JP6583347B2 - 歯車伝動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、遊星歯車機構を用いて動力を伝達する歯車伝動装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1に記載されている。その装置は、2つのステップドピニオンギヤと、それらのステップドピニオンギヤを自転および公転可能に支持するキャリヤとを備えている。そのキャリヤにモータが連結されている。各ステップドピニオンギヤは、キャリヤにおける同一円周上に等間隔に配置されており、固定側遊星歯車と当該固定側遊星歯車より小径の出力側遊星歯車とを有している。また、キャリヤの回転中心軸線と同軸上に、所定の固定部に固定された固定歯車と、出力軸に連結された出力歯車とが配置されている。固定歯車は固定側遊星歯車より大径のギヤであって、その固定歯車に固定側遊星歯車が噛み合っている。出力歯車は出力側遊星歯車より大径のギヤであって、その出力歯車に出力側遊星歯車が噛み合っている。そして、モータのトルクによってキャリヤが回転すると、固定側遊星歯車は固定歯車に噛み合いながら自転および公転する。その自転回転数は、固定側遊星歯車と固定歯車との歯数の比に応じて決まる回転数となり、その回転数で出力側遊星歯車が自転する。この出力側遊星歯車に噛み合っている出力歯車すなわち出力軸は、出力側遊星歯車と出力歯車との歯数の比および出力側遊星歯車の自転回転数ならびに公転回転数に応じた回転数で回転する。すなわち、出力軸の回転数に対するモータの回転数である変速比は、各固定側遊星歯車と固定歯車との歯数比および出力側遊星歯車と出力歯車との歯数比によって決まり、モータトルクはその変速比に応じて増減されて出力軸から出力される。
特開2010−60095号公報
特許文献1に記載された装置では、出力歯車あるいはこれと一体の出力軸を回転させる出力側遊星歯車を公転させるとともに、その出力側遊星歯車の自転回転数を固定歯車およびこれに噛み合っている固定側遊星歯車によって減速するから、減速機構として構成した場合には、減速比を大きくすることができる。しかしながら、特許文献1に記載された構成では、キャリヤに連結されている入力軸と固定歯車が設けられている出力軸とが、上記の歯車機構を挟んだ両側で同一軸線上に配置されている。そのため、入力のための機構と出力のための機構との配置に制約があり、例えば車両に搭載する場合には、車載性の点で改良する余地がある。また、特許文献1に記載された構成では、変速比を決める各歯車がキャリヤの内周側に配置されているので、組み付け性や歯車の加工性などの点で、各歯車の径や歯数が制約され、その結果、装置の全体としての変速比が制約され、例えば減速比を大きくできないなどの課題がある。
この発明は上記のような技術的課題に着目してなされたものであり、装置を大型化することなく、大きな入出力比を設定することができるとともに、入出力比の選択あるいは設定の自由度を向上することのできる歯車伝動装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、トルクが入力されまたは出力する第1軸と、トルクを出力しまたは入力される第2軸との間で、トルクを増幅しもしくは減少させて伝達する歯車伝動装置において、前記第1軸に連結されたキャリヤと、前記キャリヤに自転可能に保持された第1ピニオンギヤと、所定の固定部に連結されかつ前記第1ピニオンギヤに噛み合う第1リングギヤと、前記第1ピニオンギヤに噛み合う第1サンギヤと、前記第1サンギヤと一体に回転する第2サンギヤと、前記キャリヤに自転可能に保持されるとともに前記第2サンギヤに噛み合う第2ピニオンギヤと、前記第2ピニオンギヤと一体に回転する第3ピニオンギヤと、前記第3ピニオンギヤに噛み合うとともに前記第2軸に連結された第2リングギヤとを備えていることを特徴とするものである。
この発明では、前記キャリヤに形成された外歯ギヤと、前記外歯ギヤに噛み合っているドライブギヤとを更に備え、前記ドライブギヤに前記第1軸が連結されていてよい。
この発明では、前記第1軸に前記トルクが入力され、前記第2軸から前記トルクを出力するように構成されていてよい。
