JP6573900B2 - タキサン化合物およびその製造方法およびその使用 - Google Patents
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Description
本発明は薬化学の分野に関し、特に新規化合物、特にタキサン化合物に関する。本発明はさらに、該タキサン化合物の製造方法、および経口抗腫瘍医薬品の製造における有効成分としての該タキサン化合物の使用に関する。
本発明は、次の一般式I:
R1は、−COR6、−COOR6または−CONR7aR7bであり;
R2は、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルケニル基、置換炭化水素基、複素環式基、芳香族基または置換芳香族基であり;
R3は、−OR6、−OCOOR6、−OCOSR6または−OCONR7aR7bであり;
R4は、−OR6、−OCOOR6、−OCOSR6、−OCONR7aR7b、HまたはOHであり;
ここで、R6は、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルケニル基、C1〜C6アルキニル基、置換炭化水素基、芳香族基または複素環式基であり;R7aおよびR7bはそれぞれ、水素、炭化水素基、置換炭化水素基または複素環式基である]
で表される構造を有するタキサン化合物を提供する。
ステップ1 タキサン母核部の合成:原料として10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)を用いて、まず母核部のC7位およびC10位のヒドロキシル基を選択的に置換基で保護し、その後C13ヒドロキシ基を酸化してケト−カルボニル基を形成し、次いでN−(スルホニル)オキサジリジンを用いてC14にβ配置を有するヒドロキシル基を高立体選択的に導入することによりN,N’−カルボニルジイミダゾール(CDI)の作用下で1,14−カーボナート構造を形成し、最後にC13ケト−カルボニル基をCBS還元法により高立体選択的に還元してα配置を有するヒドロキシル基を形成し、それによってタキサン母核部を形成する;
ステップ2 5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、保護基の導入、付加縮合、酸加水分解、アルドール縮合、接触水素化等を含む一連の反応により製造する;
ステップ3 タキサン誘導体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、エステル化によりタキサン母核部と結合させ、かつ酸加水分解による保護基の除去後に一連のタキサン誘導体を生成する
を含む。
ステップ1 タキサン母核部の合成:原料として10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)を用いて、まず母核部のC7位およびC10位のヒドロキシル基を選択的に置換基で保護し、その後C13ヒドロキシ基を酸化してケト−カルボニル基を形成し、次いでN−(スルホニル)オキサジリジンを用いてC14にβ配置を有するヒドロキシル基を高立体選択的に導入することによりCDIの作用下で1,14−カーボナート構造を形成し、最後にC13ケト−カルボニル基をCBS還元法により高立体選択的に還元してα配置を有するヒドロキシル基を形成し、それによってタキサン母核部を形成する;
ステップ2 5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体の合成:原料として使用するグリコール酸を順にベンジル基およびブチルオキシカルボニル基(Boc基)により保護することにより、Boc保護ベンジルグリコラートを生成し;様々な置換アルデヒドを(SR)−t−ブチルスルフィンアミドと縮合させることにより、対応するエナミン化合物を形成し;このBoc保護ベンジルグリコラートとエナミン化合物とをリチウム塩の存在下での付加反応により反応させ、その後、酸加水分解後にキラル中間体が得られ、この得られた中間体を、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(PPTS)により触媒されるアルドール縮合反応によって1,1’−(ジメトキシメチル)p−メトキシベンゼンと反応させることによって、縮合化合物を取得する。この縮合化合物のアミノ基を様々な置換基で置換し、かつ最後に接触水素化後に5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を得る;
