JP6581895B2 - 圧力緩衝装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力緩衝装置に関する。
特許文献1には、ピストン油室とロッド油室とを画成するシリンダと、シリンダとの間でピストン油室とロッド油室とを連通する還流路を画成し、ダンパケースとの間でリザーバ室を画成する外筒体とを備えた油圧緩衝器が開示されている。
特開2013−242031号公報
圧力緩衝装置では、例えば、流れる液体に抗力を付与する付与部材を設置し、液体が流れにくくなるようにして減衰力を得る。ここで、圧力緩衝装置には、2つの液室を接続する連絡路が設けられることがあり、この連絡路が、圧力緩衝装置の中心に近い箇所に設置されると、付与部材を設置するための空間が小さくなる。かかる場合、圧力緩衝装置は、付与部材の大きさに制約が生じて、設定可能な減衰力の調整幅が狭まることがある。
本発明の目的は、圧力緩衝装置の減衰力の調整の自由度を向上させることにある。
かかる目的のもと、本発明は、液体を収容する管状部材と、管状部材の軸方向に移動可能に設けられ、管状部材内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、管状部材の径方向において管状部材よりも外側に位置し、区画部材の移動に伴い液体が溜まる液体貯留部と、管状部材の径方向において液体貯留部よりも外側に位置し、第1の空間と第2の空間とを連絡する連絡路と、を備える圧力緩衝装置である。
このような構成とすることにより、流れる液体に抗力を与える付与部材のサイズ選択の余地が増え、圧力緩衝装置の減衰力の調整の自由度を向上させることができる。
本発明によれば、圧力緩衝装置の減衰力の調整の自由度を向上させることができる。
本実施形態に係る油圧緩衝装置の全体構成図である。 外筒体、ダンパケースを示した図である。 ボトムバルブ部の斜視図である。 (A)、(B)は、油圧緩衝装置の動作を説明する図である。 油圧緩衝装置の比較例を示した図である。 油圧緩衝装置の比較例を示した図である。 ロッドガイドを説明する図である。 油圧緩衝装置の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)は、減衰力の可変機構を示した図である。 バルブプレートの斜視図である。 二重管構造の油圧緩衝装置を示した図である。 二重管構造の油圧緩衝装置を示した図である。 二重管構造の油圧緩衝装置を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る油圧緩衝装置1の全体構成図である。
なお、以下の説明においては、図1に示す油圧緩衝装置1の軸方向における図中下側を「一方側」と称し、図中上側を「他方側」と称する。また、油圧緩衝装置1の半径方向の中心側を「中央側」、半径方向の外側を「外側」と称する。
油圧緩衝装置1は、図1に示すように、シリンダ部10、ロッド部材20、ピストン部材30、および、ボトムバルブ部50を備える。ここで、本実施形態では、ボトムバルブ部50の部分で減衰力が発生する。ボトムバルブ部50が設けられている部分は、減衰力を発生させる減衰力発生機構として捉えることができる。
本実施形態の油圧緩衝装置1(圧力緩衝装置)は、図1に示すように、オイル(液体)を収容するシリンダ11(管状部材)と、シリンダ11の軸方向に移動可能に設けられ、シリンダ11内の空間を第1油室Y1(第1の空間)と第2油室Y2(第2の空間)とに区画するピストン部材30(区画部材)とを備える。
さらに、油圧緩衝装置1は、シリンダ11の径方向においてシリンダ11よりも外側に位置し、ピストン部材30の移動に伴いオイルが溜まるリザーバ室R(液体貯留部)、シリンダ11の径方向においてリザーバ室Rよりも外側に位置し、第1油室Y1と第2油室Y2とを連絡する連絡路Lを備える。
さらに、本実施形態の油圧緩衝装置1は、図1に示すように、シリンダ11よりも外側に位置し管状に形成された外筒体12(第1の外側部材)と、外筒体12よりも外側に位置し管状に形成されたダンパケース13(第2の外側部材)とをさらに備え、シリンダ11と外筒体12との間がリザーバ室Rとして機能し、外筒体12とダンパケース13との間が連絡路Lとして機能する。
以下、これらの構成について詳述する。
ロッド部材20は、他方側がシリンダ部10の外部に突出し、一方側がシリンダ部10の内部に位置する。ロッド部材20は、シリンダ部10の軸方向にスライド移動する。
ロッド部材20の一方側の端部には、ピストン部材30が取り付けられている。
ロッド部材20の他方側の端部には、連結部材(不図示)が取り付けられる。連結部材は、自動車等の車体などと油圧緩衝装置1とを連結する。
シリンダ部10は、シリンダ11、シリンダ11の外側に設けられる外筒体12、外筒体12の外側に設けられるダンパケース13を備える。
また、シリンダ部10は、底部14を備える。底部14は、ダンパケース13の軸方向の一方側の端部に設けられている。
さらに、シリンダ部10は、ロッド部材20をガイドするロッドガイド15、シリンダ部10からのオイル漏れを防止するオイルシール16を備える。
シリンダ11は、薄肉の円筒状部材により構成され、シリンダ11の一方側の端部11Aおよび他方側の端部11Bのそれぞれには、開口が設けられている。
本実施形態では、一方側の端部11Aに位置する開口が、ボトムバルブ部50によって閉じられ、他方側の端部11Bに位置する開口が、ロッドガイド15によって閉じられている。シリンダ11の内部には、オイルが収容されている。
外筒体12は、薄肉の円筒状部材により構成され、一方側および他方側に開口を有する。
外筒体12は、シリンダ11の外側に配置され、また、ダンパケース13の内側に配置されている。また、外筒体12は、シリンダ11との間に間隔を有した状態で配置されている。さらに、外筒体12は、一方側の端部12Aに位置する開口が、ボトムバルブ部50によって閉じられ、他方側の端部12Bに位置する開口が、ロッドガイド15によって閉じられている。
ダンパケース13は、薄肉の円筒状部材により構成され、一方側および他方側に開口を有する。ダンパケース13は、外筒体12の外側に位置する。
また、ダンパケース13は、外筒体12との間に間隔を有した状態で配置されている。
