JP6584688B1 - 水循環回路システム - Google Patents

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Abstract

異物捕捉装置は、容器部と、容器部の側面に設けられ、水を容器部内に流入させる入口部と、入口部よりも上方に設けられ、水を容器部外に流出させる出口部と、入口部の対向位置に入口部から離隔して配置され、容器部内に流入した水の流れを遮るメッシュと、入口部よりも下方かつ容器部の底部に設けられ、メッシュに遮られた水に含まれる異物を重力の作用により捕捉する捕捉部と、を備えたものである。

Description

本発明は、水中に含まれる異物を捕捉するための水循環回路システムに関するものである。
熱交換器は、空調・冷熱機器に対して必要不可欠な技術である。自然界では近接する2つの流体間に温度差が生じると、温度勾配に沿った熱移動が生じる。なお、この場合の流体とは、液体および気体のことを指す。熱交換器は、この熱移動を利用し、任意の流体を加熱または冷却することを意図して設計されたものである。
熱交換器は、2流体の間に熱伝導率の高い金属を伝熱面として挟むことで流体の混合を防ぎ、効率のよい熱交換を実現する。熱交換器には多くの種類があり、多管式、コイル式、二重管式、プレート式、スパイラル式などがある。熱交換を行う流体は、一般に熱媒体または冷媒と呼ばれ、主にフルオロカーボン、アンモニアなどが用いられる。
空調・冷熱機器の中には、熱媒体として水を用いた熱交換器を有する製品があり、そのような製品は水熱交換器と呼ばれる。水熱交換器を含む循環回路を持つ製品に、鉄製部品が接続されると、循環水中の溶存酸素が酸化剤として作用し、酸化反応が起き、錆が生じることがある。また、水熱交換器を含む循環回路を持つ製品を施工する際に、金属粉が流路内に残存することもある。
このように、水循環回路内に錆、金属粉などの異物が存在すると、熱交換器に付着して熱交換効率を低下させたり、水循環回路中の部品に傷を付けたりすることがある。そのため、空調・冷熱機器の水循環回路中の循環水から異物を除去する必要がある。
従来、原子炉の給水配管内において、遠心力、重力、および、慣性力を利用して異物を捕捉する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、第一例として、入口部の水平方向の水の流れを鉛直方向上側に曲げ、入口部に対向する位置に障害物を置き、その底部に捕捉部を設けることにより、異物を捕捉する技術が紹介されている。また、第二例として、給水配管の一部分の全断面に、つまり流路断面の全部を覆うように網目構造、メッシュ構造、多孔質板、波板、パンチプレートなどのフィルタ類を設置することにより、異物を捕捉する技術が紹介されている。
特開2005−140711号公報
特許文献1の第一例では、入口部と捕捉部とが同等の大きさであるにもかかわらず捕捉部に障害物が置かれているため、流路が狭まっている。そのため、水の流れは障害物に衝突し、流動状態が乱れることになるが、その後流速が増加して異物が巻き上げられ、外部に流れ出てしまうという課題があった。また、第二例では、流路断面の全部を覆うようにフィルタ類を設置しているが、そうすると長期間使用した場合に流路が閉塞し、圧力損失が増加するという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、捕捉した異物の巻き上がりを抑制するとともに、長期間使用しても圧力損失が増加するのを抑制することができる水循環回路システムを提供することを目的としている。
本発明に係る水循環回路システムは、金属製部品が接続してある水循環回路を循環する水に含まれる錆又は金属粉を異物として除去する異物捕捉装置を備えた水循環回路システムにおいて、前記異物捕捉装置は、容器部と、前記容器部の側面に設けられ、水を前記容器部内に流入させる入口部と、前記容器部における前記入口部よりも上方に設けられ、前記水を前記容器部外に流出させる出口部と、前記入口部の対向位置に前記入口部から離隔して配置され、前記容器部内に流入した前記水の流れを遮るメッシュと、前記入口部よりも下方かつ前記容器部の底部に設けられ、前記メッシュに遮られた前記水に含まれる異物を重力の作用により捕捉する捕捉部と、を備え、前記メッシュの上端は、前記出口部よりも下方に位置するものである。
本発明に係る水循環回路システムの異物捕捉装置によれば、容器部内に流入した水の流れを遮るメッシュと、入口部よりも下方かつ容器部の底部に設けられ、メッシュに遮られた水に含まれる異物を重力の作用により捕捉する捕捉部と、を備えている。そのため、この異物捕捉装置は、捕捉した異物の巻き上がりを抑制するとともに、長期間使用しても圧力損失が増加するのを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態2に係る異物捕捉装置のメッシュの表面構造を拡大した模式図である。 本発明の実施の形態2に係る異物捕捉装置のメッシュの変形例の表面構造を拡大した模式図である。 本発明の実施の形態3に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置による異物捕捉メカニズムを説明する第一の図である。 本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置による異物捕捉メカニズムを説明する第二の図である。 