JP6573062B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の一実施形態は、可撓性を有する電子機器に関し、特に、応力を検出する電子機器に関する。
従来、可撓性を有する表示面を備えた電子機器がある(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の電子機器は、その少なくとも一部が可撓性を有しているため、表示面を湾曲させる、又は表示面に捻りを加えることが可能である。例えば、特許文献1の電子機器では、その長辺と垂直な方向に沿って表示面が凹状になるように湾曲させることができる。また、特許文献1の電子機器では、表示面が凸状になるように湾曲させることもできる。
特開2014−006892号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような電子機器では、例えば、長辺の端部に回路部品などが集中して配置されていることがある。この場合、ユーザが中央部を湾曲させる力と同じ力で端部を湾曲させてしまうと、電子機器が予期しない動作を行ってしまうことがある。この結果、電子機器に応力が与えられた場合の信頼性が低下してしまう。
そこで、本発明の一実施形態の目的は、応力が生じた場合の信頼性を向上するための電子機器を提供することにある。
本発明の一実施形態の電子機器は、可撓性を有する本体と、前記本体に配置され、前記本体が曲げられたときに生じる応力により変形する圧電フィルムを有し、前記本体の厚さ方向と直交する長さ方向における前記本体の端部及び中央部のそれぞれで生じる応力を検出し、前記端部と前記中央部とが同じ曲率で曲げられた場合、前記端部で生じる応力に基づいて出力する第1出力値が、前記中央部で生じる応力に基づいて出力する第2出力値と異なる値になるように構成されているセンサ部と、前記第1出力値及び前記第2出力値の少なくとも一方が所定の閾値を超えたことを検知する検知部と、を備える。
この構成は、本体の中央部と端部とが同じ曲率で曲げられた場合、本体の中央部と本体の端部とで異なった出力値を得ることができる。したがって、本発明の電子機器は、中央部と端部とが同じ曲率で曲げられた場合でも、信頼性を向上することができる。
本発明の一実施形態の電子機器では、前記センサ部は、前記端部と前記中央部とが同じ曲率で曲げられた場合、前記第1出力値が、前記第2出力値よりも大きくなるように、前記第1出力値及び前記第2出力値を出力するように構成されていることが好ましい。
この構成では、中央部と端部とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値が第2出力値よりも大きくなり、端部における感度が中央部の感度と比較して高くなる。
また、本発明の一実施形態の電子機器では、前記センサ部は、前記圧電フィルムの面上に配置された電極を備え、前記電極は、前記端部側に配置された第1電極と、前記中央部に配置された第2電極とで構成され、前記第1電極の面積は、前記第2電極の面積と異なるように形成されていることが好ましい。
この構成では、第1電極の面積と第2電極と面積との違いによって、第1出力値と第2出力値とが異なるように構成されている。
本発明の一実施形態の電子機器は、粘着層をさらに備え、前記本体は、前記センサ部を覆うカバーを有し、前記粘着層は、前記センサ部と前記カバーとの間に配置され、前記端部側の粘着層に使用される第1粘着剤の弾性率は、前記中央部の粘着層に使用される第2粘着剤の弾性率と異なることが好ましい。
この構成では、第1粘着剤の弾性率と第2粘着剤の弾性率とが異なることで、第1出力値と第2出力値とが異なるように構成されている。
本発明の一実施形態の電子機器では、前記圧電フィルムは、ポリ乳酸を含み、前記本体の前記長さ方向に対する延伸方向の角度が、前記端部側と前記中央部とで異なるように形成されていることが好ましい。
この構成では、端部の延伸方向と中央部の延伸方向とが異なることで、第1出力値と第2出力値とが異なるように構成されている。
本発明の一実施形態の電子機器では、前記圧電フィルムには、前記端部側において、前記本体の前記長さ方向と平行な方向に長い複数のスリットが、前記本体の前記厚さ方向と前記本体の前記長さ方向とに直交する幅方向に並んで形成されていることが好ましい。
この構成では、端部にスリットが形成されていることで、第1出力値と第2出力値とが異なるように構成されている。
本発明の一実施形態の電子機器は、前記検知部が前記第1出力値及び前記第2出力値のいずれか一方が前記閾値を超えたことを検知した場合、報知する報知部を備えていることが好ましい。