ステップ3 タキサン誘導体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、エステル化によりタキサン母核部と結合させ、かつ酸加水分解による保護基の除去後に一連のタキサン誘導体を生成する
を含む。
1.本発明において、C13ケト−カルボニル基の立体選択的還元においてCBS還元法が選択される。水素化ホウ素金属を用いる従来の還元法と比較して、CBS還元法は高立体選択的な還元が可能であり、それによりee値>99.9%でかつ収率90%以上でC13にα配置を有するヒドロキシル基を得ることができる。
本明細書において使用される「アルキル」という用語は、(例えば二重結合、三重結合または環といった)不飽和度を全く有しない炭素原子および水素原子のみからなる基を指し、これには、その可能な幾何異性体および立体異性体の全ての種類が含まれる。これらの基には、単結合により分子の残りが結合している。本明細書において使用される「C1〜C6アルキル」とは、1〜6の炭素数を有する上記で定義されたアルキルを指す。C1〜C6アルキルの非限定的な例としては、直鎖または分岐鎖を有する次の基が挙げられる:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルおよびその異性体、並びにn−ヘキシルおよびその異性体。
R1は、−COR6、−COOR6または−CONR7aR7bであり;
R2は、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルケニル基、置換炭化水素基、複素環式基、芳香族基または置換芳香族基であり;
R3は、−OR6、−OCOOR6、−OCOSR6または−OCONR7aR7bであり;
R4は、−OR6、−OCOOR6、−OCOSR6、−OCONR7aR7b、HまたはOHであり;
ここで、R6は、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルケニル基、C1〜C6アルキニル基、置換炭化水素基、芳香族基または複素環式基であり;R7aおよびR7bはそれぞれ、水素、炭化水素基、置換炭化水素基または複素環式基である]
で表される構造を有するタキサン化合物を提供する。
R1は、ベンゾイル、t−ブチルオキシカルボニルまたはN,N’−ジメチルカルバモイルであり;
R4は、−OMe、−OCOOCH3、−OCON(CH3)2、−OCOSC2H5、HまたはOHである。
ステップ1 タキサン母核部の合成:原料として10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)を用いて、まず母核部のC7位およびC10位のヒドロキシル基を選択的に置換基で保護し、その後C13ヒドロキシ基を酸化してケト−カルボニル基を形成し、次いでN−(スルホニル)オキサジリジンを用いてC14にβ配置を有するヒドロキシル基を高立体選択的に導入することによりCDIの作用下で1,14−カーボナート構造を形成し、最後にC13ケト−カルボニル基をCBS還元法により高立体選択的に還元してα配置を有するヒドロキシル基を形成し、それによってタキサン母核部を形成する;
ステップ2 5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、保護基の導入、付加縮合、酸加水分解、アルドール縮合、接触水素化等を含む一連の反応により製造する;
ステップ3 タキサン誘導体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、エステル化によりタキサン母核部と結合させ、かつ酸加水分解による保護基の除去後に一連のタキサン誘導体を生成する
を含む方法により製造される。
ステップ1 タキサン母核部の合成:原料として10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)を用いて、まず母核部のC7位およびC10位のヒドロキシル基を選択的に置換基で保護し、その後C13ヒドロキシ基を酸化してケト−カルボニル基を形成し、次いでN−(スルホニル)オキサジリジンを用いてC14にβ配置を有するヒドロキシル基を高立体選択的に導入することによりCDIの作用下で1,14−カーボナート構造を形成し、最後にC13ケト−カルボニル基をCBS還元法により高立体選択的に還元してα配置を有するヒドロキシル基を形成し、それによってタキサン母核部を形成する;
