JP6570229B2 - 船舶用舵 - Google Patents

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本発明は船舶用舵に関し、バルブを備えた舵の推進効率の向上に資する技術に係るものである。
従来、この種の船舶用舵としては、例えば特許文献1に記載するものがある。これは、推進プロペラの後方に同軸心上に配設した舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出した頂端板と底端板を有するものであり、舵ブレードが水平断面の輪郭において前方へ半円形状に突出させた前縁部と前縁部に連続して流線型に幅を増大させた後に最小幅部に向けて徐々に幅を減少させた中間部と中間部に連続して所定幅の後方端に向けて徐々に幅を増大させた魚尾後縁部からなる形状を有している。
そして、舵ブレードの前縁部には推進プロペラ軸心上で推進プロペラのボスキャップと端面間に所定間隙を介して対向する円筒状突起物を設けており、ボスキャップおよび円筒状突起物をその周面において連続した円筒形状に形成し、円筒状突起物の端面が舵軸軸心を中心とする円軌跡の一部をなす凸状の円弧面をなし、ボスキャップの端面が舵軸軸心を中心とする円軌跡の一部をなす凹状の円弧面、またはボスキャップの端面が直裁面をなすものである。
また、特許文献2に記載するものは、推進器を備えた船舶の舵において、舵を配設する位置が、後方より視て推進器の回転方向が右回りの場合には左舷側へまた左回りの場合には右舷側へ、船体中心線から0.1Dp〜0.3Dp(但し、Dpは推進器の直径)の距離だけずらしたものであり、舵の側部に複数のリアクションフィンを、推進器軸と平行で且つ略同一高さに位置する舵中心線に対して放射状に設け、舵に対して船体中心線側のリアクションフィンは反対側のリアクションフィンよりも放射方向に長く形成してあり、前記推進器軸と略同一高さに位置する舵の高さ方向途中部に、流線型断面で回転体状のラダーバルブを舵中心線と同心状に設け、前記複数のリアクションフィンの基端部をラダーバルブに固定したものである。
特許第3449981号 実用新案登録第2552808号
しかし、上記した従来の構成は、推進プロペラ後流の流束中心線の部分に生じるハブ渦が推進プロペラに負の推力を与えることを課題とするものではあるが、ラダーバルブ(円筒状突起物)は舵ブレードの舵厚さに等しいか、プロペラボスよりも僅かに大きい径を備えることを開示しているが、ラダーバルブが推進効率に与える影響の検討は必ずしも十分ではない。
本発明は上記した課題を解決するものであり、ハブ渦の消去に貢献して推進効率が向上するラダーバルブを備えた船舶用舵を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の船舶用舵は、推進プロペラの後方の同軸心上に配設する舵ブレードと、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出して設けた頂端板および底端板と、舵ブレードの前縁部に設けたラダーバルブを備え、
ラダーバルブは、推進プロペラのプロペラボスと対向し、ラダーバルブの最大径がプロペラボス径の1.20−1.30倍であり、ラダーバルブの側面から舵ブレードの舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィンを有するフィンバルブであり、
前記フィンは、舵ブレードの前後方向の軸心からフィン先端縁までの距離が推進プロペラ径の0.25倍であり、フィン前縁がフィン先端縁に向けて後退角度15°で後退し、フィン後縁がフィン先端縁に向けて前傾し、
頂端板と底端板は、推進プロペラの軸心方向に沿った舵ブレード前後方向において、舵ブレードの軸心から舵ブレードの後端までの範囲に存在し、舵ブレードの前端から舵ブレードの軸心までの範囲に頂端板と底端板は存在しないことを特徴とする。
本発明の船舶用舵は、推進プロペラの後方の同軸心上に配設する舵ブレードと、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出して設けた頂端板および底端板と、舵ブレードの前縁部に設けたラダーバルブを備え、
ラダーバルブは、推進プロペラのプロペラボスと対向し、ラダーバルブの最大径がプロペラボス径の1.20−1.30倍であり、ラダーバルブの側面から舵ブレードの舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィンを有するフィンバルブであり、
前記フィンは、舵ブレードの前後方向の軸心からフィン先端縁までの距離が推進プロペラ径の0.25倍であり、フィン前縁が推進プロペラの軸心と直交する方向に延びた形状をなし、
頂端板と底端板は、推進プロペラの軸心方向に沿った舵ブレード前後方向において、舵ブレードの軸心から舵ブレードの後端までの範囲に存在し、舵ブレードの前端から舵ブレードの軸心までの範囲に頂端板と底端板は存在しないことを特徴とする。