この構成では、報知部により、ユーザが前記第1出力値及び前記第2出力値のいずれか一方が前記閾値を超えたことを容易に知ることができる。
本発明の一実施形態の電子機器は、前記検知部を制御する制御部を備えていることが好ましい。前記閾値は、複数であることが好ましい。前記複数の閾値は、第1閾値と、前記第1閾値よりも高い値の第2閾値とを含むことが好ましい。前記制御部は、前記第1出力値が前記第1閾値を超えたことを前記検知部が検知した場合、前記報知部に報知させ、前記第1出力値が前記第2閾値を超えたことを前記検知部が検知した場合、前記本体の電源をオフにすることが好ましい。
この構成では、制御部が段階的な処理を行うことで、安全性を確保すると共に、信頼性を向上することができる。
本発明の一実施形態の電子機器において、前記センサ部には、前記圧電フィルムの第1面上に、面状に形成された検知電極が配置され、前記圧電フィルムの前記第1面と反対の面上に、面状に形成された基準電極が配置されていることが好ましい。
この構成では、面で応力を検出することができるので、より信頼性を向上することができる。
本発明の一実施形態の電子機器では、前記検知電極及び前記基準電極のそれぞれには1つの配線電極が接続されていることが好ましい。前記配線電極は、前記検知部に電気的に接続されていることが好ましい。
この構成では、配線を減らすことができるので、構造を簡略化することができる。
この発明一実施形態によれば、応力が生じた場合の信頼性を向上することができる電子機器を実現できる。
図1は実施形態1の電子機器を示す外観斜視図である。 図2は上述の電子機器を示すA1−A2断面図である。 図3は上述の電子機器の構成を示すブロック図である。 図4は実施形態1の本体がX方向を軸に曲げられた状態を示す側面図である。 図5は実施形態1の電子機器の要部を示す平面図である。 図6は上述の電子機器における時間の経過に対する出力値を示す説明図である。 図7は実施形態2の電子機器の要部を示す平面図である。 図8Aは実施形態2の電子機器を示すB1−B2断面図、図8Bは実施形態2の電子機器を示すC1−C2断面図である。 図9は実施形態3の電子機器の要部を示す平面図である。 図10は上述の電子機器を示すD1−D2断面図である。 図11は実施形態3の圧電フィルムの延伸方向の角度とせん断応力との関係を示す説明図である。 図12は実施形態4の電子機器の要部を示す平面図である。 図13は上述の電子機器を示すE1−E2断面図である。
本発明の各実施形態に係る電子機器1、1A、1B、1Cについて、図面を参照して説明する。図1は、電子機器1を示す外観斜視図である。電子機器1は、図1に示すように、スマートフォンなどの携帯型情報端末である。電子機器1は、インターネットを使用して、アプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。さらに、ユーザは、アプリを操作することで、種々の機能を動作させる。なお、図1で示すX方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、電子機器1(本体2)に係る方向を規定している。また、各図は模式図であって、各図で示される構成の寸法及び形状等は厳密に図示されたものではない。
(実施形態1)
本実施形態の電子機器1について図1〜図6を参照して説明する。図2は、電子機器1を示すA1−A2断面図である。図3は、電子機器1の構成を示すブロック図である。
電子機器1は、図2に示すように、本体2と、表示部3と、制御回路モジュール(制御部)4と、応力センサ5(センサ部)と、静電容量センサ6とを備えている。また、電子機器1は、スピーカ421を備えている(図3参照)。
本体2は、可撓性を有する。本体2は、図1に示すように、ユーザがX方向を軸として折り曲げることを想定して形成されている。本体2は、筐体21と、カバーパネル22とを備える。
筐体21は、樹脂などによって形成されている。筐体21は、一面に開口を有する直方体形状の箱型に形成されている。言い換えると、筐体21は、平面視が長方形状に形成されている。また、筐体21の厚さは、筐体21の長さ方向及び幅方向よりも短く(薄く)なるように形成されている。
カバーパネル22は、可撓性を有し、透光性を有する材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET(Polyethylene Terephthalate))、ポリカーボネート(PC(Polycarbonate))又はアクリルによって形成されている。カバーパネル22は、長方形の平板状に形成されている。カバーパネル22は、筐体21の開口を覆うように配置されている。カバーパネル22は、ユーザが指又はペン等を使用してタッチ操作を行うタッチ面として機能する。
