
拡張表示モジュール1830は、3軸以上の品質機能展開表において、表示では隣接する軸間が非連続階層である場合、拡張指定によって連続する軸構成に構成を再編して表示する。
また、拡張表示モジュール1830は、拡張指定した軸範囲(省略されていた軸であって、新たに追加する軸)が3軸以内であれば、表示する軸構成を、その拡張指定した軸構成及び拡張指定した軸範囲の次の軸を含めて、品質機能展開表を表示するようにしてもよい。具体的には、図19、図20の例を用いて、後述する。
また、拡張表示モジュール1830は、拡張指定した軸範囲が4軸であれば、その拡張指定した軸構成で、品質機能展開表を表示するようにしてもよい。具体的には、図21の例を用いて、後述する。
また、拡張表示モジュール1830は、3軸以上の品質機能展開表において、ある軸内の項目を選択し、選択した項目と、選択した項目の属している軸と隣接して表示されている軸の各項目に対する関連性を算出し、その算出した結果が、予め定められた値より大きい又は以上である場合に、選択した項目の因果関係による影響の大きい項目として表示するようにしてもよい。
図19は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。拡張指定された範囲を広げても4軸以内に収まるケース例である。
図19(a)の例に示す品質機能展開表1900は、第1軸1910((1)軸)、第2軸1920((3)軸)、第3軸1930((4)軸)で構成されている。そして、非連続案内1990が表示されており、これは第1軸1910((1)軸)と第2軸1920((3)軸)の間に省略されている軸((2)軸)があることを示している。
この非連続案内1990がカーソル1992によって拡張指定された場合、図19(b)の例に示す品質機能展開表1900のように、第2軸1920として(2)軸が追加され、第1軸1910((1)軸)、第2軸1920((2)軸)、第3軸1930((3)軸)、第4軸1940((4)軸)によって構成される。
図20は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。拡張指定された範囲を広げた場合、4軸以内に収まらないケース例である。
図20(a)の例に示す品質機能展開表2000は、第1軸2010としての(1)軸、第2軸2020としての(3)軸、第3軸2030としての(4)軸、第4軸2040としての(5)軸で構成されている。そして、非連続案内2090が表示されており、これは第1軸2010((1)軸)と第2軸2020((3)軸)の間に省略されている軸((2)軸)があることを示している。
この非連続案内2090がカーソル2092によって拡張指定された場合、図20(b)の例に示す品質機能展開表2000のように、第2軸2020として(2)軸が追加され、第1軸2010としての(1)軸、第2軸2020としての(2)軸、第3軸2030としての(3)軸、第4軸2040としての(4)軸によって構成される。なお、図20(a)の例に示す品質機能展開表2000での第4軸2040としての(5)軸は削除されることになる。また、図20(a)の例に示す品質機能展開表2000での第1軸2010としての(1)軸を削除して、第1軸2010としての(2)軸、第2軸2020としての(3)軸、第3軸2030としての(4)軸、第4軸2040としての(5)軸で構成するようにしてもよい。
図21は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。拡張指定された範囲を広げた場合、4軸以内に収まらないケース例である。
図21(a)の例に示す品質機能展開表2100は、第1軸2110としての(1)軸、第2軸2120としての(2)軸、第3軸2130としての(5)軸で構成されている。そして、非連続案内2190が表示されており、これは第2軸2120((2)軸)と第3軸2130((5)軸)の間に省略されている軸((3)軸、(4)軸)があることを示している。
この非連続案内2190がカーソル2192によって拡張指定された場合、図21(b)の例に示す品質機能展開表2100のように、第1軸2110としての(2)軸、第2軸2120としての(3)軸、第3軸2130としての(4)軸、第4軸2140としての(5)軸によって構成されるものに変更する。なお、図21(a)の例に示す品質機能展開表2100での第1軸2110としての(1)軸は非表示対象となり、拡張指定された範囲を優先して表示するようにしている。
図22は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
品質機能展開表において表示させたい軸範囲を指定する。指定にしたがい表示対象となる軸数を算出する。
指定した結果を広げても4軸内に収まる場合には、指定開始軸のマトリックスまでをそのままに、指定軸間のマトリックスを算出結果に基づき順に追加表示する(図19の例を参照)。
指定軸範囲が4軸以内で、指定した結果を広げた結果、4軸を超えてしまう場合には、第1軸に指定開始軸を割り当て、指定軸間のマトリックスを算出結果に基づき、順に追加表示する(図20、図21の例を参照)。具体的には、以下のように行う。
ステップS2202では、拡張表示指定を行う。
ステップS2204では、拡張範囲(開始軸/終了軸)を指定する。
ステップS2206では、指定範囲を算出する。
ステップS2208では、必要マトリックス面数を算出する。
ステップS2210では、マトリックス割り付け処理を行う。
ステップS2212では、拡張表示を行う。
図23は、第2の実施の形態による処理例(指定軸間の影響予測表示制御処理例)を示すフローチャートである。
ステップS2302では、操作者の操作による影響予測指定を検知する。
ステップS2304では、操作者の操作による軸上の項目Aの選択を検知する。
ステップS2306では、操作者の操作による最終軸の指定を検知する
ステップS2308では、設定にしたがい拡張表示を行う。
ステップS2310では、項目Aと、項目Aが属する軸と隣接する軸上の各項目との関連性を算出する。詳細については、図24、図25の例を用いて後述する。
ステップS2312では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Bを抽出する。
