JP2014112339A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の第1の選択手段は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択し、第2の選択手段は、前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択し、付与手段は、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する。
【選択図】図1
Description
技術・商品の構成が複雑になると、要因同士の因果関係が多くなり、さらに、それが互いに絡み合うために、関連性を把握することが困難になる。その結果、以下のようなことが発生する。
(1)要因間の因果関係を調べるのに時間がかかることとなる。ひいては、設計・開発の効率が落ちる。
(2)課題を見落とす可能性が高まり、その場合は、課題に気がついた時点で、プロセスの後戻り、足踏みが発生する。
(3)課題の見落としがあるままで製品を作ることで品質問題が発生する。
(4)想定外の問題が発生すると、現象の解析・分析のための技術構築に時間を要することとなる。ひいては、解決が遅れることとなる。
QFDは、商品企画、商品開発など様々な段階において、顧客が要求する品質を商品作りに反映させるべく、目標、課題、アクションを明確にするための手法である。
典型的なQFDでは、顧客の要求項目から抽出した『要求品質』項目と、技術的に考慮すべき事柄から抽出した『品質特性』項目の間の関係をマトリックスで表す。また、『要求品質』項目同士、『品質特性』項目同士の関係を三角帽子と呼ばれる形で表示することもある。『要求品質』項目に各々の重要度を加味することで『企画品質』(どのような特徴を持たせると顧客が満足するかを示す)項目を抽出することができる。また、『品質特性』を部品の設計値に対応させることで『設計品質』(製品の仕様)を抽出することができる。以上の検討結果によって目標、課題、アクションの関係を明確にすることができる。つまり、QFD表は、複数の項目リストを互いに直交した軸上に配置し、隣り合った軸上の項目同士の因果関係をマトリックスで表示した表である。
しかし、プリンタ、医療機器など、多数の部品・部材、複数の物理現象が相互に関連するような複雑な働きをする製品の開発では、取り扱うべき項目の数が膨大になり、加えて『要求品質』と『品質特性』、『部品展開』と『技術展開』のような単純な枠組みでは設計特性と品質の関係性を十分に記述することができない。また、現実に製品ができるまでのプロセスは、技術の開発、部材の開発、システムの開発、製造など多くの部門の連携によって成立している。よって、2元表を作成して、項目同士が「関係ありそう」、「関係なさそう」という記号を付与することができるが、「なぜそうなるのか」という現象のメカニズムを含めて設計特性と品質の関係性全体を一覧できない限りは、実際の設計・開発プロセスで活用することはできない。つまり、部品、部材の製造工程と製品の品質は、その間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ製造工程と品質の関係を明確にできない。また、製品の設計条件と製品の品質も、間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ、設計条件と品質の関係を明確にできない。
さらに、中間特性の定義があいまいになりがちで、表の統一性が取れないために活用が進まないということになる。
以上の問題は適切に定義された中間特性の軸を持つ因果関係の表を作成することができ、それらの中間特性の間の関係を一望できるような構成で関係性を表示することができ、さらに膨大な数になることが多い軸上の項目の入力とマトリックスの作成と表示を容易に行うことができるシステムを用意することで解決することができる。しかし、現象の因果関係がある程度以上複雑になると、3軸以上の多軸表でも十分な情報を網羅することができない。例えば表の上では項目同士に因果関係があると示されていても、その関係の原因についてはさらに深掘りした説明が必要になることもある。また、因果関係を理解するためにはその根拠となる実験・計算データを入手する必要がある場合もある。さらにそれらのデータを得るために軸上の項目をどのようにして測定または解析できるのかという情報も必要になることがある。このような問題に対応するために、情報をコンピュータまたはネットワーク上の記憶領域に格納しておいて、多軸表の該当箇所に紐付けをすることで、該当箇所を選択すると必要な情報を入手または閲覧できるようにしたシステムがある。
ここで問題となるのは、多軸表の項目または要素と紐付けされた情報の共有性である。コンピュータまたはネットワーク上の記憶領域に格納したある参照情報と、作成中または閲覧中の多軸表の項目または要素とを紐付けたとき、他の人が作成する多軸表、自分が作成する他の多軸表、過去に作成された多軸表などに同じ項目や同じ因果関係があった場合は、その参照情報はすべての多軸表から参照できるべきである。しかし、作成される表の構成は一様ではないため、従来の方法では難しかった。本発明によれば、複雑な因果関係を一望できる構成の多軸表で必要となる参照情報を広く共有することが可能となり、課題対応の抜け漏れがない効率的な設計・開発を行うことができる。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
情報処理装置100は、技術・商品の開発を効率化するとともに成果の品質を高めるための設計・開発支援に用いられるものである。より具体的には、品質機能展開表を作成するために用いられる。