さらに、ダンパケース13は、一方側の端部13Aに位置する開口が、底部14によって閉じられ、他方側の端部13Bに位置する開口が、ロッドガイド15によって閉じられている。
また、本実施形態では、シリンダ11(管状部材)、外筒体12(第1の外側部材)、および、ダンパケース13(第2の外側部材)のうちの少なくとも2以上の部材は、一体で形成されている。なお、この少なくとも2以上の部材は、一体に限らず別体としてもよい。
図2(外筒体12、ダンパケース13を示した図)に示すように、本実施形態では、外筒体12とダンパケース13とは一体で形成されている。本実施形態では、例えば、引き抜き加工を行うことで、外筒体12とダンパケース13とが一体となった筒状体を形成し、この筒状体の内部に、シリンダ11(図1参照)を設置する。
なお、本実施形態では、外筒体12とダンパケース13とを一体で形成した場合を一例として説明したが、シリンダ11と外筒体12とを一体で形成してもよい。また、シリンダ11、外筒体12、および、ダンパケース13を一体で形成してもよい。
図2に示すように、外筒体12とダンパケース13との間には、両者を接続するリブ17が設けられている。
このリブ17は、外筒体12、ダンパケース13の軸方向に延びている。さらに、リブ17は、複数本設けられている。また、リブ17は、外筒体12、ダンパケース13の径方向における中央部Cを中心として、放射状に配置されている。
図1を再び参照し、油圧緩衝装置1についてさらに説明する。
底部14は、ダンパケース13の一方側の端部に設けられて、ダンパケース13の一方側の端部13Aに位置する開口を塞ぐ。
ロッドガイド15は、軸方向に移動するロッド部材20の案内を行う。
オイルシール16は、ダンパケース13の他方側の端部13Bに固定されている。オイルシール16は、ロッド部材20の外周面に密着し、シリンダ部10の内部から外部へのオイルの漏れを防止する。さらに、オイルシール16は、シリンダ部10内への異物の進入を防ぐ。
油圧緩衝装置1では、シリンダ11内の空間が、区画部材の一例としてのピストン部材30により区画されている。
これにより、シリンダ11内には、第1油室Y1および第2油室Y2が設けられる。第1油室Y1は、ピストン部材30の一方側に位置し、第2油室Y2は、ピストン部材30の他方側に位置する。
さらに、本実施形態では、シリンダ11と外筒体12との間に位置する空間が、リザーバ室Rとなる。本実施形態では、ピストン部材30の一方側への移動に伴い、このリザーバ室Rにオイルが溜まる。
液体貯留部の一例としてのこのリザーバ室Rは、シリンダ11内のオイルを保持したり、シリンダ11内へオイルを供給したりして、シリンダ11内にて移動するロッド部材20の移動体積分のオイルを補償する。
さらに、外筒体12とダンパケース13との間に位置する空間は、第1油室Y1と第2油室Y2とを接続する。この空間は、第1油室Y1から第2油室Y2へ、また、第2油室Y2から第1油室Y1へ向かうオイルの連絡路Lとなる。
ここで、図1に示すように、ロッドガイド15は、連絡路Lと第2油室Y2とを接続する接続路15Aを備える。連絡路Lと第2油室Y2との間をオイルが行き来する際、オイルは、この接続路15Aを通る。
ピストン部材30は、円柱状の部材に構成され、外周面がシリンダ11の内周面に接触する。ピストン部材30は、貫通孔30Aを備える。
貫通孔30Aは、ピストン部材30の軸方向に沿うよう形成されている。
[ボトムバルブ部50の構成]
図3は、ボトムバルブ部50の斜視図である。
ボトムバルブ部50は、第1ボトム部材51、第1ボトム部材51の一方側に位置する第2ボトム部材52を備える。
第1ボトム部材51は、シリンダ11の一方側の端部11Aに取り付けられ、シリンダ11の一方側の端部11Aの開口を塞ぐ。第2ボトム部材52は、外筒体12の一方側の端部12Aに取り付けられ、外筒体12の一方側の端部12Aの開口を塞ぐ。
第1ボトム部材51と第2ボトム部材52との間には、空間53(以下、中間室53と称する)が設けられている。
第1ボトム部材51は、基体となるバルブシート51A(以下、「上側バルブシート51A」と称する)を備える。
さらに、この上側バルブシート51Aの一方側の端面51AL(以下、「下側端面51AL」と称する)の対向位置には、圧側バルブ51Bが設けられ、上側バルブシート51Aの他方側の端面51AU(以下、「上側端面51AU」と称する)の対向位置には、圧側チェックバルブ51Cが設けられている。
第2ボトム部材52も、基体となるバルブシート52A(以下、「下側バルブシート52A」と称する)を備える。
下側バルブシート52Aの他方側の端面52AU(以下、「上側端面52AU」と称する)の対向位置には、伸側バルブ52Bが設けられ、下側バルブシート52Aの一方側の端面52AL(以下、「下側端面52AL」と称する)の対向位置には、伸側チェックバルブ52Cが設けられている。
以下、第1ボトム部材51について説明する。
上側バルブシート51Aは、上側バルブシート51Aの軸方向に沿う圧側油路511を備える。本実施形態では、ピストン部材30が、軸方向における一方側へ移動すると、第1油室Y1から、リザーバ室R、連絡路Lへオイルが向かう。この際、オイルは圧側油路511を通る。
さらに、上側バルブシート51Aの外周部には、伸側油路512が設けられている。
本実施形態では、ピストン部材30が軸方向における他方側へ移動すると、リザーバ室R、連絡路Lから第1油室Y1へオイルが向かう。この際、オイルは、この伸側油路512を通る。
伸側油路512は、第1接続油路512Cと第2接続油路512Dとにより構成されている。
第1接続油路512Cは、上側バルブシート51Aの軸方向に沿って配置され、リザーバ室Rと中間室53とを接続する。第2接続油路512Dは、L字状に形成され、第1接続油路512Cと第1油室Y1とを接続する。
なお、圧側油路511および伸側油路512の各々は、複数設けられ、さらに、上側バルブシート51Aの周方向における設置位置が互いにずれている。
また、上側バルブシート51Aの上側端面51AUには、オイルが流入する上側流入口511Aおよびオイルが排出される上側排出口512Aが設けられている。