なお、本実施形態の電子機器1では、図1に示すように、本体2(筐体21)の幅方向をX方向とし、長さ方向をY方向とし、厚さ方向をZ方向とする。
表示部3は、例えば、LCD(LiquidCrystal Display)である。表示部3は、長方形の板状に形成されている。表示部3は、図2に示すように、本体2の内部に配置されている。表示部3には、ユーザがダウンロードしたアプリなどが表示される。
制御回路モジュール4は、本体2の内部であって、筐体21の底壁211に配置されている。制御回路モジュール4は、図1で示される本体2の長さ方向における一対の端部23の少なくとも一方に配置されている。制御回路モジュール4は、図3に示すように、検知部41と、報知部42と、記憶部43とを有する。
検知部41は、応力センサ5が出力した出力値が、記憶部43に予め記憶されている閾値を超えたことを検知する。
報知部42は、応力センサ5が出力した出力値が閾値を超えたことを検知部41が検知した場合、ユーザに報知する。報知部42は、検知部41の検知結果に基づいて、ブザー音等をスピーカ421から発生することでユーザに報知する。なお、報知部42の報知手段は、ブザー音を発生することだけに限定されず、例えば、発光素子を発光させてもよい。また、報知部42は報知手段として、振動子を振動させてもよい。
静電容量センサ6は、図2に示すように、本体2の内部に配置されている。静電容量センサ6は、薄厚の直方体形状に形成されている。静電容量センサ6は、図3に示すように、制御回路モジュール4と電気的に接続されている。静電容量センサ6は、ユーザによりカバーパネル22をタッチするなどの操作が行われると、静電容量の変化を検出し、検出した静電容量に応じたタッチ位置の情報を制御回路モジュール4に出力する。
応力センサ5は、図2に示すように、第1PETフィルム51と、検知電極52と、圧電フィルム53と、基準電極(例えば、グランド電極)54と、第2PETフィルム55と、回路(不図示)とを備えている。応力センサ5は、カバーパネル22と表示部3との間に挟まれて、本体2の内部に配置されている。なお、応力センサ5は、Z方向において、カバーパネル22側から、第1PETフィルム51、検知電極52、圧電フィルム53、基準電極54、第2PETフィルム55の順で積層されている。
第1PETフィルム51は、ポリエチレンテレフタレートによって形成されている。第1PETフィルム51は、平面視が長方形のシート状に形成されている。第1PETフィルム51の第1主面(Z方向におけるカバーパネル22側の面)は、粘着剤を介して、静電容量センサ6に貼り付けられている。第1PETフィルム51の第2主面(Z方向における筐体21の底壁211側の面)には、検知電極52が蒸着されている。
検知電極52は、導電性を有する材料によって形成されている。検知電極52は、シート状に形成されている。検知電極52は、粘着剤を介して圧電フィルム53に貼り付けられている。言い換えると、検知電極52は、第1PETフィルム51と圧電フィルム53との間に配置されている。検知電極52は、圧電フィルム53で発生した応力による電荷を検知する。
圧電フィルム53は、変形可能なフィルム、例えば、ポリ乳酸フィルムである。圧電フィルム53は、平面視が長方形のシート状に形成されている。圧電フィルム53は、Y方向に対する延伸方向の角度が45°に傾斜するように配置されている。
圧電フィルム53は、キラル高分子を含む。キラル高分子は、一軸延伸されたポリ乳酸(PLA(Polylactic Acid))、さらには、L型ポリ乳酸(PLLA(Poly L LacticAcid))であることが好ましい。
キラル高分子は、主鎖が螺旋構造を有し、一軸延伸されて分子が配向すると、圧電性を有する。キラル高分子は、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じるため、PVDF(PolyVinylidene DiFluoride)等のほかのポリマー又は圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。一軸延伸されたPLLAの圧電定数は、高分子中で非常に高い部類に属する。さらにPLLAの電圧定数は、経時的に変動することがなく、極めて安定している。また、PLLAは、焦電性がないので、ユーザが操作する機器には好適に使用される。
圧電フィルム53は、本体2がX方向を軸に曲げられることで、Z方向に撓み、電荷を発生する。圧電フィルム53によって発生する電荷は、検知電極52によって検知される。