登録用項目選択モジュール115は、属性付与モジュール125と接続されている。登録用項目選択モジュール115は、品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作に応じて選択する。品質機能展開表は、少なくとも3本以上の軸を有しており、その軸には項目が付与されている。そして、その各軸には軸の名称が付与されており、その各項目には項目の名称が付与されている。処理対象である品質機能展開表としては、図3の例に示す品質機能展開表300がある。「3本以上の軸を有している品質機能展開表」の例として、4本の軸を有している品質機能展開表の例を示している。品質機能展開表300は、4本の軸(第1軸310、第2軸320、第3軸330、第4軸340)によって構成されているものである。第1軸310、第2軸320、第3軸330、第4軸340内には、それぞれ軸の名称が付与されており、1つ以上の項目がある。各項目には、その項目の名称が付与されている。例えば、第1軸310の軸の名称として「品質」が付与されており、第2軸320の軸の名称として「発揮すべき性能」が付与されており、第3軸330の軸の名称として「構造と物性」が付与されており、第4軸340の軸の名称として「作成条件」が付与されている。そして、第1軸310には項目が属しており、その項目の名称として例えば「早く多く調理ができる」、「操作性が良い」等がある。
そして、第1軸310と第2軸320の間には第1軸第2軸関係マトリックス315があり、第2軸320と第3軸330の間には第2軸第3軸関係マトリックス325があり、第3軸330と第4軸340の間には第3軸第4軸関係マトリックス335がある。つまり、第1軸第2軸関係マトリックス315は第1軸310と第2軸320によって規定されており、第2軸第3軸関係マトリックス325は第2軸320と第3軸330によって規定されており、第3軸第4軸関係マトリックス335は第3軸330と第4軸340によって規定されている。品質機能展開表について、図17、18等を用いて具体的に後述する。
なお、3本の軸を有している品質機能展開表の例として、第1軸310、第2軸320、第3軸330によって構成されている品質機能展開表であってもよいし、第2軸320、第3軸330、第4軸340によって構成されている品質機能展開表であってもよい。
「項目の選択」は、例えば、ディスプレイ等の表示装置に品質機能展開表を表示しておき、その品質機能展開表内の軸内の項目を、マウス、タッチパネル等を用いて操作者が選択する操作である。品質機能展開表の作成、表示については、図11以下の図面を用いて後述する。
また、軸の名称、項目の名称、それらの関係を示すデータ構造については、図13の例を用いて後述する。
登録モジュール130は、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール125、情報DB190と接続されている。登録モジュール130は、属性付与モジュール125によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を情報DB190に登録する。これによって、その情報は、検索処理モジュール150によって検索可能となる。
検索用項目選択モジュール155は、検索モジュール160と接続されている。検索用項目選択モジュール155は、品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの選択は、登録用項目選択モジュール115と同等の処理である。ただし、選択された項目は、その項目に関連付けられた情報を検索するためのものである。
表示モジュール165は、検索モジュール160と接続されている。表示モジュール165は、検索モジュール160によって検索された情報を、ディスプレイ等の表示装置に表示する。検索用項目選択モジュール155によって選択された項目と関連があることを示すような表示(例えば、その項目と近傍に表示、その項目と線で結ばれた領域内に表示等)を行う。
情報処理装置100A、100B、100C等、DB装置290は、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。情報処理装置100A、100B、100C等は、図1の例に示す情報処理装置100に該当する。DB装置290は、情報DB190を有している。例えば、操作者Aの操作によって情報処理装置100Aが、品質機能展開表Aを作成する際に用いた文書を関連付ける。操作者Bは、新しい品質機能展開表Bを作成するとする。その場合に、操作者Bの操作によって情報処理装置100Bが、品質機能展開表B内の項目を選択する。そして、その選択された軸名称、項目名称と同じ項目がある、既に作成された品質機能展開表Aの項目に関連付けられた情報を検索する。つまり、操作者Bは、品質機能展開表Bを作成するにあたって、操作者Aによって品質機能展開表A作成時に参照された情報と同じものを参考にすることができるようになる。また、操作者Aが新しい品質機能展開表Cを作成する場合においても、操作者Aの操作によって情報処理装置100Aが、品質機能展開表C内の項目を選択する。そして、その選択された軸名称、項目名称と同じ項目がある、既に作成された品質機能展開表Aの項目に関連付けられた情報を検索する。つまり、操作者Aは、新しく品質機能展開表Cを作成するにあたって、過去の品質機能展開表A作成時に参照した情報と同じものを参考にすることができるようになる。
ステップS404では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに軸上の項目と関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS406では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS408では、属性付与モジュール125が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS410では、属性付与モジュール125が、項目の名称を変数INAME0に格納する。
ステップS412では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数ANAME、項目名称の変数INAME0を属性として付与する。
なお、ステップS412における処理を、文書Aの名称を変数ANAMEに変更し、変数INAME0を属性として付与する処理としてもよい。
