JP6586459B2 - 干渉縞投影光学系及び形状測定装置 - Google Patents

干渉縞投影光学系及び形状測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、干渉縞投影光学系及びこれを用いる形状測定装置に関するものである。
形状測定装置として、例えば図25に示すものが知られている。図25に示す形状測定装置は、特許文献1に開示されているもので、体腔等に挿入して臓器等の表面形状を計測するものである。この形状測定装置は、干渉縞投影光学系100と、撮像部200と、コンピュータ等からなる演算制御部300とを備え、干渉縞投影光学系100により測定対象の物体表面に干渉縞400を投影し、投影された干渉縞400を撮像部200で撮像して、その撮像した干渉縞400を演算制御部300で解析して物体表面の三次元形状を計測するものである。なお、図25には、干渉縞400を平面的に示している。
干渉縞投影光学系100は、干渉縞生成光学系110と拡大光学系130とを備える。干渉縞生成光学系110は、光源111と、コリメータレンズ112と、光アイソレータ113と、結合レンズ114と、偏波面保存光ファイバ115と、コリメータレンズ116と、複屈折板117と、偏光板118とを備える。拡大光学系130は、単一の投影レンズ131からなる。
光源111は、例えば半導体レーザからなり、演算制御部300により駆動部120を介して駆動されて直線偏光の光を射出する。光源111から射出された光束は、コリメータレンズ112で平行光束とされて光アイソレータ113を透過した後、結合レンズ114により偏波面保存光ファイバ115に入射され、該偏波面保存光ファイバ115を導光して射出される。偏波面保存光ファイバ115から射出される光束は、コリメータレンズ116で平行光束とされた後、複屈折板117に入射されて2つの偏光成分の光束に分離され、さらに偏光板118に入射されて2つの偏光成分のうち可干渉成分のみが取り出されて干渉縞を生成する。この干渉縞は、投影レンズ131により拡大されて物体表面に干渉縞400として投影される。
図25に示した形状測定装置は、干渉縞生成光学系110で生成される干渉縞を投影レンズ131で拡大して投影するので、形状測定装置の先端部に配置されるコリメータレンズ116、複屈折板117、偏光板118及び投影レンズ131を小型化できる利点がある。
特許第3009521号公報
ところが、本発明者による検討によると、図25に示した形状測定装置には、物体表面に投影される干渉縞400のコントラストが周辺で低下して、測定精度が低下してしまうという改良すべき点があることが判明した。その原因は、複屈折板117及び偏光板118で、1つの光束を2つの並列した光束に分離して干渉縞を生成するが、並列した2つの光束が投影レンズ131によって図26に部分詳細図を示すように離れて物体表面に投影される。その結果、2つの光束が同じ強度で重ならなくなって、干渉縞のコントラストが低下する現象が起こってしまう。なお、図26には、2つの領域の投影領域を平面的に示している。
したがって、かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、物体表面に投影される干渉縞のコントラストの低下を改善でき、物体表面の形状を高精度で測定可能な干渉縞投影光学系及びこれを用いる形状測定装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明に係る形状測定装置は、
干渉縞を生成する干渉縞生成光学系と、前記干渉縞を拡大して物体表面上に投影する拡大光学系と、を含み、前記干渉縞生成光学系は、前記拡大光学系の入射側に並んで位置する2つの光射出部を有し、前記拡大光学系は、前記干渉縞を形成する光束が入射する側の入射側レンズ群と、前記光束を射出して前記物体表面に向けて前記干渉縞を投影する側の射出側レンズ群とからなり、前記入射側レンズ群の焦点距離をf1、前記射出側レンズ群の焦点距離をf2、とするとき、f1/f2>3、であり、前記入射側レンズ群及び前記射出側レンズ群はそれぞれ正屈折力を有し、前記入射側レンズ群の射出側主点から前記射出側レンズ群の入射側主点までの距離をxdとしたとき、xd/(f1+f2)<2、を満たす干渉縞投影光学系と、
前記光射出部の像の位置を撮像範囲に含まず、且つ、前記光射出部の前記像よりも射出側の前記物体表面に投影される前記干渉縞を画像として撮像する撮像部と、
該撮像部からの画像信号に基づいて前記物体表面の凹凸情報を演算する演算部と、
を備えるものである。
本発明によれば、物体表面に投影される干渉縞のコントラストの低下を改善でき、物体表面の形状を高精度で測定可能となる。
