JP6578133B2 - 酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法 - Google Patents

酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法 Download PDF

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Description

本発明は、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法、並びに酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤に関する。
ローヤルゼリーは、蜜蜂のうち日齢3日〜12日の働き蜂が下咽頭腺及び大腮腺から分泌する分泌物を混合して作る乳白色のゼリー状物質である。前記ローヤルゼリーは有用な天然素材であり、健康食品などに用いられている。
また、前記ローヤルゼリーの豊かな栄養素をより吸収しやすくしたりするために、前記ローヤルゼリーを酵素で分解した酵素分解ローヤルゼリーやその安定化技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。また、前記酵素分解ローヤルゼリーは、例えば、セリンパルミトイルトランスフェラーゼmRNA発現促進剤などとしても使用されている(例えば、特許文献4参照)。
前記酵素分解ローヤルゼリーは、非常に有用な素材であるものの、独特の風味を有しており、その改善が強く求められている。前記酵素分解ローヤルゼリーが有する独特の風味とは、臭いや、口に含んだときに、長時間にわたって発現する後味(以下、「口中の後味」と称することがある)をいう。
シクロデキストリンは、環状構造を有する化合物であり、比較的小さな分子を包接することができることが知られている。その性質を利用して、例えば、長期間保存が可能で、かつ、水へ可溶な還元型補酵素Qを含有する組成物を調整する技術(例えば、特許文献5参照)、アスタキサンチンを安定に保つ技術(例えば、特許文献6参照)などが提案されている。
しかしながら、これらの文献では、シクロデキストリンが、酵素分解ローヤルゼリーの風味を改善することができることについて、何ら記載されていない。
特開2002−193997号公報 特開2013−201996号公報 特開2008−194031号公報 特開2011−162476号公報 国際公開第2005/041945号 特開2008−291150号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味が改善された酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味を改善することができる酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法、並びに酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味を改善することができる酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程とを含むことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
<2> 混合工程と、噴霧乾燥工程との間に、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する分散工程を含む前記<1>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
<3> 前記含有液の固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行う前記<2>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法である。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
<4> 前記<1>から<3>のいずれかに記載の製造方法により製造されることを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
<5> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.1〜1.0である前記<4>に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
<6> 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程とを含むことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
<7> 混合工程と、噴霧乾燥工程との間に、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する分散工程を含む前記<6>に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
<8> 前記含有液の固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行う前記<7>に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法である。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
<9> シクロデキストリンを含有することを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤である。
<10> 前記<4>から<5>のいずれかに記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含むことを特徴とする錠剤である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味が改善された酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含む錠剤、酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味を改善することができる酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法、並びに酵素分解ローヤルゼリーの独特の風味を改善することができる酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤を提供することができる。
(酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物及びその製造方法)
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法により製造される。以下、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の説明と併せて、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物についても説明する。
<酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法>
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法は、混合工程と、噴霧乾燥工程とを少なくとも含み、必要に応じて更に分散工程などのその他の工程を含む。
<<混合工程>>
前記混合工程は、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合し、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を得る工程である。
−酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液−
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液は、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
−−酵素分解ローヤルゼリー−−
前記酵素分解ローヤルゼリーは、市販品を使用してもよいし、ローヤルゼリーから調製したものを使用してもよい。
前記ローヤルゼリーから酵素分解ローヤルゼリーを調製する方法としては、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、ローヤルゼリーに酵素を加え、反応させることにより調製することができる。