また、上側バルブシート51Aの下側端面51ALには、オイルが流入する下側流入口512Bおよびオイルが排出される下側排出口511Bが設けられている。
本実施形態では、上側流入口511Aと下側排出口511Bとが圧側油路511により接続され、上側排出口512Aと下側流入口512Bとが伸側油路512により接続されている。
圧側バルブ51Bは、上側バルブシート51Aの下側端面51ALに設けられた下側排出口511Bを塞ぐ。圧側チェックバルブ51Cは、上側バルブシート51Aの上側端面51AUに設けられた上側排出口512Aを塞ぐ。
さらに、本実施形態では、上側バルブシート51Aに対して、圧側バルブ51B、圧側チェックバルブ51Cを固定する固定部材51Xが設けられている。
以下、第2ボトム部材52について説明する。
第2ボトム部材52に設けられた下側バルブシート52Aは、下側バルブシート52Aの軸方向に沿う圧側油路514を備える。
本実施形態では、ピストン部材30が、軸方向における一方側へ移動すると、中間室53から連絡路Lへオイルが向かう。この際、オイルは、この圧側油路514を通る。
さらに、下側バルブシート52Aは、伸側油路513を備える。
ピストン部材30が軸方向における他方側へ移動すると、連絡路Lから中間室53へオイルが向かう。この際、オイルはこの伸側油路513を通る。
なお、圧側油路514および伸側油路513の各々は、複数設けられ、さらに、下側バルブシート52Aの周方向における設置位置が互いにずれている。
下側バルブシート52Aの上側端面52AUには、オイルが流入する上側流入口514Aおよびオイルが排出される上側排出口513Aが設けられている。
また、下側バルブシート52Aの下側端面52ALには、オイルが流入する下側流入口513Bおよびオイルが排出される下側排出口514Bが設けられている。
本実施形態では、上側流入口514Aと下側排出口514Bとが圧側油路514により接続され、上側排出口513Aと下側流入口513Bとが伸側油路513により接続されている。
伸側バルブ52Bは、下側バルブシート52Aの上側端面52AUに設けられた上側排出口513Aを塞ぐ。伸側チェックバルブ52Cは、下側バルブシート52Aの下側端面52ALに設けられた下側排出口514Bを塞ぐ。
さらに、本実施形態では、下側バルブシート52Aに対して、伸側バルブ52B、伸側チェックバルブ52Cを固定する固定部材52Xが設けられている。
[油圧緩衝装置1の動作]
図4(A)、(B)は、油圧緩衝装置1の動作を説明する図である。なお、図4(A)は、圧縮行程時の油圧緩衝装置1の動作を示す図であり、図4(B)は、伸張行程時の油圧緩衝装置1の動作を示す図である。
油圧緩衝装置1の圧縮行程時の動作を説明する。
図4(A)の矢印4Aに示すように、ピストン部材30が、シリンダ部10の軸方向における一方側へ移動すると、第1油室Y1内のオイルが押され、第1油室Y1内の圧力が上昇する。第1油室Y1内の圧力が上昇すると、上側バルブシート51Aに設けられた上側流入口511Aから圧側油路511内へオイルが流れる。そして、オイルは、圧側バルブ51Bを押圧する。これにより、圧側バルブ51Bが変形して撓み、圧側バルブ51Bが開き、オイルが中間室53に達する。
本実施形態では、圧側油路511および圧側バルブ51Bをオイルが通過する際にオイルに作用する抗力によって、圧縮行程時の減衰力が生じる。
中間室53に達したオイルは、下側バルブシート52Aに設けられた圧側油路514を通って、連絡路Lに向かう。そして、オイルは、連絡路Lを通って第2油室Y2に達する。
また、中間室53に達したオイルは、上側バルブシート51Aの伸側油路512に設けられた第1接続油路512Cを通り、リザーバ室Rに達する。
なお、オイルが、下側バルブシート52Aの圧側油路514から連絡路Lに向かう際、伸側チェックバルブ52Cが押圧されて伸側チェックバルブ52Cが開く。伸側チェックバルブ52Cが開く際にも、オイルに抗力が作用する。
次に、油圧緩衝装置1の伸長行程時の動作を説明する。
図4(B)の矢印4Bに示すように、ピストン部材30が、シリンダ部10の他方側へ移動すると、第2油室Y2内のオイルが押され、第2油室Y2の圧力が上昇する。
これにより、第2油室Y2内のオイルが、連絡路Lを通って、ボトムバルブ部50と底部14との間に位置する空間57(以下、「底部空間57」と称する)に向かう。
そして、底部空間57に達したオイルは、下側バルブシート52Aに設けられた伸側油路513へ入る。そして、オイルは、伸側バルブ52Bを押圧する。これにより、伸側バルブ52Bが変形して撓み、伸側バルブ52Bが開き、オイルが中間室53に入る。このとき、オイルに抗力が作用し、減衰力が発生する。
その後、オイルは、上側バルブシート51Aに設けられた伸側油路512(第1接続油路512C、第2接続油路512D)を通って、第1油室Y1に入る。なお、このとき、第1ボトム部材51に設けられた圧側チェックバルブ51Cが開かれる。
また、本実施形態では、ピストン部材30が他方側へ移動すると、第1油室Y1の減圧に起因して、リザーバ室Rのオイルが、第1油室Y1に向かう。このとき、オイルは、上側バルブシート51Aの伸側油路512を通って第1油室Y1に向かう。
ここで、本実施形態の構成では、後述する比較例に比べ、第2ボトム部材52(図3参照)に設けられた伸側チェックバルブ52Cの径を大きくでき、これにより、圧縮行程時の減衰力をより幅広い値に設定できるようになる。
また、本実施形態の構成では、後述する比較例に比べ、第1ボトム部材51に設けられた圧側バルブ51Bの径を大きくでき、これによっても、圧縮行程時の減衰力をより幅広い値に設定できる。
図5、図6は、油圧緩衝装置の比較例を示した図である。なお、図5は、比較例の油圧緩衝装置100の全体構成を示した図であり、図6は、比較例のボトムバルブ部500の拡大図である。
比較例では、図5に示すように、ピストン部材300の他方側に、オイルが入る流入口310が形成され、ピストン部材300の一方側に、オイルが排出される排出口320が形成されている。さらに、流入口310と排出口320を接続する伸側油路315が設けられている。また、ピストン部材300の一方側には、排出口320を塞ぐ伸側バルブ330が設けられている。