本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置による異物捕捉メカニズムを説明する第三の図である。 本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置による異物捕捉メカニズムを説明する第四の図である。 本発明の実施の形態5に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態6に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態7に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態8に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態9に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態9の変形例に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態10に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態10の変形例に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態11に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態11の変形例に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態12に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態13に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態13の変形例に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態14に係る異物捕捉装置の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。 本発明の実施の形態15に係る水循環回路の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態15の変形例に係る水循環回路の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態16に係る水循環回路の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る異物捕捉装置100の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。なお、図1において、黒色の矢印は異物6の動きを示している。
本実施の形態1に係る異物捕捉装置100は、図1に示すように外郭を構成する中空円筒形状の容器部1を備えている。なお、図1では、容器部1の4つの角がそれぞれ直角となっているが、それに限定されることはない。容器部1の角はそれぞれ丸みを帯びた形状となっていてもよく、後述する図4〜図23でも同様である。
容器部1の側面には、水を容器部1内に流入させる入口部2が設けられている。入口部2よりも上方かつ容器部1の頂上部には、容器部1内に流入した水を容器部1外に流出させる出口部3が設けられている。入口部2から容器部1の中心軸に延びる直線上かつ入口部2から離隔した位置には、容器部1内に流入した水の流れを遮るメッシュ5が配置されている。つまり、入口部2の対向位置に入口部2から離隔してメッシュ5が配置されている。
このメッシュ5は板状を有し、平面視して入口部2に対して垂直に設けられている。また、メッシュ5は、平面視してその長辺が入口部2から容器部1の中心軸に延びる直線に対して垂直に設けられている。入口部2の延長線上に対してメッシュ5が垂直に存在することから、容器部1に流入した水がメッシュ5に垂直に衝突する効果を有する。また、入口部2よりも下方かつ容器部1の底部には、メッシュ5に遮られた水に含まれる異物6を重力の作用により捕捉する捕捉部4が設けられている。
容器部1内において、入口部2から出口部3までの流路が形成されるが、メッシュ5は、入口部2から離隔された位置に配置されているため、流路断面の全部を覆わないようになっている、つまり流路断面の一部のみを覆うようになっている。
次に、本実施の形態1に係る異物捕捉装置100による水中の異物6の捕捉方法について説明する。
まず異物6が含まれた循環水などの水が入口部2から容器部1内に流入する。容器部1内に流入した水は、入口部2から容器部1の中心軸に延びる直線上かつ入口部2から離隔した位置に配置されたメッシュ5の入口部2側(以下、入口側と称する)に衝突し、あらゆる方向に分散する。つまり、メッシュ5の入口側に衝突した水の一部はメッシュ5を通過することなく上方に流れ、出口部3から容器部1外に排出される。また、水の一部はメッシュ5の表面に沿ってあらゆる方向に流れる。他の一部は、メッシュ5を通過し、メッシュ5の入口部2とは反対側(以下、反対側と称する)に流れ込む。このとき、水と同じ流速を持った異物6は、慣性力によってメッシュ5を通過し、メッシュ5の反対側に流れ込む。