本発明の船舶用舵において、ラダーバルブは、舵ブレードの前縁から前方へ突出する突出部が半球状をなし、突出部の出代が舵ブレードの最大舵厚さの1/2の1.20−1.30倍であることを特徴とする。
本発明の船舶用舵において、ラダーバルブは、舵ブレードの前縁から前方へ突出する突出部が円筒状をなし、かつ端面が直裁面または凸状の円弧面をなし、突出部の出代が舵ブレードの最大舵厚さの1/2の1.20−1.30倍であることを特徴とする。
上記した構成により、ラダーバルブの最大径がプロペラボス径の1.20−1.30倍であり、好ましくは1.25倍であることにより、プロペラ後流の流束中にハブ渦が発生することを十分に抑制することが可能となり、推進効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態における船舶用舵を示す平面図 同船舶用舵のフィンを含む要部を示す拡大図 同船舶用舵を示し、(a)は上平面図、(b)は平断面、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は背面図 同船舶用舵の各種の実験モデルを示す図 本発明の他の実施の形態における船舶用舵を示す平面図 同船舶用舵を示し、(a)は上平面図、(b)は平断面、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は背面図 同船舶用舵の各種の実験モデルを示す図 実験結果を示すグラフ図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1〜図4において、船舶用舵10は高揚力舵を示しているが、本発明は普通舵にも適用可能である。船舶用舵10は、推進プロペラ20の後方に同軸心上に配設しており、舵ブレード30の頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出した頂端板40と底端板50を有している。
舵ブレード30は、水平断面の輪郭において前縁部31と中間部32と後縁部33からなり、前縁部31は前方へ半円形状に突出した形状をなし、中間部32は前縁部31に連続して流線型に幅が増大した後に最小幅部32aに向けて徐々に幅が減少した形状をなし、後縁部33は中間部32に連続して所定幅の後方端33aに向けて徐々に幅が増大した魚尾形の形状をなす。
舵ブレード30の前縁部31には推進プロペラ20の軸心上にラダーバルブ60を設けている。ラダーバルブ60は、推進プロペラ20のプロペラボス21と対向し、舵ブレード30の前縁からプロペラボス21へ向けて前方へ突出する突出部61が半球状をなしている。あるいは突出部61を円筒状で、かつ端面が直裁面または凸状の円弧面をなす形状とすることも可能である。また、ラダーバルブ60は、突出部61の出代Jが舵ブレード30の最大舵厚さIの1/2の約1.20−1.30倍で、好ましくは約1.25倍であり、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.20−1.30倍で、好ましくは約1.25倍である。プロペラボス径Eは推進プロペラ径Kの約0.18倍(FPP標準)である。プロペラボス21は突出部61がラダーバルブ60の最大径Fの1/2の半径Gの球面状をなし、突出部61に続く後部62の両舷側面が突出部61の半径の約1.5倍の半径Hの球面状をなす。
ラダーバルブ60は、ラダーバルブ60の側面から舵ブレード30の舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィン62を有する、いわゆるフィンバルブである。フィン62は、舵ブレード30の前後方向の軸心からフィン先端縁62aまでの距離Aが推進プロペラ径Kの0.25倍であり、フィン前縁62bがフィン先端縁62aに向けて約15°の後退角度で後退し、フィン後縁62cがフィン先端縁62aに向けて前傾している。そして、舵ブレード30の前後方向の軸心上に想定されるフィン元端縁62dの辺の長サBは、フィン62を設けた位置における舵ブレード30の前後方向の舵幅Lの約0.55(小型船)倍から約0.86(大型船)倍であり、フィン先端縁62aの辺の長サCはフィン元端縁62dの辺の長サBの約0.26倍である。
以下、上記した構成における作用を説明する。推進プロペラ20の後流は、流束の中心線部に水空間が存在するとハブ渦を生じ、これが推進プロペラ20に負の推力を与える。しかし、本実施の形態によれば推進プロペラ20の後流の流束中心線部分には、ラダーバルブ60および舵ブレード30が存在し、かつラダーバルブ60の突出部61の出代Jが舵ブレード30の最大舵厚さIの1/2の約1.20−1.30倍であり、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.20−1.30倍であることにより、ハブ渦を生じるべき部位に水空間が存在しなくなり、ハブ渦が消去されることで推進プロペラ1に負の推力を与えることがなくなるので推進効率が向上する。