ステップ2 5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体の合成:原料として使用するグリコール酸を順にベンジル基およびt−ブチルオキシカルボニル基(Boc基)により保護することにより、Boc保護ベンジルグリコラートを生成し;様々な置換アルデヒドを(SR)−t−ブチルスルフィンアミドと縮合させることにより、対応するエナミン化合物を形成し;このBoc保護ベンジルグリコラートとエナミン化合物とをリチウム塩の存在下での付加反応により反応させ、その後、酸加水分解後にキラル中間体が得られ、この得られた中間体を、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(PPTS)により触媒されるアルドール縮合反応によって1,1’−(ジメトキシメチル)p−メトキシベンゼンと反応させることによって、縮合化合物を取得する。この縮合化合物のアミノ基を様々な置換基で置換し、かつ最後に接触水素化後に5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を得る。この反応経路は次の通りである:
を含む。
(1)R3およびR4が−OR6である場合には、反応を次のように行う:まず、ヒドロキシル基を、室温〜0℃で溶媒としてのテトラヒドロフランまたはジクロロメタンおよびアルカリとしてのピリジン(Py)中でp−トルエンスルホニルクロリド(TsCl)と反応させることによりp−トルエンスルホナートを得て、これをさらにグリニャール試薬と反応させることにより、対応するエーテル−OR6を得る;
(2)R3およびR4が−OCOOR6または−OCONR7aR7bである場合には、反応を次のように行う:アルカリ条件下に、ヒドロキシル基を室温〜−70℃で溶媒としてのテトラヒドロフラン中で対応する酸塩化物と反応させる;
(3)R3およびR4が−OCOSR6である場合には、反応を次のように行う:ヒドロキシル基を室温で溶媒としてのテトラヒドロフラン中でN,N’−カルボニルジイミダゾール(CDI)と反応させ、かつ得られた生成物をさらに置換反応によりメルカプタンと反応させる。
(1)R3およびR4が−OR6である場合には、好ましくは溶媒としてジクロロメタンを使用し、温度は0℃であり、かつグリニャール試薬にはR6MgBrが含まれる;
(2)R3およびR4が−OCOOR6または−OCONR7aR7bである場合には、好ましくはアルカリとしてリチウムヘキサメチルジシラジドを使用し、かつ好ましくは温度は−40℃であり;酸塩化物にはR6OCOClおよびR7aR7bNCOClが含まれる;
(3)R3およびR4が−OCOSR6である場合には、メルカプタンにはR6SHが含まれる。
ステップ2において、中間体のアミノ基の置換に関与する反応において、好ましくはアルカリとしてリチウムヘキサメチルジシラジド(LHMDS)を使用し、かつ溶媒としてテトラヒドロフランを使用し;好ましくは温度は−40℃であり、酸塩化物にはR6COCl、R6OCOClおよびR7aR7bNCOClが含まれ;接触水素化反応において、好ましくは触媒として水酸化パラジウムを使用し、水素を20psiで導入し、かつ好ましくはこの反応をアルコール溶液中で行う。
パクリタキセルを陽性の薬物として使用した。16の癌細胞株(MCF−7、MDA−MB−436乳癌細胞;A549、NCI−H460非小細胞性肺癌;A2780卵巣癌;A375、B16黒色腫;HCT116、HT−29結腸癌;Hela子宮頸癌;HL−60、K562白血病;LNCaP、Du145前立腺癌;LN−18、BGC−823胃癌を含む)に対する、1μMの濃度での本発明の1,14−カーボナートバッカチンIIIを含むタキサン誘導体の増殖抑制率を調べるために、MTTアッセイを用いた。実験結果を第1表に示す。
ヒト由来の結腸直腸腺癌細胞株Caco−2細胞単層モデルを用いて、頂端(AP)側から側底(BL)側へ、およびBL側からAP側への標的化合物の双方向性輸送を試験した。輸送パラメータ、見かけの透過係数(Papp)および流出率を算出する定量分析のために、HPLCを使用した。陽性対照薬としてパクリタキセルを使用し、これらのタキサン誘導体の生体内経口バイオアベイラビリティおよびP−gpとのその親和性を予測するための参照体として、P−gpの基質のエリスロマイシンを使用した。
材料
化合物PCMI−08を、本発明において提供される方法に従って合成し、かつ検出した。内部標準パクリタキセルを、中国薬品生物製品検定所(NICPBP)より購入した。クロマトグラフィーグレードのアセトニトリルをSigma−Aldrich Inc.より購入し、Tween 80および酢酸エチルをAladdin reagent Inc.より購入した。雄のS.D.ラットをBeijing Weitonglihua Inc.より購入し、動物小屋内で2週間で飼育した。