メッシュ5の反対側に流れ込んだ水は、メッシュ5の入口側への衝突により減速して入口部2と対向する容器部1の内壁に当たり、上方、下方の2つの流れに分かれる。下方に流れる水は、捕捉部4において容器部1の底面と平行な向きに流れ、メッシュ5の出口側への衝突により減速した後、水の入口部2の直下に流れる。このとき異物6は、メッシュ5の入口側への衝突により減速しているため自重で沈降し、入口部2よりも下方かつ容器部1の底部に設けられた捕捉部4まで低下する。そして、捕捉部4において容器部1の底面と平行な向きに流れ、メッシュ5を通過して入口部2の直下に集められる。
なお、入口部2の直下では上方への水の流れが形成されるが、その段階では水の流速は0に近くなっているため、入口部2の直下に集められた異物6が巻き上げられることはない。
また、入口部2より下方においては水の出口が無いため、入口部2の上方に比べて圧力損失が大きく、水の流入量は小さくなる。一方、入口部2より上方においては水の出口が存在するため、入口部2の下方に比べて圧力損失が小さく、水の流入量は大きくなる。つまり、水の流入量は下方よりも上方の方が大きくなる。この効果を高めるため、容器部1内において入口部2より上方の部分の容積を下方の部分の容積よりも大きくし、入口部2より上方の圧力損失をさらに小さくするとよい。
このように、入口部2から容器部1の中心軸に延びる直線上かつ入口部2から離隔した位置にメッシュ5を配置することで、異物捕捉装置100を、容器部1内に流入した水がメッシュ5を通過することなく上方に流れ、出口部3から容器部1外に排出される構造とする。そうすることで、圧力損失の増加を抑制することができる。また、メッシュ5の開口部が閉塞しても水の流路が確保されるため、圧力損失は増加しない。
なお、本実施の形態1に係る異物捕捉装置100の材料については特に限定するものではないが、加工性を考慮して銅、ステンレス、アルミニウム、黄銅などの非磁性体の金属、または、樹脂材料を使用するとよい。また、メッシュ5は、金属線を編み込んだ金網、板状の金属に複数の穴を開けたパンチングメタル、多数の孔を持つように設計した樹脂成形品など、複数の穴を持つ板状の構造物である。
以上、本実施の形態1に係る異物捕捉装置100は、容器部1と、容器部1の側面に設けられ、水を容器部1内に流入させる入口部2と、入口部2よりも上方に設けられ、水を容器部1外に流出させる出口部3と、入口部2の対向位置に入口部2から離隔して配置され、容器部1内に流入した水の流れを遮るメッシュ5と、入口部2よりも下方かつ容器部1の底部に設けられ、メッシュ5に遮られた水に含まれる異物6を重力の作用により捕捉する捕捉部4と、を備えたものである。
本実施の形態1に係る異物捕捉装置100によれば、容器部1内に流入した水の流れを遮るメッシュ5と、入口部2よりも下方かつ容器部1の底部に設けられ、メッシュ5に遮られた水に含まれる異物6を重力の作用により捕捉する捕捉部4と、を備えている。そのため、捕捉した異物6の巻き上がりを抑制するとともに、長期間使用しても圧力損失が増加するのを抑制することができる。
なお、本実施の形態1では、容器部1が中空円筒形状である例を示したが、それに限定されず、四角柱、三角柱などの柱状であってもよい。また、メッシュ5が板状を有し、平面視して入口部2に対して垂直に設けられているとしたが、それに限定されるものではない。入口部2の延長線上にメッシュ5が存在することで、メッシュ5は水を遮り、異物6を自重で沈降させる効果がある。また、入口部2は容器部1の側面に対して垂直に設けられているが、容器部1の側面に対する入口部2の角度は、垂直に限定されるものではない。容器部1の側面に入口部2が存在することで、入口部2から浸入した水がメッシュ5に衝突するため、前記の異物6を沈降させる効果を持つ。また、出口部3が容器部1の頂上部に設けられているが、それに限定されることはなく、入口部2よりも上方であれば、容器部1の側面に設けられていてもよい。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図2は、本発明の実施の形態2に係る異物捕捉装置100のメッシュ5の表面構造を拡大した模式図である。図3は、本発明の実施の形態2に係る異物捕捉装置のメッシュ5の変形例の表面構造を拡大した模式図である。
実施の形態1で説明した異物6を沈降させる効果を発揮させるには、メッシュ5の平均開口径を、捕捉対象とする異物6の平均粒子径よりも大きくするとよい。なお、ここでいう平均開口径とは、図2に示すメッシュ5の開口部7の開口径r5の算術平均によって求められる値を表し、平均粒子径とは、図2に示す異物6の粒子径r6の算術平均によって求められる値を表す。
なお、図2ではメッシュ5の開口部7の形状が円形の例を示したが、図3に示すようにメッシュ5の開口部7の形状を正方形としてもよい。この場合の平均開口径とは、図3に示すメッシュ5の開口部7の円相当径によって求められる値を表す、円相当径とは、開口部7の面積に相当する真円の直径を計算した値である。なお、開口部7の形状として円、正方形の例を示したが、これに限定されることなく、三角形、四角形、五角形などの形状としてもよく、いずれの場合も開口部7の円相当径が粒子径よりも大きくなればよい。
既存のフィルタでは捕捉対象の異物6を通過させないことで、表面上に異物6を捕捉するが、本実施の形態2に係るメッシュ5では、捕捉対象の異物6を通過させることが重要である。そのため、メッシュ5の平均開口径を、捕捉対象の異物6の平均粒子径よりも大きくする必要がある。望ましくは、メッシュ5の平均開口径を、捕捉対象の異物6の平均粒子径の10倍以上とし、異物6がメッシュ5を容易に通過できるようにするとよい。