第1実施の形態に係る形状測定装置の要部の概略構成図である。 図1の部分拡大図である。 干渉縞のコントラスト特性を示す図である。 光束の強度分布を示す図である。 図1の偏波面保存光ファイバと拡大光学系との光軸が一致している状態を示す図である。 図5Aの光軸状態がずれた状態を示す図である。 図5Aの偏波面保存光ファイバと拡大光学系との光軸のずれ量δが0mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図5Bの光軸のずれ量δが0.01mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図5Bの光軸のずれ量δが0.03mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図5Bの光軸のずれ量δが0.1mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図5Aとの比較のために拡大光学系を単一のレンズで構成した場合に、偏波面保存光ファイバとレンズとの光軸が一致している状態を示す図である。 図7Aの光軸状態がずれた状態を示す図である。 図7Aの偏波面保存光ファイバとレンズとの光軸のずれ量δが0mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図7Bの光軸のずれ量δが0.01mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図7Bの光軸のずれ量δが0.03mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図7Bの光軸のずれ量δが0.1mmの場合に投影される干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 第2実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。 第3実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。 図10の複屈折板の形状の変形例を示す図である。 第4実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。 第5実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。 第6実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。 絞られる光束の性質を示す図である。 絞られる光束のスポット径d2と距離zにおける光束の大きさdとの関係を示す図である。 距離zに対する光束の大きさd(z)を光強度の低下毎に示した図である。 第4実施の形態における拡大光学系のRDNの面番号を示す図である。 第4実施の形態において拡大光学系の先端から20mm離れた物体表面に投影した干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示す写真である。 図19のX−X断面における干渉縞の強度分布を示す図である。 図19の干渉縞のコントラスト分布を示す図である。 式(10)のQ値が1より大きくずれた場合の図19のX−X断面における強度分布を示す図である。 式(10)のQ値が1より大きくずれた場合のコントラスト分布を示す図である。 コントラストが最も低下する箇所でのコントラストとQ値との関係を示す図である。 従来の形状測定装置を示す図である。 図25の部分詳細図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態に係る形状測定装置の要部の概略構成図である。図1に示す形状測定装置は、図25に示した形状測定装置と同様に、体腔等に挿入して臓器等の表面形状を計測するもので、干渉縞投影光学系1と、撮像部30と、コンピュータ等からなる演算制御部50とを備える。
干渉縞投影光学系1は、干渉縞生成光学系11と拡大光学系21とを備える。干渉縞生成光学系11は、光源12と、コリメータレンズ13と、光アイソレータ14と、結合レンズ15と、偏波面保存光ファイバ16と、複屈折板17と、偏光板18とを備える。拡大光学系21は、入射側レンズ群22と射出側レンズ群23とからなる。本実施の形態において、入射側レンズ群22は正屈折力を有する単一のレンズ24からなる。同様に、射出側レンズ群23も正屈折力を有する単一のレンズ25からなる。