ステップS502では、検索用項目選択モジュール155が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS504では、検索モジュール160が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS506では、検索モジュール160が、項目の名称を変数INAME0に格納する。
ステップS508では、検索モジュール160が、情報データベース内から、属性値として、変数ANAME、変数INAME0が付与された文書を検索する。
ステップS510では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
なお、登録処理において、文書の名称を変数ANAMEに変更し、変数INAMEを属性として付与した場合は、ステップS508における処理は、変数ANAMEの文書であって、属性として変数INAMEが付与された文書を検索すればよい。
ステップS602では、登録用項目選択モジュール115が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS604では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに軸上の項目と関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS606では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS608では、属性付与モジュール125が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS610では、属性付与モジュール125が、項目の名称(または、小分類における項目の名称)を変数INAME0に格納する。
ステップS612では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数ANAME、項目名称の変数INAME0を属性として付与する。
ステップS616では、属性付与モジュール125が、中分類の名称を変数INAME1に格納する。
ステップS618では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、中分類名称の変数INAME1を属性として追加する。
ステップS620では、属性付与モジュール125が、項目に大分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS622へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS699)。
ステップS622では、属性付与モジュール125が、大分類の名称を変数INAME2に格納する。
ステップS624では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、大分類名称の変数INAME2を属性として追加する。
ステップS702では、検索用項目選択モジュール155が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS704では、検索モジュール160が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS706では、検索モジュール160が、項目の名称(または、小分類における項目の名称)を変数INAME0に格納する。
ステップS708では、検索モジュール160が、情報データベース内から、属性値として、変数ANAME、変数INAME0が付与された文書を検索する。
ステップS712では、検索モジュール160が、中分類の名称を変数INAME1に格納する。
ステップS714では、検索モジュール160が、検索結果から、属性値として変数INAME1を付与された文書を絞り込む。
ステップS716では、項目に大分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS718へ進み、それ以外の場合はステップS722へ進む。
ステップS718では、検索モジュール160が、大分類の名称を変数INAME2に格納する。
ステップS720では、検索モジュール160が、検索結果(ステップS708における検索結果又はステップS714によって絞り込まれた検索結果)から、属性値として変数INAME2を付与された文書を絞り込む。
ステップS722では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
情報処理装置100、情報DB190を有している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。情報処理装置100は、登録処理モジュール110、検索処理モジュール150を有している。
登録処理モジュール110は、登録用セル選択モジュール815、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール825、登録モジュール130を有している。
登録用セル選択モジュール815は、属性付与モジュール825と接続されている。登録用セル選択モジュール815は、品質機能展開表内の配列(マトリックス)を構成している要素(セル、縦横に区切られた配列の枡目)を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの品質機能展開表は、第1の実施の形態が対象とした品質機能展開表において、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されているものである。具体的には、図3の例に示した品質機能展開表300における第1軸第2軸関係マトリックス315、第2軸第3軸関係マトリックス325、第3軸第4軸関係マトリックス335内のセルを対象とするものである。より具体的に、セルは、図17の例に示す相関記入領域1710内の三角、二重丸等の記号が記入されている矩形が該当する。
「要素の選択」は、例えば、ディスプレイ等の表示装置に品質機能展開表を表示しておき、その品質機能展開表内のセルを、マウス、タッチパネル等を用いて操作者が選択する操作である。品質機能展開表の作成、表示については、図11以下の図面を用いて後述する。セルの位置は、2つの軸(縦方向の軸と横方向の軸)における項目によって特定される。つまり、セルは、一方の軸における項目と他方の軸における項目が交差した位置にある。