基準電極54は、平面視が長方形状に形成されている。基準電極54は、第2PETフィルム55に蒸着されている。また、基準電極54は、圧電フィルム53のZ方向における底壁211側の面に粘着剤を介して貼り付けられている。つまり、基準電極54は、圧電フィルム53と第2PETフィルム55の間に配置されている。
第2PETフィルム55は、ポリエチレンテレフタレートによって形成されている。第2PETフィルム55は、平面視が長方形のシート状に形成されている。第2PETフィルム55の第1主面(Z方向におけるカバーパネル22側の面)は、基準電極54を挟んで圧電フィルム53に貼り付けられている。第2PETフィルム55の第2主面は、粘着剤を介して、表示部3の表面に貼り付けられている。
応力センサ5の回路は、検知電極52が検知した電荷を積分処理して、制御回路モジュール4に出力する。
図4は、本体2がX方向を軸に曲げられた状態を示す側面図である。図4の上方は、中央部24がX方向を軸に曲げられた状態を示し、図4の下方は、端部23がX方向を軸に曲げられた状態を示す。
ところで、電子機器1は、図4に示すように、本体2の長さ方向(Y方向)における中央部24でユーザによってX方向を軸に曲げられることを想定している。それゆえに、本体2、表示部3及び応力センサ5は、可撓性を有している。
しかしながら、ユーザによっては、本体2の端部23でX方向を軸に曲げられてしまうことがある。端部23では、X方向を軸に曲げられることで比較的小さな応力が生じても、本体2及び表示部3は、応力に耐えることができない場合がある。また、本体2には、端部23に制御回路モジュール4などの電子回路が配置されている。つまり、端部23に比較的小さな応力が生じた場合でも、制御回路モジュール4などの電子回路が予期しない動作をしてしまう虞がある。
そこで、応力センサ5は、端部23の感度を上げて、比較的小さな応力が端部23で発生しても、応力センサ5が端部23において出力した出力値だけが閾値を超えたことを検知部41が検知できるように構成される。言い換えると、応力センサ5は、端部23と中央部24とがX方向を軸に同じ角度で曲げられた場合でも、応力センサ5が端部23において出力した出力値だけが閾値を超えたことを検知部41が検知できるように構成されている。
電子機器1では、応力センサ5は、本体2の厚さ方向(Z方向)と直交する長さ方向(Y方向)における本体2の端部23及び中央部24のそれぞれで生じる応力を検出する。そして、応力センサ5は、長さ方向における端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、端部23で生じた応力に基づいて出力する第1出力値が、中央部24で生じた応力に基づいて出力する第2出力値と異なる値になるように構成される。検知部41は、第1出力値及び第2出力値の少なくとも一方が所定の閾値を超えたことを検知する。より詳細には、応力センサ5は、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、第1出力値が第2出力値よりも大きくなるように、第1出力値及び第2出力値を出力する。また、報知部42は、検知部41が第1出力値及び第2出力値のいずれか一方が閾値を超えたことを検知した場合、ユーザに報知する。
ところで、応力センサ5は、圧電フィルム53が発生する電荷を検知する電極の面積が大きいほど、電荷量を多く検知する。言い換えると、圧電フィルム53が発生する電荷を検知する電極の面積が大きいほど、感度が高くなる。
図5は、電子機器1の要部を示す平面図である。検知電極52は、端部23に配置された一対の第1電極521と中央部24に配置された第2電極522とで構成されている。一対の第1電極521の面積は、図5に示すように、第2電極522の面積と異なるように形成されている。より詳細には、一対の第1電極521のそれぞれの面積は、第2電極522の面積よりも大きい。なお、Y方向における一対の第1電極521のそれぞれの長さは、Y方向における第2電極522の長さよりも長く形成されている。X方向における一対の第1電極521及び第2電極522の長さは同じである。
端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、電極の面積が大きい第1電極521が第2電極522よりも多くの電荷量を検知する。つまり、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、第1出力値が第2出力値よりも大きくなる。
図6は、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合における、時間の経過に対する応力センサ5の出力値を示す説明図である。図6において、実線は、第2出力値を示し、一点鎖線は、第1出力値を示す。なお、図6において、破線は、閾値を示す。第1出力値は、図6に示すように、第2出力値よりも時間の経過とともに大きくなる。
