JP6575178B2 - 仮軸 - Google Patents

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Description

本発明は、直動案内装置のスライダを保持する仮軸に関する。
直動案内装置は、案内レールと、スライダと、複数個の転動体とを備えている。そして、案内レールおよびスライダは、互いに対向配置されて転動体の転動通路を形成する転動溝を有し、転動通路を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直線運動する。直動案内装置を組み立てるためにスライダを案内レールに取り付ける際や、スライダ単体で輸送する際に、案内レールを模した仮軸が使用される。
仮軸を用いてスライダを案内レールに取り付ける際には、スライダを仮軸に取り付けた状態で、仮軸と案内レールの端面同士を接触させ、スライダを案内レールに向けて滑らせる。仮軸を用いることで、スライダが案内レールに取り付け易くなり、転動体が脱落することが防止される。特許文献1には、案内レールにスライダを挿入する際に使用する仮軸が開示されている。
ところで、工作機械などに設けられた直動案内装置においては、スライダに組み込まれた転動体を定期的に観察する必要がある。従来、転動体の観察は、特許文献2のように、案内レールからスライダを取り外し、そして、スライダを分解して転動体を取り出すことにより行っていた。
特開平11−62959号公報 特開2013−139834号公報
しかしながら、このような観察方法では、スライダを分解するときに転動体が分散する。そのため、転動体を紛失したり、他列の転動体と混合することがあり、作業時間が増加してしまうことがあった。
そこで、本発明者は、仮軸に着目し、本発明をなした。
本発明の課題は、スライダを装着した状態で転動体を観察することが可能な仮軸を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る仮軸は、案内レールと、案内レールに対して転動体を介して長手方向に移動可能なスライダとを備えた直動案内装置の案内レールと同じ断面形状をなす対向面を有する一対の端板部と、一対の端板部を、対向面同士が対向する方向に沿って所定の間隔で保持する保持部材と、一対の端板部の各々に保持され、かつスライダの長手方向に形成された転動体転動溝とともに転動体を支持する線条体とを備えている。
本発明の一態様によれば、スライダを装着した状態で転動体を観察することが可能な仮軸を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る仮軸にスライダを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る仮軸の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る仮軸の細部を示す図((a)は端板部の平面図,(b)は枠体の平面図)である。 図1において仮軸の底面側から見た斜視図である。 直動案内装置を示す斜視図である。 直動案内装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る仮軸の変形例を示す斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
なお、図4では、図面を見易くすめため、仮軸に装着されたスライダを二点鎖線で示している。
まず、本発明を適用し得る直動案内装置の概要を図5及び図6を用いて説明する。
直動案内装置10は、図5及び図6に示すように、軸方向に延びる断面形状が略四角形の案内レール11に、スライダ21が軸方向に移動可能に案内されている。
案内レール11は、軸方向両端面の他に、軸方向に延びる4つの外面を有する。4つの外面のうち上面11aと左右両側面11b,11cとが交差する稜部には、それぞれ軸方向に延びる断面ほぼ1/4円弧形状の転動体転動溝12が形成されている。また、案内レール11の左右両側面11b,11cの上下方向略中間位置には、それぞれ軸方向に延びる断面ほぼ1/2円弧形状の転動体転動溝13が形成されている。
また、スライダ21は、案内レール11が有する前記4つの外面のうち上面11aに沿う平板部22と、この平板部22の左右両側部からそれぞれ下方に延び側面11b,11cに沿う2つの腕部23,24とを備えている。
このようなスライダ21は、スライダ本体21Aと、その軸方向両端部に着脱可能に取り付けられたエンドキャップ21Bとで構成されている。さらに、スライダ21の軸方向両端部には、案内レール11とスライダ21との間の隙間の開口部分のうち軸方向に向く開口部分を密封するサイドシール25が装着されている。