この比較例では、油圧緩衝装置100の伸張行程時、ピストン部材300の伸側バルブ330が開かれ、減衰力が発生する。
図6に示すように、ボトムバルブ部500は、バルブシート510を備える。バルブシート510は、円柱状部518、円筒状部519により構成されている。円柱状部518は、円筒状部519の他方側に位置する。円柱状部518には、圧側油路518A、伸側油路518Bが設けられている。
さらに、ボトムバルブ部500は、円柱状部518の他方側の端面518Cに形成された開口518D(伸側油路518Bからのオイルが排出される開口518D)を塞ぐ上側チェックバルブ521を備える。
さらに、ボトムバルブ部500は、円柱状部518の一方側の端面518Eに形成された開口518G(圧側油路518Aからのオイルが排出される開口518G)を塞ぐ圧側バルブ522を備える。
さらに、円筒状部519の一方側には、円筒状部519の一方側の開口519Aを塞ぐ下側チェックバルブ523が設けられている。
さらに、この比較例では、図5、図6に示すように、シリンダ111と外筒体121との間に連絡路L0が設けられ、外筒体121とダンパケース131との間に、リザーバ室R0が設けられている。
比較例における各部の動きを説明する。
ピストン部材300が、図5の矢印5Aのように一方側へ移動すると、第1油室Y1内のオイルがピストン部材300により押圧され、第1油室Y1の圧力が高まる。
第1油室Y1内の圧力が高まると、円柱状部518(図6参照)に設けられた圧側油路518Aへオイルが流れ、オイルが、圧側バルブ522を押圧する。
これにより、圧側バルブ522が開く。さらに、オイルは、下側チェックバルブ523を押圧する。これにより、下側チェックバルブ523が開く。
そして、オイルは、連絡路L0を通って、第2油室Y2(図5参照)に向かう。また、オイルは、下側チェックバルブ523の中心の貫通孔523Aを通って、リザーバ室R0へ向かう。
一方、ピストン部材300が、図5の矢印5Bのように、軸方向の他方側へ移動すると、第2油室Y2の圧力が高まり、第2油室Y2内のオイルが、ピストン部材300の伸側油路315を通って、第1油室Y1に向かう。このとき、オイルが伸側バルブ330を押し開き、減衰力が発生する。
また、ピストン部材300が軸方向の他方側へ移動すると、第1油室Y1内の圧力が低下し、リザーバ室R0から第1油室Y1へオイルが向かう。
このとき、リザーバ室R0からのオイルは、まず、下側チェックバルブ523(図6参照)の貫通孔523Aを通り、圧側バルブ522と下側チェックバルブ523との間に位置する空間に達する。次いで、オイルは、円柱状部518に設けられた伸側油路518Bを通り、第1油室Y1に達する。なお、このとき、オイルにより上側チェックバルブ521が押圧され、上側チェックバルブ521が開く。
なお、ピストン部材300が軸方向の他方側へ移動する際、連絡路L0内のオイルは移動しない。
本実施形態では、円筒状部519(図6参照)の開口519Aが下側チェックバルブ523により閉じられ、連絡路L0内のオイルは円筒状部519Aに入ることができない。このため、ピストン部材30が他方側へ移動しても、連絡路L0内のオイルの移動は行われない。
ここで、連絡路L0内のオイルが移動してしまうと、ピストン部材300(図5参照)の伸側バルブ330が開かれにくくなり、減衰力が生じにくくなる。
ここで、比較例では、下側チェックバルブ523(図6参照)の径の大きさが制限されやすく、圧縮工程時に生じる減衰力が大きくなりやすい。
比較例における構成例にて、下側チェックバルブ523の径を大きくすると、下側チェックバルブ523が連絡路L0に達してしまい、連絡路L0を塞いでしまう。このため、下側チェックバルブ523には、径の制約が存在し、下側チェックバルブ523は、径が小さくなりやすい。
ここで、比較例では、圧縮工程時、圧側油路518Aを通ってきたオイルが、下側チェックバルブ523を押圧して下側チェックバルブ523を開くが、上記のように、下側チェックバルブ523の径が小さいと、下側チェックバルブ523が撓みにくくなる。
そして、この場合、下側チェックバルブ523が開きにくく、圧縮工程時に生じる減衰力が大きくなりやすい。
また、比較例では、リザーバ室R0内のオイルを、下側チェックバルブ523を経由させて第1油室Y1へ移動させる際、オイルを、下側チェックバルブ523の中心に位置する貫通孔523Aを通過させる。
下側チェックバルブ523に貫通孔523Aが設けられている構成では、貫通孔523Aが設けられていない構成に比べ、下側チェックバルブ523の表面積が小さくなる。
この場合は、下側チェックバルブ523は、オイルからの圧力を受ける部分の面積が低下し、上記と同様、下側チェックバルブ523が開きにくくなり、圧縮工程時に生じる減衰力が大きくなりやすい。
また、比較例では、図6の矢印6Aで示すように、伸長工程時、リザーバ室R0からのオイルを、圧側バルブ522の脇を通過させて伸側油路518Bに向かわせる。このため、圧側バルブ522の径が小さくなりやすい。
言い換えると、比較例では、圧側バルブ522の径が大きいと、伸側油路518Bの開口518Fが塞がれてしまうため、圧側バルブ522の径は小さくなる。そして、この場合、圧側バルブ522が開きにくくなり、減衰力が大きくなりやすい。
これに対し、本実施形態の構成では、図3に示すように、連絡路Lがリザーバ室Rよりも径方向における外側に位置している。
言い換えると、本実施形態では、図6に示す構成に比べ、連絡路Lが、より外側に位置している。
これにより、本実施形態では、上記下側チェックバルブ523に相当する伸側チェックバルブ52Cの径を大きくできる。
また、本実施形態では、図3に示すように、ピストン部材30(区画部材)の移動に伴いシリンダ11(管状部材)の内部から連絡路Lへ向かうオイル(液体)により押圧されて変形する伸側チェックバルブ52C(変形部材)が設けられているが、この伸側チェックバルブ52Cは、シリンダ11の外部に設けられるとともに、外筒体12(第1の外側部材)の外部に設けられている。
これにより、伸側チェックバルブ52Cが、シリンダ11の内部や外筒体12の内部に設けられる構成に比べ、伸側チェックバルブ52Cの径を大きくできる。
