JP2014112339A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の第1の選択手段は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択し、第2の選択手段は、前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択し、付与手段は、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、QFD作業時において、ユーザーが、顧客要求に関係する重要な全ての品質特性を、誤りや抜けを生じることなく、効率よく容易に抽出できるように支援する方法およびプログラムを提供することを課題とし、過去に作成されたQFDデータを読込み、読込んだQFDデータの要求品質と品質特性の対応関係に基づき、関係付けられている品質特性と要求品質との組み合わせを抽出して品質特性データを作成し、データベースに登録し、ユーザーの指示に応じて、データベース中のデータを編集し、品質機能展開作業時に、ユーザーの指示に応じて、少なくとも要求品質の一覧、キーワード、を含む複数種類の文字列の中から選択された文字列を検索キーとして用いてデータベースに登録されている品質特性を検索し、検索の結果として得られたデータを検索結果データとして出力することが開示されている。
特許文献2には、顧客からの要求品質に関係する重要な全ての品質特性や機能を、抜けや誤りを生じることなく、効率よく容易に確認できるように展開するのを支援できるようにすることを課題とし、製品名検索処理では、品質機能展開作業時において参考にする製品の製品名を品質機能展開データから検索し、機能・品質特性抽出処理では、製品名検索処理にて検索された製品名をもとに機能・品質特性の項目を品質機能展開データから検索し、確認項目抽出処理では、機能・品質特性抽出処理にて検索された製品名・機能・品質特性をもとに確認項目を品質機能展開データから抽出し、試験項目抽出処理では、確認項目抽出処理にて抽出された確認項目に関連付けられた試験項目を品質機能展開データから抽出することが開示されている。
特開2004−362480号公報 特開2008−287700号公報
本発明は、品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項1に記載の情報処理装置によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項3の発明は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項4の発明は、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項3に記載の情報処理装置によって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項6の発明は、コンピュータを、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項5に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項7の発明は、コンピュータを、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項8の発明は、コンピュータを、少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項7に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようになる。
請求項2の情報処理装置によれば、品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できる。
請求項3の情報処理装置によれば、品質機能展開表内の要素に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようになる。
請求項4の情報処理装置によれば、品質機能展開表内の要素に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようになる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、品質機能展開表内の項目に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できる。
請求項7の情報処理プログラムによれば、品質機能展開表内の要素に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できるようになる。
請求項8の情報処理プログラムによれば、品質機能展開表内の要素に関連する情報を軸名称、項目名称から検索できる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態を実現するためのシステム構成を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理対象である品質機能展開表の例を示す説明図である。 第1の実施の形態による登録処理例(1)を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による検索処理例(1)を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による登録処理例(2)を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による検索処理例(2)を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による登録処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による検索処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 軸項目テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 軸の名称を表示、選択する処理例を示す説明図である。 軸の項目を表示、選択する処理例を示す説明図である。 軸の名称と項目を選択した結果の表示例を示す説明図である。 部材品質機能展開表の表示例を示す説明図である。 システム品質機能展開表の表示例を示す説明図である。 第3の実施の形態による他の処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提となる技術について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
技術・商品の構成が複雑になると、要因同士の因果関係が多くなり、さらに、それが互いに絡み合うために、関連性を把握することが困難になる。その結果、以下のようなことが発生する。
(1)要因間の因果関係を調べるのに時間がかかることとなる。ひいては、設計・開発の効率が落ちる。
(2)課題を見落とす可能性が高まり、その場合は、課題に気がついた時点で、プロセスの後戻り、足踏みが発生する。
(3)課題の見落としがあるままで製品を作ることで品質問題が発生する。
(4)想定外の問題が発生すると、現象の解析・分析のための技術構築に時間を要することとなる。ひいては、解決が遅れることとなる。
これらに対する施策として有効に機能するものが、QFD(Quality Function Deployment、品質機能展開)をベースとした要因分析と可視化の手法である。
QFDは、商品企画、商品開発など様々な段階において、顧客が要求する品質を商品作りに反映させるべく、目標、課題、アクションを明確にするための手法である。
典型的なQFDでは、顧客の要求項目から抽出した『要求品質』項目と、技術的に考慮すべき事柄から抽出した『品質特性』項目の間の関係をマトリックスで表す。また、『要求品質』項目同士、『品質特性』項目同士の関係を三角帽子と呼ばれる形で表示することもある。『要求品質』項目に各々の重要度を加味することで『企画品質』(どのような特徴を持たせると顧客が満足するかを示す)項目を抽出することができる。また、『品質特性』を部品の設計値に対応させることで『設計品質』(製品の仕様)を抽出することができる。以上の検討結果によって目標、課題、アクションの関係を明確にすることができる。つまり、QFD表は、複数の項目リストを互いに直交した軸上に配置し、隣り合った軸上の項目同士の因果関係をマトリックスで表示した表である。
QFDでは、『要求品質』、『品質特性』だけでなく、場面に応じて『部品展開』、『技術展開』、『業務展開』など様々な展開を行って、得られた項目間の因果関係を2元表で表すことが提案されている。さらに、この表を表示するコンピュータ・プログラムを作成し、各項目、マトリックスのセルにネットワーク上の情報に対するリンクを持たせることで、情報蓄積・共有のための枠組みとして活用することができる。