光源12は、例えば半導体レーザからなり、演算制御部50により駆動部20を介して駆動されて直線偏光の光を射出する。光源12から射出された光は、コリメータレンズ13で平行光束とされて光アイソレータ14を透過した後、結合レンズ15により偏波面保存光ファイバ16に入射され、該偏波面保存光ファイバ16を導光して射出される。偏波面保存光ファイバ16から射出される光束は、複屈折板17に入射されて2つの偏光成分の光束に分離され、さらに偏光板18に入射されて2つの偏光成分のうち可干渉成分のみが取り出されて干渉縞を生成する。この干渉縞は、拡大光学系21を構成するレンズ24及びレンズ25により拡大されて測定対象の物体表面70に投影される。
本実施の形態に係る形状測定装置は、干渉縞投影光学系1により物体表面70に干渉縞を投影し、その干渉縞を干渉縞走査部により走査しながら、物体表面70上の干渉縞を撮像部30で撮像して、その画像信号を演算制御部50に取り込む。そして、演算制御部50において、干渉縞の画像信号に基づいて物体表面70の凹凸情報を演算して三次元形状を計測する。
なお、干渉縞走査部は、例えば光源12を波長可変レーザで構成し、駆動部20により光源12から射出するレーザ光の波長を変化させることにより干渉縞を走査するように構成することができる。また、干渉縞走査部は、例えば、特許文献1に開示されているように、可動反射鏡を用いて干渉させる2つの光束の走路長差を変化させたり、偏波面保存光ファイバ16の入射側に1/2波長板と1/4波長板とを配置して1/2波長板を回転させたりする等、公知の種々の構成が適用可能である。
本実施の形態においては、図2に部分拡大図を示すように、偏波面保存光ファイバ16から射出され、複屈折板17で分離される広がり角θ1の2つの光束を、偏光板18を経て拡大光学系21により広がり角θ2に拡大して物体表面70に投影する。そのため、拡大光学系21は、レンズ24の焦点距離f1をレンズ25の焦点距離f2よりも大きくして、レンズ24の前側焦点位置に偏波面保存光ファイバ16の射出端面が位置し、後側焦点位置にレンズ25の前側焦点位置が位置するように配置する。なお、図2には、物体表面70上での2つの光束の投影領域も平面的に示している。
これにより、拡大光学系21は両側テレセントリック光学系を構成し、偏光板18から距離x1離間して平行な状態で並んで射出される2つの光束の中心光線が、拡大光学系21によって距離x2に縮小されて平行な状態で並んで射出される。そして、複屈折板17で分離される2つの光束は、拡大光学系21の射出側に、偏波面保存光ファイバ16から射出されるスポット径d1よりも絞れたスポット径d2をそれぞれ形成する。ここで、スポット径d2は、下式(1)で表される。
d2=d1・f2/f1 ・・・(1)
このように、本実施の形態においては、複屈折板17で分離される2つの光束の中心光線が拡大光学系21により平行に射出され、一旦、拡大光学系21の射出側に絞れた状態のスポットを形成した後、再度広がって物体表面70に照射される。したがって、物体表面70には、広い範囲に亘って干渉縞が生成される。ここで、波長が等しく位相が異なる2つの光束a1eθω及びa2eθωによって生成される干渉縞の光強度I(r)及びコントラストCは、下式(2)及び(3)で表される。
式(3)から明らかなように、コントラストCが最も高くなる条件は二つの光束の振幅値であるa1とa2とが等しいときである。振幅値a1とa2との差が大きくなると、図3に示すようにコントラストCは低下する。また、偏波面保存光ファイバ16から射出される光は、図4に示すように、中心位置の強度が最も高く、周辺になると強度が低下するガウス分布を示す。そのため、干渉縞のコントラストCは、2つの光束が大きく離れてしまうと低下することになる。
本実施の形態によると、2つの光束は、拡大光学系21によりそれらの中心光線の間隔を保ったままの状態で、物体表面70の広い範囲に投影されるので、コントラストの低下量を小さくした状態の干渉縞を生成することが可能となる。しかも、拡大光学系21から射出される2つの光束は、拡大光学系21と物体表面70との距離が離れるほど広がるが、2つの光束の中心光線の間隔が一定であるのでコントラストは拡大光学系21と物体表面70との距離とは関係なく、高い状態を保つことができる。
また、本実施の形態によると、偏波面保存光ファイバ16と拡大光学系21との光軸ずれによる影響も最小限に抑えることが可能となる。すなわち、偏波面保存光ファイバ16と拡大光学系21との光軸状態が、図5Aに示す状態から図5Bに示す状態にずれても、拡大光学系21から射出される光束の角度ずれは発生しないが、光束のずれが発生する。なお、図5A及び図5Bには、物体表面70上での2つの光束の投影領域も平面的に示している。この光束のずれ量δ1は、偏波面保存光ファイバ16と拡大光学系21との光軸のずれ量をδとすると、下式(4)で表される。