そして、この場合、圧縮行程時、圧側油路514からのオイルが、伸側チェックバルブ52Cの外周縁に近い部分を通過するようにすれば、圧縮行程時に生じる減衰力を小さいものにできる。
その一方で、圧側油路514を、下側バルブシート52Aの径方向における中央部側に配置し、圧縮行程時、圧側油路514からのオイルが、伸側チェックバルブ52Cの中心部に近い部分を通過するようにすれば、圧縮行程時に生じる減衰力を大きいものにできる。
これにより、本実施形態では、圧縮行程時に生じる減衰力に幅を持たせられるようになる。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、リザーバ室Rからのオイルが、圧側バルブ51Bを通過しない構成となっている。これにより、圧側バルブ51Bの径も大きくできる。そして、この場合、圧側バルブ51Bがより開かれやすくなり、圧縮工程時に生じる減衰力を、上記比較例に比して小さくできる。付言すると、圧縮工程時に生じる減衰力を、大きいものに限らず小さいものにすることが可能になる。
さらに、本実施形態の構成では、図3に示すように、リザーバ室Rからのオイルが上側バルブシート51Aに流入する際の流入口517が、上側バルブシート51Aの外周面(圧側バルブ51Bよりも他方側)に位置する。
これにより、圧側バルブ51Bの径を大きくしても、流入口517が圧側バルブ51Bにより塞がれず、圧側バルブ51Bの径の拡大を図れる。
言い換えると、本実施形態では、ピストン部材30(区画部材)の一方向への移動に伴いシリンダ11(管状部材)の内部からリザーバ室R(液体貯留部)へ向かうオイル(液体)により押圧されて変形する圧側バルブ51B(変形部材)が設けられているが、リザーバ室R内のオイルがシリンダ11内へ戻る際に通る経路(第2接続油路512D)が、圧側バルブ51Bよりも上記一方向における上流側に位置する。
言い換えると、リザーバ室R内のオイルがシリンダ11内へ戻る際に通る経路(第2接続油路512D)は、圧縮工程時におけるピストン部材30の移動方向において、圧側バルブ51Bよりも上流側に位置する。
また、本実施形態では、図3に示すように、リザーバ室Rが連絡路Lよりも内側に位置しており、リザーバ室Rからのオイルを、中間室53を経由させずに上側バルブシート51Aに供給可能となる。そして、この場合、油圧緩衝装置1は、リザーバ室Rからのオイルを、圧側バルブ51Bの脇を通過させずに済み、圧側バルブ51Bの径を大きくできる。
そして、この場合、圧縮工程時に生じる減衰力を大きなものだけではなく、小さいものとすることができ、減衰力を設定する際の自由度が高まる。
[ロッドガイド15の構成]
次に、ロッドガイド15について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態では、シリンダ11(管状部材)の軸方向に延びるように配置され、ピストン部材30(区画部材)を支持するロッド部材20が設けられている。
さらに、移動するロッド部材20を案内するロッドガイド15(案内部材)が設けられている。また、ロッドガイド15との間に間隙90を有して配置され、ロッド部材20の外周面に密着し、油圧緩衝装置1(圧力緩衝装置)の外部への液体の漏れを抑制するオイルシール16が設けられている。
ロッドガイド15は、ロッドガイド15とオイルシール16との間の間隙90に溜まったオイル(液体)をリザーバ室R(液体貯留部)へ移動させる流路91を備える。
図1に示すように、ロッドガイド15は、ロッドガイド15の一方側と他方側とを接続する流路91を備える。この流路91は、シリンダ部10の軸方向に沿って配置されている。ピストン部材30の進退が繰り返されると、ロッドガイド15の他方側にオイルが溜まる。本実施形態では、溜まったこのオイルは、流路91を通ってリザーバ室Rに向かう。
[ロッドガイド15の構成]
なお、ロッドガイド15は、図7(ロッドガイド15を説明する図)に示すように、一方側ロッドガイド15Aと、他方側ロッドガイド15Bとが組み付けられることで形成されている。
一方側ロッドガイド15Aは、一方側貫通孔91Aを備え、他方側ロッドガイド15Bは、他方側貫通孔91Bを備える。本実施形態では、一方側ロッドガイド15Aと他方側ロッドガイド15Bとが組み合わされ、一方側貫通孔91Aと他方側貫通孔91Bとが接続されることで、図1にて示した流路91が形成される。
なお、図7に示すように、一方側ロッドガイド15Aは、一方側ロッドガイド15Aの他方側と、一方側ロッドガイド15Aの一方側とを接続する接続路92を備える。また、一方側ロッドガイド15Aの他方側の端面93には、放射状に配置された複数の突起94が設けられている。
第2油室Y2(図1参照)と連絡路Lとの間を行き来するオイルは、ロッドガイド15を通過する際、接続路92、および、突起94間に位置する空間95を通る。
[ボトムバルブ部50の構成]
図3を参照し、ボトムバルブ部50についてさらに説明する。
本実施形態では、オイル(液体)を通す圧側油路511、伸側油路512(流路)を備え、シリンダ11(管状部材)の端部の開口を塞ぐ第1ボトム部材51(第1の塞ぎ部材)が設けられている。
また、オイルを通す圧側油路514、伸側油路513を備え、外筒体12(第1の外側部材)の端部の開口を塞ぐ第2ボトム部材52(第2の塞ぎ部材)が設けられている。
シリンダ11の軸方向において、第1ボトム部材51と第2ボトム部材52とはずらされた状態で配置される。また、第1ボトム部材51および第2ボトム部材52のうちの一方のボトム部材には、他方のボトム部材に設けられた凹部71に入る凸部72が設けられる。
シリンダ11の軸方向における上流側又は下流側から上記一方のボトム部材を眺めた場合において(図3における矢印3A方向又は3B方向から上記一方のボトム部材を眺めた場合において)、一方のボトム部材の径方向における中央部Cから外周部Gに向かう直線L1上に、一方のボトム部材の流路(本実施形態においては、「一方のボトム部材」が第1ボトム部材51であるため、圧側油路511)および一方のボトム部材(第1ボトム部材51)の凸部72が設けられている。
本実施形態では、上側バルブシート51Aの下部に、位置合わせ用の凸部72が設けられ、下側バルブシート52Aの上部に、位置合わせ用の凹部71が設けられている。