この発明によれば、例えば第1軸にトルクが入力されると、そのトルクを受けてキャリヤが回転する。それに伴って第1リングギヤの内側を第1ピニオンギヤが回転し、第1ピニオンギヤからトルクを受けて第1サンギヤが回転する。また、第1サンギヤと一体に第2サンギヤが回転する。第2サンギヤからトルクを受けて第2ピニオンギヤが回転する。また、第2ピニオンギヤと一体に第3ピニオンギヤが回転し、第2軸からトルクが出力される。すなわち、この発明に係る歯車伝動装置では、第1リングギヤと第1サンギヤとのギヤ比、および第2サンギヤと第2ピニオンギヤとのギヤ比、ならびに第3ピニオンギヤと第2リングギヤとのギヤ比に応じて、第1軸と第2軸との変速比(減速比)が設定される。そのため、ギヤ対を形成しているギヤ同士の歯数の差が小さいとしても、入力回転数と出力回転数との比を大きくすることができる。言い換えると、いずれかのギヤを大型化することなく、高減速比を得ることができる。また、入出力比の設定に使用するギヤの数つまりパラメータの数が従来に比較して多くすることができるので、入出力比を設定する自由度を向上することができるとともに、入出力比の設定幅を拡大することができる。そして、歯車伝動装置を従来になく小型化することができる。
この発明の実施形態における歯車伝動装置の一例を模式的に示すスケルトン図である。 この発明の実施形態における歯車伝動装置の他の例を模式的に示すスケルトン図である。
図1は、この発明の実施形態における歯車伝動装置の一例を模式的に示すスケルトン図である。ここに示す歯車伝動装置1は、減速装置として構成されている。歯車伝動装置1は、トルクが入力される入力軸2を備え、その入力軸2にアクチュエータ3が連結されている。アクチュエータ3は、例えば、永久磁石式の同期モータや誘導モータなどの駆動力源として機能するものであってもよく、摩擦ブレーキなどの制動力を生じるものであってもよい。アクチュエータ3で発生させたトルクが入力軸2に伝達されるように構成されている。複数のピニオンギヤP1,P2,P3を回転(自転)可能に支持するキャリヤ4が、入力軸2にトルク伝達可能に連結されている。このキャリヤ4は、入力軸2と同一軸線上に配置されている。なお、入力軸2が、この発明の実施形態における「第1軸」に相当する。
キャリヤ4は、回転中心軸線方向にそれぞれ所定の間隔を空けて配置された三つのキャリヤプレート5,6,7を備えている。これらのキャリヤプレート5,6,7は同一軸線上に配置されている。具体的には、入力軸2に連結された第1キャリヤプレート5と、第1キャリヤプレート5に対向して配置された第2キャリヤプレート6と、第2キャリヤプレート6に対向するとともに第2キャリヤプレート6を挟んで第1キャリヤプレート5とは反対側に配置された第3キャリヤプレート7とを備えている。
第1キャリヤプレート5と第2キャリヤプレート6とを連結する第1ピニオンシャフト8が、第1キャリヤプレート5および第2キャリヤプレート6の外周側に設けられ、第2キャリヤプレート6と第3キャリヤプレート7とを連結する第2ピニオンシャフト9が、第2キャリヤプレート6および第3キャリヤプレート7の外周側に設けられている。これらの第1ピニオンシャフト8および第2ピニオンシャフト9は、キャリヤ4の回転方向に所定の間隔を空けて複数設けられている。なお、第1ピニオンシャフト8と第2ピニオンシャフト9とは、第2キャリヤプレート6の円周方向で同一の位置(位相)に設けられていてもよく、また第2ピニオンシャフト9を設けることなく、第1ピニオンシャフト8が第2キャリヤプレート6を貫通して第3キャリヤプレート7まで形成されていてもよい。
第1キャリヤプレート5と第3キャリヤプレート7とを連結する中心軸10が設けられている。具体的には、中心軸10の一方の端部が、第1キャリヤプレート5の回転中心に連結され、中心軸10の他方の端部が、第3キャリヤプレート7の回転中心に連結されている。すなわち、第1キャリヤプレート5と第2キャリヤプレート6と第3キャリヤプレート7とが一体に回転する。なお、第2キャリヤプレート6には、中心軸10および後述するサンギヤ軸11が挿入される貫通孔12が形成されている。
第1ピニオンシャフト8には、第1ピニオンギヤP1が自転可能に保持されている。上記の歯車伝動装置1は、ケースCに収容されており、そのケースCの内面のうちの第1ピニオンギヤP1の外側の部分に第1リングギヤR1が形成されている。その第1リングギヤR1と第1ピニオンギヤP1とが噛み合っている。第1ピニオンギヤP1は、第1ピニオンギヤP1が公転する回転中心側に設けられた環状の第1サンギヤS1に更に噛み合っている。なお、ケースCが、この発明の実施形態における「固定部」に相当する。
第1サンギヤS1には、第2キャリヤプレート6側に向けて配置された円筒状のサンギヤ軸11の一方の端部が連結されており、サンギヤ軸11の他方の端部には、第2キャリヤプレート6を挟んで第1サンギヤS1とは反対側に設けられた環状の第2サンギヤS2が連結されている。すなわち、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが一体に回転する。