本発明に基づく実験結果を以下に説明する。図4に示すように、実験モデルのベースとなる形状を有する45番の船舶用舵に、各種の寸法形状のラダーバルブ60とフィン62を設けて51−67番の実験モデルを形成した。表1は51−67番の実験モデルの諸元(単位mm)を示しており、55番、57番、63番は番号のみである。
図4において、全ての実験モデルにおいてフィン62は上述した寸法を有している。また、表1に示す各実験モデルにおいて、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約0.75倍であるときに「径R600」で表記し、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.00倍であるときに「径R800」で表記し、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.25倍であるときに「径R1000」で表記している。
Figure 0006570229
また、表1に示す各実験モデルにおいて、突出部61の出代Jは、舵ブレード30の最大舵厚さIの1/2の約0.75倍のときに「出代315」と表記し、舵ブレード30の最大舵厚さIの1/2の約1.00倍のときに「出代420」と表記し、舵ブレード30の最大舵厚さIの1/2の約1.25倍のときに「出代525」と表記している。
また、表1に示す各実験モデルにおいて、ラダーバルブ60の突出部61が半球状であるときに「球」と表記し、ラダーバルブ60の突出部61が円筒状をなし、かつ端面が直裁面であるときに「フラット」と表記している。
この各実験モデルにおける実験結果の効率%(推進効率)は、ラダーバルブ60とフィン62を設けていない45番の船舶用舵との比較において増減表示している。
表1に示す実験結果において、「出代525」のものどうしを比較すると、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約0.75倍である「径R600」のものに比べて、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.00倍である「径R800」のもので効率%が増加しており、ラダーバルブ60の最大径Fがプロペラボス径Eの約1.25倍である「径R1000」のものにおいて最も効率%が増加している。
この傾向は、「出代315」のものどうしを比較する場合にあっても、「出代420」のものどうしを比較する場合にあっても同じであり、出代Jが増加するほどに、ラダーバルブ60の最大径Fが増加するほどに、効率%が向上している。
この実験結果から本発明者らは、従来ラダーバルブ60の最大径Fはプロペラボス径Eと同等か、それ以下であることが望ましいとしてきた考えに対して、ラダーバルブの最大径が1.25倍であるときに効率%が大きく向上することを新に見出したのであり、実験結果に示す傾向からプロペラボス径の1.20−1.30倍であるときに効率%が最も向上することを見出したのである。この傾向は、舵ブレード30の突出部61が半球状をなすか、あるいは突出部61が円筒状をなし、かつ端面が直裁面または凸状の円弧面をなすかに係わらず同様である。
また、突出部61の出代Jが舵ブレード30の最大舵厚さの1/2の1.25倍であるときに、効率%が大きく向上することを新に見出したのであり、実験結果に示す傾向から舵ブレードの最大舵厚さの1/2の1.20−1.30倍であるときに効率%が最も向上することを見出したのである。
実施の形態2
図5および図6に示す船舶用舵10は、その基本構造が先の実施の形態1に示すものと同様であり、同様の機能を担う部材については同符号を付してその説明を省略する。
船舶用舵10は、推進プロペラ20の後方に同軸心上に配設しており、舵ブレード130の頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出した頂端板140と底端板150を有している。
舵ブレード130は舵幅Lが頂端部から底端部へ向けて漸次に減少しており、頂端板140と底端板150は、推進プロペラ20の軸心方向に沿った舵ブレード130の前後方向において、舵ブレード30の軸心から舵ブレード130の後端までの範囲に存在し、舵ブレード130の前端から舵ブレード130の軸心までの範囲に頂端板140と底端板150は存在しない。
ラダーバルブ60は、ラダーバルブ60の側面から舵ブレード130の舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィン162を有する。双方のフィン162は、舵ブレード130の前後方向の軸心からフィン先端縁162aまでの距離が推進プロペラ径Kの0.25倍であり、双方のフィン162はフィン前縁162aが推進プロペラ20の軸心と直交する方向に延びた形状をなし、フィン前縁162bと推進プロペラ20の軸心と直交する方向との間の角度である後退角度が0°である。
