JP2014156185A - プロペラ後流整流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】船舶の操舵時における推進性能を改善するラダーホーンを提供する。
【解決手段】プロペラ後流整流装置10は、船体30のプロペラ20の後方に配置され、方向舵16を揺動可能に支持するラダーホーン12に関する発明である。ラダーホーン12のプロペラ軸PCの延長線上における側壁面に、流線型の膨出部14を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】プロペラ後流整流装置10は、船体30のプロペラ20の後方に配置され、方向舵16を揺動可能に支持するラダーホーン12に関する発明である。ラダーホーン12のプロペラ軸PCの延長線上における側壁面に、流線型の膨出部14を形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、船舶の方向舵を揺動可能に支持するラダーホーンに関する。
船舶を推進させるスクリュープロペラ(以下、単にプロペラと記載する。)の推進効率を高めるための付加物として、プロペラ軸線上の方向舵における舵面に流線型の膨らみを成形したコスタバルブが知られている。コスタバルブをプロペラ後方の舵面に形成することによって、プロペラの推進効率を向上させることができる。
特許文献1は、舵ブレード(舵面)にコスタバルブを形成した推進舵取り装置を開示している。特許文献1に記載されている推進舵取り装置は、プロペラと、当該プロペラ後部に配置したフェアリングと、該プロペラの後方に配置された方向舵と、当該方向舵の舵ブレード上に形成されたバルブ状本体とを有している。そして、前記フェアリングと前記バルブ状本体とによって、流線型本体部が形成されている。
当該流線型本体部は、前記フェアリングと前記バルブ状本体の間の狭小ギャップを除き、連続的に形成されている。更に特許文献1に記載されている推進舵取り装置は、前記舵ブレードが回転した際に、前記フェアリングに相対して、前記バルブ状本体のスイングの動きが可能になる。前記舵ブレードの後部には、フラップが配置される。
特許文献2は、キャビテーション生成による舵の腐食現象が回避され、燃料消費量を抑える船舶用舵を開示している。特許文献2に記載されている船舶用舵は、プロペラ軸延長後の上下で異なる迎え角に形成した二面を有するツイストラダーにおいて、前記迎え角が異なる二面の遷移部に、流れ体が設けられている。
本発明の目的は、船舶の操舵時における推進性能を改善するラダーホーンを提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるプロペラ後流整流装置(10、210、310、410、510、610)は、船体(30)におけるプロペラ(20)の後方に配置され、方向舵(16、416)を揺動可能に支持するラダーホーン(12、412)であって、プロペラ軸(PC)の延長線上における側壁面に、流線型の膨出部(14、214、314、414、514、614)を形成した。
本発明によるプロペラ後流整流装置(510、610)は、前記流線型の膨出部(514、614)と繋がる形状の舵面膨出部(515、615)を形成した方向舵(16)を備える。
本発明によるプロペラ後流整流装置(410)は、水平断面形状が魚型に形成されている高揚力の方向舵(416)を備える。
前記方向舵(416)の上端又は下端に、左右方向に延出する形状の整流板(415)を配置した。
前記ラダーホーン(12)は、半釣合舵の方向舵(16)を支持する。
前記ラダーホーン(412)は、舵軸(RC)において前記方向舵(416)の下部を支持する舵針(17)を備える。
前記ラダーホーン(412)は、非釣合舵の方向舵(416)を支持する。
前記プロペラ軸(PC)の後端部に取り付けられ、前記流線型の膨出部(314、514、614)と繋がる形状に成形した側壁面を有するボスキャップ(26)を備える。
本発明によれば、ラダーホーンにおけるプロペラ軸の延長線上の側壁面に、流線型の膨出部を形成することで、船舶の操舵時に生じる推進性能低下を抑制することができる。
添付図面を参照して、本発明によるプロペラ後流整流装置を実施するための形態を、以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプロペラ後流整流装置10を説明する図であり、船舶後部の水中に配置される推進装置と、舵取り装置付近の側面図である。図2は、図1に示したプロペラ後流整流装置10を水平面で切断したA−A矢視断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプロペラ後流整流装置10を説明する図であり、船舶後部の水中に配置される推進装置と、舵取り装置付近の側面図である。図2は、図1に示したプロペラ後流整流装置10を水平面で切断したA−A矢視断面図である。
図1及び図2を参照して、船体30の後部における船底付近には、船体30を推進させるプロペラ20と、船体30のヨー方向の姿勢を制御する半釣合舵の方向舵16と、舵軸RCを中心に左舷及び右舷方向(図2に示すL−R方向)へ方向舵16を揺動可能に支持するラダーホーン12とが配置されている。方向舵16の舵軸RC上には舵頭材が適宜配置され、ラダーホーン12の舵軸RC上には舵針が適宜配置される。