なお、本実施の形態2に係る異物6は、空調・冷熱機器における水循環回路で発生するものを想定しており、捕捉対象の異物6としては、水循環回路中で発生する鉄さび、および、施工時に内部に残存した金属粉が想定される。そして、それら鉄さびおよび金属粉の平均粒子径としては、100μm以下が想定される。
また、本実施の形態2に係る異物捕捉装置100は、空調・冷熱機器よりもさらに巨大な装置系での使用も可能であり、その場合は捕捉対象の異物6の平均粒子径に合わせたメッシュ5の設計が必要となる。
また、本実施の形態2に係る異物捕捉装置100においては、メッシュ5の開口部7が閉塞しないことが重要である。捕捉対象とする異物6としては、磁性粒子および非磁性粒子の両方が想定される。そのため、メッシュ5の材料としては、銅、非磁性体のステンレス、アルミニウム、黄銅などの非磁性体の金属、または、樹脂材料を使用するといい。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図4は、本発明の実施の形態3に係る異物捕捉装置101の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。なお、図4において、白抜きの矢印は水の流れを、黒色の矢印は異物6の動きをそれぞれ示している。
図4に示すように、容器部1の内径r1を入口部2の開口径r2よりも大きくすることにより、異物捕捉装置101の捕捉性能を向上させることができる。これは、入口部2における流速よりも、捕捉部4における流速を減少させることで、異物6の重力沈降を促進させるとともに、捕捉部4に沈降した異物6の巻き上がりを抑制する効果がある。また、メッシュ5による異物6の沈降促進との相乗効果によって、異物捕捉装置100の捕捉性能を向上させることができる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図5は、本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置102の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
図5に示すように、本実施の形態4に係るメッシュ8は中空円筒形状を有しており、容器部1の中央部に鉛直方向に配置されている。このようにメッシュ8を配置することで、異物捕捉装置100の捕捉効果を向上させることができる。
メッシュ8の固定方法としては、容器部1の底面にメッシュ8を溶接する方法と、メッシュ8と容器部1の内壁との間に3〜4本の支柱(図示せず)を水平方向に設置する方法とがある。なお、本実施の形態4に係るメッシュ8の開口径は、実施の形態2で説明したメッシュ5の開口径r5と同じである。
図6は、本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置102による異物捕捉メカニズムを説明する第一の図である。図7は、本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置102による異物捕捉メカニズムを説明する第二の図である。図8は、本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置102による異物捕捉メカニズムを説明する第三の図である。図9は、本発明の実施の形態4に係る異物捕捉装置102による異物捕捉メカニズムを説明する第四の図である。なお、図6〜図9において、白抜きの矢印は水の流れを、黒色の矢印は異物6の動きをそれぞれ示している。
以下、本実施の形態4に係る異物捕捉装置102による異物捕捉メカニズムを、図6〜図9を用いて説明する。
図6に示すように、水および水に含まれる異物6は、入口部2から容器部1内に流れ込む。容器部1内に流れ込んだ水および異物6は、その後メッシュ8に達し、水の大部分はメッシュ8に遮られ、メッシュ8の外周に回り込む。そのため、容器部1内の水の流速は非常に小さくなる。一方、メッシュ8の平均開口径は捕捉対象とする異物6よりも十分大きいため、異物6は慣性力によってメッシュ8の内部に流れ込む。
ここで、メッシュ8の開口率は、メッシュ8の外周に水が回りこむ効果を発揮するように設計する必要がある。そのためには、メッシュ8の周辺部の圧力損失と、メッシュ8の開口部を通過するときの圧力損失とを比較して、後者の方が大きくなるように設計するとよい。ここでは、以下の数式を満たすように設計すればよい。Δpはメッシュ8の周辺部においてメッシュ8の厚みと同じ距離を水が通過するときの圧力損失、Δpはメッシュ8の開口部を水が通過するときの圧力損失を示す。
Figure 0006584688
Figure 0006584688
ここで、各記号は以下を表している。
λ:管摩擦係数、L:メッシュの開口部の厚さ、d:異物捕捉装置の入口部の内径、ρ:水の密度、v:流速、ζ:縮流係数
なお、管摩擦係数λは、レイノルズ数の値から化工便覧、機械便覧などを用いて求められる。また、縮流係数ζは、メッシュ8の開口率の値から化工便覧、機械便覧などを用いて求められる。
このとき、Δp、Δpが下記の数式(3)の関係を満たせば、メッシュ8の外周による水を回り込む効果を発揮する。
Figure 0006584688
そこで、数式(1)〜(3)より数式(4)の関係が求められる。この数式(4)を満たすようにメッシュ8の開口率を設計すればよい。
Figure 0006584688