属性付与モジュール825は、登録用セル選択モジュール815、登録用情報選択モジュール120、登録モジュール130と接続されている。属性付与モジュール825は、登録用セル選択モジュール815によって選択された要素に対応する第1の軸の名称とその要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称とその要素に対応する第2の軸の名称とその要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、登録用情報選択モジュール120によって選択された情報に付与する。つまり、情報に付与するキーとして4つある。つまり、そのセルの位置を特定するための2つの軸において、(1)一方の軸名称、(2)その一方の軸内の項目名称、(3)他方の軸名称、(4)その他方の軸内の項目名称である。また、項目が階層構造を有している場合は、いずれかの階層における項目の名称を用いてもよいし、2つ以上の階層における項目の名称を用いてもよい。具体的には、図17の例に示す相関記入領域1710内の左から3列目、上から4行目に位置するセル(二重丸が記載されているセル)が選択された場合、(1)一方の軸名称は「品質」、(2)その一方の軸内の項目名称は「安全性・耐久性」、「長持ちする」、(3)他方の軸名称は「発揮すべき性能」、(4)その他方の軸内の項目名称は「加熱部」、「基本性能」、「焦げ付きにくい」となる。
登録モジュール130は、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール825、情報DB190と接続されている。登録モジュール130は、属性付与モジュール825によって、2つの軸の名称と2つの項目の名称が付与された情報を情報DB190に登録する。これによって、その情報は、検索処理モジュール150によって検索可能となる。
検索用セル選択モジュール855は、検索モジュール860と接続されている。検索用セル選択モジュール855は、品質機能展開表内の配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの選択は、登録用セル選択モジュール815と同等の処理である。ただし、選択された要素は、その要素に関連付けられた情報を検索するためのものである。
検索モジュール860は、検索用セル選択モジュール855、表示モジュール165、情報DB190と接続されている。検索モジュール860は、検索用セル選択モジュール855によって選択された要素に対応する第1の軸の名称とその要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称とその要素に対応する第2の軸の名称とその要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、登録処理モジュール110によって、第1の軸の名称と第1の項目の名称と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を情報DB190から検索する。つまり、検索用セル選択モジュール855によって選択された要素を特定している(1)一方の軸名称、(2)その一方の軸内の項目名称、(3)他方の軸名称、(4)その他方の軸内の項目名称と一致する属性が付与された情報を情報DB190から検索する。項目が階層構造を有している場合は、各階層の項目名称が完全一致する情報を検索するようにしてもよいし、いずれか1つが一致する情報を検索するようにしてもよい。また、名称だけでなく、階層も一致していることを条件とした検索であってもよい。
表示モジュール165は、検索モジュール860と接続されている。
ステップS902では、登録用セル選択モジュール815が、ユーザーにマトリックス上のセルを選択させる。
ステップS904では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに選択したセルと関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS906では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS908では、属性付与モジュール825が、マトリックスの縦の軸の名称を変数VNAMEに格納する。
ステップS910では、属性付与モジュール825が、セルに該当する行の項目の名称を変数RNAME0に格納する。
ステップS914では、属性付与モジュール825が、マトリックスの横の軸の名称を変数HNAMEに格納する。
ステップS916では、属性付与モジュール825が、セルに該当する列の項目の名称を変数CNAME0に格納する。
ステップS918では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数HNAME、項目名称の変数CNAME0を属性として付与する。
さらに、図6の例に示すフローチャートのステップS614以降の処理を付加してもよい。つまり、項目が階層構造を有している場合に、2つ以上の予め定められた階層の項目名を、文書の属性として用いるようにしてもよい。
ステップS1002では、検索用セル選択モジュール855が、ユーザーにマトリックス上のセルを選択させる。
ステップS1004では、検索モジュール860が、マトリックスの縦の軸の名称を変数VNAMEに格納する。
ステップS1006では、検索モジュール860が、セルに該当する行の項目の名称を変数RNAME0に格納する。
ステップS1008では、検索モジュール860が、情報データベース内から、属性値として、変数VNAME、変数RNAME0が付与された文書を検索する。
ステップS1012では、検索モジュール860が、セルに該当する列の項目の名称を変数CNAME0に格納する。
ステップS1014では、検索モジュール860が、検索結果から、属性値として、変数HNAME、変数CNAME0が付与された文書を絞り込む。
ステップS1016では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