図6に示すように、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、第1出力値だけが、閾値を超える場合がある。検知部41は、第1出力値が閾値を超えた場合、報知部42に信号を出力する。
本実施形態の電子機器1は、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、端部23で生じた電荷の量が中央部24で生じた電荷の量よりも多く検知される。これにより、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、第1出力値が、第2出力値より大きくなる。この結果、本実施形態の電子機器1では、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値だけが閾値を超える場合がある。このように、検知部41は、第1出力値が閾値を超えたことを検知することができる。この場合、電子機器1では、端部23の曲げ限界と中央部24の曲げ限界を1つの検知部41だけで検知することができる。言い換えると、電子機器1は、第1電極521及び第2電極522のそれぞれに検知部を配置させる必要がない。これにより、電子機器1は、検知電極52に関係する回路の省スペース化及び複雑な信号処理が不要となる。
なお、本実施形態の電子機器1において、検知電極52及び基準電極54は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)又はPEDOT(Poly (3, 4-EthyleneDiOxyThiophene))、で形成される透明導電膜であることが好ましい。また、応力センサ5を、例えば、表示部3に対してカバーパネル22側とは反対側に配置する場合、検知電極52及び基準電極54は、透明性を必要としないので、銅又は銀などの導電率の高い導電膜であることが好ましい。
また、本実施形態の電子機器1は、折り曲げたときの耐久性を向上させるために、検知電極52及び基準電極54に金属粒子を分布させたポリマータイプの導電膜又はメタルメッシュを用いてもよい。
さらに、閾値は、製造時に予め記憶部43に記憶されていることが好ましい。ただし、閾値は、ユーザによって変更可能であってもよい。
また、閾値は、複数であってもよい。ここで、閾値が2つの場合であって、2つの閾値のうち値が小さい閾値を第1閾値とし、値が大きい閾値を第2閾値として、例を挙げて説明する。
1つめの例では、第1出力値が第1閾値を超えた場合、報知部42は、比較的小さな警告音をスピーカ421から発生させ、第1出力値が第2閾値を超えた場合、報知部42は、より大きな警告音をスピーカ421から発生させる。また、別の例では、第1出力値が第1閾値を超えた場合、報知部42は、所望の大きさの警告音をスピーカ421から発生させてユーザに警告し、第1出力値が第2閾値を超えた場合、制御回路モジュール4は、電源をオフにして発熱等による電子機器1の故障を未然に防ぐようにする。
制御回路モジュール4の構成及び配置は、本実施形態の態様に限定されない。さらに、圧電フィルム53は、ポリ乳酸フィルムに限定されない。
(実施形態2)
実施形態2の電子機器1Aについて図7、図8A及び図8Bを参照して説明する。図7は、電子機器1Aの要部を示す平面図である。図8Aは、電子機器1Aを示すB1−B2断面図である。図8B、は電子機器1Aを示すC1−C2断面図である。
本実施形態の電子機器1Aは、粘着層7を有することが実施形態1の電子機器1と異なる。また、本実施形態の検知電極52Aは、一枚のシート状に形成されていることが実施形態1の検知電極52と異なる。なお、重複する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の電子機器1Aの応力センサ5Aは、図7に示すように、Y方向が長手方向となる長方形のシート状に形成された検知電極52Aを有する。検知電極52Aは圧電フィルム53のカバーパネル22側の面上(第1面上)に貼り付けられている。なお、圧電フィルム53の延伸方向は、Y方向に対して45°に傾斜するようにして配置されている。また、検知電極52Aは、面状の電極である。
なお、基準電極54は、圧電フィルム53のカバーパネル22側とは反対側の面上(第2面上)に貼り付けられている。基準電極54は、面状の電極である。
検知電極52A及び基準電極54のそれぞれには1つの配線電極が接続されている。配線電極は、検知部41に電気的に接続されている。