図7は、異物6がメッシュ8の内部に入った後の挙動を示している。異物6はメッシュ8の水平方向に初速vを持っている。ここで、メッシュ8の内部は水の流れが遮られ、水は存在するが水平方向に速度を持たないものとする。このとき、水の進行方向とは反対側に生じる粘性抵抗と異物6との間の力のつりあいを計算し、メッシュ8の内部で水平方向の異物6の速度が0となるように、メッシュ8の奥行き、すなわち内径を決めるとよい。そのためには力のつりあいの式を立てる。
水の粘性抵抗はストークスの法則から
Figure 0006584688
また、加速度と力との関係より
Figure 0006584688
式(5)のFと、式(6)のFとがつりあうとすると
Figure 0006584688
ここで、各記号は以下を表している。
μ:水の粘度、R:異物の半径、m:異物の質量、v:速度、a:加速度、t:時間、v0:初速、x:異物の位置
また、速度、加速度の定義より以下のようになる。
Figure 0006584688
式(8)の微分方程式を解くと以下のようになる。
Figure 0006584688
このとき、xの最大値は以下のようになる。
Figure 0006584688
そこでメッシュ8の内径dは以下の式を満足すればよい。
Figure 0006584688
図8は、図6でメッシュ8の外周に回りこんだ水が、メッシュ8の入口部2とは反対側(以下、反対側と称する)で再び合流する態様を示している。図8に示すように、メッシュ8の反対側で水が合流する際に衝突することで、水の勢いは低減される。
図9は、メッシュ8の反対側で水が合流した後を示している。図9に示すように、メッシュ8の反対側で水が合流した後、大部分の水は出口部3のある上方に向かい、それより少ない一部の水が捕捉部4のある下方に向かう。捕捉部4においても水の流れの大部分はメッシュ8に遮られ、外周に回りこみ、さらに水の勢いは低減され、入口部2の直下で再び合流するが、すでに流速は非常に小さくなっている。
一方、異物6は水の流れに乗って入口部2の直下まで移動するが、入口部2の直下において流速は非常に小さく、異物6を巻き上げることはなくなり、異物6が捕捉され続けることになる。このとき、メッシュ8は容器部1の中央部に存在するのみであり、圧力損失は大きくならない。また、メッシュ8の開口部が閉塞しても水の流路は確保されるので、異物捕捉装置102の圧力損失の増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態4では、メッシュ8が容器部1の中央部に鉛直方向に配置された例を示したが、それに限定されず、入口部2の延長線上にメッシュが存在すればよい。入口部2の延長線上にメッシュ8が存在することで、メッシュは水を遮り、異物6を自重で沈降させる効果がある。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明するが、実施の形態1〜4と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図10は、本発明の実施の形態5に係る異物捕捉装置103の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
実施の形態4では、容器部1の底面に中空円筒形状を有するメッシュ8を溶接する方法について説明したが、メッシュ8は入口部2から流れ込む水の流れを遮る効果があればよい。そのため、メッシュ8は、入口部2の開口径よりも大きな高さを持っていれば、入口部2の下端より下方の部分は存在しなくてもよい。そこで、本実施の形態5に係るメッシュ8は、図10に示すように入口部2の下端より下方の部分が存在しない。そして、入口部2の開口径よりも大きな高さを持つメッシュ8が、入口部2と同じ高さに設置されている。
メッシュ8の固定方法としては、メッシュ8と容器部1の内壁との間に3〜4本の支柱9を水平方向に設置するとよい。この場合でも、実施の形態4で説明したメッシュ8による水の流れを遮る効果は有効であり、異物6をメッシュ8の内部で重力沈降させる。なお、捕捉部4にはメッシュ8は存在しないが、捕捉部4における流速は小さいため、異物6は入口部2の直下に捕捉され続ける。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6について説明するが、実施の形態1〜5と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図11は、本発明の実施の形態6に係る異物捕捉装置104の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
実施の形態4では、メッシュ8を中空円筒形状としたが、水の流れを遮る効果および異物6をメッシュ8の内部に留める効果をより高めるため、図11に示すように、メッシュ8の内部に充填物10を充填させてもよい。ここで言う充填物10とは、例えば螺旋状金属繊維、多孔質体、繊維状フィルタ、反応塔などに充填されるラシヒリング、および、サドル型充填物を指す。なお、充填物10の開口径は、メッシュ8の平均開口径と同等またはそれ以上とするとよい。また、メッシュ8の内部に充填物10を充填させる場合、充填物10の流出を防止するため、フタを設置してもよい。
メッシュ8の内部に充填物10を充填することで、メッシュ8の内部への水の浸入を抑制することができる。さらに、メッシュ8の内部では、異物6が充填物10の表面に沿って沈降するようになるため、メッシュ8の内部に異物6がとどまる効果を高めることができる。
実施の形態7.