δ1=δ・f2/f1 ・・・(4)
式(4)において、レンズ25の焦点距離f2は、レンズ24の焦点距離f1に対して小さい。したがって、光束のずれ量δ1は、光軸のずれ量δに対して小さな値となる。しかも、ずれ量δ1は、拡大光学系21と物体表面70との距離によらず一定であるので、拡大光学系21により物体表面70上で広げられた光束に対して非常に小さく無視できる値である。よって、干渉縞の強度の中心位置が物体表面70上で大きくずれることが無いので、図6A〜図6Dに示すように、光軸のずれ量δによって干渉縞の強度が殆ど変化しない。なお、図6A〜図6Dは、光軸のずれ量δに対する干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示すもので、図6Aはδ=0mm、図6Bはδ=0.01mmの場合、図6Cはδ=0.03mmの場合、図6Dはδ=0.1mmの場合をそれぞれ示している。
図7A及び図7Bは、比較のために拡大光学系を単一のレンズ26で構成した場合に、偏波面保存光ファイバ16とレンズ26との光軸ずれによる影響を説明するための図である。なお、図7A及び図7Bには、物体表面70上での2つの光束の投影領域も平面的に示している。この場合、図7Aに示すように、偏波面保存光ファイバ16とレンズ26とに光軸ずれがない状態では、干渉縞の強度の中心位置はレンズ26の光軸位置と一致している。しかし、図7Bに示すように、偏波面保存光ファイバ16とレンズ26とに光軸のずれ量δがあると、そのずれ量δに応じてレンズ26から射出される光束の角度が、図7Aの場合から変化してしまう。その結果、レンズ26から射出される光束によって、物体表面70に照射される位置がずれて干渉縞の強度の中心位置がずれて、ずれた側の干渉縞の強度が小さくなってしまう。図8A〜図8Dは、この場合の光軸のずれ量δに対する干渉縞の強度分布のシミュレーション結果をそれぞれ示すもので、図6A〜図6Dに対応するものである。
以上の比較結果からも明らかなように、本実施の形態によると、光軸のずれ量δによって物体表面70上での干渉縞の中心位置及び強度が殆ど変化しない。つまり、本実施の形態に係る干渉縞投影光学系1は、偏波面保存光ファイバ16と拡大光学系21との偏芯感度を低くできる。したがって、干渉縞投影光学系10の組み立て、特に拡大光学系21の組み立てが容易になる。
(第2実施の形態)
図9は、第2実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る干渉縞投影光学系1は、干渉縞生成光学系11の構成が図1に示した構成と異なるものである。すなわち、干渉縞生成光学系11は、2本の偏波面保存光ファイバ16a及び16bを有し、それらの射出端部が拡大光学系21の入射側に並んで配置される。これにより、偏波面保存光ファイバ16a及び16bの2つの射出端部が、2つの光射出部を構成している。なお、偏波面保存光ファイバ16a及び16bのそれぞれの射出端面は、好ましくは拡大光学系21の光軸と直交する同一平面で、光軸に関して対象な位置に配置される。
偏波面保存光ファイバ16a及び16bには、例えば特許文献1に開示されているように、光源からの光がファイバ型光分波器(光カプラ)で分波されて入射される。なお、干渉縞を走査する場合は、例えば応力等を利用したファイバ型位相シフタにより一方の偏波面保存光ファイバ16a又は16bを導光する光の位相を変化させたり、光源として波長可変レーザを用いるとともに偏波面保存光ファイバ16a及び16bに光路長差を持たせたりする等、公知の構成が適用可能である。
拡大光学系21は、レンズ24の前側焦点位置の焦平面に偏波面保存光ファイバ16a及び16bの射出端面が位置し、後側焦点位置にレンズ25の前側焦点位置が位置するように配置される。なお、図9には、物体表面70上での2つの光束の投影領域も平面的に示している。
本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、拡大光学系21は両側テレセントリック光学系を構成する。そして、偏波面保存光ファイバ16a及び16bから平行な状態で並んで射出される2つの光束の中心光線は、拡大光学系21により平行に射出され、一旦、拡大光学系21の射出側に絞れた状態のスポットを形成した後、再度広がって物体表面70に照射される。したがって、物体表面70には、広い範囲に亘って干渉縞が生成され、第1実施の形態の場合と同様の効果が得られる。
(第3実施の形態)