Agilent 1100シリーズHPLC、Agilent G1313Aオートサンプラー、Thermo Finnigan TSQ四重極質量分析計(米国カリフォルニア州サンノゼ)、Xcalibur(登録商標)(バージョン1.3)ソフトウェア(Thermo Finnigan)データ解析ソフトウェア。
PCMI−08 200mgをTween 80と無水エタノールとの混合溶液(1:1)4ml中に溶解することにより50mg/mlのストック溶液を調製し、かつ生理食塩水を添加して適切な濃度に調整した。12匹の雄のS.D.ラット(体重300g)を捕獲し、一晩絶食後に2群に分けた。一方の群を静脈内注射(5mg/kg)で処理し、他方の群を経口(60mg/kg)で処理した。血液を、静脈内群では0分後、5分後、10分後、20分後、40分後、1時間後、2時間後、4時間後、6時間後、8時間後、12時間後、24時間後に採取し、一方で経口群では5分後、15分後、30分後、45分後、1時間後、2時間後、4時間後、6時間後、8時間後、12時間後、24時間後に採取した。血漿を4500rpmで10分間遠心分離した後、上澄み血清を採取し、かつアッセイのために−40℃の冷凍庫内に置かれた対応するEPチューブに移した。
Agilent 1100シリーズの構成:Agilent G1313A HPLCオートサンプラー装置、150mm×2.1mmC18サーモカラム(粒径3μm)逆相カラム、検出波長230nm、カラム温度30℃、移動相アセトニトリル/水(7:3)、流量0.2ml/分、注入体積20μl。組み合わせられた質量分析(MS)は、ポジティブイオンモードでエレクトロスプレーイオン化(ESI)を用いて構成されたThermo Finnigan TSQ Quantum triple quadrupoleであった。MS分析のパラメータは次の通りであった:スプレーチャンバ電圧4.0kv;加熱キャピラリー温度350℃;保護ガス(窒素):20psi;補助ガス(窒素):5psi;衝突ガス(アルゴン);圧力1.5mmTorr;衝突エネルギー:CA 17eV; FAおよびIFAは19eVであった;ISは15eVであった。
血漿試料100μLを採取し、これに内部標準(パクリタキセル、500ng/mlのアセトニトリル溶液)100μLを添加し、次いでボルテックスにより十分に均質化下後に酢酸エチル3mlを添加し、5分間振とうした後に4500rpmの回転速度で8分遠心分離した。上清を、ブロー用の窒素を含む清浄なEPチューブに移し、加熱条件下に乾燥させた。移動相(CH3CN/H2O=7:3)120μlで再構成した後、溶液を12,000rpmで3分間遠心分離し、上清100μlを採取してオートサンプラーバイアルに移した。LC−MS/MS検出後、統計データおよび薬物動態学的パラメータをXcalibur(登録商標)(バージョン1.3)ソフトウェア(Thermo Finnigan)で処理した。
経口投与または静脈内投与による化合物PCMI−08の薬物濃度−時間曲線を図1に示す。PCMI−08の関連薬物動態学的パラメータを以下の表に示す。PCMI−08の半減期は比較的長く、総じて10hであり、従ってその平均滞留時間は相対的に最高で10h以上延長される。絶対経口バイオアベイラビリティ(F%)は最高で65.8%である。報告された6%未満のパクリタキセルの絶対経口バイオアベイラビリティと比較して、動物内でのPCMI−08の経口バイオアベイラビリティは有意なレベルで向上した。
以下の実施例は本発明を詳説するために提供されるものであり、決して本発明の限定を意図したものではない。
7,10−ジメトキシル−1,14−カーボナートバッカチンIII(1当量)および(4S,5R)−3−t−ブトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニル−5−オキサゾリジンカルボン酸(4当量)を、溶媒として使用したジクロロメタン中に溶解させ、これに0.5当量のDMAPおよび2.0当量のDCCを順次添加して、室温で一晩反応させた。得られた生成物を2当量の塩化アセチル/メタノール溶液中で反応させることにより、タキサン誘導体PCMI−01を最終生成物として得た。