以下、本発明の実施の形態7について説明するが、実施の形態1〜6と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜6と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図12は、本発明の実施の形態7に係る異物捕捉装置105の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
実施の形態6では、中空円筒形状のメッシュ8の内部に充填物10を充填したが、それと同等の効果を発揮させるために、上記のメッシュ8に代えて、図12に示すように多層のロール形状を有するメッシュ11を配置してもよい。多層のロール形状を有するメッシュ11の開口径は、中空円筒形状を有するメッシュ8と同等にすればよく、メッシュ8と同じ材料のものを多層状に丸めて形成すればよい。このメッシュ11による効果は実施の形態6と同等である。つまり、メッシュ11の内部への水の浸入を抑制することができるとともに、メッシュ11の内部では、ロール形状の表面に沿って異物6が沈降するようになるため、メッシュ8の内部に異物6がとどまる効果を高めることができる。なお、メッシュ11は、多層のロール形状ではなく単層のロール形状を有していてもよい。
実施の形態8.
以下、本発明の実施の形態8について説明するが、実施の形態1〜7と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜7と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図13は、本発明の実施の形態8に係る異物捕捉装置106の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
実施の形態4〜7では、円筒形状を有するメッシュ8、11を使用したが、メッシュ5の形状は円筒形状に限定される必要はない。メッシュ5に円錐、三角柱、三角錐、四角柱、四角錘など立体的な構造を持たせて、入口部2から容器部1の中心軸に延びる直線上かつ入口部2から離隔した位置に配置すればよい。また、メッシュ5自体が容器部1の底面に接して自立している必要もなく、図13に示すように、球の一部の形状を有するメッシュ5を入口部2から離隔して、容器部1に接着するように配置してもよい。
実施の形態9.
以下、本発明の実施の形態9について説明するが、実施の形態1〜8と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜8と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図14は、本発明の実施の形態9に係る異物捕捉装置107の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。図15は、本発明の実施の形態9の変形例に係る異物捕捉装置100の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
実施の形態1〜8では異物捕捉装置100の出口部3は、入口部2よりも上方かつ容器部1の頂上部に設けられている構成としたが、図14に示す異物捕捉装置107のように、出口部3を入口部2よりも上方かつ容器部1の側面に設けてもよい。
メッシュ8に捉えられずに容器部1の上部に達した異物6は、鉛直方向上向きの流速を持っているが、出口部3が容器部1の側面に配置されている場合、流れの向きが直角に変化しない限り異物6は外に排出されない。そこで、出口部3を容器部1の側面に配置することで、メッシュ8に捉えられずに容器部1の上方に流れ込んだ異物6が出口部3から容器部1へ排出されるのを抑制する効果を発揮する。
さらにこの効果を高めるためには、図15に示す異物捕捉装置108のように、容器部1の頂上部を円錐台形または半球状にするとよい。鉛直方向上向きの流速を持って容器部1の上部に達した粒子は、頂上部の形状を円錐台形または半球状にすることで、鉛直方向下向きの流速を持つようになる。これにより、メッシュ8に捕捉されずに上方に達した異物6が、入口部2からメッシュ8に至る水の流れに再度突入する可能性が高まり、異物捕捉装置108の捕捉性能を高めることができる。
実施の形態10.
以下、本発明の実施の形態10について説明するが、実施の形態1〜9と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜9と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図16は、本発明の実施の形態10に係る異物捕捉装置109の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。図17は、本発明の実施の形態10の変形例に係る異物捕捉装置110の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
異物6の捕捉性能を高める方法として、図16に示す異物捕捉装置109のように、入口部2の前段に水平方向に延びた整流管12を設置するとよい。
実施の形態1〜9で説明した異物捕捉装置100〜108では、入口部2から流れ込んだ水がメッシュ8に達しやすくなるように、入口部2から水平方向に水が流れ込むのが望ましい。しかし、異物捕捉装置109を水循環回路内に設置する際の位置によっては、下向きまたは上向きの速度成分を持って水が流入することも考えられる。下向きの速度成分を持つ例としては、図17に示すように鉛直方向下向きの流路の最下部に異物捕捉装置110が設置された場合が挙げられる。そこで、水の入口部2の前段に水平方向に延びた整流管12を設置する。そうすることで、助走区間を設け、鉛直方向の速度成分を打ち消すことができ、入口部2から流れ込んだ水をメッシュ8に達しやすくすることができる。
実施の形態11.