前記ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーであってもよいし、乾燥ローヤルゼリーであってもよいし、これらの混合物であってもよい。
前記酵素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、タンパク質分解酵素などが挙げられる。前記タンパク質分解酵素は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記タンパク質分解酵素としては、エンドペプチダーゼ、エキソペプチダーゼなどが挙げられる。
前記エンドペプチダーゼとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、動物由来のエンドペプチダーゼ(トリプシン、キモトリプシンなど)、植物由来のエンドペプチダーゼ(パパインなど)、微生物(例えば、乳酸菌、酵母、カビ、枯草菌、放線菌など)由来のエンドペプチダーゼなどが挙げられる。
前記エンドペプチダーゼは、エキソペプチダーゼ活性を有していてもよい。
前記エキソペプチダーゼとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ、微生物(例えば、乳酸菌、アスペルギルス属菌、リゾープス属菌など)由来のエキソペプチダーゼなどが挙げられる。
前記エキソペプチダーゼは、エンドペプチダーゼ活性を有していてもよい。
前記エンドペプチダーゼ、及び前記エキソペプチダーゼの具体例としては、例えば、特開2008−194031号公報に記載のものなどが挙げられる。
前記酵素による処理の条件としては、特に制限はなく、公知の条件を適宜選択することができる。
−−シクロデキストリン−−
前記シクロデキストリンは、α−シクロデキストリンであってもよいし、β−シクロデキストリンであってもよいし、γ−シクロデキストリンであってもよい。前記シクロデキストリンは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酵素分解ローヤルゼリーと、前記シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、酵素分解ローヤルゼリーの風味をより低減することができる点で、1:0.1〜1.0が好ましく、1:0.3〜0.6がより好ましい。
−−水性媒体−−
前記水性媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、アルコール水溶液などが挙げられる。
−−固形分濃度−−
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における固形分濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、後述する噴霧乾燥工程の効率を上げることができる点、酵素分解ローヤルゼリーとシクロデキストリンとの接触機会を増やすことができる点で、できるだけ固形分濃度を上げる(できるだけ水分量を減らす)ことが好ましい。酵素分解ローヤルゼリーとシクロデキストリンとの接触機会が増えると、酵素分解ローヤルゼリーがシクロデキストリンと接合されやすくなり、酵素分解ローヤルゼリー独特の風味をより低減させることができる。
前記固形分濃度の上限値としては、酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とすることができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、40質量%程度が好ましく、35質量%がより好ましい。
−−混合−−
前記混合の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水性媒体に、酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを加え、撹拌する方法などが挙げられる。
前記混合の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記混合における液温としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、β−シクロデキストリンを含む場合は、60℃〜70℃程度が好ましく、β−シクロデキストリンを含まない場合は、15℃〜30℃程度が好ましい。
<<噴霧乾燥工程>>
前記噴霧乾燥工程は、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥し、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を得る工程である。
前記噴霧乾燥は、適宜選択した公知の噴霧乾燥装置を用いて行うことができる。
前記噴霧乾燥の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、給気温度140℃、排気温度85℃などが挙げられる。
前記噴霧乾燥の乾燥媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、空気、窒素ガスなどが挙げられる。
<<その他の工程>>
前記その他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、分散工程を含むことが好ましい。
−分散工程−
前記分散工程は、前記混合工程と、前記噴霧乾燥工程との間に、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリンを分散する工程である。
前記分散の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ホモジナイザーを用いることが好ましい。
前記分散の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、6,000rpm〜15,000rpmで10分間〜30分間処理するなどが挙げられる。
−−チクソトロピーインデックス(TI値)−−
前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における固形分濃度が低い場合は均一な分散状態にすることは容易だが、固形分濃度が高い場合はその終点の見極めが難しい。
本発明者らは、TI値を測定することにより、均一な分散状態に至ったかを確認する方法を確立した。具体的には、前記含有液における固形分濃度が18質量%〜40質量%の場合、下記式(1)で算出されるTI値が、0.8〜1.3の範囲となるまで分散を行うことが好ましく、0.9〜1.1の範囲となるまで分散を行うことがより好ましい。前記TI値が前記好ましい範囲内であると、前記含有液は均一な分散状態となり、前記噴霧乾燥により、より良好な造粒品を得ることができる。
TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
<酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物>
本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、酵素分解ローヤルゼリーが有する独特の風味が改善されている。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、後述する本発明の錠剤の有効成分として好適に利用可能である。また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物はそのまま、或いは溶液状、懸濁液状などの形状に成形して食品などに配合することもできる。
(酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法)
本発明の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法は、混合工程と、噴霧乾燥工程とを少なくとも含み、必要に応じて更に分散工程などのその他の工程を含む。
<混合工程>
前記混合工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の混合工程と同様である。
<噴霧乾燥工程>
前記噴霧乾燥工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の噴霧乾燥工程と同様である。
<その他の工程>
前記その他の工程は、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法のその他の工程と同様である。
本発明の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法によれば、酵素分解ローヤルゼリーの臭いや、口中の後味などの独特の風味を改善することができる。
(酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤)