しかし、プリンタ、医療機器など、多数の部品・部材、複数の物理現象が相互に関連するような複雑な働きをする製品の開発では、取り扱うべき項目の数が膨大になり、加えて『要求品質』と『品質特性』、『部品展開』と『技術展開』のような単純な枠組みでは設計特性と品質の関係性を十分に記述することができない。また、現実に製品ができるまでのプロセスは、技術の開発、部材の開発、システムの開発、製造など多くの部門の連携によって成立している。よって、2元表を作成して、項目同士が「関係ありそう」、「関係なさそう」という記号を付与することができるが、「なぜそうなるのか」という現象のメカニズムを含めて設計特性と品質の関係性全体を一覧できない限りは、実際の設計・開発プロセスで活用することはできない。つまり、部品、部材の製造工程と製品の品質は、その間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ製造工程と品質の関係を明確にできない。また、製品の設計条件と製品の品質も、間に様々な中間特性をもつ間接的な関係となっており、適切な中間特性と構成を持つ表でなければ、設計条件と品質の関係を明確にできない。
さらに、中間特性の定義があいまいになりがちで、表の統一性が取れないために活用が進まないということになる。
以上の問題は適切に定義された中間特性の軸を持つ因果関係の表を作成することができ、それらの中間特性の間の関係を一望できるような構成で関係性を表示することができ、さらに膨大な数になることが多い軸上の項目の入力とマトリックスの作成と表示を容易に行うことができるシステムを用意することで解決することができる。しかし、現象の因果関係がある程度以上複雑になると、3軸以上の多軸表でも十分な情報を網羅することができない。例えば表の上では項目同士に因果関係があると示されていても、その関係の原因についてはさらに深掘りした説明が必要になることもある。また、因果関係を理解するためにはその根拠となる実験・計算データを入手する必要がある場合もある。さらにそれらのデータを得るために軸上の項目をどのようにして測定または解析できるのかという情報も必要になることがある。このような問題に対応するために、情報をコンピュータまたはネットワーク上の記憶領域に格納しておいて、多軸表の該当箇所に紐付けをすることで、該当箇所を選択すると必要な情報を入手または閲覧できるようにしたシステムがある。
ここで問題となるのは、多軸表の項目または要素と紐付けされた情報の共有性である。コンピュータまたはネットワーク上の記憶領域に格納したある参照情報と、作成中または閲覧中の多軸表の項目または要素とを紐付けたとき、他の人が作成する多軸表、自分が作成する他の多軸表、過去に作成された多軸表などに同じ項目や同じ因果関係があった場合は、その参照情報はすべての多軸表から参照できるべきである。しかし、作成される表の構成は一様ではないため、従来の方法では難しかった。本発明によれば、複雑な因果関係を一望できる構成の多軸表で必要となる参照情報を広く共有することが可能となり、課題対応の抜け漏れがない効率的な設計・開発を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、図1の例に示すように、登録処理モジュール110、検索処理モジュール150を有している。そして、情報DB190と接続されている。なお、情報処理装置100は、登録処理モジュール110、検索処理モジュール150のいずれか一方で構成されていてもよい。
情報処理装置100は、技術・商品の開発を効率化するとともに成果の品質を高めるための設計・開発支援に用いられるものである。より具体的には、品質機能展開表を作成するために用いられる。
登録処理モジュール110は、登録用項目選択モジュール115、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール125、登録モジュール130を有している。登録処理モジュール110は、各軸内の項目に関連する情報を情報DB190に登録するものである。
登録用項目選択モジュール115は、属性付与モジュール125と接続されている。登録用項目選択モジュール115は、品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作に応じて選択する。品質機能展開表は、少なくとも3本以上の軸を有しており、その軸には項目が付与されている。そして、その各軸には軸の名称が付与されており、その各項目には項目の名称が付与されている。処理対象である品質機能展開表としては、図3の例に示す品質機能展開表300がある。「3本以上の軸を有している品質機能展開表」の例として、4本の軸を有している品質機能展開表の例を示している。品質機能展開表300は、4本の軸(第1軸310、第2軸320、第3軸330、第4軸340)によって構成されているものである。第1軸310、第2軸320、第3軸330、第4軸340内には、それぞれ軸の名称が付与されており、1つ以上の項目がある。各項目には、その項目の名称が付与されている。例えば、第1軸310の軸の名称として「品質」が付与されており、第2軸320の軸の名称として「発揮すべき性能」が付与されており、第3軸330の軸の名称として「構造と物性」が付与されており、第4軸340の軸の名称として「作成条件」が付与されている。そして、第1軸310には項目が属しており、その項目の名称として例えば「早く多く調理ができる」、「操作性が良い」等がある。
そして、第1軸310と第2軸320の間には第1軸第2軸関係マトリックス315があり、第2軸320と第3軸330の間には第2軸第3軸関係マトリックス325があり、第3軸330と第4軸340の間には第3軸第4軸関係マトリックス335がある。つまり、第1軸第2軸関係マトリックス315は第1軸310と第2軸320によって規定されており、第2軸第3軸関係マトリックス325は第2軸320と第3軸330によって規定されており、第3軸第4軸関係マトリックス335は第3軸330と第4軸340によって規定されている。品質機能展開表について、図17、18等を用いて具体的に後述する。
なお、3本の軸を有している品質機能展開表の例として、第1軸310、第2軸320、第3軸330によって構成されている品質機能展開表であってもよいし、第2軸320、第3軸330、第4軸340によって構成されている品質機能展開表であってもよい。
「項目の選択」は、例えば、ディスプレイ等の表示装置に品質機能展開表を表示しておき、その品質機能展開表内の軸内の項目を、マウス、タッチパネル等を用いて操作者が選択する操作である。品質機能展開表の作成、表示については、図11以下の図面を用いて後述する。
また、軸の名称、項目の名称、それらの関係を示すデータ構造については、図13の例を用いて後述する。
登録用情報選択モジュール120は、属性付与モジュール125、登録モジュール130と接続されている。登録用情報選択モジュール120は、登録用項目選択モジュール115によって選択された項目に関連する情報を、操作者の選択操作によって選択する。情報としては、例えば、文書がある。なお、文書とは、テキストデータ、場合によっては画像、動画、音声等の電子データ、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。例えば、項目を作成する際に用いた文書を、マウス、タッチパネル等を用いた操作者の選択する操作に応じて、登録用情報選択モジュール120が選択する。
属性付与モジュール125は、登録用項目選択モジュール115、登録用情報選択モジュール120、登録モジュール130と接続されている。属性付与モジュール125は、登録用項目選択モジュール115によって選択された項目が属している軸の名称とその項目の名称を、登録用情報選択モジュール120によって選択された情報に付与する。この付与の仕方としては、例えば、文書の属性として2つの属性を用意し、各々の属性に軸の名称と項目の名称を設定すればよい。また、文書の名称に軸の名称を設定し、項目の名称を属性として設定してもよい。項目が階層構造を有している場合は、いずれかの階層における項目の名称を用いてもよいし、2つ以上の階層における項目の名称を用いてもよい。
登録モジュール130は、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール125、情報DB190と接続されている。登録モジュール130は、属性付与モジュール125によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を情報DB190に登録する。これによって、その情報は、検索処理モジュール150によって検索可能となる。
検索処理モジュール150は、検索用項目選択モジュール155、検索モジュール160、表示モジュール165を有している。検索処理モジュール150は、各軸内の項目に関連する情報を情報DB190内から検索するものである。