以下、本発明の実施の形態11について説明するが、実施の形態1〜10と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜10と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図18は、本発明の実施の形態11に係る異物捕捉装置111の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。図19は、本発明の実施の形態11の変形例に係る異物捕捉装置112の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
異物6の捕捉効率を高める方法として、図18に示すように邪魔板13を設置し、巻き上がりを防止する構造としてもよい。ここでは実施の形態4からの捕捉効率を向上させた例を示す。
邪魔板13の設置位置としては、入口部2とメッシュ8との間に設置すればよい。実施の形態4で説明したとおり、捕捉部4に達した異物6は水の流れに乗って入口部2の直下に集まる。そのため、入口部2とメッシュ8との間でかつ、入口部2の下端より低く、容器部1の底面より高い位置に、入口部2の内径よりも入口部2側の幅が大きい邪魔板13を設置することで、巻き上がりを抑制する効果がある。また、入口部2からメッシュ8までの間の水の流れを水平に保つガイドとしての効果もある。なお、邪魔板13の設置位置としては、望ましくは入口部2の下端から容器部1の底面までの距離をHとすると、H/2よりも高い位置にするとよい。
また、それ以外にも図19に示すように、邪魔板13を異物捕捉装置112の入口部2より下方で、メッシュ8以外の領域を覆うように設置してもよい。異物6はメッシュ8の内部を沈降するが、水の流れは邪魔板13の効果によりごく一部しか捕捉部4に達しない。そのため、捕捉部4における水の流速は小さく、異物6が巻き上げられることはなく、捕捉効率を向上させることができる。
実施の形態12.
以下、本発明の実施の形態12について説明するが、実施の形態1〜11と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜11と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図20は、本発明の実施の形態12に係る異物捕捉装置113の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
メンテナンス性を向上させるために、図20に示すように異物捕捉装置113の捕捉部4に異物回収用のコック14を設置し、捕捉した異物6を回収する異物回収機能を備えてもよい。長期間使用した場合、異物6の捕捉効率が低減する可能性もあるため、望ましくは定期的に異物6を回収するとよい。コック14の設置位置としては、捕捉部4の中で特に異物6が集まる入口部2の直下が最適である。
実施の形態13.
以下、本発明の実施の形態13について説明するが、実施の形態1〜12と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜12と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図21は、本発明の実施の形態13に係る異物捕捉装置114の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。図22は、本発明の実施の形態13の変形例に係る異物捕捉装置115の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
図21に示すように異物捕捉装置114の容器部1内に水を加熱するヒーターエレメント15を配置し、水の温度調整機能を備えてもよい。異物捕捉装置114が水の温度調整機能を備えることで、水循環回路内の部品を減らし、省スペース化する効果がある。
また、図22に示すように異物捕捉装置115の容器部1内のヒーターエレメント15を、容器部1の入口部2より上方の位置に螺旋状に配置すると、メッシュ8の効果を妨害することなく、より出力が大きい温度調整機能を備えることができる。それ以外にも棒状またはU字状のヒーターエレメント15を使用してもよい。
実施の形態14.
以下、本発明の実施の形態14について説明するが、実施の形態1〜13と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜13と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図23は、本発明の実施の形態14に係る異物捕捉装置116の鉛直方向断面の模式図および平面視した模式図である。
図23に示すように異物捕捉装置116に空気抜き管16を設置してもよい。異物捕捉装置116に空気抜き管16を設置することで、水循環回路内の部品を減らし、省スペース化する効果がある。なお、ここで言う空気抜き管16とは、水循環回路中で発生した気体を回路外に排出する働きがある。空気抜き管16の設置場所としては、気体は上方に向かうため、容器部1の頂上部がよい。また、本実施の形態14では、図23に示すように容器部1の上面かつ出口部3の左側に空気抜き管16が設置されている例を示したが、それに限定されず、容器部1の上面であればいずれの位置に設置されていてもよい。
実施の形態15.
以下、本発明の実施の形態15について説明するが、実施の形態1〜14と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜14と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図24は、本発明の実施の形態15に係る水循環回路200の構成を示す概略図である。図25は、本発明の実施の形態15の変形例に係る水循環回路201の構成を示す概略図である。
図24は、実施の形態1に係る異物捕捉装置100を搭載した水循環回路200の例として、異物捕捉装置100を、給湯器に設置した例を示す。給湯器においては水を熱媒体として使用したものがあり、このときの水を循環水と呼ぶ。この循環水は、主にポンプ17と熱交換器18、19、空気抜き機構20、室外機21、加熱装置22を備えた水循環回路200の中を流れる。
ポンプ17は循環水を流すために用いられ、熱交換器18は室外機21によって加熱された冷媒と熱交換を行い、循環水を加熱する。また、循環水をさらに加熱する必要がある環境では、加熱装置22を備える。熱交換器19によって、循環水と水道水とが熱交換を行い、水道水が加熱され、ユーザーに温水を提供する。
また、図25に示すように、循環水の追加の加熱が不要な環境では、水循環回路201が加熱装置22を備えない場合もある。この循環水の回路の配管およびその他の部品は、経年劣化によって錆が生じることが懸念される。また、敷設工事の際に配管内に金属の削りかす、砂などが残存することで異物6となり、循環水の回路および部品を傷付けること、そして、熱交換器18、19に付着して熱効率を低下させることが懸念される。
そこで、実施の形態1に係る異物捕捉装置100を給湯器に設置すると、循環水中の異物6を捕捉し、循環回路の部品を保護することにつながり、製品寿命を延ばすことが可能であり、長期間使用時の圧力損失の増加も抑制できる。なお、本実施の形態15は実施の形態1に係る異物捕捉装置100のみでなく、実施の形態2〜14で示した異物捕捉装置101〜116も使用することができる。
図24に示した加熱装置22を必要とする水循環回路200については、実施の形態13で示した異物捕捉装置114、115を使用すれば、加熱装置22を省略することができる。また、実施の形態14で示した異物捕捉装置116を使用すれば、空気抜き機構20を省略することができる。
給湯器の使用方法としては、給湯器のスイッチをONにすることで、室外機21、ポンプ17、加熱装置22が稼働する。これによって、ポンプ17を備えた循環回路に充填された循環水が加熱される。熱交換器19を介して、加熱された循環水によって水道水が加熱され、使用者に温水を提供する。なお、ポンプ17によって送水するには回路中の空気を抜く必要がある。据え付け後に水を入れる場合や加熱運転時に水が気化することで気体が発生する場合などに、ポンプ17内部に空気が溜まるとポンプ17が正常に稼働しなくなるため、空気抜き機構20を使用して空気を抜く。
なお、実施の形態14で示した空気抜き管16を備える異物捕捉装置116を使用すると、水循環回路200、201から空気抜き機構20を省略することができる。
実施の形態16.