電子機器1Aは、図8A及び図8Bに示すように、粘着層7を備える。粘着層7は、カバーパネル22と応力センサ5Aとの間に配置される。より詳細には、粘着層7は、本体2の内部であって、カバーパネル22と静電容量センサ6との間に配置されている。粘着層7は、端部23側の粘着層7に使用される第1粘着剤71の弾性率が、中央部24の粘着層7に使用される第2粘着剤72の弾性率と異なるように形成されている。より詳細には、粘着層7は、第1粘着剤71の弾性率が第2粘着剤72の弾性率よりも高くなるように形成されている。
ところで、電子機器1Aにおいて、粘着層7の粘着剤の弾性率がより高いほど、圧電フィルム53で発生する応力が粘着層7によって緩和(吸収)され難くなる。つまり、端部23でX方向を軸に曲げられた場合、圧電フィルム53で発生する電荷の量が多くなり、応力センサ5Aの感度がより高くなる。一方、粘着層7の粘着剤の弾性率がより低いほど、圧電フィルム53で発生する応力が粘着層7によって緩和(吸収)され易くなる。つまり、中央部24でX方向を軸に曲げられた場合、圧電フィルム53で発生する電荷の量が減ってしまう。これにより、中央部24における応力センサ5Aの感度が低くなる。この結果、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合、第1出力値が第2出力値よりも大きくなる。
本実施形態の電子機器1Aでは、粘着層7が、第1粘着剤71の弾性率が第2粘着剤72よりも高くなるように形成されている。これにより、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値が第2出力値よりも高くなる。この結果、本実施形態の電子機器1Aでは、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値だけが閾値を超える場合がある。このように、検知部41は、第1出力値が閾値を超えたことを検知することができる。この場合、電子機器1Aでは、端部23の曲げ限界と中央部24の曲げ限界を1つの検知部41だけで検知することができる。電子機器1Aは、上述の実施形態にかかる電子機器1と比較して、検知電極が少ない。これにより、電子機器1Aは、検知電極52Aに関係する配線を軽減することができるので、回路の省スペース化及び複雑な信号処理が不要となる。
なお、粘着剤は、UV硬化型又は熱硬化型の粘着剤を使用することで弾性率が高くなる。そこで、第1粘着剤71がUV硬化型又は熱硬化型の粘着剤を使用することで弾性率を第2粘着剤72よりも高くなるように形成されることが好ましい。より詳細には、第1粘着剤71は、UVや熱が部分的に照射されることで、第2粘着剤72よりも、弾性率を高くすることができる。粘着層7として、UV硬化型又は熱硬化型の粘着剤を使用する場合、例えば、まず粘着剤を静電容量センサ6の全体に塗布して、この粘着剤が貼りついた後に、外部からこの張り付いた粘着剤の弾性率を調整することができる。なお、電子機器1Aでは、弾性率の異なる種類の粘着剤を粘着層7として使用してもよい。
(実施形態3)
実施形態3の電子機器1Bについて図9、図10及び図11を参照して説明する。図9は、電子機器1Bの要部を示す平面図である。図10は、電子機器1Bを示すD1−D2断面図である。図11は、X方向を軸として曲げられた場合の圧電フィルム53Bの延伸方向の角度r11、r12とせん断応力との関係を示す説明図である。
本実施形態の電子機器1Bは、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度r11、r12が端部23と中央部24とで異なることが実施形態1の電子機器1及び実施形態2の電子機器1Aと異なる。なお、重複する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の電子機器1Bでは、図9に示すように、圧電フィルム53Bは、ポリ乳酸を含む。圧電フィルム53Bは、本体2の長さ方向(Y方向)に対する延伸方向の角度r11、r12が、端部23側と中央部24とで異なるように形成されている。より詳細には、圧電フィルム53Bは、Y方向に対する端部23の延伸方向の角度r11が、中央部24の延伸方向の角度r12よりも45°に近い。
圧電フィルム53Bは、Y方向が長手方向となる長方形のシート状に形成されている。圧電フィルム53BのY方向の両端部(本体2の端部23とZ方向に重なる部分)は、例えば、Y方向に対する延伸方向の角度r11が45°に形成されている。また、圧電フィルム53BのY方向の中央部24(本体2の中央部24とZ方向に重なる部分)は、Y方向に対する延伸方向の角度r12が75°に形成されている。
