JP6579190B2 - 物品搬送装置 - Google Patents
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前記柱状部の少なくとも一つの側面における前記連結部の少なくとも一部が、作業者が昇降することができる梯子部を兼ねる梯子兼用連結部として構成され、前記梯子兼用連結部は、高さ方向に沿って延在すると共に前記一対の支柱のうちの対応する前記支柱にそれぞれ固定される一対の縦桟と、前記一対の縦桟の間を高さ方向の複数箇所で連結する複数の横桟と、を備えた梯子ユニットを用いて構成され、
前記一対の支柱の夫々における互いに対向する対向面部に、高さ方向に沿って延在する梯子取付部が形成され、前記梯子ユニットにおける前記一対の縦桟の夫々が、前記一対の支柱のうちの対応する前記支柱に形成された前記梯子取付部と嵌合した状態で、前記一対の縦桟が前記一対の支柱に固定されている点を特徴とする。
者が無理のない姿勢で昇降できる程度のピッチとすることが好ましい。
このように、連結部を梯子の横桟として用いる形態の昇降案内マストを製作する際に、製作作業の簡素化が可能な物品搬送装置が実現できる。
また、支柱に形成された梯子取付部に縦桟を嵌合させることで、支柱に対する縦桟の位置を適切な位置に位置決めすることができる。この為、例えば昇降案内マストの製作時には、固定前の梯子ユニットを支柱に対して適正な位置に位置決めしておくことができ、梯子ユニットを支柱に固定する作業が容易になる。また、梯子ユニットを支柱に固定した後には、梯子ユニットと支柱との相対位置を適正な位置関係に維持し易い。
説明を加えると、例えば、昇降案内マストの上端に近い位置においては、長さの長い梯子ユニットをその取付け位置まで搬送することが難しい場合があるため、短い梯子ユニットを用いる等、夫々の位置に応じた適切な長さの梯子ユニットを用いることで、製作作業を容易にすることができる。
そこで、走行経路の延びる方向に延在する第一側面の変形を抑制する第一変形抑制部材と、走行経路の延びる方向に延在する第二側面の変形を抑制する第二変形抑制部材と、を設けることによって、上記走行方向荷重によるマストの走行方向での変形を抑制することができる。
また、上記第一側面及び第二側面を、昇降案内面と異なる面とすることで、昇降案内面には梯子を設けつつも、昇降案内面とは異なる面でマストの走行方向での変形を抑制することができる。
図1に示すように、物品保管設備Aは、物品Bを収納する収納部Sを上下方向及び横方向に複数並べて備えた物品収納棚1を備えている。物品収納棚1は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置されている(図1には、対向する一対の物品収納棚1のうちの一方だけを図示している)。また、物品収納棚1の正面には、物品搬送装置としてのスタッカークレーンCの走行台車31が走行する走行レールR1が、当該物品収納棚1の正面に沿って敷設されている。また、走行レールR1の上方であって物品収納棚1の上端よりも高い位置には、スタッカークレーンCの上部枠33を案内する上部レールR2が設けられている。なお、品実施形態では、収納部Sを、物品出し入れ方向に2つの物品を並べて収納できる構成としているが、物品出し入れ方向に1つの物品を収納する収納部Sとしてもよい。
本実施形態では、スタッカークレーンCは、昇降案内マスト5において走行台車31の走行方向(図1におけるX方向)に並ぶ一対の側面(図1〜図3においてM1及びM2で表す面)の夫々に沿って昇降移動する一対の昇降体4(第1昇降体4a、第2昇降体4b)を備えている。昇降体4の夫々には、物品Bを収納部Sと自己との間で移載する移載装置4Fが備えられている。なお、本実施形態では、移載装置4Fは同時に物品出し入れ方向に2つの物品を並べて支持できるように構成されているが、収納部Sを物品出し入れ方向に1つの物品のみを収納する構成とした場合には、移載装置4Fも物品出し入れ方向に1つの物品を支持するように構成する。
に接続されている。第1昇降駆動モータG31及び第2昇降駆動モータG32は、夫々独立して駆動可能となっており、これにより、第1昇降体4aと第2昇降体4bとは、各別に昇降駆動できるようになっている。