図10は、第3実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る干渉縞投影光学系1は、第1実施の形態において拡大光学系21の入射側レンズ群22が平凸レンズ27からなり、射出側レンズ群23がボールレンズ28からなる。また、拡大光学系21により生成された2つの光束の絞れたスポットの射出側には、2つの光束を透過するガラスプレート29が配置されている。その他の構成は、第1実施の形態と同様である。
本実施の形態によると、入射側レンズ群22が平凸レンズ27からなり、偏波面保存光ファイバ16の射出端面は一般的に光の進行方向に対して垂直な面であることから、平凸レンズ27の平面部と偏波面保存光ファイバ16の射出端面との傾きを揃えることが容易となり、偏波面保存光ファイバ16と平凸レンズ27との傾き偏芯による性能劣化を低減できる。具体的には、図10に示したように、偏波面保存光ファイバ16の射出端面と平凸レンズ27の平面部とを、複屈折板17及び偏光板18を介して接着材などで接合する。
このようにすれば、偏波面保存光ファイバ16と平凸レンズ27との傾き偏芯による性能劣化が低減できると同時に、複屈折板17の平面部、偏光板18の平面部及び平凸レンズ27の平面部での反射が低減でき、射出光の損失の低減、並びに偏波面保存光ファイバ16の射出端面と平凸レンズ27の平面部との間で発生する多重反射による迷光(不要光)を低減することができる。また、迷光を低減する方法として、例えば、複屈折板17を光の進行方向に対して傾けたり、平行平板形状に代えて図11に示すようなウェッジプリズム形状としたりするのも有効である。偏光板18やガラスプレート29についても同様である。
また、本実施の形態によると、射出側レンズ群23がボールレンズ28からなるので、傾き偏芯による性能劣化を無くすことが可能になるとともに、一般にボールレンズ28は小さく、安価に製造できるので、小型化及び低コスト化が図れる利点がある。
本実施の形態においても、拡大光学系21によって生成された2つの光束の絞れたスポットは、ボールレンズ28の射出側近傍に生成される。そのため、ボールレンズ28と物体表面70との間に構造物がないと、ボールレンズ28が外観面となることは容易に想像できる。この場合、ボールレンズ28にゴミ等が付着して、干渉縞の強度低下やコントラスト低下を招く場合がある。しかも、拡大光学系21によって生成される2つの光束の絞れたスポットは、偏波面保存光ファイバ16から射出されるスポット径よりも小さいため、ゴミ等の影響を受け易い。
そこで、本実施の形態において、ガラスプレート29は、ゴミ等の影響を受けず、充分大きなスポット径の光束が外観面となるように、拡大光学系21により生成される2つの光束の絞れたスポットの射出側に設置される。また、ガラスプレート29を設置することで、光が射出されている際、誤って人が触れて怪我をするのも防止している。
(第4実施の形態)
図12は、第4実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る干渉縞投影光学系1は、干渉縞生成光学系11の構成が図10に示した構成と異なるものである。すなわち、干渉縞生成光学系11は、2本の偏波面保存光ファイバ16a及び16bを有する。2本の偏波面保存光ファイバ16a及び16bは、第2実施の形態と同様に配置される。
拡大光学系21は、平凸レンズ27の前側焦点位置の焦平面に偏波面保存光ファイバ16a及び16bの射出端面が位置し、後側焦点位置にボールレンズ28の前側焦点位置が位置するように配置される。その他の構成は、第2実施の形態及び第3実施の形態と同様である。
したがって、本実施の形態においても、第3実施の形態と同様に小型化及び低コスト化が図れる。なお、本実施の形態においても、ボールレンズ28の射出側に図10に示したガラスプレート29を配置するのが好ましい。
(第5実施の形態)
図13は、第5実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る干渉縞投影光学系1は、図10に示した構成において、ボールレンズ28の射出側に複屈折板17及び偏光板18を配置することで、ガラスプレート29を省略したものである。その他の構成は、第3実施の形態と同様である。
本実施の形態によると、部品点数を削減できると同時に、より小型化が可能となる。すなわち、第3実施の形態の場合、ボールレンズ28は、拡大光学系21の有効径に加えて、2つの光束の幅x2(図2参照)を確保する大きさが必要となる。これに対し、本実施の形態では、複屈折板17及び偏光板18がボールレンズ28の射出側に配置されるので、ボールレンズ28の大きさは拡大光学系21の有効径のみ考慮すればよく、より小型な構成が可能となる。