検索用項目選択モジュール155は、検索モジュール160と接続されている。検索用項目選択モジュール155は、品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの選択は、登録用項目選択モジュール115と同等の処理である。ただし、選択された項目は、その項目に関連付けられた情報を検索するためのものである。
検索モジュール160は、検索用項目選択モジュール155、表示モジュール165、情報DB190と接続されている。検索モジュール160は、検索用項目選択モジュール155によって選択された項目が属している軸の名称とその項目の名称に基づいて、登録処理モジュール110によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を情報DB190から検索する。つまり、検索用項目選択モジュール155によって選択された項目が属している軸の名称とその項目の名称と一致する属性が付与された情報を情報DB190から検索する。項目が階層構造を有している場合は、各階層の項目名称が完全一致する情報を検索するようにしてもよいし、いずれか1つが一致する情報を検索するようにしてもよい。また、名称だけでなく、階層も一致していることを条件とした検索であってもよい。
表示モジュール165は、検索モジュール160と接続されている。表示モジュール165は、検索モジュール160によって検索された情報を、ディスプレイ等の表示装置に表示する。検索用項目選択モジュール155によって選択された項目と関連があることを示すような表示(例えば、その項目と近傍に表示、その項目と線で結ばれた領域内に表示等)を行う。
情報DB190は、登録モジュール130、検索モジュール160と接続されている。情報DB190内には、登録モジュール130によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報が登録される。そして、検索モジュール160によって、軸の名称と項目の名称をキーにして情報が検索される。
図2は、第1の実施の形態(第2の実施の形態、又は第3の実施の形態との組み合わせ)を実現するためのシステム構成を示す説明図である。特に、品質機能展開表の各項目と情報DB190内の情報を関連付けして、その情報を共有するための構成である。
情報処理装置100A、100B、100C等、DB装置290は、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。情報処理装置100A、100B、100C等は、図1の例に示す情報処理装置100に該当する。DB装置290は、情報DB190を有している。例えば、操作者Aの操作によって情報処理装置100Aが、品質機能展開表Aを作成する際に用いた文書を関連付ける。操作者Bは、新しい品質機能展開表Bを作成するとする。その場合に、操作者Bの操作によって情報処理装置100Bが、品質機能展開表B内の項目を選択する。そして、その選択された軸名称、項目名称と同じ項目がある、既に作成された品質機能展開表Aの項目に関連付けられた情報を検索する。つまり、操作者Bは、品質機能展開表Bを作成するにあたって、操作者Aによって品質機能展開表A作成時に参照された情報と同じものを参考にすることができるようになる。また、操作者Aが新しい品質機能展開表Cを作成する場合においても、操作者Aの操作によって情報処理装置100Aが、品質機能展開表C内の項目を選択する。そして、その選択された軸名称、項目名称と同じ項目がある、既に作成された品質機能展開表Aの項目に関連付けられた情報を検索する。つまり、操作者Aは、新しく品質機能展開表Cを作成するにあたって、過去の品質機能展開表A作成時に参照した情報と同じものを参考にすることができるようになる。
図4は、第1の実施の形態による登録処理例(1)を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて登録しないときにおける軸項目に関連付けた登録のフローチャートである。ここで「分類の名称を併せて登録しない」とは、項目が階層構造を有していない場合(1階層だけの項目の場合であってもよい)、又は項目が階層構造を有しているが予め定められた階層の項目名だけを用いる場合についてである。
ステップS402では、登録用項目選択モジュール115が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS404では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに軸上の項目と関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS406では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS408では、属性付与モジュール125が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS410では、属性付与モジュール125が、項目の名称を変数INAME0に格納する。
ステップS412では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数ANAME、項目名称の変数INAME0を属性として付与する。
なお、ステップS412における処理を、文書Aの名称を変数ANAMEに変更し、変数INAME0を属性として付与する処理としてもよい。
図5は、第1の実施の形態による検索処理例(1)を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて検索しないときにおける軸項目に関連付けた検索のフローチャートである。
ステップS502では、検索用項目選択モジュール155が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS504では、検索モジュール160が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS506では、検索モジュール160が、項目の名称を変数INAME0に格納する。
ステップS508では、検索モジュール160が、情報データベース内から、属性値として、変数ANAME、変数INAME0が付与された文書を検索する。
ステップS510では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
なお、登録処理において、文書の名称を変数ANAMEに変更し、変数INAMEを属性として付与した場合は、ステップS508における処理は、変数ANAMEの文書であって、属性として変数INAMEが付与された文書を検索すればよい。
図6は、第1の実施の形態による登録処理例(2)を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて登録するときにおける軸項目に関連付けた登録のフローチャートである。ここで「分類の名称を併せて登録する」とは、項目が階層構造を有している場合に、2つ以上の予め定められた階層の項目名を用いる場合についてである。
ステップS602では、登録用項目選択モジュール115が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS604では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに軸上の項目と関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS606では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS608では、属性付与モジュール125が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS610では、属性付与モジュール125が、項目の名称(または、小分類における項目の名称)を変数INAME0に格納する。
ステップS612では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数ANAME、項目名称の変数INAME0を属性として付与する。
ステップS614では、属性付与モジュール125が、項目に中分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS616へ進み、それ以外の場合はステップS620へ進む。
ステップS616では、属性付与モジュール125が、中分類の名称を変数INAME1に格納する。
ステップS618では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、中分類名称の変数INAME1を属性として追加する。
ステップS620では、属性付与モジュール125が、項目に大分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS622へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS699)。
