JP6574709B2 - 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機 - Google Patents

移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP6574709B2
JP6574709B2 JP2016005943A JP2016005943A JP6574709B2 JP 6574709 B2 JP6574709 B2 JP 6574709B2 JP 2016005943 A JP2016005943 A JP 2016005943A JP 2016005943 A JP2016005943 A JP 2016005943A JP 6574709 B2 JP6574709 B2 JP 6574709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
pedal
pedal case
width direction
switch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016005943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017124433A (ja
Inventor
佐藤 正昭
正昭 佐藤
陽介 小名木
陽介 小名木
真悟 鎌田
真悟 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Holdings Co Ltd filed Critical Amada Holdings Co Ltd
Priority to JP2016005943A priority Critical patent/JP6574709B2/ja
Publication of JP2017124433A publication Critical patent/JP2017124433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6574709B2 publication Critical patent/JP6574709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Presses (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

本発明は、プレスブレーキ等の曲げ加工機に用いられ、足踏み操作によって下部テーブルに対する上部テーブルの相対的な昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置に関する。
一般に、曲げ加工機の一例としてのプレスブレーキは、本体フレームの下部に設けられかつ上側に下部金型を保持する下部テーブルと、本体フレームの上部に下部フレームに対して相対的に昇降可能に設けられかつ下側に上部金型を保持する上部テーブルとを具備している。また、プレスブレーキは、足踏み操作によって上部テーブルの相対的な昇降動作を行うためのフットスイッチ装置を具備している。フットスイッチ装置は、下部テーブルの正面側に設けられたペダルケースと、ペダルケースの内側に設けられかつ足踏み操作可能なペダルとを具備している。
一方、近年、上部テーブルと下部テーブルの間に形成された複数の加工ステーションにおいて、ワークの曲げ順に基づいて順次曲げ加工を行うステップベンド加工が広く普及している。それに伴い、ペダルケースを幅方向(プレスブレーキの幅方向)へ移動できるようにした移動式フットスイッチ装置が開発されている。そして、移動式フットスイッチ装置の構成は、次の通りである(特許文献1参照)。
下部テーブルは、その正面側(下部テーブルの正面側)に、ペダルケースを幅方向に沿って移動可能に備えており、このペダルケースは、その正面側(ペダルケースの正面側)に、作業者の足を挿入するための開口部を有している。また、ペダルケースは、その内側(ペダルケースの内側)に、足踏み操作可能なフットペダルを備えている。本体フレームは、その適宜位置(本体フレームの適宜位置)に、ペダルケースを幅方向へ移動させる移動アクチュエータとしてのサーボモータを備えている。移動式フットスイッチ装置は、サーボモータを制御する制御部としてのコントローラを具備している。
移動式フットスイッチ装置は、作業者の安全性を確保するために、ペダルケースの移動領域に対する作業者の足等の異物の侵入を検出する透過型のエリアセンサ(多光軸光電センサ)を具備している。エリアセンサは、本体フレーム又は下部テーブルの幅方向の一端側の下部に設けられかつ監視光を投光する投光器と、本体フレーム又は下部テーブルの幅方向の他端側の下部に設けられかつ監視光を受光する受光器とを有している。投光器と受光器の距離(間隔)は、プレスブレーキの全幅と同程度に長くなっている。エリアセンサは、上下方向に間隔を置いて並んだ複数の光軸を有しており、複数の光軸は、ペダルケースの開口部を正面側から覆うようになっている。