2ステップの全体の収率は71%であり、最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例4のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例8のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例5のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例8のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例3のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例8のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例4のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例14のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例5のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例14のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例4のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例17のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例3のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例17のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例5のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例17のステップ2)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
具体的な方法は、実施例1のステップ1)において見られる。
具体的な方法は、実施例1のステップ3)において見られる。最終生成物の純度は95%以上であった。
Claims (11)
- 請求項1または2に記載のタキサン化合物であって、該タキサン化合物がさらに、該化合物のすべての異性体および該異性体の混合物を含む、前記タキサン化合物。
- 請求項1または2に記載のタキサン化合物であって、該タキサン化合物が製薬学的に許容される非毒性塩の形をとっている、前記タキサン化合物。
- 請求項1または2に記載のタキサン化合物であって、該タキサン化合物が溶媒和物の形態で存在する、前記タキサン化合物。
- 抗腫瘍医薬組成物であって、該組成物が、請求項1から5までのいずれか1項に記載の式Iによるタキサン化合物、その製薬学的に許容される塩または溶媒和物を有効成分として含む、前記組成物。
- 請求項6に記載の組成物であって、該医薬組成物が、式Iによるタキサン化合物、その製薬学的に許容される塩または溶媒和物を0.01%〜99.99%の質量比で含み、かつ残分は製薬学的に許容される担体である、前記組成物。
- 経口抗腫瘍医薬品の製造における、請求項1から5までのいずれか1項に記載のタキサン化合物、その製薬学的に許容される塩、溶媒和物、および請求項6または請求項7に記載の医薬組成物の使用。
- 請求項1または2に記載のタキサン化合物の製造方法であって、該方法が、次のステップ:
ステップ1 タキサン母核部の合成:原料として10−デアセチルバッカチンIII(10−DAB)を用いて、まず母核部のC7位およびC10位のヒドロキシル基を選択的に置換基で保護し、その後C13ヒドロキシ基を酸化してケト−カルボニル基を形成し、次いでN−(スルホニル)オキサジリジンを用いてC14にβ配置を有するヒドロキシル基を高立体選択的に導入することによりCDIの作用下で1,14−カーボナート構造を形成し、最後にC13ケト−カルボニル基をCBS還元法により高立体選択的に還元してα配置を有するヒドロキシル基を形成し、それによってタキサン母核部を形成する;
ステップ2 5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体の合成:原料として使用するグリコール酸を順にベンジル基およびブチルオキシカルボニル基(Boc基)により保護することにより、Boc保護ベンジルグリコラートを生成し;様々な置換アルデヒドを(SR)−t−ブチルスルフィンアミドと縮合させることにより、対応するエナミン化合物を形成し;このBoc保護ベンジルグリコラートとエナミン化合物とをリチウム塩の存在下での付加反応により反応させ、その後、酸加水分解後にキラル中間体が得られ、この得られた中間体を、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(PPTS)により触媒されるアルドール縮合反応によって1,1’−(ジメトキシメチル)p−メトキシベンゼンと反応させることによって、縮合化合物を取得し;この縮合化合物のアミノ基を様々な置換基で置換し、かつ最後に接触水素化後に5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を得る;