さらに、図5に示すように、スライダ本体21Aの左右両腕部23,24の内側面における平板部22との角部及び上下方向略中央部には、案内レール11の転動体転動溝12,13に対向する断面ほぼ1/2円弧形状(半円形)の転動体転動溝26,27が形成されている。そして、案内レール11の転動体転動溝12及び13とスライダ21の転動体転動溝26及び27との間に、それぞれ転動体転動路28が形成され、各転動体転動路28は軸方向に延びている。
また、スライダ21は、スライダ本体21Aの左右両腕部23,24の肉厚部分の上部及び下部に、転動体転動路28と平行に軸方向に貫通する貫通孔でなる直線路29を備えている。
一方、エンドキャップ21Bは、スライダ本体21Aとの当接面の左右両側に、転動体転動路28とこれに平行な直線路29とを連通させる半ドーナッツ状の湾曲路を上下に有している。そして、直線路29と両端の湾曲路とで、転動体30を転動体転動路28の終点から始点へ送り循環させる転動体戻し路が構成され、この転動体戻し路と転動体転動路28とで、略環状の転動体循環路が形成されている。この略環状の転動体循環路は、案内レール1を挟んで左右両側に形成される。この転動体循環路内には、例えば鋼球でなる多数の転動体30が転動自在に装填されていて、これらの転動体30が転動することによりスライダ21が案内レール11に沿って軸方向に相対移動する。
このように、直動案内装置は、案内レール11によってスライダ21が転動体30を介して案内されることにより、直線運動を行うが、案内レール11とスライダ21との間に転動体30が挿入されているので、スライダ21の単体を輸送する場合や、スライダ21を案内レール11に装着する場合には、スライダ21内に転動体30を保持した状態で輸送や案内レール11への装着を行う必要がある。この場合に案内レール11の代用として仮軸40を使用する。
仮軸40は、図1及び図2に示すように、直動案内装置10の案内レール11の長手方向と直交する断面と同じ断面形状をなす対向面を有する一対の端板部41a,41bと、一対の端板部41a,41bを所定の間隔で保持する保持部50とを備えている。保持部50は、一対の端板部41a,41bの各々の対向面同士が対向する方向に沿って、一対の端板部41a,41bを所定の間隔で保持している。一対の端板部41a,41bの各々は、図3(a)に示すように、案内レール11の転動体転動溝12に対応する1/4円弧形状の転動体転動溝42と、案内レール11の転動体転動溝13に対応する1/2の転動体転動溝43とを有している。
また、仮軸40は、図1及び図2に示すように、一対の端板部41a,41bの各々に保持され、かつスライダ21の長手方向に形成された転動体転動溝12,13とともに転動体30を支持する線条体45,46を備えている。線条体45は例えば1本設けられ、線条体46は例えば2本設けられている。
また、仮軸40は、一対の端板部41a,41bの間において保持部42に所定の間隔で保持された複数の枠体47を更に備えていることが好ましい。複数の枠体47の各々は、直動案内装置10の案内レール11の長手方向と直交する断面と同じ断面形状で形成されている。複数の枠体47の各々は、図3(b)に示すように、案内レール11の転動体転動溝12に対応する1/4円弧形状の転動体転動溝48と、案内レール11の転動体転動溝13に対応する1/2の転動体転動溝49とを有している。
一対の端板部41a,41bの各々には、図3(a)に示すように、線条体45,46を仮軸40の長手方向に平行になるように位置決めする位置決め溝45a,46aが設けられている。位置決め溝45aは転動体転動溝42の内部に設けられている。位置決め溝46aは転動体転動溝43の内部に設けられている。
複数の枠体47の各々には、図3(b)に示すように、線条体45,46を仮軸40の長手方向に平行になるように位置決めする位置決め溝45b,46bが設けられていることが好ましい。位置決め溝45bは転動体転動溝48に設けられている。位置決め溝46bは転動体転動溝49に設けられている。
線条体45,46の各々は、張った状態で一対の端板部41a,41bの各々に保持されている。線条体45,46の各々は、弾性力を有する材料、例えばピアノ線などの条鋼やタコ糸どの撚糸で形成されている。
保持部50は、図1及び図2に示すように、一対の端板部41a,41bの各々の上縁を連結する天板51と、一対の端板部41a,41b及び複数の枠体47を下部で連結した底枠体52とを有していることが好ましい。互いに隣り合い枠体47の間隔及び互いに隣り合う枠体47と端板部41a,41bとの間隔は、転動体30の径よりも広くなっていることが好ましい。一対の端板部41a,41b及び天板51、複数の枠体47及び底枠体52の各々は、例えばプラスチックや鋼板で形成されている。