本発明の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤は、シクロデキストリンを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
<シクロデキストリン>
前記シクロデキストリンは、上記した酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法の混合工程のシクロデキストリンと同様である。
前記シクロデキストリンの酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤は、シクロデキストリンのみからなるものであってもよい。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の成分の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
(錠剤)
本発明の錠剤は、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
<酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物>
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物は、本発明の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物である。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の錠剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記錠剤は、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物のみからなるものであってもよい。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤などが挙げられる。
前記その他の成分の錠剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<錠剤の種類>
前記錠剤の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、チュアブル錠、口腔内崩壊錠などが挙げられる。
<錠剤の製造方法>
前記錠剤の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物と、必要に応じて前記その他の成分とを混合し、そのまま打錠する方法、前記混合した原料を顆粒とし、該顆粒を打錠する方法などが挙げられる。
以下、本発明の実施例及び比較例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1の製造)
<混合工程>
水 90mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 12.0gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 6.0gとを加え、混合し、固形分濃度16質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
<分散工程>
ホモジナイザー(POLYTRON PT−45,KINEMATICA社製)を用い、12,000rpmで20分間、前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を分散処理し、均質化した。
終了時の前記含有液の粘度をビスメトロン(芝浦システム株式会社製)で測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が44cP、回転速度60rpmでの粘度が22cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、2.0であった。
<噴霧乾燥工程>
噴霧乾燥機(Pulvis GB22、ヤマト科学株式会社製)を用い、給気温度 140℃、排気温度 85℃の条件で、前記分散工程で得られた液を噴霧乾燥し、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1を製造した。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが低減されていた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1は、酵素分解ローヤルゼリーの口中の後味も低減されていた。なお、前記酵素分解ローヤルゼリーの口中の後味は、酵素分解ローヤルゼリーに甘味料や酸味料などの矯味剤を添加し、不溶性高分子などでコーティングを行った場合でも改善することができないものである。
前記酵素分解ローヤルゼリーの大きさは、シクロデキストリンに包接されるサイズよりも大きいため、前記臭いの低減や、口中の後味低減といった効果は、前記酵素分解ローヤルゼリーがシクロデキストリンに包接されたことによるものではなく、他の原因によるものと考えられる。
(実施例2:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2の製造)
<混合工程>
前記実施例1の混合工程において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、β−シクロデキストリン(セルデックスB−100、日本食品化工株式会社製)に代え、水温を約20℃としていた点を、約70℃とした以外は、実施例1と同様にして混合工程を行った。
<分散工程、噴霧乾燥工程>
前記実施例1と同様にして、分散工程及び噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.8であった。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが低減されていた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−2は、口中の後味も低減されていた。
したがって、β−シクロデキストリンを用いた場合にもα−シクロデキストリンを用いた場合と同様の効果が得られることが確認された。
(実施例3:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3の製造)
<混合工程>
前記実施例1の混合工程において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、γ−シクロデキストリン(デキシパールγ―100、塩水港精糖株式会社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして混合工程を行った。
<分散工程、噴霧乾燥工程>
前記実施例1と同様にして、分散工程及び噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.6であった。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが低減されていた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−3は、口中の後味も低減されていた。
したがって、γ−シクロデキストリンを用いた場合にもα−シクロデキストリンを用いた場合と同様の効果が得られることが確認された。
(実施例4:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4の製造)
前記実施例1において、分散工程を行わなかった以外は、実施例1と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4を製造した。なお、調製後の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、回転速度6rpmでの粘度が38cP、回転速度60rpmでの粘度が23cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.65であった。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが低減されていたものの、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1〜3よりも若干臭いが感じられた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−4は、口中の後味も低減されていたものの、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−1〜3よりも若干口中の後味が感じられた。