(第6実施の形態)
図14は、第6実施の形態に係る干渉縞投影光学系の要部の構成を示す図である。本実施の形態に係る干渉縞投影光学系10は、上述の第1〜5実施の形態で示した干渉縞投影光学系1を複数有する。複数の干渉縞投影光学系1は、同一構成でもよいし、異なる構成でもよい。複数の干渉縞投影光学系1は、隣接の干渉縞投影光学系1による干渉縞の投影領域を相互に補完するように配置される。図14には、便宜上、図1に示した干渉縞投影光学系1を2つ示している。また、図14には、物体表面70上での各干渉縞投影光学系1による光束の投影領域も平面的に示している。
本実施の形態に係る干渉縞投影光学系10は、複数の干渉縞投影光学系1により物体表面70上での干渉縞の投影領域を時分割で相互に補完して干渉縞を投影する。これにより、物体表面70のより広い範囲の形状を測定することが可能となる。
次に、第1〜5実施の形態で示した干渉縞投影光学系1について、さらに詳細に説明する。
例えば、1本の偏波面保存光ファイバ16を用いる構成の場合、偏波面保存光ファイバ16から射出されるスポット径をd1とし、拡大光学系21によって形成される絞れたスポット径をd2とすると、d2は上記の式(1)で表される。また、偏波面保存光ファイバ16から射出される光の広がり角θ1(図2参照)は、一般的に決まった値を示す。例えば、シングルモードファイバで使用波長が635nmの場合、θ1は約10度程度である。拡大光学系21は、一般的に、光束の有効径と等しくなるまで小型化が求められる。
ここで、拡大光学系21の有効径Dは、下式(5)で求められる。
D=f1×sinθ1 ・・・(5)
式(1)及び式(5)から、下式(6)が算出される。
d2=d1×sinθ1×f2/D ・・・(6)
物体表面70の広い範囲に亘って形状測定を行うには、広い範囲に光束を広げる必要がある。そのためには、光束は、図15に示すように、絞ると広がる性質を有することから、絞る光束の大きさを小さくする程、その後大きく広げることが可能となる。この場合、拡大光学系21による絞れたスポット径d2の形成位置から距離zの光束の大きさd(z)は、使用波長をλとすると、下式(7)で表される。
図16は、使用波長λが635nm、距離zが20mmのときのd2の大きさに対するスポット径d(20)の関係を示している。図16から明らかなように、d2が小さければ小さい程、スポット径d(20)は大きくなり、光が広範囲に広がっていることが分かる。
スポット径d2を小さくするには、射出側レンズ群23の焦点距離f2を小さくするか、拡大光学系21の有効径Dを大きくする必要があるが、小型化を同時に達成するには有効径Dを大きくすることは好ましくない。そのため、スポット径d2を小さくするには、焦点距離f2を小さくすることが有効である。焦点距離f2を小さくするには、射出側レンズ群23の硝材を高屈折率にすることが有効である。例えば、射出側レンズ群23の材料として、サファイア(nd=1.768)や、S−LAH79(nd=2)を用いるとよい。
次に、設計例について説明する。表1は、前提条件を示している。表1において、拡大光学系21の大きさの指標である有効径Dは1mmとし、偏波面保存光ファイバ16として一般的なファイバを用いたとすると、偏波面保存光ファイバ16から射出されるスポット径d1は、ファイバのモードフィールド径から求まる。また、偏波面保存光ファイバ16から射出される光束の広がり角θ1は、ファイバのNAから求まる。さらに、拡大光学系21から射出される光束の広がり角θ2を75°、使用波長λを635nmとすると、上式(7)から拡大光学系21によって形成される光束の最も絞れたスポット径d2の大きさが求められる。
表1の前提条件の値から、上式(6)に基づいて、射出側レンズ群23の焦点距離f2が以下のように求められる。
f2=d2×D/(d1×sinθ1)=0.00052×1/(0.005×sin9.2°)=0.65mm
また、例えば射出側レンズ群23をボールレンズ28で構成する場合、ボールレンズ28の大きさ(直径)Dbは、焦点距離f2と使用波長λの屈折率nとから下式(8)により求めることができる。
Db=f2×4(n−1)/n ・・・(8)
表2は、拡大光学系21の有効径Dを1mm、ボールレンズ28の焦点距離f2を0.65mmとしたときのボールレンズ28の屈折率nと大きさDbとを示すものである。
ボールレンズ28の大きさDbは、拡大光学系21の有効径Dを確保するため、それより大きな値にする必要があるため、そのため、概ね屈折率nが1.7以上の硝材(d線屈折率ndが1.7以上の硝材)を選定するのが好ましい。