ステップS622では、属性付与モジュール125が、大分類の名称を変数INAME2に格納する。
ステップS624では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、大分類名称の変数INAME2を属性として追加する。
図7は、第1の実施の形態による検索処理例(2)を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて検索するときにおける軸項目に関連付けた検索のフローチャートである。
ステップS702では、検索用項目選択モジュール155が、ユーザーに軸上の項目を選択させる。
ステップS704では、検索モジュール160が、軸の名称を変数ANAMEに格納する。
ステップS706では、検索モジュール160が、項目の名称(または、小分類における項目の名称)を変数INAME0に格納する。
ステップS708では、検索モジュール160が、情報データベース内から、属性値として、変数ANAME、変数INAME0が付与された文書を検索する。
ステップS710では、検索モジュール160が、項目に中分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS712へ進み、それ以外の場合はステップS716へ進む。
ステップS712では、検索モジュール160が、中分類の名称を変数INAME1に格納する。
ステップS714では、検索モジュール160が、検索結果から、属性値として変数INAME1を付与された文書を絞り込む。
ステップS716では、項目に大分類があるか否かを判断し、ある場合はステップS718へ進み、それ以外の場合はステップS722へ進む。
ステップS718では、検索モジュール160が、大分類の名称を変数INAME2に格納する。
ステップS720では、検索モジュール160が、検索結果(ステップS708における検索結果又はステップS714によって絞り込まれた検索結果)から、属性値として変数INAME2を付与された文書を絞り込む。
ステップS722では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
図8は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置100、情報DB190を有している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。情報処理装置100は、登録処理モジュール110、検索処理モジュール150を有している。
登録処理モジュール110は、登録用セル選択モジュール815、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール825、登録モジュール130を有している。
登録用セル選択モジュール815は、属性付与モジュール825と接続されている。登録用セル選択モジュール815は、品質機能展開表内の配列(マトリックス)を構成している要素(セル、縦横に区切られた配列の枡目)を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの品質機能展開表は、第1の実施の形態が対象とした品質機能展開表において、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されているものである。具体的には、図3の例に示した品質機能展開表300における第1軸第2軸関係マトリックス315、第2軸第3軸関係マトリックス325、第3軸第4軸関係マトリックス335内のセルを対象とするものである。より具体的に、セルは、図17の例に示す相関記入領域1710内の三角、二重丸等の記号が記入されている矩形が該当する。
「要素の選択」は、例えば、ディスプレイ等の表示装置に品質機能展開表を表示しておき、その品質機能展開表内のセルを、マウス、タッチパネル等を用いて操作者が選択する操作である。品質機能展開表の作成、表示については、図11以下の図面を用いて後述する。セルの位置は、2つの軸(縦方向の軸と横方向の軸)における項目によって特定される。つまり、セルは、一方の軸における項目と他方の軸における項目が交差した位置にある。
登録用情報選択モジュール120は、属性付与モジュール825、登録モジュール130と接続されている。
属性付与モジュール825は、登録用セル選択モジュール815、登録用情報選択モジュール120、登録モジュール130と接続されている。属性付与モジュール825は、登録用セル選択モジュール815によって選択された要素に対応する第1の軸の名称とその要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称とその要素に対応する第2の軸の名称とその要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、登録用情報選択モジュール120によって選択された情報に付与する。つまり、情報に付与するキーとして4つある。つまり、そのセルの位置を特定するための2つの軸において、(1)一方の軸名称、(2)その一方の軸内の項目名称、(3)他方の軸名称、(4)その他方の軸内の項目名称である。また、項目が階層構造を有している場合は、いずれかの階層における項目の名称を用いてもよいし、2つ以上の階層における項目の名称を用いてもよい。具体的には、図17の例に示す相関記入領域1710内の左から3列目、上から4行目に位置するセル(二重丸が記載されているセル)が選択された場合、(1)一方の軸名称は「品質」、(2)その一方の軸内の項目名称は「安全性・耐久性」、「長持ちする」、(3)他方の軸名称は「発揮すべき性能」、(4)その他方の軸内の項目名称は「加熱部」、「基本性能」、「焦げ付きにくい」となる。
登録モジュール130は、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール825、情報DB190と接続されている。登録モジュール130は、属性付与モジュール825によって、2つの軸の名称と2つの項目の名称が付与された情報を情報DB190に登録する。これによって、その情報は、検索処理モジュール150によって検索可能となる。
検索処理モジュール150は、検索用セル選択モジュール855、検索モジュール860、表示モジュール165を有している。
検索用セル選択モジュール855は、検索モジュール860と接続されている。検索用セル選択モジュール855は、品質機能展開表内の配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する。ここでの選択は、登録用セル選択モジュール815と同等の処理である。ただし、選択された要素は、その要素に関連付けられた情報を検索するためのものである。
検索モジュール860は、検索用セル選択モジュール855、表示モジュール165、情報DB190と接続されている。検索モジュール860は、検索用セル選択モジュール855によって選択された要素に対応する第1の軸の名称とその要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称とその要素に対応する第2の軸の名称とその要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、登録処理モジュール110によって、第1の軸の名称と第1の項目の名称と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を情報DB190から検索する。つまり、検索用セル選択モジュール855によって選択された要素を特定している(1)一方の軸名称、(2)その一方の軸内の項目名称、(3)他方の軸名称、(4)その他方の軸内の項目名称と一致する属性が付与された情報を情報DB190から検索する。項目が階層構造を有している場合は、各階層の項目名称が完全一致する情報を検索するようにしてもよいし、いずれか1つが一致する情報を検索するようにしてもよい。また、名称だけでなく、階層も一致していることを条件とした検索であってもよい。
表示モジュール165は、検索モジュール860と接続されている。
図9は、第2の実施の形態による登録処理例を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて登録しないときにおけるセルに関連付けた登録のフローチャートである。
ステップS902では、登録用セル選択モジュール815が、ユーザーにマトリックス上のセルを選択させる。
ステップS904では、登録用情報選択モジュール120が、ユーザーに選択したセルと関連付ける文書Aを選択させる。
ステップS906では、登録モジュール130が、選択した文書Aをネットワーク上の情報データベースに格納する。
ステップS908では、属性付与モジュール825が、マトリックスの縦の軸の名称を変数VNAMEに格納する。
ステップS910では、属性付与モジュール825が、セルに該当する行の項目の名称を変数RNAME0に格納する。