さらに、図7の例に示すフローチャートのステップS710以降の処理を付加してもよい。つまり、項目が階層構造を有している場合に、2つ以上の予め定められた階層の項目名が、文書の属性として情報DB190に登録されている場合、それを検索の絞り込みに用いるようにしてもよい。
第3の実施の形態である情報処理装置1100は、図11の例に示すように、軸名称設定モジュール1110、部材/システム選択モジュール1115、軸対応項目作成モジュール1120、軸間整合モジュール1125、表示モジュール1130、軸関連情報記憶モジュール1150を有している。
情報処理装置1100は、技術・商品の開発を効率化するとともに成果の品質を高めるための設計・開発支援に用いられるものである。
そして、軸対応項目作成モジュール1120は、(1)第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、(2)第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、(3)第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、(4)第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成するようにしてもよい。特に、部材/システム選択モジュール1115によって「部材品質機能展開表」が選択された場合は、このように作成する。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、(1)第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、(2)第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、(3)第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、(4)第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成するようにしてもよい。特に、部材/システム選択モジュール1115によって「システム品質機能展開表」が選択された場合は、このように作成する。さらに、各軸の項目として、各部品、部材の他に「共通」(項目の大分類)を含めるようにしてもよい。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、軸間整合モジュール1125によって作成した各軸間の項目の整合性を判断させてもよい。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、4軸のそれぞれの定義に合わない項目は、まとめて各軸の項目と並列になるように作成してもよい。例えば、各部材に共通の項目、システムのパラメータ、外乱等がある。
表示モジュール1130は、軸対応項目作成モジュール1120と接続されている。表示モジュール1130は、軸名称設定モジュール1110によって設定された軸の名称と軸対応項目作成モジュール1120によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する。例えば、後述する図17に示す「部材品質機能展開表」、図18に示す「システム品質機能展開表」のようであってもよい。
軸関連情報記憶モジュール1150は、軸名称設定モジュール1110、軸対応項目作成モジュール1120と接続されている。軸関連情報記憶モジュール1150は、軸に関連する情報を記憶している。例えば、軸項目テーブル1300を記憶している。
ステップS1202では、軸名称設定モジュール1110が、設定する4軸表の書誌情報を受け付ける。書誌情報としては、例えば、操作者名称、操作者識別子、作成日時、製品名等がある。
ステップS1204では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=1とする。変数:Nは、軸を指し示す値である。
ステップS1206では、軸名称設定モジュール1110が、軸名称のリストを表示する。図14は、軸の名称を表示、選択する処理例を示す説明図である。情報処理装置1100に備え付けられている液晶ディスプレイ等上の設定画面1400に、第N軸設定欄1410、軸名称設定欄1420、軸項目設定欄1450を表示する。第N軸設定欄1410内には、ステップS1204又はステップS1224で設定された変数:Nの値に応じて、現在の対象軸は、第N軸であることを表示する。軸名称設定欄1420内が操作者の操作によって選択されると、軸名称リスト表示領域1430を含む軸名称選択領域1425を表示する。軸名称リスト表示領域1430内の軸名称を、カーソル1429を用いて選択させる。軸名称リスト表示領域1430内の軸名称は、軸項目テーブル1300の軸名称欄1310から抽出すればよい。
ステップS1210では、軸対応項目作成モジュール1120が、選択した軸名称に属する項目名をリスト表示する。図15は、軸の項目を表示、選択する処理例を示す説明図である。設定画面1400に、第N軸設定欄1410、軸名称設定欄1420、軸項目設定欄1450を表示する。軸項目設定欄1450内が操作者の操作によって選択されると、項目選択テーブル1510、選択結果表示テーブル1520を含む項目選択領域1455を表示する。項目選択テーブル1510内の項目を、カーソル1429を用いて選択させると、選択結果表示テーブル1520内にその項目を移動して表示する。項目選択テーブル1510内の項目名称は、軸項目テーブル1300の項目名欄1320から抽出すればよい。
ステップS1214では、軸対応項目作成モジュール1120が、受け付けた項目を選択リストに追加する。
ステップS1216では、軸対応項目作成モジュール1120が、必要ならば選択リストを並べ替える。例えば、既に項目が選択された軸における項目順と合わせるように、項目を並べ替えてもよい。