また、この場合の入射側レンズ群22を構成する平凸レンズ27の焦点距離f1は、上式(5)から求められ、f1=6.25mmとなる。したがって、焦点距離f1と焦点距離f2との比は、f1/f2=9.6となる。
物体表面70の広い範囲に亘って形状測定を行うには、広い範囲に光束を広げる必要があり、光束を広げるには、f1/f2が3を上回るのが好ましい。より、好ましくは、6を上回るとよい。また、ボールレンズ28を用いる場合、D≒Dbと近似すると、f1/f2は、式(5)及び式(8)を用いて、下式(9)から求められる。
f1/f2=4(n−1)/(n×sinθ1) ・・・(9)
偏波面保存光ファイバ16から射出される光束の大きさ、すなわち偏波面保存光ファイバ16のNAは、光束の中心強度を100%したとき、何%低下したときとするかによって決まる。一般にファイバのNAは、86.5%光強度が低下した場合の光束に対して決まる。
図17は、偏波面保存光ファイバ16のコア径が10.4μmで、使用波長λが1550nmの場合に、上式(7)から算出される距離zに対する光束の大きさd(z)を光強度の低下毎に示したものである。ボールレンズ28の材質をシリコン(使用波長λが1550nmの屈折率n=3.4)とし、偏波面保存光ファイバ16は、中心強度に対して50%低下の強度をNAとすると、NA=0.055となるので、f1/f2=51.33となる。よって、f1/f2の上限の値は、60と考えるのが妥当である。
前述したように、拡大光学系21は、入射側レンズ群22の前側焦点が偏波面保存光ファイバ16の射出端面に位置し、入射側レンズ群22の後側焦点に射出側レンズ群23の前側焦点が位置して配置される。したがって、拡大光学系21を通る前に距離x1で平行な状態で並んでいた二つの光束は、拡大光学系21によって距離x2に縮小されて平行な状態で並んで射出される。つまり、入射側レンズ群22の射出側主点と射出側レンズ群23の入射側主点までの距離をxdとしたとき、距離xdと、焦点距離f1、f2との間には、下式(10)が成立する。
Q=xd/(f1+f2)=1 ・・・(10)
表3は、図12に示した第4実施の形態における拡大光学系21のRDNデータを示すものである。表3のRDNの面番号を図18に示す。
図19は、表3からなる拡大光学系21を用いて、拡大光学系4の先端から20mm離れた物体表面70に投影した干渉縞の強度分布のシミュレーション結果を示すものである。なお、2つの偏波面保存光ファイバ16a及び16bの間隔x1は、50μmである。図19において、横軸は幅が90°の画角を示し、縦軸は幅が60°の画角を示している。面番号6は拡大光学系21によって形成される光束の最も絞れたスポット径d2が形成される面(仮想面)を表している。
図20は、図19のX−X断面における干渉縞の強度分布を示す。また、図21は、上式(3)から求められるコントラストCの分布を示す。図20及び図21から明らかなように、干渉縞の強度分布は、周辺ほど強度が低下するのに対し、コントラストCは中心及び周辺ともに1と高い値を示している。
また、図22及び図23は、上式(10)のQ値が1より大きくずれた場合の図19のX−X断面における強度分布及び上式(3)によるコントラストCの分布を示す。Q値が1より大きくずれると、干渉縞の強度分布は、図22に示すように周辺ほど強度が低下するが、その低下量はQ値が1の場合とあまり大きな差異が無い。これに対し、コントラストCの分布は、図23に示すように、Q値が1の場合と比較して周辺ほど大きく低下する。
コントラストCは、最大画角(例えば画角が水平(X)=45°、垂直(Y)=30°)の箇所で最も低下する。図24は、コントラストCが最も低下する箇所でのコントラストCとQ値との関係を示す。図24から明らかなように、Q=1の場合、最もコントラストCが高い値を示し、Q値が1より小さくなる場合においてはコントラストCが若干低下するものの、ほぼコントラストCは1に近い値を示す。しかし、Q値が2を超えると、コントラストCは急激に低下する。
以上の結果から、コントラストを大きく低下させることなく干渉縞を投影するには、入射側レンズ群22及び射出側レンズ群23のそれぞれの主点位置の間隔、つまり入射側レンズ群22の射出側主点から射出側レンズ群23の入射側主点までの距離xdが、下式(11)を満たすように構成するとよい。
Q=xd/(f1+f2)<2 ・・・(11)