ステップS912では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数VNAME、項目名称の変数RNAME0を属性として付与する。
ステップS914では、属性付与モジュール825が、マトリックスの横の軸の名称を変数HNAMEに格納する。
ステップS916では、属性付与モジュール825が、セルに該当する列の項目の名称を変数CNAME0に格納する。
ステップS918では、登録モジュール130が、情報データベース内の文書Aに対して、軸名称の変数HNAME、項目名称の変数CNAME0を属性として付与する。
さらに、図6の例に示すフローチャートのステップS614以降の処理を付加してもよい。つまり、項目が階層構造を有している場合に、2つ以上の予め定められた階層の項目名を、文書の属性として用いるようにしてもよい。
図10は、第2の実施の形態による検索処理例を示すフローチャートである。つまり、分類の名称を併せて検索しないときにおけるセルに関連付けた検索のフローチャートである。
ステップS1002では、検索用セル選択モジュール855が、ユーザーにマトリックス上のセルを選択させる。
ステップS1004では、検索モジュール860が、マトリックスの縦の軸の名称を変数VNAMEに格納する。
ステップS1006では、検索モジュール860が、セルに該当する行の項目の名称を変数RNAME0に格納する。
ステップS1008では、検索モジュール860が、情報データベース内から、属性値として、変数VNAME、変数RNAME0が付与された文書を検索する。
ステップS1010では、検索モジュール860が、マトリックスの横の軸の名称を変数HNAMEに格納する。
ステップS1012では、検索モジュール860が、セルに該当する列の項目の名称を変数CNAME0に格納する。
ステップS1014では、検索モジュール860が、検索結果から、属性値として、変数HNAME、変数CNAME0が付与された文書を絞り込む。
ステップS1016では、表示モジュール165が、検索結果を表示する。
さらに、図7の例に示すフローチャートのステップS710以降の処理を付加してもよい。つまり、項目が階層構造を有している場合に、2つ以上の予め定められた階層の項目名が、文書の属性として情報DB190に登録されている場合、それを検索の絞り込みに用いるようにしてもよい。
図11は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第3の実施の形態は、前述の第1の実施の形態又は第2の実施の形態によって選択される項目又はセルが含まれている品質機能展開表を作成、表示するものである。
第3の実施の形態である情報処理装置1100は、図11の例に示すように、軸名称設定モジュール1110、部材/システム選択モジュール1115、軸対応項目作成モジュール1120、軸間整合モジュール1125、表示モジュール1130、軸関連情報記憶モジュール1150を有している。
情報処理装置1100は、技術・商品の開発を効率化するとともに成果の品質を高めるための設計・開発支援に用いられるものである。
部材/システム選択モジュール1115は、軸名称設定モジュール1110と接続されている。部材/システム選択モジュール1115は、(1)部品、部材の製造工程とそれらの部品を組み上げたときの製品の品質の関係を明確化するための品質機能展開表(以下、「部材品質機能展開表」ともいう)、(2)技術、商品の開発における設計条件と技術又は製品の品質の関係を明確化するための品質機能展開表(以下、「システム品質機能展開表」ともいう)、のいずれを作成するかを選択するものである。いずれにするかによって、後述する軸の名称、項目が異なってくる。この選択は、操作者の選択操作によって行ってもよい。また、操作者、操作者の所属部門、職種等に応じて、いずれかを選択するようにしてもよい。例えば、操作者を本実施の形態において一意に識別できる操作者識別子と「部材品質機能展開表」又は「システム品質機能展開表」のいずれかを対応付けたテーブルを軸関連情報記憶モジュール1150に予め用意し、そのテーブルを用いて操作者識別子から選択するようにしてもよい。また、操作者と所属部門又は職種等を対応付けたテーブルと、所属部門又は職種等と「部材品質機能展開表」又は「システム品質機能展開表」のいずれかを対応付けたテーブルを軸関連情報記憶モジュール1150に予め用意し、その2つのテーブルを用いて操作者識別子から選択するようにしてもよい。
軸名称設定モジュール1110は、部材/システム選択モジュール1115、軸対応項目作成モジュール1120、軸関連情報記憶モジュール1150と接続されている。軸名称設定モジュール1110は、第1軸から第4軸の名称を設定する。なお、設定は、作成も含む概念として用いる。軸名称設定モジュール1110は、部材/システム選択モジュール1115による選択結果に基づいて、第1軸から第4軸の名称を設定するようにしてもよい。つまり、部材/システム選択モジュール1115によって「部材品質機能展開表」が選択されている場合は、第1軸の名称として「製品の品質」、第2軸の名称として「発揮すべき性能」、第3軸の名称として「構造と物性」、第4軸の名称として「作成条件」を設定してもよい。そして、部材/システム選択モジュール1115によって「システム品質機能展開表」が選択されている場合は、第1軸の名称として「製品の品質」、第2軸の名称として「メカニズム」、第3軸の名称として「物理的特性」、第4軸の名称として「設計条件」を設定してもよい。
軸対応項目作成モジュール1120は、軸名称設定モジュール1110、軸間整合モジュール1125、表示モジュール1130、軸関連情報記憶モジュール1150と接続されている。軸対応項目作成モジュール1120は、軸名称設定モジュール1110によって名称が設定された軸に属する項目を作成する。そして、軸対応項目作成モジュール1120は、(1)第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、(2)第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、(3)第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、(4)第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する。
そして、軸対応項目作成モジュール1120は、(1)第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、(2)第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、(3)第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、(4)第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成するようにしてもよい。特に、部材/システム選択モジュール1115によって「部材品質機能展開表」が選択された場合は、このように作成する。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、(1)第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、(2)第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、(3)第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、(4)第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成するようにしてもよい。特に、部材/システム選択モジュール1115によって「システム品質機能展開表」が選択された場合は、このように作成する。さらに、各軸の項目として、各部品、部材の他に「共通」(項目の大分類)を含めるようにしてもよい。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、軸間整合モジュール1125によって作成した各軸間の項目の整合性を判断させてもよい。
また、軸対応項目作成モジュール1120は、4軸のそれぞれの定義に合わない項目は、まとめて各軸の項目と並列になるように作成してもよい。例えば、各部材に共通の項目、システムのパラメータ、外乱等がある。
なお、軸に属する項目は、1階層以上の階層構造を有していてもよい。例えば、図13に示す軸項目テーブル1300のようであってもよい。図13は、軸項目テーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。軸項目テーブル1300は、軸名称欄1310、項目名欄1320を有している。軸名称欄1310は、軸の名称を記憶している。項目名欄1320は、その軸に属する項目名を記憶している。そして、項目は階層構造を有しており、例えば、大分類、中分類、小分類の3階層を有している。項目名欄1320は、大分類欄1322、中分類欄1324、小分類欄1326を有している。大分類欄1322は、第1階層としての大分類を記憶している。中分類欄1324は、第2階層としての中分類を記憶している。小分類欄1326は、第3階層としての小分類を記憶している。なお、ここでの階層は、小分類だけの1階層、大分類と小分類の2階層、大分類と中分類と小分類の3階層がある。