以下、本発明の実施の形態16について説明するが、実施の形態1〜15と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜15と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図26は、本発明の実施の形態16に係る水循環回路202の構成を示す概略図である。
図26は、実施の形態1に係る異物捕捉装置100を搭載した水循環回路202の例として、異物捕捉装置100を、暖房機能を持つ給湯器に設置した例を示す。本実施の形態16に係る給湯器の水循環回路202では、循環水をラジエーター23に通して、放熱によって室内の暖房機能を持たせたものである。このような暖房機能を持つ給湯器についても、実施の形態1に係る異物捕捉装置100を搭載すると、循環水中の異物6を捕捉し、循環回路の部品を保護することにつながり、製品寿命を延ばすことが可能であり、圧力損失の増加も防止できる。なお、本実施の形態16は実施の形態1に係る異物捕捉装置100のみでなく、実施の形態2〜14で示した異物捕捉装置101〜116も使用することができる。
なお、実施の形態14で示した空気抜き管16を備える異物捕捉装置116を使用すると、水循環回路202から空気抜き機構20を省略することができる。
なお、実施の形態1〜14で示した異物捕捉装置101〜116の各特徴は、適宜組み合わせることができる。
1 容器部、2 入口部、3 出口部、4 捕捉部、5 メッシュ、6 異物、7 開口部、8 メッシュ、9 支柱、10 充填物、11 メッシュ、12 整流管、13 邪魔板、14 コック、15 ヒーターエレメント、16 空気抜き管、17 ポンプ、18 熱交換器、19 熱交換器、20 空気抜き機構、21 室外機、22 加熱装置、23 ラジエーター、100〜116 異物捕捉装置、200〜202 水循環回路。

Claims (10)

  1. 金属製部品が接続してある水循環回路を循環する水に含まれる錆又は金属粉を異物として除去する異物捕捉装置を備えた水循環回路システムにおいて、
    前記異物捕捉装置は、
    容器部と、
    前記容器部の側面に設けられ、水を前記容器部内に流入させる入口部と、
    前記容器部における前記入口部よりも上方に設けられ、前記水を前記容器部外に流出させる出口部と、
    前記入口部の対向位置に前記入口部から離隔して配置され、前記容器部内に流入した前記水の流れを遮るメッシュと、
    前記入口部よりも下方かつ前記容器部の底部に設けられ、前記メッシュに遮られた前記水に含まれる異物を重力の作用により捕捉する捕捉部と、を備え、
    前記メッシュの上端は、前記出口部よりも下方に位置する
    水循環回路システム。
  2. 前記メッシュの平均開口径は、前記異物の平均粒子径よりも大きい
    請求項1に記載の水循環回路システム。
  3. 前記容器部は中空円筒形状を有し、
    前記容器部の内径は、前記入口部の開口径よりも大きい
    請求項1または2に記載の水循環回路システム。
  4. 前記メッシュは中空円筒形状を有し、
    前記メッシュは、前記容器部の中央部に鉛直方向に配置されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  5. 前記メッシュは、前記容器部の実質的に水平な底面に対して垂直に設けられている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  6. 前記出口部は、前記容器部の頂上に設けられている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  7. 前記入口部の前段に水平方向に延びた整流管が設けられている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  8. 捕捉した異物を回収する異物回収機能を備えた
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  9. 水の温度調整機能を備えた
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
  10. 空気抜き管を備えた
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の水循環回路システム。
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