コントローラは、ペダルケースの幅方向の移動中に、エリアセンサによってペダルケースの移動領域に対する異物の侵入が検出されると、サーボモータの駆動を停止するようになっている。また、コントローラは、エリアセンサによってペダルケースの移動領域に対する異物の侵入が検出されていると、コントローラによってサーボモータの駆動を禁止するようになっている。更に、コントローラは、サーボモータの過負荷が検出されると、サーボモータの駆動を停止するようになっている。
特開2005−319515号公報
ところで、前述のように、投光器と受光器との距離がプレスブレーキの全幅と同程度に長く、エリアセンサが複数の光軸を有していため、エリアセンサの光軸調整が非常に厄介であり、移動式フットスイッチ装置の取扱性が低下する。また、投光器等の取付位置を安定させて、エリアセンサの検出精度を高めるには、投光器周辺等の大掛かりな補強を行う必要があり、プレスブレーキの構成が複雑化する。換言すれば、移動式フットスイッチ装置の設置に伴い、プレスブレーキの大掛かりな補強を行う必要があり、プレスブレーキの構成が複雑化する。
つまり、プレスブレーキの構成の複雑化を抑えつつ、移動式フットスイッチ装置の取扱性の向上を図ることは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の移動式フットスイッチ装置等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、上側に下部金型を保持する下部テーブルと、前記下部テーブルに対して相対的に昇降可能であってかつ下側に上部金型を保持する上部テーブルとを具備した曲げ加工機に用いられ、足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置であって、前記下部テーブルの正面側に幅方向に沿って移動可能に設けられ、正面側に作業者の足を挿入するための開口部を有し、幅方向の両側に開閉可能な蓋部材をそれぞれ有したペダルケースと、前記ペダルケースの内側に設けられ、足踏み操作可能なフットペダルと、各蓋部材の開閉状態を検出する開閉センサと、前記ペダルケースを幅方向へ移動させるための移動アクチュエータと、前記ペダルケースの幅方向の移動中に、いずれかの前記開閉センサによって前記蓋部材の開状態が検出されると、前記移動アクチュエータの駆動を停止する制御部(駆動停止部)と、を具備したことである。
本発明の第1の態様の構成により、前記上部テーブルと前記下部テーブルの間に形成された複数の加工ステーションにおいて、ステップベンド曲げを行う場合には、次のように行う。
前記移動アクチュエータの駆動により前記ペダルケースを幅方向へ移動させて、最初の前記加工ステーション(最初に曲げ加工を行う前記加工ステーション)に対応する位置に位置させる。また、最初の加工ステーションにおいて、ワークを前記下部金型に対して位置決めする。そして、前記フットペダルの足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行う。これにより、最初の前記加工ステーションにおいて、前記上部金型と前記下部金型の協働によりワークに対して最初の曲げ加工を行うことができる。
ワークに対して最初の曲げ加工を行った後に、ワークの曲げ順に基づいて前記移動アクチュエータの駆動を制御することにより、前記ペダルケースを幅方向へ移動させて、次以降の前記加工ステーション(次以降に曲げ加工を行う前記加工ステーション)に対応する位置に位置させる。また、次以降の前記加工ステーションにおいて、ワークを前記下部金型に対して位置決めする。そして、前記フットペダルの足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行う。これにより、次以降の前記加工ステーションにおいて、前記上部金型と前記下部金型の協働によりワークに対して次以降の曲げ加工を行うことができる(ステップベンド加工に関する作用)。
仮に、前記ペダルケースの幅方向の移動中に、作業者の足が前記ペダルケースの内側から前記蓋部材に衝突すると、前記蓋部材が閉状態から開状態になって、いずれかの前記開閉センサによって前記蓋部材の開状態が検出される。すると、前記制御部が前記移動アクチュエータの駆動を停止して、前記ペダルケースの幅方向の移動を停止する。これにより、作業者の足が前記ペダルケースの内側に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
前記移動アクチュエータの過負荷が検出されると、前記移動アクチュエータの駆動を停止するようにしておくことにより、作業者の足が前記ペダルケースの外側に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
つまり、従来のエリアセンサのようなセンサを用いなくても、簡易な前記開閉センサ等を具備するだけで、作業者の足が前記ペダルケースの内外(内側及び外側)に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
本発明の第2の態様は、上側に下部金型を保持する下部テーブルと、前記下部テーブルに対して相対的に昇降可能であってかつ下側に上部金型を保持する上部テーブルとを具備した曲げ加工機に用いられ、足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置であって、前記下部テーブルの正面側に幅方向に沿って移動可能に設けられ、正面側に作業者の足を挿入するための開口部を有したペダルケースと、前記ペダルケースの内側に設けられ、足踏み操作可能なフットペダルと、前記ペダルケースに設けられ、前記ペダルケース内における作業者の足の有無を検出するフォトセンサと、前記ペダルケースを幅方向へ移動させるための移動アクチュエータと、前記フォトセンサによって前記ペダルケース内に作業者の足が有ると検出されていると、前記移動アクチュエータの駆動を禁止する制御部(駆動禁止部)と、を具備したことである。