本実施形態では、凸部72が凹部71に入り、下側バルブシート52Aに対する上側バルブシート51Aの位置合わせが行われる。
本実施形態では、凸部72の位置と、上側バルブシート51Aの圧側油路511の位置とが、第1ボトム部材51の径方向において異なっており、これにより、第2ボトム部材52に対する第1ボトム部材51の組み付け(位置合わせ)を行いやすくなる。
言い換えると、本実施形態では、上記のとおり、シリンダ11の軸方向における上流側又は下流側から第1ボトム部材51を眺めた場合において(図3における矢印3A又は3Bで示す方向から第1ボトム部材51を眺めた場合において)、第1ボトム部材51の径方向における中央部Cから第1ボトム部材51の外周部Gに向かって延びる1つの直線(仮想直線)L1上に、凸部72と圧側油路511とが設けられている。これにより、第2ボトム部材52に対する第1ボトム部材51の組み付けを行いやすくなる。
本実施形態では、図3における上方からダンパケース13内に各部材を順次入れ、油圧緩衝装置1の組み立てを行っていく。
第1ボトム部材51の組み付け時には、第1ボトム部材51の凸部72は、第1ボトム部材51の下部に位置し、組み立てを行う作業者は、この凸部72を視認できない。かかる場合、組み付けを行いにくくなる。
これに対し、本実施形態では、上記のとおり、直線L1上に、凸部72と圧側油路511とが位置し、作業者は、圧側油路511の位置を確認すれば、凸部72の位置を把握できるようになる。具体的には、作業者は、圧側油路511の外側に凸部72が位置すると把握できるようになる。
これにより、本実施形態では、作業者は、凸部72の位置を把握できるようになり、第2ボトム部材52に対する第1ボトム部材51の組み付けを行いやすくなる。
なお、本実施形態では、第1ボトム部材51側に凸部72を設け、第2ボトム部材52側に凹部71を設けたが、第2ボトム部材52側に凸部72を設け、第1ボトム部材51側に凹部71を設けてもよい。
また、上記では、ボトムバルブ部50に、圧側バルブ51Bおよび伸側バルブ52Bの両者を設けた場合を一例に説明したが、この構成は一例であり、例えば、図8(油圧緩衝装置1の他の構成例を示した図)に示すように、圧側バルブ51Bは、ピストン部材30の他方側に設置してもよい。この場合、圧縮行程時、ピストン部材30のこの圧側バルブ51Bが開くことで、減衰力が発生する。なお、この構成例では、ボトムバルブ部50の圧側バルブ51Bを省略している。
また、ボトムバルブ部50に圧側バルブ51Bおよび伸側バルブ52Bを設けつつ、ピストン部材30にも、圧側バルブおよび伸側バルブをさらに設けてもよい。
また、圧側バルブおよび伸側バルブの変形量を可変できるようにし、発生する減衰力を可変できるようにしてもよい。
[減衰力の可変機構]
図9(A)、(B)は、減衰力の可変機構を示したである。なお、この図9では、油圧緩衝装置1のうちのピストン部材30の部分のみを図示するが、油圧緩衝装置1の一方側の端部には、上記と同様、圧側バルブ51Bおよび伸側バルブ52Bを備えたボトムバルブ部50が設けられている。
この構成例では、図9(A)に示すように、ピストン部材30は、オイルの流路を備えたバルブシート41を備える。
さらに、ピストン部材30は、ピストン部材30の一方側への移動に伴って第1油室Y1から第2油室Y2に向かうオイルを流す圧側油路47を備える。圧側油路47を通ったオイルは、バルブシート41の他方側の端部の第1油路口47P2から流出する。
さらに、図9(B)に示すように、ピストン部材30は、ピストン部材30の他方側への移動に伴って第2油室Y2から第1油室Y1に向かうオイルを流す伸側油路48を備える。
伸側油路48を通ったオイルは、バルブシート41の他方側の端部の第2油路口48P2から流出する。
さらに、図9(A)、(B)に示すように、ピストン部材30は、第1油路口47P2および第2油路口48P2を塞ぐ減衰バルブ49を備える。さらに、減衰バルブ49に連動可能に設けられ、減衰バルブ49の位置を調整するための伝達部材22(図9(A)参照)、スプール321(図9(B)参照)が設けられている。
さらに、伝達部材22、スプール321を軸方向に移動させるための、モータなどの駆動機構(不図示)が設けられている。
本実施形態では、駆動機構で、伝達部材22、スプール321を移動させる。これにより、バルブシート41に対する減衰バルブ49の押し付け量が変化し、減衰力が変化する。
[圧側チェックバルブ51Cの構成]
次に、図3を参照し、圧側チェックバルブ51Cについて詳細に説明する。
本実施形態の圧側チェックバルブ51Cは、バルブプレート42と補強プレート43とを備えている。補強プレート43は、バルブプレート42に重ねられ、バルブプレート42の曲がりなどを防止する。バルブプレート42は、補強プレート43と上側バルブシート51Aとの間に配置されている。
図10は、バルブプレート42の斜視図である。
本実施形態では、図3に示すように、ピストン部材30(図3では不図示)の移動により流れるオイル(液体)が通る伸側油路512(流路)を有し、伸側油路512を通ったオイルが排出される上側排出口512A(排出口)を備えた上側バルブシート51A(液体流通部材)が設けられている。さらに、図3、図10に示すように、上側バルブシート51Aに設けられた伸側油路512を開閉可能に塞ぐバルブプレート42(塞ぎ部材)が設けられている。
図10に示すように、バルブプレート42の外周縁602Aには、バルブプレート42の外周縁602Aからバルブプレート42の径方向における中央部602C側へ向かうスリットSL1であって、外周縁602Aに開放部602Dを有するスリットSL1(以下、「外側スリットSL1」と称する)が設けられている。
さらに、バルブプレート42の外周縁602Aからバルブプレート42の径方向における外側方向に向かって突出するとともに、開放部602Dの両脇に位置する突出部602Eが設けられている。
バルブプレート42は、円盤状に形成されている。また、バルブプレート42は、バルブプレート42の周方向に沿って並ぶ3つの開口602Fを備え、さらに、この開口602Fに面する内周縁602Gを備える。
バルブプレート42の内周縁602Gには、内周縁602Gから外周縁602A側に向かって延びる内側スリットSL2が設けられている。内側スリットSL2と内周縁602Gとが交わる部分には、開放部602Dが設けられている。
