JP6578133B2 - 酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、これらの文献では、シクロデキストリンが、酵素分解ローヤルゼリーの風味を改善することができることについて、何ら記載されていない。
<1> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程とを含むことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
<2> 混合工程と、噴霧乾燥工程との間に、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する分散工程を含む前記<1>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
<3> 前記含有液の固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行う前記<2>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
<4> 前記<1>から<3>のいずれかに記載の製造方法により製造されることを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
<5> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.1〜1.0である前記<4>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
<6> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程とを含むことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
<7> 混合工程と、噴霧乾燥工程との間に、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する分散工程を含む前記<6>に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
<8> 前記含有液の固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行う前記<7>に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
<9> シクロデキストリンを含有することを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤である。
<10> 前記<4>から<5>のいずれかに記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含むことを特徴とする錠剤である。
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法により製造される。以下、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の説明と併せて、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物についても説明する。
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法は、混合工程と、噴霧乾燥工程とを少なくとも含み、必要に応じて更に分散工程などのその他の工程を含む。
前記混合工程は、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合し、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を得る工程である。
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液は、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
前記酵素分解ローヤルゼリーは、市販品を使用してもよいし、ローヤルゼリーから調製したものを使用してもよい。
前記タンパク質分解酵素としては、エンドペプチダーゼ、エキソペプチダーゼなどが挙げられる。
前記エンドペプチダーゼは、エキソペプチダーゼ活性を有していてもよい。
前記エキソペプチダーゼは、エンドペプチダーゼ活性を有していてもよい。
前記シクロデキストリンは、α−シクロデキストリンであってもよいし、β−シクロデキストリンであってもよいし、γ−シクロデキストリンであってもよい。前記シクロデキストリンは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水性媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、アルコール水溶液などが挙げられる。
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における固形分濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、後述する噴霧乾燥工程の効率を上げることができる点、酵素分解ローヤルゼリーとシクロデキストリンとの接触機会を増やすことができる点で、できるだけ固形分濃度を上げる(できるだけ水分量を減らす)ことが好ましい。酵素分解ローヤルゼリーとシクロデキストリンとの接触機会が増えると、酵素分解ローヤルゼリーがシクロデキストリンと接合されやすくなり、酵素分解ローヤルゼリー独特の風味をより低減させることができる。
前記固形分濃度の上限値としては、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とすることができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、40質量%程度が好ましく、35質量%がより好ましい。
前記混合の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水性媒体に、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを加え、撹拌する方法などが挙げられる。
前記混合の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記混合における液温としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、β−シクロデキストリンを含む場合は、60℃〜70℃程度が好ましく、β−シクロデキストリンを含まない場合は、15℃〜30℃程度が好ましい。
前記噴霧乾燥工程は、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥し、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を得る工程である。
前記噴霧乾燥の乾燥媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、空気、窒素ガスなどが挙げられる。
前記その他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、分散工程を含むことが好ましい。
前記分散工程は、前記混合工程と、前記噴霧乾燥工程との間に、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する工程である。
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における固形分濃度が低い場合は均一な分散状態にすることは容易だが、固形分濃度が高い場合はその終点の見極めが難しい。
本発明者らは、TI値を測定することにより、均一な分散状態に至ったかを確認する方法を確立した。具体的には、前記含有液における固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるTI値が、0.8〜1.3の範囲となるまで分散を行うことが好ましく、0.9〜1.1の範囲となるまで分散を行うことがより好ましい。前記TI値が前記好ましい範囲内であると、前記含有液は均一な分散状態となり、前記噴霧乾燥により、より良好な造粒品を得ることができる。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、酵素分解ローヤルゼリーが有する独特の風味が改善されている。
本発明の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法は、混合工程と、噴霧乾燥工程とを少なくとも含み、必要に応じて更に分散工程などのその他の工程を含む。
前記混合工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の混合工程と同様である。
前記噴霧乾燥工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の噴霧乾燥工程と同様である。
前記その他の工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法のその他の工程と同様である。
本発明の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤は、シクロデキストリンを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
前記シクロデキストリンは、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の混合工程のシクロデキストリンと同様である。
前記シクロデキストリンの酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤は、シクロデキストリンのみからなるものであってもよい。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の成分の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の錠剤は、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の錠剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記錠剤は、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物のみからなるものであってもよい。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤などが挙げられる。
前記その他の成分の錠剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記錠剤の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、チュアブル錠、口腔内崩壊錠などが挙げられる。
前記錠剤の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物と、必要に応じて前記その他の成分とを混合し、そのまま打錠する方法、前記混合した原料を顆粒とし、該顆粒を打錠する方法などが挙げられる。
<混合工程>