本発明の第2の態様によると、前述のステップベンド加工に関する作用と同様の作用を奏する。
また、前記フォトセンサによって前記ペダルケース内に作業者の足が有ると検出されていると、前記制御部が前記移動アクチュエータの駆動を禁止して、前記ペダルケースの幅方向の移動を停止する。これにより、作業者の足が前記ペダルケースの内側に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
前記移動アクチュエータの過負荷が検出されると、前記移動アクチュエータの駆動を停止するようにしておくことにより、作業者の足が前記ペダルケースの外側に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
つまり、従来のエリアセンサのようなセンサを用いなくても、簡易な前記フォトセンサ等を具備するだけで、作業者の足が前記ペダルケースの内外に有る場合に、作業者の安全性を確保することができる。
本発明の第3の態様は、上部金型と下部金型の協働によりワークに対して曲げ加工を行う曲げ加工機であって、本発明の第1又は第2の態様からなる移動式フットスイッチ装置を具備したことである。
本発明の第3の態様によると、本発明の第1又は第2の態様による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前述のように、従来のエリアセンサのようなセンサを用いなくても、作業者の足が前記ペダルケースの内外にある場合に、作業者の安全性を確保することができる。そのため、前記移動式フットスイッチ装置の設置に伴う前記曲げ加工機の大掛かり補強を行う必要がなくなり、前記曲げ加工機の構成の複雑化を抑えることができる。また、前記開閉センサ等について厄介な調整を行う必要がなく、前記移動式フットスイッチ装置の取扱性の向上を図ることができる。
つまり、本発明によれば、前記曲げ加工機の構成の複雑化を抑えつつ、前記移動式フットスイッチ装置の取扱性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るフットペダル装置の周辺の正面図である。 図2は、図1におけるII-II線に沿った図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの正面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るフットペダル装置の要部の拡大正面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係るフットペダル装置の周辺の正面図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係るフットペダル装置の要部の拡大正面図である。
本発明の実施形態(他の実施形態を含む)について図面を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意であって、「備えられる」と同義である。「備える」とは、直接的に備えることの他に、別部材を介して間接的に備えることを含む意であって、「設ける」と同義である。図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。「幅方向」とは、プレスブレーキの幅方向、又は下部テーブル(上部テーブル)の幅方向(長手方向)のことをいう。
(本発明の実施形態)
図1から図3に示すように、本発明の実施形態に係るプレスブレーキ1は、上部金型3と下部金型5の協働により板状のワークWに対して曲げ加工を行う曲げ加工機の1つである。また、プレスブレーキ1は、本体フレーム7を具備しており、本体フレーム7は、幅方向(左右方向)に離隔対向した一対のサイドプレート9,11と、一対のサイドプレート9,11を連結する複数の連結部材13とを有している。
本体フレーム7は、その下部(本体フレーム7の下部)に、幅方向(左右方向)へ延びた下部テーブル15を備えている。下部テーブル15は、その上側(下部テーブル15の上側)に、幅方向に間隔を置いて並んだ複数の下部金型5を下部金型ホルダ17を介して着脱可能に保持している。また、本体フレーム7は、その上部(本体フレーム7の上部)に、幅方向へ延びた上部テーブル19を昇降可能に備えており、上部テーブル19は、下部テーブル15に上下に対向している。上部テーブル19は、その下側(上部テーブル19の下側)に、幅方向に間隔を置いて並んだ複数の上部金型3を複数の上部金型ホルダ21を介して着脱可能に保持している。ここで、複数の上部金型3と複数の下部金型5によって、上部テーブル19と下部テーブル15の間に、ステップベンド加工を行うための複数の加工ステーションSが形成されることになる。