ステップS2314では、項目Bと、項目Bが属する軸と隣接する軸上の各項目の関連性を算出する。
ステップS2316では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Cを抽出する。
ステップS2318では、指定最終軸であるか否かを判断し、指定最終軸である場合はステップS2320へ進み、それ以外の場合はステップS2314へ戻る。
ステップS2320では、項目Aと抽出した項目を強調表示する。
図24は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図24の例では、カーソル2492によって、第1軸2410内の項目「操作性が良い」が選択されてことを示している。
関係性の算出方法としては、例えば、
「◎」=1.0、「○」=0.7、「△」=0.3、「−」=0
と定義し、隣接する軸項目間の加算(例えば、加算して1.0を超えるセルのみを強調するなど)又は乗算(例えば、乗算して1.0となるセルのみを強調する等)で算出するという方法がある。
算出については、表示されている隣軸との関係性ではなく、表示/非表示に関わらず、連続する軸間との関係性から求める。
図25は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図25の例では、図24で選択された項目「操作性が良い」で第1軸第2軸関係マトリックス2415内で「◎」となっている第2軸2420内の項目「つかみやすい」、「加熱部が近い」を強調表示し、その項目で第2軸第3軸関係マトリックス2425内で「◎」となっている第3軸2430内の項目「長さ」、「直径」、「表面粗さ」を強調表示し、その項目で第3軸第4軸関係マトリックス2435内で「◎」となっている第4軸2440内の項目「表面処理」、「設計寸法」を強調表示する。
図26は、第2の実施の形態による処理例(影響予測結果を算出し都度表示制御を行う処理例)を示すフローチャートである。
ステップS2602では、操作者の操作による軸上の項目Aの選択を検知する。
ステップS2604では、操作者の操作による最終軸の指定を検知する
ステップS2606では、設定にしたがい表示制御を行う。
ステップS2608では、項目Aと、項目Aが属する軸と隣接する軸上の各項目との関連性を算出する。
ステップS2610では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Bを抽出する。
ステップS2612では、項目Bと、項目Bが属する軸と隣接する軸上の各項目の関連性を算出する。
ステップS2614では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Cを抽出する。
ステップS2616では、項目Aと抽出した項目を強調表示する。
ステップS2618では、指定最終軸であるか否かを判断し、指定最終軸である場合は処理を終了し(ステップS2699)、それ以外の場合はステップS2612へ戻る。
図27は、第2の実施の形態による処理例(上流への影響予測結果を算出し、表示制御を行う処理例)を示すフローチャートである。
ステップS2702では、操作者の操作による軸上の項目Aの選択を検知する。
ステップS2704では、操作者の操作による最終軸の指定を検知する
ステップS2706では、設定にしたがい表示制御を行う。
ステップS2708では、項目Aと、項目Aが属する軸と隣接する軸上の各項目との関連性を算出する。
ステップS2710では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Bを抽出する。
ステップS2712では、項目Bと、項目Bが属する軸と隣接する軸上の各項目の関連性を算出する。
ステップS2714では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Cを抽出する。
ステップS2716では、指定最終軸であるか否かを判断し、指定最終軸である場合はステップS2718へ進み、それ以外の場合はステップS2712へ戻る。
ステップS2718では、最終指定軸内で抽出された項目と逆方向の隣接する軸の各項目の関連性を算出する。
ステップS2720では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Yを抽出する。
ステップS2722では、指定開始軸であるか否かを判断し、指定開始軸である場合はステップS2724へ進み、それ以外の場合はステップS2718へ戻る。
ステップS2724では、項目Aと抽出した項目を強調表示する。
図28は、第2の実施の形態による処理例(上流への影響予測結果を算出し、段階的に表示制御を行う処理例)を示すフローチャートである。
ステップS2802では、操作者の操作による軸上の項目Aの選択を検知する。
ステップS2804では、操作者の操作による最終軸の指定を検知する。
ステップS2806では、設定にしたがい表示制御を行う。
ステップS2808では、項目Aと、項目Aが属する軸と隣接する軸上の各項目との関連性を算出する。
ステップS2810では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Bを抽出する。
ステップS2812では、項目Bと、項目Bが属する軸と隣接する軸上の各項目の関連性を算出する。
ステップS2814では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Cを抽出する。
ステップS2816では、項目Aと抽出した項目を強調表示する。
ステップS2818では、指定最終軸であるか否かを判断し、指定最終軸である場合はステップS2820へ進み、それ以外の場合はステップS2814へ戻る。
ステップS2820では、最終指定軸内で抽出された項目と逆方向の隣接する軸の各項目の関連性を算出する。
ステップS2822では、予め定められた値以上の関連性がある隣接する軸上の項目Yを抽出する。
ステップS2824では、項目Aと抽出した項目を強調表示する。
ステップS2826では、指定開始軸であるか否かを判断し、指定開始軸である場合は処理を終了し(ステップS2899)、それ以外の場合はステップS2820へ戻る。