プロペラハブ22は、プロペラ軸PCを中心に回転する。プロペラ20は、プロペラハブ22の側壁面に放射状に取り付けられている。プロペラハブ22は、船体30から後方に向けて突出したプロペラシャフト(図示せず)に取り付けられている。ラダーホーン12は、プロペラ20の後方であって、方向舵16との間の位置に、船底から吊り下げる形で配置してある。
プロペラ軸PCの延長線上におけるプロペラハブ22の後方には、側壁面から後縁にかけて流線型に成形した膨出部14を配置してある。本発明では、方向舵16を操舵してもプロペラ軸PCとの位置関係が変化しないラダーホーン12の側壁面に、膨出部14を形成してある。
図1に示す実施形態では、プロペラハブ22の後端面と膨出部14の前端面とは、僅かな間隙(約10〜800mm、以下同様。)を介して配置されており、プロペラハブ22と膨出部14との側壁面同士が、流線型で繋がる形状に成形してある。これにより、水流による抵抗を減ずることができる。膨出部14は、中空構造とすることもできるし、中実構造とすることもできる。膨出部14におけるプロペラ軸PCに直角な断面積の最大値は、プロペラハブ22の断面積の80〜150%とすることができる。プロペラハブ22と膨出部14との位置関係は、操舵を行っても変化しないので、プロペラハブ22の後端面と膨出部14の前端面とは、平面で構成することができると共に、間隙も狭くすることができる。
ラダーホーン12は、着脱部13において船体30に対してボルト等により着脱可能に固定されている。船舶のメンテナンス時において、プロペラ20を取り外す際や、プロペラシャフトを取り外す際には、船体30からラダーホーン12を取り外して、作業性を向上させることができる。なお、着脱部13の配置は、船体30の構造に応じて適宜設定することができる。
膨出部14は、プロペラ後流を整流する付加部材であり、プロペラ後流の縮流を減じると共に、コーンボルテックス(ハブボルテックス)の成形を抑制し、伴流を均一にし、伴流利得を得ることができる。また、膨出部14とプロペラハブ22とを、流線型を維持しながら滑らかに繋げる形状にすることによって、プロペラ20の翼根部分から発生するハブボルテックスの拡散効果を得やすくすることができる。更に、方向舵16での抵抗増加も少なくすることができるため、比較的安価な構造を用いつつ、推進性能を向上させ、燃料消費率を改善することができる。
この、推進性能の向上により、数%から10%程度の所要馬力低減が可能になるため、性能向上と共に、燃料の消費量を低減することができる。従来は、コスタバルブを方向舵16に形成していた。従来は、直進時においてはコスタバルブがプロペラ軸PCと一致するものの、操舵時においてはプロペラ軸PCからずれてしまうために、操舵時におけるプロペラ後流の整流作用が著しく低下していた。
本発明に係るプロペラ後流整流装置10では、操舵時においてもプロペラハブ22との位置関係が変化しないラダーホーン12に膨出部14を形成したので、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現することができる。
次に、本発明に係るプロペラ後流整流装置10における膨出部14の断面形状の構成例について、図3乃至図5を用いて説明する。図3乃至図5は、図1に示した膨出部14付近のB−B矢視断面図である。
膨出部14の鉛直方向の断面形状は、図3に示すように、円形の断面形状とすることができる。また、膨出部14の断面形状は、図4に示すように、水平方向にフィンを突出させた断面形状を用いることもできる。また、膨出部14の断面形状として、図5に示すように、長円の断面形状、又は楕円の断面形状を用いることもできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るプロペラ後流整流装置210について、図6を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係るプロペラ後流整流装置210について、図6を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6を参照して、プロペラ軸PCの延長線上におけるプロペラハブ22の後方のラダーホーン12には、前縁から側壁面、及び後縁にかけて流線型に成形した膨出部214を配置してある。図6に示すように、プロペラハブ22の後方の離間した位置に膨出部214を形成することによっても、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現して、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るプロペラ後流整流装置310について、図7を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態に係るプロペラ後流整流装置310について、図7を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7を参照して、プロペラハブ22の後部には、当該プロペラハブ22と一体となって回転するボスキャップ26が取り付けられている。プロペラ軸PCの延長線上におけるボスキャップ26の後方のラダーホーン12には、側壁面から後縁にかけて流線型に成形した膨出部314を配置してある。