この仮軸40へのスライダ21の装着は、仮軸40の一端側から転動体循環溝内に転動体30を装着したスライダ21を、転動体転動溝26を転動する転動体30を線条体45に接触させるとともに、転動体転動溝27を転動する転動体30を線条体46に接触させながら、挿入することにより、容易に行うことができる。
そして、仮軸40へのスライダ21の装着が完了すると、仮軸40のスライダ21の軸方向の両端面側でゴムバンド等を巻回してスライダ21の軸方向への移動を規制する。この状態で、スライダ21の輸送をスライダ21内に転動体30を装着した状態で行うことができる。
そして、輸送後に仮軸40に保持されたスライダ21を案内レール11に装着するには、ゴムバンド等の固定部材を取り外した状態で、仮軸40の所望の一端側を案内レール11の一方の端面に繋げる。この状態で、スライダ21を案内レール11側に移動させることにより、転動体30が転動しながらスライダ21を案内レール11に乗り移らせることができ、案内レール11へスライダ21の装着を容易に行うことができる。
仮軸40は、工作機械などの直動案内装置のスライダに組み込まれた転動体を定期的に観察する際の治具として使用することができる。仮軸40は、図4に示すように、底面側が枠体52で構成され、かつスライダ21の長手方向に形成された転動体転動溝26,27とともに線条体45,46で転動体30を支持しているので、スライダ21を装着した(組み込んだ)状態で仮軸40の底面側から転動体30を観察することができる。また、仮軸40は、隣接する枠体47の間、及び端板部41A,41Bと枠体47との間において、線条体45,46の延伸方向と直交する方向に線条体45,46の位置をピンセットなどの治具で、ずらすことができるので、転動体30の観察がよりし易くなる。また、仮軸40は、スライダ21を装着した状態で転動体30を観察することができるので、従来の観察方法のようにスライダを分解する必要がない。そのため、仮軸40では、転動体30の観察に要する作業時間を短縮することができる。
また、仮軸40は、線条体45,46を長手方向に平行になるように位置決めする位置決め溝45a,45Bが複数の枠体47の各々に設けられているので、スライダ21の転動体転動溝12,13と線条体45,46とで転動体30を確実に保持することができる。
また、仮軸40は、互いに隣り合い枠体47の間隔及び互いに隣り合う枠体47と端板部41a,41bとの間隔が転動体30の径よりも広くなっているので、線条体45,46の位置を線条体45,46の延伸方向と直交する方向に容易にずらすことができる。
(変形例)
上述の実施形態では、スライダの転動体転動溝とともに転動体を支持する線条体を設けた場合について説明した。これに対し、仮軸の変形例として、図7に示すように、仮軸60の互いに対向する側面部全体を複数の線条体61で構成するようにしてもよい。
以上、本発明を上記一実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
10…直動案内装置
11…案内レール
12,13…転動体転動溝
21…スライダ
26,27…転動体転動溝
28…転動体転動路
40…仮軸
41a,41b…端板部
42,43…転動体転動溝
45,46…線条体
45a,45b,46a,46b…位置決め溝
47…枠体
48,49…転動体転動溝
50…保持部
51…天板
52…底枠体

Claims (4)

  1. 案内レールと、前記案内レールに対して転動体を介して長手方向に移動可能なスライダとを備えた直動案内装置の前記案内レールと同じ断面形状をなす対向面を有する一対の端板部と、
    前記一対の端板部を、前記対向面同士が対向する方向に沿って所定の間隔で保持する保持部と、
    前記一対の端板部の各々に保持され、かつ前記スライダの長手方向に形成された転動溝とともに前記転動体を支持する線条体と、
    を備えていることを特徴とする仮軸。
  2. 前記一対の端板部の間において前記保持部材に所定の間隔で保持された複数の枠体を更に備え、
    前記線条体を前記長手方向に平行になるように位置決めする位置決め溝が前記複数の枠体の各々に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の仮軸。
  3. 前記複数の枠体の間隔は、前記転動体の径よりも広いことを特徴とする請求項2に記載の仮軸。
  4. 前記保持部は、前記一対の端板部の各々の上縁を連結する天板と、前記一対の端板部及び前記複数の枠体を下部で連結した底枠体とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の仮軸。
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