一対のサイドプレート9,11は、それらの上部(一対のサイドプレート9,11の上部)に、上部テーブル19を昇降させるための昇降アクチュエータとして油圧シリンダ23,25をそれぞれ備えている。なお、昇降アクチュエータとして油圧シリンダ23,25の代わりに、昇降モータ(図示省略)を用いてもよい。上部テーブル19を昇降可能に構成する代わりに、下部テーブル15を昇降可能に構成してもよい。
下部テーブル15は、その背面側(下部テーブル15の背面側)に、ワークWを下部金型5に対して前後方向(プレスブレーキ1の奥行方向)に位置決めするためのバックゲージ装置(図示省略)を備えている。バックゲージ装置は、ワークWの端面を突き当て可能な突き当て部材(図示省略)を有しており、突き当て部材は、前後方向へ位置調節可能になっている。
プレスブレーキ1は、作業者Mによる足踏み操作によって上部テーブルの昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置27を具備している。そして、本発明の実施形態に係る移動式フットスイッチ装置27の構成は、次の通りである。
図1、図2、及び図4に示すように、各サイドプレート9(11)は、その下部(各サイドプレート9(11)の下部)に、取付ブラケット29(31)を備えている。一対の取付ブラケット29,31は、それらの間(一対の取付ブラケット29,31の間)に、幅方向へ延びたガイドビーム(ガイドプレート)33を備えており、ガイドビーム33は、下部テーブル15の正面側(前側)に位置している。また、ガイドビーム33は、その正面側(ガイドビーム33の正面側)に、スライドプレート35を幅方向に沿って移動可能に備えている。スライドプレート35は、その上部(スライドプレート35の上部)に、ガイドビーム33の上端部に幅方向に沿って案内される複数の第1溝付きローラ37を有している。スライドプレート35は、その下部(スライドプレート35の下部)に、ガイドビーム33の下端部に幅方向に沿って案内される複数の第2溝付きローラ39を有している。
スライドプレート35は、その下側(スライドプレート35の下側)に、ペダルケース41を備えている。換言すれば、ペダルケース41は、スライドプレート35及びガイドビーム33等を介して下部テーブル15の正面側に幅方向へ移動可能に設けられている。また、ペダルケース41は、その正面側(ペダルケース41の正面側)に、作業者Mの足Mfを挿入するための開口部43を有している。また、ペダルケース41は、幅方向の両側(左右両側)に、蓋部材45,47をそれぞれ有しており、各蓋部材45(47)は、蝶番49(51)を介して上下方向へ開閉可能になっている。更に、ペダルケース41は、その下部(ペダルケース41の下部)の適宜位置に、幅方向に沿って転動する複数の車輪53を支持ブラケット55を介して備えており、複数の車輪53は、蓋部材45,47よりも後側に位置している。
ペダルケース41は、その内側(ペダルケース41の内側)に、足踏み操作可能な一対のフットペダル57,59(下降用フットペダル57と上昇用フットペダル59)をそれぞれ備えている。下降用フットペダル57の足踏み操作によって一対の油圧シリンダ23,25の駆動を制御することによって、上部テーブル19の下降動作が行われる。上昇用フットペダル59の足踏み操作によって一対の油圧シリンダ23,25の駆動を制御することによって、上部テーブル19の上昇動作が行われる。なお、上部テーブル19が下死点に達すると、上部テーブル19の上昇動作が自動的に行われるようにしてもよい。
ペダルケース41は、その内側(ペダルケース41の内側)の左部に、第1の蓋部材45に磁着可能な第1のマグネットキャッチ61を備えている。第1のマグネットキャッチ61は、第1の蓋部材45の開閉状態を検出する第1の開閉センサとしての第1のリミットスイッチ63を有している。また、ペダルケース41は、その内側(ペダルケース41の内側)の右部に、第2の蓋部材47に磁着可能な第2のマグネットキャッチ65を備えている。第2のマグネットキャッチ65は、第2の蓋部材47の開閉状態を検出する第2の開閉センサとしての第2のリミットスイッチ67を有している。
ガイドビーム33は、その左端部(ガイドビーム33の左端部)に、駆動プーリ69を水平な軸心(駆動プーリ69の軸心)周りに回転可能に備えている。ガイドビーム33は、その右端部(ガイドビーム33の右端部)に、従動プーリ71を水平な軸心(従動プーリ71の軸心)周りに回転可能に備えている。また、駆動プーリ69と従動プーリ71の間には、無端状のタイミングベルト73が巻回されており、タイミングベルト73の一部分は、連結部材75を介してスライドプレート35に連結している。なお、駆動プーリ69、従動プーリ71、及びタイミングベルト73に代わりに、駆動スプロケット(図示省略)、従動スプロケット(図示省略)、及び無端状のチェーン(図示省略)を用いてもよい。
第1の取付ブラケット29は、その適宜位置(第1の取付ブラケット29の適宜位置)に、ペダルケース41を幅方向へ移動させるための移動アクチュエータとしてサーボモータ77を備えている。また、サーボモータ77の出力軸は、一対の連結プーリ79,81及び無端状の連結ベルト83を介して駆動プーリ69に連動連結されている。更に、第1の取付ブラケット29は、その適宜位置に、サーボモータ77に流れる電流を検出する電流センサ85を備えている。