<第3の実施の形態>
図29は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
第3の実施の形態である情報処理装置2900は、軸選択モジュール110、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130を有している。第2の実施の形態は、品質機能展開表の最大軸数(例えば、4軸)を超えない範囲で、隠れていた軸を展開している。具体的には、任意で最大4軸を選択し、選択した軸からなる品質機能展開表を構成している。
4軸を超える品質機能展開表で表現される多階層のプロセス表現であっても影響範囲を視覚的に容易に把握することが求められている。
そこで、第3の実施の形態は、品質機能展開表の最大軸数を超えた場合でも、隠れていた軸を展開していて、品質機能展開表を辿るようにしたものである。具体的には、通常4つまでの軸で表示していたものを、より多数の軸を採用できるように展開の仕方を変えたものである。例えば、後述するように、階段状に2元表をつなげたものや、ジグザグ状(蛇行状)に2元表をつなげたものである。これによって、プロセスをまたぐ品質機能展開表の階層因果関係を表示し、把握することができるようにしている。
軸選択モジュール110は、軸情報記憶モジュール120、表示モジュール130と接続されている。
軸情報記憶モジュール120は、軸選択モジュール110と接続されている。
表示モジュール130は、拡張指定モジュール1810、マトリックス処理モジュール1820、拡張表示モジュール1830を有しており、軸選択モジュール110と接続されている。
拡張表示モジュール1830は、拡張形態選択モジュール2940、展開モジュール2950を有している。拡張表示モジュール1830は、第2の実施の形態の機能の他に、以下の機能を有している。
拡張形態選択モジュール2940は、操作者の操作にしたがって、品質機能展開表の拡張表示形態を選択する。例えば、図31〜図35等のいずれかの表示形態を選択する。なお、後述するように、表示形態の種類として、図31〜図35の例に示すものだけでなく、他の表示形態を含めてもよい。また、デフォルトとして(この場合は操作者の操作は不要)、予め定められた表示形態を選択してもよい。
展開モジュール2950は、操作を受け付けた場合であって、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超えるときは、軸間の軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示する。ここで「受け付ける操作」とは、軸間を連続させる旨の操作である。なお、拡張形態選択モジュール2940における操作は、軸間を連続させる旨の操作の後に行われるので、「受け付ける操作」に拡張形態選択モジュール2940における操作を含めてもよい。また、「品質機能展開表の最大軸数を超えるとき」とは、4軸の品質機能展開表を例にとると、5軸以上になる場合である。そして、展開する軸数(いままで隠れていた軸数)が、「品質機能展開表の最大軸数を超えるとき」の他に、軸間を連続させる旨の操作が行われる前の状態を含めて「品質機能展開表の最大軸数を超えるとき」、つまり、軸間を連続させる旨の操作が行われる前の軸数に展開する軸数を加えた軸数が、「品質機能展開表の最大軸数を超えるとき」を含む。また、もちろんのことながら、「2元表」は、連続した2軸によって構成されたものである。
展開モジュール2950は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示するようにしてもよい。
展開モジュール2950は、4軸によって構成されている品質機能展開表を直線状に連結して、軸間を連続させた品質機能展開表を表示するようにしてもよい。
展開モジュール2950は、第4軸と第5軸の対応関係を、第1軸と第4軸間の空間に生成することによって、軸間を連続させた品質機能展開表を表示するようにしてもよい。
なお、表示モジュール130は、前述の第1の実施の形態のように、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、順番付けされた軸群の先頭でない場合、その第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行うようにしてもよい。
図30は、第3の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。拡張指定された範囲を広げても4軸以内に収まるケース例である。
図30の例に示す品質機能展開表3000は、第1軸(1)3010、第2軸(6)3020、第3軸(7)3030、第4軸(8)3040で構成されている。そして、非連続案内3090が表示されており、これは第1軸(1)3010と非連続案内3090の間に省略されている軸((2)軸、(3)軸、(4)軸、(5)軸)があることを示している。
この非連続案内3090が、操作者の操作によって拡張指定された場合、第2の実施の形態では、(1)軸〜(4)軸、(2)軸〜(5)軸、(3)軸〜(6)軸のいずれかによって構成される品質機能展開表を作成することになる。
しかし、全ての関係を表示するためには、(1)〜(8)の8軸が必要になる。情報処理装置2900は、(1)〜(8)の8軸を表示させ、(1)軸から(8)軸まで辿ることができるような表示を行う。例えば、図31〜35のいずれかの表示を行う。
図31は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。4軸の品質機能展開表は、3つの2元表として分解することができる。この2元表をつなげることによって、5軸以上の品質機能展開表を生成することが可能となる。
図31に示す例は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。軸間の項目を辿った場合は、階段状の軌跡となる。