図3に示すように、昇降案内マスト5は、高さ方向視で四角形の角部に、高さ方向に沿って延在する4本の支柱5S(支柱5Sa、5Sb、5Sc、5Sd)を備えている。すなわち、昇降案内マスト5は、4本の支柱5Sが角部の夫々に配置された四角柱状の外形を有する柱状部を備えている。4本の支柱5Sのうち、支柱5Saと支柱5Scとは、走行台車31の走行方向での一方側に位置し、支柱5Sbと支柱5Sdとは、走行台車31の走行方向での他方側に位置するように配設されている。なお、支柱5Saと支柱5Sb、及び、支柱5Scと支柱5Sdとは、高さ方向に見て180度の回転対称関係にあり、支柱5Saと支柱5Sc、及び、支柱5Sbと支柱5Sdとは、上下を逆転させた形状となっている。したがって、同一の形状の支柱部材の向きや姿勢を配置箇所に応じて調整することで、支柱5Sa〜支柱5Sdを構成することができる。
走行方向外方側を、第1部分51及び第2部分52に案内されて高さ方向に昇降移動する。以降の説明において、支柱5Sa及び支柱5Scの夫々の梯子取付部54を結ぶ仮想面を、第1昇降案内面M1(図1〜3参照)、支柱5Sb及び支柱5Sdの夫々の梯子取付部54を結ぶ仮想面を、第2昇降案内面M2(図1〜3参照)と称する。また、支柱5Sa及び支柱5Sbの夫々の板状体取付部55を結ぶ仮想面を第一側面M3(図3参照)、支柱5Sc及び支柱5Sdの夫々の板状体取付部55を結ぶ仮想面を第二側面M4(図3参照)と称する。すなわち、柱状部が、走行経路の延びる方向(図1〜3におけるX方向)に沿って延在する一対の側面である第一側面M3及び第二側面M4を備えている。
図4に示すように、4本の支柱5Sの夫々における梯子取付部54は、梯子ユニット6における対向部分61c及び61dの間に嵌合する嵌合突部54Tを備えている。嵌合突部54Tは、梯子ユニット6の対向部分61cと61dとの間に嵌合可能な寸法に形成されている。
そして、嵌合突部54Tが対向部分61cと61dとで挟み込まれる状態とすることによって梯子ユニット6が支柱5Sに対して走行台車31の走行方向で位置決めされる。梯子ユニット6は、上記のように嵌合突部54Tと対向部分61cと61dとで位置決めされた状態で、ボルト、ナット、及びタッププレートによって、支柱5Saと支柱5Scとの間、及び、支柱5Sbと支柱5Sdとの間に固定される。つまり、一対の支柱5Sの夫々における互いに対向する対向面部50TMに、高さ方向に沿って延在する梯子取付部54が形成され、梯子ユニット6における一対の縦桟61の夫々が、一対の支柱5Sのうちの対応する支柱5Sに形成された梯子取付部と嵌合した状態で、一対の縦桟61が一対の支柱5Sに固定されている。このようにして、第1昇降案内面M1に、当該第1昇降案内面M1に沿って作業者が昇降できるように構成された梯子6aが設けられ、第2昇降案内面M2に、当該第2昇降案内面M2に沿って作業者が昇降できるように構成された梯子6bが設けられる。
すなわち、柱状部が、当該柱状部の側面の角部の夫々に配置された複数の支柱5Sと、当該複数の支柱5Sのうち隣接する支柱5S同士を連結する連結部とを備えて構成され、柱状部の第1昇降案内面M1及び第2昇降案内面M2における連結部が、作業者が昇降することができる梯子部を兼ねる梯子兼用連結部として構成されている。そして、梯子兼用連結部は、高さ方向に沿って延在すると共に一対の支柱5S(支柱5Saと支柱5Sc、又は、支柱5Sbと支柱5Sd)のうちの対応する支柱5Sにそれぞれ固定される一対の縦桟61と、一対の縦桟61の間を高さ方向の複数箇所で連結する複数の横桟62と、を備えた梯子ユニット6を用いて構成されている。また、梯子兼用連結部は、一対の支柱5Sの高さ方向に複数の梯子ユニット6を並べて構成されている。
高さまでの領域としている。したがって、本実施形態では、高さ方向に並ぶ全ての横桟62についての横桟周辺領域が連続しており、横桟62の存在する高さ方向に連続する領域となっている。すなわち、連結体8は、横桟62の内側に隣接する領域であって横桟62の上端面から予め定められた高さまでの領域である横桟周辺領域と重複しないように配置されている。
また、支柱5Scと支柱5Sdとの間には、上記走行方向荷重による第二側面M4の変形を抑制する板状の第二変形抑制部材7bが、第二側面M4に平行に設けられている。