移動式フットスイッチ装置27は、サーボモータ77の駆動を制御する制御部としてのコントローラ87を具備しており、一対のリミットスイッチ63,67及び電流センサ85は、コントローラ87に接続されている。また、コントローラ87は、電流センサ85によって検出された電流に基づいてサーボモータ77の過負荷を検出する過負荷検出部(過負荷検出回路)89を有している。そして、コントローラ87は、ペダルケース41の幅方向(左右方向)の移動中に、いずれかのリミットスイッチ63(又は67)によって蓋部材45(又は47)の開状態が検出されると、サーボモータ77の駆動を停止するようになっている。コントローラ87は、過負荷検出部89によってサーボモータ77の過負荷が検出されると、サーボモータ77の駆動を停止するようになっている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
複数の加工ステーションSにおいて、ステップベンド曲げを行う場合には、次のように行う。
コントローラ87によってサーボモータ77の駆動を制御することにより、ペダルケース41を幅方向(左右方向)へ移動させて、最初の加工ステーションSに対応する位置に位置させる。続いて、ワークWの端面を突き当て部材に突き当てることにより、最初の加工ステーションSにおいてワークWを下部金型5に対して位置決めする。そして、一対のフットペダル57,59(又は下降用フットペダル57のみ)の足踏み操作によって一対の油圧シリンダ23,25の駆動を制御することにより、上部テーブル19の昇降動作を行う。これにより、最初の加工ステーションSにおいて、上部金型3と下部金型5の協働によりワークWに対して最初の曲げ加工を行うことができる。
ワークWに対して最初の曲げ加工を行った後に、コントローラ87によってワークWの曲げ順に基づいてサーボモータ77の駆動を制御することにより、ペダルケース41を幅方向へ移動させて、次以降の加工ステーションSに対応する位置に位置させる。続いて、ワークWの端面を突き当て部材に突き当てることにより、次以降の加工ステーションSにおいてワークWを下部金型5に対して位置決めする。そして、一対のフットペダル57,59(又は下降用フットペダル57のみ)フットペダルの足踏み操作によって一対の油圧シリンダ23,25の駆動を制御することにより、上部テーブル19の昇降動作を行う。これにより、次以降の加工ステーションSにおいて、上部金型3と下部金型5の協働によりワークWに対して次以降の曲げ加工を行うことができる(本発明の第1の態様による通常の作用)。
仮に、ペダルケース41の幅方向の移動中に、作業者Mの足Mfがペダルケース41の内側からいずれかの蓋部材45(又は47)に衝突すると、蓋部材45(又は47)が閉状態から開状態になって、いずれかのリミットスイッチ63(又は67)によって蓋部材45(又は47)の開状態が検出される。すると、コントローラ87がサーボモータ77の駆動を停止して、ペダルケース41の幅方向の移動を停止する。これにより、作業者Mの足Mfがペダルケース41の内側に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
過負荷検出部89によってサーボモータ77の過負荷が検出されると、サーボモータ77の駆動を停止する。これにより、作業者Mの足Mfがペダルケース41の外側に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
つまり、従来のエリアセンサのようなセンサを用いなくても、簡易なリミットスイッチ63,67等を具備するだけで、作業者Mの足Mfがペダルケース41の内外(内側及び外側)に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、移動式フットスイッチ装置27の設置に伴うプレスブレーキ1の大掛かり補強を行う必要がなくなり、プレスブレーキ1の構成の複雑化を抑えることができる。また、リミットスイッチ63,67について厄介な調整を行う必要がなく、移動式フットスイッチ装置27の取扱性の向上を図ることができる。つまり、本発明の実施形態によれば、プレスブレーキ1の構成の複雑化を抑えつつ、移動式フットスイッチ装置27の取扱性の向上を図ることができる。
(他の実施形態)
図5及び図6に示すように、本発明の他の実施形態においては、プレスブレーキ1は、移動式フットスイッチ装置27(図1及び図4参照)に代えて、作業者Mによる足踏み操作によって上部テーブルの昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置91を具備している。また、移動式フットスイッチ装置91は、移動式フットスイッチ装置27と同様の構成を有している。以下、移動式フットスイッチ装置91の構成のうち、移動式フットスイッチ装置27と異なる構成についてのみ説明する。なお、移動式フットスイッチ装置27における複数の構成要素のうち、移動式フットスイッチ装置91における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