2元表3100Aは、第1軸(1)3110、第2軸(2)3120a、第1軸第2軸関係マトリックス3115によって構成されている。2元表3100Bは、第2軸(2)3120b、第3軸(3)3130a、第2軸第3軸関係マトリックス3125によって構成されている。2元表3100Cは、第3軸(3)3130b、第4軸(4)3140a、第3軸第4軸関係マトリックス3135によって構成されている。2元表3100Dは、第4軸(4)3140b、第5軸(5)3150a、第4軸第5軸関係マトリックス3145によって構成されている。2元表3100Eは、第5軸(5)3150b、第6軸(6)3160a、第5軸第6軸関係マトリックス3155によって構成されている。2元表3100Fは、第6軸(6)3160b、第7軸(7)3170a、第6軸第7軸関係マトリックス3165によって構成されている。2元表3100Gは、第7軸(7)3170b、第8軸(8)3180、第7軸第8軸関係マトリックス3175によって構成されている。
そして、対象としている第1の2元表の1軸(A)を有している次の第2の2元表((A)軸と次の(B)軸によって構成されている2元表)を、第1の2元表の1軸(A)の隣に配置する。この配置を、最終の軸を有している2元表になるまで繰り返す。
具体的には、2元表3100Aの第2軸(2)3120aの下に、第2軸(2)3120bを上にした2元表3100Bを配置する。次に、2元表3100Bの第3軸(3)3130aの右に、第3軸(3)3130bを左にした2元表3100Cを配置する。そして、2元表3100Cの第4軸(4)3140aの下に、第4軸(4)3140bを上にした2元表3100Dを配置する。次に、2元表3100Dの第5軸(5)3150aの右に、第5軸(5)3150bを左にした2元表3100Eを配置する。そして、2元表3100Eの第6軸(6)3160aの下に、第6軸(6)3160bを上にした2元表3100Fを配置する。次に、2元表3100Fの第7軸(7)3170aの右に、第7軸(7)3170bを左にした2元表3100Gを配置する。
図32は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。図32に示す例は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。
図31の例では、各2元表を独立に表示した。具体的には、2元表3100Aの第2軸(2)3120aと2元表3100Bの第2軸(2)3120bを2つ表示したが、図32の例に示すように、2元表3200Aと2元表3200Bとで第2軸(2)3220を共有するようにしてもよい。2元表3200Bと2元表3200Cとで第3軸(3)3230を共有するようにしてもよい。以下、同様にして2元表の同じ軸を共有させた表示を行う。図31の例に示すものよりも、表示面積を小さくできる。
図33は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。図33に示す例は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。
図31の例では、2元表3100Aから右下へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成したが、図33の例に示すように、2元表3300Aから左下へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成してもよい。
図34は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。図34に示す例は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。
図32の例では、2元表3200Aから右下へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成したが、図34の例に示すように、2元表3400Aから左下へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成してもよい。
さらに、最初の2元表から右上へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成してもよい。また、最初の2元表から左上へ2元表をつなげて、品質機能展開表を作成してもよい。もちろんのことながら、各軸を2つの2元表間で共通させてもよいし、各2元表が独立して軸を表示してもよい。
図35は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。図35に示す例は、4軸によって構成されている品質機能展開表を直線状に連結して、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。つまり、第4軸と第5軸の対応関係を、第1軸と第4軸間の空間に生成することによって、軸間を連続させた品質機能展開表を表示したものである。軸間の項目を辿った場合は、ジグザグ状(蛇行状)の軌跡となる。
図35の例は、第1軸(1)3510〜第4軸(4)3540までは、4軸の品質機能展開表と同等である。そして、第4軸(4)3540と第5軸(5)3550によって構成される第4軸第5軸関係マトリックス3545を、第1軸(1)3510と第4軸(4)3540間の空間(より具体的には、第1軸(1)3510の左側)に生成する。そして、第5軸(5)3550と第6軸(6)3560による2元表を、その左隣に表示する。次に、第6軸(6)3560と第7軸(7)3570による2元表を、その下に表示する。そして、第7軸(7)3570と第8軸(8)3580による2元表を、その左隣に表示する。
図36は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS3602では、拡張表示指定を行う。
ステップS3604では、拡張範囲(開始軸/終了軸)を指定する。
ステップS3606では、拡張形態選択モジュール2940は、表示形態を指定する。
ステップS3608では、指定範囲を算出する。
ステップS3610では、必要マトリックス面数を算出する。
ステップS3612では、マトリックス割り付け処理を行う。
ステップS3614では、展開モジュール2950は、拡張表示を行う。