軸間整合モジュール1125は、軸対応項目作成モジュール1120と接続されている。軸間整合モジュール1125は、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の項目の間に、その項目の予め定められた階層における項目が整合しているか否かを判断し、整合していないと判断した場合は、項目を修正するようにしてもよい。この項目の修正については、自動的に修正する、又は操作者の操作に応じて修正させる(例えば、修正したパターンを例示して操作者に選択させる、操作者に警告を発して修正を促す)ことが考えられる。
表示モジュール1130は、軸対応項目作成モジュール1120と接続されている。表示モジュール1130は、軸名称設定モジュール1110によって設定された軸の名称と軸対応項目作成モジュール1120によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する。例えば、後述する図17に示す「部材品質機能展開表」、図18に示す「システム品質機能展開表」のようであってもよい。
軸関連情報記憶モジュール1150は、軸名称設定モジュール1110、軸対応項目作成モジュール1120と接続されている。軸関連情報記憶モジュール1150は、軸に関連する情報を記憶している。例えば、軸項目テーブル1300を記憶している。
図12は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1202では、軸名称設定モジュール1110が、設定する4軸表の書誌情報を受け付ける。書誌情報としては、例えば、操作者名称、操作者識別子、作成日時、製品名等がある。
ステップS1204では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=1とする。変数:Nは、軸を指し示す値である。
ステップS1206では、軸名称設定モジュール1110が、軸名称のリストを表示する。図14は、軸の名称を表示、選択する処理例を示す説明図である。情報処理装置1100に備え付けられている液晶ディスプレイ等上の設定画面1400に、第N軸設定欄1410、軸名称設定欄1420、軸項目設定欄1450を表示する。第N軸設定欄1410内には、ステップS1204又はステップS1224で設定された変数:Nの値に応じて、現在の対象軸は、第N軸であることを表示する。軸名称設定欄1420内が操作者の操作によって選択されると、軸名称リスト表示領域1430を含む軸名称選択領域1425を表示する。軸名称リスト表示領域1430内の軸名称を、カーソル1429を用いて選択させる。軸名称リスト表示領域1430内の軸名称は、軸項目テーブル1300の軸名称欄1310から抽出すればよい。
ステップS1208では、軸名称設定モジュール1110が、第N軸の軸名称を受け付ける。
ステップS1210では、軸対応項目作成モジュール1120が、選択した軸名称に属する項目名をリスト表示する。図15は、軸の項目を表示、選択する処理例を示す説明図である。設定画面1400に、第N軸設定欄1410、軸名称設定欄1420、軸項目設定欄1450を表示する。軸項目設定欄1450内が操作者の操作によって選択されると、項目選択テーブル1510、選択結果表示テーブル1520を含む項目選択領域1455を表示する。項目選択テーブル1510内の項目を、カーソル1429を用いて選択させると、選択結果表示テーブル1520内にその項目を移動して表示する。項目選択テーブル1510内の項目名称は、軸項目テーブル1300の項目名欄1320から抽出すればよい。
ステップS1212では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名の1つ又は複数を受け付ける。
ステップS1214では、軸対応項目作成モジュール1120が、受け付けた項目を選択リストに追加する。
ステップS1216では、軸対応項目作成モジュール1120が、必要ならば選択リストを並べ替える。例えば、既に項目が選択された軸における項目順と合わせるように、項目を並べ替えてもよい。
ステップS1218では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名選択が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS1220へ進み、それ以外の場合はステップS1212へ戻る。例えば、図15に例示の項目選択領域1455内のOKボタン1590が操作者の操作によって選択された場合が「項目名選択が完了」である。
ステップS1220では、軸対応項目作成モジュール1120が、軸関連情報記憶モジュール1150に選択リストの項目名を第N軸の項目名として格納する。図16は、軸の名称と項目を選択した結果の表示例を示す説明図である。第N軸設定欄1410に現在の対象となっている軸を表示し、軸名称設定欄1420にその軸の名称を表示し、軸項目設定欄1450内に軸・項目設定結果テーブル1610を表示する。第N軸設定欄1410、軸名称設定欄1420、軸・項目設定結果テーブル1610の組み合わせは、軸関連情報記憶モジュール1150に記憶させる。
ステップS1222では、軸対応項目作成モジュール1120が、変数:N=4であるか否かを判断し、変数:N=4である場合はステップS1226へ進み、それ以外の場合はステップS1224へ進む。
ステップS1224では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=N+1(変数:Nをインクリメント)とする。
ここでは、第1軸から順に第4軸を受け付ける構成を示しているが、操作者が軸の名称と項目を与える軸の番号を任意に選択できる構成としてもよい。
ステップS1226では、表示モジュール1130が、第1軸を上向きに、第2軸を右向きに、第3軸を下向きに、第4軸を左向きに配置して、4軸表を描画する。
例えば、図17に示す「部材品質機能展開表」、図18に示す「システム品質機能展開表」のように表示する。
図17の例では、4つの軸(品質軸(第1軸)1700、発揮すべき性能軸(第2軸)1720、構造と物性軸(第3軸)1740、作成条件軸(第4軸)1760)の一端(三角形領域である軸名称表示領域(品質)1702、軸名称表示領域(発揮すべき性能)1722、軸名称表示領域(構造と物性)1742、軸名称表示領域(作成条件)1762)にそれぞれの軸の名称を表示する。そして、その一端から品質軸(第1軸)1700は上方向に項目名表示領域1704を伸ばした軸に、発揮すべき性能軸(第2軸)1720は右方向に項目名表示領域1724を伸ばした軸に、構造と物性軸(第3軸)1740は下方向に項目名表示領域1744を伸ばした軸に、作成条件軸(第4軸)1760は左方向に項目名表示領域1764を伸ばした軸に、それぞれの軸に属する項目を表示する。次に、少なくても項目名表示領域1704と項目名表示領域1724によって囲まれている相関記入領域1710、項目名表示領域1724と項目名表示領域1744によって囲まれている相関記入領域1730、項目名表示領域1744と項目名表示領域1764によって囲まれている相関記入領域1750の3つの領域に各項目が交差する位置に、その項目間の因果関係を記入し得るマトリックスを生成する。例えば、項目名表示領域1704の項目「安全性・耐久性」の「やけどしない」と項目名表示領域1724の「保持部」の「基本性能」の「熱くなりにくい」には、強い相関があることを示す◎が記入されている。この相関の表し方については、数値で表してもよいし、色で表してもよいし、これらの組み合わせで表示してもよい。たとえば記号を正の相関の場合に赤字、負の相関の場合に青字とすれば、相関の強弱に加えて正負も表すことができる。なお、項目名表示領域1704と項目名表示領域1764によって囲まれている相関記入領域1770に、その項目間の因果関係を記入し得るマトリックスを生成してもよい。この「部材品質機能展開表」は、「作成条件」が「品質」に及ぼす影響を、「作成条件」と「構造と物性」、「構造と物性」と「発揮すべき性能」、「発揮すべき性能」と「品質」を介して、検証することができるようになる。つまり、結果としての「品質」(現象)へのメカニズムを「作成条件」から「構造と物性」、「発揮すべき性能」を通って解明することを、本実施の形態以外の情報処理装置よりも容易にするものである。例えば、品質向上のための施策が他の品質については悪化となってしまうこととその理由を、事前に把握可能になる。そして、開発上の技術的な課題が発生したときに、原因や施策を検討するための解析技術を抽出すること、そしてその解析技術を未然に獲得することを可能とする。