内周縁602Gにも、2つの突出部602Eが設けられている。この2つの突出部602Eは、内側スリットSL2が有する開放部602Dの両脇に設けられている。
本実施形態では、上記のとおり、ピストン部材30が軸方向における他方側へ移動すると、連絡路L(図3参照)、リザーバ室Rからのオイルが、上側バルブシート51Aの伸側油路512を通って、第1油室Y1に向かう。
より具体的には、ピストン部材30が所定速度以上で他方側へ移動すると、第1油室Y1の圧力が低下し且つ第2油室Y2の圧力が高まり、バルブプレート42が開かれる。これにより、連絡路L、リザーバ室Rからのオイルが、伸側油路512を通って、第1油室Y1に向かう。
これに対し、ピストン部材30が所定速度よりも小さい速度で移動する場合は、バルブプレート42は開かれない。この場合、連絡路L、リザーバ室Rからのオイルは、外側スリットSL1、内側スリットSL2を通じて、第1油室Y1に流れる。
上側バルブシート51A(図3参照)は、図10の破線に示すように、内側座面51E、外側座面51Fを備え、この内側座面51E、外側座面51Fに、バルブプレート42が押しつけられている。
内側スリットSL2をオイルが通る際には、内側スリットSL2の根元部分98から内側スリットSL2内にオイルが入る。
そして、このオイルは、内側スリットSL2内のうちの内側座面51Eに対向する部分を通過する(開放部602Dに向かって移動する)。これにより、連絡路L、リザーバ室Rからのオイルが、第1油室Y1に達する。
また、外側スリットSL1をオイルが通る際には、外側スリットSL1の根元部分98から外側スリットSL1内にオイルが入る。
そして、このオイルは、外側スリットSL1内のうちの外側座面51Fに対向する部分を通過する(開放部602Dに向かって移動する)。これにより、連絡路L、リザーバ室Rからのオイルが、第1油室Y1に達する。
本実施形態では、外側スリットSL1、内側スリットSL2が設けられていることによって、バルブプレート42が外側座面51F、内側座面51Eから離れやすくなる。
外側スリットSL1をオイルが通る際、オイルの一部は、バルブプレート42と外側座面51Fとが密着している部分(外側スリットSL1の両脇の位置する部分)に入り込む。
また、内側スリットSL2をオイルが通る際、オイルの一部は、バルブプレート42と内側座面51Eとが密着している部分(内側スリットSL2の両脇の位置する部分)に入り込む。
これにより、オイルが入り込まない構成に比べ、バルブプレート42が外側座面51F、内側座面51Eから離れやすくなる。
本実施形態の構成では、図10にて示したように、内側スリットSL2の開放部602Dの両脇、外側スリットSL1の開放部602Dの両脇に、突出部602Eが形成されている。
より具体的には、本実施形態では、突出部602Eを備えた状態のバルブプレート42に対して切削加工を行って、内側スリットSL2、外側スリットSL1を形成する。
これにより、本実施形態では、内側スリットSL2の縁のうち、内側座面51Eの対向箇所に位置する部位(図10にて符号602Xで示す部位)は、直線状となり、内側スリットSL2におけるオイルの流量が、設計値に近づきやすい。
同様に、外側スリットSL1の縁のうち、外側座面51Fの対向箇所に位置する部位(図10にて符号602Yで示す部位)も、直線状となり、外側スリットSL1におけるオイルの流量が、設計値に近づきやすい。
なお、上記では、シリンダ11、外筒体12、ダンパケース13が設けられた三重管構造に設置されたバルブプレート42に、外側スリットSL1、内側スリットSL2、突出部602Eを形成した場合を説明した。
ところで、外側スリットSL1、内側スリットSL2、突出部602Eを備えたバルブプレート42は、三重管構造の油圧緩衝装置1に限らず、シリンダ11、外筒体12を備えた二重管構造の油圧緩衝装置1に設置してもよい。
図11〜図13は、二重管構造の油圧緩衝装置1を示した図である。なお、上記と同じ機能を有する部分には、同じ符号を付し説明を省略する。
この構成例では、図11に示すように、連絡路Lが省略された構成となっている。
また、この構成例では、シリンダ11の外側に外筒体12が設定され、シリンダ11と外筒体12との間がリザーバ室Rとなっている。
図12に示すように、ボトムバルブ部50は、バルブシート61、圧側バルブ62、チェックバルブ63を備えるここで、チェックバルブ63は、バルブプレート64、補強プレート65を備える。
ボトムバルブ部50の基本的な動作について説明する。
ピストン部材30(図11参照)が軸方向における一方側へ移動すると、第1油室Y1の圧力が高まる。この場合、図12の矢印Rに示すように、第1油室Y1から圧側油路61Aを通って、底部14にオイルが向かう。このとき、オイルが圧側バルブ62を通過し、減衰力が発生する。
一方、ピストン部材30が軸方向における他方側へ移動すると、第1油室Y1の圧力が低下する。これにより、リザーバ室Rからのオイルが、伸側油路61B(図12参照)を経て、第1油室Y1に向かう。このとき、バルブプレート64が開かれる。
この構成例でも、図13に示すように、バルブプレート64に、外側スリットSL1、内側スリットSL2、突出部602Eが設けられている。
この構成例でも、ピストン部材30が所定速度よりも小さい速度で移動すると、伸側油路61B(図12参照)から第1油室Y1へ、あるいは、第1油室Y1から伸側油路61Bへオイルが移動しようとする。この際、オイルは、外側スリットSL1および内側スリットSL2を通過する。
1…油圧緩衝装置(圧力緩衝装置の一例)、11…シリンダ(管状部材の一例)、12…外筒体(第1の外側部材の一例)、13…ダンパケース(第2の外側部材の一例)、15…ロッドガイド(案内部材の一例)、16…オイルシール、20…ロッド部材、30…ピストン部材(区画部材の一例)、42…バルブプレート(塞ぎ部材の一例)、51…第1ボトム部材(第1の塞ぎ部材の一例)、51A…上側バルブシート(液体流通部材の一例)、51B…圧側バルブ(変形部材の一例)、52…第2ボトム部材(第2の塞ぎ部材の一例)、52C…伸側チェックバルブ(変形部材の一例)、71…凹部、72…凸部、90…間隙、91…流路、511…圧側油路(流路の一例)、512…伸側油路(流路の一例)、512A…上側排出口(排出口の一例)、512D…第2接続油路(経路の一例)、513…伸側油路(流路の一例)、514…圧側油路(流路の一例)、602A…外周縁、602C…中央部、602E…突出部、C…中央部、G…外周部、L…連絡路、L1…直線、R…リザーバ室(液体貯留部の一例)、SL1…外側スリット(スリットの一例)、Y1…第1油室(第1の空間の一例)、Y2…第2油室(第2の空間の一例)