以下に、本実施の形態2の船舶用舵の実験結果を説明する。図7は、比較対象の船舶用舵と本発明に係る船舶用舵の実験モデルを示している。
図7(a)に示す実験モデルNo.00は、図5および図6に示す本実施の形態2に係る船舶用舵10において、ラダーバルブ60およびフィン162を設けていない型式のものである。
図7(b)に示す実験モデルNo.38は、図5および図6に示す本実施の形態2に係る船舶用舵10において、先に述べた実施の形態1に係るフィン62を採用した型式のものであり、フィン62のフィン前縁62bがフィン先端縁62aに向けて後退し、フィン前縁62aと推進プロペラ20の軸心と直交する方向との間の角度である後退角度が約15°の後退角度となる。
図7(c)に示す実験モデルNo.39が図5および図6に示す本実施の形態2に係る船舶用舵10である。
図8は上記した各船舶用舵の後退角度と効率の関係を示す実験結果であり、実験モデルNo.00の場合を基準として、効率のアップ分を示している。本実施の形態2に係る実験モデルNo.39の後退角αが0°の場合には効率が約1.19%向上しているのに対して、実験モデルNo.38の後退角αが約15°の場合には効率が約0.9%の向上となる。
このように、本発明の実施の形態2に係る船舶用舵では、フィン162がフィン前縁162aを推進プロペラ20の軸心と直交する方向に延ばした形状、すなわち後退角度が0°の形状をなすことで効率が増加する。
10 船舶用舵
20 推進プロペラ
21 プロペラボス
30、130 舵ブレード
31 前縁部
32 中間部
33 後縁部
32a 最小幅部
33a 後方端
40 頂端板
50 底端板
60 ラダーバルブ
61 突出部
62、162 フィン
62a、162a フィン先端縁
62b、162b フィン前縁
62c フィン後縁
62d フィン元端縁

Claims (4)

  1. 推進プロペラの後方の同軸心上に配設する舵ブレードと、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出して設けた頂端板および底端板と、舵ブレードの前縁部に設けたラダーバルブを備え、
    ラダーバルブは、推進プロペラのプロペラボスと対向し、ラダーバルブの最大径がプロペラボス径の1.20−1.30倍であり、ラダーバルブの側面から舵ブレードの舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィンを有するフィンバルブであり、
    前記フィンは、舵ブレードの前後方向の軸心からフィン先端縁までの距離が推進プロペラ径の0.25倍であり、フィン前縁がフィン先端縁に向けて後退角度15°で後退し、フィン後縁がフィン先端縁に向けて前傾し、
    頂端板と底端板は、推進プロペラの軸心方向に沿った舵ブレード前後方向において、舵ブレードの軸心から舵ブレードの後端までの範囲に存在し、舵ブレードの前端から舵ブレードの軸心までの範囲に頂端板と底端板は存在しないことを特徴とする船舶用舵。
  2. 推進プロペラの後方の同軸心上に配設する舵ブレードと、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出して設けた頂端板および底端板と、舵ブレードの前縁部に設けたラダーバルブを備え、
    ラダーバルブは、推進プロペラのプロペラボスと対向し、ラダーバルブの最大径がプロペラボス径の1.20−1.30倍であり、ラダーバルブの側面から舵ブレードの舵面にかけて左右両舷側に張り出したフィンを有するフィンバルブであり、
    前記フィンは、舵ブレードの前後方向の軸心からフィン先端縁までの距離が推進プロペラ径の0.25倍であり、フィン前縁が推進プロペラの軸心と直交する方向に延びた形状をなし、
    頂端板と底端板は、推進プロペラの軸心方向に沿った舵ブレード前後方向において、舵ブレードの軸心から舵ブレードの後端までの範囲に存在し、舵ブレードの前端から舵ブレードの軸心までの範囲に頂端板と底端板は存在しないことを特徴とする船舶用舵。
  3. ラダーバルブは、舵ブレードの前縁から前方へ突出する突出部が半球状をなし、突出部の出代が舵ブレードの最大舵厚さの1/2の1.20−1.30倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の船舶用舵。
  4. ラダーバルブは、舵ブレードの前縁から前方へ突出する突出部が円筒状をなし、かつ端面が直裁面または凸状の円弧面をなし、突出部の出代が舵ブレードの最大舵厚さの1/2の1.20−1.30倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の船舶用舵。
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