例えば、第2軸に関するマトリックスを記載するためには、各部品・部材の機能発現のメカニズムがわかっている必要がある。この項目を記載できない箇所を調べることで、必要な解析技術を抽出できる。
各軸は一般に異なる部門が担当する項目なので、部門間の協業を促進できる。
図14、図15に示したように、予め用意されたリストから軸の名称や項目の名称を選択する構成のときは、いずれの多軸表でも同じ用語が使用されることになるため、本発明が特に高い効果を発揮する。
図18に示す例は、図17と同等のものであるが、「システム品質機能展開表」であるために、前述したように、各部品、部材の他に共通の項目がある。この「システム品質機能展開表」は、「設計条件」が「品質」に及ぼす影響を、「設計条件」と「物理的特性」、「物理的特性」と「メカニズム」、「メカニズム」と「品質」を介して、検証することができるようになる。つまり、結果としての「品質」(現象)へのメカニズムを「設計条件」から「物理的特性」、「メカニズム」を通って解明することを、本実施の形態以外の情報処理装置よりも容易にするものである。例えば、品質向上のための施策が他の品質については悪化となってしまうことを、事前に把握可能になる。そして、開発上の技術的な課題が発生したときに、原因や施策を検討するための解析技術を抽出すること、そしてその解析技術を未然に獲得することを可能とする。
例えば、第2軸に関するマトリックスを記載するためには、設計条件で決まる特性が品質に影響する物理メカニズムがわかっている必要がある。この項目を記載できない箇所を調べることで、必要な解析技術を抽出できる。
なお、操作者の操作によってマトリックス内に、項目間の相関関係の値が記入された後に、表示モジュール1130は、マトリックス内で埋められていない箇所を示す項目について、その旨を表示するようにしてもよい。例えば、その箇所を他の箇所(既に因果関係が記載されている箇所)とは異なる色で表す等である。
また、第3軸に関するマトリックス内で値を記載できていない項目を抽出し、例えば、性能との関係における「構造と物性」の項目に示されているものの計測技術が不足している旨を表示するようにしてもよい。
図19は、第3の実施の形態による他の処理例を示すフローチャートである。前述した図12の例に示すフローチャートに対して、ステップS1910、ステップS1916、ステップS1918を付加したものである。したがって、そのステップの処理について、詳細に説明する。他のステップの処理は、図12の例に示すフローチャート内の処理と同等である。
ステップS1902では、軸名称設定モジュール1110が、設定する4軸表の書誌情報を受け付ける。
ステップS1904では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=1とする。
ステップS1906では、軸名称設定モジュール1110が、軸名称のリストを表示する。
ステップS1908では、軸名称設定モジュール1110が、第N軸の軸名称を受け付ける。
ステップS1910では、既に項目が設定された軸と整合する項目を抽出する。この処理は、軸対応項目作成モジュール1120が軸間整合モジュール1125に行わせる。例えば、既に設定された軸の項目の大分類の階層が一致する項目を抽出する。ここで「既に設定された軸」としては、対象としている軸とマトリックスを構成する軸としてもよい。例えば、第2軸の場合は第1軸、第3軸の場合は第2軸、第4軸の場合は第3軸となる。
ステップS1912では、軸対応項目作成モジュール1120が、選択した軸名称に属する項目名をリスト表示する。ステップS1910で抽出した項目だけを表示するようにしてもよい。また、ステップS1910で抽出した項目以外の項目を含めるようにしてもよい。その場合は、ステップS1910で抽出した項目を他の項目とは異なる形態(形状、模様、色彩、又はこれらの組み合わせ)で表示するようにしてもよい。
ステップS1914では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名の1つ又は複数を受け付ける。
ステップS1916では、軸間整合モジュール1125が、既に項目が設定された軸と項目は整合するか否かを判断し、整合する場合はステップS1920へ進み、それ以外の場合はステップS1918へ進む。整合するとは、項目が階層構造を有しており、その階層における予め定められた階層の名称が一致することをいう。ここで「既に設定された軸」としては、前述の通り、対象としている軸とマトリックスを構成する軸としてもよい。整合していない項目がある場合は、ステップS1918へ進むことになる。
ステップS1918では、軸対応項目作成モジュール1120が、対象軸又は他の軸の項目名を修正する。整合していない項目として、対象軸における項目又は既に設定された軸における項目がある。その項目を、操作者の操作に基づいて修正する機会を与える。なお、必ずしも修正されなくてもよい。
ステップS1920では、軸対応項目作成モジュール1120が、受け付けた項目を選択リストに追加する。
ステップS1922では、軸対応項目作成モジュール1120が、必要ならば選択リストを並べ替える。
ステップS1924では、軸対応項目作成モジュール1120が、項目名選択が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS1926へ進み、それ以外の場合はステップS1914へ戻る。
ステップS1926では、軸対応項目作成モジュール1120が、軸関連情報記憶モジュール1150に選択リストの項目名を第N軸の項目名として格納する。
ステップS1928では、軸対応項目作成モジュール1120が、変数:N=4であるか否かを判断し、変数:N=4である場合はステップS1932へ進み、それ以外の場合はステップS1930へ進む。
ステップS1930では、軸名称設定モジュール1110が、変数:N=N+1とする。
ステップS1932では、表示モジュール1130が、第1軸を上向きに、第2軸を右向きに、第3軸を下向きに、第4軸を左向きに配置して、4軸表を描画する。
図20を参照して、本実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。図20に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2017と、プリンタなどのデータ出力部2018を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2001は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、登録用項目選択モジュール115、登録用情報選択モジュール120、属性付与モジュール125、登録モジュール130、検索用項目選択モジュール155、検索モジュール160、表示モジュール165、登録用セル選択モジュール815、検索用セル選択モジュール855、軸名称設定モジュール1110、部材/システム選択モジュール1115、軸対応項目作成モジュール1120、軸間整合モジュール1125、表示モジュール1130等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2002は、CPU2001が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2003は、CPU2001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス2004により相互に接続されている。
ホストバス2004は、ブリッジ2005を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス2006に接続されている。
キーボード2008、マウス等のポインティングデバイス2009は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ2010は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)2011は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2001によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、軸項目テーブル1300、設定された軸名称、項目名などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ2012は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2013に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2007、外部バス2006、ブリッジ2005、及びホストバス2004を介して接続されているRAM2003に供給する。リムーバブル記録媒体2013も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート2014は、外部接続機器2015を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2014は、インタフェース2007、及び外部バス2006、ブリッジ2005、ホストバス2004等を介してCPU2001等に接続されている。通信部2016は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2017は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2018は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図20に示す情報処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図20に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図20に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