Claims (7)

  1. 液体を収容する管状部材と、
    前記管状部材の軸方向に移動可能に設けられ、前記管状部材内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、
    前記管状部材の径方向において前記管状部材よりも外側に位置し、前記区画部材の移動に伴い前記液体が溜まる液体貯留部と、
    前記管状部材の径方向において前記液体貯留部よりも外側に位置し、前記第1の空間と前記第2の空間とを連絡する連絡路と、
    前記管状部材よりも外側に位置し管状に形成された第1の外側部材と、
    前記第1の外側部材よりも外側に位置し管状に形成された第2の外側部材と、
    を備え
    前記管状部材と前記第1の外側部材との間が前記液体貯留部として機能し、前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間が前記連絡路として機能し、
    前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間には、前記第1の外側部材の軸方向及び前記第2の外側部材の軸方向に延びるように設けられ前記第1の外側部材と前記第2の外側部材とを接続するリブが設けられている圧力緩衝装置。
  2. 前記区画部材の移動に伴い前記管状部材の内部から前記連絡路へ向かう前記液体により押圧されて変形する変形部材が設けられ、
    前記変形部材は、前記管状部材の外部に設けられるとともに、前記第1の外側部材の外部に設けられている請求項に記載の圧力緩衝装置。
  3. 前記区画部材の一方向への移動に伴い前記管状部材の内部から前記液体貯留部へ向かう前記液体により押圧されて変形する変形部材をさらに備え、
    前記液体貯留部内の液体が前記管状部材内へ戻る際に通る経路が、前記変形部材よりも前記一方向における上流側に位置する請求項1に記載の圧力緩衝装置。
  4. 前記管状部材、前記第1の外側部材、および、前記第2の外側部材のうちの少なくとも2以上の部材は、一体で形成されている請求項に記載の圧力緩衝装置。
  5. 前記管状部材の軸方向に延びるように配置され、前記区画部材を支持するロッド部材と、
    移動する前記ロッド部材を案内する案内部材と、
    前記案内部材との間に間隙を有して配置され、前記ロッド部材の外周面に密着し、前記圧力緩衝装置の外部への液体の漏れを抑制するシール部材と、
    をさらに備え、
    前記案内部材には、前記案内部材と前記シール部材との間の前記間隙に溜まった前記液体を前記液体貯留部へ移動させる流路が設けられている請求項1に記載の圧力緩衝装置。
  6. 液体を収容する管状部材と、
    前記管状部材の軸方向に移動可能に設けられ、前記管状部材内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、
    前記管状部材の径方向において前記管状部材よりも外側に位置し、前記区画部材の移動に伴い前記液体が溜まる液体貯留部と、
    前記管状部材の径方向において前記液体貯留部よりも外側に位置し、前記第1の空間と前記第2の空間とを連絡する連絡路と、
    前記管状部材よりも外側に位置し管状に形成された第1の外側部材と、
    前記第1の外側部材よりも外側に位置し管状に形成された第2の外側部材と、
    液体を通す流路を備え、前記管状部材の端部の開口を塞ぐ第1の塞ぎ部材と、
    液体を通す流路を備え、前記第1の外側部材の端部の開口を塞ぐ第2の塞ぎ部材と、
    を備え、
    前記管状部材と前記第1の外側部材との間が前記液体貯留部として機能し、
    前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間が前記連絡路として機能し、
    前記管状部材の軸方向において、前記第1の塞ぎ部材と前記第2の塞ぎ部材とが配置されるとともに、前記第1の塞ぎ部材および前記第2の塞ぎ部材のうちの一方の塞ぎ部材には、他方の塞ぎ部材に設けられた凹部に入る凸部が設けられ、
    前記管状部材の軸方向における上流側又は下流側から前記一方の塞ぎ部材を眺めた場合において、前記一方の塞ぎ部材の径方向における中央部から外周部に向かう直線上に、前記一方の塞ぎ部材の前記流路および前記一方の塞ぎ部材の前記凸部が設けられている圧力緩衝装置。
  7. 液体を収容する管状部材と、
    前記管状部材の軸方向に移動可能に設けられ、前記管状部材内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、
    前記管状部材の径方向において前記管状部材よりも外側に位置し、前記区画部材の移動に伴い前記液体が溜まる液体貯留部と、
    前記管状部材の径方向において前記液体貯留部よりも外側に位置し、前記第1の空間と前記第2の空間とを連絡する連絡路と、
    前記区画部材の移動により流れる液体が通る流路を有し、前記流路を通った液体が排出される排出口を備えた液体流通部材と、
    前記液体流通部材に設けられた前記排出口を開閉可能に塞ぐ塞ぎ部材と、
    を備え
    前記塞ぎ部材の外周縁には、
    前記塞ぎ部材の前記外周縁から前記塞ぎ部材の径方向における中央部側へ向かうスリットであって、前記外周縁に開放部を有するスリットと、
    前記塞ぎ部材の前記外周縁から前記塞ぎ部材の径方向における外側方向に向かって突出するとともに、前記開放部の両脇に位置する突出部と、
    が設けられている圧力緩衝装置。
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