したがって、板状体70の端面70Eaを支柱5Saの第1当接面55Taに当接させた状態において、板状体70の側縁第1面70Saが支柱5Saの第1側縁部当接面55Saと当接するとともに、板状体70の板状体第1傾斜面70Kaが支柱5Saの第1傾斜面55Kaに当接する状態となる。この為、板状体70を支柱5Saに取り付けた際、板状体70の支柱5Saに対する走行台車31の走行方向での位置ずれを抑制することができる。また、板状体70の端面70Ebを支柱5Sbの第2当接面55Tbに当接させた状態において、板状体70の側縁第2面70Sbが支柱5Sbの第2側縁部当接面55Sbと当接するとともに、板状体70の板状体第2傾斜面70Kbが支柱5Sbの第2傾斜面55Kbに当接する状態となる。この為、板状体70を支柱5Sbに取り付けた際、板状体70の支柱5Sbに対する走行台車31の走行方向での位置ずれを抑制することができる。この取付構造は、支柱5Sc及び支柱5Sdについても同様である。つまり、板状体70は、支柱5Saと支柱5Sb、又は、支柱5Scと支柱5Sdの夫々に、走行台車31の走行方向での位置ずれを抑制した状態で取り付けることができる。
(1)上記実施形態では、昇降案内面を形成する一対の支柱5Sの間を接続する複数の連結部材の全部を梯子の横桟62とする構成を説明したが、上下方向に複数備えられる連結部材のうちの一部(例えば、昇降案内マストの下端や上端等で、梯子を備える必要がない部分)に横桟62を備えない構成としてもよい。その場合、例えば、昇降案内マスト5の下端部分及び上端部分は横桟62ではなく板状の枠体としたり、横桟62を梯子としての適正な間隔よりも大きな間隔(例えば、500mm以上)を隔てて設ける構成としてもよい。
また、本実施形態では、3つの梯子ユニット6A、6B、6Cの全てを、縦桟61の長さが異なる梯子ユニットとするように構成したが、複数の梯子ユニットにおける縦桟61の長さをすべて同じ長さとしたり、複数の梯子ユニットのうちの一部の梯子ユニットにお
ける縦桟61の長さを同じ長さとしてもよい
5 昇降案内マスト
5S 支柱
6 梯子ユニット
7 変形抑制部材
8 連結体
31 走行台車
50TM 対向面部
54 梯子取付部
61 縦桟
62 横桟
M 昇降案内面
M3 第一側面
M4 第二側面
S 収納部
Claims (4)
- 高さ方向に沿って立設された昇降案内マストと、
前記昇降案内マストに案内されて昇降移動する物品搬送用の昇降体と、を備え、
前記昇降案内マストが、多角柱状の外形を有する柱状部を備え、
前記柱状部は、高さ方向に見て当該柱状部の角部の夫々に配置されて高さ方向に沿って延在する複数の支柱と、前記複数の支柱のうち隣接する一対の前記支柱同士を連結する連結部と、を備えた物品搬送装置であって、
前記柱状部の少なくとも一つの側面における前記連結部の少なくとも一部が、作業者が昇降することができる梯子部を兼ねる梯子兼用連結部として構成され、
前記梯子兼用連結部は、高さ方向に沿って延在すると共に前記一対の支柱のうちの対応する前記支柱にそれぞれ固定される一対の縦桟と、前記一対の縦桟の間を高さ方向の複数箇所で連結する複数の横桟と、を備えた梯子ユニットを用いて構成され、
前記一対の支柱の夫々における互いに対向する対向面部に、高さ方向に沿って延在する梯子取付部が形成され、
前記梯子ユニットにおける前記一対の縦桟の夫々が、前記一対の支柱のうちの対応する前記支柱に形成された前記梯子取付部に嵌合した状態で、前記一対の縦桟が前記一対の支柱に固定されている物品搬送装置。 - 前記梯子兼用連結部は、前記一対の支柱の高さ方向に複数の前記梯子ユニットを並べて構成されている請求項1に記載の物品搬送装置。
- 前記複数の梯子ユニットの一部が、他の前記梯子ユニットに比べて高さ方向に異なる長さとなるように構成されている請求項2に記載の物品搬送装置。
- 前記昇降案内マストが、走行経路を走行する走行台車に固定され、
前記走行経路は、物品を収納する収納部を複数並べて備えた物品収納棚の正面に沿って配置され、
前記柱状部が、前記走行経路の延びる方向に沿って延在する一対の前記側面である第一側面及び第二側面を備え、
前記昇降案内マストに対して前記走行経路の延びる方向に沿って作用する力である走行方向荷重による前記第一側面の変形を抑制する第一変形抑制部材が、前記第一側面に平行に設けられていると共に、前記走行方向荷重による前記第二側面の変形を抑制する第二変形抑制部材が、前記第二側面に平行に設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の物品搬送装置。
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