ところで、圧電フィルム53Bには、面上で延伸方向に対するせん断応力が発生する。圧電フィルム53Bにおいて、図11に示すように、X方向を軸として曲げられた場合、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度が45°のとき、せん断応力は、最も大きくなる。一方、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度が0°又は90°のとき、せん断応力が最も小さくなる。つまり、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度r11が45°の場合、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度r12が75°のときよりもせん断応力が大きくなる。この結果、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、端部23で発生する電荷の量が中央部24で発生する電荷の量よりも多くなる。したがって、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値が第2出力値よりも大きくなる。
本実施形態の電子機器1Bは、圧電フィルム53Bの延伸方向の角度を端部23と中央部24とで異なる角度に形成されている。この結果、本実施形態の電子機器1Bでは、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値だけが閾値を超える場合がある。このように、検知部41は、第1出力値が閾値を超えたことを検知することができる。この場合、電子機器1Bでは、端部23の曲げ限界と中央部24の曲げ限界を1つの検知部41だけで検知することができる。これにより、電子機器1Bは、検知部41に関係する回路の省スペース化及び複雑な信号処理が不要となる。
なお、本実実施形態の電子機器1Bの例は、例えば、圧電フィルム53BがPLLA(Poly-L-Lactic acid)で形成されていることで実現できる。
(実施形態4)
実施形態4の電子機器1Cについて図12及び図13を参照して説明する。図12は、電子機器1Cの要部を示す平面図である。図13は、電子機器1Cを示すE1−E2断面図である。
実施形態4の電子機器1Cは、圧電フィルム53Cに複数のスリット531が形成されていることが実施形態1の電子機器1、実施形態2の電子機器1A及び実施形態3の電子機器1Bと異なる。なお、重複する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
圧電フィルム53Cには、端部23側において、本体2の長さ方向(Y方向)と平行な方向に長いスリット531が、本体2の厚さ方向(Z方向)と本体2の長さ方向(Y方向)とに直交する幅方向(X方向)に並んで形成されている。言い換えると、圧電フィルム53Cは、Y方向の両端に、Y方向に沿って長い複数のスリット531が形成されている。Y方向における圧電フィルム53Cの一端に形成された複数のスリット531は、X方向に沿って、平行に並んで形成されている。また、圧電フィルム53Cの他端に形成された複数のスリット531は、X方向に沿って、平行に並んで形成されている。
本実施形態の電子機器1Cにおいて、本体2の端部23でX方向を軸に曲げられた場合、圧電フィルム53CにおけるX方向の応力が複数のスリット531によって緩和される。応力センサ5の出力値は、X方向の応力とY方向の応力との合成に基づいた値である。端部23でX方向を軸に曲げられたとき、本体2には、Y方向の応力が支配的に発生するが、X方向の応力も同時に発生する。このX方向の応力による出力は、逆極性である。端部23では、X方向における圧電フィルム53Cの変化量が中央部24でのX方向における圧電フィルム53Cの変化量よりも少なくなる。すなわち、逆極性の出力となるX方向の応力が減少し、この結果、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、端部23で発生する電荷の量が中央部24で発生する電荷の量よりも多くなる。したがって、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値が第2出力値よりも大きくなる。この場合、端部23の曲げ限界と中央部24の曲げ限界を1つの検知部41だけで検知することができる。これにより、電子機器1Bは、検知部41に関係する回路の省スペース化及び複雑な信号処理が不要となる。