ステップS1218では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名選択が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS1220へ進み、それ以外の場合はステップS1212へ戻る。例えば、図15に例示の項目選択領域1455内のOKボタン1590が操作者の操作によって選択された場合が「項目名選択が完了」である。
ステップS1222では、軸対応項目作成モジュール1120が、変数:N=4であるか否かを判断し、変数:N=4である場合はステップS1226へ進み、それ以外の場合はステップS1224へ進む。
ステップS1224では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=N+1(変数:Nをインクリメント)とする。
ここでは、第1軸から順に第4軸を受け付ける構成を示しているが、操作者が軸の名称と項目を与える軸の番号を任意に選択できる構成としてもよい。
例えば、図17に示す「部材品質機能展開表」、図18に示す「システム品質機能展開表」のように表示する。
図17の例では、4つの軸(品質軸(第1軸)1700、発揮すべき性能軸(第2軸)1720、構造と物性軸(第3軸)1740、作成条件軸(第4軸)1760)の一端(三角形領域である軸名称表示領域(品質)1702、軸名称表示領域(発揮すべき性能)1722、軸名称表示領域(構造と物性)1742、軸名称表示領域(作成条件)1762)にそれぞれの軸の名称を表示する。そして、その一端から品質軸(第1軸)1700は上方向に項目名表示領域1704を伸ばした軸に、発揮すべき性能軸(第2軸)1720は右方向に項目名表示領域1724を伸ばした軸に、構造と物性軸(第3軸)1740は下方向に項目名表示領域1744を伸ばした軸に、作成条件軸(第4軸)1760は左方向に項目名表示領域1764を伸ばした軸に、それぞれの軸に属する項目を表示する。次に、少なくても項目名表示領域1704と項目名表示領域1724によって囲まれている相関記入領域1710、項目名表示領域1724と項目名表示領域1744によって囲まれている相関記入領域1730、項目名表示領域1744と項目名表示領域1764によって囲まれている相関記入領域1750の3つの領域に各項目が交差する位置に、その項目間の因果関係を記入し得るマトリックスを生成する。例えば、項目名表示領域1704の項目「安全性・耐久性」の「やけどしない」と項目名表示領域1724の「保持部」の「基本性能」の「熱くなりにくい」には、強い相関があることを示す◎が記入されている。この相関の表し方については、数値で表してもよいし、色で表してもよいし、これらの組み合わせで表示してもよい。たとえば記号を正の相関の場合に赤字、負の相関の場合に青字とすれば、相関の強弱に加えて正負も表すことができる。なお、項目名表示領域1704と項目名表示領域1764によって囲まれている相関記入領域1770に、その項目間の因果関係を記入し得るマトリックスを生成してもよい。この「部材品質機能展開表」は、「作成条件」が「品質」に及ぼす影響を、「作成条件」と「構造と物性」、「構造と物性」と「発揮すべき性能」、「発揮すべき性能」と「品質」を介して、検証することができるようになる。つまり、結果としての「品質」(現象)へのメカニズムを「作成条件」から「構造と物性」、「発揮すべき性能」を通って解明することを、本実施の形態以外の情報処理装置よりも容易にするものである。例えば、品質向上のための施策が他の品質については悪化となってしまうこととその理由を、事前に把握可能になる。そして、開発上の技術的な課題が発生したときに、原因や施策を検討するための解析技術を抽出すること、そしてその解析技術を未然に獲得することを可能とする。
例えば、第2軸に関するマトリックスを記載するためには、各部品・部材の機能発現のメカニズムがわかっている必要がある。この項目を記載できない箇所を調べることで、必要な解析技術を抽出できる。
各軸は一般に異なる部門が担当する項目なので、部門間の協業を促進できる。
図14、図15に示したように、予め用意されたリストから軸の名称や項目の名称を選択する構成のときは、いずれの多軸表でも同じ用語が使用されることになるため、本発明が特に高い効果を発揮する。
例えば、第2軸に関するマトリックスを記載するためには、設計条件で決まる特性が品質に影響する物理メカニズムがわかっている必要がある。この項目を記載できない箇所を調べることで、必要な解析技術を抽出できる。
また、第3軸に関するマトリックス内で値を記載できていない項目を抽出し、例えば、性能との関係における「構造と物性」の項目に示されているものの計測技術が不足している旨を表示するようにしてもよい。
ステップS1904では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=1とする。
ステップS1906では、軸名称設定モジュール1110が、軸名称のリストを表示する。
ステップS1908では、軸名称設定モジュール1110が、第N軸の軸名称を受け付ける。
ステップS1910では、既に項目が設定された軸と整合する項目を抽出する。この処理は、軸対応項目作成モジュール1120が軸間整合モジュール1125に行わせる。例えば、既に設定された軸の項目の大分類の階層が一致する項目を抽出する。ここで「既に設定された軸」としては、対象としている軸とマトリックスを構成する軸としてもよい。例えば、第2軸の場合は第1軸、第3軸の場合は第2軸、第4軸の場合は第3軸となる。
ステップS1914では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名の1つ又は複数を受け付ける。
ステップS1918では、軸対応項目作成モジュール1120が、対象軸又は他の軸の項目名を修正する。整合していない項目として、対象軸における項目又は既に設定された軸における項目がある。その項目を、操作者の操作に基づいて修正する機会を与える。なお、必ずしも修正されなくてもよい。
ステップS1922では、軸対応項目作成モジュール1120が、必要ならば選択リストを並べ替える。
ステップS1924では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名選択が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS1926へ進み、それ以外の場合はステップS1914へ戻る。