水 90mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 12.0gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 6.0gとを加え、混合し、固形分濃度16質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
ホモジナイザー(POLYTRON PT−45,KINEMATICA社製)を用い、12,000rpmで20分間、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を分散処理し、均質化した。
終了時の前記含有液の粘度をビスメトロン(芝浦システム株式会社製)で測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が44cP、回転速度60rpmでの粘度が22cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、2.0であった。
噴霧乾燥機(Pulvis GB22、ヤマト科学株式会社製)を用い、給気温度 140℃、排気温度 85℃の条件で、前記分散工程で得られた液を噴霧乾燥し、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1を製造した。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1は、酵素分解ローヤルゼリーの口中の後味も低減されていた。なお、前記酵素分解ローヤルゼリーの口中の後味は、酵素分解ローヤルゼリーに甘味料や酸味料などの矯味剤を添加し、不溶性高分子などでコーティングを行った場合でも改善することができないものである。
前記酵素分解ローヤルゼリーの大きさは、シクロデキストリンに包接されるサイズよりも大きいため、前記臭いの低減や、口中の後味低減といった効果は、前記酵素分解ローヤルゼリーがシクロデキストリンに包接されたことによるものではなく、他の原因によるものと考えられる。
<混合工程>
前記実施例1の混合工程において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、β−シクロデキストリン(セルデックスB−100、日本食品化工株式会社製)に代え、水温を約20℃としていた点を、約70℃とした以外は、実施例1と同様にして混合工程を行った。
前記実施例1と同様にして、分散工程及び噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.8であった。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2は、口中の後味も低減されていた。
したがって、β−シクロデキストリンを用いた場合にもα−シクロデキストリンを用いた場合と同様の効果が得られることが確認された。
<混合工程>
前記実施例1の混合工程において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、γ−シクロデキストリン(デキシパールγ―100、塩水港精糖株式会社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして混合工程を行った。
前記実施例1と同様にして、分散工程及び噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.6であった。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3は、口中の後味も低減されていた。
したがって、γ−シクロデキストリンを用いた場合にもα−シクロデキストリンを用いた場合と同様の効果が得られることが確認された。
前記実施例1において、分散工程を行わなかった以外は、実施例1と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4を製造した。なお、調製後の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、回転速度6rpmでの粘度が38cP、回転速度60rpmでの粘度が23cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.65であった。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4は、口中の後味も低減されていたものの、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1〜3よりも若干口中の後味が感じられた。
実施例1及び実施例4の結果から、分散工程を含むことにより、酵素分解ローヤルゼリーの風味をより改善することができることが示された。
<混合工程>
水 86.4mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 14.4gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 7.2gとを加え、混合し、固形分濃度20質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
前記実施例1と同様にして分散工程を行った。
終了時の前記含有液の粘度を前記実施例1と同様にして測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が49cP、回転速度60rpmでの粘度が50cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、0.98であった。
前記実施例1と同様にして噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5を製造した。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5は、口中の後味も実施例1〜4に比べて低減されていた。
<混合工程>
水 81.0mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 18.0gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 9.0gとを加え、混合し、固形分濃度25質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
前記実施例1と同様にして分散工程を行った。
終了時の前記含有液の粘度を前記実施例1と同様にして測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が150cP、回転速度60rpmでの粘度が142.5cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.05であった。
前記実施例1と同様にして噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6を製造した。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6は、口中の後味も実施例1〜5に比べて低減されていた。
実施例1〜6の結果から、前記含有液の固形分濃度を上げるほど酵素分解ローヤルゼリーの風味の改善が増すことが示された。
前記実施例6において、分散工程を行わなかった以外は、実施例6と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−7を製造した。なお、調整後の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、回転速度6rpmでの粘度が250cP、回転速度60rpmでの粘度が142.5cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.75であった。
前記実施例1において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、デキストリン(パインデックス#2、松谷化学工業株式会社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−8を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.3であった。
Claims (7)
- 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンを分散する分散工程と、
前記分散工程で得られた前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、を含み、
前記分散工程における前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液中の、前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンの固形分濃度が18質量%〜40質量%であり、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行うことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1) - 酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項1に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法。
- 請求項1から2のいずれかに記載の製造方法により製造されることを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物。
- 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項3に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物。
- 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンを分散する分散工程と、
前記分散工程で得られた前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、を含み、
前記分散工程における前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液中の、前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンの固形分濃度が18質量%〜40質量%であり、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行うことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1) - 酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項5に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法。
- 請求項3から4のいずれかに記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含むことを特徴とする錠剤。
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