ステップ3 タキサン誘導体の合成:5員環オキサゾリジン酸側鎖の前駆体を、エステル化によりタキサン母核部と結合させ、かつ酸加水分解による保護基の除去後に一連のタキサン誘導体を生成する
を含むことを特徴とする、前記方法。 - 請求項9に記載のタキサン化合物の製造方法であって、
ステップ1において、C7−ヒドロキシル基およびC10−ヒドロキシル基を置換基で保護する際に:
(1)R3およびR4が−OR6である場合には、反応を次のように行う:まず、ヒドロキシル基を、室温〜0℃で溶媒としてのテトラヒドロフランまたはジクロロメタンおよびアルカリとしてのピリジン(Py)中でp−トルエンスルホニルクロリド(TsCl)と反応させることによりp−トルエンスルホナートを得て、これをさらにグリニャール試薬と反応させることにより、対応するエーテル−OR6を得る;
(2)R3およびR4が−OCOOR6または−OCONR7aR7bである場合には、反応を次のように行う:アルカリ条件下に、ヒドロキシル基を室温〜−70℃で溶媒としてのテトラヒドロフラン中で対応する酸塩化物と反応させる;
(3)R3およびR4が−OCOSR6である場合には、反応を次のように行う:ヒドロキシル基を室温で溶媒としてのテトラヒドロフラン中でN,N’−カルボニルジイミダゾール(CDI)と反応させ、かつ得られた生成物をさらに置換反応によりメルカプタンと反応させる;
ステップ1において、CBS還元法によるC13ケト−カルボニル基の立体選択的還元には、次の特定のステップが含まれる:C13−オキソを、室温〜−70℃で溶媒としての無水テトラヒドロフラン、無水ジクロロメタンまたはアルコール、触媒としての(R)−2−メチルオキサザボロジンおよび還元剤としてのボランを用いて立体選択的に還元させることにより、C13−α−OHを形成する;
ステップ2において、前記様々な置換アルデヒドには、C1〜C6ヒドロカルビルアルデヒド、C1〜C6置換ヒドロカルビルアルデヒド、芳香族アルデヒド、置換芳香族アルデヒドおよび複素芳香族アルデヒドが含まれ;縮合化合物のアミノ基の置換に関与する反応を、溶媒としてのテトラヒドロフラン、ジクロロメタンまたはジオキサンを用いて行い、それにより、室温〜−70℃でアルカリ条件下に対応する酸塩化物と反応させ;接触水素化反応においては、触媒としてパラジウム炭素または水酸化パラジウムを使用し、水素を標準圧力でかまたは加圧条件で導入し、かつこの反応を溶媒としてのアルコール、テトラヒドロフランまたはジクロロメタン中で行う;
ここで、R6が、−CH3、−C2H5、−C(CH3)3またはフェニル基;及びR7aとR7bが、−CH3である、
ことを特徴とする、前記方法。 - 請求項10に記載のタキサン化合物の製造方法であって、
ステップ1において、C7−ヒドロキシル基およびC10−ヒドロキシル基を置換基で保護する際に:
(1)R3およびR4が−OR6である場合には、溶媒としてジクロロメタンを使用し、温度は0℃であり、かつグリニャール試薬にはR6MgBrが含まれる;
(2)R3およびR4が−OCOOR6または−OCONR7aR7bである場合には、アルカリとしてリチウムヘキサメチルジシラジドを使用し、かつ温度は−40℃であり;酸塩化物にはR6OCOClおよびR7aR7bNCOClが含まれる;
(3)R3およびR4が−OCOSR6である場合には、メルカプタンにはR6SHが含まれる;
ステップ1において、CBS還元法によるC13ケト−カルボニル基の立体選択的還元を、溶媒として無水テトラヒドロフランを用いて室温で行い;
ステップ2において、縮合化合物のアミノ基の置換に関与する反応において、アルカリとしてリチウムヘキサメチルジシラジドを使用し、かつ溶媒としてテトラヒドロフランを使用し;温度は−40℃であり、酸塩化物にはR6COCl、R6OCOClおよびR7aR7bNCOClが含まれ;接触水素化反応において、触媒として水酸化パラジウムを使用し、水素を20psiで導入し、かつこの反応をアルコール溶液中で行う;
ここで、R6が、−CH3、−C2H5、−C(CH3)3またはフェニル基;及びR7aとR7bが、−CH3である、
ことを特徴とする、前記方法。
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