ステップS1926では、軸対応項目作成モジュール1120が、軸関連情報記憶モジュール1150に選択リストの項目名を第N軸の項目名として格納する。
ステップS1928では、軸対応項目作成モジュール1120が、変数:N=4であるか否かを判断し、変数:N=4である場合はステップS1932へ進み、それ以外の場合はステップS1930へ進む。
ステップS1930では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=N+1とする。
ステップS1932では、表示モジュール1130が、第1軸を上向きに、第2軸を右向きに、第3軸を下向きに、第4軸を左向きに配置して、4軸表を描画する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
を具備し、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、
前記第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、
前記第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理装置。
(A2) 第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
を具備し、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、
前記第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、
前記第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理装置。
(A3) 前記軸名称設定手段は、軸名称のリストを操作者に対して表示し、当該軸名称のリストから操作者によって選択された名称を軸の名称とする
ことを特徴とする(A1)又は(A2)に記載の情報処理装置。
(A4) 前記項目作成手段は、項目のリストを操作者に対して表示し、当該項目のリストから操作者によって選択された項目を軸に属する項目とする
ことを特徴とする(A1)乃至(A3)に記載の情報処理装置。
(A5) 前記軸に属する項目は、階層構造を有しており、
前記項目作成手段は、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の項目の間に、該項目の予め定められた階層における項目が整合しているか否かを判断し、整合していないと判断した場合は、項目を修正する
ことを特徴とする(A1)乃至(A4)に記載の情報処理装置。
(A6) コンピュータを、
第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
として機能させ、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、
前記第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、
前記第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
(A7) コンピュータを、
第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
として機能させ、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、
前記第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、
前記第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
110…登録処理モジュール
115…登録用項目選択モジュール
120…登録用情報選択モジュール
125…属性付与モジュール
130…登録モジュール
150…検索処理モジュール
155…検索用項目選択モジュール
160…検索モジュール
165…表示モジュール
190…情報DB
815…登録用セル選択モジュール
825…属性付与モジュール
855…検索用セル選択モジュール
860…検索モジュール
1100…情報処理装置
1110…軸名称設定モジュール
1115…部材/システム選択モジュール
1120…軸対応項目作成モジュール
1125…軸間整合モジュール
1130…表示モジュール
1150…軸関連情報記憶モジュール
Claims (8)
- 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項1に記載の情報処理装置によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項3に記載の情報処理装置によって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータを、
少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
として機能させるための情報処理プログラム。 - コンピュータを、
少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項5に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
として機能させるための情報処理プログラム。 - コンピュータを、
少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
として機能させるための情報処理プログラム。 - コンピュータを、
少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項7に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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