図7に示す実施形態では、ボスキャップ26の後端面と膨出部314の前端面とは、僅かな間隙を介して配置されており、ボスキャップ26と膨出部314との側壁面同士が、流線型で繋がる形状に成形してある。これにより、水流による抵抗を減ずることができる。
図7に示すように、プロペラハブ22の後部にボスキャップ26を取り付け、当該ボスキャップ26の後方の間隙を介した位置に膨出部314を形成することによっても、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現して、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、ボスキャップ26側壁面の外観形状は、図7に示すような鼓形とすることもできるし、必要に応じて、側面視凸形状の太鼓形とすることもできる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るプロペラ後流整流装置410について、図8及び図9を用いて説明する。図9は、図8に示す方向舵のC−C矢視断面図である。なお、図1及び図2に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施形態に係るプロペラ後流整流装置410について、図8及び図9を用いて説明する。図9は、図8に示す方向舵のC−C矢視断面図である。なお、図1及び図2に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8及び図9を参照して、プロペラ軸PCの延長線上におけるプロペラハブ22の後方のラダーホーン412には、側壁面から後縁にかけて流線型に成形した膨出部414を配置してある。図8に示す実施形態では、ラダーホーン412を、非釣合舵の方向舵416の下方まで延伸させてあり、ラダーホーン412が方向舵416を上下2箇所で支持(下部ピントル型)している。図8に示すように、ラダーホーン412は、舵軸RCにおいて方向舵416の下部を支持する舵針17を備える。
図8及び図9に示す実施形態では、プロペラハブ22の後端面と膨出部414の前端面とは、僅かな間隙を介して配置されており、プロペラハブ22と膨出部414との側壁面同士が、流線型で繋がる形状に成形してある。これにより、水流による抵抗を減ずることができる。
本発明に用いる方向舵として、図8及び図9に示すような魚型水平断面形状を有する高揚力の方向舵416(シリング舵)を用いることができる。高揚力の方向舵416は、所定の旋回力を得る際における抵抗(抗力)が少ないので、本発明に係るプロペラ後流整流装置と組み合わせることによって、更なる燃料消費率の改善を行うことができる。また、図8及び図9に示すように、方向舵416の上端又は下端に、左右方向に延出する形状の整流板415を配置することもできる。この整流板415を配置することによって、操舵時における方向舵416の揚力を増すことができる。この整流板415は、他の実施形態の方向舵に適用することができる。
図8に示すように、ラダーホーン412に膨出部414を形成することによって、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現して、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、ラダーホーンの下部において、プロペラ20の下部を通るシューピースを介して船体30の船底と接続する構成を採用することもできる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係るプロペラ後流整流装置510について、図10及び図11を用いて説明する。図11は、図10に示したプロペラ後流整流装置510付近のD−D矢視断面図である。なお、図11では、プロペラシャフトや軸受け等の構造物の記載は省略してある。また、図1及び図2に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第5の実施形態に係るプロペラ後流整流装置510について、図10及び図11を用いて説明する。図11は、図10に示したプロペラ後流整流装置510付近のD−D矢視断面図である。なお、図11では、プロペラシャフトや軸受け等の構造物の記載は省略してある。また、図1及び図2に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10及び図11を参照して、プロペラハブ22の後部には、当該プロペラハブ22と一体となって回転するボスキャップ26が取り付けられている。プロペラ軸PCの延長線上におけるボスキャップ26の後方のラダーホーン12には、側壁面を流線型に成形した膨出部514を配置してある。
膨出部514の更に後方の方向舵16の舵面には、膨出部514の側壁面と流線型で繋がる形状に成形した舵面膨出部515を形成してある。なお、図11に示すように、方向舵16の舵面に舵面膨出部515を形成することによって舵厚が厚くなるので、舵面膨出部515の前縁付近の水平断面形状は、舵軸RCを中心とした円弧状に形成する必要がある。
そして、膨出部514の後端の形状も、舵面膨出部515及び方向舵16の前縁形状に合わせて、舵軸RCを中心とした円弧状に形成する必要がある。すると、図10に示すように、膨出部514の後端部を側面から観察した側面形状は、後方に向かって凸状の後端凸形状513となる。