図37は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。
展開した後に、表示する軸数を減少させる(元に戻すことを含む)処理を行ってもよい。図37の例に示すように、各軸の近辺に選択アイコン(選択アイコン3710〜3780)を表示し、操作者の操作によって選択された選択アイコンに対応する軸を残して、他の軸を省略すればよい。例えば、選択アイコン3710、選択アイコン3760、選択アイコン3770、選択アイコン3780が選択された場合は、図30の例に示す品質機能展開表3000に戻る。また、4軸の品質機能展開表だけでなく、3軸の品質機能展開表、5軸以上の品質機能展開表としてもよい。
図38を参照して、本実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。図38に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部3817と、プリンタ等のデータ出力部3818を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)3801は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、軸選択モジュール110、表示モジュール130、拡張指定モジュール1810、マトリックス処理モジュール1820、拡張表示モジュール1830、拡張形態選択モジュール2940、展開モジュール2950等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)3802は、CPU3801が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)3803は、CPU3801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス3804により相互に接続されている。
ホストバス3804は、ブリッジ3805を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス3806に接続されている。
キーボード3808、マウス等のポインティングデバイス3809は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ3810は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス3809とディスプレイ3810の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。
HDD(Hard Disk Drive)3811は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU3801によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、軸情報記憶モジュール120等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ3812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体3813に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース3807、外部バス3806、ブリッジ3805、及びホストバス3804を介して接続されているRAM3803に供給する。なお、リムーバブル記録媒体3813も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート3814は、外部接続機器3815を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート3814は、インタフェース3807、及び外部バス3806、ブリッジ3805、ホストバス3804等を介してCPU3801等に接続されている。通信部3816は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部3817は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部3818は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図38に示す情報処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図38に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図38に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に追加する、入れ替えをする等も含む)、また、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
前述の実施の形態(特に、第1の実施の形態、第2の実施の形態)は以下のように把握してもよい。そして、第3の実施の形態と組み合わせてもよい。
[A] 品質機能展開表における軸の候補から、操作者の選択操作によって軸を選択する選択手段と、
選択された軸を要素とする品質機能展開表を表示する表示手段
を有しており、
前記軸の候補は、順番付けがなされており、
前記表示手段は、選択された軸であって、表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う、
情報処理装置。
[B] 前記表示手段は、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、前記順番付けされた軸群の先頭でない場合、該第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行う、
[A]に記載の情報処理装置。
[C] 前記表示手段は、前記順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、該軸間を連続させる旨の操作を受け付けたときは、該軸間に、前記順番付けの軸を挿入して表示する、