本実施形態の電子機器1Cでは、圧電フィルム53Cの両端に複数のスリット531が形成される。この結果、本実施形態の電子機器1Cでは、端部23と中央部24とが同じ曲率で曲げられた場合でも、第1出力値だけが閾値を超える場合がある。このように、検知部41は、第1出力値が閾値を超えたことを検知することができる。したがって、本実施形態の電子機器1は、応力が生じた場合の信頼性を向上することができる。
1、1A、1B、1C:電子機器
2:本体
23:端部
24:中央部
41:検知部
42:報知部
5:応力センサ(センサ部)
52、52A:検知電極(電極)
521:第1電極
522:第2電極
53、53B、53C:圧電フィルム
531:スリット
7:粘着層
71:第1粘着剤
72:第2粘着剤
r11、r12:延伸方向の角度

Claims (10)

  1. 可撓性を有する本体と、
    前記本体に配置され、前記本体が曲げられたときに生じる応力により変形する圧電フィルムを有し、前記本体の厚さ方向と直交する長さ方向における前記本体の端部及び中央部のそれぞれで生じる応力を検出し、前記端部と前記中央部とが同じ曲率で曲げられた場合、前記端部で生じる応力に基づいて出力する第1出力値が、前記中央部で生じる応力に基づいて出力する第2出力値と異なる値になるように構成されているセンサ部と、
    前記第1出力値及び前記第2出力値の少なくとも一方が所定の閾値を超えたことを検知する検知部と、
    を備える、
    電子機器。
  2. 前記センサ部は、前記端部と前記中央部とが同じ曲率で曲げられた場合、前記第1出力値が、前記第2出力値よりも大きくなるように、前記第1出力値及び前記第2出力値を出力するように構成されている、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記センサ部は、前記圧電フィルムの面上に配置された電極を備え、
    前記電極は、前記端部側に配置された第1電極と、前記中央部に配置された第2電極とで構成され、
    前記第1電極の面積は、前記第2電極の面積と異なるように形成されている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 粘着層をさらに備え、
    前記本体は、前記センサ部を覆うカバーを有し、
    前記粘着層は、前記センサ部と前記カバーとの間に配置され、
    前記端部側の粘着層に使用される第1粘着剤の弾性率は、前記中央部の粘着層に使用される第2粘着剤の弾性率と異なる、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記圧電フィルムは、ポリ乳酸を含み、前記本体の前記長さ方向に対する延伸方向の角度が、前記端部側と前記中央部とで異なるように形成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記圧電フィルムには、前記端部側において、前記本体の前記長さ方向と平行な方向に長い複数のスリットが、前記本体の前記厚さ方向と前記本体の前記長さ方向とに直交する幅方向に並んで形成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記検知部が前記第1出力値及び前記第2出力値のいずれか一方が前記閾値を超えたことを検知した場合、報知する報知部を備えている、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記検知部を制御する制御部を備え、
    前記閾値は、複数であって、
    前記複数の閾値は、第1閾値と、前記第1閾値よりも高い値の第2閾値とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1出力値が前記第1閾値を超えたことを前記検知部が検知した場合、前記報知部に報知させ、
    前記第1出力値が前記第2閾値を超えたことを前記検知部が検知した場合、前記本体の電源をオフにする、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記センサ部には、前記圧電フィルムの第1面上に、面状に形成された検知電極が配置され、前記圧電フィルムの前記第1面と反対の面上に、面状に形成された基準電極が配置されている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  10. 前記検知電極及び前記基準電極のそれぞれには1つの配線電極が接続され、
    前記配線電極は、前記検知部に電気的に接続されている、
    請求項9に記載の電子機器。
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