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、干渉縞生成光学系11は、上述した複屈折板17を用いる構成の他、特許文献1に開示された偏光ビームスプリッタを用いる構成や導波路を用いる構成、特開2005−326192号公報に開示の回折素子を用いる構成やウェッジプリズムを用いる構成、特開平7−280535号公報に開示のウォラストンプリズムを用いる構成等の公知の種々の構成が適用可納である。
また、上記実施の形態では、偏波面保存光ファイバを用いたが、シングルモードファイバやマルチモード等の通常のファイバを用いてもよい。また、干渉縞の投影する物体によってはファイバを用いることなく、干渉縞生成光学系の光射出部を導波路等によって構成してもよい。また、図10に示したガラスプレート29は、他の実施の形態において配置してもよい。さらに、凹凸のみを測定する形状検査の用途においては、干渉縞を走査する構成を省略してもよい。
1、10 干渉縞投影光学系
11 干渉縞生成光学系
16、16a、16b 偏波面保存光ファイバ
17 複屈折板
18 偏光板
20 駆動部
21 拡大光学系
22 入射側レンズ群
23 射出側レンズ群
24、25 レンズ
27 平凸レンズ
28 ボールレンズ
29 ガラスプレート
30 撮像部
50 演算制御部
70 物体表面

Claims (12)

  1. 干渉縞を生成する干渉縞生成光学系と、前記干渉縞を拡大して物体表面上に投影する拡大光学系と、を含み、前記干渉縞生成光学系は、前記拡大光学系の入射側に並んで位置する2つの光射出部を有し、前記拡大光学系は、前記干渉縞を形成する光束が入射する側の入射側レンズ群と、前記光束を射出して前記物体表面に向けて前記干渉縞を投影する側の射出側レンズ群とからなり、前記入射側レンズ群の焦点距離をf1、前記射出側レンズ群の焦点距離をf2、とするとき、f1/f2>3、であり、前記入射側レンズ群及び前記射出側レンズ群はそれぞれ正屈折力を有し、前記入射側レンズ群の射出側主点から前記射出側レンズ群の入射側主点までの距離をxdとしたとき、xd/(f1+f2)<2、を満たす干渉縞投影光学系と、
    前記光射出部の像の位置を撮像範囲に含まず、且つ、前記光射出部の前記像よりも射出側の前記物体表面に投影される前記干渉縞を画像として撮像する撮像部と、
    該撮像部からの画像信号に基づいて前記物体表面の凹凸情報を演算する演算部と、
    を備える形状測定装置
  2. 請求項に記載の形状測定装置において、
    前記2つの光射出部は、2本の光ファイバのそれぞれの射出端面からなる、ことを特徴とする形状測定装置
  3. 請求項1に記載の形状測定装置において、
    前記干渉縞生成光学系は、前記拡大光学系の入射側に配置された光射出部と、該光射出部の実像または虚像を複数並べて形成する複屈折素子とを有する、ことを特徴とする形状測定装置
  4. 請求項に記載の形状測定装置において、
    前記複屈折素子は、前記光射出部と前記拡大光学系との間に配置されている、ことを特徴とする形状測定装置
  5. 請求項に記載の形状測定装置において、
    前記複屈折素子は、前記拡大光学系の射出側に配置されている、ことを特徴とする形状測定装置
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の形状測定装置において、
    前記拡大光学系は、前記光射出部の像を当該拡大光学系よりも射出側に形成する、ことを特徴とする形状測定装置
  7. 請求項に記載の干渉縞投影光学系において、
    前記光射出部の像よりも射出側に配置されたガラスプレートをさらに備える、ことを特徴とする形状測定装置
  8. 請求項1に記載の形状測定装置において、
    前記入射側レンズ群及び前記射出側レンズ群は、それぞれ単一のレンズからなる、ことを特徴とする形状測定装置
  9. 請求項に記載の形状測定装置において、
    前記入射側レンズ群は、入射側が平面で射出側が凸面の平凸レンズからなる、ことを特徴とする形状測定装置
  10. 請求項8又は9に記載の形状測定装置において、
    前記射出側レンズ群はボールレンズからなる、ことを特徴とする形状測定装置
  11. 請求項10に記載の形状測定装置において、
    前記ボールレンズは、使用波長における屈折率nが1.7以上の硝材からなる、ことを特徴とする形状測定装置
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の形状測定装置において、
    前記干渉縞投影光学系を複数有し、
    前記複数の干渉縞投影光学系により干渉縞の投影領域を時分割で相互に補完して干渉縞を投影する、形状測定装置
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