[A]又は[B]に記載の情報処理装置。
[D] 前記表示手段は、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超える場合は、挿入する軸を含むように、前記順番付けで先頭部の軸又は後尾部の軸を省略して、軸を選択する、
[C]に記載の情報処理装置。
[E] コンピュータを、
品質機能展開表における軸の候補から、操作者の選択操作によって軸を選択する選択手段と、
選択された軸を要素とする品質機能展開表を表示する表示手段
として機能させ、
前記軸の候補は、順番付けがなされており、
前記表示手段は、選択された軸であって、表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う、
情報処理プログラム。
[A]の情報処理装置によれば、表示上で隣り合う軸が、順番付けで連続していない場合、その軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行うことができる。
[B]の情報処理装置によれば、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、順番付けされた軸群の先頭でない場合、その第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行うことができる。
[C]の情報処理装置によれば、順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、その軸間を連続させる旨の操作を受け付けたときは、その軸間に、順番付けの軸を挿入して表示することができる。
[D]の情報処理装置によれば、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超える場合は、挿入する軸を含むように、順番付けで先頭部の軸又は後尾部の軸を省略して、軸を選択することができる。
[E]の情報処理プログラムによれば、表示上で隣り合う軸が、順番付けで連続していない場合、その軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行うことができる。
100…情報処理装置
110…軸選択モジュール
120…軸情報記憶モジュール
130…表示モジュール
1810…拡張指定モジュール
1820…マトリックス処理モジュール
1830…拡張表示モジュール
2900…情報処理装置
2940…拡張形態選択モジュール
2950…展開モジュール

Claims (6)

  1. 品質機能展開表における軸は、順番付けがなされており、
    表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う第1の表示手段と、
    前記順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、該軸間を連続させる旨の操作を受け付ける受付手段と、
    前記操作を受け付けた場合であって、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超えるときは、前記軸間の軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示する第2の表示手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第2の表示手段は、2元表を階段状に組み合わせて、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の表示手段は、4軸によって構成されている品質機能展開表を直線状に連結して、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の表示手段は、第4軸と第5軸の対応関係を、第1軸と第4軸間の空間に生成することによって、軸間を連続させた品質機能展開表を表示する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の表示手段は、品質機能展開表の第1軸として選択された軸が、前記順番付けされた軸群の先頭でない場合、該第1軸の左側の領域に、非連続であることを示す表示を行う、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    品質機能展開表における軸は、順番付けがなされており、
    表示上で隣り合う軸が、前記順番付けで連続していない場合、該軸間の領域に、非連続であることを示す表示を行う第1の表示手段と、
    前記順番付けで連続していない軸を含む品質機能展開表を表示している場合であって、該軸間を連続させる旨の操作を受け付ける受付手段と、
    前記操作を受け付けた場合であって、軸を挿入することによって、品質機能展開表の最大軸数を超えるときは、前記軸間の軸によって構成される2元表を組み合わせて、品質機能展開表を表示する第2の表示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
JP2016022616A 2016-02-09 2016-02-09 情報処理装置及び情報処理プログラム Active JP6586902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022616A JP6586902B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 情報処理装置及び情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022616A JP6586902B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 情報処理装置及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017142598A JP2017142598A (ja) 2017-08-17