図10及び図11に示すように、ボスキャップ26の後方に僅かな間隙を介して膨出部514を形成し、その更に後方に僅かな間隙を介して舵面膨出部515を形成することによっても、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現して、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係るプロペラ後流整流装置610について、図12を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第6の実施形態に係るプロペラ後流整流装置610について、図12を用いて説明する。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12を参照して、プロペラハブ22の後部には、当該プロペラハブ22と一体となって回転するボスキャップ26が取り付けられている。プロペラ軸PCの延長線上におけるボスキャップ26の後方のラダーホーン12には、側壁面を流線型に成形した膨出部614を配置してある。
膨出部614の更に後方の方向舵16の舵面には、膨出部614の側壁面と流線型で繋がる形状に成形した舵面膨出部615を形成してある。図10及び図11に示した実施形態では、膨出部514の側面視形状は、後方に向かって凸状の後端凸形状513であった。これに対し、図12に示す実施形態における膨出部614の側面視形状は、後方に向かって凹状の後端凹形状613である。このように、後方に向かって凹状の後端凹形状613を形成することによって、方向舵16の舵角を大きくした際における、舵面膨出部615と膨出部614との干渉を避けることができる。
図12に示すように、ボスキャップ26の後方に僅かな間隙を介して膨出部614を形成し、その更に後方に僅かな間隙を介して舵面膨出部615を形成することによっても、直進時及び操舵時の双方において、プロペラ20による推進性能向上を実現して、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態を参照して本発明によるプロペラ後流整流装置を説明したが、本は発明によるプロペラ後流整流装置は上記実施形態に限定されない。上記実施形態に様々の変更を行うことが可能である。上記実施形態に記載された事項と上記他の実施形態に記載された事項とを組み合わせることが可能である。
10、210、310、410、510、610...プロペラ後流整流装置
12、412...ラダーホーン
14、214、314、414、514、614...膨出部
16、416...方向舵
17...舵針
20...プロペラ
22...プロペラハブ
26...ボスキャップ
30...船体
415...整流板
515、615...舵面膨出部
RC...舵軸
PC...プロペラ軸
12、412...ラダーホーン
14、214、314、414、514、614...膨出部
16、416...方向舵
17...舵針
20...プロペラ
22...プロペラハブ
26...ボスキャップ
30...船体
415...整流板
515、615...舵面膨出部
RC...舵軸
PC...プロペラ軸
Claims (9)
- 船体におけるプロペラの後方に配置され、方向舵を揺動可能に支持するラダーホーンであって、プロペラ軸の延長線上における側壁面に、流線型の膨出部を形成したプロペラ後流整流装置。
- 前記流線型の膨出部と繋がる形状の舵面膨出部を形成した方向舵を備える請求項1に記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記方向舵は、水平断面形状が魚型に形成されている高揚力舵である請求項2に記載のプロペラ後流整流装置。
- 水平断面形状が魚型に形成されている高揚力の方向舵を備える請求項1に記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記方向舵の上端又は下端に、左右方向に延出する形状の整流板を配置した請求項2乃至4のいずれかに記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記ラダーホーンは、半釣合舵の方向舵を支持する請求項1乃至5のいずれかに記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記ラダーホーンは、舵軸において前記方向舵の下部を支持する舵針を備える請求項1乃至5のいずれかに記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記ラダーホーンは、非釣合舵の方向舵を支持する請求項7に記載のプロペラ後流整流装置。
- 前記プロペラ軸の後端部に取り付けられ、前記流線型の膨出部と繋がる形状に成形した側壁面を有するボスキャップを備える請求項1乃至8のいずれかに記載のプロペラ後流整流装置。
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Publication number | Publication date |
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WO2014125881A1 (ja) | 2014-08-21 |
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