第2サンギヤS2には、同心円状に配置された第2ピニオンギヤP2が噛み合っている。この第2ピニオンギヤP2は環状に形成された外歯歯車であり、第2ピニオンシャフト9に自転可能に保持されている。第2ピニオンギヤP2には、円筒状の連結軸13の一方の端部が連結されており、その連結軸13の他方の端部には、第3ピニオンギヤP3が連結されている。すなわち、第2ピニオンギヤP2と第3ピニオンギヤP3とが一体に回転する。
そして、上記の第3ピニオンギヤP3に第2リングギヤR2が噛み合っている。この第2リングギヤR2は、出力軸14にトルクを伝達できるように構成されており、第3キャリヤプレート7の外側を囲う円筒部15を備えており、その円筒部15の内面のうちの第3ピニオンギヤP3の外側の部分に内歯が形成されている。円筒部15の一方の開口端には、開口端を閉じるとともに第3キャリヤプレート7と対向した円盤部16が連結されており、その円盤部16の回転中心に出力軸14が連結されている。
つぎに、上記構成の歯車伝動装置1の作用について説明する。アクチュエータ3のトルクによってキャリヤ4が回転すると、各サンギヤS1,S2の周囲を各ピニオンギヤP1,P2,P3が公転する。上記のように第1リングギヤR1はケースCに固定されているため、第1ピニオンギヤP1は第1リングギヤR1に噛み合いながら、自転しつつ第1サンギヤS1の周囲を公転する。この場合の第1ピニオンギヤP1の回転数は、キャリヤ4の回転数をNin、第1ピニオンギヤP1の歯数をZP1、第1リングギヤR1の歯数をZR1とすると、Nin(1-ZR1/ZP1)となる。つまり、キャリヤ4とは反対方向に回転する。
その第1ピニオンギヤP1の回転に伴って第1サンギヤS1が回転する。この場合の第1サンギヤS1の回転数Ns1は、第1サンギヤS1の歯数をZS1とすると、
Ns1=Nin(1+ZR1/ZS1)
となる。つまり、キャリヤ4と同一方向に回転するとともに、キャリヤ4よりも高回転数で回転する。上述したように第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とはサンギヤ軸11で連結されているため、第2サンギヤS2の回転数は、第1サンギヤS1と同一であり、かつキャリヤ4と同一方向に回転する。
第2ピニオンギヤP2は、第2サンギヤS2からトルクが伝達されることにより回転するとともに、キャリヤ4の回転に伴って回転する。その場合の回転数Np2は、第2サンギヤS2の歯数をZS2、第2ピニオンギヤP2の歯数をZP2とすると、
Np2=Nin(1−(ZR1/ZS1)×(ZS2/ZP2))
となる。すなわち、第1リングギヤR1と第1サンギヤS1とのギヤ比、および第2サンギヤS2と第2ピニオンギヤP2とのギヤ比に応じて、第2ピニオンギヤP2の回転数と回転方向が定まる。上述したように第2ピニオンギヤP2と第3ピニオンギヤP3とは、連結軸13で連結されているため、一体に回転する。したがって、第3ピニオンギヤP3の回転数と回転方向とは、第2ピニオンギヤP2と同一になる。
そして、第3ピニオンギヤP3が回転することに伴って第2リングギヤR2が回転する。その場合の回転数Nr2は、第2リングギヤR2の歯数をZR2、第3ピニオンギヤP3の歯数をZP3とすると、
Nr2=Nin(1-(ZR1/ZS1)×(ZS2/ZP2)×(ZP3/ZR2))
となる。すなわち、第1リングギヤR1と第1サンギヤS1とのギヤ比、第2サンギヤS2と第2ピニオンギヤP2とのギヤ比、第3ピニオンギヤP3と第2リングギヤR2とのギヤ比に応じて、第2リングギヤR2の回転数と回転方向とが定まる。
上記の式に、Nin=1、ZR1=30、ZS1=29、ZS2=30、ZP2=31、ZP3=30、ZR2=30をそれぞれ代入して出力軸14の回転数(第2リングギヤR2の回転数)Noutを計算すると、
Nout=-0.001112
となる。すなわち、アクチュエータ3を駆動して入力軸2およびキャリヤ4を1回転させると、出力軸14は入力軸2とは反対方向に「0.001112」回転する。つまり、入力トルクは増幅されて出力される。なお、減速比γはNoutの逆数であって、「-899」となる。