JP6586902B2 true JP6586902B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=59628556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016022616A Active JP6586902B2 (ja) 2016-02-09 2016-02-09 情報処理装置及び情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6586902B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7099014B2 (ja) * 2018-04-03 2022-07-12 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 表示制御装置及び表示制御プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000172739A (ja) * 1998-12-10 2000-06-23 Hitachi Ltd 設計支援装置
US20140365279A1 (en) * 2012-01-18 2014-12-11 Nec Corportion Information management device, information management method, and non-transitory storage medium
JP5983368B2 (ja) * 2012-12-05 2016-08-31 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6565721B2 (ja) * 2016-02-01 2019-08-28 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017142598A (ja) 2017-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7103434B2 (en) PLM-supportive CAD-CAM tool for interoperative electrical and mechanical design for hardware electrical systems
JP3057019B2 (ja) 部品選定装置及びcad機能を備えた部品選定システム
JP5178417B2 (ja) 設計支援装置、設計支援システム、設計支援方法および設計支援プログラム
US20070250295A1 (en) Multidimensional modeling system and related method
JP5494882B1 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法
US9460477B2 (en) Information processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
EP3109746B1 (en) Management of a display of an assembly model
Gahagan Adding value to value stream mapping: a simulation model template for VSM
JP2012118591A (ja) ドキュメント管理装置、ドキュメント管理方法、ドキュメント管理プログラム
JP6586902B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6565721B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2011134168A (ja) 構造物の建設データ管理方法、建設データ管理装置および建設データ管理システム
JP5942827B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6841308B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN109508484B (zh) 一种装配、拆卸方法及装置
JP5845961B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2000148879A (ja) ワークフロー設計支援システム
Yin et al. Engineering change management of product design using model-based definition technology
JP2019036105A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6031981B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US20200334399A1 (en) Design support system, design verification method, and design verification program
JP7099070B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP5929356B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2004178150A (ja) 生産プロセスマネジメント・チャートによる統合生産管理方法及びそのシステム
US10860162B2 (en) Supervisory control system for controlling a technical system, a method and computer program products

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6586902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350