ペダルケース41は、蓋部材45,47(図1及び図4参照)を有してなく、一対のマグネットキャッチ61,65を備えていない。そして、ペダルケース41は、開口部43の入口側に、ペダルケース41内における作業者Mの足Mfの有無を検出する透過型のフォトセンサ(光電センサ)93を備えている。フォトセンサ93は、ペダルケース41の開口部43の入口側の右端部に設けられかつ赤外線等の監視光Bを投光する投光器95と、ペダルケース41の開口部43の入口側の左端部に設けられかつ監視光Bを受光する受光器97とを有している。 フォトセンサ93(投光器95と受光器97)は、コントローラ87に接続されている。そして、コントローラ87は、フォトセンサ93によってペダルケース41内に作業者Mの足Mfが有ると検出されていると、サーボモータ77の駆動を禁止するようになっている。なお、透過型のフォトセンサ93の代わりに、拡散反射型のフォトセンサ(図示省略)を用いてもよい。
続いて、本発明の他の実施形態の作用及び効果について説明する
フォトセンサ93によってペダルケース41内に作業者Mの足Mfが有ると検出されていると、コントローラ87がサーボモータ77の駆動を禁止して、ペダルケース41の幅方向(左右方向)の移動を停止する。これにより、作業者Mの足Mfがペダルケース41の内側に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
過負荷検出部89によってサーボモータ77の過負荷が検出されると、サーボモータ77の駆動を停止する。これにより、作業者Mの足Mfがペダルケース41の外側に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
つまり、従来のエリアセンサのようなセンサを用いなくても、簡易なフォトセンサ93等を具備するだけで、作業者Mの足Mfがペダルケース41の内外に有る場合に、作業者Mの安全性を確保することができる。
従って、本発明の他の実施形態においても、前述の本発明の実施形態の効果と同様の効果を奏するものである。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、適宜の変更を行うことにより、種々の態様で実施可能である。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
M 作業者
Mf 足
S 加工ステーション
W ワーク
1 プレスブレーキ
3 上部金型
5 下部金型
7 本体フレーム
9 サイドプレート
11 サイドプレート
15 下部テーブル
19 上部テーブル
23 油圧シリンダ
25 油圧シリンダ
27 フットスイッチ装置
29 取付ブラケット
31 取付ブラケット
33 ガイドビーム
35 スライドプレート
41 ペダルケース
43 開口部
45 蓋部材
47 蓋部材
57 下降用フットペダル,
59 上昇用フットペダル
61 マグネットキャッチ
63 リミットスイッチ
65 マグネットキャッチ
67 リミットスイッチ
69 駆動プーリ
71 従動プーリ
73 タイミングベルト
75 連結部材
85 電流センサ
87 コントローラ
89 過負荷検出部
91 フットスイッチ装置
93 フォトセンサ
95 投光器
97 受光器

Claims (4)

  1. 上側に下部金型を保持する下部テーブルと、前記下部テーブルに対して相対的に昇降可能であってかつ下側に上部金型を保持する上部テーブルとを具備した曲げ加工機に用いられ、足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置であって、
    前記下部テーブルの正面側に幅方向に沿って移動可能に設けられ、正面側に作業者の足を挿入するための開口部を有し、幅方向の両側に開閉可能な蓋部材をそれぞれ有したペダルケースと、
    前記ペダルケースの内側に設けられ、足踏み操作可能なフットペダルと、
    各蓋部材の開閉状態を検出する開閉センサと、
    前記ペダルケースを幅方向へ移動させるための移動アクチュエータと、
    前記ペダルケースの幅方向の移動中に、いずれかの前記開閉センサによって前記蓋部材の開状態が検出されると、前記移動アクチュエータの駆動を停止する制御部と、を具備した移動式フットスイッチ装置。
  2. 上側に下部金型を保持する下部テーブルと、前記下部テーブルに対して相対的に昇降可能であってかつ下側に上部金型を保持する上部テーブルとを具備した曲げ加工機に用いられ、足踏み操作によって前記上部テーブルの相対的な昇降動作を行うための移動式フットスイッチ装置であって、
    前記下部テーブルの正面側に幅方向に沿って移動可能に設けられ、正面側に作業者の足を挿入するための開口部を有したペダルケースと、
    前記ペダルケースの内側に設けられ、足踏み操作可能なフットペダルと、
    前記ペダルケースに設けられ、前記ペダルケース内における作業者の足の有無を検出するフォトセンサと、
    前記ペダルケースを幅方向へ移動させるための移動アクチュエータと、
    前記フォトセンサによって前記ペダルケース内に作業者の足が有ると検出されていると、前記移動アクチュエータの駆動を禁止する制御部と、を具備したフットスイッチ装置。
  3. 前記移動アクチュエータの過負荷を検出する過負荷検出部と、
    前記制御部は、前記過負荷検出部によって前記移動アクチュエータの過負荷が検出されると、前記移動アクチュエータの駆動を停止する請求項1又は請求項2に記載の移動式フットスイッチ装置。