図11以降を用いて説明した第3の実施の形態は、以下の発明のように把握できる。そして、第1の実施の形態、第2の実施の形態は、これらの発明と組み合わせてもよい。
(A1) 第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
を具備し、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、
前記第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、
前記第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理装置。
(A2) 第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
を具備し、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、
前記第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、
前記第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理装置。
(A3) 前記軸名称設定手段は、軸名称のリストを操作者に対して表示し、当該軸名称のリストから操作者によって選択された名称を軸の名称とする
ことを特徴とする(A1)又は(A2)に記載の情報処理装置。
(A4) 前記項目作成手段は、項目のリストを操作者に対して表示し、当該項目のリストから操作者によって選択された項目を軸に属する項目とする
ことを特徴とする(A1)乃至(A3)に記載の情報処理装置。
(A5) 前記軸に属する項目は、階層構造を有しており、
前記項目作成手段は、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の項目の間に、該項目の予め定められた階層における項目が整合しているか否かを判断し、整合していないと判断した場合は、項目を修正する
ことを特徴とする(A1)乃至(A4)に記載の情報処理装置。
(A6) コンピュータを、
第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
として機能させ、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、各部品、各部材が製品の品質を満たすために発揮すべき性能の度合いを示す項目、
前記第3軸に属する項目として、各部品、各部材の構造と物性についての項目、
前記第4軸に属する項目として、各部品、各部材の作成条件を定義する項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
(A7) コンピュータを、
第1軸から第4軸の名称を設定する軸名称設定手段と、
前記軸名称設定手段によって名称が設定された軸に属する項目を作成する項目作成手段と、
前記軸名称設定手段によって設定された軸の名称と前記項目作成手段によって作成された項目に基づいて、製品を開発するために用いる品質機能展開表として、中心から上下左右に分けた領域内に、第1軸から第4軸の各々の名称を配置し、該中心から上下左右に伸びる方向に第1軸から第4軸の各々の軸に属する項目を配置し、少なくとも第1軸と第2軸、第2軸と第3軸、第3軸と第4軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列を配置した品質機能展開表を表示する表示手段
として機能させ、
前記項目作成手段は、
前記第1軸に属する項目として、製品の品質を示す項目、
前記第2軸に属する項目として、物理的な特性項目によって挙動が決定され、製品の品質を支配する物理的なメカニズムの項目、
前記第3軸に属する項目として、設計条件によって決まるシステムの物理的な特性を示す項目、
前記第4軸に属する項目として、設計条件を示す項目、
を操作者が選択することによって、各軸に属する項目を作成する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
100…情報処理装置
110…登録処理モジュール
115…登録用項目選択モジュール
120…登録用情報選択モジュール
125…属性付与モジュール
130…登録モジュール
150…検索処理モジュール
155…検索用項目選択モジュール
160…検索モジュール
165…表示モジュール
190…情報DB
815…登録用セル選択モジュール
825…属性付与モジュール
855…検索用セル選択モジュール
860…検索モジュール
1100…情報処理装置
1110…軸名称設定モジュール
1115…部材/システム選択モジュール
1120…軸対応項目作成モジュール
1125…軸間整合モジュール
1130…表示モジュール
1150…軸関連情報記憶モジュール

Claims (8)

  1. 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項1に記載の情報処理装置によって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  3. 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  4. 少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項3に記載の情報処理装置によって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
  6. コンピュータを、
    少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されている品質機能展開表内の項目を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された項目が属している軸の名称と該項目の名称に基づいて、前記請求項5に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、軸の名称と項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
  7. コンピュータを、
    少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に関連する情報を、前記操作者の選択操作によって選択する第2の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称を、前記第2の選択手段によって選択された情報に付与する付与手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
  8. コンピュータを、
    少なくとも3本以上の軸を有しており、該軸には項目が付与されており、該各軸には軸の名称が付与されており、該各項目には項目の名称が付与されており、2本の軸の間に項目間の因果関係を記入可能な配列が配置されている品質機能展開表内の該配列を構成している要素を、操作者の選択操作によって選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された要素に対応する第1の軸の名称と該要素に対応する第1の軸内の第1の項目の名称と該要素に対応する第2の軸の名称と該要素に対応する第2の軸内の第2の項目の名称に基づいて、前記請求項7に記載の情報処理プログラムによって動作するコンピュータによって、第1の軸の名称と第1の項目と第2の軸の名称と第2の項目の名称が付与された情報を検索する検索手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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