実施例1及び実施例4の結果から、分散工程を含むことにより、酵素分解ローヤルゼリーの風味をより改善することができることが示された。
(実施例5:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5の製造)
<混合工程>
水 86.4mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 14.4gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 7.2gとを加え、混合し、固形分濃度20質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
<分散工程>
前記実施例1と同様にして分散工程を行った。
終了時の前記含有液の粘度を前記実施例1と同様にして測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が49cP、回転速度60rpmでの粘度が50cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、0.98であった。
<噴霧乾燥工程>
前記実施例1と同様にして噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5を製造した。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが実施例1〜4に比べて低減されていた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−5は、口中の後味も実施例1〜4に比べて低減されていた。
(実施例6:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6の製造)
<混合工程>
水 81.0mLに、酵素分解ローヤルゼリー(株式会社山田養蜂場本社製) 18.0gと、α−シクロデキストリン(デキシパールα―100、塩水港精糖株式会社製) 9.0gとを加え、混合し、固形分濃度25質量%の酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液とした。なお、水温は、約20℃とした。
<分散工程>
前記実施例1と同様にして分散工程を行った。
終了時の前記含有液の粘度を前記実施例1と同様にして測定したところ、回転速度6rpmでの粘度が150cP、回転速度60rpmでの粘度が142.5cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.05であった。
<噴霧乾燥工程>
前記実施例1と同様にして噴霧乾燥工程を行い、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6を製造した。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが実施例1〜5に比べて低減されていた。
また、前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−6は、口中の後味も実施例1〜5に比べて低減されていた。
実施例1〜6の結果から、前記含有液の固形分濃度を上げるほど酵素分解ローヤルゼリーの風味の改善が増すことが示された。
(実施例7:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−7の製造)
前記実施例6において、分散工程を行わなかった以外は、実施例6と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−7を製造した。なお、調整後の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、回転速度6rpmでの粘度が250cP、回転速度60rpmでの粘度が142.5cPであり、前記式(1)で算出されるTI値は、1.75であった。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−7は、臭いも口中の後味も実施例6に比べるとやや抑えきれていなかった。
(比較例1:酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−8の製造)
前記実施例1において、α−シクロデキストリンを用いていた点を、デキストリン(パインデックス#2、松谷化学工業株式会社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして、酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−8を製造した。なお、分散工程終了時の前記含有液の前記式(1)で算出されるTI値を前記実施例1と同様にして算出したところ、1.3であった。
前記酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物−8は、酵素分解ローヤルゼリーの臭いが低減されておらず、また、口中の後味も低減されなかった。

Claims (7)

  1. 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
    前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンを分散する分散工程と、
    前記分散工程で得られた前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程とを含み、
    前記分散工程における前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液中の、前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンの固形分濃度が18質量%〜40質量%であり、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行うことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法。
    TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
  2. 酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項1に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物の製造方法。
  3. 請求項1から2のいずれかに記載の製造方法により製造されることを特徴とする酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物。
  4. 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項3に記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物。
  5. 酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとを水性媒体中で混合する混合工程と、
    前記混合工程で得られた酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンを分散する分散工程と、
    前記分散工程で得られた前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液を噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、を含み、
    前記分散工程における前記酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液中の、前記酵素分解ローヤルゼリー及び前記シクロデキストリンの固形分濃度が18質量%〜40質量%であり、下記式(1)で算出されるチクソトロピーインデックス(TI値)が、0.8〜1.3の範囲となるまで前記分散工程を行うことを特徴とする酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法。
    TI値=回転速度6rpmにおける粘度値/回転速度60rpmにおける粘度値 ・・・ 式(1)
  6. 酵素分解ローヤルゼリー及びシクロデキストリン含有液における酵素分解ローヤルゼリーと、シクロデキストリンとの質量比(酵素分解ローヤルゼリー:シクロデキストリン)が、1:0.3〜0.6である請求項5に記載の酵素分解ローヤルゼリーの風味改善方法。
  7. 請求項3から4のいずれかに記載の酵素分解ローヤルゼリー粉末組成物を含むことを特徴とする錠剤。
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