  4. 上部金型と下部金型の協働によりワークに対して曲げ加工を行う曲げ加工機であって、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動式フットスイッチ装置を具備した曲げ加工機。
JP2016005943A 2016-01-15 2016-01-15 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機 Active JP6574709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005943A JP6574709B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005943A JP6574709B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017124433A JP2017124433A (ja) 2017-07-20
JP6574709B2 true JP6574709B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=59363725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005943A Active JP6574709B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6574709B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6450820B1 (ja) * 2017-10-16 2019-01-09 株式会社アマダホールディングス プレスブレーキ
JP6745940B1 (ja) * 2019-04-17 2020-08-26 株式会社アマダ プレスブレーキ
CN110788171B (zh) * 2019-11-07 2021-03-09 河北双龙盛光电科技有限公司 一种电力高低压横担制作加工装置及制作加工方法
CN112024761B (zh) * 2020-07-21 2021-06-18 浙江金澳兰机床有限公司 一种冲床开关锁紧装置及其使用方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150033A (ja) * 1999-12-02 2001-06-05 Amada Co Ltd プレスブレーキの移動式フットスイッチ
JP4969049B2 (ja) * 2004-04-06 2012-07-04 株式会社アマダ 曲げ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017124433A (ja) 2017-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6574709B2 (ja) 移動式フットスイッチ装置及び曲げ加工機
KR20150020979A (ko) 레이저를 이용한 절곡기 방호장치
JP5837853B2 (ja) ダブルデッキエレベーター
CN109435115A (zh) 一种用于轮胎模具激光清洗设备
KR101254046B1 (ko) 차체부품용 공급장치
ITMI20100306U1 (it) Dispositivo per la rilevazione ottica della superficie di materiali lastriformi da recidere
JP4869819B2 (ja) 射出成形装置におけるスペーサブロックの移動装置
JP6572338B1 (ja) プレスブレーキ用光学式安全装置、プレスブレーキ、及び光学式監視方法
KR102026358B1 (ko) 작업 위치 자동 조정 장치
JP5830393B2 (ja) 横型帯鋸盤における帯鋸刃装着補助装置および同装置を使用した横型帯鋸盤における帯鋸刃装着方法
JP4081492B2 (ja) 射出成形装置の安全扉装置
JP3181769U (ja) プレス機械の安全装置
JP6433406B2 (ja) 機械式駐車装置
EP1538122A1 (en) Device for securing cage of elevator
JP2011194427A (ja) 防護シャッタシステム
JP6450820B1 (ja) プレスブレーキ
KR20170047916A (ko) 금속판재 벤딩툴
JP2007007689A (ja) プレス装置
JPWO2020019012A5 (ja)
KR101770045B1 (ko) 승강기
JP6754677B2 (ja) 曲げ加工機及び曲げ加工方法
JP2016141523A (ja) ロックダウン装置保持工具及び釣合車装置の位置調整方法
JP7100712B2 (ja) ワークストッカ
JP5694055B2 (ja) プレス機械及びそのスライド制御装置
JP2015231630A (ja) プレス機械用の安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6574709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350