したがって、この発明の実施形態における歯車伝動装置1によれば、上記の式に示すように、三つのギヤ対のギヤ比に応じて、入力軸2と出力軸14との変速比(減速比)が設定される。そのため、ギヤ対を形成しているギヤ同士の歯数の差が小さいとしても、入力回転数Ninと出力回転数Noutとの比を大きくすることができる。言い換えると、いずれかのギヤを大型化することなく、高減速比を得ることができる。その結果、各ギヤP1,P2,P3,S1,S2を小型化することができる。更に、この発明の実施形態における歯車伝動装置1では、3つのギヤ対つまり合計6つのギヤに基づいて入出力比が設定される。前述した特許文献1に記載された装置と比較すると、特許文献1に記載された装置では、4つのギヤに基づいて入出力比が設定される。したがって、特許文献1に記載された装置と比較して入出力比を設定するためのパラメータが増える分、入出力比の設定の自由度が高くなるとともに、その設定幅を拡大することができる。
図2は、この発明の実施形態における歯車伝動装置の他の例を模式的に示すスケルトン図である。ここに示す例は、2つの入力軸17,18を、キャリヤ4の軸線方向で出力軸14と同じ側に設けた例である。具体的には、第2キャリヤプレート6の外周面に、第3キャリヤプレート7側に向けて配置された円筒部19が形成されており、その円筒部19の外周面に外歯ギヤ20が形成されている。この外歯ギヤ20には、外歯ギヤ20より小径のギヤである少なくとも2つのドライブギヤ21,22が噛み合っている。各ドライブギヤ21,22にアクチュエータ23,24がそれぞれ連結されている。したがって、図2に示す構成の歯車伝動装置1によれば、2つのアクチュエータ23,24によってトルクを発生させるとともに、それらのアクチュエータ23,24で発生させたトルクをドライブギヤ21,22と外歯ギヤ20とのギヤ比に応じて増幅してキャリヤ4に伝達する。そのため、それぞれのアクチュエータ23,24で発生させるトルクを小さくすることができる。それに伴って、アクチュエータ23,24を小型化することができるので、ひいては歯車伝動装置1を更に小型化することができる。また、入出力比を更に大きくすることができる。
なお、この発明は上述した各実施形態に限定されないのであって、この発明における歯車伝動装置1を増速機構として用いることも可能である。すなわち、上述した歯車伝動装置1において、キャリヤ4に出力軸14を連結し、第2リングギヤR2に入力軸2を連結する。こうすることにより、入力軸2の回転数に対して出力軸14の回転数が増速される増速機構を構成することができる。また、図2で示した歯車伝動装置1において、2つのアクチュエータ23,24のうち、いずれか一方のアクチュエータ23(24)は、例えば、ブレーキ機構や発電機、あるいは、発電機能のあるモータなどであってよく、いわゆるブレーキ力を発生するように構成されていてよい。こうすることにより、駆動用のアクチュエータと制動用のアクチュエータとを備えた歯車伝動装置とすることができる。さらに、図2に示した歯車伝動装置1において、各ドライブギヤ21,22の大きさが異なっていてもよい。
1…歯車伝動装置、 2,17,18…入力軸、 3,23,24…アクチュエータ、 4…キャリヤ、 14…出力軸、 20…外歯ギヤ、 21,22…ドライブギヤ、 S1…第1サンギヤ、 S2…第2サンギヤ、 P1…第1ピニオンギヤ、 P2…第2ピニオンギヤ、 P3…第3ピニオンギヤ、 R1…第1リングギヤ、 R2…第2リングギヤ、 C…ケース。

Claims (3)

  1. トルクが入力されまたは出力する第1軸と、トルクを出力しまたは入力される第2軸との間で、トルクを増幅しもしくは減少させて伝達する歯車伝動装置において、
    前記第1軸に連結されたキャリヤと、
    前記キャリヤに自転可能に保持された第1ピニオンギヤと、
    所定の固定部に連結されかつ前記第1ピニオンギヤに噛み合う第1リングギヤと、
    前記第1ピニオンギヤに噛み合う第1サンギヤと、
    前記第1サンギヤと一体に回転する第2サンギヤと、
    前記キャリヤに自転可能に保持されるとともに前記第2サンギヤに噛み合う第2ピニオンギヤと、
    前記第2ピニオンギヤと一体に回転する第3ピニオンギヤと、
    前記第3ピニオンギヤに噛み合うとともに前記第2軸に連結された第2リングギヤと
    を備えていることを特徴とする歯車伝動装置。
  2. 請求項1に記載の歯車伝動装置において、
    前記キャリヤに形成された外歯ギヤと、
    前記外歯ギヤに噛み合っているドライブギヤとを更に備え、
    前記ドライブギヤに前記第1軸が連結されている
    ことを特徴とする歯車伝動装置。
  3. 請求項1または2に記載の歯車伝動装置において、
    前記第1軸に前記トルクが入力され、
    前記第2軸から前記トルクを出力するように構成されている
    ことを特徴とする歯車伝動装置。
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